JP2942794B2 - Cdパッケージ - Google Patents

Cdパッケージ

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JP2942794B2
JP2942794B2 JP11755995A JP11755995A JP2942794B2 JP 2942794 B2 JP2942794 B2 JP 2942794B2 JP 11755995 A JP11755995 A JP 11755995A JP 11755995 A JP11755995 A JP 11755995A JP 2942794 B2 JP2942794 B2 JP 2942794B2
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則俊 阿久井
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Sega Enterprises Ltd
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスク
(以下、CDと略称する)を包装するCDパッケージに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、キーチェーンを取り付けた収納部
にCDを収納することにより、キーホルダとしてCDを
持ち運ぶことができるアクセサリが知られている。図1
2に示すように、キーホルダ1は、開放端2,3を有す
るリング状のCD収納部4と、CDシングル5と共にC
D収納部4に収納される2枚のプラスチックカバー6,
7と、CD収納部4に装着されるキーチェーン8とを有
している。
【0003】CD収納部4には、内側全周に渡って溝
(図示せず)が形成されている。開放端2,3は、共に
外側に屈曲して形成されており、対向面を除く外周面に
ネジ山が形成されている。開放端2,3同士を密着する
ことにより、CD収納部4が縮径する。キーチェーン8
には、キャラクタ商品等からなる装飾部9が取り付けら
れている。装飾部9の下端には、密着した状態の開放端
2,3をネジ込むことができるネジ穴(図示せず)が形
成されている。
【0004】CD収納部4にCDシングル5を収納する
には、次のようにする。先ず、開放端2,3が離反する
ようにして、CD収納部4を広げる。広げたCD収納部
4の溝に、CDシングル5と、CDシングル5を両側か
ら挟み込んだ2枚のプラスチックカバー6,7を、共に
挿入する。次に、開放端2,3を密着する。開放端2,
3を密着すると、CDシングル5は、2枚のプラスチッ
クカバー6,7と共に、周囲を縁取りされた状態でCD
収納部4に収納される。続いて、密着した開放端2,3
を、装飾部9のネジ穴にネジ込む。開放端2,3を、装
飾部9にネジ込むことにより、CD収納部4にキーチェ
ーン8が装着される。
【0005】なお、CD収納部4からCDシングル5を
取り出す場合は、CD収納部4からキーチェーン8を外
す。キーチェーン8は、装飾部9を回して、ネジ穴と開
放端2,3の螺合を解除することにより、CD収納部4
から取り外すことができる。キーチェーン8を取り外し
た後、CD収納部4を押し広げ、2枚のプラスチックカ
バー6,7と共にCDシングル5を溝から引き抜く。
【0006】従って、キーホルダ1により、CDシング
ル5をCD収納部4に収納して気軽に持ち運ぶことがで
きる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キーホ
ルダ1にあっては、CD収納部4からCDシングル5を
取り出すために行う取出し操作時に、CDシングル5を
取り落とし易いという問題点があった。即ち、収納され
ているCDシングル5は、リング状に形成されたCD収
納部4の溝に周囲を保持されているのみであるため、C
D収納部4を押し広げた場合に支えを無くしてCD収納
部4から容易に落下してしまう。
【0008】また、CD収納部4からキーチェーン8を
外した場合、突起物である開放端2,3が露出状態にな
る。開放端2,3の外周面にはネジ部が形成されている
ため、露出状態になった開放端2,3が、周囲のものに
引っ掛かり易いという問題点もある。本発明の目的は、
収納部からCDを取り出す際に取り落とし難く、また、
引っ掛かり易い突起物が露出状態になることがないCD
パッケージを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本体と、前
記本体の表面に凹部状に形成され、コンパクトディスク
を収納する収納部と、前記収納部に収納された前記コン
パクトディスクを覆うように、前記収納部に装着される
蓋と、前記本体と前記蓋との間において、前記本体と前
記収納部に装着された前記蓋とを、前記収納部のほぼ中
央部で係止する係止部とを有し、前記係止部は、前記本
体の外面に露出し、前記本体に回動可能に装着された操
作部と、前記操作部の回動操作により前記操作部が係合
若しくは螺合又は離脱する受け部とを有することを特徴
とするCDパッケージにより達成される。
【0010】また、上記目的は、前記本体が、キーチェ
ーンを有することを特徴とするCDパッケージにより達
成される。また、上記目的は、前記蓋が、前記蓋を通し
て前記コンパクトディスクを目で見ることができる透明
体により形成されていることを特徴とするCDパッケー
ジにより達成される。
【0011】また、上記目的は、前記受け部が、装飾部
を更に有することを特徴とするCDパッケージにより達
成される。更に、上記目的は、前記コンパクトディスク
の外面と前記本体または前記蓋との間に間隙を形成する
スペーサを更に有することを特徴とするCDパッケージ
により達成される。
【0012】
【作用】本発明によれば、本体と、前記本体の表面に凹
部状に形成され、コンパクトディスクを収納する収納部
と、前記収納部に収納された前記コンパクトディスクを
覆うように、前記収納部に装着される蓋と、前記本体と
前記蓋との間において、前記本体と前記収納部に装着さ
れた前記蓋とを、前記収納部のほぼ中央部で係止する係
止部とを有し、前記係止部は、前記本体の外面に露出
し、前記本体に回動可能に装着された操作部と、前記操
作部の回動操作により前記操作部が係合若しくは螺合又
は離脱する受け部とを有するので、収納部からコンパク
トディスクを取り出す際に取り落とし難く、また、引っ
掛かり易い突起物が露出状態になることがない。また、
本体外から操作する操作部の回動操作により操作部を受
け部に対し係合若しくは螺合又は離脱することができ
る。
【0013】また、前記本体が、キーチェーンを有すれ
ば、キーホルダとして使用することができる。また、前
記蓋が、前記蓋を通して前記コンパクトディスクを目で
見ることができる透明体により形成されていれば、蓋を
通してコンパクトディスクのレーベル面或は記録面を目
で見ることができる。
【0014】また、前記受け部が装飾部を更に有すれ
ば、装飾部により蓋の外表面側を飾るアクセサリとする
ことができる。更に、前記コンパクトディスクの外面と
前記本体または前記蓋との間に間隙を形成するスペーサ
を更に有すれば、コンパクトディスクの記録面及びレー
ベル面の何れも、収納部或は蓋に接触することなく収納
することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例によるCDパッケージ
を図1〜図12を用いて説明する。 (実施例1)以下、本発明の実施例1によるCDパッケ
ージを図1〜図8を用いて説明する。
【0016】図1は、CDパッケージ10を表面から見
た斜視図であり、図2は、CDパッケージ10を裏面か
ら見た斜視図である。図1及び図2に示すように、CD
パッケージ10は、円盤状の本体11と、本体11の表
面11a側に装着された蓋12と、蓋12に装着された
装飾部13と、本体11の裏面11b側に装着された操
作部であるツマミ14とを有している。このCDパッケ
ージ10には、1枚のCDシングル15をパッケージす
ることができる(図4参照)。
【0017】図1及び図3に示すように、本体11は、
皿状を呈しており、本体11の表面11aには、凹部状
の収納部16が形成されている。本体11の周縁は裏面
11b側に屈曲しており、収納部16の深さに相当する
幅の周壁17を形成している。収納部16は、段差面1
8を有する上下二段に形成されている。下段部19は、
CDシングル15とほぼ同一の大きさを有しており、1
枚のCDシングル15を横置きに収納することができ
る。上段部20は、下段部19より若干拡大した内径を
有しており、段差面18に蓋12を載せることができ
る。段差面18に蓋12を載せることにより、CDシン
グル15を覆うように、上段部20に蓋12を収納する
ことができる。上段部20の内周面には、上段部20の
中心を通る対向位置に、一対の係止用突部21(他方図
示せず)が形成されている。係止用突部21は、内周面
が直線状に膨出しており、蓋12の回り止めとして機能
する(図3参照)。
【0018】収納部16の中心には、収納部16の底面
16aを貫通する収納部開口22が開けられている。収
納部開口22の周縁の一部には、扇状の切欠23が形成
されている。この切欠23に対応して、本体11の裏面
11bには、位置決め用の印24と共にOPENとLO
CKの文字が表示されている(図2参照)。周壁17に
は、山型の突出部25が形成されている。突出部25に
は、穴25aが開いており、この穴25aに、キーチェ
ーン26の下端リング26aが取り付けられている。キ
ーチェーン26の上端には、キーを着脱自在に装着する
ことができるキーリング26bが取り付けられている。
【0019】本体11の裏面11b側には、本体11の
外面に露出するツマミ14が装着されている。ツマミ1
4は、ほぼ四角形状に形成されており、表面の一角部に
は位置決め用の印27が表示されている(図2参照)。
ツマミ14の各辺は、指を掛け易いように凹ませてあ
る。ツマミ14の裏面のほぼ中心には、ネジボス28が
形成されている。ネジボス28の周囲には、円形の突出
壁29が形成されている。ネジボス28は、本体11の
裏面11b側にツマミ14が装着された際に、本体11
の表面11a側に突出する長さを有している。
【0020】本体11の表面11a側に突出したネジボ
ス28の先端には、ツマミ止め30が取り付けられてい
る。図4及び図5に示すように、ツマミ止め30は、ボ
ス受け31を有している。ボス受け31は、ツマミ止め
30の裏面側に開口すると共に、表面側に開口する皿穴
32に連通している(図4参照)。ボス受け31の外周
には、開口側に、収納部開口22より大きな外径のフラ
ンジ部33が形成されており、皿穴32側に、フランジ
部33に沿って広がる3枚の係止板34が形成されてい
る。各係止板34は、等間隔離間して配置されている
(図4(a)参照)。各係止板34とフランジ部33の
間には、間隙aが設けられている(図4(b)参照)。
フランジ部33の裏面側には、収納部開口22に嵌め込
むことができる円形壁部35が突設されている(図4
(b)参照)。円形壁部35の高さは、本体11の肉厚
にほぼ一致している。円形壁部35の外側には、円形壁
部35を収納部開口22に嵌め込んだ際に、収納部開口
22の切欠23内に位置する係止突起36が形成されて
いる(図4(b)参照)。
【0021】このツマミ止め30は、ボス受け31にツ
マミ14のネジボス28の先端を挿入して、皿穴32か
らビス37をネジボス28にネジ止めすることにより、
ツマミ14に固着することができる(図5参照)。ツマ
ミ14を収納部開口22内で回動すると、ツマミ止め3
0もツマミ14と一体化して回動する。回動量は、切欠
23内を移動する係止突起に36より規制される。即
ち、ツマミ14とツマミ止め30は、本体11に回動可
能に装着されている。
【0022】図3に示すように、蓋12は、ポリ塩化ビ
ニール(PVC)等の透明体により、薄い円盤状に形成
されている。蓋12の周縁には、上段部20に形成され
た一対の係止用突部21に対応するカット部38が形成
されている。蓋12の中心には、蓋開口39が開けられ
ている。蓋開口39には、切欠40が形成されている。
【0023】なお、収納部開口22と蓋開口39は、共
にCDシングル15のセンターホール15a(図3参
照)とほぼ同一の大きさの内径を有している。図1及び
図5に示すように 装飾部13は、例えば、人気のある
キャラクタ等の浮き彫りにより形成されている。凹凸の
ある表面側に対し、裏面側は平坦な周縁端面41を有し
ている。装飾部13の裏面のほぼ中心には、ネジボス4
2が形成されている。ネジボス42は、装飾部13の周
縁より低く形成されている。
【0024】ネジボス42の先端には、受け部である飾
り止め43が取り付けられている。図5及び図6に示す
ように、飾り止め43は、ボス受け44を有している。
ボス受け44は、飾り止め43の裏面側に開口すると共
に、表面側に開口する皿穴45に連通している(図6
(b)参照)。ボス受け44の皿穴45側には、蓋開口
39に嵌め込むことができる挿入部46が形成されてい
る。挿入部46の外周には、蓋開口39より大きな外径
のフランジ部47と共に、蓋開口39の切欠40に係合
する係合壁48(図6(a)参照)が形成されている。
【0025】図5に示すように、挿入部46は、ツマミ
止め30の3枚の係止板34を収納することができる内
部空間49を有している(図6(b)参照)。内部空間
49は、ボス受け44の反対側に開口する開口部49a
を有しており、開口部49aから、3枚の係止板34を
内部空間49に挿入することができる。開口部49aに
は、3枚の係止板34の配置状態に対応して3ヶ所に抜
止め部50が形成されている(図6(b)参照)。3枚
の係止板34の位置を、開口部49aから内部空間49
に挿入した後にずらすことにより、内部空間49内の各
係止板34を各抜け止め部50に係止することができ
る。
【0026】各抜け止め部50と各係止板34の位置関
係は、ツマミ止め30と一体化したツマミ14の位置決
め用の印27がLOCK表示対応時に係止状態になり、
位置決め用の印27がOPEN表示対応時に係止解除状
態になるように、形成されている。よって、本体11外
から操作するツマミ14の一操作により、ツマミ止め3
0を介してツマミ14を飾り止め43に対し係合或は離
脱することができる。ツマミ14は、一操作でLOCK
表示とOPEN表示の間を回動する。
【0027】各抜け止め部50の肉厚は、ツマミ止め3
0の各係止板34とフランジ部33の間に形成された間
隙aにほぼ一致している。従って、内部空間49内の3
枚の係止板34が各抜け止め部50に係止した状態で、
各抜け止め部50は間隙aに入り込んだ状態となる。こ
の結果、ツマミ止め30と飾り止め43は、結合状態と
なって一体化する。
【0028】ツマミ止め30と飾り止め43が一体化し
た際、ツマミ止め30のフランジ部33と飾り止め43
のフランジ部47との間には、CDシングル15の肉厚
に相当する間隙bが形成される(図5参照)。この飾り
止め43は、ボス受け44に装飾部13のネジボス42
の先端を挿入して、皿穴45からビス51をネジボス4
2にネジ止めすることにより、装飾部13に固着するこ
とができる(図5参照)。装飾部13と飾り止め43が
固着され一体化することにより、装飾部13の周縁端面
41とフランジ部47との間には、蓋12の肉厚に相当
する間隙cが形成される(図5参照)。
【0029】装飾部13により、受け部としての飾り止
め43を蓋12に装着することができると共に、蓋12
の外表面側を飾るアクセサリとすることができる。上記
構成を有するCDパッケージの組み立て方法を、図3及
び図5により以下に示す。先ず、ツマミ14を、収納部
開口22を覆うように、本体11の裏面11b側に装着
する。ツマミ14のネジボス28は、収納部開口22を
通って、本体11の表面11a側である収納部16内に
突出する(図5参照)。
【0030】続いて、係止突起36が切欠23内に位置
するように、円形壁部35を収納部開口22に嵌め込ん
で、ネジボス28にツマミ止め30をネジ止めする(図
3参照)。ネジ止めに際しては、係止突起36が切欠2
3内のOPEN表示に対応した位置で、ツマミ14の位
置決め用の印27がOPEN表示に対応するように、位
置決めする。
【0031】ツマミ止め30をツマミ14に固着するこ
とにより、ツマミ14の突出壁29が本体11の裏面1
1bに当接し、本体11を突出壁29とフランジ部33
との間に挟持した状態になる(図5参照)。また、ツマ
ミ14は、LOCK表示とOPEN表示の間で回動可能
(図2矢印参照)に装着され、ツマミ14の回動と共
に、ツマミ止め30も回動する。
【0032】次に、装飾部13を、蓋開口39を覆うよ
うに蓋12の表面側に装着する。続いて、係合壁48が
蓋開口39の切欠40に係合するように、挿入部46を
蓋開口39に嵌め込んで、装飾部13のネジボス42に
飾り止め43をネジ止めする(図3参照)。飾り止め4
3を装飾部13に固着することにより、装飾部13の周
縁端面41が蓋12の表面に当接し、蓋12を周縁端面
41とフランジ部47との間に挟持した状態になる。係
合壁48が切欠40に係合することで、装飾部13は、
本来の正しい向きに位置する(図1参照)。
【0033】この際、ツマミ止め30と飾り止め43の
各ビス37,51は、それぞれ皿穴35,45内に入り
込んでいる。次に、本体11の収納部16の段差面18
に、飾り止め43の表面を向けると共にカット部38が
係止用突部21に位置するように、蓋12を載せる(図
5参照)。即ち、飾り止め43は、蓋12に対し回動不
能に装着され、蓋12は、本体11に対し回動不能に装
着される。この状態で、ツマミ止め30の3枚の係止板
34は、飾り止め43の内部空間49内に入り込む。
【0034】続いて、ツマミ14を、位置決め用の印2
7がLOCK表示位置に対応するように、時計回り方向
に回す。ツマミ14を回すと、内部空間49内の3枚の
係止板34が各抜け止め部50に係止し、ツマミ止め3
0と飾り止め43は結合状態となって一体化する(図5
参照)。ツマミ止め30と飾り止め43が一体化するこ
とにより、蓋12は収納部16に装着される。
【0035】この結果、本体11に形成された収納部1
6を透明な蓋12で覆い、キーホルダとして使用するこ
とができるCDパッケージ10が形成される。収納部1
6には、CDシングル15を収納することができる。な
お、本体11から蓋12を外す場合は、以下のようにす
る。先ず、ツマミ14を、位置決め用の印27がOPE
N表示位置に対応するように、反時計回り方向に回す。
ツマミ14を回すと、内部空間49内の3枚の係止板3
4と各抜け止め部50との係止が解除される。3枚の係
止板34の係止が解除されると、ツマミ止め30と飾り
止め43の結合状態が解除される。
【0036】従って、ツマミ止め30と飾り止め43
は、本体11と蓋12との間において、本体11と収納
部16に装着された蓋12とを係止する係止部として機
能する。続いて、蓋12を収納部16から取り出す。蓋
12を収納部16から取り出すことにより、本体11と
蓋12が分離し、本体11の収納部16が露出する。
【0037】次に、CDパッケージの作用を図7及び図
8により説明する。先ず、ツマミ14を反時計方向に回
して(図7参照)本体11から蓋12を外す。続いて、
蓋12を取り外した本体11の収納部16の下段部19
に、CDシングル15を収納する(図8参照)。収納
時、CDシングル15のセンターホール15a内から、
3枚の係止板34が突出する。
【0038】次に、収納部16に収納されたCDシング
ル15を覆うように、収納部16の段差面18に蓋12
を載せる(図8参照)。続いて、ツマミ14を時計方向
に回して(図7参照)蓋12を本体11に固定する。ツ
マミ14を回すと、ツマミ止め30と飾り止め43が結
合状態となり、蓋12と本体11が一体化する。
【0039】ツマミ14を回す際、操作者は、装飾部1
3や蓋12を回動しないように保持することはなく、一
方の手で本体11を持ち、他方の手でツマミ14を持っ
て回転すればよい(図7参照)。飾り止め43は、蓋1
2に対し回動不能に装着され、蓋12は、本体11に対
し回動不能に装着されているためである。また、蓋12
と本体11が一体化する際、CDシングル15は、ツマ
ミ止め30のフランジ部33と飾り止め43のフランジ
部47との間に挟持される(図5参照)。従って、CD
シングル15の記録面及びレーベル面の何れも、収納部
16の底面16a或は蓋12の裏面に接触することなく
収納することができる。
【0040】よって、ツマミ止め30のフランジ部33
と飾り止め43のフランジ部47は、CDシングル15
の記録面と本体11または蓋12との間に間隙を形成す
るスペーサとして機能する。この結果、CDシングル1
5を、CDパッケージ10にパッケージすることがで
き、パッケージされたCDシングル15を、キーホルダ
として気軽に持ち運ぶことができる(図1参照)。ま
た、CDシングル15のレーベル面を表面にして、CD
パッケージ10にパッケージすることにより、蓋12を
通してレーベル面を目で見ることができる。一方、記録
面を表面にして、CDパッケージ10にパッケージする
ことにより、蓋12を通して記録面を目で見ることがで
きる。
【0041】なお、収納部16内のCDシングル15
は、ツマミ14を反時計方向に回して本体11から蓋1
2を外すことにより、収納部16内から取り出すことが
できる。取り出す際、本体11から蓋12を外しても、
CDシングル15は収納部16内に収納されているの
で、ツマミ14を操作する取出し操作時に、CDシング
ル15を取り落としてしまうということはない。
【0042】更に、CDパッケージ10の外表面には、
例えば、ネジ部が形成された開放端のような突起物が形
成されていない(図1参照)。従って、周囲のものに引
っ掛かり易い突起物が、露出状態になるということもな
い。このように、本実施例のCDパッケージ10によれ
ば、CD収納部16からCDシングル15を取り出す際
に取り落とし難く、また、引っ掛かり易い突起物が露出
状態になることがない。 (実施例2)以下、本発明の実施例2によるCDパッケ
ージを図9〜図11を用いて説明する。
【0043】図9は、CDパッケージ60の正面図であ
り、図10は、CDパッケージ60の断面図である。図
9及び図10に示すように、このCDパッケージ60
は、皿状の本体61と、本体61の表面61a側に装着
された蓋62と、蓋62に装着された装飾部63と、本
体61の裏面61b側に装着された操作部であるツマミ
64とを有している。このCDパッケージ60には、1
枚のCDシングル15をパッケージすることができる。
【0044】本体は、CDシングル15より拡大された
外径を有する円盤部65と、円盤部65の周囲に取り付
けられたリング部66とを有している。リング部66の
内径は、CDシングル15を収納することができるよう
に、CDシングル15の外径より若干大きく形成されて
いる。リング部66の表面と円盤部65の間は、CDシ
ングル15と蓋62の各厚さを合わせた分以上の深さを
有している。円盤部65のほぼ中心には、CDシングル
15のセンターホール15aとほぼ同一内径の円盤開口
67が開けられている。
【0045】従って、リング部66により囲まれた円盤
部65の表面側には、横置きしたCDシングル15と蓋
62を収納することができる収納部68が形成される。
リング部66の表面66aには、飾り模様69が形成さ
れている。リング部66の外周面66bには、突出部7
0が形成されている。突出部70には、係止穴70aが
開けられており、係止穴70aには、キーチェーン71
の下端リング71aが取り付けられている。キーチェー
ン71の上端には、キーを着脱自在に装着することがで
きるキーリング71bが取り付けられている。
【0046】蓋62は、ポリ塩化ビニール(PVC)等
の透明体により、薄い円盤状に形成されている。蓋62
のほぼ中心には、CDシングル15のセンターホール1
5aとほぼ同一内径の蓋開口72が開けられている。図
11に示すように、装飾部63は、例えば、人気のある
キャラクタ等が立体的に形成されており、凹凸のある表
面63aを有している((a)参照)。これに対し、裏
面63bは平坦面により形成されている((b)参
照)。この装飾部63は、ダイキャスト製法により形成
されており、光沢と共に重量感を有している。裏面63
bのほぼ中心には、周囲にネジ山73を有する係止突部
74が突設されている。この係止突部74は、横置きに
した蓋62とCDシングル15と円盤部65を貫通して
ツマミ64に係止することができる長さを有している
(図10参照)。
【0047】図10及び図11(a)に示すように、ツ
マミ64は、やや厚みを有する円盤状に形成されてお
り、裏面64aのほぼ中心に、係止突部74のネジ山7
3が螺合するネジ穴75を有している。次に、CDパッ
ケージの作用を説明する。先ず、本体61の収納部68
に、CDシングル15を収納する。収納時、CDシング
ル15のセンターホール15aと円盤開口67がほぼ一
致する。
【0048】続いて、CDシングル15を覆うように、
CDシングル15の上に蓋62を重ねて、収納部68に
蓋62を収納する(図10参照)。収納時、CDシング
ル15のセンターホール15aと蓋開口72がほぼ一致
する。次に、蓋開口72に係止突部74を挿入して、蓋
62の表面側に装飾部63を装着する。蓋開口72に挿
入した係止突部74の先端74aは、円盤開口67から
本体61の裏面61b側に突出する。
【0049】続いて、係止突部74の先端74aをネジ
穴75に合わせてツマミ64を時計方向に回転し、係止
突部74にツマミ64を装着する。係止突部74にツマ
ミ64を装着することにより、CDシングル15は、本
体61の円盤部65と蓋62の間に挟持される(図10
参照)。従って、装飾部63とツマミ64は、本体61
と蓋62との間において、本体61と収納部16に装着
された蓋62とを係止する係止部として機能する。
【0050】この結果、CDシングル15を、CDパッ
ケージ60にパッケージすることができ、パッケージさ
れたCDシングル15を、キーホルダとして気軽に持ち
運ぶことができる。また、CDシングル15のレーベル
面を表面にして、CDパッケージ60にパッケージする
ことにより、蓋62を通してレーベル面を目で見ること
ができる。一方、記録面を表面にして、CDパッケージ
60にパッケージすることにより、蓋62を通して記録
面を目で見ることができる。
【0051】なお、収納部68内のCDシングル15
は、ツマミ64を反時計方向に回して本体61から蓋6
2を外すことにより、収納部68内から取り出すことが
できる。取り出す際、本体61から蓋62を外しても、
CDシングル15は収納部68内に収納されているの
で、ツマミ64を操作する取出し操作時に、CDシング
ル15を取り落としてしまうということはない。
【0052】更に、CDパッケージ60の外表面には、
例えば、ネジ部が形成された開放端のような突起物が形
成されていない。従って、周囲のものに引っ掛かり易い
突起物が、露出状態になるということもない。このよう
に、本実施例のCDパッケージ10によれば、CD収納
部16からCDシングル15を取り出す際に取り落とし
難く、また、引っ掛かり易い突起物が露出状態になるこ
とがない。
【0053】また、図11(a)に示すように、本体6
1から取り外した装飾部63をツマミ64に装着して、
例えば、机上に置くことにより、装飾部63をマスコッ
トとして飾ることもできる。なお、本発明は上記各実施
例に限らず種々の変形が可能であり、例えば、本体11
の外形形状を、矩形や楕円或は多角形等に形成してもよ
い。これは、収納部16の外形形状についても同様であ
る。
【0054】また、収納部16,68には、例えば、2
枚或はそれ以上の複数のCDシングル15を横置きに収
納することもできる。この場合、収納部16の下段部1
9或は収納部68の深さを、収納枚数に合わせて深くす
ればよい。また、収納部16,68及び蓋12,62を
大きくすることにより、通常のCDを収納することもで
きる。
【0055】また、蓋12,62は、透明体により形成
する他、半透明体或は様々な色の不透明体により形成し
てもよい。更に、装飾部13,63は、キャラクタの
他、動物や植物等の様々なアクセサリにより形成しても
よい。
【0056】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、本体と、
前記本体の表面に凹部状に形成され、コンパクトディス
クを収納する収納部と、前記収納部に収納された前記コ
ンパクトディスクを覆うように、前記収納部に装着され
る蓋と、前記本体と前記蓋との間において、前記本体と
前記収納部に装着された前記蓋とを、前記収納部のほぼ
中央部で係止する係止部とを有し、前記係止部は、前記
本体の外面に露出し、前記本体に回動可能に装着された
操作部と、前記操作部の回動操作により前記操作部が係
合若しくは螺合又は離脱する受け部とを有するので、収
納部からコンパクトディスクを取り出す際に取り落とし
難く、また、引っ掛かり易い突起物が露出状態になるこ
とがない。また、本体外から操作する操作部の回動操作
により操作部を受け部に対し係合若しくは螺合又は離脱
することができる。
【0057】また、前記本体が、キーチェーンを有すれ
ば、キーホルダとして使用することができる。また、前
記蓋が、前記蓋を通して前記コンパクトディスクを目で
見ることができる透明体により形成されていれば、蓋を
通してコンパクトディスクのレーベル面或は記録面を目
で見ることができる。
【0058】また、前記受け部が装飾部を更に有すれ
ば、蓋の外表面側を飾るアクセサリとすることができ
る。更に、前記コンパクトディスクの外面と前記本体ま
たは前記蓋との間に間隙を形成するスペーサを更に有す
れば、コンパクトディスクの記録面及びレーベル面の何
れも、収納部或は蓋に接触することなく収納することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1によるCDパッケージを表面
から見た斜視図である。
【図2】本発明の実施例1によるCDパッケージを裏面
から見た斜視図である。
【図3】本発明の実施例1によるCDパッケージの分解
構成図である。
【図4】本発明の実施例1によるCDパッケージのツマ
ミ止めを示しており、(a)は平面図、(b)は側面図
である。
【図5】本発明の実施例1によるCDパッケージのCD
収納状態における一部省略した断面図である。
【図6】本発明の実施例1による飾り止めを示してお
り、(a)は側面図、(b)は(a)において下方から
見た平面図である。
【図7】本発明の実施例1によるCDパッケージのツマ
ミ操作状態を示す説明図である。
【図8】本発明の実施例1によるCDパッケージの本体
と、本体に収納するCDと、CDを覆って装着される蓋
とを示す説明図である。
【図9】本発明の実施例2によるCDパッケージの正面
図である。
【図10】本発明の実施例2によるCDパッケージのC
D収納状態における一部断面した説明図である。
【図11】本発明の実施例2によるCDパッケージの装
飾部を示しており、(a)は、ツマミに装着する状態の
説明図、(b)は裏側から見た状態の斜視図である。
【図12】従来のCDパッケージの分解構成図である。
【符号の説明】 10…CDパッケージ 11…本体 11a…表面 11b…裏面 12…蓋 13…装飾部 14…ツマミ 15…CDシングル 15a…センターホール 16…収納部 16a…底面 17…周壁 18…段差面 19…下段部 20…上段部 21…係止用突部 22…収納部開口 23…切欠 24…位置決め用の印 25…突出部 25a…穴 26…キーチェーン 26a…下端リング 26b…キーリング 27…位置決め用の印 28…ネジボス 29…突出壁 30…ツマミ止め 31…ボス受け 32…皿穴 33…フランジ部 34…係止板 35…円形壁部 36…係止突起 37…ビス 38…カット部 39…蓋開口 40…切欠 41…周縁端面 42…ネジボス 43…飾り止め 44…ボス受け 45…皿穴 46…入部 47…フランジ部 48…係合壁 49…内部空間 49a…開口部 50…抜止め部 60…CDパッケージ 61…本体 61a…表面 61b…裏面 62…蓋 63…装飾部 63a…表面 63b…裏面 64…ツマミ 65…円盤部 66…リング部 66a…表面 66b…外周面 67…円盤開口 68…収納部 69…飾り模様 70…突出部 70a…係止穴 71…キーチェーン 71a…下端リング 71b…キーリング 72…蓋開口 73…ネジ山 74…係止部 74a…先端 75…ネジ穴 a…間隙 b…間隙 c…間隙

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、 前記本体の表面に凹部状に形成され、コンパクトディス
    クを収納する収納部と、 前記収納部に収納された前記コンパクトディスクを覆う
    ように、前記収納部に装着される蓋と、 前記本体と前記蓋との間において、前記本体と前記収納
    部に装着された前記蓋とを、前記収納部のほぼ中央部で
    係止する係止部とを有し、 前記係止部は、前記本体の外面に露出し、前記本体に回
    動可能に装着された操作部と、前記操作部の回動操作に
    より前記操作部が係合若しくは螺合又は離脱する受け部
    とを有する ことを特徴とするCDパッケージ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のCDパッケージにおい
    て、 前記本体は、キーチェーンを有することを特徴とするC
    Dパッケージ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のCDパッケージ
    において、 前記蓋は、前記蓋を通して前記コンパクトディスクを目
    で見ることができる透明体により形成されていることを
    特徴とするCDパッケージ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    CDパッケージにおいて、前記受け部は、装飾部を更に有する ことを特徴とするC
    Dパッケージ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の
    CDパッケージにおいて、 前記コンパクトディスクの外面と前記本体または前記蓋
    との間に間隙を形成するスペーサを更に有することを特
    徴とするCDパッケージ。
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