JP2948642B2 - ポリオレフィンの製造方法、それに用いる触媒および該触媒のアルミノキサン成分 - Google Patents

ポリオレフィンの製造方法、それに用いる触媒および該触媒のアルミノキサン成分

Info

Publication number
JP2948642B2
JP2948642B2 JP2254362A JP25436290A JP2948642B2 JP 2948642 B2 JP2948642 B2 JP 2948642B2 JP 2254362 A JP2254362 A JP 2254362A JP 25436290 A JP25436290 A JP 25436290A JP 2948642 B2 JP2948642 B2 JP 2948642B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
aluminoxane
carbon atoms
catalyst
hydrogen atom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2254362A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03139503A (ja
Inventor
フオルケル・ドーレ
アンドレアス・ウインター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoechst AG
Original Assignee
Hoechst AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=6390271&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2948642(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Hoechst AG filed Critical Hoechst AG
Publication of JPH03139503A publication Critical patent/JPH03139503A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2948642B2 publication Critical patent/JP2948642B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F10/00Homopolymers and copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • C08F4/42Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors
    • C08F4/44Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides
    • C08F4/60Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides together with refractory metals, iron group metals, platinum group metals, manganese, rhenium technetium or compounds thereof
    • C08F4/62Refractory metals or compounds thereof
    • C08F4/639Component covered by group C08F4/62 containing a transition metal-carbon bond
    • C08F4/63912Component covered by group C08F4/62 containing a transition metal-carbon bond in combination with an organoaluminium compound
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F4/00Polymerisation catalysts
    • C08F4/42Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors
    • C08F4/44Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides
    • C08F4/60Metals; Metal hydrides; Metallo-organic compounds; Use thereof as catalyst precursors selected from light metals, zinc, cadmium, mercury, copper, silver, gold, boron, gallium, indium, thallium, rare earths or actinides together with refractory metals, iron group metals, platinum group metals, manganese, rhenium technetium or compounds thereof
    • C08F4/62Refractory metals or compounds thereof
    • C08F4/639Component covered by group C08F4/62 containing a transition metal-carbon bond
    • C08F4/6392Component covered by group C08F4/62 containing a transition metal-carbon bond containing at least one cyclopentadienyl ring, condensed or not, e.g. an indenyl or a fluorenyl ring
    • C08F4/63922Component covered by group C08F4/62 containing a transition metal-carbon bond containing at least one cyclopentadienyl ring, condensed or not, e.g. an indenyl or a fluorenyl ring containing at least two cyclopentadienyl rings, fused or not
    • C08F4/63927Component covered by group C08F4/62 containing a transition metal-carbon bond containing at least one cyclopentadienyl ring, condensed or not, e.g. an indenyl or a fluorenyl ring containing at least two cyclopentadienyl rings, fused or not two cyclopentadienyl rings being mutually bridged

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、新規のアルミノキサン化合物、それを含む
オレフィンポリマー製造用触媒およびこの触媒を用いて
製造される高分子量で低い残留触媒含有量のオレフィン
ポリマーに関する。
[従来技術] アイソタクチックPPは、エチレン−ビス−(4,5,6,7
−テトラヒドロ−1−インデニル)−ジルコニウム−ジ
クロライドとアルミノキサンとによって懸濁重合で製造
される(ヨーロッパ特許出願公開第185,918号明細書参
照)。このポリマーは狭い分子量分布(Mw/Mn=1.6〜2.
6)を有している。
特別な予備活性化法によって、触媒系の活性を本質的
に高めることが可能である(ドイツ特許第3,726,067号
明細書参照)。ポリマーの粒子形態もこの予備活性化法
によって改善された。
ポリオレフィンのアイソタクチック性(isotaxy)
(またはシンジオタクチック性(syndiotaxy))は重合
温度の選択(ドイツ特許第3,826,075号明細書参照)ま
たは触媒の選択(ドイツ特許第3,826,075号明細書およ
び同第3,726,067号明細書参照)によって調節すること
ができる。しかしながらある種の重合法にとっては、別
の成分によってアイソタクチック性(またはシンジオタ
クチック性)に影響を及ぼすのが望ましい。
[発明の解決しようとする課題] それ故に本発明の課題は、工業的に興味の持てる温度
範囲において且つ高い触媒活性にて実施することができ
そして簡単な方法でアイソタクチック性またはシンジオ
タクチック性を制御できるようにする、高分子量オレフ
ィンポリマーの製造方法を見出すことであった。
本発明者は、この課題がある種のメタロセン触媒とあ
る種の活性化剤としてのある種のアルミノキサンの存在
下にオレフィンを重合することによって解決できること
を見出した。
[発明の対象] 従って本発明は、式 RaCH=CH−Rb [式中、RaおよびRbは互いに同じでも異なっていてもよ
く、水素原子または炭素原子数1〜14のアルキル基であ
るかまたは RaおよびRbはそれらが結合する炭素原子と一緒に炭素
原子数4〜28の環を形成する。] で表されるオレフィンを溶液状態で、懸濁状態でまたは
気相において0〜150℃の温度、0.5〜100barの圧力のも
とで、メタロセンとアルミノキサンとより成る触媒の存
在下に重合することによってポリオレフィンを製造する
に当たって、アルミノキサンが式(I) [式中、R1は炭素原子数1〜6のアルキル基または水素
原子であり、R1の0.01〜40%は水素原子でありそしてn
は2〜50の整数である。] で表される線状の種類および/または式(II) [式中、R1およびnは上記の意味を有する。] で表される環状の種類の化合物であることを特徴とす
る、上記ポリオレフィンの製造方法に関する。
本発明の方法で用いる触媒は、メタロセンと式(I) で表される線状の種類および/または式(II) で表される環状の種類のアルミノキサンとより成る。こ
れらの式中、基R1は炭素原子数1〜6のアルキル基、殊
にメチル基、エチル基またはイソブチル基、特にメチル
基、または水素原子であり、nは2〜50、殊に5〜40の
整数である。更に本発明は、上記の(I)および/また
は(II)で表される新規のアルミノキサンにも関する。
この新規のアルミノキサンの場合のには、基R1はメチル
基または水素原子である。これらの式中、基R1の0.01〜
40%、殊に0.01〜35%は水素原子である。しかしながら
アルミノキサンの正確な構造は知られていない。
アルミノキサンは種々の方法で製造することができ
る。
可能な方法の一つは、アルミニウム−ジアルキルヒド
リドの薄い溶液に水を注意深く添加するものであり、こ
の場合アルミニウム−ジアルキルヒドリド、殊にアルミ
ニウム−ジメチルヒドリドの溶液および水を反応容器中
に最初に導入された比較的多量の不活性溶媒中に少量ず
つ添加しそしてそれぞれの添加の後、ガスの発生が終わ
るのを待つ。
他の方法では、細かく粉砕した硫酸銅五水和物をトル
エンに懸濁させ、ガラス製フラスコ中で不活性ガス雰囲
気にて約−20℃で4個のA原子当たり約1molのCuSO4
・5H2Oとなる様な量でアルミニウム−ジアルキルヒドリ
ドを添加する。アルカンおよび水素の放出下にゆっくり
加水分解した後に、反応混合物を室温で24〜48時間放置
し、その間、温度が約30℃を超えないように冷却しなけ
ればならない。次いでトルエンに溶解したアルミノキサ
ンから硫酸銅を濾去し、溶液を減圧下に濃縮する。この
製造方法の間に低分子量のアルミノキサンがより大きい
オリゴマーに縮合すると考えられる。溶液もそのまま使
用することができる。
更にアルミノキサンは、不活性の脂肪族−または芳香
族溶剤、殊にヘプタンまたはトルエンに溶解したアルミ
ニウム−ジアルキルヒドリド、殊にアルミニウム−ジメ
チルヒドリドをアルミニウム塩水和物、殊に硫酸アルミ
ニウム水和物と−20〜100℃の温度で反応させることに
よっても得られる。この反応では溶剤と用いるアルミニ
ウムアルキルヒドリドとの容量比が1:1〜50:1、殊に5:1
であり、アルカンの放出によって監視できる反応時間は
1〜200時間、殊に10〜40時間である。
アルミニウム塩水和物の内、沢山の結晶水を含有する
ものを用いるのが有利である。特に有利な塩は硫酸アル
ミニウム水和物、なかでも1モルのA(SO4
たりに16あるいは18モルのH2Oを含む結晶水高含有量の
(SO4・16H2OおよびA(SO4・18H2O
が有利である。
アルミノキサンを製造する別の変法の一つは、アルミ
ニウム−ジアルキルヒドリド、殊にアルミニウム−ジメ
チルヒドリドを重合用カマに予め入れられた懸濁剤、殊
に液状単量体中、ヘプタンまたはトルエン中に溶解し、
次いでアルミニウム化合物を水と反応させることを本質
としている。
上記のアルミノキサンの製造方法の他に、別の適用可
能の方法も存在している。
この種の色々な化合物はメタロセン、例えば式(II
I) で表される化合物として用いることができる。
式(III)中、M1はチタニウム、ジルコニウム、ハフ
ニウム、バナジウム、ニオブ、タンタルおよびクロム、
殊にジルコニウムよおびハフニウムより成る群から選択
される金属である。
R2およびR3は互いに同じか異なっており、水素原子、
炭素原子数1〜10、殊に1〜3のアルキル基、炭素原子
数1〜10、殊に1〜3のアルコキシ基、炭素原子数6〜
10、殊に6〜8のアリール基、炭素原子数6〜10、殊に
6〜8のアリールオキシ基、炭素原子数2〜10、殊に2
〜4のアルケニル基、炭素原子数7〜40、殊に7〜10の
アリールアルキル基、炭素原子数4〜14、殊に7〜12の
アルキルアリール基、炭素原子数8〜40、殊に8〜12の
アリールアルケニル基またはハロゲン原子、殊に塩素原
子を意味する。
R4およびR5は互いに異なっており、中心原子M1と一緒
に成ってサンドイッチ構造を形成し得る単核または多核
炭化水素残基である。
R4およびR5はフルオレニルおよびシクロペンタジニル
基が有利であり、母構造に対して追加的置換基を有して
いてもよい。
R6は一つまたは複数の構成員より成るブリッジであ
り、該ブリッジは基R4およびR5に結合しそして =BR7、=AR7、−Ge−、−Sn−、−O−、−S−、
=SO、=SO2、=NR7、=CO、=PR7または=P(O)R7
を意味し、その際R7、R8およびR9は互いに同じでも異な
っていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、好ましくは
塩素原子、炭素原子数1〜10、殊に1〜3のアルキル
基、特にメチル基、炭素原子数1〜10のフルオロアルキ
ル基、特にCF3基、炭素原子数6〜10のフルオロアリー
ル基、特にペンタフルオロフェニル基、炭素原子数6〜
10、殊に6〜8のアリール基、炭素原子数1〜10、殊に
1〜4のアルコキシ基、特にメトキシ基、炭素原子数2
〜10、殊に2〜4のアルケニル基、炭素原子数7〜40、
殊に7〜10のアリールアルキル基、炭素原子数8〜40、
殊に8〜12のアリールアルケニル基または炭素原子数7
〜40、殊に7〜12のアルキルアリール基を意味するかま
たは R6とR7またはR6とR8はそれぞれそれらの結合する原子
と一緒に成って環を形成する。
M2は珪素、ゲルマニウムまたは錫、殊に珪素またはゲ
ルマニウムである。
R6は殊に=CR7R8、=SiR7R8、=GeR7R8、−O−、−
S−、=SO、=PR7または=P(O)R7である。
上記のメタロセンは以下の一般的反応式によって製造
できる: 適するメタロセンの例には、ビス−(インデニル)−
エチレンジルコニウム−ジクロライド、ビス−(インデ
ニル)−エチレンハフニウム−ジクロライド、ビス−
(インデニル)−ジメチルシリレンジルコニウム−ジク
ロライド、ビス−(インデニル)−ジメチルシリレンハ
フニウム−ジクロライド、更に(アリールアルキリデ
ン)(9−フルオレニル)(シクロペンタジエニル)ジ
ルコニウム−ジクロライド、(ジアリールメチレン)
(9−フルオレニル)(シクロペンタジエニル)ジルコ
ニウム−ジクロライド、および(ジアルキルメチレン)
(9−フルオレニル)(シクロペンタジエニル)ジクロ
ニル−ジクロライドおよび相応するハフニウム化合物が
ある。
メタロセンを重合反応において使用する以前に式
(I)および/または式(II)のアルミノキサンにて予
備活性することができる。これは重合活性を著しく向上
させそして粒子形態を改善する。
遷移金属化合物の予備活性化は溶液状態で行う。メタ
ロセンをアルミノキサンの不活性炭化水素溶液に溶解す
るのが特に有利である。適する不活性炭化水素は脂肪族
−または芳香族炭化水素である。
特にトルエンを用いるのが有利である。
溶液中のアルミノキサンの濃度は約1重量%乃至飽和
限界までの範囲、殊に5〜30重量%の範囲内である(そ
れぞれの重量%は溶液全体を基準とする)。メタロセン
は同じ濃度で使用することができる。しかしながら1mol
のアルミノキサン当たり10-4〜1molの量で使用するのが
好ましい。予備活性化時間は5分〜60時間、殊に5〜60
分である。予備活性化は−78〜100℃、殊に0〜70℃の
温度で実施する。
重合は公知の様合に、溶液状態、懸濁状態または気相
中で連続的にまたは不連続的に一段階または多段階で30
〜150℃、好ましくは30〜80℃で実施する。重合される
オレフィンは、式 Ra−CH=CH−Rb で表されるものである。この式中、RaおよびRbは互いに
同じでも異なっていてもよく、水素原子または炭素原子
数1〜28のアルキル基である。しかしながらRaおよびRb
はそれらが結合する炭素原子と一緒に炭素原子数4〜28
の環を形成し得る。この種のオレフィンの例には、エチ
レン、プロピレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メ
チル−1−ペンテン、1−オクテン、ノルボルネン、ノ
ルボルナジエン、ペンテン、ヘキセンまたはオクテンが
ある。プロピレンを重合するのが特に有利である。
必要な場合には、水素を分子量調整剤として添加す
る。重合系の全圧は0.5〜100barである。特に工業的に
興味の持たれる5〜64barの圧力範囲内で重合するのが
有利である。
メタロセン化合物は、1dm3の溶剤あるいは1dm3の反応
器容積当たり遷移金属に関して10-3〜10-7モル、殊に10
-4〜10-6モルの濃度で使用する。アルミノキサンは、1d
m3の溶剤あるいは1dm3の反応器容積当たり10-5〜10-1
ル、殊に10-4〜10-2モルの濃度で使用する。しかしなが
ら原則として更に高濃度も可能である。式IIIの少なく
とも一種類の化合物をメタロセンとして用いる。式III
の数種の化合物の混合物または異性体混合物も可能であ
る。
重合を懸濁重合または溶液重合として実施する場合に
は、チグラー低圧法で慣用される不活性の溶剤を用い
る。例えば重合を脂肪族−または脂環式炭化水素中で実
施する。挙げることのできるかゝる炭化水素の例には、
例えばブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、イソオ
クタン、シクロヘキサンおよびメチルシクロヘキサンが
ある。
更に、ベンジンまたは水素化ジーゼル油留分も使用で
きる。トルエンも使用できる。重合を液状の単量体中で
実施するのが有利である。もし不活性溶剤を用いる場合
には、モノマーを気体または液体として配量供給する。
もし1種類のモノマーだけを懸濁剤として用いる場合に
はコモノマーまたはコモノマー混合物を気体または液体
として配量供給する。更に重合を懸濁剤としての種々の
モノマーの混合物中で実施することも可能である。次い
で別のモノマーを気体または液体として配量供給しても
よい。もしエチレンを用いる場合には、エチレンの一部
を最初に導入しそして残りを重合の間に配量供給するの
が有利である。
重合は、本発明で使用する触媒系が時間の経過と共に
重合活性が僅かしか下がらないことが判っているので、
任意の期間が可能である。
本発明の方法は、用いるメタロセンが温度に非常に安
定であり、その結果90℃までの温度でも高い活性を持っ
て使用できることに特徴がある。更に、共触媒として役
立つアルミノキサンは従来よりも低い濃度で使用するこ
とができる。最後に、今や、工業的に興味と持たれる温
度でランダムコポリマーを製造することが可能である。
本発明の方法の別の特徴は、メチルアルミノキサンと
メチルアルミノキサンヒドリドとの混合物がポリマーの
アイソタクチック性およびシンジオタクチック性を制御
することを可能としている点である。
[実施例] 以下の実施例にて本発明を更に詳細に説明する。各略
字は以下の意味を有している: VN=粘度数(cm2/g)、 SI=シンジオタクチック指数(13C−NMR−分光分析法で
測定)、 II=アイソタクチック指数(13C−NMR−分光分析法で測
定)。
実施例1 乾燥した16−dm3反応器を窒素でフラッシュ洗浄し、1
0dm3の液状プロピレンで満たす。次にメチルアルミノキ
サンヒドリド(HMAO)の68cm3のトルエン溶液(40mmol
のAに相当する。メチルアルミノキサンの平均オリゴ
マー度n=30)を添加し、この混合物を30℃で15分間撹
拌する。
同時に、50mgのビス−(インデニル)−エチレンハフ
ニウム−ジクロライドを34cm3のNAOに溶解し(=20mmol
Al)、15分間放置して予備活性化する。
次いでこの溶液を反応容器に導入する。重合系を70℃
の温度にし、重合を開始する。重合を、60分後に反応器
を冷却しそして圧力解放することによって中止する。0.
16kgのポリプロピレンが得られる。それ故に活性は3.2k
g(ポリプロピレン)/g(メタロセン)/時である。
ポリマーの以下の分析データが測定された: VN=73cm3/g、II=92% 実施例2 乾燥した16−dm3反応器を窒素でフラッシュ洗浄し、1
0dm3の液状プロピレンで満たす。次にメチルアルミノキ
サンヒドリド(HMAO)の68cm3のトルエン溶液(40mmol
のAに相当する。メチルアルミノキサンの平均オリゴ
マー度n=30)を添加し、この混合物を30℃で15分間撹
拌する。
同時に、7mgのビス−(インデニル)−ジメチルシリ
レンジルコニウム−ジクロライドを15cm3のNAO(=20mm
ol Al)に溶解し、15分間放置して予備活性化する。
次いでこの溶液を反応容器に導入する。重合系を70℃
の温度にし、重合を開始する。重合を、60分後に反応器
を冷却しそして圧力解放することによって中止する。0.
88kgのポリプロピレンが得られる。それ故に活性は126k
g(PP)/g(メタロセン)/時である。
ポリマーの以下の分析データが測定された: VN=49cm3/g、II=85% 実施例3 乾燥した16−dm3反応器を窒素でフラッシュ洗浄し、1
0dm3の液状プロピレンで満たす。次にメチルアルミノキ
サンヒドリド(HMAO)の68cm3のトルエン溶液(40mmol
のAに相当する。メチルアルミノキサンの平均オリゴ
マー度n=30)を添加し、この混合物を30℃で15分間撹
拌する。
同時に、60mgのフルオレニルイソプロピリデン−シク
ロペンタジエニル−ハフニウム−ジクロライドを34cm3
のHMAO(=20mmol Al)に溶解し、15分間放置して予備
活性化する。
次いでこの溶液を反応容器に導入する。重合系を60℃
の温度にし、重合を開始する。重合を、60分後に反応器
を冷却しそして圧力解放することによって中止する。1.
45kgのポリプロピレンが得られる。それ故に活性は11.9
kg(PP)/g(メタロセン)/時である。
ポリマーの以下の分析データが測定された: VN=519cm3/g、SI=92% 実施例4 乾燥した16−dm3反応器を窒素でフラッシュ洗浄し、1
0dm3の液状プロピレンで満たす。次にメチルアルミノキ
サンヒドリド(HMAO)の68cm3のトルエン溶液(40mmol
のAに相当する。メチルアルミノキサンの平均オリゴ
マー度n=30)を添加し、この混合物を30℃で15分間撹
拌する。
同時に、20mgのフルオレニルイソプロピリデン−シク
ロペンタジエニル−ジルコニウム−ジクロライドを34cm
3のHMAO(=20mmol Al)に溶解し、15分間放置して予備
活性化する。
次いでこの溶液を反応容器に導入する。重合系を50℃
の温度にし、重合を開始する。重合を、60分後に反応器
を冷却しそして圧力解放することによって中止する。0.
68kgのポリプロピレンが得られる。それ故に活性は34kg
(PP)/g(メタロセン)/時である。
ポリマーの以下の分析データが測定された: VN=123cm3/g、SI=89%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 4/60 - 4/70 C07F 5/06 CA(STN)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I) [式中、R1はメチル基または水素原子であり、R1の0.01
    〜40%は水素原子でありそしてnは2〜50の整数であ
    る。] で表される線状の種類および/または式(II) [式中、R1およびnは上記の意味を有する。] で表される環状の種類のアルミノキサン。
  2. 【請求項2】メタロセン化合物を式I [式中、R1は炭素原子数1〜6のアルキル基または水素
    原子であり、R1の0.01〜40%は水素原子でありそしてn
    は2〜50の整数である。] で表される線状の種類および/または式(II) [式中、R1およびnは上記の意味を有する。] で表される環状の種類のアルミノキサンで予備活性化し
    て得られる生成物より成る、オレフィン重合用触媒。
  3. 【請求項3】式 RaCH=CH−Rb [式中、RaおよびRbは互いに同じでも異なっていてもよ
    く、水素原子または炭素原子数1〜14のアルキル基であ
    るかまたは RaおよびRbはそれらが結合する炭素原子と一緒に炭素原
    子数4〜28の環を形成する。] で表されるオレフィンを溶液状態で、懸濁状態でまたは
    気相において0〜150℃の温度、0.5〜100barの圧力のも
    とで、メタロセンとアルミノキサンとより成る触媒の存
    在下に重合することによってポリオレフィンを製造する
    方法において、アルミノキサンが式(I) [式中、R1は炭素原子数1〜6のアルキル基または水素
    原子であり、R1の0.01〜40%は水素原子でありそしてn
    は2〜50の整数である。] で表される線状の種類および/または式(II) [式中、R1およびnは上記の意味を有する。] で表される環状の種類の化合物であることを特徴とす
    る、上記方法。
  4. 【請求項4】アルミノキサンがメチルアルミノキサンと
    メチルアルミノキサンヒドリドとの混合物である請求項
    3に記載の方法。
  5. 【請求項5】アルミノキサンがメチルアルミノキサンヒ
    ドリドである請求項3に記載の方法。
JP2254362A 1989-09-27 1990-09-26 ポリオレフィンの製造方法、それに用いる触媒および該触媒のアルミノキサン成分 Expired - Lifetime JP2948642B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3932181A DE3932181A1 (de) 1989-09-27 1989-09-27 Verfahren zur herstellung eines polyolefins
DE3932181.9 1989-09-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03139503A JPH03139503A (ja) 1991-06-13
JP2948642B2 true JP2948642B2 (ja) 1999-09-13

Family

ID=6390271

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2254362A Expired - Lifetime JP2948642B2 (ja) 1989-09-27 1990-09-26 ポリオレフィンの製造方法、それに用いる触媒および該触媒のアルミノキサン成分

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP0421209B1 (ja)
JP (1) JP2948642B2 (ja)
AU (1) AU631928B2 (ja)
CA (1) CA2026237A1 (ja)
DE (2) DE3932181A1 (ja)
ES (1) ES2075103T3 (ja)
ZA (1) ZA907683B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5436305A (en) * 1991-05-09 1995-07-25 Phillips Petroleum Company Organometallic fluorenyl compounds, preparation, and use
CA2067525C (en) * 1991-05-09 1998-09-15 Helmut G. Alt Organometallic fluorenyl compounds, preparation and use
EP1650236A1 (en) * 2004-10-21 2006-04-26 Total Petrochemicals Research Feluy Activating agents for hafnium based metallocene components

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3242099A (en) * 1964-03-27 1966-03-22 Union Carbide Corp Olefin polymerization catalysts
JP2538588B2 (ja) * 1987-04-03 1996-09-25 三井石油化学工業株式会社 オレフイン重合用固体触媒の製法
DE3726067A1 (de) * 1987-08-06 1989-02-16 Hoechst Ag Verfahren zur herstellung von 1-olefinpolymeren
US4772736A (en) * 1987-11-23 1988-09-20 Union Carbide Corporation Process for the preparation of aluminoxanes

Also Published As

Publication number Publication date
DE3932181A1 (de) 1991-04-04
ES2075103T3 (es) 1995-10-01
AU631928B2 (en) 1992-12-10
EP0421209A3 (en) 1992-08-05
DE59009281D1 (de) 1995-07-27
EP0421209A2 (de) 1991-04-10
JPH03139503A (ja) 1991-06-13
EP0421209B1 (de) 1995-06-21
ZA907683B (en) 1991-06-26
CA2026237A1 (en) 1991-03-28
AU6317890A (en) 1991-04-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3041024B2 (ja) ポリオレフィンワックスの製法
JP3285370B2 (ja) ポリオレフィンの製造方法
JP3176609B2 (ja) シンジオタクチック‐ポリオレフィンの製造方法、その方法で使用されるメタロセンおよびこれを含む触媒
US6197902B1 (en) Syndio-isoblock polymer and process for its preparation
JP2854014B2 (ja) 1−オレフィン重合体の製造方法、それに使用する触媒及びこれの遷移金属成分であるメタロセン並びにこのメタロセンの製造方法
US5081322A (en) Polypropylene wax and process for the production thereof
JP3143174B2 (ja) オレフィンポリマーの製造方法
RU2142466C1 (ru) Металлоцены, содержащая их каталитическая система, способ полимеризации олефинов, полиолефин, формованное изделие
JP3300800B2 (ja) メタロセン化合物
US5541272A (en) High activity ethylene selective metallocenes
RU2145613C1 (ru) Способ получения полиэтилена
JP3148210B2 (ja) 1‐オレフイン‐イソブロック共重合体、その製造方法およびそれに使用される触媒
JPH03103407A (ja) オレフィン系重合体の製造法
JP2854013B2 (ja) 1−オレフィン重合体の製造方法、それに使用する触媒及びこれの遷移金属成分であるメタロセン並びにこのメタロセンの製造方法
JPWO2003014166A1 (ja) 重合体の製造方法
JPH04264110A (ja) ポリオレフィンの製造方法
JP3174086B2 (ja) ポリオレフィンの製造方法
US5627245A (en) Process for the preparation of a syndiotactic propylene copolymer
CA2219652A1 (en) Metallocenes containing partially hydrogenated p-ligands
JP3095754B2 (ja) プロピレン‐イソブロック共重合体、その製造方法およびそれに使用される触媒
JP2948642B2 (ja) ポリオレフィンの製造方法、それに用いる触媒および該触媒のアルミノキサン成分
US6479423B1 (en) Process for the preparation of a polyolefin
US20030207757A1 (en) Catalyst composition comprising metallocene compound having bulky cycloalkyl-substituted cyclopentadienyl ligand, and process for olefin polymerization using the same
JP3392205B2 (ja) 新規遷移金属化合物およびこれを用いたオレフィンの重合方法
JP2637137B2 (ja) アイソタクチックポリα―オレフィンの製造方法