JPH0437274Y2 - - Google Patents

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JPH0437274Y2
JPH0437274Y2 JP1984158007U JP15800784U JPH0437274Y2 JP H0437274 Y2 JPH0437274 Y2 JP H0437274Y2 JP 1984158007 U JP1984158007 U JP 1984158007U JP 15800784 U JP15800784 U JP 15800784U JP H0437274 Y2 JPH0437274 Y2 JP H0437274Y2
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JP
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discharge pressure
pressure
pump
signal
control means
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JP1984158007U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、液体クロマトグラフ装置等に使用し
て最適な送液ポンプの制御装置に関する。
[従来技術] 液体クロマトグラフ装置等においては、各所で
送液ポンプを使用し、所定の流量の液体を送液す
るようにしているが、通常、ポンプによつて正し
い流量が吐出しているかどうかを吐出圧力によつ
てモニターしている。すなわち、何等かのポンプ
の故障あるいは該ポンプを含む系の故障があつた
場合には、吐出圧力が上下するため、事前に吐出
圧力の上限と下限を設定しておき、吐出圧力が該
上下限の範囲を越えた場合には、ポンプあるいは
系の故障として対処している。
[考案が解決しようとする問題点] 上述した従来の吐出圧力のモニターでは、系に
流す展開液、使用するカラムの長さ、流速等によ
つて系の抵抗が変化し、それにつれて標準吐出圧
力も変化するため、系の状態が変化する都度、該
圧力の上下限の範囲も変えなければならない。更
に、ポンプの始動時には、吐出圧力は零であり、
該下限以下なので、定常状態に圧力が上昇するま
での時間、このモニターを行わないように構成し
ているが、定常状態になるまでの時間は、系によ
つて大きく異なるため、その都度、系の状態によ
つて該時間の設定を行わねばならず、操作が非常
に繁雑となつている。
本考案は、上述した点に鑑みてなされたもの
で、系の状態に対応して自動的に最適な圧力モニ
ターを行ことができ、正確にポンプの故障あるい
は系の故障を検知することが可能なポンプの制御
装置を提供することを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案に基づくポンプの制御装置は、第1の流
路から第2の流路に送液するためのポンプと、該
ポンプの吐出圧力を検出する圧力検出手段と、該
ポンプの特定動作状態毎にタイミング信号を発生
するタイミング信号発生手段と、該吐出圧力信号
とタイミング信号が供給される制御手段と、該制
御手段に接続され、該吐出圧力信号を記憶するメ
モリとを備えており、該制御手段は次の各ステツ
プ、 該タイミング信号に基づいて、供給される吐
出圧力信号とメモリに記憶された前回のタイミ
ング信号時の吐出圧力信号とを比較し、該吐出
圧力がプラトーになつたかどうかの判定を行
う、 該吐出圧力がプラトーの状態であれば所定の
範囲の圧力の設定を行う、 その後に検出される圧力信号が前記第ステ
ツプで設定された圧力範囲かどうかの判定を行
う、 該吐出圧力が該所定の範囲を越えた場合に
は、該ポンプに関連した系の状態の変化があつ
たかどうかの判定を行い、該系の状態の変化が
あれば、再び第1ステツプにもどる、 を実行するように構成されていることを特徴とし
ている。
[作用] ポンプから吐出された液体の圧力は検出され、
該ポンプの特定状態毎に、該検出された吐出圧力
は、その前にポンプが特定の状態となつた時の吐
出圧力と比較され、該吐出圧力がプラトーとなつ
たかどうかがモニターされる。該吐出圧力がプラ
トーとなつた時には、所定の圧力範囲が設定さ
れ、その後、該吐出圧力が該所定の範囲内かどう
かのモニターが行われる。該吐出圧力が該所定の
圧力範囲外となつた時には、系の状態に変化があ
つたかどうかの判定を行い、系の状態に変化があ
つた場合には、再び、該検出された吐出圧力は、
その前にポンプが特定の状態となつた時の吐出圧
力と比較され、該吐出圧力がプラトーとなつたか
どうかがモニターされる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に基づき詳述
する。
第1図において、1は送液ポンプであり、該ポ
ンプはモータ2、該モータの回転を往復動に変換
するカム部3、該往復動によつて駆動されるプラ
ンジヤ部4より構成されており、第1の流路5の
液体を第2の流路6に送液する。該第2の流路6
にはポンプ1によつて吐出された液体の圧力を検
出する圧力検知器7が取付けられている。該圧力
検知器7によつて検出された信号は、A−D変換
器8によつてデイジタル信号に変換された後、コ
ンピユータの如き制御手段9に供給されて、メモ
リ10に記憶される。該ポンプ1のモータ2の回
転軸11には、第2図に示す如き、部分的に半径
が大きくされた円盤状のカム12が固定されてい
る。該円盤状カムを挟んで光源13と検出器14
が配置されているが、該光源13からの光は、該
カム12の大径部12aによつて検出器14への
進行が阻止される。該検出器14からの検出信号
は波形整形回路15に供給されるが、該回路15
は、例えば、光源13からの光が該カム12によ
つてカツトされた時にパルス信号を発生し、その
パルス信号をタイミング信号として該制御手段9
に供給する。該制御手段9には、該ポンプ1を含
む系の最高耐圧が入力手段16によつて供給され
る。
上述した構成の動作を第3図のフローチヤート
を用いて説明する。圧力検知器7によつて検出さ
れたポンプの吐出圧力に応じた信号は、制御手段
9に供給され、ここで入力手段16からの系の最
高耐圧と比較される。該比較の結果、該吐出圧力
が該最高耐圧力以上であれば、ポンプあるいは系
の故障と判断され、該ポンプ1の作動が停止さ
れ、図示していないが、所望の警報が発せられ
る。該吐出圧力が該最高耐圧以下であれば、次に
吐出圧力がプラトーである旨の設定がされている
かどうか判断され、プラトー設定がされていない
場合には、吐出圧力がプラトーになつているかど
うかの判断がされる。この判断は、検出器14か
らの信号に基づく波形整形回路15からのタイミ
ング信号の供給毎に行われ、検知器7からの信号
とメモリ10に記憶されている信号との比較によ
つて行われる。該メモリ10に記憶されている圧
力信号は、前回のタイミング信号の供給時に検知
器7よつて検出された圧力に対応するものであ
り、該メモリ10に記憶される信号は該タイミン
グ信号の供給に応じて、常に新しい吐出圧力信号
に代えられる。該吐出圧力が前回のタイミング信
号供給時の圧力と等しくなつた時、プラトーの判
定はYESとなり、上下限圧力範囲の設定が行わ
れると共に、プラトーの設定が行われる。その
後、検知器7によつて検出された吐出圧力は、プ
ラトー設定がなされているため、直ちにその圧力
が設定された圧力範囲かどうかの判定が行われ、
吐出圧力が設定された圧力範囲内であれば、制御
手段は何等の制御あるいは警報を発しない。
波形整形回路15からのタイミング信号の供給
毎に圧力範囲の判定が行われ、ある時点で、吐出
圧力が設定範囲を越えた場合には、制御手段9は
ポンプ1が接続されている系に何等かの変化があ
つたかどうかの判定をする。この変化は、例え
ば、展開液の変化、流速の変化等の、制御手段9
が系のいずれかに指令した変化、あるいはオペレ
ータがなした変化で、後者の場合には、制御手段
9にその旨の信号が供給され、該制御手段はその
変化を知ることができる。該系の変化の判定を行
い、検出された吐出圧力が該系の変化に基づくも
のであると判定された場合には、プラトーの設定
が解除され、その後、制御手段9はタイミング信
号に基づいて、吐出圧力がプラトーの状態となつ
たかどうかの判定を行う。一方、系に変化が生じ
ていないのに、吐出圧力が設定圧力範囲を越えた
場合には、該制御手段9は、ポンプあるいは系の
故障として判断し、該ポンプ1の動作を停止さ
せ、何等かの警報を発する。
以上本考案の一実施例を詳述したが、本考案
は、この実施例に限定されず、幾多の変形が可能
である。例えば、モータ2の1回転毎にタイミン
グ信号を発生させるように構成したが、モータの
所定回数の回転毎にタイミング信号を発生させる
ため、波形整形回路の後にカウンタを設け、カウ
ンタの値が所定の値となつた時にタイミングパル
スを発生させるように構成しても良い。又、タイ
ミング信号を得る構成はカム、光源、検出器に限
定されない。
[効果] 以上詳述した如く、本考案においては、吐出圧
力がプラトーになつたかどうか判断し、プラトー
になつた時には、所定の圧力範囲を設定し、その
後の吐出圧力が該範囲内かどうかを監視し、その
結果、該吐出圧力が該範囲を越えた時には、その
原因が系の変化によるかどうかを判断するように
しているため、系の変化の都度、オペレータが面
倒な圧力範囲の設定を行う必要がなく、又、ポン
プが定常状態になるまでの時間を考慮して、圧力
モニターの開始時間を設定する。繁雑な作業が不
必要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す図、第2図は
第1図の装置に使用したカムの形状を示す図、第
3図は実施例の動作を説明するためのフローチヤ
ートを示す図である。 1……ポンプ、2……モータ、3……カム部、
4……プランジヤ部、5,6……流路、7……圧
力検知器、8……A−D変換器、9……制御手
段、10……メモリ、12……カム、13……光
源、14……検出器、15……波形整形回路、1
6……入力手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1の流路から第2の流路に送液するためのポ
    ンプと、該ポンプの吐出圧力を検出する圧力検出
    手段と、該ポンプの特定動作状態毎にタイミング
    信号を発生するタイミング信号発生手段と、該吐
    出圧力信号とタイミング信号が供給される制御手
    段と、該制御手段に接続され、該吐出圧力信号を
    記憶するメモリとを備えており、該制御手段は次
    の各ステツプ、 該タイミング信号に基づいて、供給される吐
    出圧力信号とメモリに記憶された前回のタイミ
    ング信号時の吐出圧力信号とを比較し、該吐出
    圧力がプラトーとなつたかどうかの判定を行
    う、 該吐出圧力がプラトーの状態であれば所定の
    範囲の圧力の設定を行う、 その後に検出される圧力信号が前記第ステ
    ツプで設定された圧力範囲かどうかの判定を行
    う、 該吐出圧力が該所定の範囲を越えた場合に
    は、該ポンプに関連した系の状態の変化があつ
    たかどうかの判定を行い、該系の状態の変化が
    あれば、再び第1ステツプにもどる、 を実行するように構成されている送液ポンプの制
    御装置。
JP1984158007U 1984-10-19 1984-10-19 Expired JPH0437274Y2 (ja)

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JPS6173090U JPS6173090U (ja) 1986-05-17
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2556039B2 (ja) * 1986-06-19 1996-11-20 株式会社島津製作所 送液ポンプ
WO2007061956A2 (en) 2005-11-21 2007-05-31 Entegris, Inc. System and method for a pump with reduced form factor
US8083498B2 (en) 2005-12-02 2011-12-27 Entegris, Inc. System and method for position control of a mechanical piston in a pump
US7878765B2 (en) * 2005-12-02 2011-02-01 Entegris, Inc. System and method for monitoring operation of a pump

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6011690A (ja) * 1983-06-30 1985-01-21 Shimadzu Corp 液体クロマトグラフ

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