JP4273381B2 - インバータ設備の制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数組の共振負荷回路それぞれに対して個別に高周波電力を供給する該複数組のインバータ装置を同一筐体内に配置してなるインバータ設備に関し、特に、それぞれのインバータ装置が出力する周波数を所定の範囲内で運転するためのインバータ設備の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8はこの種のインバータ設備として、同一筐体内にインバータ装置が2組配置され、それぞれのインバータ装置が電磁調理器の高周波電源に供されるときの従来例を示す回路構成図であり、1は商用電源などの単相の交流電源、2は交流電源1から給電されるインバータ設備、3,4はインバータ設備3でそれぞれ誘導加熱される鍋を示す。
【0003】
このインバータ設備2にはノイズフィルタ21と、一方のインバータ装置としての整流回路22,フィルタコンデンサ23,IGBTとダイオードの逆並列回路を上下アームとしたインバータ主回路24,加熱コイル25,共振コンデンサ26及び27と、他方のインバータ装置としての整流回路31,フィルタコンデンサ32,IGBTとダイオードの逆並列回路を上下アームとしたインバータ主回路33,加熱コイル34,共振コンデンサ35及び36とを備えている。
【0004】
図8の回路構成において、フィルタコンデンサ23,32それぞれは整流回路22,32それぞれの高周波インピーダンスを下げる目的で備えており、このコンデンサに代えてLCフィルタを備える場合もある。
【0005】
図8に示したインバータ設備の従来の制御方法を、図9に示す特性図を参照しつつ、以下に説明する。
【0006】
図9は加熱コイル(参照符号25又は34)と共振コンデンサ(参照符号26,27又は35,36)と鍋(参照符号3又は4)とからなる共振負荷回路に供給される高周波電力の周波数と該負荷回路に注入される有効電力との関係を示す特性図であり、例えば紙面右側の特性を鍋3側とし、紙面左側の特性を鍋4側とすると、それぞれの特性におけるピークの周波数はそれぞれの共振負荷回路の共振周波数であり、それぞれのインバータ装置から出力する周波数が前記共振周波数より高い周波数では該インバータ装置から見た共振負荷回路側の力率が遅れ領域であり、また、低い周波数では該インバータ装置から見た共振負荷回路側の力率が進み領域である。
【0007】
すなわち、従来の制御方法では前記遅れ領域でそれぞれのインバータ装置が出力する周波数を変化させることにより、前記共振負荷回路に注入する有効電力、すなわち、鍋3又は鍋4への加熱電力を調整していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来のインバータ設備の制御方法によると、図9に示す◇印の点または○印の点の周波数の高周波電力で鍋3又は鍋4への加熱電力が定格値に達するが、このときの周波数の差、または、それぞれの鍋を加熱中にそれぞれのインバータ装置が出力する周波数の差により電磁音が発生し、特に、この差が数kHzのときの電磁音が周りの人達に不快感を与えることがあった。
【0009】
この不快感をより少なくするための第1の方策として、それぞれのインバータ装置を別々の筐体に配置し、これらをできるだけ離して設置することであるが、その結果、設置スペースの増大を招き、調理作業に支障を来し、特に、料理店などの厨房用の電磁調理器に供されることには問題がある。
【0010】
また、前記不快感をより少なくするための第2の方策として、加熱中にそれぞれのインバータ装置が出力する周波数の差を1kHz以下にすることであるが、共振負荷回路側の力率を遅れ領域のみで運転する従来の制御方法では、それぞれのインバータ装置が出力する周波数の差を1kHz以下にすると、鍋の種類によっては所望の加熱電力が得られなくなり、その結果、調理時間が著しく長くなるなど調理効率を阻害する要因となることがあった。
【0011】
この発明の目的は、上記問題点を解消するインバータ設備の制御方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、複数組の共振負荷回路それぞれに対して個別に高周波電力を供給する該複数組のインバータ装置を同一筐体内に配置してなるインバータ設備からなり、前記共振負荷回路側の力率が進み及び遅れの双方の領域に渡った周波数の高周波電力を前記インバータ装置それぞれが前記負荷回路に供給することにより、前記インバータ装置が出力する所望の高周波電力で、前記共振負荷回路を形成するそれぞれの鍋を誘導加熱するインバータ設備の制御方法において、
前記それぞれのインバータ装置が起動時に、前記インバータ装置それぞれが予め設定した所定の周波数の高周波電力を該インバータ装置のPWM制御により徐々に増大させつつ前記共振負荷回路に供給し、該負荷回路に注入される有効電力の検出値が所定の値に達したとき、その周波数のみを若干高くまたは低くした高周波電力を前記負荷回路に供給し、この高くまたは低くした周波数の高周波電力による前記有効電力の検出値の変化から前記共振負荷回路側の力率が進み領域か遅れ領域かを判定した後に、前記それぞれのインバータ装置の運転を前記所定の周波数または、この周波数より若干高くまたは低くした周波数で通常運転に移行し、通常運転移行後は、前記共振負荷回路それぞれに注入される有効電力の検出値を監視し、この有効電力の検出値がそれぞれの有効電力指令値に対して過不足 状態になったときに、前記共振負荷回路側の力率が進み領域か遅れ領域かの判定結果に基づいて、前記インバータ装置の出力する周波数の増減を行うことにより前記過不足状態を解消することを特徴とするものである。
【0013】
この発明は下記に着目してなされたものである。
【0014】
すなわち、インバータ装置から見た共振負荷回路側の力率が進み領域でインバータ装置を運転するときには、周知の如く、このインバータ装置の主回路を構成する自己消弧形素子と逆並列に接続されるダイオードに比較的大きな逆回復電流が流れるが、この逆回復電流を許容するインバータ装置にすることにより、前記負荷回路側の力率が進み及び遅れの双方の領域に渡った周波数の高周波電力を該インバータ装置それぞれが前記負荷回路に供給することが可能となり、従って、インバータ装置が出力する所望の高周波電力の周波数それぞれを所定の周波数差の範囲内にすることができ、その結果、先述の電磁音を抑制することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の実施の形態を示し、同一筐体内にインバータ装置が2組配置され、それぞれのインバータ装置が電磁調理器の高周波電源に供されるときの回路構成図であり、図8に示した従来例回路と同一機能を有するものには同一符号を付している。
【0016】
すなわち、図1に示したインバータ設備5の回路構成が図8に示した回路構成と異なる点はインバータ主回路24,33に代えて、インバータ主回路51,52を備えていることである。
【0017】
このインバータ主回路51,52を構成するIGBTと逆並列接続のダイオードには、上述の逆回復電流が許容できる定格を有するダイオード、該逆回復電流をより少なくできるファーストリカバリダイオードなどを選定し、その結果、インバータ主回路51,52から加熱コイル(参照符号25又は34)と共振コンデンサ(参照符号26,27又は35,36)と鍋(参照符号3又は4)とからなる共振負荷回路側の力率が進み及び遅れの双方の領域に渡った周波数の高周波電力を供給可能にしている。
【0018】
図2は、図1に示したインバータ装置において、加熱コイル(参照符号25又は34)と共振コンデンサ(参照符号26,27又は35,36)と鍋(参照符号3又は4)とからなる共振負荷回路に供給される高周波電力の周波数と該負荷回路に注入される有効電力との関係を示す特性図であり、例えば紙面右側の特性を鍋3側とし、紙面左側の特性を鍋4側とすると、それぞれの特性におけるピークの周波数はそれぞれの共振負荷回路の共振周波数であり、それぞれのインバータ装置から出力する周波数が前記共振周波数より高い周波数では該インバータ装置から見た共振負荷回路側の力率が遅れ領域であり、また、低い周波数では該インバータ装置から見た共振負荷回路側の力率が進み領域である。
【0019】
すなわち、この発明の制御方法では鍋3側のインバータ装置は前記進み領域で運転し、鍋4側は前記遅れ領域で運転し、それぞれのインバータ装置が出力する周波数を所定の範囲内で、インバータ主回路51,52それぞれに対してPWM(パルス幅変調)制御とPFM(パルス周波数変調)制御とを併用することにより、さらに、この併用結果のPWM制御又はPFM制御で得られるパルス列信号を間引きしてインバータ主回路51又は52を動作させることにより、前記共振負荷回路に注入する有効電力、すなわち、鍋3又は鍋4への加熱電力を広範囲に調整することができる。
【0020】
その結果として、図2に示す◇印の点または○印の点の周波数の高周波電力で鍋3又は鍋4への加熱電力が定格値に達するが、このときの周波数の差も僅かにすることができる。
【0021】
図3は、図1に示したインバータ設備5によるこの発明の第1の実施例を示すフローチャートである。
【0022】
運転に先立って、このインバータ設備5の特性仕様,鍋の材質などから、2組のインバータ装置の出力周波数fo を起動時にはfref に、この周波数での前記共振負荷回路側の力率が進み,遅れを判定するために前記負荷回路へ注入する有効電力をWdet に、変化させる出力周波数をfdet (fdet >fref )に予め設定しておく。
【0023】
以下に、図3に示したフローチャートに従って、個々のインバータ装置の起動から通常運転に入るまでの動作を説明する。
【0024】
インバータ装置が起動すると、紙面左部の流れに入り、インバータ装置は出力周波数を前記fref でインバータ主回路51又は52をPWM制御により出力を徐々に増大させ、例えば、整流回路22または31の出力電圧の検出値と出力電流の検出値との乗算演算値に基づいて鍋3又は4の加熱電力を求め、この加熱電力が前記Wdet に達するまで、インバータ主回路51又は51の高周波出力をPWM制御により増大させる。
【0025】
鍋3又は4の加熱電力が前記Wdet に達すると、紙面左部の流れから紙面中央部の流れに入り、インバータ装置は高周波電力値をそのままで出力周波数のみを前記fref から前記fdet にインバータ主回路51又は52のPFM制御により徐々に増加させ、この高くした周波数の高周波電力による前記加熱電力の検出値の変化を監視し、前記検出値が前記Wdet より増大したときには前記インバータ装置が前記進み領域で運転していると判定し、また、該検出値が前記Wdet より減少したときには前記遅れ領域で運転していると判定し、さらに、前記検出値に変化が認められないときには、前記共振負荷回路の共振周波数の近辺にあると判定する。
【0026】
上述の判定が終了すると、チューニングが終了したとして、紙面右側の流れに移り、インバータ装置は出力周波数を前記fdet から前記fref にインバータ主回路51又は52のPFM制御により徐々に減少させ、前記fref に達すると、紙面左部の通常電力制御に入り、前記チューニング結果と鍋3又は4の加熱を加熱電力設定値とに基づき、インバータ主回路51又は52のPWM制御またはPFM制御を行う。
【0027】
図4は、図1に示したインバータ設備5によるこの発明の第2の実施例を示すフローチャートである。
【0028】
運転に先立って、このインバータ設備5の特性仕様,鍋の材質などから、2組のインバータ装置の出力周波数fo を起動時にはfref に、この周波数での前記共振負荷回路側の力率が進み,遅れを判定するために前記負荷回路へ注入する有効電力をWdet に、変化させる出力周波数をfdet (fdet <fref )に予め設定しておく。
【0029】
すなわち図4に示したフローチャートによる実施例が、図3に示したフローチャートによる実施例と異なる点は周波数fdet がfdet <fref の関係にあり、従って、インバータ装置が出力する高周波電力による前記加熱電力の検出値の変化に対する領域の判定が先述の図3のフローチャートとは逆である。
【0030】
図5は、図1に示したインバータ設備5によるこの発明の第3の実施例を示すフローチャートである。
【0031】
運転に先立って、このインバータ設備5の特性仕様,鍋の材質などから、2組のインバータ装置の出力周波数fo を起動時にはfref に、この周波数での前記共振負荷回路側の力率が進み,遅れを判定するためにインバータ主回路51又は52を構成するいずれか一方のIGBTのオン,オフの際の時比率λを予め設定した値に、変化させる周波数をfdet (fdet >fref )にしておく。
【0032】
ここで、時比率λは前記IGBTの〔オン時間/(オン時間+オフ時間)〕で定義される値である。
【0033】
以下に、図5に示したフローチャートに従って、個々のインバータ装置の起動から通常運転に入るまでの動作を説明する。
【0034】
インバータ装置が起動すると、紙面左部の流れに入り、インバータ装置は出力周波数を前記fref でインバータ主回路51又は52をPWM制御により、前記時比率λの設定値に達するまで、高周波電力を徐々に増大させ、例えば、整流回路22または31の出力電圧の検出値と出力電流の検出値との乗算演算値に基づいて、前記時比率λの設定値に達したときの鍋3又は4の加熱電力を求め、この加熱電力をWdet として記憶しておく。
【0035】
インバータ主回路51又は52が前記時比率λの設定値に達すると、紙面左部の流れから紙面中央部の流れに入り、インバータ装置は高周波電力値をそのままで出力周波数のみを前記fref から前記fdet にインバータ主回路51又は52のPFM制御により徐々に増加させ、この高くした周波数の高周波電力による前記加熱電力の検出値の変化を監視し、前記検出値が前記Wdet より増大したときには前記インバータ装置が前記進み領域で運転していると判定し、また、該検出値が前記Wdet より減少したときには前記遅れ領域で運転していると判定し、さらに、前記検出値に変化が認められないときには、前記共振負荷回路の共振周波数の近辺にあると判定する。
【0036】
上述の判定が終了すると、チューニングが終了したとして、紙面右側の流れに移り、インバータ装置は出力周波数を前記fdet から前記fref にインバータ主回路51又は52のPFM制御により徐々に減少させ、前記fref に達すると、紙面左部の通常電力制御に入り、前記チューニング結果と鍋3又は4の加熱を加熱電力設定値とに基づき、インバータ主回路51又は52のPWM制御またはPFM制御を行う。
【0037】
図6は、図1に示したインバータ設備5によるこの発明の第4の実施例を示すフローチャートである。
【0038】
運転に先立って、このインバータ設備5の特性仕様,鍋の材質などから、2組のインバータ装置の出力周波数fo を起動時にはfref に、この周波数での前記共振負荷回路側の力率が進み,遅れを判定するためにインバータ主回路51又は52を構成するいずれか一方のIGBTのオン,オフの際の時比率λを予め設定した値に、変化させる周波数fdet (fdet <fref )にしておく。
【0039】
すなわち図6に示したフローチャートによる実施例が、図5に示したフローチャートによる実施例と異なる点は周波数fdet がfdet <fref の関係にあり、従って、インバータ装置が出力する高周波電力による前記加熱電力の検出値の変化に対する領域の判定が先述の図5のフローチャートとは逆である。
【0040】
図7は、図1に示したインバータ設備5によるこの発明の第5の実施例を示すフローチャートである。
【0041】
運転に先立って、このインバータ設備5の特性仕様,鍋の材質などから、2組のインバータ装置の出力周波数fo を起動時にはfref に、この周波数での前記共振負荷回路側の力率が進み,遅れを判定するために前記負荷回路へ注入する有効電力をWdet に、変化させる出力周波数をfdet (fdet <fref 又はfdet >fref )に予め設定しておく。
【0042】
すなわち図7に示したフローチャートによる実施例が、図3又は図4に示したフローチャートによる実施例と異なる点は、前述のチューニングが終了した後、紙面左部の通常電力制御に入り、前記チューニング結果と前記fdet と鍋3又は4の加熱を加熱電力設定値とに基づき、インバータ主回路51又は52のPWM制御またはPFM制御を行うことである。
【0043】
その結果、インバータ主回路51又は52の出力周波数fo を前記fdet から前記fref に戻す時間が省略されるので、前記チューニング時間が短縮され、このインバータ設備5の起動から通常運転に入るまでの出力周波数fo の変化も滑らかになる。
【0044】
なお図1に示した実施の形態回路は、それぞれのインバータ装置として、ハーフブリッジ方式で共振コンデンサを2個用いた電圧形インバータ装置の例を示したが、フルブリッジ方式の電圧形インバータ装置、直流入力の中性点電位を利用したハーフブリッジ方式の電圧形インバータ装置などでも、この発明の制御方法を実施することができる。
【0045】
【発明の効果】
この発明によれば、複数組の共振負荷回路それぞれに対して個別に高周波電力を供給する該複数組のインバータ装置を同一筐体内に配置してなるインバータ設備において、起動時に前記負荷回路に注入される有効電力の微小な変化から、前記負荷回路の運転位相をチューニングし、その後、通常の運転に入り、PWM制御により有効電力の調整を行ない、該有効電力の最大付近及び最小付近においてはPWM制御とPFM制御の併用、さらに、この併用結果のPWM制御又はPFM制御で得られるパルス列信号を間引きしてインバータ装置を動作させることにより、前記共振負荷回路に注入する有効電力の広範囲な調整と、先述の電磁音の解消とが可能になる。
【0046】
その結果、誘導加熱される鍋の中の被加熱物が多彩で、その加熱電力も広範囲にわたる業務用の電磁調理器のインバータ設備として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を示すインバータ設備の回路構成図
【図2】 図1の動作を説明する特性図
【図3】 この発明の第1の実施例を示すフローチャート
【図4】 この発明の第2の実施例を示すフローチャート
【図5】 この発明の第3の実施例を示すフローチャート
【図6】 この発明の第4の実施例を示すフローチャート
【図7】 この発明の第5の実施例を示すフローチャート
【図8】 従来例を示すインバータ装置の回路構成図
【図9】 図8の動作を説明する特性図
【符号の説明】
1…交流電源、2,5…インバータ設備、3,4…鍋、21…ノイズフィルタ、22,31…整流回路、23,32…コンデンサ、24,33…インバータ主回路、25,34…加熱コイル、26,27,35,36…共振コンデンサ、51,52…インバータ主回路。
Claims (1)
- 複数組の共振負荷回路それぞれに対して個別に高周波電力を供給する該複数組のインバータ装置を同一筐体内に配置してなるインバータ設備からなり、前記共振負荷回路側の力率が進み及び遅れの双方の領域に渡った周波数の高周波電力を前記インバータ装置それぞれが前記負荷回路に供給することにより、前記インバータ装置が出力する所望の高周波電力で、前記共振負荷回路を形成するそれぞれの鍋を誘導加熱するインバータ設備の制御方法において、
前記それぞれのインバータ装置が起動時に、前記インバータ装置それぞれが予め設定した所定の周波数の高周波電力を該インバータ装置のPWM制御により徐々に増大させつつ前記共振負荷回路に供給し、該負荷回路に注入される有効電力の検出値が所定の値に達したとき、その周波数のみを若干高くまたは低くした高周波電力を前記負荷回路に供給し、この高くまたは低くした周波数の高周波電力による前記有効電力の検出値の変化から前記共振負荷回路側の力率が進み領域か遅れ領域かを判定した後に、前記それぞれのインバータ装置の運転を前記所定の周波数または、この周波数より若干高くまたは低くした周波数で通常運転に移行し、通常運転移行後は、前記共振負荷回路それぞれに注入される有効電力の検出値を監視し、この有効電力の検出値がそれぞれの有効電力指令値に対して過不足状態になったときに、前記共振負荷回路側の力率が進み領域か遅れ領域かの判定結果に基づいて、前記インバータ装置の出力する周波数の増減を行うことにより前記過不足状態を解消することを特徴とするインバータ設備の制御方法。
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