JPS6243002Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、シヤワーを利用する際に、シヤワ
ーヘツドを任意の高さに保持するためのシヤワー
ヘツド自在受に関するものである。

（従来の技術） 従来、家庭における人体洗滌方法は、一般的に
入浴によつているが、近年シヤワーの併用が大巾
に行なわれるようになつたが、シヤワーヘツド
は、１又は２箇のシヤワーハンガーを壁面に取付
け、これに掛けて使用し、その特定高さ以外の高
さを要する場合は、総てシヤワーヘツドを片手で
持つて使用することとなり、両手を人体洗滌動作
に使用することができず、場合によつては立つた
姿勢で使用するか或は放水具を床上に 置きして
おく必要がある等の不便があつた。

（考案が解決しようとする問題点） 本考案は、以上の欠点を解決し、シヤワーの使
用を容易且つ適正にすることを目的とする。

（問題を解決するための手段） 上部に取付板１のあるほぼ直立する角棒の前面
に、横方向の溝部２を複数設けてなる支持棒３の
外側に、取扱自在に摺動する案内枠４を取付け、
案内枠４の前面部に、先端にシヤワーハンガー５
のある脇棒６を横軸を介して取付け、腕棒６がほ
ぼ直立状態からほぼ水平状態まで取扱自在に可動
し、ほぼ水平状態になつたとき、腕棒６の案内枠
４側の端部が支持棒３の溝部２に挿入して、案内
枠４及び腕棒６を保持するよう構成する。

本案は、以上の構成よりなる。

（作用） 本考案を取付板１により、従来からあるシヤワ
ーハンガーとともに壁面に沿つてほぼ垂直状態に
なるように取付け、収納状態（第３図）の脇棒６
を上方にやや持ち上げて脇棒止具９から外し、腕
棒６をほぼ直立状態のまま下方に降して任意の支
持棒溝部２の位置で脇棒６をほぼ水平状態に倒し
て止め、腕棒６の先端のシヤワーハンガー５にシ
ヤワーヘツドを取付けて使用し、脇棒６を収納す
る場合は、その逆方法とする。

（実施例） イ ほぼ直立する角棒の前面部に、横方向の溝部
２を複数設けてなる支持棒３の上部に取付板１
及び腕棒止具９を、最下端部に止板１１を設け
る。

ロ 支持棒３の外側に、取扱自在に摺動する案内
枠４を取付け、案内枠４の左右両側面を前面側
に突出させて該部内側に腕棒６を横軸を介して
取付け、案内枠４の最前端部に腕棒受７を設け
る。

ハ 腕棒６の先端にシヤワーハンガー５を、横軸
のある側の最先端部に突起部８を設け、腕棒６
がほぼ直立状態から水平状態まで取扱自在に可
動し、ほぼ水平状態になつたとき腕棒６の突起
部８が支持棒３の溝部２に挿入して案内枠４及
び脇棒６をその位置に保持するよう構成する。

以上が本考案の一実施例である。

（考案の効果） 本考案を利用することにより、シヤワーヘツド
を任意の高さの位置に保持することができるた
め、シヤワーを使用するとき坐つた姿勢での使用
でも希望する箇所に適確に放水できるほか子供に
も適し、且つ両手を人体の洗滌動作に専用できて
便利である。なお放水が人体外に飛散することが
少くなり、湯水の節減に寄与する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の斜視図、第２図は本考案の案
内枠部の縦断面図、第３図は本考案の脇棒収納時
の斜視図。 １……取付板、２……溝部、３……持棒、４…
…案内枠、５……シヤワーハンガー、６……脇
棒、７……腕棒受、８……突起部、９……腕棒止
具、１０……横軸孔、１１……止板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上部に取付板１のあるほぼ直立する角棒の前面
   に、横方向の溝部２を複数設けてなる支持棒３の
   外側に、取扱自在に摺動する案内枠４を取付け、
   案内枠４の前面部に、先端にシヤワーハンガー５
   のある腕棒６を横軸を介して取付け、腕棒６がほ
   ぼ直立状態からほぼ水平状態まで取扱自在に可動
   し、ほぼ水平状態になつたとき、腕棒６の案内枠
   ４側の端部が支持棒３の溝部２に挿入して、案内
   枠４及び腕棒６を保持するよう構成することを特
   徴とするシヤワーヘツド自在受。