JPS63137548A - 鋼板鋳造方法及び装置 - Google Patents
鋼板鋳造方法及び装置Info
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- JPS63137548A JPS63137548A JP28177886A JP28177886A JPS63137548A JP S63137548 A JPS63137548 A JP S63137548A JP 28177886 A JP28177886 A JP 28177886A JP 28177886 A JP28177886 A JP 28177886A JP S63137548 A JPS63137548 A JP S63137548A
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Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、双ロール式薄鋼板直接連続鋳造装置に係り、
特に鋳肌の平滑度のすぐれた鋼板を鋳造する方法と装置
に関する。
特に鋳肌の平滑度のすぐれた鋼板を鋳造する方法と装置
に関する。
従来の薄鋼板連続鋳造装@(以下連鋳装置と称する)の
例を特開昭55−77962号公報に記載の明細書に基
づいて説明する。
例を特開昭55−77962号公報に記載の明細書に基
づいて説明する。
製鋼炉で溶製された溶鋼は取鍋によって連鋳装置へ運ば
れ、該装置最上部のタンディツシュへ注入される。タン
ディツシュは底部に溶鋼注入ノズルを有し、溶鋼はノズ
ル先端の穴を経て、水平にかつ平行に並んだ一対のロー
ルと該ロールの上に構成された溶鋼溜り枠とで囲まれた
溶鋼プールに注がれる。溶鋼プールに注がれた溶鋼は、
ロールに接触して冷却され、接触面から凝固を開始する
と同時に、ロールの回転に伴って下方へ押し出され、ロ
ールの間隙が最少となる部分を通過するま用いて、高厚
10IIIの鋼板を鋳造するときのロール周速度は、4
.7m/分程度である。
れ、該装置最上部のタンディツシュへ注入される。タン
ディツシュは底部に溶鋼注入ノズルを有し、溶鋼はノズ
ル先端の穴を経て、水平にかつ平行に並んだ一対のロー
ルと該ロールの上に構成された溶鋼溜り枠とで囲まれた
溶鋼プールに注がれる。溶鋼プールに注がれた溶鋼は、
ロールに接触して冷却され、接触面から凝固を開始する
と同時に、ロールの回転に伴って下方へ押し出され、ロ
ールの間隙が最少となる部分を通過するま用いて、高厚
10IIIの鋼板を鋳造するときのロール周速度は、4
.7m/分程度である。
直接鋳造された薄鋼板は、比表面積が大きいため、鋳造
後・圧延前の表面手入れが事実上不可能であり、そのた
め、鋳造のままの鋼板表面鋳肌の平滑度を良くすること
が重要である。
後・圧延前の表面手入れが事実上不可能であり、そのた
め、鋳造のままの鋼板表面鋳肌の平滑度を良くすること
が重要である。
しかしながら、この双ロール式直接連続鋳造法では、湯
じわと呼び表面欠陥のため、鋳肌の平滑度が必ずしも充
分ではなかった。溶鋼プールに注入された溶鋼が、ロー
ルに接触して冷却されることにより形成されるロール表
面の凝固殻は、通常内部の溶鋼の静圧によりロール面に
圧迫されているが、溶鋼プール表面の鋳造中の波うちの
振幅が大きいと、波の谷部に凝固殻が露出して、該凝固
殻をロール面に圧迫する溶鋼静圧がかからなくなり、凝
固殻が熱応力によって湾曲してロールから離れ、次の波
の山部においてロールとロールからぐことに主眼がおか
れ、このため、例えば鋳造速度については、むしろ低目
におさえるのが常識とされ、この為生産性が損われるだ
けずなく湯じわの防止にも必ずしも充分な効果が挙って
いなかった。
じわと呼び表面欠陥のため、鋳肌の平滑度が必ずしも充
分ではなかった。溶鋼プールに注入された溶鋼が、ロー
ルに接触して冷却されることにより形成されるロール表
面の凝固殻は、通常内部の溶鋼の静圧によりロール面に
圧迫されているが、溶鋼プール表面の鋳造中の波うちの
振幅が大きいと、波の谷部に凝固殻が露出して、該凝固
殻をロール面に圧迫する溶鋼静圧がかからなくなり、凝
固殻が熱応力によって湾曲してロールから離れ、次の波
の山部においてロールとロールからぐことに主眼がおか
れ、このため、例えば鋳造速度については、むしろ低目
におさえるのが常識とされ、この為生産性が損われるだ
けずなく湯じわの防止にも必ずしも充分な効果が挙って
いなかった。
本発明の課題は、生産性を損うことなく、しかも従来よ
りもはるかにすぐれた平滑度の鋳肌を有する直接連続鋳
造鋼板を製造する方法と装置を提供するにある。
りもはるかにすぐれた平滑度の鋳肌を有する直接連続鋳
造鋼板を製造する方法と装置を提供するにある。
上記の課題は、ロールの回転周速度を、湯じわ発生臨界
周速度より大きく、未凝固臨界周速度より小さくして鋼
板を鋳造する方法と、ロールの軸方向両端に、ロールの
軸方向端面に接して溶鋼プールの側壁をなし、上辺がロ
ール上面と同じくらい高いサイドダム板を設けた直接連
続鋳造装置とにより達成される。
周速度より大きく、未凝固臨界周速度より小さくして鋼
板を鋳造する方法と、ロールの軸方向両端に、ロールの
軸方向端面に接して溶鋼プールの側壁をなし、上辺がロ
ール上面と同じくらい高いサイドダム板を設けた直接連
続鋳造装置とにより達成される。
ロール周速度を湯じわ発生臨界周速度より速くすれば、
溶鋼プール表面が波うちのために低くなるよりも、ロー
ル表面に生じた凝固殻がロールの回転に伴って下方へ移
動するのが早いので、凝固殻が溶鋼の表濯より上に露出
することなく、常に溶鋼に浸されている。即ち凝固殻は
溶鋼の静圧によりロール面に常に圧迫されており、凝固
が湾曲してロール面から離れてロール面との間に隙間を
作ることがない。
溶鋼プール表面が波うちのために低くなるよりも、ロー
ル表面に生じた凝固殻がロールの回転に伴って下方へ移
動するのが早いので、凝固殻が溶鋼の表濯より上に露出
することなく、常に溶鋼に浸されている。即ち凝固殻は
溶鋼の静圧によりロール面に常に圧迫されており、凝固
が湾曲してロール面から離れてロール面との間に隙間を
作ることがない。
又ロール周速度を未凝固臨界周速度以下とすれば、ロー
ル面で凝固を開始した凝固殻は、ロールの回転と共にロ
ールギャップ方向に移動しながら溶鋼プール内部方向す
なわち鋼板肉厚方向への凝固を続け、ロールギャップを
通過し終るまでに凝固を終る。
ル面で凝固を開始した凝固殻は、ロールの回転と共にロ
ールギャップ方向に移動しながら溶鋼プール内部方向す
なわち鋼板肉厚方向への凝固を続け、ロールギャップを
通過し終るまでに凝固を終る。
上辺をロール上面と同程度に高い位置としたサイドダム
板を設けることにより、溶鋼プール深さを深くすること
が可能となり、溶鋼プール深さを深くすれば、ロールと
溶鋼の接触弧の長さが長く大きい。
板を設けることにより、溶鋼プール深さを深くすること
が可能となり、溶鋼プール深さを深くすれば、ロールと
溶鋼の接触弧の長さが長く大きい。
本発明による実施例を第1〜5図に基づき説明する。第
1図に示す双ロール式薄板連鋳装置を用い、厚さT=3
■の5US304ステンレス鋼板を製造した、前記双ロ
ール式連鋳装置は、最上部に設けた溶鋼を一時貯えるタ
ンディツシュ3と、該タンディツシュ3の底部下面に接
続され、注入孔を有する下端を溶鋼プールに浸漬する位
置に設けた取札ノズル4と、該取札ノズルの直下に配置
され、前記取札ノズルの下端に設けられた2個の注入孔
を相互に連ねる方向と軸方向を平行させて水平に置かれ
た一対のロール1,2と、該ロールの軸方向面端部にロ
ールに接して設けられ、溶鋼プールの側壁を形成する一
対の耐火物製のサイドダム板6とから成っている。サイ
ドダム板6は、上端をロール1,2の上面より高く、下
縁はロールの軸芯位置より低くし、ロール1,2の軸方
向る。
1図に示す双ロール式薄板連鋳装置を用い、厚さT=3
■の5US304ステンレス鋼板を製造した、前記双ロ
ール式連鋳装置は、最上部に設けた溶鋼を一時貯えるタ
ンディツシュ3と、該タンディツシュ3の底部下面に接
続され、注入孔を有する下端を溶鋼プールに浸漬する位
置に設けた取札ノズル4と、該取札ノズルの直下に配置
され、前記取札ノズルの下端に設けられた2個の注入孔
を相互に連ねる方向と軸方向を平行させて水平に置かれ
た一対のロール1,2と、該ロールの軸方向面端部にロ
ールに接して設けられ、溶鋼プールの側壁を形成する一
対の耐火物製のサイドダム板6とから成っている。サイ
ドダム板6は、上端をロール1,2の上面より高く、下
縁はロールの軸芯位置より低くし、ロール1,2の軸方
向る。
前記サイドダム板6は、溶鋼プールを深くし、ロールと
溶鋼の接触弧を長くしている。凝固殻は、凝固をはじめ
からロールギャップに達するまでに所要の厚みにまで凝
固するが、凝固の始点から終点までの距離が長いほど、
凝固殻の移動速度を速くすることができる。即ち、前記
接触弧が長いほどロールの回転周速度を大きくしてよい
。
溶鋼の接触弧を長くしている。凝固殻は、凝固をはじめ
からロールギャップに達するまでに所要の厚みにまで凝
固するが、凝固の始点から終点までの距離が長いほど、
凝固殻の移動速度を速くすることができる。即ち、前記
接触弧が長いほどロールの回転周速度を大きくしてよい
。
又、取札ノズル4の先端に設けた2個の注入孔をロール
軸方向に向けられ、溶鋼注入時のプール上表面の波たち
をある程度抑止しているが、表面の流動が少なすぎると
、ノズル周囲に凝固殻が付着する為、ある程度の流動並
びに波動は存在するようにしである。
軸方向に向けられ、溶鋼注入時のプール上表面の波たち
をある程度抑止しているが、表面の流動が少なすぎると
、ノズル周囲に凝固殻が付着する為、ある程度の流動並
びに波動は存在するようにしである。
ロール表面−ヒの早期凝固を短時間だけ遅らせるために
窒化硼素よりなる表面塗布剤をロール表面に塗布した。
窒化硼素よりなる表面塗布剤をロール表面に塗布した。
ロール直径は800mである。
0造速度は以下に示す方法で設定した。凝固殻情調圧力
は溶鋼上面から湾曲発生点までの溶鋼深さに比例し、溶
鋼深さはロール周速度と溶鋼プール表面の波の高さに依
存する。
は溶鋼上面から湾曲発生点までの溶鋼深さに比例し、溶
鋼深さはロール周速度と溶鋼プール表面の波の高さに依
存する。
溶鋼プール湯面に波があっても、ロール表面に生ずる溶
鋼の凝固殻が、常に溶鋼に浸っているためには、溶鋼プ
ール湯面が波うって下降する時。
鋼の凝固殻が、常に溶鋼に浸っているためには、溶鋼プ
ール湯面が波うって下降する時。
凝固殻が波と同じか又はそれ以上の速さで下降する必要
がある。波を正弦波と仮定すると、この条件(臨界条件
)は次のようになり、(1)式の両辺の差が凝固殻に作
用する温調圧力の大小の目安になる。
がある。波を正弦波と仮定すると、この条件(臨界条件
)は次のようになり、(1)式の両辺の差が凝固殻に作
用する温調圧力の大小の目安になる。
湯面位@ x=A 5in2sn tt
同上最大値 V m&* = 2πnAロ一ル周速度
V 臨界条件 V≧VmaX すなわち、 −■≧2□nA ・・・(1)j
P l+4 1 ごこで、A・・・波の振幅、n・・・波の振動数で
ある。
V 臨界条件 V≧VmaX すなわち、 −■≧2□nA ・・・(1)j
P l+4 1 ごこで、A・・・波の振幅、n・・・波の振動数で
ある。
、従来の経験を整理すると、鋳造する鋼板厚Tが、木き
くなると、nが小になり、ロール直径りが大きくなると
、Aが大、nが小となる傾向があり、n、A、D、Tの
間に経験的に次の関係が認められた。
くなると、nが小になり、ロール直径りが大きくなると
、Aが大、nが小となる傾向があり、n、A、D、Tの
間に経験的に次の関係が認められた。
−1,11
nA DT
これから湯じわ消滅の臨界速度■1は次の形になると推
定された。
定された。
V 1 = K I D T
実験の結果、定数Kxは少なくとも0.35゜好ましく
は0.4 あるいは0.5 にすることによりきわめて
平滑な鋳肌が得られることが分った。
は0.4 あるいは0.5 にすることによりきわめて
平滑な鋳肌が得られることが分った。
鋳造速度が遅いときは、鋳肌が悪くなるだけでなく、凝
固厚さの増加の為に、必要なロール圧下刃が増加し、鋳
片の割れを誘起し、極端な時はトルク不足の為ロール回
転が停止する。従ってこのような過凝固現象を生じない
鋳造速度すなわち口V > V x ここでV!は過凝固を生ずる臨界速度で、一般にはVz
Vzであるが、より直接的には、ロールの圧下刃F
を検出して、圧下刃が所定値F2より大きすぎるときは
、速度を増加させるという制御方式を取るのが適当であ
る。F2を過凝固とみなされる圧下刃とした時、 F < F x となるようにロール周速度を制御すればよい。
固厚さの増加の為に、必要なロール圧下刃が増加し、鋳
片の割れを誘起し、極端な時はトルク不足の為ロール回
転が停止する。従ってこのような過凝固現象を生じない
鋳造速度すなわち口V > V x ここでV!は過凝固を生ずる臨界速度で、一般にはVz
Vzであるが、より直接的には、ロールの圧下刃F
を検出して、圧下刃が所定値F2より大きすぎるときは
、速度を増加させるという制御方式を取るのが適当であ
る。F2を過凝固とみなされる圧下刃とした時、 F < F x となるようにロール周速度を制御すればよい。
一方、ロール周速度Vには、これを超えると、ロールギ
ャップ間を鋳片が通過する迄に凝固が完了せず、鋳片の
破断、フクレ等の未凝固欠陥を生ずる上限の臨界速度が
ある。この未凝固現象を生ずる未凝固臨界速度VJIは
次式で示される。
ャップ間を鋳片が通過する迄に凝固が完了せず、鋳片の
破断、フクレ等の未凝固欠陥を生ずる上限の臨界速度が
ある。この未凝固現象を生ずる未凝固臨界速度VJIは
次式で示される。
Vs:KsDT−”
定数に8はロールの冷却能力や、溶鋼とロールの接触弧
角度などに依存するので、これを大きくする工夫はあり
うるが、実験により約1.0以上)に−す゛、!、工2
.よ極ゎア困難アあう、が分った。3の臨界速度につい
てもロール圧下刃Fを検出し、圧下刃Fが未凝固とみな
される圧下刃F8より小さい時は、ロール周速度Vを下
げるように制御するのが適当である。すなわち、 V < V s eまたは、F>Fs となるよう制御する。
角度などに依存するので、これを大きくする工夫はあり
うるが、実験により約1.0以上)に−す゛、!、工2
.よ極ゎア困難アあう、が分った。3の臨界速度につい
てもロール圧下刃Fを検出し、圧下刃Fが未凝固とみな
される圧下刃F8より小さい時は、ロール周速度Vを下
げるように制御するのが適当である。すなわち、 V < V s eまたは、F>Fs となるよう制御する。
結局、鋳肌の平滑度が良好な板を得るためには。
第3図に示すように1次の三条性を同時に満たすことが
必要である。
必要である。
条件1 湯じわを生じない条件 V > V 1条
件2 過凝固現象を生じない条件 V > V zまた
は、F<Fz 条件3 未凝固現象を生じない条件 V < V aま
たは、F > F s および F<50μ in<F<50Q ここでFは圧下カー、aは鋳造する板の幅■であり、F
z =50Q、Fs・=IQである。
件2 過凝固現象を生じない条件 V > V zまた
は、F<Fz 条件3 未凝固現象を生じない条件 V < V aま
たは、F > F s および F<50μ in<F<50Q ここでFは圧下カー、aは鋳造する板の幅■であり、F
z =50Q、Fs・=IQである。
上記の条件に従って鋳造すれば、凝固殻には常に溶鋼圧
が加わるので、凝固殻が熱応力によって湾曲を生じてロ
ールから離れることはない、又。
が加わるので、凝固殻が熱応力によって湾曲を生じてロ
ールから離れることはない、又。
未凝固現象、過凝固現象による欠陥も生じない。
因みに従来の文献から公知例を調べてみると。
第2図のように、V<Vxとなっているのは当然である
が、V < V 1となっており、充分に平滑な鋳肌が
得られにくいことが分る。
が、V < V 1となっており、充分に平滑な鋳肌が
得られにくいことが分る。
実施例の速度制御は。
Ft<F<Fs
Vz<V
の組合せにより、第3図の方式により行った。すなわち
シムによってロール間隔を3mに設定し、ロール軸同志
を100トンの負荷で押しつけ、ロール軸同志度重を検
出した。鋳造中はロール間の、′i固i厚さが大きいほ
ど、それによる反力Fが大ン きいため、検出される軸間の荷重は小さくなる。
シムによってロール間隔を3mに設定し、ロール軸同志
を100トンの負荷で押しつけ、ロール軸同志度重を検
出した。鋳造中はロール間の、′i固i厚さが大きいほ
ど、それによる反力Fが大ン きいため、検出される軸間の荷重は小さくなる。
したがってこの荷重から反力Fを知ることができる。
まずVz = 30 m/分に設定して鋳造したところ
、第4図に示すような湯じわを含む鋳肌が得られた1次
にVz = 60 m/分に設定したところ第ると、X
x=0.2 および0.4 に相当する。ロール周速度
が制御範閥内で速いほど良好な平滑面が得られるが、K
l =0.35 付近が良好な平滑面が得られなくなる
臨界値と判断された。
、第4図に示すような湯じわを含む鋳肌が得られた1次
にVz = 60 m/分に設定したところ第ると、X
x=0.2 および0.4 に相当する。ロール周速度
が制御範閥内で速いほど良好な平滑面が得られるが、K
l =0.35 付近が良好な平滑面が得られなくなる
臨界値と判断された。
もう一つの実施例として、同じ装置を用い、厚さ5−の
SU、5304ステレンス鋼板を製造した。
SU、5304ステレンス鋼板を製造した。
ロール周速度はV i= 20 、25 、30 m
/分を適した。ロール周速が大きい程鋳肌は平滑になる
が、30m/分の場合に特に満足すべき結果が得られた
。これは、K1=0.28,0.35,0.42にそれ
ぞれ相当する。この時の未凝固臨界速度は+。
/分を適した。ロール周速が大きい程鋳肌は平滑になる
が、30m/分の場合に特に満足すべき結果が得られた
。これは、K1=0.28,0.35,0.42にそれ
ぞれ相当する。この時の未凝固臨界速度は+。
V 8= D T″″”=800X5−”=32m/分
であり、V1=30m/分の場合は前記未凝固臨界速度
に近く、この為、ロール表面塗布層を除き、かつロール
水冷を強化するという処置を施して、板のふくれ、破断
などの未凝固欠陥を防止した。
であり、V1=30m/分の場合は前記未凝固臨界速度
に近く、この為、ロール表面塗布層を除き、かつロール
水冷を強化するという処置を施して、板のふくれ、破断
などの未凝固欠陥を防止した。
本発明の、ロール周速度を湯じわ発生臨界速度よりも速
く、未凝固臨界速度よりも遅く制御して、鋼板を鋳造す
る方法により、鋳肌の平滑の良好な鋼板を、未凝固欠陥
を生ずることなく連続的に生産することが可能となり、
生産性向上の効果がある。更に、連鋳装置のロール端部
にサイドダム板を設けることにより、溶鋼プールが深く
なるとともに溶鋼とロールの接触弧が長くなり、ロール
周速度を増加することが可能となり、生産性向上の効果
がある。
く、未凝固臨界速度よりも遅く制御して、鋼板を鋳造す
る方法により、鋳肌の平滑の良好な鋼板を、未凝固欠陥
を生ずることなく連続的に生産することが可能となり、
生産性向上の効果がある。更に、連鋳装置のロール端部
にサイドダム板を設けることにより、溶鋼プールが深く
なるとともに溶鋼とロールの接触弧が長くなり、ロール
周速度を増加することが可能となり、生産性向上の効果
がある。
第1図は本発明の一実施例を示す図、第2図は本発明の
速度範囲を示す図、第3図は本発明の速度制御方式を示
す図、第4図は鋳肌の湯じわを示す図であり、第5図は
本発明により鋳造した鋼板の鋳肌状況を示す図である。 1.2・・・ロール、3・・・タンディツシュ、4・・
・取札ノズル、5・・・溶鋼プール、6・・・サイドダ
ム板、7・・・薄鋼板。 代−人“弁理士 小川勝男 高2図 扱厚丁(亀m] 手続補正書(方式) 昭和62年 3月25 特許庁長 官黒EEI 明雄 殿 119件の表示 昭和61年特許願第281778 号発 明 の 名
称 鋼板鋳造方法及び装置hl+正をする者 !1卯ドとの関係 特許出願人 名 株15101株式会社 日 立 製作所代 理
人
速度範囲を示す図、第3図は本発明の速度制御方式を示
す図、第4図は鋳肌の湯じわを示す図であり、第5図は
本発明により鋳造した鋼板の鋳肌状況を示す図である。 1.2・・・ロール、3・・・タンディツシュ、4・・
・取札ノズル、5・・・溶鋼プール、6・・・サイドダ
ム板、7・・・薄鋼板。 代−人“弁理士 小川勝男 高2図 扱厚丁(亀m] 手続補正書(方式) 昭和62年 3月25 特許庁長 官黒EEI 明雄 殿 119件の表示 昭和61年特許願第281778 号発 明 の 名
称 鋼板鋳造方法及び装置hl+正をする者 !1卯ドとの関係 特許出願人 名 株15101株式会社 日 立 製作所代 理
人
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、溶融金属を一時貯えるタンディッシュと、該タンデ
ィッシュに設けた溶融金属注入ノズルと、該ノズルから
注入される溶融金属を凝固させつつ板状に成形して送り
出す一対のロールとを用いる鋼板の直接連続鋳造法にお
いて、 ロール周速度を、湯じわ発生臨界周速度よりも大きく、
未凝固臨界周速度よりも小さく制御して鋳造することを
特徴とする鋼板鋳造方法。 2、ロール周速度を未凝固臨界周速度よりも小さく制御
する方法として、ロールの圧下刃を計測し、該圧下刃が
あらかじめ定められた値よりも大きくなる範囲にロール
周速度を維持する方法を用いることを特徴とする特許請
求の範囲第1項に記載の鋼板鋳造方法。 3、溶融金属を一時貯えるタンディッシュと、該タンデ
ィッシュに設けた溶融金属注入ノズルと、該ノズルから
注入される溶融金属を凝固させつつ板状に成形して送り
出す一対のロールを有し、ロール周速度を、湯じわ発生
臨界周速度よりも大きく、未凝固臨界周速度よりも小さ
く制御して鋳造する鋼板鋳造装置において、 ロールの軸方向の両端部に、ロール側の面は前記ロール
の軸方向の端面と、ロールの最上部からロールの円周に
沿ってロール間ギャップが最小さなる位置まで、少なく
とも巾5mmの帯状の接触部分を有し、上縁はロールの
上面と同程度に高く、下縁はロールの軸芯位置よりも低
い位置に設けられ、溶着金属プールの側壁をなす、一対
のサイドダム板を有することを特徴とする鋼板鋳造装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28177886A JPS63137548A (ja) | 1986-11-28 | 1986-11-28 | 鋼板鋳造方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28177886A JPS63137548A (ja) | 1986-11-28 | 1986-11-28 | 鋼板鋳造方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63137548A true JPS63137548A (ja) | 1988-06-09 |
Family
ID=17643845
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28177886A Pending JPS63137548A (ja) | 1986-11-28 | 1986-11-28 | 鋼板鋳造方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63137548A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7562439B2 (en) | 2005-01-27 | 2009-07-21 | Fanuc Ltd | Apparatus for making a laminated core structure |
US7650925B2 (en) | 2006-08-28 | 2010-01-26 | Nucor Corporation | Identifying and reducing causes of defects in thin cast strip |
-
1986
- 1986-11-28 JP JP28177886A patent/JPS63137548A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7562439B2 (en) | 2005-01-27 | 2009-07-21 | Fanuc Ltd | Apparatus for making a laminated core structure |
US7650925B2 (en) | 2006-08-28 | 2010-01-26 | Nucor Corporation | Identifying and reducing causes of defects in thin cast strip |
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