JP2952214B2 - 断熱二重コンクリート壁の成形方法 - Google Patents
断熱二重コンクリート壁の成形方法Info
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Description
ト壁の成形方法に関し、建築工事や土木工事、コンクリ
ート二次製品のコンクリート壁体成形において、断熱性
を有するコンクリート壁を成形する工法であり、特に、
建築技術においてコンクリート構造躯体の外側に断熱層
を備えた外断熱工法による断熱二重コンクリート壁の成
形方法に関するものである。
工法は特に外断熱工法と呼ばれている。まず、第1の従
来の技術として、コンクリート単層壁に対して外断熱工
法によって断熱層を設ける施工方法について説明する。
図22は、外断熱工法によって形成されたコンクリート
単層壁の外断熱壁体の断面図である。
外壁面に断熱材52が貼り付けられている。断熱材52
としては、ポリスチレンホーム等の断熱板やグラスウー
ル等の断熱材が用いられる。その断熱材52の外側に
は、外装材55を固定するための下地フレーム53が設
けられている。下地フレーム53は、断熱アンカーボル
ト54などでコンクリート壁51に固定されている。外
装材としては、外装建材、コンクリートブロックまたは
煉瓦等が使われる。
る。図23を参照して、コンクリート壁51の外壁面
に、断熱板と外装下地板とが一体成形された外装下地材
一体型断熱板56が断熱アンカーボルト54にて固定さ
れている。その外装下地材一体型断熱板56の外側に外
装材55が固定されている。なお、コンクリート壁51
の壁面には、コンクリート壁51を成形する際にできた
凹凸を埋めるためにモルタル57等が塗られることがあ
る。
り成形されたコンクリート単層壁の外断熱壁体の構造で
は、コンクリート壁の耐用年数に比べて外装材の耐用年
数が著しく短いという問題点がある。
ートから成形されたコンクリート外装壁を適用すること
が考えられる。この場合には、図24に示すように、断
熱材56を両側からコンクリート壁51、58で挟み込
んだ断熱二重コンクリート壁が成形される。コンクリー
ト壁51の壁面には、外装コンクリート壁58を形成す
るための型枠を固定する断熱アンカー54が打込まれて
いる。
る。図25を参照して、1対の型枠(図示せず)とその
型枠を所定の間隔に保持固定する型枠間隔保持具59と
により対向する1対の型枠を形成し、その対向する型枠
の間にコンクリートを打設してコンクリート壁51を成
形する。コンクリート壁51の外側壁面に複数の断熱ア
ンカー54を打込む。次に、複数のアンカー54のそれ
ぞれに型枠間隔保持具60の一端を固定する。次に、発
泡ウレタン等で断熱材52を形成する。その後、型枠間
隔保持具60の他端に外装コンクリート壁成形のための
型枠61を固定する。
を打設し、外装コンクリート壁を成形する。その後型枠
を解体して図24に示す断熱二重コンクリート壁が完成
する。
た断熱二重コンクリート壁の成形方法では以下に示すよ
うな問題点が想定される。
枠は、従来のものはベニヤ板等から形成されているた
め、コンクリートの打設圧力により、容易に変形しやす
い。このため、図25に示すように完成したコンクリー
ト壁51の壁面には凹凸が生ずる。
間隔保持具60をコンクリート壁51に固定するため
に、型枠間隔保持具60の数と同じ数の多数の断熱アン
カー54を個々にコンクリート壁51に打込む必要があ
る。さらに各型枠間隔保持具60は、所定の厚さの外装
コンクリート壁を成形するために、所定の長さになるよ
うに調整しなければならない。ところが、コンクリート
壁51の壁面には凹凸が生じていることと、断熱アンカ
ー54を打込む深さが断熱アンカーによって異なること
とのために、型枠間隔保持具60の長さを個々に調整し
なければならない。すなわち、型枠の全面を平面に保つ
ために、型枠間隔保持具のアタッチメント60aの位置
を個々に調整する必要がある。
示すように、型枠61の面にも凹凸が生じることがあ
る。このため、断熱アンカーの打込み作業と、型枠間隔
保持具の長さの調整に多大な時間を費やすことになり、
結果として工期が延び生産コストが上昇する問題が想定
される。
他端に相当する位置に、その型枠間隔保持具60を取付
けるための型枠間隔保持具取付穴を形成する必要があ
る。ところが、断熱アンカー54が個々に打込まれる際
に、その位置がずれることがある。このため、型枠間隔
保持具の他端に相当する位置に合うように、その型枠間
隔保持具取付穴を加工する必要があり、その加工に多く
の時間を費やすこととなる。
適用する場合には、断熱材にも個々の型枠間隔保持具を
貫通できるように、それぞれに対応する位置に型枠間隔
保持具取付穴を形成する必要がある。このため、さらに
施工に時間を要する。
51を成形するための型枠に設けられる型枠間隔保持具
取付穴の位置と、外装コンクリート壁58を成形するた
めの型枠に設けられる型枠間隔保持具取付穴の位置とが
合わなくなる。このため、コンクリート壁51を成形し
た際に用いた1対の型枠の一方を外装コンクリート壁5
8を成形する際の型枠として流用することができない。
その結果、新たに型枠61を用意しなければならず、容
易に生産コストの低減を図ることができない。
されたものであり、短期間で容易に断熱材を介在させた
コンクリート壁を成形するとともに、生産コストの削減
を図る断熱二重コンクリート壁の成形方法を提供するこ
とを目的とする。
ける断熱二重コンクリート壁の成形方法は、コンクリー
ト打込み部を形成して互いに対向する型枠間の間隔を保
持固定するための型枠間隔保持具を用いて、断熱材を介
在させたコンクリート壁を成形するための断熱二重コン
クリート壁の成形方法であって、以下の工程を備えてい
る。対向する1対の第1型枠を、複数の第1型枠間隔保
持具により所定の間隔に保持固定するとともに、対向す
る1対の第1型枠の間にコンクリートを打設する。1対
の第1型枠を取除き、コンクリート壁の表面に複数の第
1型枠間隔保持具の端部を露出した第1コンクリート壁
を成形する。第2型枠間隔保持具固定工程として、第1
コンクリート壁の一方の表面に露出した複数の第1型枠
間隔保持具の端部のそれぞれに、第1型枠間隔保持具を
アンカー材として、第2型枠間隔保持具の一方の端部を
固定する。第2型枠間隔保持具固定工程の後に、第1コ
ンクリート壁の一方の面に断熱材料を吹付けることによ
って断熱材を形成する。第2型枠間隔保持具のそれぞれ
の他方の端部に、断熱材と間隔を開けて対向するように
第2型枠を固定する。第2型枠と断熱材との間にコンク
リートを打設する。第2型枠を取除き、第2コンクリー
ト壁を成形する。
表面に露出した第1型枠間隔保持具の一端に、これをア
ンカー材として第2型枠間隔保持具の一端が固定され
る。第1および第2型枠間隔保持具とも所定の長さを有
しているため、第2型枠間隔保持具の他端に固定される
型枠の面がほぼ平らになる。これにより、第2型枠を第
2型枠間隔保持具により固定する際に、第2型枠間隔保
持具の長さを個々に調整する必要がなく、短時間で容易
に所定の第2型枠が固定される。その結果、断熱材を介
在させたコンクリート壁の施工期間が大幅に短縮され、
生産コストの低減を図ることができる。
は、第1型枠間隔保持具の端部のそれぞれに継ぎ手を介
して第2型枠間隔保持具の一方の端部を固定する工程を
含む。
間隔保持具とを継ぎ手を介して容易に接続することがで
きる。その結果、施工期間が短縮され、生産コストの低
減を図ることができる。
ンクリート壁を成形する際に用いる1対の第1型枠のう
ち一方の型枠を用いる。
を利用することができる。その結果、生産コストの削減
を図ることが可能となる。
リート壁の成形方法は、コンクリート打込み部を形成し
て互いに対向する型枠間の間隔を保持固定するための型
枠間隔保持具を用いて、断熱材を介在させたコンクリー
ト壁を成形するための断熱二重コンクリート壁の成形方
法であって、以下の工程を備えている。第1型枠に複数
の第1型枠間隔保持具のそれぞれの一方の端部を固定す
る。複数の第1型枠間隔保持具のそれぞれの他方の端部
に、所定長さの継ぎ手の一端を接続し、その継ぎ手が貫
通するように断熱材をその継ぎ手に装着して断熱材を保
持固定する。継ぎ手の他端に、複数の第2型枠間隔保持
具の一方の端部を固定する。複数の第2型枠間隔保持具
のそれぞれの他方の端部に第2型枠を保持固定する。第
1型枠と断熱材との間および断熱材と第2型枠との間に
それぞれコンクリートを同時に打設する。第1および第
2型枠を取除き、断熱材を介在させたコンクリート壁を
成形する。
1型枠と第2型枠との間にコンクリートが打込まれ、断
熱材を介在させたコンクリート壁が1回のコンクリート
の打設により成形される。その結果、施工期間が大幅に
短縮され、生産コストをより削減することが可能とな
る。また、第1型枠間隔保持具と第2型枠間隔保持具と
が継ぎ手により容易に接続されるとともに、断熱材を簡
便に第1型枠と第2型枠との間に容易に固定することが
できる。その結果、施工期間がさらに短縮され、生産コ
ストをさらに削減することができる。さらに、継ぎ手に
より第1型枠間隔保持具から第2型枠間隔保持具へ熱が
伝わるのを抑制することができる。その結果、断熱二重
コンクリート壁の断熱効果を高めることができる。
程は、継ぎ手の両端近傍に設けられた抑え板部により断
熱材を両面から抑え込む工程を含む。
まれ、コンクリートの打設圧力によって変形するのを防
止することができる。
る。この場合、一方の型枠間隔保持具から他方の型枠間
隔保持具へ熱が伝わるのが阻止される。その結果、コン
クリート壁の断熱効果をさらに高めることができる。
成形方法について図を用いて説明する。図1を参照し
て、まず1対の型枠1a、1bを型枠間隔保持具(以下
「間隔保持具」と記す)3を用い、所定の間隔を隔てて
対向するように固定する。型枠としては、平成6年10
月6日出願(特願平06−242874)に係るコンク
リート成形用型枠材を使用する型枠システムを用いるの
が好ましい。すなわち、図2に示すように、ピッチPが
正確に均等になるように設けられた間隔保持具取付穴5
を有する型枠パネル2を複数枚組合せたものを用いる。
この場合、ピッチPが正確に均等であるので組合された
型枠1aにおいても各ピッチPを維持することができ
る。
13日出願(特願平08−152222)に係るコンク
リート型枠対向保持固定具を使用することが好ましい。
すなわち、間隔保持具3は図3(a)に示すように、セ
パレータ4、アタッチメント5および締結部材6から構
成される。セパレータ4は、その両端(一端は図示を省
略)に雄ねじ4aが設けられている。アタッチメント5
は、樹脂製の抑え部5aの閉塞端側に、セパレータ4の
一方の雄ねじ4aが螺合する雌ねじ5bが設けられてい
る。また、アタッチメント5の開放端側には、凹部5c
が設けられており、アタッチメント5は閉塞端から開放
端の方向にテーパ状に径が増大する円錐台形状を有して
いる。
よび雄ねじ部6dを有している。雄ねじ6dと反対側の
端部に、係止部6cを基端とする雌ねじ形成部6aを有
し、この部分にセパレータ4の雄ねじ4aの先端部分と
螺合する雌ねじ6bが形成されている。締結部材6の雄
ねじ6dには、ナット6eが螺合し、型枠支持部材(図
示せず)を固定する際に用いられる。
対向する1対の型枠パネルを固定するには、図3(b)
を参照して、型枠1a、1bの間隔保持具取付穴8に締
結部材6の雌ねじ形成部6aが挿通され、係止部6cが
型枠1a、1bの外側面に当接する。次に、セパレータ
4の雄ねじ4aの基端までアタッチメント5の雌ねじ5
bを螺合した状態で、アタッチメント5の凹部5c内に
突き出したセパレータ4の雄ねじ4aの先端に、締結部
材6の雌ねじ6bを螺合し、アタッチメント5の開放端
面と締結部材6の係止部6cとによって型枠1a、1b
を挟み付けるようにして締結固定する。これにより、図
1に示すように対向する1対の型枠1a、1bの対向間
隔を一定に保持し、固定することができる。なお、セパ
レータ4とアタッチメント5とは、螺合固定したが、間
隔保持具は、アンカーとして引き抜き力に対する抵抗力
を持たせるために、セパレータ4とアタッチメント5と
が一体になったものを用いる方がなお一層好ましい。
リートを打設する。その後型枠1a、1bを解体して、
図4に示すように第1コンクリート壁10を成形する。
第1コンクリート壁10の壁面には、図5に示すように
アタッチメント5の凹部5cにセパレータ4の雄ねじ4
aが露出している。次に、露出した雄ねじ4aに、図6
に示すような両端に雌ねじ12aが形成された継ぎ手1
2の一方の雌ねじ12aを螺合させて、図7に示すよう
に継ぎ手12をセパレータ4に固定する。
方の端をアタッチメント5の凹部で覆うように、アタッ
チメント5の開放端をコンクリート壁10の壁面に当接
する。継ぎ手12の他方の雌ねじにセパレータ4の雄ね
じを螺合して固定する。その後、第1コンクリート壁1
0の壁面に、発泡ウレタン等を吹付け断熱材14を形成
する。
他方端に、先程と同様にアタッチメントと締結部材によ
り型枠1cを固定する。型枠1cと断熱材14との間に
コンクリートを打設する。その後、型枠を解体して、図
10に示すように、第2コンクリート壁11が成形され
る。以上のようにして、第1コンクリート壁10と第2
コンクリート壁11との間に断熱材14を介在させたコ
ンクリート壁の外断熱壁体が完成する。
第1および第2コンクリート壁をそれぞれ成形する型枠
を固定する間隔保持具3、3のアタッチメント5、5同
士が当接する。これにより、各長さL1、L2が正確に
保たれる。
レータ4は、第1コンクリート壁10に埋め込まれたセ
パレータに固定される。このとき、アタッチメント5が
アンカー材として第1コンクリート壁に埋め込まれてい
るため、セパレータ4を強固に、しかも、正確に保持固
定することができる。その結果、完成したコンクリート
壁の壁面が平らになる。
で、第1コンクリート壁を成形する際に用いた1対の型
枠のうちの一方を第2コンクリート壁を成形するための
型枠として流用することができる。これにより、さらに
生産コストの低減も図ることができる。
ト壁の成形方法について図を用いて説明する。まず、図
12を参照して、型枠1aの間隔保持具取付穴8に間隔
保持具3の一端を固定する。次に、図13に示すように
両端に雌ねじ13aが形成された継ぎ手13の一端を、
間隔保持具3の他端の雄ねじに螺合固定する。次に、図
14に示す断熱材15の所定の位置に設けられた各開口
部16に、図15に示すように継ぎ手13を挿通するこ
とにより、断熱材15を型枠1aと所定の間隔を隔てて
保持固定する。なお、図14に示すように、断熱板15
に設けられた隣り合う開口部16間の長さは、図2に示
す型枠に設けられた間隔保持具取付穴8のピッチPと一
致している。
ており、図16に示すように、隣り合う断熱板15、1
5の溝部17に中間部材18を挿入することにより両者
が接続される。
変形防止プレート19を用い、その変形防止プレート1
9に形成された中心孔19aに継ぎ手13を挿通するこ
とにより、図15に示すように断熱板15を両側から挟
み込む。変形防止プレートととしては、断熱板をより広
く受け止めるために直径80mm以上の平面を有してい
ることが望ましい。
他端の雌ねじに間隔保持具3の一端の雄ねじを螺合固定
する。その間隔保持具3の他端に型枠1bを固定する。
図19は、この工程における型枠等の配置を斜めから見
た部分断面図である。図19に示すように、型枠1a、
1bの間には、1対の変形防止プレート19によって挟
み込まれた断熱板15が配置している。
枠1bと断熱板15の間にコンクリートを打設する。こ
のとき、断熱板15は変形防止プレート19によって両
側から固定されているため容易に変形することがない。
なお、変形防止プレートと間隔保持具は、300mmピ
ッチで配置されることが好ましい。その後、型枠1a、
1bを解体して、図20に示すように、第1コンクリー
ト壁10と第2コンクリート壁11との間に断熱板15
を介在させたコンクリート壁の外断熱壁体が完成する。
第1および第2コンクリート壁をそれぞれ成形する型枠
を固定する間隔保持具3、3は、断熱板15を介してそ
れぞれ固定される。各アタッチメント5、5は変形防止
プレート19に当接する。変形防止プレート19は、断
熱板15がつぶれてその厚さが薄くなるのを防止し、断
熱板15を一定の長さtに保持する。これにより、各長
さL1、t、L2が正確に保たれる。その結果、完成し
たコンクリート壁の壁面が平らになる。
クリート壁11とを同時に成形することができることか
ら、さらに施工期間が短縮され生産コストを削減するこ
とが可能となる。なお、実施の形態1および実施の形態
2において用いた継ぎ手として、樹脂から形成された継
ぎ手を適用することにより、第1コンクリート壁と第2
コンクリート壁との間の断熱効果はさらに高めることが
できる。
の点で例示であって制限的なものではないと考えられる
べきである。本発明の範囲は上記で説明した範囲ではな
くて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と
均等の意味および範囲でのすべての変更が含まれること
が意図される。
ート壁の成形方法の一工程を示す断面図である。
であり、(b)は間隔保持具により型枠を保持する状態
を示す図である。
行なわれる工程を示す断面図である。
面に露出した間隔保持具を示す図である。
る。
の斜視図である。
行なわれる工程を示す断面図である。
行なわれる工程を示す断面図である。
に行なわれる工程を示す断面図である。
態を示す部分断面図である。
リート壁の成形方法の一工程を示す断面図である。
ある。
である。
後に行なわれる工程を示す断面図である。
る。
防止プレートの一例を示し、(b)は他の例を示す斜視
図である。
後に行なわれる工程を示す断面図である。
後に行なわれる工程を示す断面図である。
態を示す部分断面図である。
る。
る。
る。
めの断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 コンクリート打込み部を形成して互いに
対向する型枠間の間隔を保持固定するための型枠間隔保
持具を用いて、断熱材を介在させたコンクリート壁を成
形するための断熱二重コンクリート壁の成形方法であっ
て、 対向する1対の第1型枠を、複数の第1型枠間隔保持具
により所定の間隔に保持固定するとともに、前記対向す
る1対の第1型枠の間にコンクリートを打設する工程
と、 前記1対の第1型枠を取除き、コンクリート壁の表面に
前記複数の第1型枠間隔保持具の端部を露出した第1コ
ンクリート壁を成形する工程と、 前記第1コンクリート壁の一方の表面に露出した前記複
数の第1型枠間隔保持具の端部のそれぞれに、前記第1
型枠間隔保持具をアンカー材として、第2型枠間隔保持
具の一方の端部を固定する第2型枠間隔保持具固定工程
と、前記第2型枠間隔保持具固定工程の後に、 前記第1コン
クリート壁の一方の面に断熱材料を吹付けることによっ
て断熱材を形成する工程と、 前記第2型枠間隔保持具のそれぞれの他方の端部に、前
記断熱材と間隔を開けて対向するように第2型枠を固定
する工程と、 前記第2型枠と前記断熱材との間にコンクリートを打設
する工程と、 前記第2型枠を取除き、第2コンクリート壁を成形する
工程とを備えた、断熱二重コンクリート壁の成形方法。 - 【請求項2】 前記第2型枠間隔保持具固定工程は、第
1型枠間隔保持具の端部のそれぞれに継ぎ手を介して第
2型枠間隔保持具の一方の端部を固定する工程を含む、
請求項1記載の断熱二重コンクリート壁の成形方法。 - 【請求項3】 前記第2型枠として、前記第1コンクリ
ート壁を成形した際に用いた前記1対の第1型枠のうち
一方の型枠を用いる、請求項1または2に記載の断熱二
重コンクリート壁の成形方法。 - 【請求項4】 コンクリート打込み部を形成して互いに
対向する型枠間の間隔を保持固定するための型枠間隔保
持具を用いて、断熱材を介在させたコンクリート壁を成
形するための断熱二重コンクリート壁の成形方法であっ
て、 第1型枠に複数の第1型枠間隔保持具のそれぞれの一方
の端部を固定する工程と、 前記複数の第1型枠間隔保持具のそれぞれの他方の端部
に、所定長さの継ぎ手の一端を接続し、該継ぎ手が貫通
するように断熱材を前記継ぎ手に装着して該断熱材を保
持固定する工程と、前記継ぎ手の他端に、 複数の第2型枠間隔保持具の一方
の端部を固定する第2型枠間隔保持具固定工程と、前記複数の第2型枠間隔保持具のそれぞれの他方の端部
に第2型枠を保持固定する工程と、 前記第1型枠と前記断熱材との間および前記断熱材と前
記第2型枠との間にそれぞれコンクリートを同時に打設
する工程と、 前記第1および第2型枠を取除き、断熱材を介在させた
コンクリート壁を成形する工程とを備えた、断熱二重コ
ンクリート壁の成形方法。 - 【請求項5】 前記断熱材を保持固定する工程は、前記
継ぎ手の両端近傍に設けられた抑え板部により前記断熱
材を両面から抑え込む工程を含む、請求項4記載の断熱
二重コンクリート壁の成形方法。 - 【請求項6】 前記継ぎ手は樹脂からなる、請求項2〜
5のいずれかに記載の断熱二重コンクリート壁の成形方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14660497A JP2952214B2 (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 断熱二重コンクリート壁の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP14660497A JP2952214B2 (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 断熱二重コンクリート壁の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10331302A JPH10331302A (ja) | 1998-12-15 |
JP2952214B2 true JP2952214B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=15411495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14660497A Expired - Lifetime JP2952214B2 (ja) | 1997-06-04 | 1997-06-04 | 断熱二重コンクリート壁の成形方法 |
Country Status (1)
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KR101578205B1 (ko) * | 2015-01-29 | 2015-12-21 | 김대자 | 콘크리트벽체 내에 단열재가 매립된 건축물의 벽체 시공방법 |
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-
1997
- 1997-06-04 JP JP14660497A patent/JP2952214B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH10331302A (ja) | 1998-12-15 |
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