JP2949722B2 - 送液ポンプ - Google Patents

送液ポンプ

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JP2949722B2 JP13949389A JP13949389A JP2949722B2 JP 2949722 B2 JP2949722 B2 JP 2949722B2 JP 13949389 A JP13949389 A JP 13949389A JP 13949389 A JP13949389 A JP 13949389A JP 2949722 B2 JP2949722 B2 JP 2949722B2
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は液体クロマトグラフやフローインジェクショ
ン分析装置などで移動相を送液する送液ポンプに関し、
特に駆動モータとしてパルスモータを使用した送液ポン
プに関するものである。
(従来の技術) 液体クロマトグラフなどの送液ポンプとしては、パル
スモータの回転運動をカムによりプランジャの往復運動
に変換し、液体を送液するポンプが使用されている。
(発明が解決しようとする課題) パルスモータにより駆動される送液ポンプでは、機械
的負荷の増大などによりパルスモータが脱調を起こすこ
とがある。パルスモータが脱調を起こすと、特に回転速
度が大きい場合にはパルスモータは自動的に復帰するこ
とができない。そのため、それ以降は送液ポンプは停止
してしまう。
液体クロマトグラフは分析方法の性質上、昼夜連続し
て運転されるため、作業者がいなくなる夜間などにポン
プが停止すれば、それ以降の分析がすべて無効になるた
め、問題が大きい。
そこで、パルスモータの脱調を防ぐ1つの方法は、モ
ータ駆動電流を余裕をもって大きく設定しておくことで
ある。しかし、モータ駆動電流を大きくし過ぎるとパル
スモータの振動や音が大きくなったり、パルスモータの
発熱が増えるなどの問題が生じる。
本発明はパルスモータが脱調を起こした場合に自動的
に復帰できるようにして、送液ポンプが停止する問題を
解決し、モータ駆動電流を必要以上に大きくすることに
よる問題も解決することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明における送液ポンプのパルスモータの制御系を
第1図に示す。
8は送液ポンプを駆動するパルスモータであり、パル
ス信号発生部2からのパルス信号により回転速度が定め
られ、モータ駆動電流設定部4からの信号によりモータ
駆動電流が定められて、パルスモータ駆動回路6を経て
駆動される。10はパルスモータ8の回転を検知するセン
サ、12はパルス信号を発生部2からのパルス信号とセン
サ10の出力信号とからパルスモータ8が停止したことを
検出し、停止を検出したときにパルス信号発生部2から
パルスモータ駆動回路6へ送られるパルス信号の周波数
を一時的に下げるモータ停止検出部である。
モータ停止検出部12はまた、パルスモータ8の停止を
検出したときにモータ駆動電流設定部4からパルスモー
タ駆動回路6へ送られるモータ駆動電流設定値を大きく
することもある。
(作用) 送液ポンプが正常に作動しているときは、パルス信号
発生部2からパルスモータ駆動回路6に一定周波数のパ
ルス信号が送られてパルスモータ8が所定の回転速度で
回転している。パルスモータ8の回転トルクはモータ駆
動電流設定部4からパルスモータ駆動回路6に一定のモ
ータ駆動電流設定値が与えられることによって定められ
ている。
このとき、モータ停止検出部12では、パルスモータ8
に取りつけられたセンサ10の出力信号と、パルス信号発
生部2から発生するパルス信号を計数したものとを比較
して、パルスモータ8が正常に作動していることを検出
している。
パルスモータ8が何らかの原因で脱調(スリップ)す
ると、センサ10から回転を検出した出力信号が送られな
くなる。そのときでもパルス信号発生部2からは一定周
波数のパルス信号が出力されているので、モータ停止検
出部12はパルスモータ8が停止していることを検出す
る。モータ停止検出部12がパルスモータ8の停止を検出
すると、パルス信号発生部2はモータ停止検出部12から
の出力によってパルスモータ駆動回路6へ送るパルス信
号の周波数を一時的に下げ、ゆるやかにもとの周波数に
戻す。パルスモータ8は回転速度が小さくなると脱調か
ら復帰することができる。
パルスモータ8が脱調から復帰するのを一層確実に
し、かつ、脱調が再び発生するのを防ぐために、モータ
駆動電流設定部4はモータ停止検出部12からのモータ停
止検出出力を受けてパルスモータ駆動回路6へ出力する
モータ駆動電流設定値を大きくする。これによって、パ
ルスモータ8のトルクが上がり、脱調が起こりにくくな
る。
(実施例) 第2図は一実施例を表わす。
14はプランジャ往復動型ポンプヘッドであり、往復移
動するプランジャ16と、入口側チェック弁18と出口側チ
ェック弁20を備えている。プランジャ16の基端部にはカ
ム22が当接し、このカム22はパルスモータ8によって回
転させられる。パルスモータ8の回転運動はカム22を介
してプランジャ16の往復運動に変換され、チェック弁1
8,20の働きによって送液が行なわれる。24は送液される
溶媒、26は出口流路であり、出口流路26は例えば液体ク
ロマトグラフへ導かれる。28は圧力を監視するために出
口流路26に設けられた圧力センサである。
パルスモータ8の回転軸30にはまた、切欠きのある円
板32が取りつけられている。円板32にはフォトセンサ10
が組み合わされている。フォトセンサ10の出力は制御部
36へ導かれている。パルスモータ8の回転により円板32
が回転し、その切欠きがフォトセンサ10を通過すること
によりパルスモータ8の回転が検出される。
制御部36はフォトセンサ10の出力信号を入力してパル
スモータ8の回転駆動を制御する。38はパルスモータ8
の作動の開始や停止を指示したり、駆動条件を設定した
りする操作部である。制御部36はまた、圧力センサ28の
出力信号を取り込み、圧力を監視している。
制御部36のうち、パルスモータ8の駆動制御に関する
部分は第1図においては鎖線で囲まれた部分に該当して
いる。
第3図は第2図の実施例をさらに詳細に表わしたもの
である。ただし、制御部36ではパルスモータ8の駆動制
御に関する部分だけを示している。
フォトセンサ10は発光ダイオード(LED)34aとフォト
トランジスタ34bを備えており、回転円板32の切欠きが
そのフォトセンサ10の位置にくると発光ダイオード34a
からフォトトランジスタ34bに光が入射し、ハイレベル
信号が出力される。40はフォトセンサ10の出力信号を整
形し、極性を反転する波形整形回路、42はCPUである。
フォトセンサ10からハイレベル信号が出力されると波形
整形回路40で波形整形され、極性が反転されてローレベ
ル信号となってCPU42に取り込まれ、CPU42に割込みがか
かる。
パルスモータ8を駆動するパルスモータ駆動回路6に
はCPU42からパルス信号が送られる。46はD/Aコンバータ
であり、CPU42から出力されるデジタル信号のモータ駆
動電流設定値はD/Aコンバータ46で電流値に変換されて
パルスモータ駆動回路6へ送られる。
CPU42にはパルスモータ8を駆動するプログラムを記
憶しているROM48と、操作部38からの入力データを記憶
したり、パルスモータ8の作動記録を記憶するRAM50が
接続されている。
第4図及び第5図により一実施例の動作を説明する。
第4図はパルスモータ8の駆動を行なうためのもので
あり、第5図はパルスモータ8に設けられた回転円板32
の切欠きを検出したときにCPU42にかかる割込み処理を
表わしたものである。
パルスモータ8の駆動が開始されると、カウンタCが
1にセットされ(ステップS1)、低速でパルスモータ8
が回転させられる(ステップS2)。その後、回転円板32
の切欠きがフォトセンサ10で検出されると、CPU42に割
込みがかかってカウンタCが0にクリアされる(ステッ
プS10)。その後はパルスモータ8の回転速度が所定の
速度に上げられる(ステップS3,S4)。
CPU42ではパルスモータ駆動回路6に送られるパルス
信号が計数され、一回転分のパルス信号が出力されると
(ステップS5)、カウンタCに1が加算される(ステッ
プS6)。一定速度で回転しているときは、一回転ごとに
カウンタCの内容が1増えるが、一回転ごとにフォトセ
ンサ10が働いてカウンタCは0にクリアされるため、C
は2以上にはならない。
ところが、パルスモータ8が脱調すると、フォトセン
サ10が働かなくなるため、Cがクリアされず、C≧2と
なってパルスモータ8がスリップしたと判断され(ステ
ップS7)、エラーフラッグがセットされ(ステップS
8)、モータ駆動電流設定値が大きくされた後(ステッ
プS9)、パルスモータ8の回転を低速から再度開始す
る。
パルスモータ8が脱調し、その後復帰すると、制御部
36にはエラーフラッグがセットされているので、パルス
モータ8が脱調したことを後でデータとして出力させる
ことができる。
第2図にはポンプヘッド14が1台しか示されていない
が、本発明はポンプヘッドが複数台備えられた送液ポン
プについても同様に適用することができる。
センサ10は、実施例ではフォトセンサが例示され、そ
れに切欠きをもつ円板が組み合わされているが、他のセ
ンサ、例えば磁気センサなどを用いることもできる。
(発明の効果) 本発明の送液ポンプでは、パルスモータが脱調したと
きにパルスモータの停止を検出し、回転速度を一時的に
下げてパルスモータを再度作動させ、送液動作を復帰さ
せるようにしたので、液体クロマトグラフなどの連続運
転中にパルスモータの脱調で誤動作が発生した場合でも
その影響を最小に抑えることができ、分析装置の信頼性
が向上する。
パルスモータが脱調した際、一時的に回転速度を下げ
るのに加えて、モータ駆動電流設定値を大きくすれば、
パルスモータの回転復帰が一層容易になり、かつ、脱調
の再発を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を示すブロック図、第2図は一実施例を
示す構成図、第3図は同実施例の具体例を示すブロック
図、第4図は同実施例におけるモータ駆動動作を示すフ
ローチャート図、第5図は同実施例における割込み処理
を示すフローチャート図である。 2……パルス信号発生部、4……モータ駆動電流設定
部、6……パルスモータ駆動回路、8……パルスモー
タ、10……センサ、12……モータ停止検出部。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パルス信号発生部からのパルス信号により
    回転速度が定められ、モータ駆動電流設定部からの信号
    によりモータ駆動電流が定められてパルスモータ駆動回
    路を経て駆動されるパルスモータにより作動する送液ポ
    ンプにおいて、パルスモータの回転を検知するセンサ
    と、前記パルス信号発生部からのパルス信号と前記セン
    サの出力信号とからパルスモータの停止を検出し、停止
    を検出したときに前記パルス信号発生部からパルスモー
    タ駆動回路へ送られるパルス信号の周波数を一時的に下
    げてパルスモータを再度作動させるモータ停止検出部と
    を備えたことを特徴とする送液ポンプ。
  2. 【請求項2】前記モータ停止検出部は、パルスモータの
    停止を検出したときモータ駆動電流設定部からパルスモ
    ータ駆動回路へ送られるモータの駆動電流設定値を大き
    くする請求項1に記載の送液ポンプ。
  3. 【請求項3】前記パルス信号発生部、モータ駆動電流設
    定部、パルスモータ駆動回路及びモータ停止検出部を備
    えてパルスモータの駆動を制御する制御部は、前記モー
    タ停止検出部がパルスモータの停止を検出したとき、停
    止があったことをその後にデータとして出力するもので
    ある請求項1又は2に記載の送液ポンプ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021220780A1 (ja) * 2020-04-30 2021-11-04 株式会社島津製作所 分析装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021220780A1 (ja) * 2020-04-30 2021-11-04 株式会社島津製作所 分析装置

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