JP2943358B2 - 配線設計装置 - Google Patents

配線設計装置

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JP2943358B2
JP2943358B2 JP3042715A JP4271591A JP2943358B2 JP 2943358 B2 JP2943358 B2 JP 2943358B2 JP 3042715 A JP3042715 A JP 3042715A JP 4271591 A JP4271591 A JP 4271591A JP 2943358 B2 JP2943358 B2 JP 2943358B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配線設計装置に利用さ
れ、特に、プリント基板および集積回路における端子間
の結線を端子を起点として水平および垂直の線分を発生
させることによって行う配線設計方式を有する配線設計
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント基板および集積回路の配線設計
において、2端子間を結ぶ配線経路を見いだそうとする
とき、線分探索手法と呼ばれる次のような配線設計方式
を用いるのが一般的である。
【0003】すなわち、まず、各端子に対してそれを通
る水平線分および垂直線分(線0次線分)を、配線の通
過が禁止されている領域(以下、通過禁止領域とい
う。)あるいは所定の配線領域の外枠に到達するまで伸
ばす。例えば、図6において端子Aおよび端子Bを結ぶ
配線経路を見いだそうとする場合には、端子Aを通る4
本の第0次線分21〜24と、端子Bを通る4本の第0次線
分25〜28とを発生する。
【0004】次に、第i次線分(i=0、1、2、…、
iの値をレベルという。)に直交する線分(第(i+
1)次線分)を発生するという操作を、一方の端子を源
とする線分ともう一方の端子を源とする線分が交差する
か、あるいはiの値が所定値を越えるまで続ける。第i
次線分から第(i+1)次線分を配線させるときには、
第(i+1)次線分が所定の間隔をもって第i次線分を
横切るように複数本発生させるのが普通である。線分が
交差して終了した場合には、交差した点を始点として各
端子まで線分を発生させた順と逆順にたどっていくこと
によって経路が確定する。また、iが所定値を越えた場
合には、配線経路が存在しないものとして終了する。
【0005】図6の例においては、第0次線分21に対し
て2本の第1次線分29および30を、第0次線分28に対し
て第1次線分31および32を発生させる。このとき、端子
Aを源とする第1次線分29と、端子Bを源とする第1次
線分31が点Cにおいて交差するので、すなわち、端子A
とBを結ぶ配線経路が見つかったので線分発生を終了
し、点Cを始点として第1次線分29および第0次線分21
をたどって端子Aまで、また、第1次線分31および第0
次線分28をたどって端子Bまで戻ることによって、点C
を通るような端子AとB間の配線経路が求められる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上、説明した従来の
配線設計装置の有する配線設計方式に基づいて配線設計
を行う際、複雑な(折れ曲がり数の多い)経路も見いだ
せるようにしようとすると、線分発生の最大次数(iの
最大値)を大きく設定しなければならない。しかし、こ
うすることによって、非常に長い迂回を含んだ経路を導
くような線分(二つの端子を囲む矩形から遠くにある線
分)も多数発生させ、また、その数がiの値に関して指
数関数的に増大するために計算時間が飛躍的に長くなっ
てしまう。このため、実際には、経路探索のための領域
を限定し(以下、この限定された発生領域を「フレー
ム」という。)、最大次数を大きくしても線分発生数が
爆発的に増大しないようにしてから線分を発生させる方
法が採られるが、結線可能性を保存できない欠点があ
る。すなわち、フレームを設定しなかった場合に結線で
きたものが、フレームを設定することによって結線でき
なくなる可能性がある。さらに、結線可能性を保存でき
るようにフレームを設定することは非常に困難である。
【0007】本発明の目的は、前記の欠点を除去するこ
とにより、結線可能性を保存し、かつ処理時間が短くな
る配線設計方式を有する配線設計装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、2次元平面上
に位置する二つの端子間の配線において、二つの端子の
座標と通過禁止領域の集合とを入力し、各端子を通る水
平および垂直の線分を発生し、以後発生した線分上の点
からこの線分に直交する線分を順次発生させていく手段
を備えた配線設計装置において、配線領域を複数の小領
域に分割し各領域に割り当てるコストを計算し格納する
領域コスト計算手段と、次に発生すべき線分の始点と方
向を、コスト最小でかつ未探索の領域内にあるものをす
べて求めて格納する発生線分計算手段と、この発生線分
計算手段によって与えられた始点の集合の中から相手側
端子までの距離が最小である始点を選択する線分始点選
択手段と、この線分始点選択手段により選択された始点
から与えられた方向に線分を発生させ、両端子から発生
させた線分が交差したか否かを判定し、交差している場
合には両端子間の配線経路を求める線分交差判定手段と
を備えたことを特徴とする。
【0009】
【作用】領域コスト計算手段は、配線領域を複数の小領
域に分割し、例えば、フレーム内のコストを0、フレー
ム外のコストを5のように、フレーム内のコストをフレ
ーム外のコストより小さく設定する。発生線分計算手段
は、次に発生すべき始点としてコスト最小でかつ未探索
の領域内にあるものをすべて求めて格納する。そして、
線分始点選択手段によりこの格納された始点の集合の中
から相手側端子に最も近い始点を選択し、線分交差判定
手段によりこの選択された始点から線分を発生し、相手
側からの線分と交差させ両端子間の配線経路を求める。
【0010】従って、発生線分計算手段は次に発生すべ
き始点としてフレーム内の点が優先して選ばれ、線分発
生の数が限定され、結果として処理時間を短縮するとと
もに結線可能性を保存することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例を示すブロック構
成図である。本実施例は、2次元平面上に位置する二つ
の端子間の配線において、二つの端子の座標と通過禁止
領域の集合とを入力し、各端子を通る水平および垂直の
線分を発生し、以後発生した線分上の点からこの線分に
直交する線分を順次発生させていく手段を備えた配線設
計装置において、
【0013】本発明の特徴とするところの、配線領域を
複数の小領域に分割し各領域に割り当てるコストを計算
し格納する領域コスト計算手段としての領域コスト計算
部1および領域コスト記憶部7と、次に発生すべき線分
の始点と方向を、コスト最小でかつ未探索の領域内にあ
るものをすべて求めて格納する発生線分計算手段として
の発生線分計算部2および始点記憶部8と、この発生線
分計算部2によって与えられた始点の集合の中から相手
側端子までの距離が最小である始点を選択する線分始点
選択手段としての線分始点選択部3と、この線分始点選
択部3により選択された始点から与えられた方向に線分
を発生させ、両端子から発生させた線分が交差したか否
かを判定し、交差している場合には両端子間の配線経路
を求める線分交差判定手段としての線分交差判定部4お
よび線分記憶部9とを備え、さらに、制御手段として、
主制御部5および副制御部6を備えている。
【0014】次に、本実施例の動作について図2に示す
流れ図を参照して説明する。
【0015】始めに、領域コスト計算部1は、端子座標
を読み込んで(ステップS1)、端子を囲む最小矩形
(水平辺および垂直辺からなるもの)を求め、それを所
定値だけ4方向へ拡げたものをフレームとし、フレーム
内およびフレーム外の領域に対して、所定のコストを付
随させ、領域コスト記憶部7に領域およびそれに付随す
るコストを登録する(ステップS2)。ここで、例え
ば、フレーム内のコストを0、フレーム外のコストを5
というように、フレーム内のコストをフレーム外のコス
トより小さくしておけば、発生線分計算部2においてフ
レーム内の点が優先して選ばれることになる。
【0016】発生線分計算部2は、線分発生レベルiを
0に設定し(ステップS3)、その設定レベルが所定の
最大レベルより大であるか否かを判定し(ステップS
4)、最大レベル以上であれば経路なしとして終了す
る。最大レベル以下のときは、始点記憶部8をクリアし
(ステップS5)、次に、指定されたレベルにおいて発
生すべき線分の始点のうち、コスト最小かつ未探索の領
域内にあるものすべてを求め、各点に関して座標値、発
生方向、およびどちらの端子を源とする線分の始点であ
るかを表すフラグを始点記憶部8に登録する(ステップ
S6)。ここで、第(i+1)次線分は、第i次線分を
所定の間隔で横切るように発生させるものとする。
【0017】次に、線分始点選択部3は、始点記憶部8
に点が格納されているかいないかを判定する(ステップ
S7)。もし格納されていないときは、未探索領域があ
るか否かを判定し(ステップS8)、まだ未探索領域が
あれば、ステップS5に戻り、ないときにはレベルiを
i+1にしてステップS4に戻る。そして、始点記憶部
8に始点が格納されているときには、格納されている始
点の中で、その始点から相手端子までの距離が最小であ
る始点Pを、それに付随する属性値(方向、フラグ)と
ともに一つ取り出す(ステップS10) 。
【0018】次に、線分交差判定部4は、線分始点選択
部3によって得られた一つの始点Pからその点に付随し
た方向に線分を発生して、点に付随したフラグとともに
線分記憶部9に登録し、次に、線分記憶部9に登録され
ている線分で他方の端子を源とするものと交差するか否
かを判定する(ステップS12) 。そして交差しないとき
にはステップS7に戻り、交差するときには交差点から
線分を逆にたどることによって配線経路を求めて終了す
る(ステップS13) 。
【0019】なお、主制御部5は、領域コスト計算部1
を起動し、続いて経路探索を行うために副制御部6を呼
び出す。また、副制御部6は、レベル0から順に、各レ
ベルにおいて、発生線分計算部2を呼び出し、続いてそ
のレベルに関する経路探索を行うために線分始点選択部
3および線分交差判定部4を、そのレベルでの未探索の
小領域がなくなるまで繰り返し起動する。
【0020】なお、本実施例において、領域を前述のよ
うにフレーム内外の別による2分割のほかに、いろいろ
な分割を行うことができる。図3はその他の分割例を示
す説明図である。図3に示すように、フレーム内外の別
による2分割に加えて、各小領域をさらに2分割し、合
計四つの小領域14〜17を導入したものである。図3にお
いて、点10および11は端子AおよびB、12はフレーム、
ならびに直線13は二つの端子AおよびBを結ぶ線分の垂
直二等分線からなる分割線である。
【0021】この分割においては、各小領域14〜17に対
して各端子別のコストを付随させる。なお、以下の説明
においては、与えられた二つの端子10および11をそれぞ
れ点Aおよび点Bとする。
【0022】領域コスト計算部1は、図3に示すように
領域を分割し、各領域に所定のコストを付随させ、領域
コスト記憶部7に、領域およびそれに付随するコストを
登録する。ここで、コストを以下のように選べば、フレ
ーム内でかつ相手方の端子に近い始点が優先されて探索
されるようになる。 端子10に関して、小領域16のコスト <小領域15のコスト <小領域14のコスト、小領域17のコスト 端子11に関して、小領域15のコスト <小領域16のコスト <小領域14のコスト、小領域17のコスト
【0023】発生線分計算部2は、始点記憶部8に蓄え
られている始点Pの中で、その始点が属する領域に付随
する2種類のコスト(点Aに関するものをCA、点Bに
関するものをCBとする)のうち、選択された始点Pが
点Aに関わるものであれば、CA、点Bに関わるもので
あればCBが最小であるものをそれに付随する属性値
(方向、フラグ)とともに一つ取り出す。
【0024】図4は本実施例と従来例による第1次線分
の発生数を比較した説明図である。図4において、12は
フレーム、13は分割線および33は通過禁止領域である。
端子10と11とを結ぶ配線経路を求めるのに、端子10から
出る垂直な第1次線分は、従来法では、図中の第1次線
分29および30で、合計31本であるが、本実施例では図3
に示した分割法を用いると、第1次線分30の計10本で済
み、かつ、この10本の中に最終的な配線経路を生み出す
ものがある。
【0025】また、本実施例によると、図5のように、
フレーム内の探索のみでは見いだせないような経路も詳
細は省くが、計算時間は長くなるが見いだすことができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、配線領
域をいくつかの小領域に分割し各領域にコストを導入す
ることによって、従来法では発生レベル (折れ曲がり
数) でしか制御できなかった線分の発生順序をより細か
く制御することができ、入力に応じた優先的な経路探索
を行うことができる。フレーム内のコストをフレーム外
のそれより小さくしておけば、フレーム内から伸びる線
分が優先的に発生せれ、これによって、経路がフレーム
内で見つかった場合には従来法より計算時間を短くで
き、さらに、フレーム内での限定的な経路探索に起因し
て従来法で生じていた結線可能性の非保存という欠点も
解消できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の要部を示すブロック構成
図。
【図2】 その動作を示す流れ図。
【図3】 本実施例の分割例を示す説明図。
【図4】 実施例と従来例による第1次線分の発生を比
較して示した説明図。
【図5】 実施例と従来例の適用可否を比較して示した
説明図。
【図6】 従来例による配線法を示す説明図。
【符号の説明】
1 領域コスト計算部 2 発生線分計算部 3 線分始点選択部 4 線分交差判定部 5 主制御部 6 副制御部 7 領域コスト記憶部 8 始点記憶部 9 線分記憶部 10、11 端子 12 フレーム 13 分割線 14〜17 小領域 21〜28 第0次線分 29〜32 第1次線分 33 通過禁止領域 S1〜S13 ステップ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2次元平面上に位置する二つの端子間の
    配線において、二つの端子の座標と通過禁止領域の集合
    とを入力し、各端子を通る水平および垂直の線分を発生
    し、以後発生した線分上の点からこの線分に直交する線
    分を順次発生させていく手段を備えた配線設計装置にお
    いて、配線領域を複数の小領域に分割し各領域に割り当
    てるコストを計算し格納する領域コスト計算手段と、次
    に発生すべき線分の始点と方向を、コスト最小でかつ未
    探索の領域内にあるものをすべて求めて格納する発生線
    分計算手段と、この発生線分計算手段によって与えられ
    た始点の集合の中から相手側端子までの距離が最小であ
    る始点を選択する線分始点選択手段と、この線分始点選
    択手段により選択された始点から与えられた方向に線分
    を発生させ、両端子から発生させた線分が交差したか否
    かを判定し、交差している場合には両端子間の配線経路
    を求める線分交差判定手段とを備えたことを特徴とする
    配線設計装置。
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