JP2946804B2 - エンボスシートの製造装置 - Google Patents

エンボスシートの製造装置

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JP2946804B2 JP8186291A JP8186291A JP2946804B2 JP 2946804 B2 JP2946804 B2 JP 2946804B2 JP 8186291 A JP8186291 A JP 8186291A JP 8186291 A JP8186291 A JP 8186291A JP 2946804 B2 JP2946804 B2 JP 2946804B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙、高分子フィルム、
金属箔、皮革等のシートに文字、図形等の凹凸模様が形
成されたエンボスシートを製造する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙、高分子フィルム、金属箔、皮革等の
シートに文字、図形等の凹凸模様が形成されたエンボス
シートは、壁紙材、化粧合板の表装材、包装用フィル
ム、装飾用フィルム、シール、便箋、ノート用紙、カレ
ンダー等の広い分野に亘って使用されている。
【0003】このようなエンボスシートを製造するの
に、従来では、予め金属製のロール(または平版)の外
周面に直接文字や図形等の凹凸模様を彫刻し,これを紙
や高分子フィルム等の所要のシートに連続的または周期
的に押し付け、シート面に凹凸の模様を型付けするよう
にしていた。しかしながら、このような方法は、金属製
ロール表面に凹凸模様を彫刻するのに高度の技術を必要
とし、またその彫刻作業に長時間を要するため、ロール
の製作費が非常に高くつき、同一品種を大量生産する場
合には適しているものの、多品種、小ロット生産、ある
いは急ぎの注文に対する即応性という点からは甚だ不適
当であった。
【0004】本発明の出願人は、以前に、上記の問題点
に対処しうるエンボスシート製造方法を出願した。即
ち、その方法は、紫外線硬化性樹脂等の樹脂材を用いて
凹凸模様を形成するように硬化せしめてなるシート状版
材を、金属性ロール(またはプレート)表面に貼着し
て、これを型付け用のロール(または平版)とし、この
型付け用ロール(または平版)と、表面が平滑で弾性を
有するクッションロール(または受台)とによりシート
を挟み付けてエンボスシートを製造するようにしたもの
である。この方法によれば、シート状版材の製作が、ロ
ール表面に直接彫刻を施す必要のある従来の型付け用ロ
ールに較べてはるかに簡単容易で、エンボスシートの小
ロット、多品種の生産に即応できるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の方法
を実施するにあたり、特に、シート状版材を外周面に貼
着した型付け用ロールと、クッションロールとを用い、
型付け用ロールを駆動させ、これにクッションロールを
接触させて追従回転させるようにした場合において、前
記シート状版材の製作上その版材の版面部(凸部)が可
成り高い硬度を有していることから、その版面部とクッ
ションロール表面部との大きな硬度差に起因して、型付
け用ロールとクッションロールとの接触回転中に滑りを
起こし易く、このため型付け用ロール周面上の版材と両
ロール間に通されるエンボス加工すべきシートとの間に
速度差が生じて、型ずれを起こし、鮮明な型付け模様が
得られないという問題があった。
【0006】本発明が解決しようとする課題は、型付け
用ロールとクッションロールとの間での滑りを防止し
て、版材と両ロール間に通されるシートが全く同じ速度
で進行しうるようにし、もって鮮明な型付け模様を形成
できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明においては、型付け用ロールの両端部外周
面に、版材よりは柔らかく且つクッションロールの表面
部硬度と同程度の硬度を有する滑り止めシート材を貼着
してなる構成を採用したものである。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は本発明にかかるエンボスシート製造装置を示した
もので、この装置は、凹凸模様3が形成された樹脂製の
シート状版材4を外周面に貼着した金属性の型付け用ロ
ール1と、外周面に表面が平滑なシート状弾性体8が装
着されて弾力性を有するクッションロール2とからな
り、型付け用ロール1は、図示は省略するが適当な駆動
装置に連動連結されていて所要速度で回転駆動され、ク
ッションロール2は型付け用ロール1と接触して追従回
転するようになっており、回転する両ロール1,2間に
エンボス加工すべき所要のシート5を通すことによっ
て、版材4の凹凸模様3がこのシート5に型付けされ、
エンボスシート6が得られることになる。尚、シート5
上に型付けされた凹凸模様を図1中に7で示す。また、
1aは型付け用ロール1の回転軸、2aはクッションロ
ール2の回転軸である。
【0009】上記版材4を作製するには、例えば市販さ
れている印刷製版用の紫外線硬化性樹脂のシート材を使
用し、このシート材にネガフィルムを通して紫外線を、
所望の模様を形成するように照射し、その紫外線の照射
された部分を硬化させ、非照射部分を洗い流すことによ
り、シート材の基板上に硬化した凸部を残存させて、凹
凸模様3を形成することができる。もちろん、この紫外
線硬化性樹脂以外に、電子線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂
等を使用してもよい。
【0010】この版材4は、型付け用ロール1の全長よ
りも短い所定の横幅と、該ロール1の外周長さに相当す
る縦幅とを有するように裁断され、この型付け用ロール
1の外周面に、その両端部を所要長さずつ残した状態で
例えば両面粘着テープによって接着される。図2には、
版材4が型付け用ロール1の外周面に貼着された状態を
わかり易く拡大して示しており、この図中3aが凹凸模
様3の凸部、3bが凹部である。
【0011】そして、図2に示すように上記版材4が貼
着されていない型付け用ロール1の両端部外周面には、
滑り止めシート材9がそれぞれ貼着されている。この滑
り止めシート材9は、版材4よりは柔らかく、しかもク
ッションロール2の外周面に貼着されているシート状弾
性体8と同程度の硬度を有するような材料により形成さ
れたもので、型付け用ロール1への貼着にあたっては、
所要のシート材料を図示のように比較的短い横幅と型付
け用ロール1の外周長さに相当する縦幅とを有するよう
に裁断して、この型付け用ロール1の外周面に例えば両
面粘着テープで貼着すればよい。
【0012】上記クッションロール2のシート状弾性体
8及び上記滑り止めシート材9としては、それぞれゴム
または高分子材料を用いるとよく、なかでもショアD硬
度が18°〜50°の範囲のものを使用することが好ま
しい。特にシート状弾性体8としてこのような範囲の硬
度のものを使用すると、版材4による型付けが極めて良
好に行える。また、滑り止めシート材9はシート状弾性
体8と同程度の硬度を有するものを使用する必要がある
から、好ましくは滑り止めシート材9とシート状弾性体
8とは同一材料のもので形成するとよい。そしてこの場
合、滑り止めシート材9は版材4よりは柔らかい材料、
すなわち版材4より低硬度の材料を使用する必要があ
る。このように版材4より柔らかい材料を使用する理由
は、仮に、シート材9として版材4の硬さと同等もしく
はそれより硬い材料を使用した場合にはクッションロー
ル2との間でストッパー機能が発揮されて、適正な型付
けが行えないといった不都合を生ずるからである。ま
た、この滑り止めシート材9の厚みは版材4の最大厚み
と同程度にするとよい。
【0013】上述したような構成を有するエンボスシー
ト製造装置の使用においては、図1に示すように、型付
け用ロール1とクッションロール2とを所定の押し付け
圧力で互いに押し付け合わせた状態で、型付け用ロール
1を所定の回転速度で駆動させながら、両ロール1,2
間にエンボス加工すべき所要のシート5を通すと、型付
け用ロール1外周面に貼着された版材4の凹凸模様3の
各凸部3aがクッションロール2外周面の弾性体8に押
し付けられ、それにより型付けされた凹凸模様7を有す
るエンボスシート6が連続的に形成される。
【0014】上記エンボス加工において、仮に型付け用
ロール1に滑り止めシート材9を設けていなければ、ク
ッションロール2のシート状弾性体8よりもはるかに硬
く硬化した版材4の凸部3aがシート5を介してそのシ
ート状弾性体8と転接し、凸部3aとシート状弾性体8
との硬度の大きな差異により両ロール1,2間で滑りを
起こし、版材4とシート5とに速度差を生ずることにな
る。然るに、型付け用ロール1の両端部にはシート状弾
性体8と同程度の硬度をもつ滑り止めシート材9が設け
てある故に、この滑り止めシート材9がシート状弾性体
8に密着して両ロール1,2が滑りなしに回転し合うこ
とになり、このため版材4とシート5とが全く同じ速度
で進み、版材4によるシート5への型付けが正確になさ
れ、したがって極めて鮮明な型付け模様が得られる。
【0015】
【発明の作用及び効果】本発明によれば、型付け用ロー
ルの両端部外周面に貼着した滑り止めシート材は、版材
よりは柔らかくクッションロールの表面部硬度と同程度
の硬度を有するので、クッションロールに対し馴染み易
く密着性を発揮し、それより型付け用ロールとクッショ
ンロールとが滑りなしに回転し合うことになり、このた
め版材と両ロール間に通されるシートとは全く同じ速度
で進行することができる。
【0016】したがって、版材による上記シートへの型
付けが正確になされ、その結果エンボスシートには極め
て鮮明な型付け模様が形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すエンボスシート製造装置
の斜視図である。
【図2】同上の装置における型付け用ロールとクッショ
ンロールとを互いに引き離した状態で示す要部拡大縦断
面図である。
【符号の説明】
1 型付け用ロール 2 クッションロール 3 版材の凹凸模様 4 版材 5 エンボス加工すべきシート 6 エンボスシート 7 エンボスシートの型付けされた凹凸模様 8 クッションロールに貼着されたシート状弾性体 9 滑り止めシート材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 59/00 - 59/18 B30B 3/00 B31F 1/07 C14B 5/02 D06C 23/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸模様が形成された樹脂製のシート状
    版材を外周面に貼着した型付け用ロールと、表面が平滑
    で弾力性を有するクッションロールとを備え、前記型付
    け用ロールを駆動させ、これにクッションロールを接触
    させて追従回転させながら、両ロール間に紙や高分子フ
    ィルム等の所要のシートを通して型付けすることによ
    り、エンボスシートを製造する装置であって、前記型付
    け用ロールの両端部外周面に、前記版材よりは柔らかく
    且つ前記クッションロールの表面部硬度と同程度の硬度
    を有する滑り止めシート材を貼着してなることを特徴と
    するエンボスシートの製造装置。
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KR101430174B1 (ko) * 2014-04-04 2014-09-23 이현당 롤러타입 엠보싱 성형장치의 파이프 타공형 엠보싱롤러

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