JP2948011B2 - 車載機器の位置制御装置及び自動車の多重配線システム - Google Patents

車載機器の位置制御装置及び自動車の多重配線システム

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JP2948011B2
JP2948011B2 JP4095192A JP4095192A JP2948011B2 JP 2948011 B2 JP2948011 B2 JP 2948011B2 JP 4095192 A JP4095192 A JP 4095192A JP 4095192 A JP4095192 A JP 4095192A JP 2948011 B2 JP2948011 B2 JP 2948011B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車に搭載されるモ
ータの回転位置などを制御する車載機器の位置制御装置
及び、多重信号路を介して自動車の電気負荷を制御する
自動車の集約配線システムに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車には位置を正確に制御する必要の
ある機器が搭載されている。このような例として電動ミ
ラーがある。一般の電動ミラーでは、運転者が乗車した
ときには、運転者の目線がミラーに当ったときに、運転
者が後方を目視できる位置にミラーが移動される。この
ときに、ミラーが不適切な位置に移動されると、運転者
は後方を確認することができず、危険な状態となる。特
開昭59−195451号に記載された技術では、制御装置の中
に個人のデータが記憶されており、この個人のデータに
基づいて目標となる位置が設定され、制御装置によっ
て、自動的に、ミラーが目標位置まで移動される。
【0003】上記の技術では、制御装置は、電線によ
り、ミラーを回転するモータと接続されている。制御装
置は、この電線に流れる電流を変化させることによって
モータを回転させ、ミラーを移動させる。ミラーを所定
の位置に確実に移動させるためには、電線に流れる電流
を短い周期で変化させて極め細かく制御しなければ、ミ
ラーが目標位置近くで行ったり来たりするような現象
(ハンチング)が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、短い周期
で電線に流れる電流を変化させると有害な電波が発生
し、エンジン制御装置等の他の制御装置の動作を阻害し
たり、あるいは、ラジオ等の受信を妨げたりする。さら
に、一般には、制御装置の設置場所はダッシュボード近
く等に限られている。そのために、上記のモータに電流
を供給するための電線を短くすることは困難であり、有
害な電波の影響は広範囲に及ぶことが避けられない。本
発明の第1の目的は、有害な電波を発生させずに、ミラ
ー等の位置を正確に制御することが可能な車載機器の位
置制御装置を提供することにある。
【0005】次に、このようなミラー等の位置の制御に
集約配線を用いて通信によって制御する場合の問題点を
更に説明する。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、多重通信の1回のアクセスで送信される
ON信号を単位駆動信号として電気アクチュエータを制
御することにより、短い周期で電気アクチュエータに流
れる電流を制御しても有害な電波を発生させることがな
い。 また、実際の位置と目標位置との偏差に応じて電気
アクチュエータへの電流の導通,遮断を制御するように
したから、被制御装置が制御のオーバーシュートを生じ
難くなった。 本発明では、通信アクセスの周期(例えば
50ミリ秒に1回)をアクチュエータの位置制御の単位
とすることができるので、特にこのような制御は自動車
のミラー等の微小角度を制御するのに用いると好適であ
る。 また電圧の変動に応じて単位時間あたりのアクセス
回数に対するON信号送信回数の比を制御することによ
り電圧の変動の影響による制御のばらつきを少なくでき
る。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
する。図1において、中央処理装置100は多重信号線
200を介して端末処理装置101〜106と接続され
ている。なお、以下、中央処理装置100はCCU(Ce
ntral Control Unit)と記し、また、端末処理装置10
1〜106は、LCU(Local control Unit)と記す。
この実施例ではLCUの数は6でそれぞれ自局を示す番
号を持っている(以下、アドレスと記す)。LCU101〜1
06には、スイッチ類(例えばリアデフォッガースイッ
チなどの操作スイッチ,ドアの開閉状態など車両の状態
を示す入力信号スイッチなど)130〜137、出力負
荷(例えばモータ121,ランプ122,123など)1
21〜123がそれぞれLCUに接続されている。CCU1
00は多重信号線200によってLCUの入力情報を取り
込み、その情報に従って制御に関する出力情報を決定
し、その情報を多重信号線200を介してLCUに送信
する。LCUはその情報をそれぞれ負荷に対し出力す
る。
【0020】次に、図2を用いて、車の後方を見るため
のミラーを多重通信線200を介して制御するものにつ
いて説明する。運転者がスイッチパネル151のボタン
を操作するとこの情報はLCU102を介し入力情報としてCC
U100に送られる。このスイッチパネル151はドアの内
側に備えつけられている。CCU100はこの情報を受けとる
と、CCU100はLCU101に出力情報を送りモータ121を駆
動してミラー150を制御する。以下、ミラー150を
被駆動手段,モータ121を駆動手段とも称する。
【0021】図3にスイッチパネル151の詳細を示
す。運転者が上スイッチ143を押すとミラー150が
上方に移動する。また、下スイッチ144,右スイッチ
145,左スイッチ146をそれぞれ押すと、ミラー
が、下方,右方,左方にそれぞれ移動する。さらに記憶
スイッチ138が押されると、CCU100がモータ121の
回転位置を記憶する。以下この位置をモータ121の回
転位置あるいは移動位置と称する。また、作動スイッチ
142が押されたときには、自動的に、モータ121が記
憶された位置まで回転し、ミラー150が所定の位置ま
で移動する。なお、スイッチパネル151にはパーソナ
ル1スイッチ139,パーソナル2スイッチ140,パ
ーソナル3スイッチ141が配されている。パーソナル
スイッチ1と記憶スイッチ138が同時に押されると、
ミラー150を駆動するモータ121の現在の回転位置
がCCU100の記憶領域のうちの第1の記憶領域に、また、
記憶スイッチ138と、パーソナル2スイッチ140又
はパーソナル3スイッチ141が同時に押されると、そ
れぞれ第2の記憶領域又は第3の記憶領域に記憶され
る。また、作動スイッチ142とともにパーソナルスイ
ッチ139〜141が押されると、それぞれ、記憶され
た位置までモータ121が回転しミラー150が移動さ
れる。
【0022】図4を用いてCCU100の詳細を説明する。送
受信コントロールインターフェイスユニット203はLC
U101〜106との送受信の中心をなすものである。送受
信コントロールインターフェイスユニット203は、多
重信号線200を介して、LCU101〜106からシリアル
に送信される入力情報を受け取ると、マイクロコンピュ
ータ201にIRQ信号を出力する。さらに、送受信コ
ントロールインターフェイスユニット203は、シリア
ルな信号をパラレルに変換して、マイクロコンピュータ
バッファ202に格納する。
【0023】マイクロコンピュータ201は、ROM204の
プログラム領域に書き込まれたプログラムにしたがって
動作する。マイクロコンピュータ201は、IRQ信号
があると、マイクロコンピュータバッファ202に格納
されたデータを取り込む。一方、マイクロコンピュータ
201は、LCU101〜106から送信される入力情報に基
づいて出力負荷を制御するための出力情報に関する演算
をして、演算結果をマイクロコンピュータバッファ20
2に格納する。送受信コントロールインターフェイス2
03は、適当なタイミングになると、格納されたデータ
をシリアルに変換して、多重信号線200を介して、LC
U101〜106に送信する。
【0024】マイクロコンピュータバッファ202には
送受信データ格納領域205,現在位置格納領域20
9,目標位置格納領域1(206),目標位置格納領域2
(207)及び目標位置格納領域3(208)が設定されて
いる。マイクロコンピュータ201は、IRQ信号があ
ると送受信データ格納領域205の内容を取り込み、こ
の中にモータ121の現在位置(すなわち、ミラー15
0の位置)を示す情報が含まれていれば、この情報を現
在位置格納領域209に格納する。さらに、送受信デー
タ格納領域205の内容を取り込んだときに、この中に
記憶スイッチ138が押されていた旨の情報があれば、
パーソナルスイッチ139〜141の情報に基づいて、
それぞれの情報を目標位置格納領域206〜208に格
納する。
【0025】モータ121の制御を行うLCU101の詳細を
図5を用いて説明する。送受信コントロールインターフ
ェイスユニットユニット304は、多重信号線200を
介して、CCU100からシリアルに送信される出力情報を受
け取ると、パラレルに変換して、出力バッファ303に
格納する。モータ121は出力バッファ303の内容に
応じて電流を導通及び遮断する。すなわち、出力バッフ
ァ303のなかにモータ121に電流を供給すべき内容
が格納されていれば、モータ121に電流が供給され、
逆に、出力バッファ303のなかにモータ121に電流
を遮断すべき内容が格納されていれば、モータ121に
電流が遮断される。なお、前述したように、モータ12
1の出力軸には後方を目視するためのミラー150が固
定されている。モータ121が回転するとミラー150
が移動する。
【0026】また、モータ位置検出センサ300は、モ
ータ121の位置により、出力するパルスを変化させ
る。このモータ位置検出センサ300は、図6に示すよ
うに、モータ121のモータ位置回転角度に対して適当
な周波数のパルスを発生する。モータ位置検出センサ3
00の出力するパルスはカウンタ301によって計数さ
れる。さらに、このカウンタ301のカウント値は入力
バッファ302に格納される。
【0027】送受信コントロールインターフェイスユニ
ット304は、CCU100から送信される出力情報の受信を
完了すると、この直後に、入力バッファ302に格納さ
れたデータをシリアルに変換して多重信号線200を介
しCCU100に入力情報を送信する。
【0028】スイッチパネル151の各スイッチの状態
を検出するLCU102の詳細を図7を用いて説明する。送受
信コントロールインターフェイスユニット324は、多
重信号線200を介して、CCU100からシリアルに送信さ
れる入力情報を受け取ると、パラレルに変換して、出力
バッファ323に格納する。
【0029】各スイッチは入力バッファ322に接続さ
れ、各スイッチの状態を示す情報はそれぞれ入力バッフ
ァ322に格納される。送受信コントロールインターフ
ェイスユニット324はCCU100から送信される出力情報
の受信を完了すると、この直後に、入力バッファ322
に格納されたデータをシリアルに変換し多重信号線20
0を介してCCU100に送信する。
【0030】さらに、CCU100とLCU101〜106との送受
信の詳細を図8から図10を用いて説明する。CCU100は
図8(a)に示されるアドレスデータ220を読み込ん
でこの順序でLCU101〜106に出力情報を送信する。す
なわち、始めに、LCU101に送信を行ない、さらに、LCU1
02,LCU103,LCU104,LCU101,LCU102…の順で送信を行
う。各LCUへは図9に示すような信号を送信する。す
なわち、送信される信号は、STX(スタート オブ
メッセイジ),アドレス,メッセージ及びETX(エンド
オブ メッセイジ)より構成される。
【0031】CCU100のマイクロコンピュータ201は、
送信する先のLCUのアドレスに対応したデータを図8
(c)に示される出力テーブルより読み出し、CCU100の
マイクロコンピュータバッファ202に格納する。これ
を受けて、CCU100の送受信コントロールインターフェイ
ス203は、アドレスを付し、さらに、前後にSTX及
びETXを付して、多重信号線200を介して、シリア
ルに送信する(図10;TDX)。
【0032】これを受けて、アドレスに対応するLCU
は入力情報を返送する(図10;RXD)。CCU100の送
受信コントロールインターフェイスユニット203が、
受信完了を示すIRQ信号を出力すると、CCU100のマイ
クロコンピュータ201は、マイクロコンピュータバッ
ファ202に格納されたデータを、図8(b)に示され
る入力データテーブルのアドレスに応じた領域に格納す
る。なお、アドレスに対応するLCUからシリアルに送
られてくる信号から、アドレス,STX及びETXが外
されマイクロコンピュータバッファ202に格納される
ようになっている。
【0033】次に、前述と重なる部分もあるが、CCU100
のマイクロコンピュータ201の動作を図11及び図1
2に示すフローチャートを用いて説明する。図11にお
いて、まず、ステップ500で、システムの初期設定を
おこなう。ステップ601で図8(a)に示されるアド
レスデータテーブルより、送信するLCUを決定する。
さらに、ステップ602で、図8(c)に示される出力
データテーブルよりデータを読み込み、多重配線200
を介して、特定されたLCUに出力情報を送信する。こ
れに応じて、説定のLCUから返信があると、入力情報
に関するデータを図8(b)に示される入力データテー
ブルに格納する。
【0034】さらに、LCU101に接続されたモータ121
の制御のためのCCU100の動作(図11に示されるステッ
プ602の詳細)を、図12に示されるフローチャート
を用いて説明する。まず、ステップ700で、LCU101と
の送受信処理をおこなう。次に、ステップ701におい
て、前回のLCU101(アドレス01)をアクセスしてから
今回のLCU101(アドレス01)をアクセスするまでの時
間Tcntを算出する。ステップ702において、前回のLC
U101(アドレス01)をアクセスしてから今回のLCU101
(アドレス02)をアクセスするまでのカウンタ301
のカウントアップ値CNTを算出する。ステップ703に
おいて、ステップ701及びステップ702で求めたTc
ntとCNTによりモータ121の現在の回転位置を算出
する。ステップ716から721ではスイッチパネル1
51の各スイッチの状態に応じた処理を行なう。ステッ
プ716で上スイッチ143,下スイッチ144,右ス
イッチ145又は左スイッチ146のいずれかが押され
ているか判断する。いずれかが押されていれば、ステッ
プ719で該当するモータ121をオンとし、このフロ
ーを終了する。上スイッチ143,下スイッチ144,
右スイッチ145及び左スイッチ146のいずれのスイッ
チも押されていなければ、ステップ717で記憶スイッチ
138が押されているか判断する。押されていれば、ス
テップ720で、パーソナルスイッチ139〜149の
状態に基づいてモータ121の現在の目標位置を目標位
置格納領域206〜208に格納し、モータ121をオ
フするようにしてこのフローを終了する。なお、このと
きに、パーソナルスイッチ139〜141のいずれも押
されていないときはパーソナル1スイッチ139が押さ
れているものとしてすすめる。ステップ717で記憶ス
イッチ138が押されていなければ、ステップ718で
作動スイッチ142が押されているか判断する。作動ス
イッチ142が押されていればパーソナルスイッチ13
9〜141の状態に応じてモータ121の目標値を目標
位置格納領域205〜208から読み出してくる。この
ときパーソナルスイッチ139〜141のいずれも押さ
れていないときは、このときも、パーソナル1スイッチ
139が押されているものとしてすすめる。なお、ステ
ップ718が作動スイッチ142が押されていなければ
ステップ721でモータ121をオフにしてこのフロー
を終了する。1度作動スイッチ142が押されると、モ
ータ121の現在値と目標値が一致するか、あるいは、
上スイッチ143,下スイッチ144,右スイッチ14
5又は左スイッチ146のいずれかが押されるまで、ス
テップ718では作動スイッチがオンとみなされる。
【0035】次に、ステップ704においてモータ12
1の目標値とモータ121の現在位置との偏差を算出す
る。ここで目標値とは、他のLCU(本実施例ではLCU1
01〜LCU106とする)からのSW等の入力情報によ
るデータから決定されるものである。そしてステップ7
04で求めた偏差が6以上であったら、ステップ705に
おいてモータ121をON(モータ121に電流を供
給)するようなデータを図8(c)の出力データテーブ
ル01に格納する。出力データテーブルに格納されたデ
ータは、次回のLCU101(アドレス01)の送受信処理
(ステップ900)の時にLCU101へ送信される。ステッ
プ704において、偏差が1以下であれば、ステップ7
07においてモータをOFF(モータ121の電流を遮
断)するようなデータを図8(c)の出力データテーブ
ル01に格納する。
【0036】ステップ704において算出された偏差が
2〜8の範囲内になった時は、微調整処理を行う。ステ
ップ709において、図13に示すバッテリ電圧及び|
目標値−現在位置|の偏差に応じたOFF回数及び制御
周期を検索し、ステップ710を実行する。なお、図13
に示す関係は予め不揮発性のメモリに記憶されている。
これを読みだすことによって検索ができる。バッテリ電
圧が12Vの時は、偏差が6〜8の時に8回に3回ON
させ、偏差が2〜5時に8回に1回ONさせるようにし
ている。そのために、精密な制御が可能となる。なお、
検索データはON回数でも良く、制御周期は固定データ
としても良い。
【0037】ステップ710においてON/OFFカウ
ンタをインクリメントし、ステップ711においてON
/OFFカウンタとステップ709で求めたOFF回数
とを比較する。ON/OFFカウンタがOFF回数より
小さいときは、ステップ712において、モータをOFF
するようなデータを図8(c)の出力データテーブル0
1に格納する。ON/OFFカウンタがOFF回数より
も大きいときは、ステップ713において、モータをO
Nするようなデータを図8(c)の出力データテーブル
01に格納する。さらにステップ714において、ON
/OFFカウンタとステップ709で求めた制御周期デ
ータとを比較し、ON/OFFカウンタが制御周期デー
タより大きくなったら、ステップ715においてON/
OFFカウンタをクリアする。ON/OFFカウンタの
制御周期データより小さいときは処理を終了する。ま
た、微調整処理以外の時は、ステップ706,708に
おいて、ON/OFFカウンタをクリアし、このフロー
を終了する。
【0038】さらに、モータ121制御の動作を図14
に示すタイミングチャートを用いて説明する。このよう
に、目標位置と現在位置の偏差が大きいときには、常時
モータ121にON信号が出力される(ステップ70
5)ため、急速に目標位置に近づいていく。その後、現
在位置が目標値に近づいて、一定量の偏差以下になる
と、複数回に数回(本実施例では8回に1回:バッテリ
電圧12V時)だけONし、他のときはOFFするよう
にしている(微調整処理ルーチン709〜715)ため
モータ121は目標位置に向かって緩やかに近づくよう
になる。さらに目標値に近づき制御精度範囲内になった
ら、モータ121はOFFされる(ステップ707)た
め、モータ121はすぐに停止するので、そのために、
精度良く制御できる。また、モータ121の動作スピー
ドはバッテリ電圧によって大きく変化するが、本実施例
ではバッテリ電圧によってOFF回数を変化させている
ので微調整処理期間中のモータ121のスピードをほぼ
一定にする事ができ、バッテリ電圧が変化しても正確に
モータの位置を制御できる。
【0039】以上のように、本実施例によれば、集約配
線システムの制御に上記制御を加えることにより、多重
通信におけるモータの精度が良く、応答性が速い制御が
可能となる。
【0040】次に、第2の実施例について、図15のフ
ローチャートを用いて説明する。なお、図12における
ステップ710〜ステップ721に示される動作は同様
になされるが、ここでは、説明を省略する。CCU100は図
15に示されるフローチャートの動作をおこなう。ま
ず、ステップ700からステップ703においてモータ
の現在位置を算出する。なお、ここまでの動作は第1の
実施例と同様である。次にステップ802において、今
回のLCU101のアクセスからモータ電流を測定する。
【0041】なお、第2の実施例では、図16に示すよ
うに、LCU101には、モータ121に流れる電流を検出す
るモータ電流検出センサ330が設けられている。モー
タ電流検出センサ330は、さらに、検出電流をA/D
変更して入力バッファ331に格納する。また、第2の
実施例では、LCU101は、入力バッファ302及び入力バ
ッファ331の内容を入力情報として多重信号線200
に信号として出力する。なお、この実施例では、LCU101
をモータ検出とモータ電流の検出の両方の働きをするよ
うにした。しかしながら、他のLCU(例えばLCU103)
にモータ電流検出センサ330を設け、他のLCUがモ
ータ電流に関する情報を入力情報として出力するように
しても良い。
【0042】さらに、ステップ804において、|目標
値−現在位置|が2〜8であれば、ステップ804に進
む。第2の実施例では、ステップ804でモータ121
の電流が所定値IAより大きいか判断する。もし、モー
タ121の電流が所定値より小さければステップ709
に進む。ステップ709において、バッテリ電圧及び|
目標値−現在位置|の値に応じたOFF回数及び制御周
期データを検索する。なお、これ以後は、第1の実施例
と同様である。一方、ステップ804において、モータ
121の電流が所定値IAより大きければ、ステップ8
06で、バッテリ電圧及びモータ電流に応じたOFF回
数及び制御周期データを図17に示すようなテーブルか
ら、検索する。そして、ステップ710以後に進む。
【0043】第2の実施例では、モータ121の電流が
所定値IAより大きいと判断したときは、モータ121
の回転速度が大きく、また、慣性が大きいと判断し、こ
のままでは目標となるモータ121の位置を越えてしま
う可能性が大きいので、直ちに、かつ、比較的長い時
間、モータ121の電流供給を遮断する。なお、この説
明では、図15のフローチャートに示す動作を中心とし
て第1の実施例と異なる部分のみ説明したが、他の部分
は第1の実施例と同様である。
【0044】次に第3の実施例について説明するが、第
3の実施例では、CCU100が図18のフローチャートに示
す動作を行う。特に、図12に示すステップ605〜6
15が図18に示すステップ904からステップ910
に替わっており、またステップ905が加わっているこ
とが特徴である。なお、他の部分は第1の実施例と同様
である。ステップ700〜ステップ703においてモー
タの現在位置を算出すると、ステップ902でモータ1
21の回転速度を算出する。ステップ704において|
目標値−現在位置|が2〜5であれば、ステップ904
でモータ121の回転速度が所定値N1 より大きいか判
断する。モータ121の回転速度が大きければ、モータ
回転速度を小さくするために、ステップ916でモータ
OFFする。逆に、モータ121の回転速度が所定値N
1 より小さければ、モータの回転速度を大きくするため
に、ステップ906でモータONする。ステップ904
において、|目標値−現在位置|が6以上であれば、ス
テップ908において、モータ121の回転速度が所定
値N2 より大きいか判断する(N2>N1)。小さけれ
ば、ステップ906でモータON、大きければステップ
910でOFFする。なお、第1の実施例から第3の実
施例ではモータ121の位置を検出しているが、その替
わりに、第1の実施例から第3の実施例においてLCU101
でミラー150の位置を直接検出してこの値を入力情報と
し、CCU100がこの検出値が目標値に合うように演算をお
こない出力情報を出力しモータ121を制御しても良い
のはもちろんである。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
有害な電波を生じないようにモータ等の位置制御が可能
となる。また、他の発明によれば、モータが目標となる
回転位置から行きすぎることなく、モータを目標となる
回転位置に徐々に近づけるように制御することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム構成図。
【図2】CCU100と、LCU101及びLCU102を示す図。
【図3】スイッチパネル151の詳細を示す図。
【図4】CCU100の構成図。
【図5】モー121の制御のためのLCU101の構成図。
【図6】モータ位置検出センサ300の出力特性図。
【図7】スイッチの状態を検出するためのLCU102の構成
図。
【図8】制御テーブルを示す図。
【図9】多重信号線200に出力される信号を示す図。
【図10】CCU100とLCU101〜106の信号の授受を示す
図。
【図11】CCU100の動作を示すフローチャート図。
【図12】CCU100の動作の詳細を示すフローチャート
図。
【図13】モータ121のOFF回数及び制御周期を示
す図。
【図14】制御タイミングチャート図。
【図15】第2の実施例におけるCCU100の動作の詳細を
示すフローチャート図。
【図16】第2の実施例におけるLCU101の構成図。
【図17】第2の実施例におけるモータ121のOFF
回数及び制御周期を示す図。
【図18】第3の実施例におけるCCU100の動作の詳細を
示すフローチャート図。
【符号の説明】
100…中央処理装置、101〜106…端末処理装
置、121…モータ、122〜123…出力負荷、13
0〜137…スイッチ類、200…多重通信線、300
…モータ位置検出センサ、330…モータ電流検出セン
サ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−149536(JP,A) 特開 平3−240397(JP,A) 特開 昭60−229121(JP,A) 特開 昭60−5644(JP,A) 特開 昭59−223818(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 9/00 B60R 1/06 B60R 16/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多重通信を用いて電気アクチュエータを制
    御し、当該電気アクチュエータで被駆動装置の制御位置
    を制御するものにおいて、前記多重通信のアクセス毎に
    ONもしくはOFF信号を前記電気アクチュエータに与
    えるように構成し、アクセス回数に対する前記ON信号
    の回数に応じて前記電気アクチュエータで被駆動装置の
    制御位置を制御する車載機器の位置制御装置。
  2. 【請求項2】スイッチの操作状態を受信して対応する電
    気アクチュエータに駆動信号を送信し、当該電気アクチ
    ュエータによって車載機器の位置を制御するものであっ
    て、前記車載機器の実際の位置と前記スイッチの操作状
    態に基づく目標位置とを比較して、両者の偏差に応じて
    前記電気アクチュエータへの駆動信号を決定する演算装
    置を有するものにおいて、前記電気アクチュエータへの
    駆動信号が前記演算装置を有する制御装置と前記アクチ
    ュエータが接続されている制御装置とのアクセス毎に送
    信されるONまたはOFF信号によってパルス信号とし
    て形成され、単位時間あたりのアクセス回数に対するO
    N信号送信回数の比が前記電気アクチュエータへの電力
    供給量に関連するように構成された自動車の多重配線シ
    ステム。
  3. 【請求項3】スイッチの操作状態を受信して対応する電
    気アクチュエータに駆動信号を送信し、当該電気アクチ
    ュエータによって車載機器の位置を制御するものであっ
    て、前記車載機器の実際の位置と前記スイッチの操作状
    態に基づく目標位置とを比較して、両者の偏差に応じて
    前記電気アクチュエータへの駆動信号を決定する演算装
    置を有するものにおいて、前記電気アクチュエータへの
    駆動信号が前記演算装置を有する制御装置と前記アクチ
    ュエータが接続されている制御装置とのアクセス毎に送
    信されるONまたはOFF信号によってパルス信号とし
    て形成され、単位時間あたりのアクセス回数に対するO
    N信号送信回数の比が前記電気アクチュエータへの電力
    供給量に関連するように構成され、且つバッテリ電圧が
    低くなるとバッテリ電圧が高いときより前記単位時間あ
    たりのアクセス回数に対するON信号送信回数の比が高
    くなるように構成した自動車の多重配線システム。
  4. 【請求項4】スイッチの操作状態を受信して対応する電
    気アクチュエータに駆動信号を送信し、当該電気アクチ
    ュエータによって車載機器の位置を制御するものであっ
    て、前記車載機器の実際の位置と前記スイッチの操作状
    態に基づく目標位置とを比較して、両者の偏差に応じて
    前記電気アクチュエータへの駆動信号を決定する演算装
    置を有するものにおいて、前記両者の偏差が特定の値以
    上の場合前記演算装置を有する制御装置と前記アクチュ
    エータが接続されている制御装置とのアクセス毎にON
    信号が送信され、また前記両者の偏差が特定の値以下に
    なるとOFF信号が送信されるように構成されている自
    動車の多重配線システム。
  5. 【請求項5】多重通信を用いてモータを制御し、当該モ
    ータでミラーの角度を制御するものにおいて、前記多重
    通信のアクセス毎にONもしくはOFF信号を前記モー
    タに与えるように構成し、1回のアクセスにおける前記
    ON信号が前記ミラーの角度制御の単位制御角度になる
    よう構成されている自動車の多重配線システム。
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