JP2943141B1 - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JP2943141B1
JP2943141B1 JP10057751A JP5775198A JP2943141B1 JP 2943141 B1 JP2943141 B1 JP 2943141B1 JP 10057751 A JP10057751 A JP 10057751A JP 5775198 A JP5775198 A JP 5775198A JP 2943141 B1 JP2943141 B1 JP 2943141B1
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 配管作業が容易な、エアコンと兼用できる換
気装置を提供する。 【解決手段】 エアコンの室内ユニット11に室外空気吸
気ファンモーター24を設ける。その排気ノズル24bを室
内ユニット11内の室内空気通路17のエアフィルター23の
上流側に位置させる。室外空気吸気ファンモーター24の
吸気側24aを室外空気吸気管25により室外に連通させ
る。エアコンのドレン管22を前記室内空気通路17に連通
させ、室内空気を室外へ排出するための室内空気排気管
と兼用する。室外空気吸気管25およびドレン管22は、配
管に際しての取り回しが容易なようにフレキシブルホー
スからなるものとする。これら室外空気吸気管25および
ドレン管22は、エアコンの冷媒管とともに家屋の壁の共
通の貫通孔に通す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室外の新鮮な空気
を室内に導入するための換気装置に係わり、特に、空調
機(エアコン)と組み合わされて使用される換気装置に
関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えば特開平7−19
558号公報に記載されているように、エアコンの室内
ユニットと併設される空調換気扇が知られている。同公
報に記載の空調換気扇は、室内の壁などに設置される装
置本体を室外に連通させるために連結箱を用いており、
また、この連結箱は、1本の配管により給排気通路を形
成している。すなわち、1本の配管を断面方向に左右に
仕切って吸気通路と排気通路とを形成している。また、
連結箱には、その排気通路の下部にドレン管を接続して
いるとともに、同じ排気通路にエアコンからのドレン管
を接続しており、換気扇のドレン管をエアコンのドレン
管と兼用できるようにしている。
【0003】しかし、このように左右に仕切った1本の
配管により吸気通路と排気通路とを形成するのでは、コ
ストが高くつく。まして連結箱を介在させているため、
よりいっそう構造が複雑になり、コストが高くつく。こ
れとともに、配管の取り回しが自在にできず、家屋の壁
に形成する貫通孔の位置も制約され、施工が面倒であ
る。しかも、エアコンと併設する場合、このエアコンに
は室内ユニットと室外ユニットとの間で冷媒を流通させ
る2本の配管が必要であるため、前記公報に記載の空調
換気扇ではエアコンとドレン管を兼用しているとはい
え、冷媒管やドレン管を通すための貫通孔と空調換気扇
の給排気通路を形成するための貫通孔とを家屋の壁に別
個に形成しなければならず、施工がよりいっそう手間の
かかるものになる。
【0004】また、エアコンは、基本的に室内の空気を
循環させて、冷房や暖房などの空調を行うものであるた
め、換気扇とは異なり、室内の空気を新鮮な空気に交換
できるものではない。そこで、最近、室外空気を取り入
れられるようにしたエアコンも開発されている。室外空
気を取り入れれば室内の空気の内圧が上がるため、室内
の空気を排気しなければならないが、最近の家屋は気密
性が高くなっているため、自然に排気されることを期待
できないことが多い。そこで、室内の空気を排気するた
めの配管が必要になるが、この配管をエアコンの配管と
別途行わなければならないのでは、やはり施工性が悪く
なるとともに、コストの上昇を招く。
【0005】本発明は、このような問題点を解決しよう
とするもので、配管作業が容易で、コストを下げられる
換気装置を提供することを第1の目的とする。また、エ
アコンすなわち空調機において室外空気を取り入れられ
るとともに、配管作業が容易で、コストを下げられる換
気装置を提供することを第2の目的とする。さらに、室
外空気を取り入れるに際して、この室外空気を清浄化で
きるとともに、そのための構成が簡単な換気装置を提供
することを第3の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の換気装
置は、前記第1の目的を達成するために、装置本体に設
けられた室内吸気口および室内排気口と、室外に連通す
る室外空気吸気管と、この室外空気吸気管から前記室内
排気口へ送風する換気用送風機と、前記室内吸気口を室
外へ連通させる室内空気排気管とを備え、前記室外空気
吸気管および室内空気排気管に別々のフレキシブルホー
スを用い、これらのフレキシブルホースは、壁に形成さ
れた共通の貫通孔を通して室内から室外へ導出し、前記
室内空気排気管内に水を排出するフレキシブルホースか
らなるドレン管を通し、第1の流入口、第2の流入口お
よび一つの流出口を有するアダプターを用い、前記第1
の流入口に前記室内吸気口を連通させ、前記流出口に前
記室内空気排気管を接続し、前記第2の流入口から前記
ドレン管を前記室内空気排気管内に通したものである。
【0007】換気用送風機の駆動により、室外の空気が
室外空気吸気管を通って装置本体の室内排気口から室内
に流入するとともに、室内の空気が室内空気排気管を通
って室外へ排出される。室外空気吸気管室内空気排気
およびドレン管は、それぞれフレキシブルホースから
なっているため、施工に際して取り回しが自在に容易に
でき、例えば空調機の冷媒管とともに家屋の壁の貫通孔
を共用することができる。また、前述のようなアダプタ
ーの使用により、室内空気排気管内にドレン管を通し
て、これら室内空気排気管とドレン管とをまとめること
ができ、これにより、配管作業がよりいっそう容易なも
のとなる。
【0008】請求項2の発明の換気装置は、前記第2の
目的を達成するために、空調機の室内ユニットに設けら
れた室内吸気口および室内排気口と、前記室内吸気口か
ら室内排気口へ送風する循環用送風機と、前記室内吸気
口から室内排気口への室内空気通路中に設けられた熱交
換器と、排気側が前記室内空気通路に連通する換気用送
風機と、換気用送風機の吸気側を室外に連通させる室外
空気吸気管と、前記室内空気通路を室外に連通させる室
内空気排気管とを備え、前記室外空気吸気管および室内
空気排気管に別々のフレキシブルホースを用い、これら
のフレキシブルホースは、壁に形成された共通の貫通孔
を通して室内から室外へ導出し、前記室内空気排気管内
に前記熱交換器のフレキシブルホースからなるドレン管
を通し、第1の流入口、第2の流入口および一つの流出
口を有するアダプターを用い、前記第1の流入口に前記
室内吸気口を連通させ、前記流出口に前記室内空気排気
管を接続し、前記第2の流入口から前記ドレン管を前記
室内空気排気管内に通したものである。
【0009】空調機の室内ユニットにおいて、循環用送
風機の駆動により、室内の空気が室内吸気口から吸気さ
れ、室内空気通路中の熱交換器で冷却または加熱された
後、室内排気口から室内に流入する。これとともに、換
気用送風機の駆動により、室外の空気が室外空気吸気管
を通って室内排気口から室内に流入する。また、室内吸
気口から吸気された室内の空気の一部は、室内空気排気
管を通って室外へ排出される。これにより、室内の内圧
の増大が防止され、室外の空気を円滑に室内に取り入れ
られる。そして、室外空気吸気管室内空気排気管およ
びドレン管は、それぞれフレキシブルホースからなって
いるため、施工に際して取り回しが自在に容易にでき
る。例えば空調機の冷媒管とともに家屋の壁の貫通孔を
共用する とができる。また、前述のようなアダプター
の使用により、室内空気排気管内にドレン管を通して、
これら室内空気排気管とドレン管とをまとめることがで
き、これにより、配管作業がよりいっそう容易なものと
なる。
【0010】請求項の発明は、請求項の発明の換気
装置において、前記第3の目的をも達成するために、前
記換気用送風機の排気側にフィルターを設け、このフィ
ルターを前記室内空気通路中のフィルターと兼用したも
のである。
【0011】この兼用のフィルターにより、室外から室
内に取り入れられる室外空気が清浄化される。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明の実施形態について
明する。まず換気装置の一例について、図1から図4を
参照しながら説明する。図3において、1は概略的に表
わした家屋、2はその室内、3は室外(戸外)、4は
壁、5はこの壁4に形成した貫通孔である。
【0013】また、図1から図4において、11は壁掛け
型の空調機であるルームエアコンの室内ユニットであ
る。この室内ユニット11は、装置本体としてのエアコン
本体12と、このエアコン本体12の前面に取り付けられた
エアコン前面パネル13とにより外殻が形成されている。
そして、このエアコン前面パネル13には、複数のスリッ
ト状の室内吸気口14が上側に形成されているとともに、
室内排気口15が下部に形成されている。なお、この室内
排気口15には、角度可変なルーバー16が設けられてい
る。そして、エアコン本体12内には、前記室内吸気口14
から室内排気口15へ通じる室内空気通路17が形成されて
おり、この室内空気通路17中に、室内吸気口14から室内
排気口15へ送風する循環用送風機であるエアコンファン
モーター18が設けられているとともに、このエアコンフ
ァンモーター18の前方に位置して熱交換器19が設けられ
ている。また、この熱交換器19とエアコンファンモータ
ー18との間にはドレンパン21が設けられており、このド
レンパン21の下部にはフレキシブルホースからなるドレ
ン管22が設けられている。このドレン管22は、前記室内
空気通路17を室外3に連通させる室内空気排気管を兼用
している。さらに、前記室内空気通路17中でエアコン前
面パネル13と熱交換器19との間にはエアフィルター23が
設けられている。
【0014】そして、エアコン本体12内において、前記
エアフィルター23の上方の位置には、換気用送風機であ
る室外空気吸気ファンモーター24が設けられている。こ
の室外空気吸気ファンモーター24は、前記エアコンファ
ンモータ18よりも風量が大幅に小さいものでよく、小型
のものでよい。そして、この室外空気吸気ファンモータ
ー24の吸気側24aは、フレキシブルホースからなる室外
空気吸気管25が接続されており、この室外空気吸気管25
により室外3の空気に連通するものである。一方、室外
空気吸気ファンモーター24の排気側の排気ノズル24b
は、前記エアフィルター23の前上方に位置しており、排
気ノズル24bから吐出した室外空気が前側すなわち上流
側からエアフィルター23に流入するようになっている。
【0015】本空調システムを概略的に表わした図3に
示すように、前記室外空気吸気管25は、前記家屋1の壁
4の貫通孔5を通して室外3に導出されている。また、
前記室内空気排気管を兼ねるドレン管22も家屋1の壁4
の貫通孔5を通して室外3に導出されている。これによ
り、前記室内ユニット11内の室内空気通路17が室外に連
通している。なお、図示していないが、配管は化粧カバ
ーにより覆ってある。
【0016】また、図4は、前記壁4の貫通孔5を通る
スリーブ(ダクト)26の断面図である。この図4に示す
ように、1本のスリーブ26内にエアコンの室内ユニット
11および室外ユニット間のガス側冷媒管27および液側冷
媒管28とともに、それぞれフレキシブルホースからなる
前記ドレン管22および室外空気吸気管25が通してある。
この室外空気吸気管25は、空気の流量を稼ぐために径を
十分に大きくしてある。また、ドレン管22も、室内空気
排気管を兼用するために、排水専用のものよりも径を大
きくしてある。室外空気吸気管25およびドレン管22は、
冷媒管27,28よりも径が大きい。このように径を大きく
したものも含めて4本の管22,25,27,28を通すため、ス
リーブ26の径は、例えば65〜100mmと十分大きくしてあ
る。
【0017】つぎに、前記の構成についてその作用を説
明する。エアコンの使用時には室内ユニット11におい
て、エアコンファンモーター18の駆動により、室内2の
空気が室内吸気口14からエアフィルター23を通ってエア
コン本体12内に吸気され、その室内空気通路17中にある
熱交換器19で冷却または加熱された後、室内排気口15か
ら再び室内2に流入する。また、冷房時に熱交換器19で
の結露により発生した水は、ドレンパン21からドレン管
22を通って室外3へ排出される。
【0018】また、換気を行う場合は室外空気吸気ファ
ンモーター24を駆動する。この駆動により、室外3の空
気が室外空気吸気管25を通って室外空気吸気ファンモー
ター24の排気ノズル24bから吐出する。吐出した室外空
気は、エアコンファンモーター18の送風に乗り、エアフ
ィルター23を通って清浄にされ、さらに熱交換器19を通
って加熱または冷却された後、室内排気口15から室内2
に流入する。また、エアコンファンモーター18により室
内2から吸い込まれた空気の大部分(例えば9割程度)
は、再び室内2に戻るが、室外空気吸気ファンモーター
24により室外空気が取り入れられているときは、室内2
の内圧が上昇するので、室内2から吸い込まれた空気の
一部は、室内空気排気管を兼ねるドレン管22を通って室
外3へ排気される。これにより、室内2の内圧の増大が
防止され、室外3の空気を円滑に室内2に取り入れられ
る。なお、前述のようにドレン管22は、冷房時の熱交換
器19からの排水のためのものでもあるが、水は管22の内
面に沿って流れる性質があり、一方、空気はドレン管22
の中央部を通れるので、排気と排水との両方を1本のド
レン管22で支障なくできる。
【0019】なお、以上で説明した空気の流れは、図面
中に矢印で示してある。基本的に、室外空気の流れは点
線で示してあり、室内空気の流れは一点鎖線で示してあ
る。
【0020】以上のように、前記の構成によれば、室外
空気吸気管25および室外空気吸気ファンモーター24によ
り、エアコンにあって新鮮な室外空気を室内2に円滑に
取り入れられる。また、室外空気吸気管25および室内空
気排気管を兼ねるドレン管22は、それぞれフレキシブル
ホースからなるものとしたので、施工に際して取り回し
が自在に容易にできる。そして、配管作業が容易にでき
ることから、コストも低減できる。例えば、前述のよう
にエアコンの冷媒管27,28と家屋1の壁4の貫通孔5を
共用することも可能になる。また、特に室内空気排気管
をエアコンのドレン管22と兼用したことにより、配管作
業がよりいっそう容易なものとなるとともに、配管に要
するスペースも少なくできる。さらに、室内2に取り入
れる室外空気を清浄にするためのエアフィルター23をエ
アコン自体の室内空気通路17中のエアフィルター23と兼
用したので、構成を簡略化でき、安価にできる。
【0021】なお、前記例では、室外空気吸気ファン
モーター24をエアコンの室内ユニット11内の上部に配し
たが、室外空気吸気ファンモーターは、室内ユニット内
の下部などに配してもよい。また、室外空気吸気ファン
モーターは、室内ユニットとは別体にして、室内ユニッ
トの上下あるいは左右側面などに露出させて配してもよ
い。
【0022】図5は本発明の第実施例を示すものであ
る。なお、前記例と共通する部分には同一符号を付し
て、その説明を省略する。なお、後述する第実施例や
実施例も同様である。この第実施例は、室内空気
を室外3へ排出するための室内空気排気管31とエアコン
のドレン管32とを別にしたものである。ただし、このド
レン管32は、室内空気排気管31よりも径を小さくしてあ
り、この室内空気排気管31内に通してある。室内空気排
気管31は、ドレン管32と同様にやはりフレキシブルホー
スからなっており、取り回しが容易である。
【0023】図6は本発明の第実施例を示すものであ
り、図7は本発明の第実施例を示すものである。第
実施例は、ルームエアコンの室内ユニット36と換気装置
である熱交換換気扇37とを併設したものであり、第
施例は、ルームエアコンの室内ユニット38が換気装置で
ある熱交換換気扇39を内蔵しているものである。また、
41,42は熱交換換気扇37,39の装置本体43,44に設けられ
た室内排気口、45,46は熱交換換気扇37,39の装置本体4
3,44に設けられた室内吸気口である。室内排気口41,42
は室外空気を室内2に流入させるためのものであり、室
内吸気口45,46は室内空気を室外3へ排出させるための
ものである。そして、前記第1実施例と同様にして、室
内排気口41,42は、室外空気吸気管を介して室外3に連
通しているとともに、換気用送風機により室外空気吸気
管から室外空気が送風されるものである。また、室内吸
気口45,46は、室内空気排気管を介して室外3に連通し
ている。さらに、熱交換換気扇37,39は室内2に取り込
まれる室外空気と室外3へ排出される室内空気との熱交
換のための熱交換器(図示していない)を内蔵してい
る。そして、前記室外空気吸気管および室内空気排気管
は、別々のフレキシブルホースからなっており、したが
って、施工に際して取り回しが自在に容易にでき、エア
コンの空調機の冷媒管やドレン管と家屋の壁の貫通孔を
共用することも可能である。
【0024】アコンに換気装置が一体化されている場
合は、換気装置の室外空気吸気管25、室内空気排気管お
よびエアコンのドレン管22は、兼用により計2本で済ま
せることができるが、エアコンと熱交換換気扇37,39と
を併設した場合、先に説明した図4に示すようにエアコ
ンのドレン管32と熱交換換気扇37,39の室内空気排気管3
1をまとめるためにはアダプターが必要である。
【0025】図8は、アダプターの使用例を示してい
る。この例では、T型アダプター51を用いている。この
T型アダプター51は、ほぼT字形状のアダプター本体52
の一端に第1の流入口53を有し、他端に流出口54を有し
ているとともに、これら第1の流入口53および流出口54
と直交する方向性を有する第2の流入口55を一端側に有
している。そして、第1の流入口53が熱交換換気扇37,3
9の室内吸気口45,46に連通している。また、流出口54に
は、フレキシブルホースからなる室内空気排気管31が接
続されている。さらに、第2の流入口55にはドレン管32
が通してあり、このドレン管32は、さらに室内空気排気
管31の内部に通してある。ドレン管32の反対側は、エア
コンのドレンパイプあるいはドレンパンの本体下部に接
続してある。そして、第2の流入口55には、熱交換換気
扇37,39から排出される排気の逆流を防止するためのゴ
ムキャップ56が装着してある。なお、室外3のドレン管
32は地面近くまで延びている必要があるが、室内空気排
気管31はそこまで延びていなくてもよい。しかしなが
ら、室内空気排気管31の先端がドレン管32の先端近くま
で延びていてもよい。
【0026】なお、本発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、
前記実施例では、壁掛け型のエアコンおよび換気扇を例
に採って説明したが、本発明は、天井埋め込み型のエア
コンや換気扇にも適用可能である。
【0027】
【発明の効果】請求項1の発明の換気装置によれば、室
外空気吸気管室内空気排気管およびドレン管に別々の
フレキシブルホースを用いるとともに、第1の流入口、
第2の流入口および一つの流出口を有するアダプターを
用いて、前記第1の流入口に前記室内吸気口を連通さ
せ、前記流出口に前記室内空気排気管を接続し、前記第
2の流入口から前記ドレン管を前記室内空気排気管内に
通すことにより、これらドレン管と室内空気排気管とを
まとめ、さらに、前記各フレキシブルホースは、壁に形
成された共通の貫通孔を通して室内から室外へ導出し
ので、施工に際して室外空気吸気管室内空気排気管
よびドレン管の配管作業が容易にでき、配管に要するス
ペースも少なくできるとともに、コストも下げられる。
【0028】請求項2の発明の換気装置によれば、空調
機の室内ユニットに設けられた室内吸気口および室内排
気口と、室内吸気口から室内排気口へ送風する循環用送
風機と、室内吸気口から室内排気口への室内空気通路中
に設けられた熱交換器と、排気側が室内空気通路に連通
する換気用送風機と、換気用送風機の吸気側を室外に連
通させる室外空気吸気管と、室内空気通路を室外に連通
させる室内空気排気管とを備えたことにより、空調機に
あって新鮮な室外空気を室内に取り込むことができると
ともに、室内の空気を室外へ排気できる。また、室外空
気吸気管室内空気排気管およびドレン管に別々のフレ
キシブルホースを用いるとともに、第1 の流入口、第2
の流入口および一つの流出口を有するアダプターを用い
て、前記第1の流入口に前記室内吸気口を連通させ、前
記流出口に前記室内空気排気管を接続し、前記第2の流
入口から前記ドレン管を前記室内空気排気管内に通すこ
とにより、これらドレン管と室内空気排気管とをまと
め、さらに、前記各フレキシブルホースは、壁に形成さ
れた共通の貫通孔を通して室内から室外へ導出したの
で、施工に際して室外空気吸気管室内空気排気管およ
びドレン管の配管作業が容易にでき、配管に要するスペ
ースも少なくできるとともに、コストも下げられる。
【0029】請求項の発明の換気装置によれば、請求
の発明の効果に加えて、換気用送風機の排気側にフ
ィルターを設けたので、室外から室内に取り入れられる
室外空気を清浄にでき、また、前記フィルターを前記室
内空気通路中のフィルターと兼用したので、構成を簡略
化でき、コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】気装置の例を示す分解側面図である。
【図2】同上エアコンの室内ユニットの斜視図である。
【図3】同上空調システム全体の概略を示す説明断面図
である。
【図4】同上配管の断面図である。
【図5】本発明の換気装置の第実施例を示すもので、
配管の一部を断面にした斜視図である。
【図6】本発明の換気装置の第実施例を示す正面図で
ある。
【図7】本発明の換気装置の第実施例を示す正面図で
ある。
【図8】本発明の換気装置の実施例を示すもので、配管
の断面図である。
【符号の説明】
2 室内 3 室外4 壁 5 貫通孔 11 室内ユニット 12 エアコン本体(装置本体) 14 室内吸気口 15 室内排気口 17 室内空気通路 18 エアコンファンモーター(循環用送風機) 19 熱交換器 23 エアフィルター(フィルター) 24 室外空気吸気ファンモーター(換気用送風機) 24a 吸気側 24b 排気ノズル(吸気側) 25 室外空気吸気管 31 室内空気排気管 32 ドレン管 36,38 室内ユニット 37,39 熱交換換気扇(換気装置) 41,42 室内排気口 43,44 装置本体 45,46 室内吸気口 51 T型アダプター(アダプター)53 第1の流入口 54 流出口 55 第2の流入口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 7/08 F24F 7/08 101 F24F 1/00 431

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に設けられた室内吸気口および
    室内排気口と、室外に連通する室外空気吸気管と、この
    室外空気吸気管から前記室内排気口へ送風する換気用送
    風機と、前記室内吸気口を室外へ連通させる室内空気排
    気管とを備え、前記室外空気吸気管および室内空気排気
    管に別々のフレキシブルホースを用い、これらのフレキ
    シブルホースは、壁に形成された共通の貫通孔を通して
    室内から室外へ導出し、前記室内空気排気管内に水を排
    出するフレキシブルホースからなるドレン管を通し、第
    1の流入口、第2の流入口および一つの流出口を有する
    アダプターを用い、前記第1の流入口に前記室内吸気口
    を連通させ、前記流出口に前記室内空気排気管を接続
    し、前記第2の流入口から前記ドレン管を前記室内空気
    排気管内に通したことを特徴とする換気装置。
  2. 【請求項2】 空調機の室内ユニットに設けられた室内
    吸気口および室内排気口と、前記室内吸気口から室内排
    気口へ送風する循環用送風機と、前記室内吸気口から室
    内排気口への室内空気通路中に設けられた熱交換器と、
    排気側が前記室内空気通路に連通する換気用送風機と、
    換気用送風機の吸気側を室外に連通させる室外空気吸気
    管と、前記室内空気通路を室外に連通させる室内空気排
    気管とを備え、前記室外空気吸気管および室内空気排気
    管に別々のフレキシブルホースを用い、これらのフレキ
    シブルホースは、壁に形成された共通の貫通孔を通して
    室内から室外へ導出し、前記室内空気排気管内に前記熱
    交換器のフレキシブルホースからなるドレン管を通し、
    第1の流入口、第2の流入口および一つの流出口を有す
    るアダプターを用い、前記第1の流入口に前記室内吸気
    口を連通させ、前記流出口に前記室内空気排気管を接続
    し、前記第2の流入口から前記ドレン管を前記室内空気
    排気管内に通したことを特徴とする換気装置。
  3. 【請求項3】 前記換気用送風機の排気側にフィルター
    を設け、このフィルターを前記室内空気通路中のフィル
    ターと兼用したことを特徴とする請求項記載の換気装
    置。
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