JP2947210B2 - 生体識別装置 - Google Patents

生体識別装置

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JP2947210B2
JP2947210B2 JP9062247A JP6224797A JP2947210B2 JP 2947210 B2 JP2947210 B2 JP 2947210B2 JP 9062247 A JP9062247 A JP 9062247A JP 6224797 A JP6224797 A JP 6224797A JP 2947210 B2 JP2947210 B2 JP 2947210B2
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V40/00Recognition of biometric, human-related or animal-related patterns in image or video data
    • G06V40/10Human or animal bodies, e.g. vehicle occupants or pedestrians; Body parts, e.g. hands
    • G06V40/12Fingerprints or palmprints
    • G06V40/1382Detecting the live character of the finger, i.e. distinguishing from a fake or cadaver finger
    • G06V40/1394Detecting the live character of the finger, i.e. distinguishing from a fake or cadaver finger using acquisition arrangements

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生体識別装置に関
し、特に、指紋画像を入力する際、生体情報を利用して
指紋画像入力対象物が生体の指であるか否かを識別する
生体識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】入力された指紋画像の特徴量を抽出し、
それと予め登録しておいた指紋の特徴量とを対比するこ
とにより個人照合を行うということは、従来から行われ
ている。指紋は、個人特有の情報であるので、解像度を
高めたディジタルデータを用いて処理することにより、
非常に高い精度で個人照合を行うことができる。
【0003】しかし、指紋により個人照合を行う場合、
指紋と同じ凹凸をつけたレプリカによってセキュリティ
が破られる危険性がある。このような危険性を回避する
ために、指紋画像入力対象物が人間(生体)の指である
のか否かを識別し、生体の指でないと識別した場合に
は、指紋の照合結果に係わらず、偽造であると判定する
ということが従来から行われている。従って、セキュリ
ティを守るためには、指紋画像入力対象物が生体の指で
あるか否かを識別することが重要になり、このような技
術は、従来から種々提案されている。
【0004】例えば、特開平4−241680号公報に
は、指紋入力時に、指紋センサ上に置かれた指紋画像入
力対象物に熱,振動等の刺激を与え、その後、所定時間
以内に指紋センサを強く押圧する,音声を発する,キー
ボードを押下する等の応答があった場合には、指紋画像
入力対象物が生体の指であると判定し、所定時間以内に
応答が無かった場合にはレプリカであると判定する技術
が記載されている。
【0005】また、例えば、特開平6−187430号
公報には、指紋照合時に指を置く画像入力部に圧力セン
サを設け、この圧力センサを用いて脈拍,血圧を測定す
ることにより、生体の指である否かを識別する技術や、
赤外線センサを用いて指から放出される赤外線を検出す
ることにより、生体の指であるか否かを識別する技術が
記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の技術には、次のような問題があった。
【0007】特開平4−241680号公報に記載され
ている従来の技術は、指紋センサを強く押下する,音声
を発する等の応答を返す者がレプリカを使用して不正を
働こうとしている不正者でも良く、更に、レプリカに与
えられる振動等の刺激を不正者が感知することができる
ため、容易にレプリカを生体であると誤認識させること
ができる。つまり、指紋センサ上にレプリカを置いた不
正者が、レプリカに与えられた振動等の刺激を感知した
時、指紋センサを強く押下する,音声を発する等の応答
を返すことにより、容易にレプリカを生体と誤認識させ
ることができる。
【0008】また、特開平6−187430号公報に記
載されている圧力センサを用いる技術は、圧力センサか
ら出力される信号が単純であるので、圧力センサが設け
られている画像入力部上にレプリカを置き、そのレプリ
カを用いて圧力センサに圧力を加えることにより、レプ
リカを生体であると誤認識させるような信号(脈拍,血
圧と同様な信号)を圧力センサから出力させることがで
きる。また、赤外線センサを用いる技術は、レプリカに
赤外線放射装置を取り付けるだけで、レプリカを生体と
誤認識させることができる。
【0009】そこで本発明の目的は、指紋画像入力対象
物が生体であるか否かを確実に識別することができる生
体識別装置を提供することにある。
【0010】尚、特開平1−233556号公報には、
本人か否かを確認する際、先ず、指紋,声紋,暗証番号
等の静的パターンによる本人確認を行い、静的パターン
による本人確認をパスした場合には、第3者による質問
を行い、その時の答えや、心電図,脳波の動きに基づい
て本人確認を行うという技術が記載されているが、指紋
画像入力時に自動的に指紋画像入力対象物が生体である
か否かを識別する技術ではない。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、指紋画像入力時に、指紋画像入力対象物がそ
の上面と接した状態でスライドさせられる指置き部と、
該指置き部上をスライドさせられる指紋画像入力対象物
から生じる電気信号を導出する複数の生体電位導出部
と、該複数の生体電位導出部から導出された電気信号に
基づいて前記指紋画像入力対象物が生体か否かを識別す
る識別部とを備えている。
【0012】この構成に於いては、指紋照合者は、指紋
画像入力時、自身の指を指置き部上でスライドさせる。
指をスライドすると、筋電位の変動が生じ、複数の生体
電位導出部からその変動に対応した電気信号が導出され
る。生体信号識別部では、生体電位導出部から導出され
た電気信号に基づいて、指紋画像入力対象物が生体か否
かを識別する。この場合、生体電位導出部からは生体特
有の電気信号が導出されるので、識別部は、指紋画像入
力対象物が生体であると識別する。
【0013】これに対して、指紋と同じ凹凸がついたレ
プリカを用いて指紋画像を入力しようとする不正者が、
レプリカを指置き部上でスライドさせた場合は、生体電
位導出部から導出される電気信号は、生体が発生する電
気信号とは異なるものになるので、識別部は、指紋画像
入力対象物を生体でないと識別できる。
【0014】また、不正者が、レプリカを生体と誤識別
させるために、レプリカに電極を取り付け、偽装した生
体信号をその電極から出力するようにした場合であって
も、指紋画像を入力するためにレプリカを指置き部上で
スライドさせると、レプリカに取り付けられている電極
と生体電位導出部とが接触状態から非接触状態になった
り、逆に非接触状態から接触状態になったりする。レプ
リカに取り付けられている電極と生体電位導出部とが接
触している状態であれば、生体電位導出部からは、生体
が発生する電位信号と同じ電気信号が導出されるが、非
接触状態になった場合には、生体が発生する電気信号と
は異なるものとなり、また、接触状態から非接触状態
へ、或いは非接触状態から接触状態へ変化する時には高
レベルのノイズが発生するので、識別部は、指紋画像入
力対象物が生体でないと識別できる。
【0015】また、本発明は、生体信号識別部に於いて
生体か否かを識別するために使用する電気信号にノイズ
が混入するのを防止し、更に高い精度で生体か否かを識
別できるようにするため、指紋画像入力時に、指紋画像
入力対象物がその上面と接した状態でスライドさせられ
る指置き部と、該指置き部上をスライドさせられる指紋
画像入力対象物から生じる電気信号を導出する複数の生
体電位導出部と、前記指置き部上でスライドさせられる
指紋画像入力対象物と接触し、前記指紋画像入力対象物
の動きに応じてスライドする指スライド部と、前記指置
き部上をスライドさせられる指紋画像入力対象物と接す
るように前記指スライド部に固定された生体電位接地部
と、前記生体電位接地部の電位を接地電位として前記複
数の生体電位導出部から導出される電気信号の差分を出
力する生体信号増幅部と、該生体信号増幅部から出力さ
れる電気信号に基づいて前記指紋画像入力対象物が生体
か否かを識別する識別部とを備えている。
【0016】この構成に於いては、指の動きに応じてス
ライドする指スライド部に生体電位接地部が固定されて
いる。生体信号増幅部では、生体電位接地部の電位を接
地電位として複数の生体電位導出部から導出された電気
信号の差分を出力し、生体信号識別部は、生体信号増幅
部から出力された差分に基づいて、指置き部に置かれた
指紋画像入力対象物が生体か否かを識別する。
【0017】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の実施の形態の一例を示す図
であり、指紋画像入力時に指1がその上面と接触した状
態でスライドさせられる指置き部2と、複数の生体電位
導出部3−1,3−2と、指スライド部4と、生体電位
接地部5と、生体信号増幅部6と、生体信号算出部7
と、生体信号識別部8と、指紋画像入力部9と、指紋照
合部10と、判定部11とを備えている。
【0019】指置き部2は、透明体で構成されている。
指置き部2の上面には、複数の生体電位導出部3−1,
3−2が固定されている。この生体電位導出部3−1,
3−2は、指1を指紋画像入力時に指置き部2上で所定
方向にスライドさせた際、常に指1の一部と接するよう
な形で指置き部2に固定されている。尚、指1を指置き
部2上でスライドさせた際、常に指1の一部と接触する
ような形であれば、生体電位導出部3−1,3−2の一
部或いは全てを指スライド部4に固定するようにしても
良い。
【0020】また、指置き部2には、指スライド部4が
スライド可能に取り付けられている。指1をその側面を
指スライド部4と接触させた状態で、指置き部2上をス
ライドさせると、その動きに応じて指スライド部4はス
ライドする。
【0021】指スライド部4の側面には、生体電位接地
部5が固定されている。
【0022】生体信号増幅部6は、生体電位接地部5の
電位を接地電位として、生体電位導出部3−1,3−2
から導出される電気信号の差分を増幅して出力する。
【0023】生体信号算出部7は、指1がスライドして
いる時に生体信号増幅部6から出力される電気信号の振
幅値,周波数,基線変動,極性など、生体信号増幅部6
から出力された電気信号が生体から発生した電気信号に
基づくものであるのか否かを識別するために必要となる
各種データを出力する。尚、指1がスライドしているか
否かは、指紋画像入力部9からの通知に基づいて判断す
る。
【0024】生体信号識別部8は、生体信号算出部7か
ら出力された各種データに基づいて、指置き部2上に置
かれた指紋画像入力対象物が生体か否かを識別する。
【0025】指紋画像入力部9は、指置き部2上で指1
がスライドされることにより、指1の指紋画像を入力す
る。また、指1がスライドされている時、そのことを生
体信号算出部7に通知する。
【0026】指紋照合部10は、指紋画像入力部9が入
力した指紋画像を基づいて指紋照合を行う。判定部11
は、生体信号識別部8に於ける生体識別結果と指紋照合
部10に於ける指紋照合結果とに基づいて本人か否かを
判定する。
【0027】次に動作について説明する。
【0028】指紋照合を行う場合、指紋照合者は、自身
の指紋画像を入力するために、指1を指置き部2上の指
紋画像入力開始位置に置き、その後、指置き部2上で指
1を所定方向に所定距離だけスライドさせる。その際、
指1の側面が常に指スライド部4,生体電位接地部5と
接するようにする。このようにすることにより、指スラ
イド部4が指の動きに応じてスライドするので、指スラ
イド部4に固定されている生体電位接地部5は、指1を
スライドさせても、常に同じ位置で指1と接触する。
【0029】指紋照合者が指紋画像を入力するために、
指1を指置き部2上でスライドすると、指紋画像入力部
9によって指1の指紋画像が入力される。また、指紋画
像入力部9は、指1がスライドすると、そのことを生体
信号算出部7に通知する。指紋照合部10では、指紋画
像入力部9が入力した指紋画像と予め登録されている指
紋照合者の指紋とを照合し、照合結果を判定部11に通
知する。
【0030】また、指紋照合者が指紋画像を入力するた
めに、指1をスライドすると、筋電位の変動が生じ、生
体電位導出部3−1,3−2及び生体電位接地部5から
それに対応した電気信号が導出される。
【0031】生体信号増幅部6は、生体電位接地部5の
電位を接地電位として、生体電位導出部3−1,3−2
から導出された信号の差分を増幅して出力する。
【0032】生体信号算出部7は、指紋画像入力部9か
ら指1がスライドしていると通知されている期間に於い
て生体信号増幅部6から出力される電気信号の周波数,
振幅値,極性,基線変動等を示すデータを求め、それを
生体信号識別部8に渡す。
【0033】生体信号識別部8は、生体信号算出部7か
ら出力される各種データに基づいて、指紋画像入力対象
物が生体であるか否かを識別し、識別結果を判定部11
に渡す。
【0034】ここで、一般の筋電位の電圧範囲は、10
μV〜10mVであるが、指紋入力のために指をスライ
ドさせた時に生じる指の筋電位変動は、上記した範囲の
中のかなり低い値となる。また、周波数は、2Hz〜2
KHzとなる。更に、生体信号算出部7から出力される
信号の極性は、生体電位導出部3−1が導出した電気信
号から生体電位導出部3−2が導出した電気信号を引く
のか、生体電位導出部3−2が導出した電気信号から生
体電位導出部3−1が導出した電気信号を引くのかによ
って、正,負何れかになる。つまり、生体信号識別部8
は、生体信号算出部7から出力されたデータが上記した
条件を満たしている場合は、指紋画像入力対象物が生体
であると判断することになる。
【0035】これに対して、指1の代わりに、指紋と同
じ凹凸を有するレプリカを指置き部2上でスライドさせ
た場合には、生体信号増幅部6からは、変動のない信号
が出力されるか、ノイズのみが出力される。従って、指
1の代わりにレプリカをスライドさせた場合には、生体
信号算出部7から出力される各種データは、上記した生
体の条件を満たさなくなるので、生体信号識別部8は、
指紋画像入力対象物が生体でないと判断することにな
る。
【0036】また、レプリカに電極を取り付け、偽造し
た生体信号をその電極から出力するようにした場合であ
っても、指紋画像を入力するために、レプリカを指置き
部2上でスライドさせると、レプリカに取り付けられて
いる電極と生体電位導出部3−1,3−2、生体電位接
地部5とが接触状態になったり、非接触状態になったり
し、非接触状態の時に生体信号増幅部6から出力される
電気信号は、生体をスライドさせた時のものと異なるも
のになる。また、接触状態から非接触状態へ、或いは非
接触状態から接触状態へ変化する時には高レベルのノイ
ズが発生する。更に、生体電位導出部3−1,3−2の
極性をどのようにするかによって、生体信号増幅部6か
ら出力される極性が異なるものになるが、このことは、
不正者に判らない情報であるので、生体信号増幅部6か
ら出力される電気信号の極性が逆になることがある。従
って、指1の代わりに生体信号を出力する電極を付けた
レプリカをスライドさせた場合には、生体信号算出部7
から出力される各種データは、上記した生体の条件を満
たさなくなるので、生体信号識別部8は、指紋画像入力
対象物が生体でないと判断することになる。
【0037】判定部11は、生体信号識別部8からの識
別結果が生体であることを示し、且つ指紋照合部10か
らの照合結果が本人であることを示している場合のみ、
本人であると判定する。
【0038】尚、図1に於いて、生体電位接地部5がな
い場合は、生体電位導出部3−1,3−2で導出される
電気信号にノイズが混入するが、生体か否かを識別の妨
げにはならない。
【0039】
【実施例】図2は本発明の一実施例を示す図であり、指
紋画像入力時に指21がその上面と接触した状態で所定
の方向にスライドさせられる指置き部22と、2つの生
体電位導出部23−1,23−2と、指スライド部24
と、生体電位接地部25と、生体信号増幅部6と、生体
信号算出部7と、生体信号識別部8と、指紋画像入力部
9と、指紋照合部10と、判定部11とを備えている。
【0040】図3は指置き部22,指スライド部24の
上面図、図4は指置き部22,指スライド部24の側面
図であり、図2と同一符号は同一部分を表している。
【0041】指置き部22は、透明体で構成されてい
る。指置き部22の上面には、2つの生体電位導出部2
3−1,23−2が固定されている。この生体電位導出
部23−1,23−2は、生体電極(例えば、MEDI
COTEST製blue sensor)により構成さ
れるものであり、指21を指紋画像入力時に指置き部2
2上でスライドさせた際、常に指21の一部と接するよ
うな形で指置き部22に固定されている。
【0042】また、指置き部22には、指スライド部2
4がスライド可能に取り付けられている。図2,図3に
示すように、指21の側面を指スライド部24と接触さ
せた状態で、指置き部22上で矢印方向にスライドさせ
ると、その動きに応じて指スライド部24は矢印方向に
スライドする。
【0043】指スライド部24の側面には、生体電位接
地部25が固定されている。生体電位接地部25は、生
体電極(例えば、MEDICOTEST製blue s
ensor)により構成される。
【0044】生体信号増幅部6は、生体電位接地部25
の電位を接地電位として、生体電位導出部23−1,2
3−2から導出される電気信号の差分を増幅して出力す
るものであり、例えば、NECメディカルシステムズ製
ポリグラフ360によって構成される。
【0045】生体信号算出部7は、指紋画像入力部9が
指紋画像を入力している期間に生体信号増幅部6から出
力される電気信号の振幅値,周波数,基線変動,極性な
ど、生体信号増幅部6から出力された電気信号が生体か
ら発生した電気信号に基づくものであるのか否かを識別
するために必要となるデータを出力するものであり、例
えば、NEC製PC9821Xaによって構成される。
【0046】生体信号識別部8は、生体信号算出部7か
ら出力された各種データに基づいて、指置き部22上に
置かれた指紋画像入力対象物が生体か否かを判定するも
のであり、例えば、NEC製PC9821Xaによって
構成される。
【0047】指紋画像入力部9は、指置き部22上を矢
印方向にスライドする指21の指紋画像を入力する。こ
こで、指紋画像入力部9としては、例えば、指21を照
明するための光源,リニアイメージセンサ,指21から
の反射光をリニアイメージセンサ上に結像するためのレ
ンズ,指21のスライド距離を検出するためのロータリ
エンコーダ,リニアイメージセンサから出力される1次
元画像をロータリエンコーダの検出結果とに基づいて、
指紋21の2次元画像を合成する合成バッファから構成
される、特開平4−190470号公報に記載されてい
る指紋入力装置を用いることができる。
【0048】指紋照合部10は、指紋画像入力部9が入
力した指紋画像に基づいて指紋照合を行う。判定部11
は、生体信号識別部8に於ける生体識別結果と指紋照合
部10に於ける指紋照合結果とに基づいて本人か否かを
判定する。
【0049】次に動作について説明する。
【0050】指紋照合を行う場合、指紋照合者は、指紋
画像を入力するために、図2,図3に示すように、指2
1を指置き部22上の指紋画像入力開始位置に置き、そ
の後、指置き部22上で指21を矢印方向に所定距離だ
けスライドさせる。その際、指21の側面が常に指スラ
イド部24と接するようにする。このようにすることに
より、指スライド部24が指の動きに応じてスライドす
るので、指スライド部24に固定されている生体電位接
地部25は、指21をスライドさせても、常に同じ位置
で指21と接触する。
【0051】指紋照合者が指21をスライドすると、指
紋画像入力部9は、指21の指紋画像を入力し、指紋照
合部10は、指紋画像入力部9によって入力された指紋
画像と予め登録されている指紋照合者の指紋とを照合
し、照合結果を判定部11に通知する。
【0052】また、指紋照合者が指21をスライドする
と、筋電位の変動が生じ、生体電位導出部23−1,2
3−2及び生体電位接地部25からそれに対応した電気
信号が導出される。
【0053】生体信号増幅部6は、生体電位接地部5の
電位を接地電位として、生体電位導出部3−1,3−2
から導出された信号の差分を増幅して出力する。
【0054】生体信号算出部7は、指置き部22上で指
21がスライドされている期間に於いて生体信号増幅部
6から出力される電気信号の周波数,振幅値,極性,基
線変動等を求め、それらを示すデータを生体信号識別部
8に渡す。尚、指21がスライドされているか否かは、
例えば、指紋画像入力部9が備えているロータリエンコ
ーダ(図示せず)の検出結果に基づいて判断することが
できる。
【0055】生体信号識別部8は、生体信号算出部7か
ら出力される各種データに基づいて、指紋画像入力対象
物が生体であるか否かを識別し、識別結果を判定部11
に渡す。
【0056】図5は指21を指置き部22上でスライド
した時に、生体信号増幅部6から出力される信号波形を
示した図である。図5に示すように、指21をスライド
させていない時は、基線がほぼ一定となり、指21をス
ライドさせた時は、基線変動及び振幅の増大が観測され
る。これに対して、不正者が指21の代わりに、指紋と
同じ凹凸を有するレプリカを指置き部22上に置き、レ
プリカをスライドさせた場合は、生体信号増幅部6から
出力される信号波形は図6に示すように、変動のないも
のとなる。更に、不正者がレプリカに電極を取り付け、
偽造した生体信号をその電極から出力するようにした場
合は、指紋画像入力のために、レプリカを指置き部22
上でスライドさせると、レプリカに取り付けられている
電極と生体電位導出部23−1,23−2、生体電位接
地部25とが接触状態になったり、非接触状態になった
りし、非接触状態の時に生体信号増幅部6から出力され
る電気信号が、指21をスライドさせた時のものと異な
るものになる。更に、接触状態から非接触状態へ、或い
は非接触状態から接触状態へ変化する時には高レベルの
ノイズが発生する。
【0057】このように、指置き部22上で指21をス
ライドさせた時と、レプリカ或いは電極を取り付けたレ
プリカをスライドさせた時とでは、生体信号増幅部6か
ら出力される信号波形に違いが生じるので、この違いに
基づいて指紋画像入力対象物が生体か否かを判断するこ
とができる。つまり、生体信号算出部7から出力される
上記した各種データは、生体信号増幅部6から出力され
る信号波形の特徴を示したものであるので、生体信号識
別部8では、生体信号算出部7から出力される各種デー
タに基づいて指紋画像入力対象物が生体か否かを判断す
ることができる。
【0058】尚、図2に示した実施例に於いては、指ス
ライド部24に生体電位接地部25を設けるようにした
が、生体電位接地部25を設けなくとも、指置き部22
上をスライドされる指紋画像入力対象物が生体か否かを
識別することが可能である。図7は、生体電位接地部2
5を設けなかった場合に、生体信号増幅部6から出力さ
れる信号波形を示した図である。同図に示すように、信
号波形はノイズが混入したものになるが、生体電位接地
部25を設けた場合と同様に、基線変動及び振幅増大は
発生する。これに対して、レプリカをスライドさせた場
合は、生体電位接地部25がなくとも、生体信号増幅部
6から出力される信号波形は、図6に示すものとなる。
また、電極を取り付けたレプリカをスライドさせた場合
は、レプリカの電極と生体電位導出部23−1,23−
2、生体電位接地部5とが非接触状態になった時に、生
体信号増幅部6から出力される信号波形が指をスライド
させた場合に出力される信号波形と異なるものになる。
従って、生体電位接地部25を設けなくとも、指紋画像
入力対象物が生体か否かを識別することができる。しか
し、図2に示すように、生体電位接地部25を設けるよ
うにした方が、ノイズの影響を受けることがないので、
正確に生体か否かを識別することができる。
【0059】図8は本発明の他の実施例を示す図であ
り、指紋画像入力時に指31がその上面と接触した状態
で矢印方向にスライドさせられる指置き部32と、2つ
の生体電位導出部33−1,33−2と、指スライド部
34と、生体電位接地部35とを備えている。尚、他の
図2と同一符号は同一部分を表している。
【0060】図9は指置き部32,指スライド部34の
上面図、図10は指置き部32,指スライド部34の側
面図であり、図8と同一符号は同一部分を表している。
【0061】指置き部32は、透明体で構成されてい
る。指置き部32の上面には、生体電位導出部33−1
が固定されている。この生体電位導出部33−1は、指
31を指紋画像入力時に指置き部32上で矢印方向にス
ライドさせた時、常に指31の一部と接するような形で
指置き部32に固定されている。
【0062】また、指置き部32には、指スライド部3
4がスライド可能に取り付けられている。指スライド部
34と指31の側面を図9に示すように接触させた状態
で、指31をスライドさせると、指スライド部34の指
31の動きに応じてスライドする。
【0063】指スライド部34の側面には、生体電位導
出部33−2及び生体電位接地部35が固定されてい
る。
【0064】指紋照合を行う場合、指紋照合者は、指紋
画像を入力するために、図8,図9に示すように、指3
1を指置き部32上の指紋画像入力開始位置に置き、そ
の後、指置き部32上で指31を矢印方向に所定距離だ
けスライドさせる。その際、指31の側面が常に指スラ
イド部34と接するようにする。このように、指31の
側面が常に指スライド部34と接するようにすることに
より、指スライド部34が指31の動きに応じて矢印方
向にスライドするので、指スライド部34に固定されて
いる生体電位導出部33−2,生体電位接地部35は、
指31をスライドさせても、常に同じ位置で指31と接
触する。
【0065】指紋照合者が指31をスライドさせること
により、指紋画像入力部9は指31の指紋画像を入力
し、指紋照合部10は入力された指紋画像に基づいて指
紋照合を行い、照合結果を判定部11に通知する。
【0066】また、指紋照合者が指31をスライドする
と、筋電位の変動が生じ、生体電位導出部33−1,3
3−2及び生体電位接地部35からそれに対応した電気
信号が導出される。
【0067】生体信号増幅部6は、生体電位接地部5の
電位を接地電位として、生体電位導出部33−1,33
−2から導出された信号の差分を増幅して出力する。
【0068】図11は指31を指置き部32上でスライ
ドした時に、生体信号増幅部6から出力される信号波形
を示した図である。図11に示すように、指31をスラ
イドさせていない時は、基線がほぼ一定となり、指31
をスライドさせた時は、基線変動及び振幅の増大が観測
される。これに対して、不正者が指31の代わりに、指
紋と同じ凹凸を有するレプリカを指置き部32上に置
き、レプリカをスライドさせた場合は、生体信号増幅部
6から出力される信号波形は図12に示すように、変動
のないものとなる。更に、不正者がレプリカに電極を取
り付け、偽造した生体信号をその電極から出力するよう
にした場合は、指紋画像入力のために、レプリカを指置
き部32上でスライドさせると、レプリカに取り付けら
れている電極と生体電位導出部33−1,33−2、生
体電位接地部35とが接触状態になったり、非接触状態
になったりし、非接触状態の時に生体信号増幅部6から
出力される電気信号が、指31をスライドさせた時のも
のと異なるものになる。更に、接触状態から非接触状態
へ、或いは非接触状態から接触状態へ変化する時には高
レベルのノイズが発生する。
【0069】このように、指置き部32上で指31をス
ライドさせた時と、レプリカ或いは電極を取り付けたレ
プリカをスライドさせた時とでは、生体信号増幅部6か
ら出力される信号波形に違いが生じるので、図2に示し
た実施例と同様にして指紋画像入力対象物が生体である
か否かを識別することができる。
【0070】尚、図8に示した実施例に於いては、指ス
ライド部34に生体電位接地部35を設けるようにした
が、生体電位接地部35を設けなくとも、指置き部32
上をスライドされる指紋画像入力対象物が生体か否かを
識別することが可能である。図13は、生体電位接地部
35を設けなかった場合に、生体信号増幅部6から出力
される信号波形を示した図である。同図に示すように、
生体電位接地部35を設けた場合と同様に、基線変動及
び振幅増大は発生する。これに対して、レプリカをスラ
イドさせた場合は、生体電位接地部35がなくとも、生
体信号増幅部6から出力される信号波形は、図12に示
すものとなる。また、電極を取り付けたレプリカをスラ
イドさせた場合は、レプリカの電極と生体電位導出部3
3−1,33−2、生体電位接地部35とが非接触状態
になった時に、生体信号増幅部6から出力される信号波
形が指をスライドさせた場合に出力される信号波形と異
なるものになる。従って、生体電位接地部35を設けな
くとも、指紋画像入力対象物が生体か否かを識別するこ
とができる。しかし、図8に示すように、生体電位接地
部35を設けるようにした方が、ノイズの影響を受ける
ことがないので、正確に生体か否かを識別することがで
きる。
【0071】図14は本発明のその他の実施例を示す図
であり、指紋画像入力時に指41がその上面と接触した
状態でスライドさせられる指置き部42と、2つの生体
電位導出部43−1,43−2と、対向配置された2つ
の指スライド部44−1,44−2と、生体電位接地部
45と、接地電極固定部46を備えている。尚、他の図
2と同一符号は同一部分を表している。
【0072】図15は指置き部42,指スライド部44
−1,44−2の上面図、図16は指置き部42,指ス
ライド部44−1,44−2の側面図であり、図14と
同一符号は同一部分を表している。但し、図16は指ス
ライド部44−2を取り外した時の状態を示している。
【0073】指置き部42は、透明体で構成されてい
る。指置き部42の上面には、生体電位導出部43−2
が固定されている。この生体電位導出部43−2は、指
41を指紋画像入力時に指置き部42上で矢印方向にス
ライドさせた時、常に指41の一部と接するような形で
指置き部42に固定されている。
【0074】また、指置き部42には、2つの指スライ
ド部44−1,44−2がスライド可能に取り付けられ
ている。指スライド部44−1,44−2の対向する面
は湾曲面となっており、指41を指置き部42上に置い
た時、湾曲面と指41とが接するようになっている。ま
た、指スライド部44−1,44−2は、指41を指置
き部42上で矢印方向にスライドさせると、その動きに
応じて矢印方向にスライドする。
【0075】指スライド部44−1の湾曲面には、生体
電位接地部45が固定されている。また、指スライド部
44−1,44−2の上面端部には、接地電極固定部4
6が固定され、接地電極固定部46の下面には、生体電
位接地部45が固定されている。尚、生体電位接地部4
5は、図16に示すように指41を指置き部42上に置
いた時、爪が接するような形で接地電極固定部46に固
定されている。
【0076】指紋照合を行う場合、指紋照合者は、指紋
画像を入力するために、図14〜図16に示すように、
指41を指置き部42上の指紋画像入力開始位置に置
き、その後、指置き部42上で指41を矢印方向に所定
距離だけスライドさせる。その際、指41の側面が常に
指スライド部44−1に固定されている生体電位導出部
43−1及び接地電極固定部46に固定されている生体
電位接地部45と接するようにする。
【0077】指紋照合者が指41をスライドさせると、
指紋画像入力部9が指41の指紋画像を入力し、指紋照
合部10が入力された指紋画像に基づいて指紋照合を行
い、照合結果を判定部11に通知する。
【0078】また、指紋照合者が指41をスライドする
と、筋電位の変動が生じ、生体電位導出部43−1,4
3−2及び生体電位接地部45からそれに対応した電気
信号が導出される。
【0079】生体信号増幅部6は、生体電位接地部45
の電位を接地電位として、生体電位導出部43−1,4
3−2から導出された信号の差分を増幅して出力する。
【0080】図17は指41を指置き部42上でスライ
ドした時に、生体信号増幅部6から出力される信号波形
を示した図である。図17に示すように、指41をスラ
イドさせていない時は、基線がほぼ一定となり、指41
をスライドさせた時は、基線変動及び振幅の増大が観測
される。これに対して、不正者が指41の代わりに、指
紋と同じ凹凸を有するレプリカを指置き部42上に置
き、レプリカをスライドさせた場合は、生体信号増幅部
6から出力される信号波形は図18に示すように、変動
のないものとなる。更に、不正者がレプリカに電極を取
り付け、偽造した生体信号をその電極から出力するよう
にした場合は、指紋画像入力のために、レプリカを指置
き部42上でスライドさせると、レプリカに取り付けら
れている電極と生体電位導出部43−1,43−2、生
体電位接地部45とが接触状態になったり、非接触状態
になったりし、非接触状態の時に生体信号増幅部6から
出力される電気信号が、指41をスライドさせた時のも
のと異なるものになる。更に、接触状態から非接触状態
へ、或いは非接触状態から接触状態へ変化する時には高
レベルのノイズが発生する。
【0081】このように、指置き部42上で指41をス
ライドさせた時と、レプリカ或いは電極を取り付けたレ
プリカをスライドさせた時とでは、生体信号増幅部6か
ら出力される信号波形に違いが生じるので、図2に示し
た実施例と同様にして指紋画像入力対象物が生体である
か否かを識別することができる。
【0082】尚、図14に示した実施例に於いては、接
地電極固定部46に生体電位接地部45を設けるように
したが、生体電位接地部45を設けなくとも、指置き部
42上をスライドする指紋画像入力対象物が生体か否か
を識別することが可能である。しかし、図14に示すよ
うに、生体電位接地部45を設けるようにした方が、ノ
イズの影響を受けることがないので、正確に生体か否か
を識別することができる。
【0083】図19は本発明の更にその他の実施例を示
す図であり、指紋画像入力時に指51がその上面と接触
した状態でスライドさせられる指置き部52と、2つの
生体電位導出部53−1,53−2と、対向配置された
2つの指スライド部54−1,54−2と、生体電位接
地部55と、接地電極固定部56を備えている。尚、他
の図2と同一符号は同一部分を表している。
【0084】図20は指置き部52,指スライド部54
−1,54−2の上面図、図21は指置き部52,指ス
ライド部54−1,54−2の側面図であり、図19と
同一符号は同一部分を表している。但し、図21は指ス
ライド部54−2を取り外した時の状態を示している。
【0085】指置き部52は、透明体で構成されてい
る。指置き部52には、2つの指スライド部54−1,
54−2がスライド可能に取り付けられている。指スラ
イド部54−1,54−2の対向する面は湾曲面となっ
ており、指51を指置き部52上に置いた時、湾曲面と
指51とが接するようになっている。また、指スライド
部54−1,54−2は、指を指置き部52上で矢印方
向にスライドさせると、その動きに応じて矢印方向にス
ライドする。
【0086】指スライド部54−1,54−2の湾曲面
には、それぞれ生体電位導出部53−1,53−2が固
定されている。また、指スライド部54−1,54−2
の上面端部には、接地電極固定部56が固定され、接地
電極固定部56の下面には、生体電位接地部55が固定
されている。尚、生体電位接地部55は、指51を図2
1に示すように指置き部52上に置いた時、爪が接する
ような形で接地電極固定部56に固定されている。
【0087】指紋照合を行う場合、指紋照合者は、指紋
画像を入力するために、図19〜図21に示すように、
指51を指置き部52上の指紋画像入力開始位置に置
き、その後、指置き部52上で指51を矢印方向に所定
距離だけスライドさせる。その際、指51の側面が常に
指スライド部54−1,54−2に固定されている生体
電位導出部53−1,53−2と接するようにし、且つ
爪が接地電極固定部56に固定されている生体電位接地
部55と接するようにする。
【0088】指紋照合者が指51をスライドさせると、
指紋画像入力部9が指51の指紋画像を入力し、指紋照
合部10が入力された指紋画像に基づいて指紋照合を行
い、照合結果を判定部11に通知する。
【0089】また、指紋照合者が指51をスライドする
と、筋電位の変動が生じ、生体電位導出部53−1,5
3−2及び生体電位接地部55からそれに対応した電気
信号が導出される。
【0090】生体信号増幅部6は、生体電位接地部55
の電位を接地電位として、生体電位導出部53−1,5
3−2から導出された信号の差分を増幅して出力する。
【0091】図22は指51を指置き部52上でスライ
ドした時に、生体信号増幅部6から出力される信号波形
を示した図である。図22に示すように、指51をスラ
イドさせていない時は、基線がほぼ一定となり、指51
をスライドさせた時は、基線変動及び振幅の増大が観測
される。これに対して、不正者が指51の代わりに、指
紋と同じ凹凸を有するレプリカを指置き部42上に置
き、レプリカをスライドさせた場合は、生体信号増幅部
6から出力される信号波形は図23に示すように、変動
のないものとなる。
【0092】このように、指置き部52上で指51をス
ライドさせた時と、レプリカレプリカをスライドさせた
時とでは、生体信号増幅部6から出力される信号波形に
違いが生じるので、図2に示した実施例と同様にして指
紋画像入力対象物が生体であるか否かを識別することが
できる。
【0093】尚、図19に示した実施例に於いては、接
地電極固定部56に生体電位接地部55を設けるように
したが、生体電位接地部55を設けなくとも、指置き部
52上をスライドする指紋画像入力対象物が生体か否か
を識別することが可能である。図24は、生体電位接地
部55を設けなかった場合に、生体信号増幅部6から出
力される信号波形を示した図である。同図に示すよう
に、信号波形はノイズが混入したものになるが、生体電
位接地部55を設けた場合と同様に、基線変動及び振幅
増大は発生する。これに対して、レプリカをスライドさ
せた場合は、生体電位接地部55がなくとも、生体信号
増幅部6から出力される信号波形は、図23に示すもの
となる。従って、生体電位接地部55を設けなくとも、
指紋画像入力対象物が生体か否かを識別することができ
る。しかし、図19に示すように、生体電位接地部55
を設けるようにした方が、ノイズの影響を受けることが
ないので、正確に生体か否かを識別することができる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、指紋画
像を入力するために指置き部上をスライドさせている指
紋画像入力対象物が発する電気信号を導出する生体電位
導出部を備えると共に、生体電位導出部から導出された
電気信号に基づいて指紋画像入力対象物が生体か否かを
識別する識別部を備えているので、指紋画像入力対象物
が生体か否かを確実に識別することができる。
【0095】また、本発明は、指置き部上をスライドす
る指紋画像入力対象物の動きに応じてスライドする指ス
ライド部に固定された生体電位接地部を備えると共に、
生体電位接地部の電位を接地電位として複数の生体電位
導出部から導出された電気信号の差分を生体信号識別部
に出力する生体信号増幅部を備えているので、生体信号
識別部が生体か否かを識別するために使用する信号にノ
イズが混入することを防止できる。その結果、生体信号
識別部に於ける識別精度を非常に高いものにすることが
できる。
【0096】更に、本発明は、指置き部上面との間の距
離がほぼ指の厚みとなり、且つ指置き部と対向するよう
に、指スライド部に固定された接地電極固定部を備え、
この接地電極固定部に生体電位接地部を固定するように
したので、指置き部上で指をスライドさせている最中に
生体電位接地部と指とが離れたり、接触部分がずれる危
険性を少なくすることができ、この結果、生体信号識別
部が生体識別に使用する信号にノイズが混入される危険
性を非常に少ないものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図である。
【図3】指置き部22,指スライド部24の上面図であ
る。
【図4】指置き部22,指スライド部24の側面図であ
る。
【図5】図2の実施例に於いて指紋画像入力対象物が人
間の指である時に生体信号増幅部6から出力される信号
波形を示した図である。
【図6】図2の実施例に於いて指紋画像入力対象物がレ
プリカの指である時に生体信号増幅部6から出力される
信号波形を示した図である。
【図7】生体電位接地部25がない場合に於いて、指を
スライドした時に生体信号増幅部6から出力される信号
波形を示した図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す図である。
【図9】指置き部32,指スライド部34の上面図であ
る。
【図10】指置き部32,指スライド部34の側面図で
ある。
【図11】図8の実施例に於いて指紋画像入力対象物が
人間の指である時に生体信号増幅部6から出力される信
号波形を示した図である。
【図12】図8の実施例に於いて指紋画像入力対象物が
レプリカの指である時に生体信号増幅部6から出力され
る信号波形を示した図である。
【図13】生体電位接地部35がない場合に於いて、指
をスライドさせた時の生体信号増幅部6の出力波形を示
す図である。
【図14】本発明のその他の実施例を示す図である。
【図15】指置き部42,指スライド部44−1,44
−2の上面図である。
【図16】指置き部42,指スライド部44−1,44
−2の側面図である。
【図17】図14の実施例に於いて指紋画像入力対象物
が人間の指である時に生体信号増幅部6から出力される
信号波形を示した図である。
【図18】図14の実施例に於いて指紋画像入力対象物
がレプリカの指である時に生体信号増幅部6から出力さ
れる信号波形を示した図である。
【図19】本発明の更にその他の実施例を示す図であ
る。
【図20】指置き部52,指スライド部54−1,54
−2の上面図である。
【図21】指置き部52,指スライド部54−1,54
−2の側面図である。
【図22】図19の実施例に於いて指紋画像入力対象物
が人間の指である時に生体信号増幅部6から出力される
信号波形を示した図である。
【図23】図19の実施例に於いて指紋画像入力対象物
がレプリカの指である時に生体信号増幅部6から出力さ
れる信号波形を示した図である。
【図24】生体電位接地部55がない場合に於いて、指
をスライドさせた時の生体信号増幅部6の出力波形を示
す図である。
【符号の説明】
1…指 2…指置き部 3−1,3−2…生体電位導出部 4…指スライド部 5…生体電位接地部 6…生体信号増幅部 7…生体信号算出部 8…生体信号識別部 9…指紋画像入力部 10…指紋照合部 11…判定部 21…指 22…指置き部 23−1,23−2…生体電位導出部 24…指スライド部 25…生体電位接地部 31…指 32…指置き部 33−1,33−2…生体電位導出部 34…指スライド部 35…生体電位接地部 41…指 42…指置き部 43−1,43−2…生体電位導出部 44−1,44−2…指スライド部 45…生体電位接地部 46…接地電極固定部 51…指 52…指置き部 53−1,53−2…生体電位導出部 54−1,54−2…指スライド部 55…生体電位接地部 56…接地電極固定部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 指紋画像入力時に、指紋画像入力対象物
    がその上面と接した状態でスライドさせられる指置き部
    と、 該指置き部上をスライドさせられる指紋画像入力対象物
    から生じる電気信号を導出する複数の生体電位導出部
    と、 該複数の生体電位導出部から導出された電気信号に基づ
    いて前記指紋画像入力対象物が生体か否かを識別する識
    別部とを備えたことを特徴とする生体識別装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の生体電位導出部が前記指置き
    部に固定されていることを特徴とする請求項1記載の生
    体識別装置。
  3. 【請求項3】 指紋画像入力時に、指紋画像入力対象物
    がその上面と接した状態でスライドさせられる指置き部
    と、 該指置き部上をスライドさせられる指紋画像入力対象物
    から生じる電気信号を導出する複数の生体電位導出部
    と、 前記指置き部上でスライドさせられる指紋画像入力対象
    物と接触し、前記指紋画像入力対象物の動きに応じてス
    ライドする指スライド部と、 前記指置き部上をスライドさせられる指紋画像入力対象
    物と接するように前記指スライド部に固定された生体電
    位接地部と、 前記生体電位接地部の電位を接地電位として前記複数の
    生体電位導出部から導出される電気信号の差分を出力す
    る生体信号増幅部と、 該生体信号増幅部から出力される電気信号に基づいて前
    記指紋画像入力対象物が生体か否かを識別する識別部と
    を備えたことを特徴とする生体識別装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の生体電位導出部が全て前記指
    置き部に固定されていることを特徴とする請求項3記載
    の生体識別装置。
  5. 【請求項5】 前記複数の生体電位導出部の内の一部が
    前記指置き部に固定され、残りの生体電位導出部が前記
    指スライド部に固定されていることを特徴とする請求項
    3記載の生体識別装置。
  6. 【請求項6】 前記指置き部上面との間の距離がほぼ指
    の厚みとなり、且つ前記指置き部と対向するように、前
    記指スライド部に固定された接地電極固定部を備え、 且つ、前記複数の生体電位導出部の一部を前記指置き部
    に固定し、残りを前記指スライド部に固定し、 前記生体電位接地部を、前記指スライド部の代わりに、
    前記前記接地電極固定部に固定したことを特徴とする請
    求項3記載の生体識別装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の生体電位導出部が全て前記指
    スライド部に固定されていることを特徴とする請求項6
    記載の生体識別装置。
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