JP2952142B2 - 双ドラム式薄板連続鋳造方法 - Google Patents

双ドラム式薄板連続鋳造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連々鋳操業を行う双ド
ラム式薄板連続鋳造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来型の連続鋳造方法は、例えば図4に
示すように、タンディッシュa内の溶鋼sを、ストッパ
ーbの開度調整により所定量にして、ノズルcを経て鋳
型mに供給し、冷却して鋳片dを鋳造するものであり、
操業効率、歩留まり向上の観点から連々鋳操業が行われ
ている。
【0003】この従来型の連続鋳造方法においては、鋳
片dの断面形状は鋳型mの形状によって決まり、引抜速
度、鋳型内湯面slとは無関係に決定される。このた
め、精錬炉からタンディッシュaへの溶鋼sの供給タイ
ミング、鋳造時間等に対応して引抜速度の設定変えがで
き、操業性・品質を損なわない範囲内で鋳型内湯面sl
を独自に決定できるので、溶鋼の供給のタイミングが多
少ずれても、鋳片の断面形状を変えることなく、連々鋳
操業をすることが可能である。
【0004】一方、双ドラム式薄板連続鋳造方法は、図
1に示すように、対向配置され回転する一対の冷却ドラ
ム1a,1bとこのドラム両端面に当接されたサイド堰
2a,2bによって湯溜まり部3を形成し、タンディッ
シュ4内の溶鋼sを、ストパー5の開度調整により所定
量にして、ノズル6を経て湯溜まり部3に供給し、冷却
ドラム表面で冷却して凝固殻を形成しながら、前記一対
の冷却ドラム間のギャップ部で該凝固殻を接合して引き
抜き、薄板(鋳片)7を鋳造するものである。
【0005】この薄板7の鋳造厚は、凝固殻と冷却ドラ
ム1a,1bの接触時間で決定されるため、鋳造厚、引
抜速度、弧角(図1のθ)が相互に関連し、操業を開始
するに当たっては、それらの相互関係を満足させなが
ら、順序だって設定値を決める必要がある。また、操業
途中にいずれか一つの設定値を変更する場合も、これら
の相互関係を満足させるために他の設定値も同時に変更
する必要がある。
【0006】したがって、この双ドラム式薄板連続鋳造
方法において、溶鋼の供給量、供給タイミングが予定と
ずれた場合に、鋳片(薄板)の鋳造厚を一定に維持して
連々鋳操業を実現するためには、鋳造厚、引抜速度、弧
角間の相互関係を満足させるような設定値に変更する必
要がある。
【0007】しかし、従来の双ドラム式薄板連続鋳造方
法においては、連々鋳操業を前提として、溶鋼の供給
量、供給タイミングが予定とずれた場合あるいは鋳造厚
を変更する場合の操業について言及されたものは見当た
らない。(参考技術;特公平5−51386号公報)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、溶鋼の供給
のタイミングがずれた場合にも、設定鋳造厚を一定に維
持しながら、連々鋳操業を実現できる双ドラム式薄板連
続鋳造方法を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の双ドラム式薄板
連続鋳造方法は、以下の4点を要旨とする。 (1)鋳造幅(w)及び鋳造厚(d)を設定した後、精
錬炉からの溶鋼の供給量並びに供給のタイミングに基づ
いて鋳造速度(単位時間当りの溶鋼鋳造量:W)を下記
の(1)式によって決定し、次いで引抜速度(V)を
(2)式によって決定し、最後に1対の冷却ドラム間に
形成される湯溜まり部が成す弧角(θ)を(3)式によ
って決定して、これらの鋳造速度(W)、引抜速度
(V)、及び弧角(θ)の値を満足するように、冷却ド
ラムの回転速度及び湯溜まり部への溶鋼供給量を設定し
て、設定した鋳造厚(d)を維持しながら、連続鋳造操
業を行う。
【0010】(2)上記(1)に記載された双ドラム式
薄板連続鋳造を行っているときに、同チャージ内かつ同
キャスト内で鋳造速度(W)を変更せずに、鋳造厚
(d)のみを変更する場合に、変更後の鋳造厚(d)に
基づいて、引抜速度(V)を(2)式によって決定し、
次いで弧角(θ)を(3)式によって決定して、これら
の鋳造速度(W)、引抜速度(V)、及び弧角(θ)の
値を満足するように、冷却ドラムの回転速度及び湯溜ま
り部への溶鋼供給量を設定して、変更後の鋳造厚(d)
を維持しながら、連続鋳造操業を行う。
【0011】(3)上記(1)または(2)に記載され
た双ドラム式薄板連続鋳造を行っているときに、同チャ
ージ内かつ同キャスト内で鋳造速度(W)を変更する場
合に、変更後の鋳造速度(W)に基づいて引抜速度
(V)を(2)式によって決定し、次いで弧角(θ)を
(3)式によって決定して、これらの鋳造速度(W)、
引抜速度(V)、及び弧角(θ)の値を満足するよう
に、冷却ドラムの回転速度及び湯溜まり部への溶鋼供給
量を設定して、設定した鋳造厚(d)を維持しながら、
連続鋳造操業を行う。
【0012】(4)上記(1)、(2)、(3)のいず
れかに記載された双ドラム式薄板連続鋳造を行うに際し
て、決定した弧角(θ)が操業可能範囲を外れる場合
に、鋳造速度(W)を再設定し、再度引抜速度(V)を
(2)式によって決定し、次いで弧角(θ)を(3)式
によって決定して、弧角(θ)が操業可能範囲にあっ
て、これらの鋳造速度(W)、引抜速度(V)、及び弧
角(θ)の値を満足するように、冷却ドラムの回転速度
及び湯溜まり部への溶鋼供給量を設定して、設定した鋳
造厚(d)を維持しながら、連続鋳造操業を行う。
【0013】ここで、 W=H/T (1) V=(1000×W)/(d×w×γ) (2) θ=(6×V×(d/A)1/α)/(D×π) (3) W:鋳造速度(t/分) H:当該チャージの
鋳造溶鋼量(t) T:当該チャージの鋳造予定時間(分) V:引抜速度(m/分) d:鋳造厚(mm) w:鋳造幅(m) γ:鋳片の比重(t
/m3 ) θ:弧角(度) D:ドラム直径
(m) A,α:係数
【0014】
【作用】本発明においては、双ドラム式薄板連続鋳造方
法において、鋳造厚と、引抜速度と、弧角との相互関係
を設定し、この相互関係を満足させるように設定条件を
変更することによって、溶鋼の供給量、供給タイミング
がずれた場合あるいは鋳造厚を変更する場合も、設定鋳
造厚を一定に維持しながら、連々鋳操業を円滑に実施で
き、連続鋳造の操業性、歩留まりを向上することができ
る。
【0015】
【実施例】本実施例は、溶鋼1チャージ全量を双ドラム
式薄板連続鋳造装置1ラインに割当てて鋳造する場合を
示す。溶鋼1チャージを2ライン以上の双ドラム式薄板
連続鋳造装置にて鋳造する場合は、以下の実施例とは異
なる。
【0016】本発明においては、まず、単位時間当たり
の鋳造溶鋼量である鋳造速度は、精錬炉からの次チャー
ジの溶鋼供給タイミングの関係から当該チャージの鋳造
時間が決定され、次式で決められる。 W=H/T (1) W:鋳造速度(t/分) H:当該チャージの鋳造溶鋼
量(t) T:当該チャージの予定鋳造時間(分)
【0017】また、鋳造サイズ及び鋳造速度が決められ
ると次式により引抜速度が決定される。 V=(1000×W)/(d×w×γ) (2) V:引抜速度(m/分) d:鋳造厚(mm) w:鋳造幅(m) γ:鋳片の比重(t/m3
【0018】鋳造厚dは、凝固シェルとドラムの接触時
間から次式で設定される。 d=A×tα (3) A:係数 t:凝固シェルとドラムの接
触時間(秒) α:係数 ここでA及びαは個々の連続鋳造装置のドラムの冷却条
件等で決定される係数でAは4〜6、αは0.5〜0.
7の値をとる。
【0019】接触時間tはドラム径、引抜速度、弧角に
より次式で表せる。 t=(D×π×θ)/(6×V) (4) D:ドラム径(m) π:円周率 θ:弧角(度) V:引抜速度(m/分)
【0020】弧角θは(3),(4)式から次式で表現
できる。 θ=(6×V×(d/A)1/α)/(D×π) (5) (5)式より鋳造厚、引抜速度に対応する弧角が求めら
れ、鋳造厚あるいは引抜速度の変化に連動して弧角の設
定値を変更することが可能となる。
【0021】上記より弧角が設定変更されるわけである
が、弧角は溶鋼湯面レベルで決まることから、当然制御
範囲を有し、この制御範囲は設備、操業条件により決定
されるが、一般的には25度から50度程度の間で設定
される。
【0022】従って上記相互関係式により設定された弧
角が制御範囲を逸脱した値を示す場合は鋳造速度を許容
可能な範囲で再設定し、再度上記相互関係式に従い引抜
速度、そして弧角を設定し弧角を制御範囲内に入れた上
で操業を開始または継続しなければならない。
【0023】また鋳造速度の許容可能範囲で弧角の制御
範囲を満足できない場合は、当該キャストの連々鋳を中
止するか、鋳造厚の予定の変更を行なわざるを得ない。
一例として、図2には引抜速度と弧角との関係を、また
図3には鋳造速度一定の場合の鋳造厚と引き抜き速度、
弧角の関係を示した。
【0024】これらは、 鋳造量:W=1.2t/min 鋳造幅:1000mm 係数:A=5,α=0.6 ドラム径:1200mm とした場合である。係数A,αは、予め実験、実績等を
通じて鋼種、操業条件毎に求められており、これらの関
係が前記(1)〜(5)式とともに、設定器8に設定さ
れている。操業条件の設定及び変更に応じて演算器9で
演算し、設定鋳造厚を一定に維持するために必要な条件
(鋳造厚、引き抜き速度、弧角)の設定が行われる。
【0025】冷却ドラム1a,1bの回転速度は、速度
計12により検出され、上記設定条件を満足するように
駆動制御装置10を介して冷却ドラム1a,1bの回転
速度の設定制御が行われ、引抜速度が制御される。
【0026】また溶鋼湯面レベルslすなわち弧角θ
は、レベル計13により、またストッパー5の位置は位
置検出計によりそれぞれ検出され、上記設定条件を満足
するように、位置制御装置11を介してストッパー5の
開度制御が行われ、湯溜まり部3への溶鋼供給量の制御
が行われる。
【0027】本発明では、このようにして、溶鋼の供給
量、供給タイミングがずれた場合も、同チャージ、同キ
ャスト内で鋳造厚を変更する場合も、設定鋳造厚を一定
にして、連々鋳操業を開始あるいは継続できるように
ている
【0028】以下に、本発明を適用し、ドラム径120
0mmの双ドラム式薄板連続鋳造装置を用いて、薄板の連
続鋳造を行なった例について説明する。ここでは、操業
条件に対応して、鋳造厚(mm)dと凝固シェルのドラム
との接触時間(秒)tの関係式(3)式における係数A
と係数αは、A=5.0、係数α=0.6に設定してい
る。この値は、操業実績から求められたものである。ま
た、鋳片の比重γは7.8t/m3 、弧角θの制御範囲
は30度〜45度に設定している。
【0029】(実施例1)1チャージの溶鋼量は60t
で、精錬炉より40分間隔で供給を受け、鋳造幅1.0
m、鋳造厚3.0mmの鋳片鋳造の連々鋳操業が計画され
た。この時、鋳造速度は(1)式から1.5t/分と
し、そのため(2)式から引抜速度は64.0m/分、
弧角は(5)式から43.5度に設定し、鋳造を開始し
た。
【0030】連々鋳の2チャージ目を30t鋳造したと
ころで、精錬炉の都合から3チャージ目の溶鋼到着時刻
が5分遅れることになり、直ちに時間調整に入った。残
り30tの溶鋼を鋳造速度1.5t/分、20分で鋳造
する予定を25分かけて鋳造する必要がある。
【0031】このため(1)式から鋳造速度1.2t/
分を求め、(2)式から引抜速度を求め51.3m/分
に変更、同時に鋳造厚が変化しないよう(5)式から弧
角を求め、弧角は34.8度に設定変更された。なお、
3チャージ目鋳造開始後は40分後の4チャージ目溶鋼
到着に備えるべく、再び引抜速度を64.0m/分、弧
角を43.5度に戻した。
【0032】このようにして、溶鋼の到着が3チャージ
目で5分遅れたにも拘らず、引抜速度と、弧角の設定替
えを行うことにより、当初の設定鋳造厚3.0mmを変
更することなく、予定の鋳造時間内に、4チャージの連
々鋳操業で薄板を鋳造することができた。
【0033】(実施例2)1チャージの溶鋼量は60t
で、精錬炉より50分間隔で供給を受け、鋳造幅1.0
mの鋳片鋳造の連々鋳操業が計画された。この時、鋳造
速度は(1)式から1.2t/分とした。最初、鋳造厚
が4.0mmであったので(2)式から引抜速度は38.
5m/分、弧角は(5)式から42.2度に設定し、鋳
造を開始した。
【0034】連々鋳の2チャージ目の30tの鋳造を終
えたところで鋳造厚を4.0mmから3.0mmに変更する
ことになっていたため、厚み変更に入った。連々鋳にお
ける精錬炉からの次チャージの溶鋼供給の時間に当該チ
ャージの鋳造終了タイミングに合わせるため、同じ鋳造
速度1.2m/分を維持する必要がある。このため
(2)式から求め、引抜速度を51.3m/分に、
(5)式から求め、弧角を34.8度に同時に変更し、
鋳造を継続した。
【0035】連々鋳の3チャージ目開始位置から鋳造厚
を3.0mmから5.0mmに変更することになっていたた
め、再度厚み変更に入った。鋳造速度1.2m/分を維
持すべく(2)式から引抜速度を求め30.8m/分、
(5)式から弧角を求めたところ49.0度となった。
【0036】この弧角は制御範囲の30度〜45度の範
囲を外れているため採用することができない。このため
精錬炉からの溶鋼供給間隔を50分から55分に延ばす
こととし、鋳造速度を(1)式から1.1t/分、
(2)式から引抜速度を求め28.2m/分、(5)式
から弧角を再度求め44.9度となった。
【0037】この弧角は制御範囲に入っているため今回
計算の操業条件を採用、引抜速度28.2m/分、弧角
44.9度で連々鋳操業を継続し、精錬炉に連絡し、溶
鋼供給間隔を55分に延ばす処置をとった。
【0038】このようにして、途中で鋳造厚を変更した
場合にも、精錬炉からの溶鋼供給タイミングとチャージ
毎の鋳造終了タイミングとを調整しながら連々鋳操業を
実現することができた。
【0039】
【発明の効果】本発明により、双ドラム式薄板連続鋳造
方法において、操業途中の条件変更、例えば溶鋼の供給
量、供給タイミングあるいは、同チャージ、同キャスト
内の鋳造厚の変更等がある場合にも、従来型の連続鋳造
方法の場合と同様、設定鋳造厚(サイズ)を一定に維持
して連々鋳操業の実現が可能となり、操業性、歩留まり
を大幅の向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用する双ドラム式薄板連続鋳造方法
を実施する装置例を示す一部切り欠き正面説明図。
【図2】双ドラム式薄板連続鋳造方法での引抜速度と弧
角の関係を示す説明図。
【図3】双ドラム式薄板連続鋳造方法で鋳造速度を一定
にした場合の鋳造厚と引き抜き速度と弧角の関係を示す
説明図。
【図4】従来型の連続鋳造方法を実施する装置例を示す
一部断面正面説明図。
【符号の説明】
1a,1b 冷却ドラム 2a,2b サイド堰 3 湯溜まり部 4 タンディッシュ 5 ストッパー 6 ノズル 7 鋳片 8 設定器 9 演算器 10 駆動制御装置 11 位置制御装置 12 速度計 13 レベル計 14 位置検出計 s 溶鋼 a タンディッシュ b ストッパー c ノズル d 鋳片 m 鋳型 sl 溶鋼湯面

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双ドラム式薄板連続鋳造を行うに際し
    て、鋳造幅(w)及び鋳造厚(d)を設定した後、精錬
    炉からの溶鋼の供給量並びに供給のタイミングに基づい
    て鋳造速度(単位時間当りの溶鋼鋳造量:W)を下記の
    (1)式によって決定し、次いで引抜速度(V)を
    (2)式によって決定し、最後に1対の冷却ドラム間に
    形成される湯溜まり部が成す弧角(θ)を(3)式によ
    って決定して、これらの鋳造速度(W)、引抜速度
    (V)、及び弧角(θ)の値を満足するように、冷却ド
    ラムの回転速度及び湯溜まり部への溶鋼供給量を設定し
    て、設定した鋳造厚(d)を維持しながら、連続鋳造操
    業を行うことを特徴とする双ドラム式薄板連続鋳造鋳造
    方法。ここで、 W=H/T (1) V=(1000×W)/(d×w×γ) (2) θ=(6×V×(d/A)1/α)/(D×π) (3) W:鋳造速度(t/分) H:当該チャージの
    鋳造溶鋼量(t) T:当該チャージの鋳造予定時間(分) V:引抜速度(m/分) d:鋳造厚(mm) w:鋳造幅(m) γ:鋳片の比重(t
    /m3 ) θ:弧角(度) D:ドラム直径
    (m) A,α:係数
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された双ドラム式薄板連
    続鋳造を行っているときに、同チャージ内かつ同キャス
    ト内で鋳造速度(W)を変更せずに、鋳造厚(d)のみ
    を変更する場合に、変更後の鋳造厚(d)に基づいて、
    引抜速度(V)を(2)式によって決定し、次いで弧角
    (θ)を(3)式によって決定して、これらの鋳造速度
    (W)、引抜速度(V)、及び弧角(θ)の値を満足す
    るように、冷却ドラムの回転速度及び湯溜まり部への溶
    鋼供給量を設定して、変更後の鋳造厚(d)を維持しな
    がら、連続鋳造操業を行うことを特徴とする双ドラム式
    薄板連続鋳造方法。 V=(1000×W)/(d×w×γ) (2) θ=(6×V×(d/A)1/α)/(D×π) (3)
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載された双ドラム
    式薄板連続鋳造を行っているときに、同チャージ内かつ
    同キャスト内で鋳造速度(W)を変更する場合に、変更
    後の鋳造速度(W)に基づいて引抜速度(V)を(2)
    式によって決定し、次いで弧角(θ)を(3)式によっ
    て決定して、これらの鋳造速度(W)、引抜速度
    (V)、及び弧角(θ)の値を満足するように、冷却ド
    ラムの回転速度及び湯溜まり部への溶鋼供給量を設定し
    て、設定した鋳造厚(d)を維持しながら、連続鋳造操
    業を行うことを特徴とする双ドラム式薄板連続鋳造方
    法。 V=(1000×W)/(d×w×γ) (2) θ=(6×V×(d/A)1/α)/(D×π) (3)
  4. 【請求項4】 請求項1、2、3のいずれかに記載され
    た双ドラム式薄板連続鋳造を行うに際して、決定した弧
    角(θ)が操業可能範囲を外れる場合に、鋳造速度
    (W)を再設定し、再度引抜速度(V)を(2)式によ
    って決定し、次いで弧角(θ)を(3)式によって決定
    して、弧角(θ)が操業可能範囲にあって、これらの鋳
    造速度(W)、引抜速度(V)、及び弧角(θ)の値を
    満足するように、冷却ドラムの回転速度及び湯溜まり部
    への溶鋼供給量を設定して、設定した鋳造厚(d)を維
    持しながら、連続鋳造操業を行うことを特徴とする双ド
    ラム式薄板連続鋳造方法。 V=(1000×W)/(d×w×γ) (2) θ=(6×V×(d/A)1/α)/(D×π) (3)
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