JP2945525B2 - プロセッサ、メモリ、およびデータ処理装置 - Google Patents

プロセッサ、メモリ、およびデータ処理装置

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JP2945525B2
JP2945525B2 JP25203691A JP25203691A JP2945525B2 JP 2945525 B2 JP2945525 B2 JP 2945525B2 JP 25203691 A JP25203691 A JP 25203691A JP 25203691 A JP25203691 A JP 25203691A JP 2945525 B2 JP2945525 B2 JP 2945525B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル計算機の中
央処理装置等に用いられるプロセッサ、メモリ、および
データ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプロセッサには、命令のフェッ
チ、およびデータのアクセスを同一のデータバスを介し
て逐次行うように構成されたものがある。すなわち、プ
ロセッサは、まずデータバスを介して命令をフェッチし
た後、その命令の内容に応じて、命令の実行に必要なデ
ータを同じデータバスを介してアクセスし、命令の実行
が終了すると、さらに次の命令をフェッチするようにな
っている。
【0003】このように構成されたプロセッサでは、各
命令のフェッチに要する時間は、すべて、演算等の処理
時間に含まれることになる。そこで、すでにフェッチし
た命令の実行中に、後の命令を先行してフェッチしてお
く、いわゆるプリフェッチを行うことにより、演算処理
等の高速化を図るように構成されたプロセッサも多く用
いられている。
【0004】この種のプロセッサでは、データのアクセ
スを伴う命令の実行中などには、データのアクセスと命
令のプリフェッチとが競合することがあるので、そのよ
うな場合には、通常、命令のプリフェッチの方をデータ
のアクセスが完了するまで待たせるべくメモリアクセス
の制御を行うようになっている。ところで、近年、プロ
セッサのクロック周波数が高くなりつつあるのに伴い、
プロセッサのクロックサイクルタイムがメモリのアクセ
スに要する時間よりも短くなる場合がある。このような
場合には、プロセッサにウェイトサイクル等と称される
待ち時間を持たせることにより、メモリのアクセスを確
実に行えるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記プ
リフェッチを行うように構成されたプロセッサは、命令
のフェッチおよびデータのアクセスを逐次行うプロセッ
サに比べれば処理速度の向上を図り得るものの、プロセ
ッサのクロック周波数が高い場合には、各命令のフェッ
チやデータのアクセスごとに上記ウェイトサイクルを必
要とするために、プロセッサのクロック周波数を高くし
ても、これに見合った処理速度の向上を図ることは困難
であるという問題点を有していた。
【0006】なお、例えばI/D分離型プロセッサなど
と称される、命令専用のバスとデータ専用のバスとをそ
れぞれ別個に設け、データのアクセスと命令のプリフェ
ッチとが競合することなく行われるようにして処理速度
の向上を図ったプロセッサも用いられているが、このよ
うなプロセッサは、バスラインの本数が多くなるためハ
ードウェア規模が非常に大きなものとなり、また、その
ようなプロセッサを用いたデータ処理装置も、多数の配
線等が必要で大掛かりなものとなる。
【0007】本発明は上記の点に鑑み、ハードウェア規
模の大幅な増大を招くことなく、処理速度の向上を図る
ことができるプロセッサ、メモリ、およびデータ処理装
置の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のプロセッサは、内部命令バスと内部データ
バスとを有し、外部バスを介して、命令が格納されるメ
モリおよびデータが格納されるメモリをアクセスするプ
ロセッサであって、前記外部バスを、少なくとも何れか
一方が前記内部命令バスまたは内部データバスよりもビ
ット幅の小さい、命令バス部とデータバス部とに分割
し、前記内部命令バスまたは内部データバスよりもビッ
ト幅の小さい方の命令バス部またはデータバス部と、内
部命令バスまたは内部データバスとの間で、マルチプレ
クス及び/又はデマルチプレクスを行うバスインタフェ
ース手段を備えたことを特徴としている。
【0009】また、本発明のメモリは、外部バスが、命
令バス部のビット幅が内部命令バスのビット幅よりも小
さくなるように分割される上記のプロセッサに、外部バ
スの命令バス部を介して接続され、命令を格納するメモ
リであって、プロセッサの内部命令バスと同じビット幅
の命令を一時に読み出し得るメモリ部と、メモリ部から
一時に読み出された命令を命令バス部のビット幅にマル
チプレクスするメモリ部アクセス手段とを備えたことを
特徴としている。
【0010】本発明の他のメモリは、外部バスが、デー
タバス部のビット幅が内部データバスのビット幅よりも
小さくなるように分割される前記のプロセッサに、外部
バスのデータバス部を介して接続され、データを格納す
るメモリであって、プロセッサの内部データバスと同じ
ビット幅のデータを一時にアクセスし得るメモリ部と、
メモリ部に対して、プロセッサの内部データバスと同じ
ビット幅のデータを一時にアクセスするとともに、メモ
リ部とデータバス部との間で、データのマルチプレクス
及び/又はデマルチプレクスを行うメモリ部アクセス手
段とを備えたことを特徴としている。
【0011】
【作用】上記の構成により、プロセッサのバスインタフ
ェース手段は、外部バスを、少なくとも何れか一方が内
部命令バスまたは内部データバスよりもビット幅の小さ
い、命令バス部とデータバス部とに分割し、内部命令バ
スまたは内部データバスよりもビット幅の小さい方の命
令バス部またはデータバス部と、内部命令バスまたは内
部データバスとの間で、マルチプレクス及び/又はデマ
ルチプレクスを行う。
【0012】また、命令を格納するメモリのメモリアク
セス手段は、メモリ部から一時に読み出された命令を命
令バス部のビット幅にマルチプレクスする。また、デー
タを格納するメモリのメモリアクセス手段は、メモリ部
に対して、プロセッサの内部データバスと同じビット幅
のデータを一時にアクセスするとともに、メモリ部とデ
ータバス部との間で、データのマルチプレクス及び/又
はデマルチプレクスを行う。
【0013】そこで、命令を格納するメモリおよびデー
タを格納するメモリと、プロセッサとの間では、外部バ
スの命令バス部およびデータバス部を介して、命令の少
なくとも一部およびデータの少なくとも一部の転送が同
時に行われ、命令およびデータのアクセスにウェイトサ
イクルが必要な場合でも、命令のアクセスに対しては命
令バス部だけがウェイト状態になる一方、データのアク
セスに対しては、データバス部だけがウェイト状態にな
る。
【0014】
【実施例1】以下、本発明の実施例1を図1ないし図4
に基づいて説明する。図1は32ビットアーキテクチャ
のデータ処理装置の構成を示すブロック図である。同図
に示すように、データ処理装置は、プロセッサ10、命
令メモリ20、およびデータメモリ30が32ビットの
外部バス40を介して互いに接続されて構成されてい
る。上記外部バス40は、後述するように、バス分割指
示信号BSが0であるか1であるか(ハイアクティブの
場合であれば、信号レベルが”high”レベルである
か”low”レベルであるか)に応じて、32ビットす
べてが命令のフェッチまたはデータのアクセスに用いら
れる状態(以下、共有モードと称する。)か、もしくは
上下位それぞれ16ビットの命令バス部とデータバス部
とに分割されて、同時に、命令の一部のフェッチおよび
データの一部のアクセスに用いられる状態(以下、分割
モードと称する。)になるようになっている。
【0015】プロセッサ10には、内部命令バス12お
よび内部データバス13と、上記外部バス40との間で
命令やデータの転送を行うバスインタフェース部11が
備えられている。バスインタフェース部11は、詳しく
は図2に示すように、32ビットのバッファ回路11
1、16ビットのラッチ回路112a・112b・11
3a・113b、32ビットのスイッチ回路114・1
15、およびバスインタフェース部制御回路116が設
けられて構成されている。
【0016】バッファ回路111は、外部バス40と、
ラッチ回路112a…およびスイッチ回路114・11
5との間で、双方向に命令またはデータの入出力を行う
ものである。ラッチ回路112a・112bは、分割モ
ードの場合に、バッファ回路111を介して、相前後し
て命令メモリ20からフェッチされる命令の16ビット
ずつをデマルチプレクスし、32ビットの命令に復元し
て内部命令バス12に出力するようになっている。
【0017】ラッチ回路113a・113bは、分割モ
ードの場合に、データの読み出しの際には、バッファ回
路111を介し相前後してデータメモリ30から読み出
されるデータの16ビットずつをデマルチプレクスし、
32ビットのデータに復元して出力する一方、データの
書き込みの際には、内部データバス13からスイッチ回
路115を介して入力される32ビットのデータを16
ビットにマルチプレクスし、順次バッファ回路111に
出力するようになっている。
【0018】スイッチ回路114は、内部命令バス12
を、16ビットずつラッチ回路112a・112b(分
割モード側)に接続するか、または32ビットすべてを
バッファ回路111(共有モード側)に接続するかの切
り換えを行うものである。スイッチ回路115は、内部
データバス13を、16ビットずつラッチ回路113a
・113bに接続するか、または32ビットすべてをバ
ッファ回路111に接続するかの切り換えを行うもので
ある。
【0019】バスインタフェース部制御回路116は、
プロセッサ10の外部から入力されるバス分割指示信号
BSに基づいて、上記各回路の入出力方向や、出力の有
無(出力状態にするかまたはハイインピーダンス状態に
するか)、ラッチ回路112a…のラッチタイミング、
スイッチ回路114・115の切り換え等を制御するよ
うになっている。
【0020】また、命令メモリ20、およびデータメモ
リ30は、それぞれ、命令またはデータを格納するメモ
リ部21・31、およびメモリ部21・31に対するア
クセスを行うメモリアクセス部22・32が設けられて
構成されている。命令メモリ20のメモリアクセス部2
2は、図3に示すように、32ビットのバッファ回路2
21、16ビットのラッチ回路222a・222b、3
2ビットのスイッチ回路224、およびメモリアクセス
部制御回路226が設けられて構成されている。
【0021】バッファ回路221は、ラッチ回路222
a・222b、またはスイッチ回路224から入力され
た命令を外部バス40へ出力するものである。ラッチ回
路222a・222bは、分割モードの場合に、メモリ
部21からスイッチ回路224を介して入力される32
ビットの命令を16ビットにマルチプレクスし、順次バ
ッファ回路221に出力するようになっている。
【0022】スイッチ回路224は、メモリ部21を、
16ビットずつラッチ回路222a・222b(分割モ
ード側)に接続するか、または32ビットすべてをバッ
ファ回路221(共有モード側)に接続するかの切り換
えを行うものである。メモリアクセス部制御回路226
は、上記各回路に対して、プロセッサ10におけるバス
インタフェース部11のバスインタフェース部制御回路
116と同様の制御を行うようになっている。
【0023】データメモリ30のメモリアクセス部32
は、図4に示すように、32ビットのバッファ回路32
1、16ビットのラッチ回路322a・322b、32
ビットのスイッチ回路324、およびメモリアクセス部
制御回路326が設けられて構成されている。バッファ
回路321は、外部バス40と、ラッチ回路322a・
322bおよびスイッチ回路324との間で、双方向に
データの入出力を行うものである。
【0024】ラッチ回路322a・322bは、分割モ
ードの場合に、データの読み出しの際には、メモリ部3
1からスイッチ回路324を介して入力される32ビッ
トのデータを16ビットにマルチプレクスし、順次バッ
ファ回路321に出力する一方、データの書き込みの際
には、バッファ回路321を介し相前後してプロセッサ
10から出力されるデータの16ビットずつをデマルチ
プレクスし、32ビットのデータに復元してメモリ部3
1に出力するようになっている。
【0025】スイッチ回路324は、メモリ部31を、
16ビットずつラッチ回路322a・322b(分割モ
ード側)に接続するか、または32ビットすべてをバッ
ファ回路321(共有モード側)に接続するかの切り換
えを行うものである。メモリアクセス部制御回路326
は、上記各回路に対して、プロセッサ10におけるバス
インタフェース部11のバスインタフェース部制御回路
116と同様の制御を行うようになっている。
【0026】なお、データ処理装置には、上記のほかに
もアドレスバスや制御信号バスなど種々の構成要素が設
けられているが、本発明には直接関係しないので説明を
省略する。ただし、上記アドレスバス等は、命令メモリ
20とデータメモリ30とで別個に設けてもよいし、共
通にして時分割で共有されるようにしてもよい。上記の
構成において、命令のフェッチおよびデータのアクセス
の際に行われる動作を説明する。 (i)共有モード(バス分割指示信号BS=0)のとき (i−a)命令のフェッチが行われる場合 プロセッサ10におけるバスインタフェース部11のバ
スインタフェース部制御回路116、および命令メモリ
20におけるメモリアクセス部22のメモリアクセス部
制御回路226は、それぞれ、バス分割指示信号BSに
応じて、スイッチ回路114・224を共有モード側に
切り換える。
【0027】プロセッサ10から図示しないアドレス信
号および命令メモリ20のチップセレクト信号が出力さ
れ、メモリ部21から命令が出力されると、その命令は
32ビット全部が同時に、スイッチ回路224、バッフ
ァ回路221、外部バス40、プロセッサ10のバッフ
ァ回路111、およびスイッチ回路114を介して、プ
ロセッサ10の内部命令バス12に転送される。 (i−b)データの読み出しが行われる場合 上記命令のフェッチの場合と同様に、スイッチ回路11
5・324が共有モード側に切り換えられることによ
り、メモリ部31から出力されたデータは、32ビット
全部が同時に、スイッチ回路324、バッファ回路32
1、外部バス40、バッファ回路111、およびスイッ
チ回路115を介して、プロセッサ10の内部データバ
ス13に転送される。 (i−c)データの書き込みが行われる場合 スイッチ回路115・324が共有モード側に切り換え
られることにより、上記データの読み出しの場合とは逆
の経路で書き込みデータの転送が行われ、32ビット全
部が同時に、内部データバス13からスイッチ回路11
5、バッファ回路111、外部バス40、バッファ回路
321、およびスイッチ回路324を介してメモリ部3
1に書き込まれる。
【0028】すなわち、共有モードの場合には、命令お
よびデータはそれぞれ32ビット単位で逐次排他的にア
クセスが行われる。 (ii)分割モード(バス分割指示信号BS=1)のと
き (ii−a)命令のフェッチおよびデータの読み出しが
行われる場合 バスインタフェース部制御回路116、およびメモリア
クセス部制御回路226・326は、それぞれ、バス分
割指示信号BSに応じて、スイッチ回路114・224
・324を分割モード側に切り換える。
【0029】プロセッサ10から、命令メモリ20およ
びデータメモリ30に対するアドレス信号とチップセレ
クト信号とが出力されると、メモリ部21およびメモリ
部31から、それぞれ命令またはデータが出力される。
メモリ部21から出力された命令は、スイッチ回路22
4を介して、上下位16ビットずつがそれぞれラッチ回
路222a・222bに保持され、まず、そのうちの上
位16ビットだけがラッチ回路222aから出力され
て、バッファ回路221を介して外部バス40の上位1
6ビット、すなわち命令バス部に出力される。その後、
下位16ビットがラッチ回路222bから出力され、同
様に外部バス40の命令バス部に出力される。
【0030】また、メモリ部31から出力されたデータ
は、同様に上下位16ビットずつがラッチ回路322a
・322bに保持され、上位16ビット、下位16ビッ
トの順でラッチ回路322a・322bから出力され
て、バッファ回路321を介して外部バス40の下位1
6ビット、すなわちデータバス部に出力される。一方、
プロセッサ10のバスインタフェース部11では、ま
ず、外部バス40の命令バス部およびデータバス部を介
して命令およびデータの上位16ビットが転送される
と、それぞれバッファ回路111を介してラッチ回路1
12a・113aに保持する。次に、命令およびデータ
の下位16ビットが転送されると、それぞれラッチ回路
112b・113bに保持する。
【0031】ラッチ回路112a・112bに保持され
た命令の上下位16ビットは、同時にラッチ回路112
a・112bから出力されることにより、元の32ビッ
トの命令として、スイッチ回路114から内部命令バス
12に与えられる。また、ラッチ回路113a・113
bに保持されたデータの上下位16ビットも、同様に元
の32ビットのデータとして内部データバス13に与え
られる。
【0032】ここで、メモリ部21およびメモリ部31
からプロセッサ10への命令およびデータの上位16ビ
ットの転送が行われる場合には、命令またはデータがメ
モリ部21・31から読み出される際のウェイトサイク
ルを必要とするが、下位16ビットの転送が行われる場
合には、ラッチ回路222b・322bから命令または
データが出力されるので、ウェイトサイクルを必要とし
ない。すなわち、32ビットの命令およびデータの出力
に対して、ウェイトサイクルは1回だけでよい。これ
は、命令のフェッチとデータの読み出しとが非同期に行
われる場合でも同じである。 (ii−b)命令のフェッチおよびデータの書き込みが
行われる場合 この場合には、命令のフェッチについては、上記データ
の読み出しが供に行われる場合と同じ動作が行われる。
【0033】一方、データの書き込みについては、上記
の場合と逆の経路で、ラッチ回路113a・113bに
よって書き込みデータの上下位16ビットがマルチプレ
クスされ、ラッチ回路322a・322bによってデマ
ルチプレクスされて、元の32ビットのデータとしてメ
モリ部31に書き込まれる。
【0034】
【実施例2】以下、本発明の実施例2を図5および図6
に基づいて説明する。なお、本実施例2において、前記
実施例1と同様の機能を有する構成部分については同一
の番号を付して説明を省略する。図5は32ビットアー
キテクチャのデータ処理装置の構成を示すブロック図
で、実施例1のデータ処理装置に比べて、バス分割指示
信号BSがプロセッサ60の命令実行制御部64で生成
されるように構成されている点だけが異なる。
【0035】上記命令実行制御部64は、フェッチされ
た命令を実行するための各部の作動タイミング制御等を
行うとともに、バス動的制御指示信号BD、および実行
する命令に応じて、以下のようなバス分割指示信号BS
を出力するものである。バス動的制御指示信号BDが0
のときには、バス分割指示信号BSを常に0にし、バス
共有モードでのみ、命令のフェッチおよびデータのアク
セスが行われるようにする。
【0036】一方、バス動的制御指示信号BDが1のと
きには、図6に示すように、命令のフェッチを行う際に
1になる命令フェッチ要求信号IRと、データのアクセ
スを行う際に1になるデータアクセス要求信号DRとの
論理積をバス分割指示信号BSとして出力する。そこ
で、例えばレジスタ間演算命令など、データのアクセス
を伴わない命令が実行される場合には、共有モードにな
るとともに、外部バス40の32ビットすべてが命令の
フェッチに用いられる。
【0037】また、データのブロック転送命令など、1
回の命令フェッチに対してデータのアクセスが何回も行
われるような命令が実行される場合には、やはり共有モ
ードになるとともに、外部バス40の32ビットすべて
がデータのアクセスに用いられる。一方、命令のフェッ
チとデータのアクセスとが同程度の割合で行われる場合
には、分割モードになって外部バス40が命令バス部と
データバス部とに分割され、命令のフェッチおよびデー
タのアクセスが並行して行われる。
【0038】すなわち、命令のフェッチ頻度とデータの
アクセス頻度とに応じてモードが動的に切り換えられ、
外部バス40が高効率で使用されるとともに、分割モー
ドでは、前記実施例1で示したようにウェイトサイクル
が低減される。なお、上記各実施例においては、内部命
令バス12、内部データバス13、および外部バス40
は何れも32ビットで、外部バス40が16ビットずつ
の命令バス部とデータバス部とに分割される例を示した
が、これに限らず、種々のビット幅の場合でも同様の効
果を得ることができる。特に、外部バス40の分割割合
は、命令のフェッチ頻度とデータのアクセス頻度とに応
じて設定すればよく、さらに、分割割合を動的に変化さ
せるようにしてもよい。また、ラッチ回路112a等を
さらに多く設けて、命令やデータを3回以上に分けて転
送するように構成してもよい。
【0039】また、バスインタフェース部11や、メモ
リアクセス部22・32としては、実質的にマルチプレ
クスやデマルチプレクスを行う回路であれば、種々の形
式のものが適用可能である。特に、命令メモリ20やデ
ータメモリ30として、ページアクセスが可能なメモリ
を応用したものや、複数のメモリを順次チップセレクト
またはアウトプットイネーブルするように構成したもの
などを用いることもできる。
【0040】また、本発明は、キャッシュメモリを備え
るプロセッサに適用してもよい。この場合、キャッシュ
メモリのアクセスは外部バスの構成等に関係なく高速に
行なわれるが、実際に命令メモリやデータメモリがアク
セスされる場合には、やはり上記の例と同じ効果を得る
ことができる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
命令が格納されるメモリおよびデータが格納されるメモ
リと、プロセッサとの間では、外部バスの命令バス部お
よびデータバス部を介して、命令およびデータの転送が
同時に行われ、命令およびデータのアクセスにウェイト
サイクルが必要な場合でも、命令のアクセスに対しては
命令バス部だけがウェイト状態になる一方、データのア
クセスに対しては、データバス部だけがウェイト状態に
なるので、プロセッサの処理速度を向上させることがで
きる。
【0042】また、上記外部バスは、命令バス部または
データバス部のうちの少なくとも何れか一方が、プロセ
ッサの内部命令バスまたは内部データバスよりも小さい
ビット幅になるように分割されているので、バスライン
の本数を少なく抑えることができる。したがって、ハー
ドウェア規模の大幅な増大を招くことなく、処理速度の
向上を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のデータ処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】プロセッサのバスインタフェース部の詳細な構
成を示すブロック図である。
【図3】命令メモリのメモリアクセス部の詳細な構成を
示すブロック図である。
【図4】データメモリのメモリアクセス部の詳細な構成
を示すブロック図である。
【図5】実施例2のデータ処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】同、命令フェッチ要求信号IR、データアクセ
ス要求信号DR、およびバス分割指示信号BSの関係を
示す説明図である。
【符号の説明】
10 プロセッサ 11 バスインタフェース部 12 内部命令バス 13 内部データバス 20 命令メモリ 21 メモリ部 22 メモリアクセス部 30 データメモリ 31 メモリ部 32 メモリアクセス部 40 外部バス 60 プロセッサ 64 命令実行制御部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部命令バスと内部データバスとを有
    し、外部バスを介して、命令が格納されるメモリおよび
    データが格納されるメモリをアクセスするプロセッサで
    あって、 前記外部バスを、少なくとも何れか一方が前記内部命令
    バスまたは内部データバスよりもビット幅の小さい、命
    令バス部とデータバス部とに分割し、前記内部命令バス
    または内部データバスよりもビット幅の小さい方の命令
    バス部またはデータバス部と、内部命令バスまたは内部
    データバスとの間で、マルチプレクス及び/又はデマル
    チプレクスを行うバスインタフェース手段を備えたこと
    を特徴とするプロセッサ。
  2. 【請求項2】 前記外部バスは、命令バス部が内部命令
    バスよりもビット幅が小さく、かつ、データバス部が内
    部データバスよりもビット幅が小さくなるように分割さ
    れることを特徴とする請求項1のプロセッサ。
  3. 【請求項3】 前記バスインタフェース手段は、プロセ
    ッサの外部から与えられる指示に応じて、外部バスを命
    令バス部とデータバス部とに分割して用いる状態と、外
    部バスを一時には命令バスまたはデータバスの一方とし
    てのみ用いる状態とに切り換えるように構成されている
    ことを特徴とする請求項1のプロセッサ。
  4. 【請求項4】 前記バスインタフェース手段は、プロセ
    ッサの内部状態に応じて、外部バスを命令バス部とデー
    タバス部とに分割して用いる状態と、外部バスを一時に
    は命令バスまたはデータバスの一方としてのみ用いる状
    態とに切り換えるように構成されていることを特徴とす
    る請求項1のプロセッサ。
  5. 【請求項5】 前記外部バスが、命令バス部のビット幅
    が前記内部命令バスのビット幅よりも小さくなるように
    分割される請求項1のプロセッサに、前記外部バスの命
    令バス部を介して接続され、命令を格納するメモリであ
    って、 前記プロセッサの内部命令バスと同じビット幅の命令を
    一時に読み出し得るメモリ部と、 前記メモリ部から一時に読み出された命令を前記命令バ
    ス部のビット幅にマルチプレクスするメモリ部アクセス
    手段とを備えたことを特徴とするメモリ。
  6. 【請求項6】 前記外部バスが、データバス部のビット
    幅が前記内部データバスのビット幅よりも小さくなるよ
    うに分割される請求項1のプロセッサに、前記外部バス
    のデータバス部を介して接続され、データを格納するメ
    モリであって、 前記プロセッサの内部データバスと同じビット幅のデー
    タを一時にアクセスし得るメモリ部と、 前記メモリ部に対して、前記プロセッサの内部データバ
    スと同じビット幅のデータを一時にアクセスするととも
    に、メモリ部と前記データバス部との間で、データのマ
    ルチプレクス及び/又はデマルチプレクスを行うメモリ
    部アクセス手段とを備えたことを特徴とするメモリ。
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