JP2941620B2 - 多口誘導加熱の同期制御装置 - Google Patents

多口誘導加熱の同期制御装置

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稔典 佐々木
康夫 古賀
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多口誘導加熱の同期制御
方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の誘導加熱コイルを備えた
誘導加熱装置では、小型化するために各誘導加熱コイル
間の距離をできるだけ小さくすることが望まれる。とこ
ろが、各誘導加熱コイル間で駆動周波数が異なれば、そ
の周波数偏差により被加熱部材には可聴領域の振動によ
りビート音が発生して不快感を与えるという問題があっ
た。また、単純に前記駆動周波数を同一にしただけで
は、素子のばらつきや経時変化により正確に同一周波数
に保つことは困難であり、電源ラインに伝導する雑音電
圧が重畳しやすいため、前記ビート音の発生を防止する
ことができない。このため、従来からこのビート音の発
生を防止するための手段として次のようなものがある。
【0003】すなわち、各誘導加熱コイル間で駆動周
波数に所定の差を設けるようにしたもの(特開昭58─14
2783号公報、特開昭58─169791号公報参照)。SEP
Pインバータを用い、そのトランジスタのコレクタ電流
とダイオード電流とに基づいて入力制御を行なうように
したもの(特開昭58─169790号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
の手段では、各誘導加熱コイル間での駆動周波数の偏差
を可聴周波数以上に設定するために、通常のIGBT等
のスイッチング素子を使用することができず、高価な回
路(明細書では高周波電力変換回路)を必要とする。ま
た、誘導加熱コイルでの駆動周波数の範囲が広がれば、
ノイズが発生しやすくなるので、高帯域フィルタ回路等
が必要となり、やはり高価なものとなる。また、前記
の手段では、SEPPインバータにトランジスタが2個
必要であり、この手段でも安価に製作することができな
い。本発明は前記問題点に鑑み、簡単な構造で安価に複
数の誘導加熱コイル間に同期した高周波を発生させるこ
とのできる多口誘導加熱の同期制御方法及びその装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、多口誘導加熱の同期制御装置を、誘導加熱
コイル及びコンデンサで構成される一対の共振回路と、
オン・オフして対応する誘導加熱コイルに高周波電流を
通電する一対のスイッチング素子と、前記各共振回路か
ら発生する電圧波形を分離して、一方を平滑化し、他方
をそのままとして両者を比較することにより信号を発す
る一対のトリガ回路と、前記いずれの誘導加熱コイルに
高周波を発生させるのかを選択するコイル選択手段と、
前記各スイッチング素子に対応して設けられ、一方のト
リガ回路からの信号及び前記コイル選択手段からの信号
が入力される第1アンド回路と、前記コイル選択手段か
らの信号に基づいて一方のスイッチング素子をオン・オ
フさせる第2アンド回路と、前記コイル選択手段からの
信号が反転して入力されると共に、他方のトリガ回路か
らの信号が入力される第3アンド回路と、前記第1及び
第3アンド回路からの信号が入力され、他方のスイッチ
ング素子をオン・オフさせるオア回路と、前記コイル選
択手段からの信号に基づいて他方のスイッチング素子を
オン・オフさせる第4アンド回路とを備えた構成とした
ものである。
【0006】
【0007】
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。本発明に係る同期制御回路は電気炊飯器に使用
されるものであり、大略、図示しない内鍋を誘導加熱す
るためのメイン回路1と、図示しない放熱板を誘導加熱
するためのサブ回路2とから構成されている。交流電源
ACは両回路に共通のものであり、コンデンサC1,C2
及びコイルL1を介して全波整流回路3に接続されてい
る。この全波整流回路3はメイン回路1とサブ回路2と
でダイオードの一部を共用しており、サブ回路2にはダ
イオードD1,D2を設けるだけでよい。
【0009】メイン回路1では、前記全波整流回路3に
コンデンサC3,C4及びコイルL2が接続され、全波整
流された電流を平滑化している。また、メイン誘導加熱
コイル4とコンデンサC5とが並列接続されて共振回路
を形成している。誘導加熱コイル4にはスイッチング素
子である第1IGBT5によって高周波電流が流れるよ
うになっている。
【0010】第1IGBT5のゲートには第1駆動回路
6が接続されている。また、第1IGBT5のエミッタ
・コレクタ間にはダイオードD3が接続され、その電圧
は第1トリガ回路7に入力されるようになっている。
【0011】第1トリガ回路7は第1発振回路8及び第
1アンド回路9の入力端子の一方に接続されている。こ
の第1トリガ回路7は、前記メイン誘導加熱コイル4及
びコンデンサC5で構成される共振回路から発生する電
圧波形を分離して、一方を平滑化し、他方をそのままと
して両者を比較することにより、メイン誘導加熱コイル
4での共振周波数に対応したトリガ信号を出力するもの
である。第1発振回路8は第2アンド回路10を介して
第1駆動回路6に接続されている。また、前記第1及び
第2アンド回路9,10の他方の入力端子にはCPU1
1の出力端子が接続されている。さらに、CPU11の
出力端子は、インバータ12を介して第3アンド回路1
3に接続されると共に第4アンド回路14に接続されて
いる。
【0012】一方、サブ回路2は、前記メイン回路1同
様、コイルL3及びコンデンサC6からなる平滑回路と、
サブ誘導加熱コイル15及びコンデンサC7からなる共
振回路と、スイッチング素子である第2IGBT16と
を備えている。第2IGBT16のゲートには第2駆動
回路17が接続され、エミッタ・コレクタ電圧は第2ト
リガ回路18に入力されている。第2トリガ回路18の
出力端子は、前記第3アンド回路13の残る入力端子に
接続されている。第2及び第3アンド回路9,13の出
力端子はオア回路19を介して第2発振回路20に接続
されている。そして、第2発振回路20は前記第4アン
ド回路14の残る入力端子に接続され、この第4アンド
回路14の出力端子は前記第2駆動回路17に接続され
ている。
【0013】前記構成からなる同期制御回路では、各誘
導加熱コイル4,15間での駆動周波数の同期は次のよ
うにしてとっている。すなわち、炊飯時にはメイン及び
サブ回路1,2の誘導加熱コイル4,15を共に駆動す
る必要があるので、CPU11からの出力はHighと
する。この場合、第1アンド回路9には第1トリガ回路
7からHigh信号及びLow信号が所定周期、すなわ
ちメイン誘導加熱コイル4での共振周波数と同一周期で
入力される。したがって、オア回路19には第1トリガ
回路7からの入力信号と同一のものが入力されることに
なる。
【0014】一方、第3アンド回路13にはCPU11
からのHigh信号がインバータ12で反転されてLo
w信号となって入力される。したがって、第3アンド回
路13からオア回路19への出力は第2トリガ回路18
からの入力信号に拘わらず必ずLow信号となる。
【0015】この結果、第2発振回路20には第1アン
ド回路9すなわち第1トリガ回路7からの信号が入力さ
れることになり、第4アンド回路14を介して第2駆動
回路17には第1駆動回路6と同期した信号が入力され
る。第1及び第2駆動回路6,17では、この同期信号
に基づいて第1及び第2IGBT5,16をオン・オフ
し、各誘導加熱コイル4,15を同期周波数で駆動す
る。
【0016】このように、論理回路のみによってメイン
回路1とサブ回路2の誘導加熱コイル4,15への駆動
周波数を同期させるようにしたので、交流電源に雑音が
重畳されることがあっても何等影響を受けることはな
く、確実に同期をとることが可能となる。勿論、ビート
音の発生もない。
【0017】その後、CPU11により炊飯が終了した
と判断されれば、メイン回路1の誘導加熱コイル4への
通電を停止するために、前記CPU11から第4アンド
回路14以外にはLow信号が出力される。これによ
り、第2アンド回路10からの出力はLowとなり、第
1IGBT5はオフ状態を維持し、メイン誘導加熱コイ
ル4には通電されない。
【0018】また、第1アンド回路9の出力はLowと
なるが、第3アンド回路13にはCPU11からのLo
w信号が反転されてHigh信号として入力されるの
で、その出力は第2トリガ回路18からの信号と一致す
る。したがって、第2発振回路20での出力は第2トリ
ガ回路18からの出力信号に支配され、サブ誘導加熱コ
イル15には高周波が通電される。この結果、図示しな
い蓋体の放熱板が誘導加熱を続行し、内鍋内は保温状態
となる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る多口誘導加熱の同期制御装置によれば、複数のス
イッチング素子同士の同期を取ることができるだけでな
く、コイル選択手段からの信号に基づいて任意に所定の
誘導加熱コイルの駆動を停止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る多口誘導加熱装置の同期制御
回路図である。
【符号の説明】
4…メイン誘導加熱コイル 5…第1IGBT(スイッチング素子) 7…第1トリガ回路 9…第1アンド回路 10…第2アンド回路 13…第3アンド回路 14…第4アンド回路 15…サブ誘導加熱コイル 16…第2IGBT(スイッチング素子)18…第2ト
リガ回路 19…オア回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導加熱コイル及びコンデンサで構成さ
    れる一対の共振回路と、 オン・オフして対応する誘導加熱コイルに高周波電流を
    通電する一対のスイッチング素子と、 前記各共振回路から発生する電圧波形を分離して、一方
    を平滑化し、他方をそのままとして両者を比較すること
    により信号を発する一対のトリガ回路と、 前記いずれの誘導加熱コイルに高周波を発生させるのか
    を選択するコイル選択手段と、 前記各スイッチング素子に対応して設けられ、一方のト
    リガ回路からの信号及び前記コイル選択手段からの信号
    が入力される第1アンド回路と、 前記コイル選択手段からの信号に基づいて一方のスイッ
    チング素子をオン・オフさせる第2アンド回路と、 前記コイル選択手段からの信号が反転して入力されると
    共に、他方のトリガ回路からの信号が入力される第3ア
    ンド回路と、 前記第1及び第3アンド回路からの信号が入力され、他
    方のスイッチング素子をオン・オフさせるオア回路と、 前記コイル選択手段からの信号に基づいて他方のスイッ
    チング素子をオン・オフさせる第4アンド回路とを備え
    たことを特徴とする多口誘導加熱の同期制御装置。
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