JP2949620B2 - 天井裏の断熱工法 - Google Patents
天井裏の断熱工法Info
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- JP2949620B2 JP2949620B2 JP9345679A JP34567997A JP2949620B2 JP 2949620 B2 JP2949620 B2 JP 2949620B2 JP 9345679 A JP9345679 A JP 9345679A JP 34567997 A JP34567997 A JP 34567997A JP 2949620 B2 JP2949620 B2 JP 2949620B2
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- Japan
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- ceiling
- building
- summer
- heat insulation
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井裏の断熱工
法、特に天井裏の断熱と、断熱により暖められた側の空
気の有効利用により、建物全体の冷暖を調節する天井裏
の断熱工法に関するものである。
法、特に天井裏の断熱と、断熱により暖められた側の空
気の有効利用により、建物全体の冷暖を調節する天井裏
の断熱工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】寒冷紗を建物の断熱構造物の一部、例え
ば外壁断熱板の表面にセメントモルタルなどで塗りこむ
ことは、古くから知られている(特開昭60−2674
1号)。また建築下地材のプラスチックフォーム熱反射
金属面に、寒冷紗を積層して断熱効果をあげることも知
られている(実開昭60−51532号)。一方、住宅
天井部の断熱工法として、軒桁及び梁上に断熱層を有す
る下地板を張設し、この断熱板から一定間隔をおいて天
井を設け、天井裏を断熱板で水平方向にふたつに仕切
り、換気する構造も知られている(特開昭9−4927
2号)。
ば外壁断熱板の表面にセメントモルタルなどで塗りこむ
ことは、古くから知られている(特開昭60−2674
1号)。また建築下地材のプラスチックフォーム熱反射
金属面に、寒冷紗を積層して断熱効果をあげることも知
られている(実開昭60−51532号)。一方、住宅
天井部の断熱工法として、軒桁及び梁上に断熱層を有す
る下地板を張設し、この断熱板から一定間隔をおいて天
井を設け、天井裏を断熱板で水平方向にふたつに仕切
り、換気する構造も知られている(特開昭9−4927
2号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
天井裏断熱工法は、下地板の上面あるいは下面にシーム
レス断熱層として、ウレタンフォーム、セルロースファ
イバー、ロックウール、グラスウール、ポリスチレンビ
ーズなどをまんべんなく注入したり、吹き付けるなど、
多大の労力を要し、コスト高はまぬかれなかった。この
ため、高級な建築物は別として、一般の住居用家屋の断
熱には必ずしも適さなかった。
天井裏断熱工法は、下地板の上面あるいは下面にシーム
レス断熱層として、ウレタンフォーム、セルロースファ
イバー、ロックウール、グラスウール、ポリスチレンビ
ーズなどをまんべんなく注入したり、吹き付けるなど、
多大の労力を要し、コスト高はまぬかれなかった。この
ため、高級な建築物は別として、一般の住居用家屋の断
熱には必ずしも適さなかった。
【0004】本発明は、前記のごとき課題を解決したも
ので、簡便で効果的な天井裏の断熱と、暖気の有効利用
による建物全体の暖冷を調節する安価な天井裏の断熱工
法を提供することを目的としている。
ので、簡便で効果的な天井裏の断熱と、暖気の有効利用
による建物全体の暖冷を調節する安価な天井裏の断熱工
法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成した本発
明の天井裏の断熱工法は、天井裏を寒冷紗で水平方向ま
たは屋根面にならって湾曲状に仕切り、断熱することを
特徴としている。
明の天井裏の断熱工法は、天井裏を寒冷紗で水平方向ま
たは屋根面にならって湾曲状に仕切り、断熱することを
特徴としている。
【0006】また、前記寒冷紗により仕切られた上部側
の暖気を、冬は床下に強制的に導いて建物の暖房効果を
高め、夏は強制的に建物外に放出して建物の冷房効果を
高めることもできる。
の暖気を、冬は床下に強制的に導いて建物の暖房効果を
高め、夏は強制的に建物外に放出して建物の冷房効果を
高めることもできる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係わる天井裏の
断熱工法の一例を示す。同図において、屋根1と天井2
で構成される天井裏の空間を、本発明では寒冷紗3によ
り水平方向に仕切り、上空間Aと下空間Bを構成する。
寒冷紗3には、例えば太陽の輻射熱を反射する高圧ポリ
エチレンに銀箔を蒸着したもので、断熱効果の点からは
中空状のものが望ましい。寒冷紗3は、建物両側の柱4
上の各軒桁5に取り付ける。寒冷紗3の張設は特に制限
されないが、好ましくは梁6方向において屋根1の形に
ならい、図示するように湾曲状に張設する。これにより
上空間Aをできるだけ狭くし、屋根1からの蓄熱空気量
を減らし、建物全体に対する暖気の影響を押さえる。本
発明では、この暖気をファン(図示せず)により強制的
に、冬着においては床下に導いて床暖房に利用し、夏場
においては建物の外と換気して建物全体を冷やす。特に
寒冷紗は、通常の断熱パネルなどと異なり通気性を有す
るので、上空間Aの暖気を強制的に外部あるいは床下に
送ることで、建物全体の暖められた空気が下空間Bを介
して上空間Aへと上昇移行し、建物内の対流による循環
気流で、建物の効率的な暖冷調節が可能となる。
断熱工法の一例を示す。同図において、屋根1と天井2
で構成される天井裏の空間を、本発明では寒冷紗3によ
り水平方向に仕切り、上空間Aと下空間Bを構成する。
寒冷紗3には、例えば太陽の輻射熱を反射する高圧ポリ
エチレンに銀箔を蒸着したもので、断熱効果の点からは
中空状のものが望ましい。寒冷紗3は、建物両側の柱4
上の各軒桁5に取り付ける。寒冷紗3の張設は特に制限
されないが、好ましくは梁6方向において屋根1の形に
ならい、図示するように湾曲状に張設する。これにより
上空間Aをできるだけ狭くし、屋根1からの蓄熱空気量
を減らし、建物全体に対する暖気の影響を押さえる。本
発明では、この暖気をファン(図示せず)により強制的
に、冬着においては床下に導いて床暖房に利用し、夏場
においては建物の外と換気して建物全体を冷やす。特に
寒冷紗は、通常の断熱パネルなどと異なり通気性を有す
るので、上空間Aの暖気を強制的に外部あるいは床下に
送ることで、建物全体の暖められた空気が下空間Bを介
して上空間Aへと上昇移行し、建物内の対流による循環
気流で、建物の効率的な暖冷調節が可能となる。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、天井裏に寒冷紗を張設
するだけできわめて実用に十分な断熱効果があるので、
作業も簡単でコストも安価ですむ。このため、一般の住
居用家屋にも簡単に施工できる。また蓄熱暖気を季節に
応じて床に導いたり換気することで、建物全体内の空気
を対流循環させて暖冷調節をあげることができる。
するだけできわめて実用に十分な断熱効果があるので、
作業も簡単でコストも安価ですむ。このため、一般の住
居用家屋にも簡単に施工できる。また蓄熱暖気を季節に
応じて床に導いたり換気することで、建物全体内の空気
を対流循環させて暖冷調節をあげることができる。
【図1】本発明による天井裏の断熱工法の一例を示す正
面図である。
面図である。
1……屋根 2……天井 3……寒冷紗 4……柱 5……軒桁 6……梁
Claims (2)
- 【請求項1】 天井裏を寒冷紗で水平方向または屋根面
にならって湾曲状に仕切り、断熱することを特徴とする
天井裏の断熱工法。 - 【請求項2】 請求項1記載の工法で仕切られた上部側
の暖気を、冬は床下に強制的に導いて建物の暖房効果を
高め、夏は強制的に建物外に放出して建物の冷房効果を
高めることを特徴とする天井裏の断熱工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9345679A JP2949620B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 天井裏の断熱工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9345679A JP2949620B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 天井裏の断熱工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11141044A JPH11141044A (ja) | 1999-05-25 |
JP2949620B2 true JP2949620B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=18378239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9345679A Expired - Fee Related JP2949620B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 天井裏の断熱工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2949620B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100459511B1 (ko) * | 2002-05-13 | 2004-12-03 | 권오혁 | 황토를 이용한 주택 |
-
1997
- 1997-11-10 JP JP9345679A patent/JP2949620B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11141044A (ja) | 1999-05-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |