JP2950382B2 - 電子写真装置 - Google Patents

電子写真装置

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JP2950382B2
JP2950382B2 JP3018202A JP1820291A JP2950382B2 JP 2950382 B2 JP2950382 B2 JP 2950382B2 JP 3018202 A JP3018202 A JP 3018202A JP 1820291 A JP1820291 A JP 1820291A JP 2950382 B2 JP2950382 B2 JP 2950382B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真方式によりノ
ンインパクトでプリントするプリンタ等の電子写真装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式プリンタにあっては、最近、
トナー補給はもちろん感光体やクリーニングユニットま
でもユーザー交換とするケースが多くなってきている。
特にプリンタはユーザーメンテナンスの要求が強く、ユ
ーザーにおいて簡便にユニット交換できることが必要条
件となっている。このような要求に応えるため、従来は
次のような構成を採っていた。
【0003】(1) 感光体ドラム、現像ユニット、クリ
ーニングユニットなどの作像にかかわるユニットを一体
のカートリッジとし、ある一定プリント枚数毎にカート
リッジ交換をする。これによると、操作性は良いが、そ
れぞれ寿命の異なるユニットを一度に交換してしまうた
め、コストアップになる。
【0004】(2) 作像にかかわる複数のユニットを1
つのドロワにセットし、ドロワ全体をプリンタ本体から
引き出して各ユニットを個別に交換する。この場合には
コスト的には有利であるが、各ユニット毎に交換時期を
検知したり、その時期到来を表示して各ユニットの交換
毎にプリント動作を停止する必要がある。その場合、例
えば現像ユニットのトナー量エンド、感光体の寿命検
知、クリーニングユニットの回収トナーオーバーフロー
検知のいずれか1つでも発生すると、プリンタがたちま
ち停止してしまう。従って、プリンタとしてダウンタイ
ムが多く、効率的に稼動させることができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、
クリーニングユニットがトナー回収限界(オーバーフ
ロー)に達する前に、ユーザーやオペレータにクリーニ
ングユニットの交換時期が近いことを予め知らせ、ダウ
ンタイムによるプリント動作の中断を避けること、つま
りトナー補給や用紙交換等の他のメンテナンス作業でプ
リント動作を中断しているときを利用してクリーニング
ユニットの交換も同時に行えるようにすること。
【0006】 中・大量のプリントを行うプリンタで
は、ユーザーやオペレータから離れた場所又は夜間無人
で1回に多数枚の用紙をプリントすることが多いが、こ
のような場合において、クリーニングユニットのトナー
回収限界によりプリント動作が中断してしまうのを回避
し、プリンタのダウンタイムをできるだけ少なくするこ
と。を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による電子写真装
では、クリーニングユニットの回収トナータンク内の
回収トナーの盛り上がりによりそのニヤオーバーを検知
するニヤオーバー検知装置を備える。回収トナータンク
は、該ニヤオーバー検知装置の検知後さらに当該電子写
真装置の最大プリント枚数分の回収トナーを収容できる
容量とする。
【0008】そして、ニヤオーバー検知装置の検知後さ
らに当該電子写真装置にセットされた全用紙のプリント
が終了した後、トナーオーバーの表示をする表示手段及
びプリント停止させる手段を備える。または、その表示
及びプリント停止は、ニヤオーバー検知装置の検知後、
クリーニングユニット交換以外の他のメンテナンス動作
が行われたときに実行する。
【0009】
【作用】クリーニングユニットにおいてニヤオーバーを
検知した後、さらに当該電子写真装置の最大プリント枚
数分のプリントを許容し、その後プリント動作を停止さ
せることができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に従い詳細に
説明する。図2は、本発明の一例であるレーザプリンタ
の概要構成を示す。プリンタ本体10内において、感光
体ドラム11の回りに帯電チャージャ12、光学ユニッ
ト13、現像ユニット14、転写チャージャ15、クリ
ーニングユニット16が配置され、感光体ドラム11は
帯電・露光・現像・転写・清掃のサイクルを繰り返す。
一方、給紙カセット17又は大量給紙トレイ18からレ
ジストローラ対19を介して感光体ドラム11へ給送さ
れる用紙は、該感光体ドラム11と転写チャージャ15
との間で感光体ドラム11上のトナー像を転写された
後、搬送ベルト20によって定着ユニット21へ搬送さ
れてトナー像を定着されてから、排紙装置22によって
排出される。
【0011】図3に示すように、感光体ドラム11、現
像ユニット14、転写チャージャ15及びクリーニング
ユニット16は、作像ドロワ23に着脱自在に装填され
る。作像ドロワ23は、プリンタ本体10に対し引き出
すことができるように装着されている。
【0012】クリーニングユニット16は、感光体ドラ
ム11から回収されたトナーを収容する回収トナータン
ク24を有する。該回収トナータンク24には、図4及
び図5に示すようなニヤオーバー検知装置25が備えら
れている。これについて説明すると、回収トナータンク
24の内面に、開口部26を有するホルダ枠27が熱カ
シメ等により固定されている。該ホルダ枠27上には、
開口部26を閉じるゴムシール28が押え枠29で押え
て固定され、また検知フィラ30がホルダ枠26に上下
回動自在に枢着されている。検知フィラ30は、回収ト
ナータンク24の天井部より一部が上方へ突出する突部
31を有する。
【0013】一方、回収トナータンク24の上方所定位
置には、透過型又は反射型のフォトインタラプタ32が
設置されている。回収トナータンク24内の回収トナー
の盛り上がりにより、検知フィラ30がゴムシール28
を介して鎖線の位置まで持ち上げられると、該検知フィ
ラ30の突部31がフォトインタラプタ32の光路を遮
り、回収トナータンク24内のトナー量が回収限界(オ
ーバーフロー)より所定量少ない規定値を越えたこと、
つまり回収トナータンク24のオーバーフローが近くな
っていること(ニヤオーバー)が検知される。回収トナ
ータンク24は、この検知が行われた後も、さらに大量
給紙トレイ18による最大給紙枚数のプリントを可能と
するに十分なトナーを回収できる容量になっている。
【0014】ニヤオーバー検知装置25の検知信号は図
1に示すようにCPU33へ入力され、回収トナータン
ク24のオーバーフローが近くなっていることが、プリ
ンタ本体10に設けられた表示パネル34上に表示され
る。このような検知がプリント動作中に行われても、C
PU33はプリント停止信号を直ちに出力せず、次のよ
うな時点にそれぞれプリント停止する。すなわち、上記
検知後にある決められたプリント数を越えたとき、給紙
カセット17及び大量給紙トレイ18内の用紙が無くな
ったことが紙有無センサ35・36・37によって検知
されたとき、給紙カセット17や大量給紙トレイ18を
脱着したとき、作像ドロワ23内のユニット交換等のた
めにプリンタ本体10のカバーを開けたとき、現像ユニ
ット14がトナーエンドになったときにプリント停止す
る。また、ニヤオーバー検知装置25による検知後、上
記のようにある決められたプリント数を越えたときに、
最終的に回収トナータンク24がトナーオーバーになっ
たことを表示パネル34に表示する。
【0015】ニヤオーバーは、磁気的に検知しても良
い。図6はその一例で、検知フィラ30の突部31にマ
グネット38を取り付ける一方、プリンタ本体10側の
所定個所にリードスイッチ等の磁気センサ39を設置す
る。検知フィラ30が回収トナーの盛り上がりで上方へ
回動されたとき、マグネット38により磁気センサ39
が作動され、ニヤオーバーが検知される。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、クリーニングユニッ
トにおける回収トナーのオーバー検知により直ちにプリ
ント停止することがなく、電子写真装置のダウンタイム
を少なくすることができ、効率的に電子写真装置を使用
できる。夜間などに監視せずに無人でプリントするよう
な場合、プリント途中でクリーニングユニットのオーバ
ーフローによりプリント停止となり、後でそのことに気
付いて時間をロスするようなことがなくなる。プリント
開始した直後に、クリーニングユニットがニヤオーバー
検知になっても、最大プリント枚数は必ずプリントでき
る。
【0017】請求項によれば、クリーニングユニット
がニヤオーバー検知になっても、セットされた用紙が無
くなるまでプリントでき、無くなったときプリント停止
及びトナーオーバー表示を行い、クリーニングユニット
の交換を促すことができる。
【0018】請求項によれば、クリーニングユニット
の交換時期を他のメンテナンスと同時にすることできる
ので、メンテナンスの作業性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部の概要構成図である。
【図2】本発明の一例のレーザプリンタの内部構成図で
ある。
【図3】同プリンタの作像ドロワを引き出した状態の斜
視図である。
【図4】クリーニングユニットのニヤオーバー検知装置
の断面図である。
【図5】同ニヤオーバー検知装置の分解斜視図である。
【図6】ニヤオーバー検知装置の他の例の断面図であ
る。
【符号の説明】
16 クリーニングユニット 24 回収トナータンク 25 ニヤオーバー検知装置 34 表示パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 21/10 - 21/12 G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/02 G03G 21/14 G03G 21/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回収トナータンクを有するクリーニング
    ユニットを交換可能に装填する電子写真装置において、
    前記回収トナータンク内の回収トナーの盛り上がりによ
    りそのニヤオーバーを検知するニヤオーバー検知装置が
    備えられ、回収トナータンクは、該ニヤオーバー検知装
    置の検知後さらに当該電子写真装置の最大プリント枚数
    分の回収トナーを収容できる容量にされており、前記ニ
    ヤオーバー検知装置の検知後さらに当該電子写真装置に
    セットされた全用紙のプリントが終了した後、トナーオ
    ーバーの表示をする表示手段及びプリント停止させる手
    段を備えたことを特徴とする、電子写真装置。
  2. 【請求項2】 回収トナータンクを有するクリーニング
    ユニットを交換可能に装填する電子写真装置において、
    前記回収トナータンク内の回収トナーの盛り上がりによ
    りそのニヤオーバーを検知するニヤオーバー検知装置が
    備えられ、回収トナータンクは、該ニヤオーバー検知装
    置の検知後さらに当該電子写真装置の最大プリント枚数
    分の回収トナーを収容できる容量にされており、前記ニ
    ヤオーバー検知装置の検知後、前記クリーニングユニッ
    ト交換以外の他のメンテナンス動作が行われたときに、
    トナーオーバーの表示をする表示手段及びプリント停止
    させる手段を備えたことを特徴とする、電子写真装置。
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JP2016045353A (ja) * 2014-08-22 2016-04-04 カシオ計算機株式会社 廃トナー回収容器及びそれを用いた画像形成装置

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