JP2941718B2 - 床荷重支持具 - Google Patents

床荷重支持具

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JP2941718B2 JP22053396A JP22053396A JP2941718B2 JP 2941718 B2 JP2941718 B2 JP 2941718B2 JP 22053396 A JP22053396 A JP 22053396A JP 22053396 A JP22053396 A JP 22053396A JP 2941718 B2 JP2941718 B2 JP 2941718B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は床荷重支持具に関す
る。さらに詳しくは、曲げ剛性が高められてなる床荷重
支持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、床荷重支持具として、図9に
示すような厚肉パイプのpの両端部に絞り加工を施し、
ついで一方の絞り部内面に、例えば右ねじをタップによ
り形成し、他方の絞り部内面に前記と反対の左ねじをタ
ップにより形成してなるパイプ式ターンバックル胴aの
一端に床受け部材bを螺着し、他端に底部部材cを螺着
してなる鋼製束dが知られている。
【0003】しかしながら、この従来の鋼製束dは、直
径が小さなパイプ式ターンバックル胴aを用いている関
係上、床の基礎からの高さが高くなり、パイプ式ターン
バックル胴aの長さや床受け部材bおよび底部部材cの
ボルトの長さが長くなると曲げ剛性が不足する結果、人
が歩行するなどして床に荷重が掛かった際にパイプ式タ
ーンバックル胴aや床受け部材bおよび底部部材cのボ
ルトが曲がり、床の撓みやそれに起因する床鳴りが生ず
るという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、床の基礎からの
高さが高くなっても充分な曲げ剛性を有する床荷重支持
具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の床荷重支持具
は、床部材を受ける床部材受け部と、前記床部材受け部
に頭部が固着されて下方に突出させられている雄ねじ部
材と、前記床部材受け部の方向を所定方向に維持しなが
ら前記雄ねじ部材を昇降させる、鍔付きナットの鍔をベ
ース部材と押さえ部材とにより回動可能に挾持してなる
昇降手段と、前記雄ねじ部材の昇降を規制するロック手
段と、前記昇降手段を載置する所望の曲げ剛性とされて
いる胴部を有する支持部材とを備えてなることを特徴と
する。
【0006】 この所望の曲げ剛性とされている胴部
は、例えば所定サイズの中空パイプとされる。また、前
記鍔の挾持が滑り摩擦係数の小さな合成樹脂部材を介し
てなされるのが好ましい。
【0007】また、前記ロック手段は、例えば前記雄ね
じ部材に螺着される下部に前記鍔付きナットを収納する
収納空間を有し、上部に雌ねじ体を有するロック部材
と、前記押さえ部材とからなり、前記ロック部材の底面
により前記押さえ部材の鍔付きナットの鍔を収納してい
る部分を押圧することにより鍔付きナットの回転を規制
することによりロックをなすものである。
【0008】
【作用】本発明の床荷重支持具は、前記のごとく構成さ
れているので、床の基礎からの高さが高くなり、それに
ともない床荷重支持具の丈が高くなっても曲げ剛性の不
足による床荷重支持具の曲がりが生じない。そのため、
床荷重支持具の曲がりによる床の撓みや、それに起因す
る床鳴りを生ずることがない。
【0009】また、昇降手段が床部材受け部の方向を所
定方向に維持し、かつ支持部材も固定しながら前記ねじ
部材を昇降させることができる、つまり固定されている
支持部材で大引を支持したままで前記ねじ部材を昇降さ
せることができるので、据付け後において床荷重支持具
のメンテナンスが必要になった場合、メンテナンスが容
易になし得る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はかか
る実施の形態のみに限定されるものではない。
【0011】実施の形態1 本発明の実施の形態1の床荷重支持具1を図1および図
2に示し、この床荷重支持具1は、大引を受ける変形U
字状の床受け部材10と、この床受け部材10に頭部2
1が固着されてねじ部22が下方に突出させられている
雄ねじ部材20と、この雄ねじ部材20と螺着される雌
ねじ部材31を有する昇降手段30と、この昇降手段3
0による雄ねじ部材31の昇降を規制するロック部材4
1と、この昇降手段30を載置している所望の曲げ剛性
の胴部51を有する支持部材50とを主要構成要素とし
てなる。なお、変形U字状の床受け部材10および雄ね
じ部材20は、従来より鋼製束に用いられているものと
同様とされているので、その詳細な説明は省略する。
【0012】昇降手段30は、図3に示すように、ベー
ス部材32の中央部に円孔32aを設け、このベース部
材32上に前記円孔32aと同一内径を有する合成樹脂
からなる第1樹脂リング33を前記円孔32aの縁に位
置させて載置し、この第1樹脂リング33の上に、基端
部31aが前記円孔32aの内径よりも若干小さな外径
の中空円筒とされている鍔付きナット(雌ねじ部材)3
1の鍔31bを、前記中空円筒の基端部31aを前記円
孔32aに遊嵌させた状態で載置し、この鍔31bの上
面に第1樹脂リング33と同材質で同サイズの第2樹脂
リング34を載置し、つまり、第1樹脂リング33およ
び第2樹脂リング34により鍔31bを挾持した状態と
する。
【0013】そして、その状態で前記鍔31bを収納す
るために、中央部が円形台状に突出させられて突出部3
5aが設けられるとともに、その突出部35aの中央部
に前記に鍔付きナット31のナット部31cを突出させ
るための円孔35bを有する押さえ部材35を、前記鍔
付きナット31に被せた状態でベース部材32にビス留
めにて固定することにより、前記突出部35aによりナ
ット部31cが突出した状態で鍔31bが押さえられ
る。この場合、鍔付きナット31の鍔31bは第1樹脂
リング33と第2樹脂リング34に挾持されているの
で、鍔付きナット31は前記突出部35aにより押さえ
られた状態においても円滑な回動をなすことができる。
また、この回動の際に鍔31bの側面が突出部35a内
面と擦れることがないように、鍔31bの側面と突出部
35a内面との間には所定の隙間Sが形成されるよう突
出部35a内径が調整されている。ここで、この鍔付き
ナット31の回動をより一層円滑なものとするために
は、第1樹脂リング33および第2樹脂リング34は、
テフロンなどの滑り摩擦係数が小さいものとされるのが
好ましい。
【0014】また、前記ベース部材32は、図3に示す
ように、後述する支持部材50の胴部51に載置される
ように中央部がほぼ正方形の平板32bとされるととも
に、左右あるいは前後の両端部が所定長さで下方に折り
曲げられて、前記支持部材50の胴部51への取付部3
2c,32cとされている。
【0015】ロック部材41は、図3に示すように、前
記鍔付きナット31と同サイズとされている上部のナッ
ト部42と、前記鍔付きナット31のナット部31cを
収納する内部空間43を有する下部の中空円筒44とか
らなり、またこの中空円筒44の外径は、円形台状に突
出させられた突出部35aの外径とほぼ同一とされてい
る。そして、このロック部材41のナット部42を雄ね
じ部材20の雄ねじ22に螺着した状態で降下させて、
その底面44aにより前記突出部35aを押圧すること
により、突出部35aと鍔31bとの接触圧が増加して
鍔付きナット31の回動が規制される。すなわち、この
ロック部材41と前記突出部35aとによりロック手段
40が構成される。なお、この場合、ロック部材41の
ナット部42の外側のサイズは、鍔付きナット31の外
側のサイズと同一とされるのが好ましい。
【0016】支持部材50は、前記昇降手段30を先端
部に載置する角パイプからなる胴部51と、この胴部5
1の基端部51aに、例えば溶接により固着されている
ベースプレート52とからなる。この胴部51を構成し
ている角パイプは、この床荷重支持具50が大引を支持
した状態で曲がることがないような曲げ剛性を有するも
のとされている。また、ベースプレート52の胴部51
が接合されている両脇の前後、あるいは左右に一対のア
ンカーボルト装着用の長孔53,53が設けられるとと
も、このベースプレート52を接着剤あるいはコンクリ
ート釘と接着剤の併用によりコンクリート基礎に接着し
た場合、このベースプレート52とコンクリート基礎の
間に気泡が溜ることのないよう、空気抜き孔54,5
4,54,…が散点状に設けられている。なお、図にお
いて符号55はベースプレート52の一部を上方に折り
曲げて形成されたガイドである。
【0017】次に、かかる構成とされている床荷重支持
具1の組立および施工について説明する。
【0018】(1)支持部材50の胴部51の先端部5
1bに両面接着テープ56を貼る。この場合、この両面
接着テープ56の先端部51bの側面への貼付け長さ
は、前記昇降手段30のベース部材52の両端部を折り
曲げて形成された取付部32bに対応させられている。
また、両面接着テープ56の中央部には雄ねじ22挿通
用の透孔56aが設けられている。
【0019】(2)昇降手段30のベース部材32を支
持部材50の胴部51の先端部51b側面にビス留めす
る。
【0020】(3)ロック部材41を雄ねじ22に螺着
する。
【0021】(4)雄ねじ22を昇降手段30の鍔付き
ナット31のナット部31cに螺着する。
【0022】(5)このようにして組立てられた床荷重
支持具1,1,1,…を施工現場に搬入する。
【0023】(6)床荷重支持具1,1,1,…を所定
位置にセットし、ついで床受け部材10,10,10,
…に大引(図示省略)を嵌め込む。
【0024】(7)床部材受け部10の側面11,11
より大引に釘を打ち込む。
【0025】(8)昇降手段30の鍔付きナット31の
ナット部31cを所望方向に回転させて、支持部材50
を降下させる。
【0026】(9)ベースプレート52,52,52,
…をアンカーボルト(図示省略)により固定する。
【0027】(10)床部材受け部10が大引を完全に
支持し、かつレベル調整が終了した時点でロック部材4
1を降下させ、その底面44aにより突出部35aを押
圧して鍔付きナット31をロックする。
【0028】これにより、床荷重支持具1の施工が完了
する。なお、何らかの事情により、この施工された床荷
重支持具1をメンテナンスする場合は、釘を大引より引
き抜き、ついでロック部材41を上昇させてロックを解
除して鍔付きナット31を所定方向に回転させ、床部材
受け部10を下降させて大引との係合を解除させるだけ
でよく、床を解体する必要がない。
【0029】このように、この実施の形態によれば、支
持部材50の胴部51に所望の曲げ剛性を有する角パイ
プが用いられているので、床の高さが基礎面から高くな
り、そのため床荷重支持具1の丈が高くなっても支持部
材50の胴部51の曲げ剛性不足により胴部51が曲が
ることがない。その結果、床も撓んだりすることがなく
なるとともに、それに起因する床鳴りも防止される。
【0030】実施の形態2 本発明の実施の形態2の床荷重支持具1を図5〜図8に
示し、この実施の形態2は実施の形態1の支持部材の胴
部51を角パイプに換えて丸パイプとするとともに、ベ
ース部材32を有蓋円筒としてなるものである。そのた
め、図5〜図8において、図1〜図4と同一または類似
の構成要素については同一の符号を付して、その詳細な
説明は省略する。また、その作用・効果についても実施
の形態1と同様であるので、その詳細な説明も省略す
る。
【0031】以上、本発明を実施の形態に基づいて説明
してきたが、本発明はかかる実施の形態のみに限定され
るものではなく、種々改変が可能である。例えば、本実
施の形態では、支持部材の胴部に角パイプや丸パイプが
用いられているが、例えば六角パイプや木製支柱であっ
てもよい。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の床荷重支
持具によれば、床の高さが基礎面から相当高くなって
も、床の撓みやそれに起因する床鳴りなどの問題を生ず
ることなく大引を支持できるという優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の床荷重支持具の正面図
である。
【図2】同主要部を断面で示す正面図である。
【図3】同昇降手段およびロック部材を分解して示す斜
視図である。
【図4】図1のIVーIV線断面図である。
【図5】本発明の実施の形態2の床荷重支持具の正面図
である。
【図6】同主要部を断面で示す正面図である。
【図7】同昇降手段およびロック部材を分解して示す斜
視図である。
【図8】図5のVIIIーVIII線断面図である。
【図9】従来の鋼製束の正面図である。
【符号の説明】
1 床荷重支持具 10 床受け部材 20 雄ねじ部材 22 雄ねじ 30 昇降手段 31 鍔付きナット(雌ねじ部材) 32 ベース部材 33 第1樹脂リング 34 第2樹脂リング 35 押さえ部材 40 ロック手段 41 ロック部材 50 支持部材 51 胴部 52 ベースプレート

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床部材を受ける床部材受け部と、前記床
    部材受け部に頭部が固着されて下方に突出させられてい
    る雄ねじ部材と、前記床部材受け部の方向を所定方向に
    維持しながら前記雄ねじ部材を昇降させる、鍔付きナッ
    トの鍔をベース部材と押さえ部材とにより回動可能に挾
    持してなる昇降手段と、前記雄ねじ部材の昇降を規制す
    るロック手段と、前記昇降手段を載置する所望の曲げ剛
    性とされている胴部を有する支持部材とを備えてなるこ
    とを特徴とする床荷重支持具。
  2. 【請求項2】 前記所望の曲げ剛性とされている胴部
    が、所定サイズの中空パイプとされてなることを特徴と
    する請求項1記載の床荷重支持具。
  3. 【請求項3】 前記鍔の挾持が滑り摩擦係数の小さなリ
    ング部材を介してなされることを特徴とする請求項
    載の床荷重支持具。
  4. 【請求項4】 前記ロック手段が、下部に前記鍔付きナ
    ットを収納する収納空間を有するとともに、上部に前記
    雄ねじ部材に螺着される雌ねじ体を有するロック部材
    と、前記押さえ部材とからなり、 前記ロック部材の底面により前記押さえ部材の鍔付きナ
    ットの鍔を収納している部分を押圧することにより鍔付
    きナットの回転を規制することによりロックをなすもの
    であることを特徴とする請求項1記載の床荷重支持具。
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