JP2960441B2 - 液体クロマトグラフ - Google Patents
液体クロマトグラフInfo
- Publication number
- JP2960441B2 JP2960441B2 JP22918389A JP22918389A JP2960441B2 JP 2960441 B2 JP2960441 B2 JP 2960441B2 JP 22918389 A JP22918389 A JP 22918389A JP 22918389 A JP22918389 A JP 22918389A JP 2960441 B2 JP2960441 B2 JP 2960441B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pump
- liquid
- liquid chromatograph
- flow rate
- eluent
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は液体クロマトグラフに関し、送液ポンプの制
御に好適な液体クロマトグラフに関する。
御に好適な液体クロマトグラフに関する。
従来の液体クロマトグラフは、ポンプ始動時から一定
の設定流量に対応したモータ回転とするように送液ポン
プを駆動制御していた。
の設定流量に対応したモータ回転とするように送液ポン
プを駆動制御していた。
上記従来技術は、例えば、GPC分析を行う際、送液ポ
ンプ始動時、モータの回転数がただちに設定流量に対応
した駆動になることに起因して分析用分離管（カラム）
に充てんしてある充てん剤が始動時の圧力ショックを生
じ、分離カラム内でカラム充てん剤の間隙を作ってしま
うという問題があった。
ンプ始動時、モータの回転数がただちに設定流量に対応
した駆動になることに起因して分析用分離管（カラム）
に充てんしてある充てん剤が始動時の圧力ショックを生
じ、分離カラム内でカラム充てん剤の間隙を作ってしま
うという問題があった。
本発明の目的は、送液ポンプ始動時の圧力ショックを
低減し分離カラムの劣化を防止することが可能な液体ク
ロマトグラフを提供することにある。
低減し分離カラムの劣化を防止することが可能な液体ク
ロマトグラフを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の特徴は、溶離液を
送液する送液ポンプと、当該送液ポンプによって送液さ
れた溶離液に試料を加えるインジェクタと、前記溶離液
と試料の混合物を通す分離カラムと、当該分離カラムに
より分離された試料成分を検出する検出器と、前記送液
ポンプを予め設定された流量で送液するよう制御する制
御部とを有する液体クロマトグラフにおいて、前記制御
部に、前記送液ポンプの停止状態から前記予め設定され
た流量に対応する回転数に至るまでの時間及び当該時間
中の回転数の変化を定義したプログラムを有し、前記送
液ポンプの始動時に、前記プログラムによる送液ポンプ
の制御を行うことである。
送液する送液ポンプと、当該送液ポンプによって送液さ
れた溶離液に試料を加えるインジェクタと、前記溶離液
と試料の混合物を通す分離カラムと、当該分離カラムに
より分離された試料成分を検出する検出器と、前記送液
ポンプを予め設定された流量で送液するよう制御する制
御部とを有する液体クロマトグラフにおいて、前記制御
部に、前記送液ポンプの停止状態から前記予め設定され
た流量に対応する回転数に至るまでの時間及び当該時間
中の回転数の変化を定義したプログラムを有し、前記送
液ポンプの始動時に、前記プログラムによる送液ポンプ
の制御を行うことである。
上記のような構成により、送液ポンプが停止状態から
始動するとき、設定された流量を送液するまでに、必ず
ある一定時間を持って徐々に流量が増加していくよう制
御される。
始動するとき、設定された流量を送液するまでに、必ず
ある一定時間を持って徐々に流量が増加していくよう制
御される。
従って、カラムの充てん剤に圧力ショックを与えずに
済み、カラム劣化を低減することができる。
済み、カラム劣化を低減することができる。
以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。送
液ポンプの操作パネル１に設けたポンプ始動用キー２を
押すと、その情報がCPU（ワンチツプマイコン等）３に
伝達されあらかじめ設定された流量値に対応する回転数
になる様に、またパルス４が一定時間に到達する様に徐
々に直線的に増加する様に出力される。その際モータの
励磁信号５も伝達される。これをパルスコントローラ６
で受け、ドライバー７にその情報を伝える。
液ポンプの操作パネル１に設けたポンプ始動用キー２を
押すと、その情報がCPU（ワンチツプマイコン等）３に
伝達されあらかじめ設定された流量値に対応する回転数
になる様に、またパルス４が一定時間に到達する様に徐
々に直線的に増加する様に出力される。その際モータの
励磁信号５も伝達される。これをパルスコントローラ６
で受け、ドライバー７にその情報を伝える。
その情報に基づいて、モータ（パルスモータ）８が駆
動される。モータ８にはプーリー９がありカム軸受10に
設けられたプーリー９′をタイミングベルト11でカム12
を回転させ、プランジヤー13を往復運動させて溶離液14
で送液する。インジエクタ15から注入された試料を分離
カラム16で分離し、検出器17で分離成分を検出し、その
時のアナログ信号をデータ処理装置18に入力し、クロマ
トグラフを記録すると共に定量演算を行なう。
動される。モータ８にはプーリー９がありカム軸受10に
設けられたプーリー９′をタイミングベルト11でカム12
を回転させ、プランジヤー13を往復運動させて溶離液14
で送液する。インジエクタ15から注入された試料を分離
カラム16で分離し、検出器17で分離成分を検出し、その
時のアナログ信号をデータ処理装置18に入力し、クロマ
トグラフを記録すると共に定量演算を行なう。
第２図は、送液ポンプ始動時に一定時間（例えば10秒
後）で設定流量に対応したモータの回転数に到達する様
なプログラムを図にしたものである。この場合、モータ
の回転数（流量）が時間Ｔで直線的に上昇し、一定時間
後に設定流量に対応した回転数となる。
後）で設定流量に対応したモータの回転数に到達する様
なプログラムを図にしたものである。この場合、モータ
の回転数（流量）が時間Ｔで直線的に上昇し、一定時間
後に設定流量に対応した回転数となる。
第３図はGPC用カラムで劣化試験を行った結果を示す
図であり、従来形ポンプを使用したクロマトグラムを
（ｂ）に示し、本発明のポンプを使用した場合のクロマ
トグラムを（ａ）に示す。このことより従来形ポンプを
使用するとカラムの劣化が早くクロマトグラムの分離能
が低下することが判る。
図であり、従来形ポンプを使用したクロマトグラムを
（ｂ）に示し、本発明のポンプを使用した場合のクロマ
トグラムを（ａ）に示す。このことより従来形ポンプを
使用するとカラムの劣化が早くクロマトグラムの分離能
が低下することが判る。
本実施例によれば、ポンプ始動時の圧力シヨツクを減
少させることにより、カラム劣化防止の効果がもたらさ
れる。
少させることにより、カラム劣化防止の効果がもたらさ
れる。
本発明によれば、液体クロマトグラフの送液ポンプ始
動時の圧力シヨツクを低減できるので分析用カラムの劣
化防止の効果がある。
動時の圧力シヨツクを低減できるので分析用カラムの劣
化防止の効果がある。
第１図は本発明の一実施例における液体クロマトグラフ
の送液ポンプ始動時制御と液体クロマトグラフシステム
の動作説明図、第２図は始動時のモータ回転数と時間の
関係の説明図、第３図は従来形と本発明を適用したポン
プでのカラム劣化比較説明図である。 １……操作パネル、２……ポンプ始動用キー、５……励
磁信号、６……パルスコントローラ、８……モータ、10
……カム軸受、12……カム、13……プランジヤー、14…
…溶離液、16……分析カラム、17……検出器。
の送液ポンプ始動時制御と液体クロマトグラフシステム
の動作説明図、第２図は始動時のモータ回転数と時間の
関係の説明図、第３図は従来形と本発明を適用したポン
プでのカラム劣化比較説明図である。 １……操作パネル、２……ポンプ始動用キー、５……励
磁信号、６……パルスコントローラ、８……モータ、10
……カム軸受、12……カム、13……プランジヤー、14…
…溶離液、16……分析カラム、17……検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−67478（ＪＰ，Ａ) 特開 昭56−98582（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01N 30/32
Claims (1)
- 【請求項１】溶離液を送液する送液ポンプと、当該送液
ポンプによって送液された溶離液に試料を加えるインジ
ェクタと、前記溶離液と試料の混合物を通す分離カラム
と、当該分離カラムにより分離された試料成分を検出す
る検出器と、前記送液ポンプを予め設定された流量で送
液するよう制御する制御部とを有する液体クロマトグラ
フにおいて、 前記制御部に、前記送液ポンプの停止状態から前記予め
設定された流量に対応する回転数に至るまでの時間及び
当該時間中の回転数の変化を定義したプログラムを有
し、前記送液ポンプの始動時に、前記プログラムによる
送液ポンプの制御を行うことを特徴とする液体クロマト
グラフ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22918389A JP2960441B2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 液体クロマトグラフ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22918389A JP2960441B2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 液体クロマトグラフ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0394157A JPH0394157A (ja) | 1991-04-18 |
| JP2960441B2 true JP2960441B2 (ja) | 1999-10-06 |
Family
ID=16888104
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22918389A Expired - Lifetime JP2960441B2 (ja) | 1989-09-06 | 1989-09-06 | 液体クロマトグラフ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2960441B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021101179A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-08 | ジーエルサイエンス株式会社 | 送液装置及び送液方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040082010A (ko) * | 2003-03-17 | 2004-09-23 | 유동열 | 관절이 있는 마네킹 |
| WO2019207850A1 (ja) * | 2018-04-25 | 2019-10-31 | 株式会社島津製作所 | クロマトグラフィー分析システム |
-
1989
- 1989-09-06 JP JP22918389A patent/JP2960441B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2021101179A (ja) * | 2019-12-24 | 2021-07-08 | ジーエルサイエンス株式会社 | 送液装置及び送液方法 |
| JP7498559B2 (ja) | 2019-12-24 | 2024-06-12 | ジーエルサイエンス株式会社 | 送液装置及び送液方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0394157A (ja) | 1991-04-18 |
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