JP2643377B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
- Publication number
- JP2643377B2 JP2643377B2 JP63268427A JP26842788A JP2643377B2 JP 2643377 B2 JP2643377 B2 JP 2643377B2 JP 63268427 A JP63268427 A JP 63268427A JP 26842788 A JP26842788 A JP 26842788A JP 2643377 B2 JP2643377 B2 JP 2643377B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- switching element
- time
- induction heating
- heating cooker
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はインバータ回路のスイッチング素子のオン時
間を制御して加熱出力制御する誘導加熱調理器に関する
ものである。
間を制御して加熱出力制御する誘導加熱調理器に関する
ものである。
従来の技術 従来のこの種誘導加熱調理器の回路構成を第３図に示
す。図においては１は商用電源、２は前記商用電源１を
整流する整流器、３は整流器２の出力端子間に接続され
た平滑コンデンサである。この平滑コンデンサ３には加
熱コイル４、共振コンデンサ６およびバイポーラトラン
ジスタと逆並列ダイオードを有するスイッチング素子５
からなるインバータ回路13が接続されている。７は発振
制御部で、入力電力・設定電力（加熱出力）あるいは加
熱コイル４の両端の電圧等の条件を検知しつつスイッチ
ング素子５のオンオフを制御する機能を有している。こ
の発振制御部７は演算増幅器あるいはコンパレータ等を
多数用いた複雑な回路、またはそれらを１チップ上に配
したIC等により構成されていた。
す。図においては１は商用電源、２は前記商用電源１を
整流する整流器、３は整流器２の出力端子間に接続され
た平滑コンデンサである。この平滑コンデンサ３には加
熱コイル４、共振コンデンサ６およびバイポーラトラン
ジスタと逆並列ダイオードを有するスイッチング素子５
からなるインバータ回路13が接続されている。７は発振
制御部で、入力電力・設定電力（加熱出力）あるいは加
熱コイル４の両端の電圧等の条件を検知しつつスイッチ
ング素子５のオンオフを制御する機能を有している。こ
の発振制御部７は演算増幅器あるいはコンパレータ等を
多数用いた複雑な回路、またはそれらを１チップ上に配
したIC等により構成されていた。
発明が解決しようとする課題 近年では炊飯等において種々の複雑な調理ソフトが開
発され、それらの誘導加熱調理器への応用が試みられ
る。しかしながらこれを組み合せる際には複雑な調理ソ
フトを制御する制御部と誘導加熱調理器におけるスイッ
チング素子を制御する発振制御部７とが必要となり、複
雑で高価なものになっていた。一方、前記調理ソフトを
制御する制御部には１チップのマイクロコンピュータを
用いるのが一般的であるので、回路構成の簡素化のため
この１チップのマイクロコンピュータに誘導加熱調理器
における発振制御部の働きをも共用させることが考えら
れるが発振周期が20μｓ〜50μｓ程度にて発振制御させ
ねばならならないので前記１チップのマイクロコンピュ
ータに非常な高速処理能力が要求されることになりコス
ト・性能の面で非常に困難であるという課題があった。
発され、それらの誘導加熱調理器への応用が試みられ
る。しかしながらこれを組み合せる際には複雑な調理ソ
フトを制御する制御部と誘導加熱調理器におけるスイッ
チング素子を制御する発振制御部７とが必要となり、複
雑で高価なものになっていた。一方、前記調理ソフトを
制御する制御部には１チップのマイクロコンピュータを
用いるのが一般的であるので、回路構成の簡素化のため
この１チップのマイクロコンピュータに誘導加熱調理器
における発振制御部の働きをも共用させることが考えら
れるが発振周期が20μｓ〜50μｓ程度にて発振制御させ
ねばならならないので前記１チップのマイクロコンピュ
ータに非常な高速処理能力が要求されることになりコス
ト・性能の面で非常に困難であるという課題があった。
本発明は上記課題に鑑み、調理ソフトを制御するマイ
クロコンピュータ等でもスイッチング素子のオンオフ制
御を可能とすることを目的とする。
クロコンピュータ等でもスイッチング素子のオンオフ制
御を可能とすることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、鍋を誘導加熱す
る加熱コイルと、スイッチング素子の一回当たりのオン
・オフにより前記加熱コイルに一周期分の高周波電力を
供給する高周波電力供給手段と、前記高周波電力供給手
段に電力を供給する商用電源の出力電圧が零となった時
点を検知する零点検知部と、前記スイッチング素子のオ
ン時間の変更により前記高周波電力供給手段の電力供給
量を変更するとともに調理ソフトを制御するマイクロコ
ンピュータとを備え、前記マイクロコンピュータは、前
記零点検知部の出力に同期して前記スイッチング素子の
オンの時間を変更してなるものである。
る加熱コイルと、スイッチング素子の一回当たりのオン
・オフにより前記加熱コイルに一周期分の高周波電力を
供給する高周波電力供給手段と、前記高周波電力供給手
段に電力を供給する商用電源の出力電圧が零となった時
点を検知する零点検知部と、前記スイッチング素子のオ
ン時間の変更により前記高周波電力供給手段の電力供給
量を変更するとともに調理ソフトを制御するマイクロコ
ンピュータとを備え、前記マイクロコンピュータは、前
記零点検知部の出力に同期して前記スイッチング素子の
オンの時間を変更してなるものである。
作 用 上記構成によると、発振制御部におけるスイッチング
素子のオン時間設定の変更を商用電源の零点に同期させ
て行う。すなわち次の零点までは同じオン時間で発振を
行う制御であるため、従来20μｓ〜50μｓ程度にて発振
制御が必要とされていたものが、商用電源が50Hz/60Hz
のものにおいては、その半周期の10ms/8.33ms毎でのオ
ン時間設定の制御が実現でき、マイクロコンピュータ等
で構成することも可能となる。
素子のオン時間設定の変更を商用電源の零点に同期させ
て行う。すなわち次の零点までは同じオン時間で発振を
行う制御であるため、従来20μｓ〜50μｓ程度にて発振
制御が必要とされていたものが、商用電源が50Hz/60Hz
のものにおいては、その半周期の10ms/8.33ms毎でのオ
ン時間設定の制御が実現でき、マイクロコンピュータ等
で構成することも可能となる。
実施例 本発明の一実施例を第１図および第２図にもとづいて
説明する。
説明する。
第１図は本実施例における誘導加熱調理器の回路図で
ある。図において、１は商用電源、２は前記商用電源１
を整流する整流器、３は整流器２の出力端子間に接続さ
れた平滑コンデンサである。平滑コンデンサ３には加熱
コイル４、共振コンデンサ６、バイポーラトランジスタ
と逆並列を有するスイッチング素子５からなるインバー
タ回路13が接続されている。７はｎ段階のオン時間出力
を持つ発振制御部で、入力電力・設定電力（加熱出力）
あるいは加熱コイル４の両端の電圧等の条件を検知しつ
つスイッチング素子５のオンオフを制御する機能を有し
ている。８は整流器２の出力電圧の零点を検知する零点
検知部であり、発振制御部７でのオン時間の変更はこの
零点にて行うものとする。
ある。図において、１は商用電源、２は前記商用電源１
を整流する整流器、３は整流器２の出力端子間に接続さ
れた平滑コンデンサである。平滑コンデンサ３には加熱
コイル４、共振コンデンサ６、バイポーラトランジスタ
と逆並列を有するスイッチング素子５からなるインバー
タ回路13が接続されている。７はｎ段階のオン時間出力
を持つ発振制御部で、入力電力・設定電力（加熱出力）
あるいは加熱コイル４の両端の電圧等の条件を検知しつ
つスイッチング素子５のオンオフを制御する機能を有し
ている。８は整流器２の出力電圧の零点を検知する零点
検知部であり、発振制御部７でのオン時間の変更はこの
零点にて行うものとする。
第２図は第１図に示した発振制御部７のブロック図で
ある。図において、９はオン時間設定部で、入力電力・
設定電力を検知しオン時間を適切な値となるように制御
する。なお変更は零点検知部８からの信号を受け整流器
出力の零点にて行う。10はオフ時間設定部で、例えば加
熱コイル両端の電圧を検知することにより適切なオフ時
間を設定する。発振部11はオン時間設定部９およびオフ
時間設定部10からの信号を受けスイッチング素子のオン
オフ信号をつくり、ドライブ回路12によりスイッチング
素子がオンオフ駆動される。
ある。図において、９はオン時間設定部で、入力電力・
設定電力を検知しオン時間を適切な値となるように制御
する。なお変更は零点検知部８からの信号を受け整流器
出力の零点にて行う。10はオフ時間設定部で、例えば加
熱コイル両端の電圧を検知することにより適切なオフ時
間を設定する。発振部11はオン時間設定部９およびオフ
時間設定部10からの信号を受けスイッチング素子のオン
オフ信号をつくり、ドライブ回路12によりスイッチング
素子がオンオフ駆動される。
この構成によると、従来のスイッチング素子のオンオ
フ制御を行うためには20〜50μｓ程度の同期に対応した
処理が必要であったが、オン時間設定の変更を整流器出
力の零点において行い、次の零点までは同じオン時間の
発振を行う様になるためオン時間設定等の処理を50Hz/6
0Hzに対応した10msec/8.33msec毎にて行えば良く、また
オン時間の設定変更が整流器出力の零点で行うため発振
動作も極めて安定なものとなる。
フ制御を行うためには20〜50μｓ程度の同期に対応した
処理が必要であったが、オン時間設定の変更を整流器出
力の零点において行い、次の零点までは同じオン時間の
発振を行う様になるためオン時間設定等の処理を50Hz/6
0Hzに対応した10msec/8.33msec毎にて行えば良く、また
オン時間の設定変更が整流器出力の零点で行うため発振
動作も極めて安定なものとなる。
また起動時においてはｎ段階のオン時間の中で最小の
ものから始めることよりソフトスタート等も簡単に行な
えることは明らかである。
ものから始めることよりソフトスタート等も簡単に行な
えることは明らかである。
発明の効果 以上述べてきたように本発明の誘導加熱調理器による
と、誘導加熱調理器の発振制御のうち最も複雑なオン時
間設定および発振の起動等の制御に数10μｓという高速
な処理が要求されず商用電源の半周期10ms/8.33ms毎の
処理で良く、従って従来の調理ソフトを制御する１チッ
プのマイクロコンピュータにこれら誘導加熱調理器の発
振制御の機能を持たせることが可能となり、簡単・安価
にてこれら制御回路を構成させることが実現できる。
と、誘導加熱調理器の発振制御のうち最も複雑なオン時
間設定および発振の起動等の制御に数10μｓという高速
な処理が要求されず商用電源の半周期10ms/8.33ms毎の
処理で良く、従って従来の調理ソフトを制御する１チッ
プのマイクロコンピュータにこれら誘導加熱調理器の発
振制御の機能を持たせることが可能となり、簡単・安価
にてこれら制御回路を構成させることが実現できる。
第１図は本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器の回路
図、第２図は同発振制御部のブロック図、第３図は従来
の誘導加熱調理器の回路図である。 １……商用電源、２……整流器、３……平滑コンデン
サ、４……加熱コイル、５……スイッチング素子、６…
…共振コンデンサ、７……発振制御部、８……零点検知
部、９……オン時間設定部、10……オフ時間設定部、11
……発振器、12……ドライブ回路、13……インバータ回
路。
図、第２図は同発振制御部のブロック図、第３図は従来
の誘導加熱調理器の回路図である。 １……商用電源、２……整流器、３……平滑コンデン
サ、４……加熱コイル、５……スイッチング素子、６…
…共振コンデンサ、７……発振制御部、８……零点検知
部、９……オン時間設定部、10……オフ時間設定部、11
……発振器、12……ドライブ回路、13……インバータ回
路。
Claims (1)
- 【請求項１】鍋を誘導加熱する加熱コイルと、スイッチ
ング素子の一回当たりのオン・オフにより前記加熱コイ
ルに一周期分の高周波電力を供給する高周波電力供給手
段と、前記高周波電力供給手段に電力を供給する商用電
源の出力電圧が零となった時点を検知する零点検知部
と、前記スイッチング素子のオン時間の変更により前記
高周波電力供給手段の電力供給量を変更するとともに調
理ソフトを制御するマイクロコンピュータとを備え、前
記マイクロコンピュータは、前記零点検知部の出力に同
期して前記スイッチング素子のオンの時間を変更してな
る誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63268427A JP2643377B2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 誘導加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63268427A JP2643377B2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 誘導加熱調理器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02114487A JPH02114487A (ja) | 1990-04-26 |
| JP2643377B2 true JP2643377B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=17458338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63268427A Expired - Lifetime JP2643377B2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 | 誘導加熱調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2643377B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1262148C (zh) | 2000-01-13 | 2006-06-28 | 松下电器产业株式会社 | 感应加热烹饪设备 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6057667B2 (ja) * | 1980-04-25 | 1985-12-16 | 三洋電機株式会社 | 多口誘導加熱調理器 |
| JPS6074378A (ja) * | 1983-09-30 | 1985-04-26 | 松下電器産業株式会社 | 誘導加熱調理器 |
-
1988
- 1988-10-25 JP JP63268427A patent/JP2643377B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02114487A (ja) | 1990-04-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502 Year of fee payment: 12 |