JP2014203281A - 操作制御方法及び操作制御プログラム並びに操作制御装置 - Google Patents

操作制御方法及び操作制御プログラム並びに操作制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】操作履歴に基づく編集操作を細かく設定できるようにする。また、共同操作の場合であっても、他の操作者の操作との干渉を未然に防止して、操作履歴に基づく編集操作を実施できるようにする。
【解決手段】オブジェクトを操作可能な装置における操作制御方法であって、前記装置は、前記オブジェクトに対する操作と、前記操作を行った操作者と、前記操作に関する属性情報と、を関連付けた操作履歴をリストに登録する第1処理と、前記操作者及び/又は前記属性情報が指定されたら、前記リストに登録された操作履歴の中から、指定された前記操作者及び/又は前記属性情報に対応する操作履歴を抽出する第2処理と、前記抽出した操作履歴で特定される1又は複数の操作に対する編集操作を行う第3処理と、を実行する。
【選択図】図11

Description

本発明は、操作制御方法及び操作制御プログラム並びに操作制御装置に関し、特に、操作履歴に基づく編集操作を制御する操作制御方法及び操作制御プログラム並びに操作制御装置に関する。
コンピュータ装置などでは、直前の操作を取り消して元に戻す操作(Undoと呼ぶ。)や、取り消した操作をやり直す操作(Redoと呼ぶ。)、同じ操作を繰り返し実行する繰り返し操作など、操作履歴(直前の操作)に基づく編集操作が可能である。また、複数の操作者が操作する共有端末では、操作履歴を操作者ごとに保存しておき、その操作履歴をもとに、操作者ごとに直前の操作に対してUndo/Redo、繰り返し操作などの編集操作ができるものがある。
このような操作履歴に基づく編集操作に関して、例えば、下記特許文献1には、文字および図形の手書きによる入力の操作および指示の操作を受け付ける入力部と、入力された文字および図形を入力された箇所に対応させて表示する表示部と、入力された文字および図形を一筆ごとの履歴として格納する履歴格納部と、受け付けた操作に基づき、実行すべき処理を判断する判断部と、所定の操作に応答し、一筆以上の履歴からなるグループを決定する処理を行うグループ化処理部と、所定の操作に応答し、前記グループの何れかを選択する処理を行う選択部と、表示部に表示されている文字および図形に係る履歴を逆順に辿り入力前の状態へ戻す処理を行うアンドゥー処理部とを備え、前記アンドゥー処理部は、前記選択部により選択されたグループに係る履歴のみを逆順に辿ってそのグループに係る表示を入力前の状態へ戻すアンドゥー機能付き電子黒板が開示されている。
特開2009−151449号公報
ここで、タッチパネル上に手書きなどで文字や図形などのオブジェクトを書き込んだ場合、そのオブジェクトに対して行う作業は様々であり、作業に適した編集操作(Undo/Redo、繰り返し操作など)が行えることが望ましいが、従来の技術では、操作履歴に基づく編集操作の内容を細かく設定することができないため、利便性が悪いという問題があった。
例えば、従来の技術は、直前の操作に対してUndo/Redo、繰り返し操作などの編集操作を行うことはできるが、ある操作者が行った操作のうちの特定の操作(例えば、図形のオブジェクトに対する操作のみなど)をUndoするといった編集操作を行うことができないといった問題があった。
また、同一グループ内の複数の操作者による操作が混在する場合(共同操作の場合)に、特許文献1では、グループ単位で操作を取り消すといった編集操作を行うことはできるが、ある操作者の操作のみをUndoするといった編集操作を行うことはできなかった。また、このような共同作業に対して、個人の操作履歴のみに基づいてUndoを行った場合に、共同作業の一部分のみがUndoされてしまい、全体として整合が取れなくなるといった問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、操作履歴に基づく編集操作を細かく設定することができる操作制御方法及び操作制御プログラム並びに操作制御装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、共同操作の場合であっても、他の操作者の操作との干渉を未然に防止して、操作履歴に基づく編集操作を実施することができる操作制御方法及び操作制御プログラム並びに操作制御装置を提供することにある。
本発明の一側面は、オブジェクトを操作可能な装置における操作制御方法であって、前記装置は、前記オブジェクトに対する操作と、前記操作を行った操作者と、前記操作に関する属性情報と、を関連付けた操作履歴をリストに登録する第1処理と、前記操作者及び/又は前記属性情報が指定されたら、前記リストに登録された操作履歴の中から、指定された前記操作者及び/又は前記属性情報に対応する操作履歴を抽出する第2処理と、前記抽出した操作履歴で特定される1又は複数の操作に対する編集操作を行う第3処理と、を実行することを特徴とする。
本発明の一側面は、オブジェクトを操作可能な装置で動作する操作制御プログラムであって、前記装置に、上記処理を実行させることを特徴とする。
本発明の一側面は、オブジェクトを操作可能な操作制御装置であって、前記オブジェクトに対する操作と、前記操作を行った操作者と、前記操作に関する属性情報と、を関連付けた操作履歴をリストに登録し、前記操作者及び/又は前記属性情報が指定されたら、前記リストに登録された操作履歴の中から、指定された前記操作者及び/又は前記属性情報に対応する操作履歴を抽出し、前記抽出した操作履歴で特定される1又は複数の操作に対する編集操作を行う制御部を備えることを特徴とする。
本発明の操作制御方法及び操作制御プログラム並びに操作制御装置によれば、操作履歴に基づく編集操作を細かく設定することができる。特に、共同操作の場合であっても、他の操作者の操作との干渉を未然に防止して、操作履歴に基づく編集操作を実施することができる。
その理由は、操作制御装置の制御部は、オブジェクトに対する操作と、操作を行った操作者と、操作に関する属性情報と、を関連付けた操作履歴を操作履歴管理リストに登録し、操作者や属性情報が指定されたら、操作履歴管理リストに登録された操作履歴の中から、指定された操作者や属性情報に対応する操作履歴を抽出し、抽出した操作履歴で特定される1又は複数の操作に対する編集操作を実行するからである。
また、操作履歴の抽出に際し、実行中の他の編集操作があるかを判断し、他の編集操作がある場合は、当該他の編集操作の対象となっている操作履歴よりも新しい操作履歴の範囲で、指定された操作者や属性情報に対応する操作履歴を抽出したり、編集操作の実行に際し、編集操作の指示者と抽出した操作履歴で特定される操作者とが異なる場合、編集操作を禁止したりするからである。
本発明の一実施例に係る共有端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例に係る操作履歴管理リストの一例である。 共有端末で行われた操作を操作履歴管理リストに登録する処理を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る共同操作か否かの判定手法(距離による判定手法)を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係る共同操作か否かの判定手法(時間による判定手法)を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係る共同操作か否かの判定手法(オブジェクトの重なりによる判定手法)を模式的に示す図である。 本発明の一実施例に係る編集操作管理リストの一例である。 共有端末で操作履歴に基づく編集操作を行う処理を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係る共有端末の共有画面における操作例を示す図である。 図9の操作例に対応する操作履歴管理リストの一例である。 図9の状態からUndo(共同操作をUndoする)操作を行った時の編集操作管理リスト、操作履歴管理リスト及び共有画面を示す図である。 図9の状態からUndo(更にペンの色と文字/図形の複合条件でUndoする)操作を行った時の編集操作管理リスト、操作履歴管理リスト及び共有画面を示す図である。
背景技術で示したように、直前の操作を取り消すUndoや取り消した操作をやり直すRedo、同じ操作を繰り返し実行する繰り返し操作など、操作履歴を用いた編集操作が行われている。しかしながら、従来の技術では、ある操作者の操作のうちの特定の操作をUndoするといった編集操作や、共同操作の場合に、ある操作者の操作のみをUndoするといった編集操作など、操作履歴に基づく編集操作を細かく設定することができないため、操作者の利便性が悪いという問題があった。
そこで、本発明の一実施の形態では、操作と操作者と操作の属性情報(共同操作か否か、オブジェクトの色や種別など)とを関連付けた操作履歴をリストに登録し、操作者や操作の属性情報が指定されたら、リストに登録された操作履歴の中から、その操作者や操作の属性情報に対応する操作履歴を抽出し、抽出した操作履歴で特定される1又は複数の操作に対して、Undo/Redo、繰り返し操作などの編集操作を実行するように制御し、操作者の利便性を向上させる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係る操作制御方法及び操作制御プログラム並びに操作制御装置について、図1乃至図12を参照して説明する。図1は、本実施例の共有端末の構成を示すブロック図であり、図2は、本実施例の操作履歴管理リストの一例、図3は、共有端末で行われた操作を操作履歴管理リストに登録する処理を示すフローチャート図である。また、図4乃至図6は、共同操作か否かの判定手法を模式的に示す図であり、図7は、本実施例の編集操作管理リストの一例、図8は、操作履歴に基づく編集操作を行う処理を示すフローチャート図である。また、図9は、本実施例の共有端末の操作例を示す図、図10は、その操作に対応する操作履歴管理リストの一例であり、図11及び図12は、図9の状態からのUndo操作の例である。
本発明は、操作者が1人の場合及び複数の場合の双方に適用可能であるが、本実施例では、操作者が複数おり、複数の操作者が操作可能な共有作業領域を有するシステムについて説明する。このシステムの形態としては以下の2つが考えられる。第1の形態は、各操作者が操作する複数の個人端末がネットワークで接続される形態であり、この形態では、いずれかの個人端末の画面に対して行われた操作が他の個人端末の画面に反映される。第2の形態は、複数の操作者が操作する1つの共有端末で構成される形態であり、この形態では、各々の操作者の操作が共有端末の画面(共有画面)に反映される。以下では、説明を簡単にするために第2の形態を前提にして説明する。
本実施例の共有端末は、コンピュータ装置やタブレット端末、演算機能を備えた表示パネル、電子黒板などであり、図1に示すように、共有端末101は、制御部102と記憶部103と表示部104と操作部105などで構成される。
制御部102は、CPU(Central Processing Unit)とROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などのメモリとで構成され、共有端末101全体の動作を制御する。また、制御部102は、処理部102a、操作者判定部102b、属性情報取得部102c、履歴情報抽出部102dとしても機能する。
処理部102aは、操作部105で行われた操作の内容を取得し、取り消し(Undo)/やり直し(Redo)/繰り返し操作などの編集操作を制御するために必要なリスト(後述する操作履歴管理リスト、編集操作管理リストなど)を作成したり、これらのリストを用いて編集操作を制御したりする。
操作者判定部102bは、操作部105で操作を行った操作者を判定する。操作者の判定方法としては、例えば、ユーザIDを入力してから操作を行う場合は、予め記憶した対応付け情報を参照して、入力されたユーザIDから操作者を判定することができる。また、操作者それぞれが固有のIDを持ったデバイス(例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグ)を使用して操作を行う場合は、予め記憶した対応付け情報を参照して、読み取り機で読み取ったデバイスIDから操作者を判定することができる。また、共有端末101にカメラなどの撮像手段を備えている場合は、予め記憶した対応付け情報を参照して、カメラで撮影した画像から操作者を判定することができる。
属性情報取得部102cは、操作部105で操作が行われた時に、その操作に関する情報(以下、属性情報と呼ぶ。)を取得する。この属性情報は、例えば、複数の操作者による共同操作か否か、文字や図形などのオブジェクトを書き込むペンの色(すなわち、オブジェクトの色)、オブジェクトの種別(文字オブジェクト/図形オブジェクト)などである。共同操作か否かに関しては、オブジェクト間の距離や複数のオブジェクトの描画時間間隔、複数のオブジェクトの重なり方などから判断することができる(詳細は後述する)。また、ペンの色に関しては、ペンにスイッチなどを設けたり、表示部104にメニュー画面などを表示させたりし、スイッチやメニュー画面の操作に基づいてペンの色を判断することができる。また、オブジェクトの種別に関しては、表示部104の画面上にオブジェクトの種別を指定するボタンなどを設け、書き込み開始時、あるいは終了時のボタン操作に基づいてオブジェクトの種別を判断することができる。
履歴情報抽出部102dは、操作履歴に基づく編集操作を行う際に、指定した条件(操作者や属性情報)に当てはまる操作履歴を、操作履歴管理リストの中から抽出する。この操作履歴は、操作履歴管理リストからコピーして抽出する必要はなく、例えば操作履歴番号のリストを作成し、編集操作時にその操作履歴番号を元に操作履歴管理リストを参照するようにしてもよい。
なお、上記処理部102a、操作者判定部102b、属性情報取得部102c及び履歴情報抽出部102dは、ハードウェアとして構成してもよいし、制御部102を、処理部102a、操作者判定部102b、属性情報取得部102c及び履歴情報抽出部102dとして機能させるソフトウェア(操作制御プログラム)として構成してもよい。
記憶部103は、メモリやHDD(Hard Disk Drive)などで構成され、操作部105で行われた操作の内容を記憶するとともに、上記操作履歴管理リスト、編集操作管理リストなどを記憶する。
表示部104は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイなどで構成され、文字や図形などのオブジェクトを操作に応じて表示し、複数の操作者が操作可能な共有作業領域を提供する。また、操作部105は、表示部104上に配置された格子状の電極からなるタッチセンサ、ハードキーなどで構成され、オブジェクトの生成、削除、移動、拡大/縮小などの操作を指示したり、これらの操作に対して、取り消し(Undo)/やり直し(Redo)/繰り返し操作などの編集操作を指示したりする。
なお、本実施例では、共有端末101に表示部104を備える構成とするが、共有端末101には表示部104を設けず、共有端末101で操作した結果を外部の表示装置に反映させるようにしてもよい。
以下、上記構成の共有端末101を用いた編集操作の制御方法について説明する。まず、操作履歴に基づく編集操作(ここではUndo/Redo)を行うために必要な操作履歴管理リストについて説明する。この操作履歴管理リストは、例えば、図2のように構成され、全体の操作履歴を時系列で保存し、各操作履歴に対して、操作(操作対象及び操作内容)と操作者(操作者ID)と属性情報(ここでは、共同操作者ID、ペンの色、文字/図形)とを関連づけて記憶する。以下、各要素について説明する。
「操作履歴番号」は、操作部105で操作が行われた順番に操作に割り当てられる番号を示す。この操作履歴番号により、複数の操作履歴を時系列で管理する。
「操作対象」は、操作部105で操作が行われたオブジェクトに割り振られるID(オブジェクトIDと呼ぶ。)を示す。行われた操作がオブジェクトの生成の場合は、処理部102aがオブジェクトIDを生成する。このオブジェクトIDにより、操作対象を特定する。
「操作内容」は、操作部105で行われた操作の内容を示す。操作の内容は、例えば、生成、削除、移動、拡大、縮小などである。なお、操作はオブジェクトの生成、削除、移動、拡大、縮小に限らず、オブジェクトに対して実行可能な操作であればよい。
「操作者ID」は、操作部105で操作を行った操作者を識別する情報を示す。操作部105で操作が行われた時に、操作者判定部102bが判定した操作者のIDが設定される。
「共同操作者ID」は、共同操作を行っている操作者を識別する情報を示す。この共同操作者IDは、属性情報の1つであり、属性情報取得部102cが共同操作と判定した場合に、操作者判定部102bが判定した、共同操作を行っている全ての操作者のIDが設定される。
「ペンの色」は、操作対象のオブジェクトを操作する時点で設定されているペンの色を示す。このペンの色は、属性情報の1つであり、属性情報取得部102cが取得した情報が設定される。
「文字/図形」は、操作対象のオブジェクトが文字オブジェクトであるか図形のオブジェクトであるかを示す。この文字/図形は、属性情報の1つであり、属性情報取得部102cが取得した情報が設定される。
なお、図2の操作履歴管理リストでは、属性情報として、共同操作者ID、ペンの色、文字/図形を例示したが、属性情報はこれらに限定されず、例えば、対象の位置、背景色、操作権などを用いることもできる。
「対象の位置」は、操作対象のオブジェクトの画面上での位置を示す。操作履歴を抽出する際には、例えば画面上で閉曲線を描画するなどの方法で座標範囲を指定し、操作対象のオブジェクトを特定する。
「背景色」は、操作対象のオブジェクトに背景がある場合、その背景色を示す。操作履歴を抽出する際には、この背景色を指定し、操作対象のオブジェクトを特定する。
「操作権」は、操作対象のオブジェクトに対する操作権を持つ操作者を示す。この操作権は他の属性情報とは異なり、ここに挙げられた操作者のみが該当する操作履歴を抽出できるようにする。
次に、本実施例の共有端末101で行われた操作を上記操作履歴管理リストに登録する手順について、図3のフローチャート図を参照して説明する。
まず、操作者が操作部105により画面上で操作を行うと、制御部102(処理部102a)は、その操作を受け付け(S101)、操作の内容を取得する。次に、制御部102(操作者判定部102b)は、操作を行った操作者を判定する(操作者IDを取得する)と共に、制御部102(属性情報取得部102c)は、操作の属性情報を取得する(S102)。
操作者を判定する方法としては、上述したように、ユーザIDを入力した場合は、そのユーザIDから操作者を判定する。また、固有のIDを持ったデバイス(例えば、RFIDタグ)を使用して操作を行った場合は、そのデバイスIDから操作者を判定する。また、共有端末101にカメラを備えている場合は、カメラで撮影した人物の画像を予め記憶した画像と照会することによって操作者を判定する。
また、属性情報は、共同操作か否か、操作に使用するペンの色、オブジェクトの種別などであり、上述したように、共同操作か否かは、オブジェクト間の距離や複数のオブジェクトの描画時間間隔、複数のオブジェクトの重なり方などに基づいて判断する。また、ペンの色は、ペンに設けたスイッチやメニュー画面の操作などに基づいて判断する。また、オブジェクトの種別は、書き込み開始時や終了時に画面上で押下されたボタンなどに基づいて判断する。
そして、制御部102(処理部102a)は、操作の内容に応じて以下の処理を行う(S103)。行われた操作がオブジェクトの生成の場合は、制御部102(処理部102a)は、新規のオブジェクトIDを設定し、そのオブジェクトIDにて、S101で特定した操作内容とS102で取得した操作者ID及び属性情報とを関連付けて、図2に示す操作履歴管理リストに登録する(S104)。行われた操作がオブジェクトの生成以外の操作(オブジェクトの削除、移動、拡大/縮小など)の場合は、制御部102(処理部102a)は、操作の対象となっているオブジェクトのオブジェクトIDにて、S101で特定した操作内容とS102で取得した操作者ID及び属性情報とを関連付けて、図2に示す操作履歴管理リストに登録する(S105)。
そして、制御部102(処理部102a)は、操作内容を後述する編集操作管理リストに反映させると共に、画面の表示にも反映させる(S106)。
次に、属性情報取得部102cが共同操作であるか否かを判定する手法について具体的に説明する。
第1の手法は、操作者に共同操作の開始と終了を設定させる手法(時間指定の手法)である。例えば、共同操作開始時に、所定の操作者が参加する操作者を指定し、開始を宣言する。それ以降の参加操作者による操作はすべて共同操作として属性が設定される。そして、共同操作終了時に、所定の操作者が終了を宣言する。あるいは、一定時間操作が行われなかった場合に自動的に終了と判断することもできる。
第2の手法は、領域を設定し、その領域の中で行われた操作を共同操作とする手法(領域指定の手法)である。例えば、共同操作開始時に、所定の操作者が参加する操作者と領域とを指定し、開始を宣言する。それ以降のその領域内での参加操作者による操作はすべて共同操作として属性が設定される。あるいは、予め参加する操作者は指定せずに、領域だけを指定しても良い。この場合は、その領域に対する操作はすべて共同操作としての属性が設定され、参加操作者はその領域内で操作を行った操作者すべてとする。また、新たな操作者が指定された領域に対して操作を行うと、その新たな操作者も共同操作者に追加登録される。あるいは、操作を行った後から領域を指定して共同操作として設定しても良い。
第3の手法は、操作間の距離や時間により自動判定する手法である。例えば、複数の操作の間隔が一定距離内、及び/又は、一定時間内で行われた場合、その操作を共同操作として設定する。
例えば、図4に示すように、操作者Aがオブジェクトaを操作し、操作者Bがオブジェクトbを操作し、操作者Cがオブジェクトcを操作する場合、オブジェクトaとオブジェクトbは距離が近い(オブジェクトの間隔が予め定めた距離以下である)ため、これらのオブジェクトに対する操作は操作者Aと操作者Bの共同操作であると判定する。また、オブジェクトcは、オブジェクトa及びオブジェクトbから離れている(オブジェクトの間隔が予め定めた距離を越える)ため、このオブジェクトcに対する操作は共同操作ではないと判定する。
また、図5に示すように、操作者Aがオブジェクトaを操作した後、すぐに(時間間隔が予め定めた時間以下で)、操作者Bがオブジェクトbを操作しているため、これらのオブジェクトに対する操作は操作者Aと操作者Bの共同操作であると判定する。また、操作者Bがオブジェクトbを操作した後、しばらくして(時間間隔が予め定めた時間を越えて)、操作者Cがオブジェクトcを操作しているため、このオブジェクトcに対する操作は共同操作ではないと判定する。
第4の手法は、複数の操作者が描画したオブジェクトのストロークが接している、あるいは交差している場合に、それらの操作を共同操作として判定する手法である。例えば、図6に示すように、操作者Aが第1の図形(ここでは右下がりの線)を描画し、操作者Bが第1の図形の一部に重なるように第2の図形(ここでは右上がりの線)を描画したときは、これらの操作は操作者Aと操作者Bの共同操作であると判定する。また、操作者Cが第1及び第2の図形と重ならないように第3の図形(ここでは囲み線)を描画したときは、この操作は共同操作ではないと判定する。
図7は、実行中の編集操作を管理するためのリスト(編集操作管理リスト)の一例である。制御部102(処理部102a)は、操作履歴に基づく編集操作の実行状態を管理し、編集操作を開始した時に、その操作を編集操作管理リストに登録し、編集操作を終了した時にその操作を編集操作管理リストから削除する。このような編集操作管理リストを作成することにより、複数の操作者が同時に並行して操作できるようにする。以下、編集操作管理リストの各要素について説明する。
「操作番号」は、複数の編集操作を識別するための番号を示す。番号が若いほど先に開始された編集操作になる。
「履歴範囲」は、編集操作の対象となる操作履歴の範囲(時間的な範囲)を示す。ここでは、操作履歴管理リストにおける操作履歴番号の範囲で設定する。例えば、「a、b」と設定されている場合、編集操作の対象範囲は、操作履歴番号a(最小値)から操作履歴番号b(最大値)の間の操作履歴となる。
操作履歴番号a(最小値)は、編集操作の開始時点を示し、操作対象を含む編集操作が他に実行中でなければ(編集操作管理リストに無ければ)、全範囲を編集可能とするために「1」を設定する。操作対象を含む編集操作が重複している場合は、その操作範囲以降を設定する。例えば、操作者Aの操作に対して履歴範囲(1、5)のUndoが実行中の場合は、操作者Aの操作に対するUndoは、履歴範囲を(6、*)に設定し、6番目以降の操作が対象となるようにする。
操作履歴番号b(最大値)は、編集操作の開始時点を示し、最新の操作履歴番号を設定する。これにより、編集操作を開始した時点までを操作範囲とする。このように履歴範囲を指定することにより、上記のような制限はあるが、お互いの操作に影響を与えることなく複数人が同時に、操作履歴に基づく編集操作及び通常操作を行うことができる。
「操作対象」は、編集操作の対象となる操作を示す。ここでは操作者及び属性情報が項目として設定され、それぞれに対する条件が各欄に登録される。各条件の組み合わせに合致する操作履歴がこの編集操作での操作対象となる。操作履歴の抽出パターンとしては、指定した属性のすべてを満たす、指定した属性の内のいずれかを満たす、指定した属性を満たすものを除外する、指定した属性の内のいずれかを満たすものを除外する、などがあり、これらを組み合わせて操作履歴を抽出する。
なお、「操作対象」における操作者と共同操作者とは関連がある。そこで、操作対象の指定が操作者のみであっても、操作対象の共同操作者を同時に参照し、予め決められたパターンにしたがって抽出するようにしても良い。例えば、操作者の指定時に、その操作者が共同操作者として登録されているものを合わせて抽出する、共同操作者として登録されているものについては除外する、などがある。
また、操作対象の抽出時ではなく、編集操作を行う時に、他の操作履歴も同時に操作対象に含めて、影響のある範囲を制御しても良い。例えば、ある操作履歴をUndoする際、それが共同操作である場合には、同じ一連の共同操作(共同操作者が同じ)で、その操作以降の操作履歴についても同時にUndoする。
この編集操作管理リストについて、図7の記載に基づいて説明する。操作番号1の編集操作では、操作が開始された時点で、操作履歴が5番まであったため、履歴範囲を1〜5に設定する。この編集操作の操作対象は、操作者Aの文字に対する操作である。操作番号2の編集操作では、指定した操作対象(ここでは操作者A)が操作番号1の編集操作と重複しているため、操作範囲は6以降に設定する。操作が開始された時点で、操作履歴が10番まであったため、履歴範囲を6〜10に設定する。この編集操作の操作対象は、操作者がAで、かつA、Bの共同操作であり、赤いペンで書かれているオブジェクトに対する操作である。
次に、操作履歴管理リストに操作を登録した操作者がUndo/Redoを指示する場合の共有端末101の動作について、図8のフローチャート図を参照して説明する。
操作者(編集操作の指示者)は、操作部105を操作して、これから編集操作を実施する操作対象(操作者や共同操作者、ペンの色、文字/図形など)を指定する(S201)。制御部102(処理部102a)は、編集操作管理リストを参照して、指定された操作対象が、編集操作管理リストに登録されている実行中の編集操作の操作対象と重複しているかを判定する(S202)。重複していない場合は、編集操作管理リストの履歴範囲を、現在までのすべての範囲に設定し(S203)、重複している場合は、編集操作管理リストの履歴範囲を、実行中の履歴範囲以降、現在までのすべての範囲に設定する(S204)。そして、指定した操作対象、および履歴範囲を編集操作管理リストに登録する(S205)。
以降のステップで実際に操作履歴に基づく編集操作を実行する。まず、操作者(編集操作の指示者)は、操作部105を操作して、実行する編集操作の種類を入力する(S206)。編集操作の種類は、操作を取り消すUndo、Undoを取り消すRedo、操作を繰り返し実行する繰り返し操作などである。
次に、制御部102(履歴情報抽出部102d)は、操作履歴管理リストを参照して、編集操作の対象となる操作履歴を検索する(S207)。具体的には、まず、全操作履歴の中からS201で指定した操作対象の条件に合う操作履歴を抽出する。次に、抽出した操作履歴の中から、S206で入力された編集操作の種類に応じた操作履歴を検索する。例えば、編集操作の種類がUndoの場合は前回取り消した操作よりも前の操作、編集操作の種類がRedoの場合は前回取り消した操作以降の操作を抽出する。また、編集操作の種類が繰り返し操作の場合は指定した操作(この場合、検索は不要)となる。
次に、制御部102(処理部102a)は、操作対象に対して編集操作が許可されているかを判定する(S208)。基本的には、編集操作を開始した操作者と操作対象として指定した操作者とが一致していれば編集操作は許可される。操作者が一致しない場合は、操作対象として指定した操作者に対して、編集操作を行っても良いかを確認する。あるいは、編集操作の可否を予め設定しておいてもよい。また、一連の編集操作中は各操作の可否返答を記録しておき、同じ操作者に対する再度の確認は不要としても良い。また、属性として共同操作者が設定されている場合には、共同操作者の操作について同様に許可を必要とする。あるいは少し条件を緩めて、共同操作者に編集操作を開始した操作者が含まれる場合には編集操作を許可するようにしても良い。更に、属性として操作権が設定されている場合には、編集操作を開始した操作者が操作権を持たなければ編集操作を禁止するようにしても良い。
上記の判定の結果、制御部102(処理部102a)は、操作対象として指定した操作者の許可が得られない場合は、編集操作を行なわず、許可が得られた場合は、S206で入力された種類の編集操作を、S207で抽出した操作履歴に対して実行する(S209)。例えば、編集操作の種類がUndoの場合は、抽出した操作履歴で特定される1又は複数の操作を新しい(操作履歴番号が大きい)ものから順に取り消し、編集操作の種類がRedoの場合は、抽出した操作履歴で特定される1又は複数の操作を古い(操作履歴番号が小さい)ものから順にやり直し、編集操作の種類が繰り返し操作の場合は、抽出した操作履歴で特定される1又は複数の操作を任意の順番で繰り返す。
次に、制御部102(処理部102a)は、継続して編集操作を行うかどうかを判断する(S210)。この判断は、操作者に直接問い合わせてもよいし、自動で判断しても良い。例えば、同じ編集操作を続けて行っている場合は「継続」と判断し、他の編集操作を行った時点で「終了」とする。継続する場合、S206に戻って同様の処理を繰り返し、終了する場合、制御部102(処理部102a)は、その編集操作を編集操作管理リストから削除して(S211)、一連の処理を終了する。
このように、本実施例では、操作が行われたら、操作(操作対象、操作内容など)と操作者(操作者IDなど)と属性情報(共同操作者ID、ペンの色、文字/図形など)とを関連付け、操作履歴として操作履歴管理リストに登録し、操作者が編集操作の操作対象を指定すると、他の編集操作と重複しない履歴範囲で指定された操作対象に対応する操作履歴を抽出し、その操作履歴に対して取り消し(Undo)/やり直し(Redo)/繰り返し操作などの編集操作を実行するため、操作履歴に基づく編集操作を細かく設定することができ、共同操作の場合であっても、他の操作者の操作との干渉を未然に防止して、操作履歴に基づく編集操作を実施することができる。
以下、上記処理について具体例を挙げて説明する。
図9は、編集操作を行う前の表示部104の画面(共有画面)の見た目の状態を示しており、ここでは操作を分かりやすくするため操作履歴番号を#で記載している。図10は、図9の状態における操作履歴管理リストである。この例では、属性情報として、共同操作者ID、ペンの色、文字/図形の3種類を用いている。この状態から、編集操作を開始する。ここでは、操作履歴の内の共同操作をUndoする場合と、更にペンの色と文字/図形の複合条件でUndoする場合の2つの例を示す。
[共同操作をUndoする場合]
この例では、操作者Aと操作者Bは、共同で、「そば」の文字の生成(操作履歴番号2参照)、「親子丼」の文字の生成(操作履歴番号5参照)、囲み線の図形の生成(操作履歴番号7参照)、「和食」の文字の生成(操作履歴番号8参照)、「うどん」の文字の囲み線の中への移動(操作履歴番号9参照)を行っている。
この時、操作者Bが共同操作している部分についてやり直したいと考え、共同操作をUndoする場合、操作対象の共同操作者としてA、Bを指定する。すると、制御部102(処理部102a)は、この時に実行されている他の編集操作を確認し、他の編集操作が実行されていない場合は、履歴範囲を全範囲(#1〜#9)に設定して、図11(a)に示す編集操作管理リストに登録する。そして、制御部102(履歴情報抽出部102d)は、操作履歴管理リストに登録されている操作履歴の中から、共同操作者IDがA、Bになっている履歴操作を抽出する。この例では、図11(b)に示すように、操作履歴管理リストの中の操作履歴番号が9、8、7、5、2の履歴操作(網掛け部分)が抽出される。そして、制御部102(処理部102a)は、抽出された操作履歴に対してUndoを実行し(操作履歴番号が9、8、7、5、2の順で取り消し)、共有画面は、図11(c)に示すような状態となる。
[ペンの色と文字/図形の複合条件でUndoする場合]
この例では、操作者Aは、操作者Bと共同して、黒色のペンで「親子丼」の文字の生成(操作履歴番号5参照)、囲み線の図形の生成(操作履歴番号7参照)を行い、赤色のペンで「和食」の文字の生成(操作履歴番号8参照)を行い、「うどん」の文字の囲み線の中に移動(操作履歴番号9参照)を行っている。
この時、操作者Aが、自分が書き込んだオブジェクトを元に戻したいと考えたが、自分の操作をすべてUndoしてしまうと、自分が書き込んだ囲み線や表題まで消してしまい、他の操作者(ここでは操作者B)の操作に影響を与えてしまう。その場合、操作対象の共同操作者に加えて、操作者、ペンの色、文字/図形の条件を指定してUndoを行う。すると、制御部102(処理部102a)は、この時に実行されている他の編集操作を確認し、他の編集操作が実行されていない場合は、履歴範囲を全範囲(#1〜#9)に設定して、図12(a)に示す編集操作管理リストに登録する。そして、制御部102(履歴情報抽出部102d)は、操作履歴管理リストに登録されている操作履歴の中から、共同操作者IDがA、Bであり、操作者IDがAであり、ペンの色が黒であり、文字/図形が文字になっている履歴操作を抽出する。この例では、図12(b)に示すように、操作履歴管理リストの中の操作履歴番号が9、5の履歴操作(網掛け部分)が抽出される。そして、制御部102(処理部102a)は、抽出された操作履歴に対してUndoを実行し(操作履歴番号が9、5の順で取り消し)、共有画面は、図12(c)に示すような状態となる。
このように、操作対象を細かく指定することにより、所望の操作履歴を抽出することができ、操作者(編集操作の指示者)の利便性を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、その構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、1台の共有端末101を用いて共同作業を行う場合を示したが、複数台の個人端末を用いて共同作業を行う場合に対しても本発明の制御を同様に適用することができる。この場合、複数の個人端末で操作履歴管理リスト、編集操作管理リストを共有し、いずれかの個人端末でこれらのリストを編集した時に他の個人端末に通知すればよい。
本発明は、文字や図形などのオブジェクトの操作(生成、削除、移動、拡大、縮小など)が可能なシステム、特に、複数の操作者による共同操作が可能なシステムにおける操作制御方法及び操作制御プログラム並びに操作制御装置に利用可能である。
101 共有端末
102 制御部
102a 処理部
102b 操作者判定部
102c 属性情報取得部
102d 履歴情報抽出部
103 記憶部
104 表示部
105 操作部

Claims (17)

  1. オブジェクトを操作可能な装置における操作制御方法であって、
    前記装置は、
    前記オブジェクトに対する操作と、前記操作を行った操作者と、前記操作に関する属性情報と、を関連付けた操作履歴をリストに登録する第1処理と、
    前記操作者及び/又は前記属性情報が指定されたら、前記リストに登録された操作履歴の中から、指定された前記操作者及び/又は前記属性情報に対応する操作履歴を抽出する第2処理と、
    前記抽出した操作履歴で特定される1又は複数の操作に対する編集操作を行う第3処理と、を実行する、
    ことを特徴とする操作制御方法。
  2. 前記属性情報は、前記操作が複数の操作者による共同操作か否か、前記操作に対応するオブジェクトの色、前記操作に対応するオブジェクトが文字であるか図形であるか、前記操作に対応するオブジェクトの表示画面上の位置、前記操作に対応するオブジェクトの背景の色、前記操作に対応するオブジェクトに対する操作権の中から選択される1つ以上の情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の操作制御方法。
  3. 前記編集操作は、前記1又は複数の操作を取り消す操作、取り消した前記1又は複数の操作をやり直す操作、又は、前記1又は複数の操作を繰り返す操作、のいずれかである、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の操作制御方法。
  4. 前記第2処理では、実行中の他の編集操作があるかを判断し、前記他の編集操作がある場合は、当該他の編集操作の対象となっている操作履歴と前記抽出する履歴操作とが重複するかを判断し、重複する場合は、前記他の編集操作の対象となっている操作履歴よりも新しい操作履歴の範囲で、指定された前記操作者及び/又は前記属性情報に対応する操作履歴を抽出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の操作制御方法。
  5. 前記第3処理では、前記編集操作の指示者と、前記抽出した操作履歴で特定される操作者と、が異なる場合、前記編集操作を禁止する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の操作制御方法。
  6. 前記第3処理では、前記抽出した操作履歴で特定される操作が複数の操作者による共同操作の場合、前記編集操作を禁止する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の操作制御方法。
  7. 前記第3処理では、前記抽出した操作履歴で特定される操作が複数の操作者による共同操作の場合、前記編集操作の指示者が、前記共同操作の前記複数の操作者の中に含まれない場合に、前記編集操作を禁止する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の操作制御方法。
  8. 前記第3処理では、前記抽出した操作履歴で特定される操作者の全員が前記編集操作を許可した場合は、前記編集操作を実行する、
    ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一に記載の操作制御方法。
  9. オブジェクトを操作可能な装置で動作する操作制御プログラムであって、
    前記装置に、
    請求項1乃至8のいずれか一の処理を実行させる、
    ことを特徴とする操作制御プログラム。
  10. オブジェクトを操作可能な操作制御装置であって、
    前記オブジェクトに対する操作と、前記操作を行った操作者と、前記操作に関する属性情報と、を関連付けた操作履歴をリストに登録し、
    前記操作者及び/又は前記属性情報が指定されたら、前記リストに登録された操作履歴の中から、指定された前記操作者及び/又は前記属性情報に対応する操作履歴を抽出し、
    前記抽出した操作履歴で特定される1又は複数の操作に対する編集操作を行う制御部を備える、
    ことを特徴とする操作制御装置。
  11. 前記属性情報は、前記操作が複数の操作者による共同操作か否か、前記操作に対応するオブジェクトの色、前記操作に対応するオブジェクトが文字であるか図形であるか、前記操作に対応するオブジェクトの表示画面上の位置、前記操作に対応するオブジェクトの背景の色、前記操作に対応するオブジェクトに対する操作権の中から選択される1つ以上の情報を含む、
    ことを特徴とする請求項10に記載の操作制御装置。
  12. 前記編集操作は、前記1又は複数の操作を取り消す操作、取り消した前記1又は複数の操作をやり直す操作、又は、前記1又は複数の操作を繰り返す操作、のいずれかである、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の操作制御装置。
  13. 前記制御部は、前記操作履歴の抽出に際し、実行中の他の編集操作があるかを判断し、前記他の編集操作がある場合は、当該他の編集操作の対象となっている操作履歴と前記抽出する履歴操作とが重複するかを判断し、重複する場合は、前記他の編集操作の対象となっている操作履歴よりも新しい操作履歴の範囲で、指定された前記操作者及び/又は前記属性情報に対応する操作履歴を抽出する、
    ことを特徴とする請求項10乃至12のいずれか一に記載の操作制御装置。
  14. 前記制御部は、前記編集操作の実行に際し、前記編集操作の指示者と、前記抽出した操作履歴で特定される操作者と、が異なる場合、前記編集操作を禁止する、
    ことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか一に記載の操作制御装置。
  15. 前記制御部は、前記編集操作の実行に際し、前記抽出した操作履歴で特定される操作が複数の操作者による共同操作の場合、前記編集操作を禁止する、
    ことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか一に記載の操作制御装置。
  16. 前記制御部は、前記編集操作の実行に際し、前記抽出した操作履歴で特定される操作が複数の操作者による共同操作の場合、前記編集操作の指示者が、前記共同操作の前記複数の操作者の中に含まれない場合に、前記編集操作を禁止する、
    ことを特徴とする請求項10乃至13のいずれか一に記載の操作制御装置。
  17. 前記制御部は、前記抽出した操作履歴で特定される操作者の全員が前記編集操作を許可した場合は、前記編集操作を実行する、
    ことを特徴とする請求項14乃至16のいずれか一に記載の操作制御装置。
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