JP2951312B1 - チーム形式設計用cadシステム - Google Patents

チーム形式設計用cadシステム

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JP2951312B1
JP2951312B1 JP10091372A JP9137298A JP2951312B1 JP 2951312 B1 JP2951312 B1 JP 2951312B1 JP 10091372 A JP10091372 A JP 10091372A JP 9137298 A JP9137298 A JP 9137298A JP 2951312 B1 JP2951312 B1 JP 2951312B1
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裕昭 佐野
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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Abstract

【要約】 【課題】 チーム形式による設計時において設計者単位
に実行可能なアンドゥ機能又はリドゥ機能を提供する。 【解決手段】 データベースサーバ20は、同一チーム
において共通に設けられた部位DB21及び履歴DB2
3と、設計者が行う操作の履歴情報を収集して履歴DB
23に記録する履歴DB管理部24とを有する。履歴情
報には、操作が行われた日時、その操作の対象となった
要素、その操作の種別、その操作を行った設計者、履歴
情報の有効フラグとが含まれている。操作者基準モード
時にある設計者がUndo機能を実行すると、当該設計
者が行った操作の履歴情報を検索して当該設計者が行っ
た直前の操作のみを取り消し、同一チーム内の他の設計
者による操作は取り消さない。また、ある設計者がRe
do機能を実行すると、当該設計者が直前にUndo機
能を実行して取り消した操作を復活させ、同一チーム内
の他の設計者による操作は復活させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はチーム形式で設計を
行うために用いるCADシステム、特にCADシステム
が提供しているアンドゥ(Undo)機能、リドゥ(R
edo)機能の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動車の設計のように設計
対象が比較的大型で多数に及ぶ部品から構成されるもの
を設計する場合、作成した自動車の外観を設計単位とな
る複数の部位(コンポーネント)に分割し、その後は各
部位を同時に並行して設計を行ういわゆるチーム形式の
CADシステムが導入されている。このチーム形式で設
計を行う際に用いるCADシステムにおいては、複数の
設計者がデータ処理用の各端末装置において各部位の設
計を同時並行して進めることができるので、全体として
設計の効率化や設計期間の短縮を図ることが可能とな
る。また、一つの部位に複数の部品が含まれるような場
合には、一つの部位の設計を複数の設計者に割り当て部
位毎にチームを形成する場合もある。各設計者は、この
ように各自の端末装置を用いて設計作業を行うので最終
的には設計内容をまとめなくてはならないが、一つの部
位を設計するチーム毎に共通の部位データベースを予め
用意しておき、そのチームに属する設計者にはその部位
データベースにアクセスをさせることで省ディスクスペ
ース化や他の設計者との不具合の防止等を図っている。
【0003】また、CADシステムでは、キーボードや
マウス等を操作させることによって設計、修正、削除、
移動等のCADコマンドを実行し、その操作内容を部位
データベースに反映することができるが、その操作毎の
履歴情報を収集する機能を有している。例えば、同じチ
ームに属する設計者A及び設計者Bが同一部位に対して
別々の端末装置から同時並行して図30に示したような
手順で操作が行われた場合、この操作の内容は、設計者
の別に関係なく部位データベースに対応して設けられた
履歴データベースに履歴情報として順次記録される。こ
の記録された履歴情報の内容例を図31に示す。図31
では、便宜上表形式で示しているが、各履歴情報を履歴
オブジェクトとして生成している。なお、図に含まれて
いる「要素」というのは、直線、円、四角形など一つの
コマンドで描画される図形のことであり、基本的には一
回の操作で一つのコマンドが実行され一つの図形が描画
される。一つの部位は、通常複数の要素が組み合わされ
ることによって設計される。
【0004】ところで、一操作で描画した要素を取り消
したい場合がある。一般的なCADシステムには、直前
の操作を取り消すためのUndo機能やUndo機能に
よって取り消された要素を再度復活させるためのRed
o機能が用意されており、設計作業の効率化が図られて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、履歴データベースには、異なる設計者による
操作の履歴情報が入り混じった状態で操作された順番に
記録されるため、例えば、図30に示したような操作が
された状態において設計者Bがした「要素4の作成」操
作を取り消したい場合、図31に示した履歴データベー
スに記録されている履歴情報に基づくと従来のUndo
機能であれば2回実行しなければならない。すなわち、
設計者Bは、Undo機能を実行して設計者Aがした
「要素2の削除」操作を取り消さなければ、「要素4の
作成」操作を取り消すことができない。従って、「要素
2の削除」操作の取消しを設計者Aが了承しない場合に
は、Undo機能を用いて「要素4の作成」操作を取り
消すことはできない。
【0006】このように、従来においては、同一チーム
の設計者により実行され入り混じった状態で逐次記録さ
れた操作の中から自己がした直前の操作のみを取り消し
たいような場合でも、Undo機能を用いることによっ
て有効な操作を共に取り消さなくてはならない。あるい
はUndo機能を実行すれば要素を元の状態に戻せるよ
うな場合でもUndo機能の実行に相当する新たな設計
作業が発生することになり効率的でない。
【0007】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、設計者単位に操作
の取り消しができるアンドゥ機能又は設計者単位にアン
ドゥ機能により取り消した操作を復活させるリドゥ機能
を提供するチーム形式設計用CADシステムを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、本発明に係るチーム形式設計用CADシス
テムは、複数の設計者がチーム形式で行う設計作業にお
いて各設計者が行う各操作の内容を履歴情報として共通
の履歴情報記憶手段に順次記録するとともに履歴情報の
前記履歴情報記憶手段への記録順に基づいて直前の操作
を取り消すためのアンドゥ機能を提供するCADシステ
ムにおいて、設計者が操作を行う度に、その操作が行わ
れた時間情報、その操作の対象となった設計対象に含ま
れる要素、その操作の種別及びその操作を行った設計者
に関する情報を含む履歴情報を、有効と設定された操作
の有効無効を表す情報と共に前記履歴情報記憶手段に記
録する履歴情報収集手段と、アンドゥ機能が実行された
ときに対象となる操作を取り消すと共に前記履歴情報記
憶手段に記録されている当該操作の履歴情報に対応した
操作の有効無効を表す情報を無効に変更するアンドゥ機
能制御処理手段とを有し、前記アンドゥ機能制御処理手
段は、設計者がアンドゥ機能を実行したときに当該設計
者が行った直前の操作を取り消し、前記履歴情報収集手
段は、一操作に関する履歴情報を、時間軸基準、要素別
及び設計者別に分類して管理することを特徴とする。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】本発明によれば、チームに属する設計者が
行った操作の中からアンドゥ機能を実行した設計者が行
った直前の操作を検索してその操作を取り消すことがで
きる。
【0014】また、同様にリドゥ機能を実行した設計者
が直前のアンドゥ機能の実行により取り消された操作を
復活させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0016】図1は、本発明に係るCADシステムの一
実施の形態を示したブロック構成図である。図1には、
ネットワーク1によって接続された各設計者が使用する
端末装置10と、設計者によって共有される各種データ
ベースを管理するデータベースサーバ20とが示されて
いる。
【0017】図2は、図1に示した各端末装置10及び
データベースサーバ20のブロック構成図である。端末
装置10は、図示しないマウス、ディスプレイ等の各種
入出力機器を制御する入出力制御部11と、端末装置1
0におけるその他の制御全般を行う制御処理部12とを
有している。制御処理部12には、設計者に指示された
CADコマンドを実行するコマンド実行部13と、アン
ドゥ機能を実行するアンドゥ機能実行部14と、リドゥ
機能を実行するリドゥ機能実行部15とが含まれてい
る。端末装置10は、ハード的には汎用的なCAD端末
で実現可能であり、装置上で実行するアプリケーション
が従来と異なる。本実施の形態では、これを線や円等の
各要素の形状データを表す形状データオブジェクト、要
素を表す表示画面上の表示用オブジェクト等のアプリケ
ーションオブジェクトで実現している。
【0018】一方、データベースサーバ20は、設計対
象の形状に関するデータを格納するデータベースを管理
するが、本実施の形態では、設計対象を部位毎にチーム
形式で設計するようにしているので、形状データベース
として設けられている部位データベース(DB)21を
管理している。部位DB21は、オブジェクト指向デー
タベースであり、部位又は部品の形状データオブジェク
トを格納する。部位データベース(DB)管理部22
は、CADコマンドの実行により生成、削除等される形
状データオブジェクトに基づいて部位DB21の更新処
理等を行う。更に、部位DB管理部22は、形状データ
オブジェクトの登録等に伴い履歴データベース(DB)
管理部24に履歴情報の記録を指示する。履歴DB管理
部24は、設計作業において設計者が行う操作の履歴を
収集して履歴データベース(DB)23に逐次記録する
履歴情報収集手段である。また、履歴DB管理部24
は、アンドゥ機能が実行されたときに対象となる操作を
取り消すと共に履歴DB23に記録されている当該操作
の履歴情報に対応した操作の有効無効を表す情報を無効
と変更するアンドゥ機能制御処理手段をアンドゥ機能実
行部14と共に構成する。更に、リドゥ機能が実行され
たときに直前のアンドゥ機能の実行により取り消された
操作を復活させると共に履歴DB23に記録されている
当該操作の履歴情報に対応した操作の有効無効を表す情
報を有効と変更するリドゥ機能制御処理手段をリドゥ機
能実行部15と共に構成する。
【0019】図3は、本実施の形態における履歴DB2
3の基本的なデータ構成例を示した図である。履歴DB
23には、設計者が操作を行う度に、その操作に関する
情報が履歴情報として蓄積される。各履歴情報には、そ
の操作が行われた時間情報、その操作の対象となった設
計対象に含まれる要素、作成、修正等その操作の種別、
その操作を行った設計者及びその操作の有効無効を表す
情報が含まれ、図3においてはそれぞれ「日時」、「対
象」、「操作」、「設計者」及び「有効フラグ」で表さ
れている。有効フラグには、新規に記録されたときやリ
ドゥ機能の実行によりその操作内容が復活して有効とな
ったときには「有効」が、アンドゥ機能の実行により取
り消されたときには「無効」が設定される。なお、本実
施の形態では、操作内容の有効無効を「有効フラグ」と
いうフラグ情報で表すようにしたが、他の表現方式、例
えばポインタ情報で表すようにすることも可能である。
【0020】本実施の形態において特徴的なことは、履
歴情報に設計者に関する情報を持たせたことでアンドゥ
機能やリドゥ機能を設計者毎に実行できるようにしたこ
とである。例えば、図30に示した手順で操作がされた
場合に設計者Bが「要素4の作成」操作を取り消したい
場合、設計者Bは、Undo機能を1回実行することに
よって設計者Aがした「要素2の削除」操作を取り消す
ことなく、自己がした「要素4の作成」操作のみを取り
消すことができる。
【0021】ところで、本実施の形態では、従来と同様
の操作された時間に沿ったいわゆる時間軸基準のUnd
o機能及びRedo機能と、本実施の形態の特徴である
操作した設計者単位のUndo機能及びRedo機能と
の併存を可能としている。また、本実施の形態における
各機能をオブジェクトにより実現しているので、より実
施容易とするために履歴DB23を実際には図3に示し
たのと異なるデータ構造で実現している。この本実施の
形態において使用する履歴DB23のデータ構造につい
て説明する。
【0022】本実施の形態においては、履歴情報を3つ
の基準に分けて管理している。一つは、時間軸を基準と
した履歴情報であり、これを時間軸基準履歴管理テーブ
ルというテーブル形式で図4に示している。一つは、操
作対象とする要素を基準とした履歴情報であり、これを
モデル基準履歴管理テーブルというテーブル形式で図5
に示している。残り一つは、操作した設計者を基準とし
た履歴情報であり、これをオペレータ基準履歴管理テー
ブルというテーブル形式で図6に示している。図4乃至
図6では、便宜上テーブル形式で表しているが、各履歴
情報は、一つのオブジェクトで形成されている。設計者
が操作を行う度に、各テーブルに履歴情報がそれぞれ関
連付けられて記録されることになる。
【0023】まず、時間軸基準履歴管理テーブルの履歴
情報には、記録順を示す「SeqNo.」、操作がされ
た時刻を示す「日時」、当該履歴情報に対応した操作の
有効無効を表す情報としての「有効フラグ」、当該履歴
情報に対応して記録されたモデル基準履歴管理テーブル
上の履歴情報と関連付けるための「モデル基準履歴ポイ
ンタ」、時間軸基準履歴管理テーブル上において直後に
記録された履歴情報を連携する「次履歴情報ポインタ」
及び時間軸基準履歴管理テーブル上において直前に記録
された履歴情報を連携する「前履歴情報ポインタ」が含
まれている。「次履歴情報ポインタ」及び「前履歴情報
ポインタ」は、各履歴情報が固定長であり、かつ時間軸
基準履歴管理テーブルが連続領域に形成されれば、不要
な情報である。また、各履歴情報を操作された時間順に
連結できれば他の方法で実現してもよい。また、いった
ん記録された履歴情報は、原則としてUndo機能によ
り取り消されたとしても消去されないので、どの操作ま
でが有効なのかを「有効フラグ」をチェックしなくても
容易に把握できるように「有効履歴ポインタ」を設け
た。すなわち、有効履歴ポインタは、有効な履歴情報列
のうち末端に位置する履歴情報を指す。「有効履歴ポイ
ンタ」と「有効フラグ」のいずれか一方の情報さえあれ
ば本システムを正常に動作させることは可能であるが、
本実施の形態では処理の迅速化を図るために双方を設け
ている。「有効履歴ポインタ」には履歴情報の「Seq
No.」を設定すれば容易に有効な操作の末端を示す
ことができる。時間軸基準履歴管理テーブルには、操作
が行われる度に履歴情報が蓄積されていく。この履歴情
報においては、時間情報(この例では「日時」)と他の
テーブルの履歴情報との関連付けをするための情報(こ
の例では「モデル基準履歴ポインタ」)が必須なデータ
である。
【0024】モデル基準履歴管理テーブルには、要素毎
に図5に示したテーブルが生成される。ここの履歴情報
には、作成、修正等操作の種別を示す「操作」、当該履
歴情報に対応して記録された時間軸基準履歴管理テーブ
ル上の履歴情報と関連付けるための「時間軸基準履歴ポ
インタ」、当該履歴情報に対応して記録されたオペレー
タ基準履歴管理テーブル上の履歴情報と関連付けるため
の「オペレータ基準履歴ポインタ」が含まれている。そ
の他の「Seq No.」、「有効フラグ」、「次履歴
情報ポインタ」、「前履歴情報ポインタ」の履歴情報及
び「有効履歴ポインタ」は、時間軸基準履歴管理テーブ
ルと同様なので説明を省略する。モデル基準履歴管理テ
ーブルにおいては、図3の「対象」に相当する「要素
名」と他のテーブルの履歴情報との関連付けをするため
の情報(この例では「時間軸基準履歴ポインタ」及び
「オペレータ基準履歴ポインタ」)が必須なデータであ
る。
【0025】オペレータ基準履歴管理テーブルには、設
計者毎に図6に示したテーブルが生成される。ここの履
歴情報には、「Seq No.」、「有効フラグ」、
「モデル基準履歴ポインタ」、「次履歴情報ポインタ」
及び「前履歴情報ポインタ」が含まれているが、各情報
は上記各テーブルと同様なので説明を省略する。オペレ
ータ基準履歴管理テーブルにおいては、図3の「設計
者」に相当する「オペレータ名」と他のテーブルの履歴
情報との関連付けをするための情報(この例では「モデ
ル基準履歴ポインタ」)が必須なデータである。なお、
時間軸基準履歴管理テーブル上の履歴情報とは、モデル
基準履歴管理テーブル上の履歴情報を介して間接的に関
連付けをすることができるが、「時間軸基準履歴ポイン
タ」を履歴情報に直接含ませてもよい。
【0026】次に、本実施の形態における動作について
説明するが、ここでは、図30に示された手順で操作が
行われることによって履歴情報が履歴DB23に記録さ
れ、その後にUndo機能及びRedo機能が実行され
た場合について、図4乃至図6においてテーブル形式で
示したオブジェクトの内容を模式的に示した図7以降の
図を用いて説明する。また、本実施の形態においては、
設計者(オペレータ)A及びBにおいてチームが形成さ
れているものとする。
【0027】まず、設計者A及びBにおいて、設計が開
始される前にそのチームで共有する部位DB21及び履
歴DB23が用意される。なお、図7における時間軸基
準履歴管理オブジェクト30は、図4に示した時間軸基
準履歴管理テーブルの「有効履歴ポインタ」に、各設計
者のオペレータ基準履歴管理オブジェクト50は、図6
に示したオペレータ基準履歴管理テーブルの「オペレー
タ名」+「有効履歴ポインタ」に、それぞれ相当する。
また、追って説明するモデル基準履歴管理オブジェクト
40は、図5に示したモデル基準履歴管理テーブルの
「要素名」+「有効履歴ポインタ」に相当することにな
る。
【0028】履歴情報の履歴DBへの記録 まず、履歴情報が履歴DB23に記録される動作につい
て図8乃至図14に模式的に示した履歴情報の遷移図及
び図15に示したフローチャートを用いて説明する。
【0029】コマンド実行部13が設計者Aによる「要
素1の作成」操作を理解して生成された形状データオブ
ジェクトは、ネットワーク1を介してデータベースサー
バ20へ送信される。部位DB管理部22は、送られて
きた形状データオブジェクトを部位DB21に登録す
る。更に、登録した旨を、「設計者Aが要素1を作成し
た」というその操作に関する情報と共に履歴DB管理部
24に通知する。履歴DB管理部24は、受け取った通
知の内容に基づき履歴情報を履歴DB23に記録する。
すなわち、図8に示したように、前述した3種類のテー
ブル上の履歴情報それぞれに相当する時間軸基準履歴オ
ブジェクト31、モデル基準履歴オブジェクト41及び
オペレータ基準履歴オブジェクト51を生成する(ステ
ップ101,104,106)。
【0030】まず、ステップ101において、時間軸基
準履歴オブジェクト31には、その「日時」に操作され
た時刻と「有効フラグ」に“有効”が設定され生成され
るが、本実施の形態においては、日時の情報を単に「S
eq No.」に相当する記録順で示すことにする。ま
た、「有効フラグ」が“有効”である旨を右向きの矢印
31aで表すことにする。このようにして生成された時
間軸基準履歴オブジェクト31は、時間軸基準履歴管理
オブジェクト30により管理される。
【0031】次に、処理対象となる要素が新規の場合、
履歴DB管理部24は、その通知に伴い当該要素に対す
るモデル基準履歴管理オブジェクト40を内部に生成し
て動作を開始させる(ステップ102,103)。この
例の場合は、要素1に対するモデル基準履歴管理オブジ
ェクト40を内部に生成する。ステップ104におい
て、モデル基準履歴オブジェクト41には、その「操
作」に“作成”と「有効フラグ」に“有効”が設定され
るが、本実施の形態においては、「有効フラグ」が“有
効”である旨を下向きの矢印41aで表すことにする。
そして、要素1に対するモデル基準履歴管理オブジェク
ト40に連結され、更に、要素1のモデル基準履歴オブ
ジェクトの列において有効な操作に対応するオブジェク
トの末端(ここではモデル基準履歴オブジェクト41)
を矢印71で指す(ステップ105)。この矢印71
は、モデル基準履歴管理テーブルの有効履歴ポインタに
相当する。このようにして生成されたモデル基準履歴オ
ブジェクト41は、対応するモデル基準履歴管理オブジ
ェクト40により管理される。
【0032】なお、Undo機能が実行されたとき、操
作対象となった要素を元の状態に戻す必要がある。換言
すると、形状データオブジェクトをある操作の直前の状
態に戻す必要がある。また、Redo機能が実行された
とき、Undo機能の実行により元の状態に戻った要素
を更に元に戻す必要がある。これを可能とするために、
本実施の形態では、ある要素に対する操作がなされる度
に操作対象となった要素に関するバックアップ的な状態
情報をモデル基準履歴オブジェクトに関連付けて保持す
るようにしているが、この処理については本発明の要旨
ではないため説明を省略する。
【0033】ステップ106において、オペレータ基準
履歴オブジェクト51には、その「有効フラグ」に“有
効”が設定されるが、本実施の形態においては、「有効
フラグ」が“有効”である旨を右向きの矢印51aで表
すことにする。オペレータ基準履歴オブジェクト51
は、オペレータAに対するオペレータ基準履歴管理オブ
ジェクト50に連結され、更に、オペレータAのオペレ
ータ基準履歴オブジェクトの列において有効な操作に対
応するオブジェクト列の末端(ここではオペレータ基準
履歴オブジェクト51)を矢印72で指す(ステップ1
07)。この矢印72は、オペレータ基準履歴管理テー
ブルの有効履歴ポインタに相当する。そして、新たに記
録された各履歴オブジェクト31,41,51は、図4
乃至図6を用いて上記各テーブルについて説明したとお
り時間軸基準履歴ポインタ、モデル基準履歴ポインタ及
びオペレータ基準履歴ポインタで関連付けられる。この
関連付けされた状況を図8では線61,62で表す。
【0034】次に、コマンド実行部13が設計者Bによ
る「要素3の作成」操作を理解して生成された形状デー
タオブジェクトは、ネットワーク1を介してデータベー
スサーバ20へ送信される。部位DB管理部22は、送
られてきたその形状データオブジェクトを部位DB21
に登録する。更に、登録した旨を、「設計者Bが要素3
を作成した」というその操作に関する情報と共に履歴D
B管理部24に通知する。履歴DB管理部24は、受け
取った通知内容に基づき履歴情報を履歴DB23に記録
する。すなわち、図9に示したように、前述した3種類
のテーブル上の履歴情報それぞれに相当する時間軸基準
履歴オブジェクト32、モデル基準履歴オブジェクト4
2及びオペレータ基準履歴オブジェクト52を生成する
(ステップ101,104,106)。その内容は、上
記と同様の処理により設定される。
【0035】まず、ステップ101において生成された
時間軸基準履歴オブジェクト32は、すでに記録されて
いる時間軸基準履歴オブジェクト31の直後に連結され
る。時間軸基準履歴管理テーブルの次(前)履歴情報ポ
インタに相当する情報を線63で表す。なお、時間軸基
準履歴オブジェクト32の内容の設定方法は上記と同じ
である。
【0036】次に、処理対象となる要素3は新規なの
で、要素3に対するモデル基準履歴管理オブジェクト4
0を内部に生成して動作を開始させる(ステップ10
2,103)。なお、モデル基準履歴オブジェクト42
の内容及び有効履歴ポインタの設定方法は上記と同じで
ある。
【0037】そして、オペレータBに対するオペレータ
基準履歴オブジェクト52の生成も前述した設計者Aに
よる「要素1の作成」操作のときと同様にして行う(ス
テップ106,107)。
【0038】次に、コマンド実行部13が設計者Aによ
る「要素1の修正」操作を理解して生成された形状デー
タオブジェクトは、ネットワーク1を介してデータベー
スサーバ20へ送信される。部位DB管理部22は、送
られてきた形状データオブジェクトを部位DB21に登
録する。更に、部位DB管理部22は、登録した旨を
「設計者Aが要素1を修正した」というその操作に関す
る情報と共に履歴DB管理部24に通知する。履歴DB
管理部24は、その通知内容に基づき履歴情報を履歴D
B23に記録する。すなわち、図10に示したように、
前述した3種類のテーブル上の履歴情報それぞれに相当
する時間軸基準履歴オブジェクト33、モデル基準履歴
オブジェクト43及びオペレータ基準履歴オブジェクト
53を生成する(ステップ101,104,106)。
各履歴オブジェクト33,43,53の各内容は、上記
と同様にして設定される。このうち、時間軸基準履歴オ
ブジェクト33には、その「日時」に操作された時刻と
「有効フラグ」に“有効”が設定される(ステップ10
1)。そして、時間軸基準履歴管理オブジェクト30が
管理する履歴オブジェクトの最後尾に連結される。モデ
ル基準履歴オブジェクト43には、その「操作」に“修
正”と「有効フラグ」に“有効”が設定される(ステッ
プ104)。なお、要素1に対するモデル基準履歴管理
オブジェクト40は、生成済みなので、モデル基準履歴
オブジェクト43は、この要素1に対するモデル基準履
歴管理オブジェクト40が管理する履歴オブジェクトの
最後尾に連結され、これに伴い有効履歴ポインタに相当
する矢印71は、このモデル基準履歴オブジェクト43
に移される(ステップ105)。オペレータ基準履歴オ
ブジェクト53には、その「有効フラグ」に“有効”が
設定される(ステップ106)。そして、オペレータ基
準履歴オブジェクト53は、オペレータAに対するオペ
レータ基準履歴管理オブジェクト50が管理する履歴オ
ブジェクトの最後尾に連結され、これに伴い有効履歴ポ
インタに相当する矢印72は、このモデル基準履歴オブ
ジェクト53に移される(ステップ107)。なお、そ
の他の直前の履歴情報及び他のテーブル上の履歴情報と
の関連付け等の処理は、上記と同様に行われる。
【0039】図30に示した後述する設計者Bによる要
素3の修正から要素2の削除までの各操作に対応する履
歴情報も前述した処理を繰り返し行うことによって履歴
DB23に順次記録することができる。以降の各操作に
より各履歴オブジェクトが記録された状態を図11乃至
図14に示す。
【0040】Undo機能の実行(操作者基準モード) 前述したように、本実施の形態は、Undo機能を設計
者毎に実行できるようにしたことを特徴としているが、
次に、図14に示したように履歴情報を記録した状態か
らUndo機能が実行されたときの本実施の形態におけ
る動作について図14、図16乃至図19に模式的に示
した履歴情報の遷移図及び図20に示したフローチャー
トを用いて説明する。なお、本実施の形態では、Und
o機能の実行を操作者(設計者)単位に行う操作者基準
モードにおけるUndo機能と従来と同様に操作された
時間に準じて行う時間軸基準モードとを提供するが、こ
こでは操作者基準モードが選択された場合の処理につい
て説明する。
【0041】まず、Undo機能が実行される前の履歴
DB23に記録されている履歴情報は、図14に示され
ている状態であり、全ての履歴オブジェクトの有効フラ
グは“有効”に設定されているため、有効履歴ポインタ
の矢印71,73,74,75は、各要素1〜4におけ
るモデル基準履歴オブジェクトの列の末端を指してい
る。同様に、有効履歴ポインタの矢印72,76は、各
オペレータ基準履歴オブジェクトの列の末端を指してい
る。
【0042】この状態において設計者AがUndo機能
を実行したとする。この操作は、図30に基づくこの例
では「要素2の削除」操作の取り消し指示に相当する。
この操作は、Undo機能実行部14により理解され、
ネットワーク1を介してデータベースサーバ20へ送信
される。送信される操作内容には、設計者名(=A)と
操作名(=Undo)が含まれる。履歴DB管理部24
は、Undo機能の実行に伴い、設計者Aに対するオペ
レータ基準履歴管理オブジェクト50を探し出し(ステ
ップ111)、当該オペレータ基準履歴管理オブジェク
ト50が管理するオペレータ基準履歴オブジェクトの列
のうち有効フラグが“有効”である末端のオペレータ基
準履歴オブジェクト54の有効フラグを“無効”に変更
する(ステップ112)。本実施の形態では、該当する
オペレータ基準履歴オブジェクト54を有効履歴ポイン
タの矢印72で指すようにしているので該当するオペレ
ータ基準履歴オブジェクト54を即座に検索することが
できる。なお、本実施の形態においては、「有効フラ
グ」が“無効”である旨を左向きの矢印54bで表すこ
とにする。続いて、有効フラグを“無効”にしたオペレ
ータ基準履歴オブジェクト54の直前に位置し、有効フ
ラグが“有効”な履歴情報列の末端であるオペレータ基
準履歴オブジェクト55に有効履歴ポインタの矢印72
を移動する(ステップ113)。次に、オペレータ基準
履歴管理テーブルの無効にされた履歴情報(オペレータ
基準履歴オブジェクト54)のモデル基準履歴ポインタ
により関連付けられているモデル基準履歴管理テーブル
の履歴情報すなわち図16における要素2に対するモデ
ル基準履歴管理オブジェクト40から連結されたモデル
基準履歴オブジェクト44の有効フラグを“無効”に変
更する(ステップ114)。なお、本実施の形態におい
ては、「有効フラグ」が“無効”である旨を上向きの矢
印44bで表すことにする。
【0043】ここで、モデル基準履歴オブジェクトに関
連付けて履歴DB23に保持しているUndo対象要素
への操作実行直前の状態情報を用いて部位DB管理部2
2を通じて部位DB21を以下のように場合分けして変
更する(ステップ115)。
【0044】「作成」操作のUndoの場合は、形状デ
ータオブジェクトが存在しないことにする。なお、当該
形状データオブジェクトは、今後のRedo機能実行の
ためにそのまま残しておく。「修正」操作のUndoの
場合は、バックアップしておいたUndo対象要素への
操作実行直前の状態情報を用いて部位DB21にある形
状データオブジェクトを変更する。「削除」操作のUn
doの場合は、残しておいた形状データオブジェクトを
現存する有効な形状データオブジェクトの集合に再登録
する。この例では、「削除」操作のUndoの場合に相
当するので、「削除」操作時に保持しておいた要素2の
形状データオブジェクトを有効な形状データオブジェク
トの集合に再登録することで復活させる。
【0045】続いて、履歴DB管理部24は、有効フラ
グを“無効”にしたモデル基準履歴オブジェクト44の
直前に位置し、有効フラグが“有効”な履歴情報列の末
端であるモデル基準履歴オブジェクト45に有効履歴ポ
インタの矢印73を移動する(ステップ116)。そし
て、モデル基準履歴管理テーブルの時間軸基準履歴ポイ
ンタにより関連付けられている時間軸基準履歴管理テー
ブルの履歴情報すなわち図16における時間軸基準履歴
オブジェクト37の有効フラグを“無効”に変更する
(ステップ117)。なお、本実施の形態においては、
「有効フラグ」が“無効”である旨を左向きの矢印37
bで表すことにする。
【0046】以上のように、Undo機能が実行された
ときには、履歴DB23に対しては該当する履歴オブジ
ェクトの有効フラグを無効にする処理及び有効履歴ポイ
ンタを移動する処理のみを行う。なお、前述した処理
は、操作者基準モードにおけるUndo機能実行時にお
ける処理であるため、時間軸基準履歴管理オブジェクト
30が管理する有効履歴ポインタの移動は、必須な処理
ではない。
【0047】次に、設計者Aが続けてUndo機能を実
行したとする。この操作は、図30に基づくこの例では
「要素2の作成」操作の取り消し指示に相当する。この
操作が行われると、「設計者Aが「要素2の作成」操作
を取り消した」という情報が履歴DB管理部24に通知
され、次のようなUndo機能実行時における処理が実
行される。
【0048】まず、設計者Aに対するオペレータ基準履
歴管理オブジェクト50が管理するオペレータ基準履歴
オブジェクトの列のうち有効フラグが“有効”である末
端のオペレータ基準履歴オブジェクト55の有効フラグ
を“無効”に変更する(ステップ111)。続いて、有
効フラグを“無効”にしたオペレータ基準履歴オブジェ
クト55の直前に位置し、有効フラグが“有効”な履歴
情報列の末端であるオペレータ基準履歴オブジェクト5
3に有効履歴ポインタの矢印72を移動する(ステップ
112)。
【0049】次に、オペレータ基準履歴管理テーブルの
無効にされた履歴情報(オペレータ基準履歴オブジェク
ト55)のモデル基準履歴ポインタにより関連付けられ
ているモデル基準履歴管理テーブルの履歴情報すなわち
図17における要素2に対するモデル基準履歴管理オブ
ジェクト40から連結されたモデル基準履歴オブジェク
ト45の有効フラグを“無効”に変更する(ステップ1
14)。続いて、有効フラグが“有効”な履歴情報列の
末端に有効履歴ポインタの矢印73を移動しようとする
(ステップ116)。ここでは、該当するモデル基準履
歴オブジェクトが存在しないが、Redo機能の実行に
備えて要素2に対するモデル基準履歴管理オブジェクト
40を指すようにする。もちろん、各モデル基準履歴オ
ブジェクトは、履歴情報として記録保持するため消去し
ない。なお、以降の説明において有効フラグが“有効/
無効”と設定されているモデル基準履歴オブジェクトを
単に有効/無効なモデル基準履歴オブジェクトと適宜表
現することにする。
【0050】続いて、モデル基準履歴管理テーブルの時
間軸基準履歴ポインタにより関連付けられている時間軸
基準履歴管理テーブルの履歴情報すなわち図17におけ
る時間軸基準履歴オブジェクト35の有効フラグを“無
効”に変更する(ステップ117)。
【0051】本実施の形態によれば、設計者AによるU
ndo機能の実行により設計者Aがした操作のみが取り
消され、設計者Aによる「要素2の作成」操作の後にし
た設計者Bの「要素4の作成」操作は、時間軸基準履歴
管理オブジェクト30に連結されている時間軸基準履歴
オブジェクト36に示されたとおり有効のままである。
【0052】次に、設計者BがUndo機能を実行した
とする。この操作は、図30に基づくこの例では「要素
4の作成」操作の取り消し指示に相当する。この操作が
行われると、「設計者Bが「要素4の作成」操作を取り
消した」という情報が履歴DB管理部24に通知され、
次のようなUndo機能実行時における処理が実行され
る。
【0053】まず、設計者Bに対するオペレータ基準履
歴管理オブジェクト50が管理するオペレータ基準履歴
オブジェクトの列のうち有効フラグが“有効”である末
端のオペレータ基準履歴オブジェクト56の有効フラグ
を“無効”に変更する(ステップ112)。本実施の形
態では、該当するオペレータ基準履歴オブジェクト54
を有効履歴ポインタの矢印76で指すようにしているの
で該当するオペレータ基準履歴オブジェクト56を即座
に検索することができる。続いて、有効フラグを“無
効”にしたオペレータ基準履歴オブジェクト56の直前
に位置し、有効フラグが“有効”な履歴情報列の末端で
あるオペレータ基準履歴オブジェクト57に有効履歴ポ
インタの矢印76を移動する(ステップ113)。
【0054】次に、オペレータ基準履歴管理テーブルの
無効にされた履歴情報(オペレータ基準履歴オブジェク
ト56)のモデル基準履歴ポインタにより関連付けられ
ているモデル基準履歴管理テーブルの履歴情報すなわち
図18における要素4に対するモデル基準履歴管理オブ
ジェクト40から連結されたモデル基準履歴オブジェク
ト46の有効フラグを“無効”に変更する(ステップ1
14)。続いて、有効フラグが“有効”な履歴情報列の
末端に有効履歴ポインタの矢印75を移動しようとする
(ステップ116)。ここでは、該当するモデル基準履
歴オブジェクトが存在しないが、Redo機能の実行に
備えて要素4に対するモデル基準履歴管理オブジェクト
40を指すようにする。もちろん、各モデル基準履歴オ
ブジェクトは、履歴情報として記録保持するため消去し
ない。
【0055】続いて、モデル基準履歴管理テーブルの時
間軸基準履歴ポインタにより関連付けられている時間軸
基準履歴管理テーブルの履歴情報すなわち図18におけ
る時間軸基準履歴オブジェクト36の有効フラグを“無
効”に変更する(ステップ117)。
【0056】このように、設計者BによるUndo機能
の実行に対しても設計者Aの操作に基づく履歴情報に何
ら影響を与えることなく設計者Bによる直前の操作のみ
を取り消すことができる。この後、設計者Aが更にUn
do機能を実行して「要素1の修正」操作を取り消す場
合でも上記処理に従えば設計者Bの操作に基づく履歴情
報に何ら影響を与えることなく設計者Aによる直前の
「要素1の修正」操作のみを取り消すことができる。こ
のときの履歴情報の状態を図19に示す。
【0057】Undo機能の実行(時間軸基準モード) 次に、時間軸基準モードが選択された場合の処理につい
て説明する。
【0058】時間軸基準モードにおけるUndo機能で
は、従来と同様に設計者の別に関係なく操作された時間
に従いチーム内おいて直前にされた操作から順に取り消
すことになるが、前述した操作者基準モードでは、時間
軸により制限されずに操作の取り消しが行われるため、
有効な時間軸基準履歴オブジェクトが必ずしも連続して
存在するとは限らない。具体的には、図19に示されて
いるように無効な時間軸基準履歴オブジェクト33の後
段に有効な時間軸基準履歴オブジェクト34が存在しう
る。このような状態は、直前の操作を順次取り消すとい
う時間軸基準モードによるUndo機能を実行させるう
えでは好ましいとはいえないためこの断続状態を可能で
あれば解消させたい。そこで、データベースサーバ20
では、時間軸基準モードへの切替時に所定の条件に合致
した有効な時間軸基準履歴オブジェクトを自動的に無効
にするという処理を実行する。この処理について図1
9、図21に模式的に示した履歴情報の遷移図及び図2
2に示したフローチャートを用いて説明する。
【0059】時間軸基準モードを選択するとき、有効な
時間軸基準履歴オブジェクトが連続していない場合を想
定してどの時間軸基準履歴オブジェクトまでを自動的に
無効にするかを指定させる。各端末装置10の制御処理
部12は、履歴DB管理部24から履歴情報のリストを
送ってもらい、そのリストをディスプレイに表示するこ
とで設計者に指定させることができる。例えば、図21
において、“日時:2”の時間軸基準履歴オブジェクト
32より後段の時間軸基準履歴オブジェクトを自動的に
無効にしたい場合は、時間軸基準履歴オブジェクト32
を時間軸基準モードの選択時に指定させる。なお、時間
軸基準履歴管理オブジェクト30が管理する有効履歴ポ
インタを操作者基準モードにおけるUndo機能実行時
に移動させる処理をしなかったのは、操作者基準モード
によるUndo機能の実行時では時間軸基準履歴オブジ
ェクトが必ずしも連続にならないし、本実施の形態で
は、無効にする時間軸基準履歴オブジェクトの位置をモ
ード切替時に指定させるようにしたから、当該処理を実
行することにあまり意味がないからである。
【0060】まず、時間軸基準履歴管理オブジェクト3
0から始める時間軸基準履歴オブジェクト列の末端にあ
る時間軸基準履歴オブジェクト37を取得する(ステッ
プ121)。当該時間軸基準履歴オブジェクト37は、
指定された時間軸基準履歴オブジェクト32より後段で
あり、かつ既に無効とされているので、何も処理をしな
い。そして、その直前にある時間軸基準履歴オブジェク
ト36を取得する(ステップ122,123,12
8)。この時間軸基準履歴オブジェクト36、更に時間
軸基準履歴オブジェクト35,34も無効とされている
ので、同様に何も処理をしない。続いて、時間軸基準履
歴オブジェクト33を取得する(ステップ121)。当
該時間軸基準履歴オブジェクト33は、指定された時間
軸基準履歴オブジェクト32より後段であり、かつ有効
フラグが“有効”なので、この時間軸基準履歴オブジェ
クト33の有効フラグを“無効”に変更する(ステップ
124)。そして、時間軸基準履歴オブジェクト33に
関連付けられているモデル基準履歴オブジェクト43の
有効フラグを“無効”に変更する(ステップ125)。
そして、モデル基準履歴オブジェクト43に関連付けて
履歴DB23に保持しているUndo対象要素への操作
実行直前の状態情報を用いて部位DB管理部22を通じ
て部位DB21を変更するが(ステップ126)、この
処理については、図20のステップ115と同様なので
詳細な説明は省略する。続いて、履歴DB管理部24
は、オペレータ基準履歴オブジェクト53の有効フラグ
を“無効”に変更する(ステップ127)。次に、時間
軸基準履歴オブジェクト33の直前にある時間軸基準履
歴オブジェクト32は、指定された履歴オブジェクトで
あるため、ここで処理を終了する(ステップ128,1
22)。この状態が図21に示されている。
【0061】本実施の形態によれば、以上のようにして
時間軸基準モードへの切替時には無効な時間軸基準履歴
オブジェクトが連続となるように自動調整することがで
きる。この後にUndo機能が実行されたときには、時
間軸基準履歴管理オブジェクトが管理する有効履歴ポイ
ンタ77により指された履歴オブジェクトから順次取り
消せばよく、この際、上記ステップ124〜126に示
した処理を実行すればよい。なお、モデル基準履歴管理
オブジェクト40及びオペレータ基準履歴管理オブジェ
クト50が管理する有効履歴ポインタは、時間軸基準モ
ードにおけるUndo機能の実行時に用いないので有効
フラグの変更に応じて必ずしも移動させる必要はない。
操作者基準モードへの切替時には、各履歴オブジェクト
の有効フラグを参照することによって自動的に再設定す
ることができる。
【0062】ところで、本実施の形態においては、設計
途中において時間軸基準モードへの切替処理が行われる
と、取り消したくない操作あるいは他の設計者による操
作まで強制的に取り消されてしまうおそれがある。この
ため、モード切替に対しては注意を要する。しかし、こ
れは、いずれかの設計者からモード切替指示がされた場
合に自動取り消し対象の操作や確認用のメッセージを各
端末装置10に出力したり、自動取り消し対象の操作が
他の設計者によるものであればモード切替を抑制するな
ど様々な調整を行うモード切替時調整機能を設けること
によって対処することは可能である。
【0063】Redo機能の実行(時間軸基準モード) 次に、時間軸基準モードにおいてRedo機能が実行さ
れた場合の処理について説明する。
【0064】時間軸基準モードにおけるRedo機能で
は、従来と同様に設計者の別に関係なくチーム内おいて
直前に実行されたUndo機能を復活させることにな
る。すなわち、図21の状態においてRedo機能が実
行されると図23に示したような状態になるが、このと
きの動作について図24に示したフローチャートを用い
て説明する。
【0065】いずれかの設計者がRedo機能を実行し
たとする。図21によると、設計者Aによる「要素1の
修正」操作の復活指示に相当する。この操作は、Red
o機能実行部15により理解され、ネットワーク1を介
してデータベースサーバ20へ送信される。送信される
操作内容には、設計者名(=A)と操作名(=Red
o)が含まれる。履歴DB管理部24は、Redo機能
の実行に伴い、まず、時間軸基準履歴管理オブジェクト
30に連結されている時間軸基準履歴オブジェクトのう
ち無効とされているものの先頭に位置する時間軸基準履
歴オブジェクト33を取得する(ステップ131)。な
お、この時間軸基準履歴オブジェクト33は、矢印77
で示された有効履歴ポインタの位置からも容易に得るこ
とができる。そして、その時間軸基準履歴管理オブジェ
クト30の有効フラグを“有効”に変更する(ステップ
132)。続いて、有効履歴ポインタを有効にした時間
軸基準履歴オブジェクト33を指すように移動させる
(ステップ133)。そして、時間軸基準履歴オブジェ
クト33に関連付けられているモデル基準履歴オブジェ
クト43の有効フラグを“有効”に変更する(ステップ
134)。
【0066】ここで、モデル基準履歴オブジェクトに関
連付けて履歴DB23に保持している状態情報を用いて
部位DB管理部22を通じて部位DB21を以下のよう
に場合分けして変更する(ステップ135)。
【0067】「作成」操作のRedoの場合は、残して
おいた形状データオブジェクトを現存する有効な形状デ
ータオブジェクトの集合に再登録する。「修正」操作の
Redoの場合は、バックアップしておいたRedo対
象要素への操作実行直後の状態情報を用いて部位DB2
1にある形状データオブジェクトを変更する。「削除」
操作のRedoの場合は、形状データオブジェクトが存
在しないことにする。なお、当該形状データオブジェク
トは、再度のUndo機能実行のためにそのまま残して
おく。この例では、「修正」操作のRedoの場合に相
当するので、バックアップしておいた状態情報を用いて
形状データオブジェクトを変更することになる。
【0068】続いて、履歴DB管理部24は、オペレー
タ基準履歴オブジェクト53の有効フラグを“有効”に
変更する(ステップ136)。なお、本実施の形態にお
いては、図23に示したようにモデル基準履歴管理オブ
ジェクト40が管理する有効履歴ポインタの矢印71を
モデル基準履歴オブジェクト43に移動させている。更
に、Redo機能が実行されたときの状態を図25に示
す。
【0069】本実施の形態によれば、このようにして従
来と同様のRedo機能を提供することができる。
【0070】Redo機能の実行(操作者基準モード) 次に、操作者基準モードにおいてRedo機能が実行さ
れた場合の処理について説明する。なお、モデル基準履
歴管理オブジェクト40及びオペレータ基準履歴管理オ
ブジェクト50がそれぞれ管理する有効履歴ポインタ
は、時間軸基準モード時においてもデータ矛盾を起こさ
ないように常時移動されている。図26には、図25に
おいて操作者基準モードが選択されモードが切り替えら
れたときの状態が示されている。この図26の状態にお
いて設計者AによりRedo機能が実行されると図27
に示したような状態になるが、このときの動作について
図28に示したフローチャートを用いて説明する。
【0071】図26に示した状態において、設計者Aが
Redo機能を実行したときの操作は、図30に基づく
この例では「要素2の作成」操作の復活指示に相当する
が、この操作は、Redo機能実行部15により理解さ
れ、ネットワーク1を介してデータベースサーバ20へ
送信される。送信される操作内容には、設計者名(=
A)と操作名(=Redo)が含まれる。履歴DB管理
部24は、Redo機能の実行に伴い、まず、設計者A
に対するオペレータ基準履歴管理オブジェクト50が管
理するオペレータ基準履歴オブジェクトの列のうち無効
とされているものの先頭に位置するオペレータ基準履歴
オブジェクト55を取得する(ステップ141)。な
お、このオペレータ基準履歴オブジェクト55は、矢印
72で示された有効履歴ポインタの位置からも容易に得
ることができる。そして、そのオペレータ基準履歴オブ
ジェクト55の有効フラグを“有効”に変更する(ステ
ップ142)。続いて、有効履歴ポインタを有効にした
オペレータ基準履歴オブジェクト55を指すように移動
させる(ステップ143)。そして、オペレータ基準履
歴オブジェクト55に関連付けられているモデル基準履
歴オブジェクト45の有効フラグを“有効”に変更する
とともに要素2に対するモデル基準履歴管理オブジェク
ト40の有効履歴ポインタをモデル基準履歴オブジェク
ト45を指すように移動させる(ステップ144,14
5)。ここで、要素2に関する形状データオブジェクト
を有効に復活させるわけであるが(ステップ146)、
この処理については図24のステップ135と同じなの
で説明を省略する。更に、履歴DB管理部24は、モデ
ル基準履歴オブジェクト45を介してオペレータ基準履
歴オブジェクト55に関連付けられた時間軸基準履歴オ
ブジェクト35の有効フラグを“有効”に変更する(ス
テップ147)。
【0072】本実施の形態によれば、このようにして設
計者毎のRedo機能を実現することができる。
【0073】その他 チーム形式で設計作業を行う場合、同一の要素が複数の
設計者によって設計される場合が考えられる。例えば、
図29に示したように、同一の要素1が設計者A及び設
計者Bの双方によって操作対象とされたとする。図29
に示された状態において、設計者BがUndo機能を実
行して「要素1の修正」操作を取り消そうとすると、本
実施の形態におけるCADシステムは、設計者Aによる
「要素1の削除」操作も取り消さなければならないこと
を発見する。このような場合、次のような対処方法が考
えられる。
【0074】第一に、設計者Bに対して設計者Aの操作
の存在により実行不可能であるという通知をして実行エ
ラーとする方法が考えられる。第二に、設計者Aに対し
て設計者BによりUndo機能が実行されたために「要
素1の削除」操作を取り消してもよいかという旨を通知
して操作の取り消しの可否について選択させる方法が考
えられる。第三に、無条件に不都合な操作を取り消すと
いうモードを設けて設計者Aによる「要素1の削除」操
作を強制的に取り消してしまうという方法が考えられ
る。図29に示した状況においては、これら例示した方
法あるいはその他の方法も含めて任意の方法で対処する
ことができる。
【0075】ところで、本実施の形態において示した履
歴DB23を構築することによって様々な運用にも容易
に適用することができる。例えば、上記説明では、手動
操作によるUndo機能の実行で一つずつ操作を取り消
すようにしたが、戻したい日時を指定してそこまでの操
作を自動的に取り消すようにすることも可能である。
【0076】また、本実施の形態では、一の設計対象を
複数の部位に分割し、複数の要素で構成される各部位を
更にチーム形式で設計を行う場合を例にしたため、部位
毎に共通の形状データベース(部位DB21)及び履歴
DB23を設けたが、その上位の設計対象全体におい
て、あるいは更に細分割した下位のレベルでのチーム形
式での設計においても適用可能である。あるいは、一の
設計対象を複数の部位に分割しなくても形状データオブ
ジェクト及び履歴情報にどの部位に属するデータである
かを示す部位情報を付加して管理すれば、部位毎にチー
ムを形成する場合でも設計対象全体において共通のデー
タベースを持たせることができる。
【0077】また、本実施の形態においては、設計者
A,Bの二人の場合で説明したが、三人以上であっても
実施できることは言うまでもない。
【0078】更に、本実施の形態では、オブジェクトを
形成するようにしているが、オブジェクト指向技術以外
の手法で本発明に係るCADシステムを構築することも
可能である。
【0079】
【発明の効果】本実施の形態によれば、ある設計者がア
ンドゥ機能を実行した場合に、同一チーム内の他の設計
者による操作を取り消すことなく当該設計者がした直前
の操作のみを取り消すことができる。
【0080】また、ある設計者がリドゥ機能を実行した
場合に、同一チーム内の他の設計者が取り消した操作を
復活させることなく当該設計者が直前にアンドゥ機能を
実行して取り消した操作のみを復活させることができ
る。
【0081】また、設計者毎のアンドゥ機能及びリドゥ
機能の実行のみならず、従来と同様の時間軸を基準にし
た同機能をも選択的に実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るチーム形式設計用CADシステ
ムの一実施の形態を示したブロック構成図である。
【図2】 図1に示した各端末装置及びデータベースサ
ーバのブロック構成図である。
【図3】 本実施の形態における履歴データベースの基
本的なデータ構成例を示した図である。
【図4】 本実施の形態における履歴データベースを構
成する時間軸基準履歴管理テーブルの構成例を示した図
である。
【図5】 本実施の形態における履歴データベースを構
成するモデル基準履歴管理テーブルの構成例を示した図
である。
【図6】 本実施の形態における履歴データベースを構
成するオペレータ基準履歴管理テーブルの構成例を示し
た図である。
【図7】 本実施の形態において設計が開始される前の
履歴データベース管理部及び履歴データベースの設定内
容を模式的に示した図である。
【図8】 本実施の形態において記録された履歴情報の
設定内容を模式的に示した図である。
【図9】 本実施の形態において記録された履歴情報の
設定内容を模式的に示した図である。
【図10】 本実施の形態において記録された履歴情報
の設定内容を模式的に示した図である。
【図11】 本実施の形態において記録された履歴情報
の設定内容を模式的に示した図である。
【図12】 本実施の形態において記録された履歴情報
の設定内容を模式的に示した図である。
【図13】 本実施の形態において記録された履歴情報
の設定内容を模式的に示した図である。
【図14】 本実施の形態において記録された履歴情報
の設定内容を模式的に示した図である。
【図15】 本実施の形態における履歴情報記録処理を
示したフローチャートである。
【図16】 本実施の形態において操作者基準モード時
にUndo機能が実行されたときの履歴情報の設定内容
を模式的に示した図である。
【図17】 本実施の形態において操作者基準モード時
にUndo機能が実行されたときの履歴情報の設定内容
を模式的に示した図である。
【図18】 本実施の形態において操作者基準モード時
にUndo機能が実行されたときの履歴情報の設定内容
を模式的に示した図である。
【図19】 本実施の形態において操作者基準モード時
にUndo機能が実行されたときの履歴情報の設定内容
を模式的に示した図である。
【図20】 本実施の形態において操作者基準モード時
におけるUndo機能実行処理を示したフローチャート
である。
【図21】 本実施の形態において時間軸基準モード時
に切り替えられたときの履歴情報の設定内容を模式的に
示した図である。
【図22】 本実施の形態における時間軸基準モードへ
の切替時処理を示したフローチャートである。
【図23】 本実施の形態において時間軸基準モード時
にRedo機能が実行されたときの履歴情報の設定内容
を模式的に示した図である。
【図24】 本実施の形態において時間軸基準モード時
におけるRedo機能実行処理を示したフローチャート
である。
【図25】 本実施の形態において時間軸基準モード時
にRedo機能が実行されたときの履歴情報の設定内容
を模式的に示した図である。
【図26】 本実施の形態において操作者基準モード時
に切り替えられたときの履歴情報の設定内容を模式的に
示した図である。
【図27】 本実施の形態において操作者基準モード時
にRedo機能が実行されたときの履歴情報の設定内容
を模式的に示した図である。
【図28】 本実施の形態において操作者基準モード時
におけるRedo機能実行処理を示したフローチャート
である。
【図29】 本実施の形態において同一要素を複数の設
計者が操作の対象としたときの履歴情報の設定内容を模
式的に示した図である。
【図30】 設計者により操作された手順の例を示した
図である。
【図31】 従来の履歴データベースのデータ構成例を
示した図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク、10 端末装置、11 入出力制御
部、12 制御処理部、13 コマンド実行部、14
アンドゥ機能実行部、15 リドゥ機能実行部、20
データベースサーバ、21 部位データベース(D
B)、22 部位データベース(DB)管理部、23
履歴データベース(DB)、24 履歴データベース
(DB)管理部、30 時間軸基準履歴管理オブジェク
ト、31〜37時間軸基準履歴オブジェクト、40 モ
デル基準履歴管理オブジェクト、41〜46 モデル基
準履歴オブジェクト、50 オペレータ基準履歴管理オ
ブジェクト、51〜57 オペレータ基準履歴オブジェ
クト。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/50 G06F 12/00 533 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の設計者がチーム形式で行う設計作
    業において各設計者が行う各操作の内容を履歴情報とし
    て共通の履歴情報記憶手段に順次記録するとともに履歴
    情報の前記履歴情報記憶手段への記録順に基づいて直前
    の操作を取り消すためのアンドゥ機能を提供するCAD
    システムにおいて、 設計者が操作を行う度に、その操作が行われた時間情
    報、その操作の対象となった設計対象に含まれる要素、
    その操作の種別及びその操作を行った設計者に関する情
    報を含む履歴情報を、有効と設定された操作の有効無効
    を表す情報と共に前記履歴情報記憶手段に記録する履歴
    情報収集手段と、 アンドゥ機能が実行されたときに対象となる操作を取り
    消すと共に前記履歴情報記憶手段に記録されている当該
    操作の履歴情報に対応した操作の有効無効を表す情報を
    無効に変更するアンドゥ機能制御処理手段と、 を有し、 前記アンドゥ機能制御処理手段は、設計者がアンドゥ機
    能を実行したときに当該設計者が行った直前の操作を取
    り消し、 前記履歴情報収集手段は、一操作に関する履歴情報を、
    時間軸基準、要素別及び設計者別に分類して管理する
    とを特徴とするチーム形式設計用CADシステム。
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