JP2950628B2 - 手摺の取付構造 - Google Patents

手摺の取付構造

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JP2950628B2
JP2950628B2 JP3023285A JP2328591A JP2950628B2 JP 2950628 B2 JP2950628 B2 JP 2950628B2 JP 3023285 A JP3023285 A JP 3023285A JP 2328591 A JP2328591 A JP 2328591A JP 2950628 B2 JP2950628 B2 JP 2950628B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パイプ部材から形成さ
れた手摺の両端部が壁面に固定された一対の手摺取付部
材により前記壁面に平行に取り付けられる手摺の取付構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、斯かる手摺の取付構造にあって
は、例えば、実公昭61−12871号公報に示すよう
に、パイプ部材の両端部を壁面側に向けて折曲せしめ、
折曲後の各両端部に固定部材を設けて前記パイプ部材を
壁面と平行した状態で固定したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、雨や雪等の
天候が悪い時にあっては、近年の住宅事情、即ち、居住
空間やバルコニ−・テラス等のスペースが狭く、しかも
屋根付きのテラス等が少ないことと相俟って浴室内に洗
濯物を干す人達が急増してきている。
【0004】しかしながら、上記の如く構成された手摺
の取付構造にあっては、壁面と手摺との対向間隔が狭
く、しかも浴室内の床面から低い高さに位置して手摺が
設けられているものがほとんどであるため、手摺を利用
して洗濯物を干すことが困難であった。
【0005】そこで、実公昭58−25920号公報に
示すように、手摺の一端側を壁面に支持させると共に、
手摺の延出方向を壁面に対して平行した状態と直交した
状態とに変位固定可能に構成することが考えられるが、
このものにあっては、手摺の一方側端部のみが壁面に支
持されているため、特に荷重の大きい人体が手摺として
利用した際には、手摺の支持側端部及び壁面に対する負
担が大きいという新たな問題が生じていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記実状に鑑み、簡単な構造
でありながら、手摺の長手方向に対する延出方向を壁面
に対して平行した状態と直交した状態とに変位固定可能
に構成し得て、しかも、荷重の大きい人体が手摺として
利用する際には、手摺及び壁面に対する荷重を複数箇所
に分散させることができる手摺の取付構造を提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため、パイプ部材から形成された手摺の両端部が
壁面に固定された一対の手摺取付部材により前記壁面に
平行に取り付けられる手摺の取付構造において、前記手
摺取付部材の一方側は、前記壁面に固定された第1固定
部と、前記手摺の一方側端部を係脱可能に保持する保持
部とを備え、前記手摺取付部材の他方側は、前記壁面に
固定された第2固定部と、前記手摺の他方側端部を回動
可能に支持する支持部とを備えると共に、該支持部には
前記手摺を回動させた際に、該手摺を前記壁面と直交し
た状態に保持するストッパ機構が設けられていることを
要旨とするものである。
【0008】
【作用】このような構成においては、手摺を壁面と平行
した状態で利用する際には、前記手摺の一方側端部を保
持部に保持させ、前記手摺の他方側端部を支持部に支持
させることにより、2点支持の安定した状態で使用する
ことができる。
【0009】一方、前記手摺を壁面と直交させて物干し
竿として利用する場合には、前記手摺の一方側端部を保
持部から取り外して前記手摺の他方側端部を支点として
回動させることにより、支持部に設けられたストッパ機
構が前記手摺を壁面と直交した安定状態に保持する。
【0010】
【実施例】次に、本発明の手摺の取付構造の実施例を浴
室に取り付けられた手摺に適用した例を図面に基づいて
説明する。
【0011】図1及び図2において、パイプ部材から形
成された手摺1は、その下方側端部1aが壁面2に固定
された手摺取付部材3に保持され、上方側端部1bが壁
面2に固定された手摺取付部材4に支持されて壁面2に
取り付けられている。図中、Yは浴室、Uは浴槽、Hは
ハンガ、Sはシャワーノズル、Kは浴室Yの床面Mに設
けられた排水口である。
【0012】壁面2の下方側に位置した手摺取付部材3
は、図3に示すように、ネジ等の固定部材2a,2aに
より壁面2に固定された第1固定部5と、この第1固定
部5の先端部5aに取り付けられた保持部6とを備えて
いる。
【0013】保持部6は、第1固定部5の先端部5aに
固定された略半円弧形状を呈する基端部6aと、基端部
6aに合わされて保持部6が環状を呈するように基端部
6aに取り付けられた半円状の保持片6bとを備えてい
る。保持片6bは、図4に示すように、その一端側と基
端部6aの一端側とが軸6cにより回動可能に連結され
ている。
【0014】基端部6aの他端側には凹部6dが端面側
に開口して形成され、保持片6bの端面に突設された凸
部6eが凹部6dに嵌入されるように設定されている。
しかも、凹部6dと凸部6eには、小孔6f,6fが夫
々穿設されていて、凹部6dに凸部6eを嵌入させた
後、図5に示すように、ピン7を小孔6f,6fに挿着
することにより手摺1の下方側端部1aが保持部6に強
固に保持される。
【0015】一方、壁面2の上方側に位置した手摺取付
部材4は、図6乃至図9に示すように、ネジ等の固定部
材2b,2bにより壁面2に固定された第2固定部8
と、手摺1の上方側端部1bを軸9aを中心に回動可能
(図1矢印イ方向)に支持する支持部9とを備えてい
る。
【0016】この支持部9の内部9bには、手摺1を軸
9aを中心に回動させた際に、手摺1を壁面2に対して
直交した起立状態(図1実線状態)、即ち、浴室Yの床
面Mと平行した状態に保持するストッパ機構10が設け
られている。
【0017】ストッパ機構10は、支持部9に取り付け
られたストッパピン11と、支持部9の内部9bに配設
されてストッパピン11の上端が壁面2とは反対側に回
動するように付勢するスプリング12とから構成されて
いる。
【0018】ストッパピン11は、その中央寄りを支持
部9の内部9bに取り付けられた軸11aに軸支されて
いる。また、ストッパピン11の上方には、手摺1が壁
面2と直交した状態にある時に、手摺1の上方側端部1
bに一体に形成された係合部1cと係合する係合爪11
bが形成されている。さらに、ストッパピン11の下方
には手摺1の係合部1cと係合爪11bとの係合状態を
解除させる際の操作用の爪11cが支持部9から下方に
向けて突出されている。
【0019】上記の構成において、手摺1を本来の手摺
として利用する際には、手摺1の下方側端部1aを保持
部6に保持させることにより、手摺1の下方側端部1a
が保持部6に、また、上方側端部1bが支持部9に夫々
固定された上下2点支持の安定した状態で使用すること
ができる。
【0020】一方、手摺1を物干し竿として利用する場
合には、上記の支持状態から、保持部6からピン7を引
き抜いて保持片6bを軸6cを支点に回動させ、手摺1
の下方側端部1aを手摺1の上方側端部1bを支持する
軸9a支点として上方に回動させる。すると、支持部4
に設けられたストッパ機構10のストッパピン11がス
プリング12に付勢されて、手摺1の係合部1cとスト
ッパピン11の係合爪11bとが係合して手摺1が壁面
2と直交した安定状態で保持される。
【0021】さらに、この状態から、再び手摺1を本来
の手摺として利用する場合には、ストッパピン11の爪
11cを操作してスプリング12の付勢に抗してストッ
パピン11を軸11aを支点に回動させて、手摺1の係
合部1cとストッパピン11の係合爪11bとの係合を
解除させる。この状態から手摺1を下方へ向けて回動さ
せて再び保持部6に手摺1の下方側端部1aを保持させ
る。
【0022】ところで、上記実施例では、手摺1の各両
端部1a,1bが上下に位置した状態で手摺1を壁面2
に固定した場合について開示したが、手摺1の各両端部
1a,1bが左右に位置した状態で手摺1を壁面2に固
定することも可能である。また、手摺1の下方側端部1
aを保持する保持部6と手摺1の上方側端部1bを支持
する支持部9との位置関係を逆にして壁面2に手摺1を
固定する等、手摺1を手摺または物干し竿として利用す
る際に、夫々の高さに適した方が回動支点となるように
設定すれば良い。
【0023】図10乃至図14は、本発明の第2実施例
を示すもので、上記実施例では、棒状のパイプ部材を手
摺1として使用したものを開示したが、この例では、長
方形に形成したパイプ部材からなる手摺20の対向した
下側辺(端部)20aと上側片(端部)20bとが手摺
取付部材21,21,22,22により壁面2に固定さ
れている。
【0024】手摺20の下方側に位置した手摺取付部材
21は、図12に示すように、壁面2に固定された第1
固定部23と、この第1固定部23の先端部23aに取
り付けられた保持部24とを備えている。
【0025】保持部24は断面半円弧形状を呈している
と共に、その一部には溝24aが形成されている。この
溝24aには、保持部24を第1固定部23に固定する
ためのピン24bが挿着され、溝24aとピン24bに
より保持部24が矢印ロ方向に摺動変位するように設定
されている。
【0026】一方、壁面2の上方側に位置した手摺取付
部材22は、図13乃至図14に示すように、壁面2に
固定された第2固定部25と、手摺20の上側辺20b
を支持する支持部26とを備えている。
【0027】この支持部26は第2固定部25に固定さ
れた基部26aと、手摺20の上側辺20bの外周を覆
う筒状部材26bとから構成されている。また、支持部
26の基部26aには、手摺20の上側辺20bを中心
に手摺20を上方へ回動させた際に、手摺20を壁面2
と直交した状態に保持するストッパ機構27が設けられ
ている。
【0028】ストッパ機構27は、支持部26の内部に
形成された案内溝26cを摺動するストッパピン28
と、支持部26の案内溝26cに配設されてストッパピ
ン28を壁面2とは反対側に付勢するスプリング29と
から構成されている。
【0029】ストッパピン28は、手摺20の上側辺2
0bの2箇所に穿設された位置決め穴20c,20dに
挿通される先端部28aと、スプリング29に弾接する
翼部28bとを備え、翼部28bには、先端部28aを
位置決め穴20c,20dから引き抜くための操作片2
8cが下方へ向けて突設されている。
【0030】このように構成された手摺20を本来の手
摺として利用する際には、手摺20の下側辺20aを保
持部21,21に保持させることにより、手摺20の下
側辺20aが保持部21,21に、また、上側辺20b
が支持部22,22に夫々固定された上下2点支持の安
定した状態で使用することができる。このとき、ストッ
パピン28の先端部28aは手摺20の位置決め穴20
d内に挿通されて、手摺20を位置決めしている。
【0031】一方、手摺20を物干し竿として利用する
場合には、上記の支持状態から、保持部21,21を摺
動変位させると共に、ストッパピン28と手摺20との
係合を解除させた後、手摺20の下側辺20aを手摺2
0の上側辺20bを支点として下方へ回動させる。する
と、支持部22,22に設けられたストッパピン28が
スプリング29に付勢され、手摺20の位置決め穴20
cにストッパピン28の先端部28aが挿通されること
により位置決めされ手摺20が壁面2と直交した安定状
態で保持される。
【0032】このように、手摺1,20の形状は、上記
各実施例の他にも、屈曲した棒状体或は正方形や円形等
の環状体等、浴室Yの意匠に適したもの全般に適用させ
ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の手摺の取
付構造にあっては、パイプ部材から形成された手摺の両
端部が壁面に固定された一対の手摺取付部材により前記
壁面に対して平行に取り付けられる手摺の取付構造にお
いて、前記手摺取付部材の一方側は、前記壁面に固定さ
れた第1固定部と、前記手摺の一方側端部を係脱可能に
保持する保持部とを備え、前記手摺取付部材の他方側
は、前記壁面に固定された第2固定部と、前記手摺の他
方側端部を回動可能に支持する支持部とを備えると共
に、該支持部には前記手摺を回動させた際に、該手摺を
前記壁面と直交した状態に保持するストッパ機構が設け
られていることにより、簡単な構造でありながら、手摺
の長手方向に対する延出方向を壁面に対して平行した状
態と直交した状態とに変位固定可能に構成し得て、しか
も、荷重の大きい人体が手摺として利用する際には、手
摺及び壁面に対する荷重を複数箇所に分散させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手摺を浴室内に取り付けた状態を示す
側面図である。
【図2】同じく手摺の外観を示す拡大斜視図である。
【図3】手摺を保持している状態を示す保持部の平面図
である。
【図4】手摺を保持していない状態を示す保持部の平面
図である。
【図5】手摺を保持している状態を示す保持部の正面図
である。
【図6】支持部の正面図である。
【図7】手摺が壁面と直交した状態にある時の支持部の
拡大断面図である。
【図8】手摺とストッパ機構との係合状態を解除した状
態を示す支持部の拡大断面図である。
【図9】手摺が壁面に対して平行状態にある時の支持部
を示す、図6A−A線矢視断面図ある。
【図10】本発明の他の実施例の手摺が壁面と平行した
状態にある時の斜視図である。
【図11】同じく手摺が壁面に対して直交状態にある時
の斜視図である。
【図12】同じく保持部の拡大断面図である。
【図13】同じく支持部の拡大断面図である。
【図14】同じくストッパ機構を示す断面図である。
【符号の説明】
1…手摺 1a…下方側端部 1b…上方側端部 2…壁面 3…手摺取付部材(下方側) 4…手摺取付部材(上方側) 5…第1固定部 6…保持部 8…第2固定部 9…支持部 10…ストッパ機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ部材から形成された手摺の両端部
    が壁面に固定された一対の手摺取付部材により前記壁面
    に平行に取り付けられる手摺の取付構造において、前記
    手摺取付部材の一方側は、前記壁面に固定された第1固
    定部と、前記手摺の一方側端部を係脱可能に保持する保
    持部とを備え、前記手摺取付部材の他方側は、前記壁面
    に固定された第2固定部と、前記手摺の他方側端部を回
    動可能に支持する支持部とを備えると共に、該支持部に
    は前記手摺を回動させた際に、該手摺を前記壁面と直交
    した状態に保持するストッパ機構が設けられていること
    を特徴とする手摺の取付構造。
JP3023285A 1991-02-18 1991-02-18 手摺の取付構造 Expired - Lifetime JP2950628B2 (ja)

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JP5630780B2 (ja) * 2009-12-25 2014-11-26 株式会社川口技研 物干装置

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