JP2940673B2 - 被情報記録媒体及びそれを用いた情報記録方法 - Google Patents

被情報記録媒体及びそれを用いた情報記録方法

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JP2940673B2
JP2940673B2 JP63041505A JP4150588A JP2940673B2 JP 2940673 B2 JP2940673 B2 JP 2940673B2 JP 63041505 A JP63041505 A JP 63041505A JP 4150588 A JP4150588 A JP 4150588A JP 2940673 B2 JP2940673 B2 JP 2940673B2
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    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/392Additives, other than colour forming substances, dyes or pigments, e.g. sensitisers, transfer promoting agents
    • B41M5/395Macromolecular additives, e.g. binders

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は熱溶融接着性記録層を有する転写リボン、熱
転写シート等の熱転写記録媒体を用い、サーマルヘッド
や熱印板等の発熱記録部材により熱溶融接着性記録層を
転写するのみで特別な定着手段が不要でかつ耐久性のあ
る恒久画像を形成しうる被情報記録媒体及びそれを用い
た情報記録方法に関するものである。
<従来の技術と発明が解決しようとする課題> 近年、情報記録カード上に可視情報を記録する用途が
普及している。例えばプリペイドカードの残高表示、シ
ールレス定期券および回数券等の可変情報の記録等であ
る。これ等の印字方式としていろいろな方式がり検討さ
れているが、用途の性質上記録画像が耐摩耗性、耐候
性、耐水性、耐薬品性、改ざん防止性に優れているとい
うことが要求される一方、記録システムの要請において
コンピューター等に記録された情報を出力しやすくかつ
機構の簡単な記録方式により記録できるシステムである
ことが望まれている。
このような要求に対して、記録方式としては、直接感
熱記録方式や熱転写記録方式が提案され一部実用化され
ている。しかしながら直接感熱記録はロイコ染料を用い
ている為記録後の画像の信頼性、例えば加熱による再発
色、光による変退色、及び長期保存安定性がないという
欠点があり、用途が限定され、また記録方式の特性とし
てモノクロの可視情報しか得られないという欠点もあ
る。一方、熱転写記録は、紙、または多孔質のインク吸
収層を設けてなるプラスチック基体上にワックス等の熱
溶融インク層から成る熱転写材を重ね合わせて転写印刷
する方法であり、熱転写材のインク層の着色剤を塗り分
けることにより、フルカラーの可視情報を印刷すること
ができる。
しかし、画像部を手でこすったりすると尾を引いて汚
れが発生したり、視認性の低下をまねき記録後の画像の
信頼性に欠ける。
<課題を解決する為の手段> 本発明は上記従来技術の欠点に鑑みなされたものであ
って、その目的はサーマルヘッド等の発熱記録部材によ
ってカード等の基体上にカラーの可視情報を記録するこ
とができ、かつ特別な定着手段を使わずに安定性に優れ
た画像の記録が可能な被情報記録媒体及びそれを用いた
情報記録方法を提供することにある。
上述の目的を達成すべく、本発明においては、基体の
表面に熱転写受容層が設けてあり、該熱転写受容層は、
ガラス転移点が50〜110℃の範囲にある熱可塑性樹脂を
主体として滑剤が添加されて成り、該熱転写受容層の組
成は、固型分総量100重量部に対して、熱可塑性樹脂が7
0〜95重量部、滑剤が5〜20重量部である被情報記録媒
体とした。これは特には、基体の一方の面に樹脂型転写
用の熱溶融接着性記録層を設けて成る熱転写記録媒体の
前記熱溶融接着性記録層と組み合わせて使用されること
により、該熱転写受容層面に記録画像を良好に形成可能
であることを見いだした。
また、ガラス転移点が50〜110℃の範囲にある熱可塑
性樹脂を主体とし滑剤が添加されて成り、その組成は固
型分総量100重量部に対して、熱可塑性樹脂が70〜95重
量部、滑剤が5〜20重量部である熱転写受容層が基体の
表面に設けてある被情報記録媒体の、該熱転写受容層の
面に対して、ガラス転移点が50〜110℃の範囲にある熱
可塑性樹脂を主体として、着色剤及び滑剤を有する組成
で成る樹脂型転写用の熱溶融接着性記録層を基体の一方
の面に設けて成る熱転写記録媒体の、該熱溶融接着性記
録層の面が対向するように重ね合わせ、しかる後、該熱
転写記録媒体の基体側から発熱記録部材により加熱記録
を行って該熱溶融接着性記録層を該熱転写受容層側に選
択的に熱的に接着せしめることによって、目的とする良
好な記録画像の形成が可能となることを見いだした。
なお、前記滑剤は、テフロンパウダー、ポリエチレン
パウダー、ワックス類および高級脂肪酸の金属塩の中か
ら選ばれる少なくとも1種以上のいずれかであることが
特に好ましいことも見いだした。
以下本発明を図面をもとにして具体的に説明する。本
発明に係る被情報記録媒体は紙又はプラスチック等の基
体表面に熱転写受容層を設けた構成になっており、具体
的には第1図に示すように基体(2)とこの上に設けら
れた熱転写受容層(3)から構成されている。又、磁気
記録層を設けた基体を用いたときには、第2図〜第4図
の構成をとる。第2図に示す被情報記録媒体(1)は基
体(2)上に熱転写受容層(3)を設け、基体(2)を
介して熱転写受容層(3)の反対側に磁気記録層(4)
が設けられている。第3図に示す被情報記録媒体(1)
は基体(2)上に磁気記録層(4)を設け、その層上に
熱転写受容層(3)が設けられている。第4図は基体
(2)上に磁気記録層(4)、着色層(5)と熱転写受
容層(3)とがこの順序で積層されている。ここで着色
層(5)は熱転写受容層(3)に熱転写記録された画像
の色相とは別な色相を有する着色層であることが必要で
ある。本発明である被情報記録媒体(1)に可視情報を
記録する方法は、第5図に示すようにサーマルヘッド
(10)と押圧ローラー(11)との間にカード状の被情報
記録媒体(1)と耐熱性のあるフィルム(7)上に熱溶
融接着性記録層(8)を有する転写リボン(6)を記録
層(7)側をカード状の被情報記録媒体(1)面に接す
るようにはさみ、加熱圧接すると加熱された記録層
(7)の一部が熱転写受容層(3)に転写接着されて記
録画像(9)が形成される。その画像形成に当って、ま
ずサーマルヘッド等の発熱記録部材によって熱溶融接着
性記録層(7)の一部が溶融され、かつそれと同時に転
写リボン(6)を介して熱エネルギーが被情報記録媒体
(1)の熱転写受容層(3)に伝達され受容層中の熱可
塑性樹脂がガラス転移温度以上に加熱される。次に熱溶
融された熱溶融接着性記録層が受容層へ熱的に接着し、
転写記録される。上記記録方法をとることによって転写
記録される。上記記録方式をとることによって転写記録
された画像は転写記録後の定着を施すことなく機械的強
度の優れた恒久画像を得ることができる。
上記の記録が達成されるための本発明である被情報記
録媒体は基本的には紙、合成紙又はポリエステル、ポリ
塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチ
ル等から成る基体上にガラス転移点が50〜110℃の範囲
にある熱可塑性樹脂を主体とし滑剤が添加された組成物
からなり、その組成は固型分総量100重量部に対して、
熱可塑性樹脂が70〜95重量部、滑剤が5〜20重量部であ
る熱転写受容層が形成してある。
この熱転写受容層は、上述の熱可塑性樹脂を所望の溶
剤により湿式分散法により均一に分散して得られる塗液
を通常の塗布方法を用いて前記基体上に塗布、乾燥して
得ればよい。その具体的な層構成は前記したように第1
図から第4図のようになる。ここで熱転写受容層(3)
の組成物である熱可塑性樹脂のガラス転移点を特定した
のは、次の様な理由からである。
すなわち、前記したようにサーマルヘッド等の発熱記
録部材によって熱溶融接着性記録層が溶融され、かつそ
れと同時に熱転写記録媒体(熱転写リボン)を介して熱
エネルギーが被情報記録媒体の受容層に伝達され受容層
中の熱可塑性(10)がガラス転移点以上の温度に加熱さ
れる。その時に熱溶融された熱溶融接着性記録層が受容
層へ熱的に接着し転写記録される。この転写記録される
ための受容層中の熱可塑性樹脂の上限のガラス転移温度
が110℃である。それ以上のガラス転移温度を有する熱
可塑性樹脂を受容層に使用すれば転写記録されるが熱的
に接着されていないために転写された画像の機械的強度
は弱く、プラスチック消しゴムでこするとすぐとれてし
まい。又、ガラス転移点を50℃以上に設定したのは受像
層の耐久性を重視したからである。ガラス転移温度が50
℃以下であると耐摩耗性、耐可塑性および耐薬品性の面
で信頼性に欠ける。本発明で使用するガラス転移点が50
℃から110℃の可塑性樹脂を具体的例をもって示せば例
えば、ジカルボン酸成分とジオール成分の縮重合により
形成される線状の飽和ポリエステル、アクリル樹脂そし
てポリアクリルサン(Tg:72℃)、ポリアクリル酸−2
−メトキシエチル(Tg:85℃)、ポリアクリル酸メチル
(Tg:10℃)、ポリアクリル酸−2−ナフチル(Tg:72
℃)、ポリアクリル酸イソボルニル(Tg:94℃)、ポリ
アクリル酸メチル(Tg:103℃)、ポリアクリル酸エチル
(Tg:65℃)、ポリアクリル−t−ブチル(Tg:107
℃)、ポリアクリル酸イソブチル(Tg:53℃)、ポリア
クリル酸フェニル(Tg:110℃)、メタクリル酸メチルと
メタクリル酸アルキルのコポリマー(但し、アルキル基
の炭素数は2〜6個)、ポリメチルクロロアクリレート
(Tg:83℃)、ポリイソプロピル−α−クロロアクリレ
ート(Tg:71℃)等であり、これ等単独又は混合系で用
いても良い。
本発明の被情報記録媒体の熱転写受容層の一構成成分
であり、しかも被情報記録媒体への画像記録に際して使
用される熱転写記録媒体の熱溶融接着性記録層に適用可
能な滑剤は、受容層の耐摩耗性の向上の為に添加される
もので具体的には、例えばテフロンパウダー、ポリエチ
レンパウダー、動物系、植物系、鉱物系および石油系等
の天然ワックス、合成炭化水素系変性ワックス系、脂肪
族アルコールと酸素、脂肪酸エステルとグリセライト
系、水素化ワックス、合成ケトン、アミン及びアマイド
系塩素化炭化水素系、合成動物ロウ系、アルフォーオレ
フィンワックス系等の合成ワックス、及びステアリン酸
亜鉛等の高級脂肪酸の金属塩等をあげることができる。
熱転写受容層の組成比は受容層の固形分総量100重量
部に対して熱可塑性樹脂が70〜95重量部、滑剤が5〜20
重量部である。その他の添加材として着色剤又は無機ま
たは有機フィラーを添加しても本発明の特性を損うこと
はない。好ましい添加量としては10重量部以下である。
本発明である被情報記録媒体(1)の受容層(3)に
熱的に転写記録する熱溶融接着性記録層(8)を設けて
成る熱転写記録媒体(6)はサーマルヘッド等の発熱記
録部材によって受容層中に熱的に接着し、転写記録され
る熱転写記録媒体であればいずれをも使用することは可
能であり、好ましくは、転写記録された画像の耐久性を
考慮して特願昭2−63529号明細書中に開示されている
樹脂型転写リボンを使用することが好ましい。この樹脂
型転写リボンは耐熱性のあるプラスチックフィルム上に
着色剤、ガラス転移点が50〜110℃の範囲にある熱可塑
性樹脂及び滑剤を主体とする転写記録層を設けて成り、
被情報記録媒体上に転写記録された画像(9)が耐可塑
剤性、耐薬品性かつ機械的強度に優れた特性が得られる
材料組成になっている。
一方前述した被情報記録媒体(1)の磁気記録層
(4)は磁性粉、例えばγ−Fe2O3、Co被着γ−Fe2O3
Fe3O4、CrO2、Fe、Fe−Cr、Fe−Co、Co−Cr、Co−Ni、M
nAl、Baフェライト、Srフェライトなどの従来公知の磁
性微粒子を適当な樹脂に分散させた塗布液を基体(2)
上に塗布乾燥し得たもので、またあらかじめ製造されて
いる磁気テープを接着剤を用いて基体(2)上に貼り合
わせて得たものでよい。着色剤層(5)は汎用性の熱可
塑性樹脂例えば、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、線状
の飽和ポリエステル、ポリメタクリル酸メチル、ポリメ
タクリル酸エチル等のメタクリル樹脂の単独又は共重合
物、ポリウレタン、ポリブチラール、ニトロセルロース
等の高分子結着剤に染料又は顔料等の着色剤を適当な溶
剤を用いて湿式分散法により均一に分散して成る塗液を
磁気記録層(4)上に塗布乾燥して形成することができ
る。又、アルミ、スズ等の金属を磁気記録層(4)上に
スパッタ、真空蒸着、メッキ法により形成してもよい。
但し、着色層(5)の色相は被情報記録媒体上に転写記
録された画像と異なることが必要である。
<実施例> 以下本発明の実施例を示すが本発明はこれらの実施例
に限定されるものではない。なお各実施例中「部」は重
量部を意味する。
<実施例1> 熱転写受容塗液の組成 テフロンパウダー 2部 飽和ポリエステル(Tg:67℃) 10部 トルエン/2−ブタノン 50部 上記組成から成る塗液をハイパーにて30分間分散して
受容層塗液とし、乾燥重量が2g/m2になるように188μの
白色ポリエステールシート上にロイヤードにて塗布、乾
燥し、所定の寸法に断裁してカードを作製した。
<実施例2> 磁気記録層塗液の組成 γ−Fe2O3 40部 塩酢ビ系樹脂 7部 ポリウレタンエラストマー 3部 (日本ポリウレタン製) トルエン/2−ブタノン(2/1) 100部 イソシアナート硬化剤 (日本ポリウレタン製コロネートHL) 1部 熱転写受容層塗液の組成 カルナバワックス 1部 アクリル樹脂(Tg:105℃) 10部 [三菱レーヨンBR:80) トルエン/2−ブタノン(2/1) 50部 上記イソシアナート硬化剤を含まない磁気記録層塗液
をサンドミルにて2時間均一分散してなる塗液中に上記
組成のイソシアナート硬化剤を加して成る塗液を250μ
の硬質塩化ビシート上にワイヤバーを用いて乾燥膜厚が
15μになるように塗布乾燥して磁気記録層を設けた。次
いで磁気記録層を設けた硬質塩ビシートの片面に上記組
成から成る熱転写受容層塗液をハイパーにて30分間分散
して受容層塗液とし、乾燥重量が3g/m2になるようにワ
イヤーバーにて塗布し、乾燥し、所定の寸法に断裁して
カードを作製した。
<実施例3> 熱転写受容層塗液の組成 ポリエチレンパウダー 2部 飽和ポリエステル(Tg:65℃) 5部 (ユニチカ製エリーテルUE−3200) アクリル樹脂(Tg:100℃) 5部 (ローム&ハウス製パラライドA−11) トルエン/2−ブタノン(2/1) 50部 着色剤層塗液の組成 TiO2 20部 硝化綿ラッカー(25重量パーセント) 24部 (ダイセル製セルラインFM−200) 飽和ポリエステル 4部 (東洋紡製バイロン103) トルエン/2−ブタノン 40部 イソシアナート硬化剤 1部 (日本ポリウレタン製ID−ネートHL) 1部 実施例2と同様にして硬質塩ビニル上に磁気記録層を
形成した後、その層上にあらかじめサンドミルにて均一
に分散して成る上記組成の着色剤層塗液を乾燥重量が3g
/m2になるようにワイヤーバーにて塗布、乾燥し、着色
剤層を形成した。次にその着色剤層上にあらかじめハイ
パーにて均一に分散して成る上記熱転写受容層塗液を乾
燥重量が1.5g/m2になるようにワイヤーバーにて塗布、
乾燥した。その後所定の寸法に断裁してカードを作製し
た。
<転写リボンの作製例1> 感熱溶融接着製記録層の組成 カーボンブラック 2部 メタクリル酸エステル (三菱レーヨン製BR−64) 10部 塩酢ビコポリマー 3部 (UCC製VAGH) テフロンパウダー 1部 2−ブタノン 50部 上記組成から成る塗液をペイントコンディショナーに
て30分間粉砕、分散して熱溶融接着性記録層塗液とし、
乾燥重量が3g/m2になるように、あらかじめ裏面にステ
ィッキング防止層を設けて成る6μのポリエステルフィ
ルム上にワイヤーバーにて塗布、乾燥して樹脂型転写リ
ボンを作製した。
<転写リボン作製例2> 作製例2の着色剤であるTiO2をオイルレッドに加えた
以外は作製例1と同様にして樹脂型転写リボンを作製し
た。
<実施例4> 上記実施例1〜3に従って作製されたカード状の被情
報記録媒体を上記作製例1又は2の樹脂型転写リボンを
使用して東芝製サーマルシュミレータ(印字条件:印加
電力0.45W/dot、パルス巾2.5msON/OFF)にてOCR文字、
漢字、ローマ字などの印字パターンを熱転写記録したと
ころ、鮮明な記録画像を得ることができた。又、記録後
の画像の耐久性を評価したところ、耐可塑剤性、耐薬品
性、耐摩性、耐スクラッチ性に対して優れた熱転写記録
画像を得ることができた。
<発明の効果> 本発明によれば熱転写受像層を有する被情報記録媒体
上にモノクロ表示、およびカラー表示が可能で、かつ耐
薬品性、耐機械的強度の優れた画像記録を形成すること
が出来る。その為、偽造防止の必要なカード類、シール
レス定期券の可変情報の記録、プリペイドカード類の残
高表示媒体としてきわめて広い情報記録カードとして利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本発明に係る被情報記録媒体の断面説
明図であり、第5図は本発明に係る情報記録媒体への情
報記録方法を模式的に表した説明図である。 1……被情報記録媒体、2……基体 3……感熱転写受容層、4……磁気記録層 5……着色層、6……樹脂型転写リボン 7……熱溶融接着性記録層 8……耐熱性のあるフィルム 9……記録画像、10……サーマルヘッド 11……押圧ローラー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−34182(JP,A) 特開 昭63−302091(JP,A) 特開 昭63−7972(JP,A) 特開 昭57−107885(JP,A) 特開 昭52−114333(JP,A) 特開 昭59−199285(JP,A) 特開 平1−120389(JP,A) 特開 昭62−288085(JP,A) 特開 昭62−158094(JP,A) 特開 昭61−258790(JP,A) 特開 昭60−154096(JP,A) 実開 昭60−182139(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体の表面に熱転写受容層が設けてあり、
    該熱転写受容層は、ガラス転移点が50〜110℃の範囲に
    ある熱可塑性樹脂を主体とし滑剤が添加されて成り、該
    熱転写受容層の組成は、固型分総量100重量部に対し
    て、熱可塑性樹脂が70〜95重量部、滑剤が5〜20重量部
    であることを特徴とする被情報記録媒体。
  2. 【請求項2】前記滑剤は、テフロンパウダー、ポリエチ
    レンパウダー、ワックス類および高級脂肪酸の金属塩の
    中から選ばれる少なくとも1種以上のいずれかであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の被情報記
    録媒体。
  3. 【請求項3】ガラス転移点が50〜110℃の範囲にある熱
    可塑性樹脂を主体として滑剤が添加されて成り、その組
    成は固型分総量100重量部に対して、熱可塑性樹脂が70
    〜95重量部、滑剤が5〜20重量部である熱転写受容層が
    基体の表面に設けてある被情報記録媒体の、該熱転写受
    容層の面に対して、 ガラス転移点が50〜110℃の範囲にある熱可塑性樹脂を
    主体として、着色剤及び滑剤を有する組成で成る樹脂型
    転写用の熱溶融接着性記録層を基体の一方の面に設けて
    成る熱転写記録媒体の、該熱溶融接着性記録層の面が対
    向するように重ね合わせ、 しかる後、該熱転写記録媒体の基体側から発熱記録材に
    より加熱記録を行って該熱溶融接着性記録層を該熱転写
    受容層側に選択的に熱的に接着せしめることによって記
    録画像を形成させることを特徴とする情報記録方法。
  4. 【請求項4】前記滑剤は、テフロンパウダー、ポリエチ
    レンパウダー、ワックス類および高級脂肪酸の金属塩か
    ら選ばれる少なくとも1種以上のいずれかであることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の情報記録方
    法。
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