JP2937778B2 - 固形制汗防臭剤 - Google Patents

固形制汗防臭剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汗による体臭の発生を
防止する制汗防臭剤の改良組成に関する。より詳しく
は、ミョウバン類を成分要素として含有する制汗防臭剤
の改良組成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ミョウバン類は汗の分泌を抑える
収斂剤として制汗作用を発揮することが知られ、これを
汗による体臭の防臭剤として構成したものも存在する。
例えば、特開平3−220118号公報、特開平5−9
7643号公報に開示されている発明である。
【0003】また、このミョウバン類を主剤とする制汗
防臭剤は、特開昭60−239411号公報、特開平4
−103519号公報などに示されるように粉末状のも
の、特開昭58−57313号公報に示されるように、
ポリエチレングリコール系界面活性剤とカルボン酸系の
陰イオン界面活性剤との混合によるペースト状のもの、
油性クリーム中に混合し又は水中に乳化剤と共に混合し
てなるクリーム状のもの、水又はアルコール中に溶解し
た液状のもの、またこの液剤をスプレー剤としたもの、
及びミョウバン類の結晶を塊状の棒状物として形成した
ものが存在する。
【0004】しかし、粉末状、ペースト状、クリーム
状、液状及びスプレー状のものにあっては、腋下など身
体上の一部に用いるには適しているが、全身をその対象
とするには不適当である。このため、従来はミョウバン
類を棒状とし、これを所定の容器内あるいは通水性の袋
内に収納した状態で、これを40℃前後の温水中に浸
し、その溶解分を身体上に塗布する用法が一般的に行わ
れている。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】しかし、前記した塊状
の棒状物を得るには、例えば、12水塩のミョウバン類
の粉末結晶を加熱し、その結晶水中で融解し、これを成
型器内に流し込んで冷却硬化させる方法によるが、ミョ
ウバン類の単剤による組成の場合、その融解液について
は流動性が乏しく、製造時の流し込みが困難であり、こ
のため製造に長時間を要する結果となる。
【0006】また、得られる塊状物には、結晶分が多く
生じて全体として不均一となる。従って、製品化し得る
透明状の部分は極めて限られることにより、このため良
質の製品を得るためには、その透明部分を選択的に加工
する後加工が必要となる。またこの結果、製品単価が著
しく高価につくという欠点がある。
【0007】また、このようにして得られた製品につい
ては、ミョウバン類の特性に基いて良好な防臭効果が発
揮されるものの、経時安定性に乏しく、短期間内に亀裂
や発粉が生じ、また使用途中において亀裂や発粉の著し
い増大が生じる。このような亀裂や発粉の発生は、それ
自体の外観を損うのみならず、前記した用法において、
温水中への溶解量が極めて増大してしまう欠点がある。
このような使用量の増大は、過量の使用となって、経済
的ではないのに加えて、このミョウバン類自体安全では
あるものの、皮膚にとっては好しくはないことも考えら
れる。
【0008】そこで、本発明ではミョウバン類を成分要
素とする固形状の制汗防臭剤につき、特に製造するのに
適した流動性を有すると共に、得られる成形品が全体と
して均一で透明状であり、経時安定性を保持しまた使用
途中においても亀裂、粉末化など生じず、しかも制汗防
臭効果に優れ、また使用時にベタつき感を生じさせない
等、使用性にも優れたものを提供することを目的とし
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明では固形制汗防臭剤につき、次のように構
成した。即ち、次の一般式
【化1】(式中、nは、2〜12)、
【化2】(式中、nは、2〜12)、
【化3】(式中、nは、2〜12)及び
【化4】(式中、nは、2〜12)で示される群から選
ばれる少なくとも一種のミョウバン類と、ポリオキシエ
チレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマーとを必
須成分として含有することを特徴とする。
【0010】上記した一般式で示されるミョウバン類
は、カリウムミョウバンの水和物、アンモニウムミョウ
バン、ナトリウムミョウバン、及びアンモニウム鉄ミョ
ウバンの水和物であり、結晶水の付加モル数(n)が2
〜12のものをそれぞれ包含する。
【0011】本発明において、上記した結晶水の付加モ
ル数は4〜6のものが均一性及び透明性の点で好ましい
ものが得られ、またこの付加モル数が4のものが特に透
明性の点で優れている。なお、この付加モル数が1以下
であると、製造に必要な流動性が十分に得られない。ま
たこの数が12を超えるものは実際上に存在しない。
【0012】また、ポリオキシエチレン−ポリオキシプ
ロピレンブロックポリマーとしては、例えば、ポリオキ
シエチレン(25)−ポリオキシプロピレン(30)ブ
ロックポリマーなどのほか、エチレンジアミンテトラポ
リオキシエチレン−ポリオキシプロピレン、ポリオキシ
エチレン−ポリオキシプロピレン液状ラノリン、ポリオ
キシエチレン−ポリオキシプロピレンオクチルエーテル
リン酸(4E.O.)(3OP.O.)、ポリオキシエチレ
ン−ポリオキシプロピレンオリゴサクネート(3E.
O.)(2OP.O.)、ポリオキシエチレン(1)−ポリ
オキシプロピレングリコール(2)、ポリオキシエチレン
(3)−ポリオキシプロピレングリコール(17)、ポリオ
キシエチレン(10)−ポリオキシプロピレングリコール
(30)、ポリオキシエチレン(200)−ポリオキシプロ
ピレングリコール(40)、ポリオキシエチレン−ポリオ
キシプロピレングリエリルエーテル(24E.O.)(2
4OP.O.)、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピ
レンステアリルエーテル(34E.O.)(23OP.
O.)、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンセ
チルエーテルなどを挙げることができる。なお、これら
に限定されないが、HLB(Hydrophile Lipophile Bal
ance)が4〜15のものが混合性の点で特に好ましい。
【0013】また、上記したミョウバン類とポリオキシ
エチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマーとの
配合は、重量比で、99対1〜86対14の範囲である
ことが好ましい。この割合が99対1未満であると、流
動性が悪く製造に支障をきたし、また84対15以上で
あると、特に使用時にベタつき感が生じる傾向があるか
らである。またこの配合割合は、95対5〜88対12
の範囲で、各特性が安定し経済的に利用できる点で特に
好ましく、また95対5の場合には、特に透明性の優れ
たものが得られる点で、さらに好ましい。なお、ポリオ
キシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマー
の配合量が多くなると、当該固形製剤においてその過量
分が分離し浸出することがある。従って、このブロック
ポリマーの配合量は少ない方がその浸出分に対する拭き
取り操作等が不要となる点で好ましい。
【0014】また、本発明は、前記したミョウバン類と
ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポ
リマーの成分に加えて、さらに硫酸塩を必須成分として
配合したものを含む。
【0015】この硫酸塩としては、硫酸アンモニウムな
どのアンモニウムの塩、硫酸カリウム、硫酸ナトリウム
などのアルカリ金属との塩等を挙げることができるが、
これらに限定されない。
【0016】また、上記した配合組成において、硫酸塩
の配合量は、25重量%未満の量で配合できるが、ポリ
オキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマ
ーの減量分を補って均一性の向上に有効な量とすること
が好ましい。なお、この有効量は硫酸塩の種類によって
も異なる。この硫酸塩を配合することにより当該組成物
について均一性を向上させ得るが、その配合量が25重
量%以上となると、却って均一性の低下を招く。
【0017】また、本発明に係る固形制汗防臭剤は、例
えば、次の方法によって製造することができる。即ち、
ミョウバン類の水和物の粉末を加熱することによって所
定の水和物の融解液とし、これにポリオキシエチレン−
ポリオキシプロピレンブロックポリマー、場合によって
は、硫酸塩を加えて混合し、この混合溶解液を所定の型
(例えば、パイプ)に流し込んで冷却し、この固化物を
取り出して所定の寸法の柱状物に切断しこれを製品とし
て成形することによって得られる。
【0018】
【作用】本発明に係る組成構成によれば、製造時の型へ
の流し込みに適当な流動性を生じさせることができる。
【0019】また、得られる固化物についても全体とし
て均一性及び透明性につき良好なものが得られる。従っ
て、この得られた固化物のほぼ全体を製品として利用で
きる。
【0020】また、この固化物の切断加工品について
も、均一性、透明性が良好で、割れ強度が高く、経時安
定性、使用途中での崩壊阻止性能が優れている。
【0021】また温水中での溶出率が低下し、使用時乃
至使用後においてベタつき感を生じさせず、また所定の
制汗防臭性能を有効に保持している。
【0022】また、硫酸塩が必須成分として配合される
場合には、特に、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロ
ピレンブロックポリマーの配合量が少ないときにも、均
一性が向上する。
【0023】
【実施例】 カリウムミョウバン(12水塩)12.3kgを受器に
給入し、これをマイクロウェーブ加熱装置(5kw)によ
って加熱し、約110℃の温度下で融解させた。さらに
この融解物を煮沸し、その重量が9.5kgになるまで水
分を蒸発させた。
【0024】次いで、この得られたカリウムミョウバン
(推定6水塩)の融解物中に、個別にポリオキシエチレ
ン(25)−ポリオキシプロピレン(30)ブロックポ
リマー(以下、POE(25)−POP(30)ブロッ
クポリマーという。)を次表1に示す割合でそれぞれ混
合した。
【表1】
【0025】次いで、これらの混合融解物をそれぞれポ
リプロピレン製の冷却パイプ(40mmφ、長さ60cm)
内に流し込んで、常温(25℃)下に24時間放置する
ことによって冷却固化させた。次いで、これらの棒状の
固化物を取り出してそれぞれ2cmの長さの柱状物として
切断し、さらに成形加工を施して100g/個の柱状製
品をそれぞれ得た。
【0026】また、上記同様の製造工程により、カリウ
ムミョウバン(推定6水塩)のみ(表No.8)からなる
柱状製品と、このカリウムミョウバン(推定6水塩)に
対しPOE(25)−POP(30)ブロックポリマー
を、重量比で、85対15(表No.9)の割合で配合し
た柱状製品とを比較例とした。
【0027】上記した各柱状製品を試料とし、これを試
験して得られた各種の特性を表1に掲げた。なお、表1
中の各種特性の評価方法は次のとおりである。
【0028】均一性は、目視観察により、次の基準に従
って判断した。◎は透明性状を呈し全体として均一なと
き、○は結晶粉は生じず全体として均一なとき、△は結
晶粉が一部に析出したとき、×は結晶粉がかなり多く析
出したとき、である。
【0029】また透明性は、各試料を20mmの厚さに切
断してスライス片とし、このスライス片を26ポイント
の活字を印刷した紙面上に置き、その活字の判読可能性
を次の基準に従って判断した。◎は明確に判読できると
き、○は明確ではないが比較的容易に判読できるとき、
△は判読可能なとき、×は全く判読できないとき、であ
る。
【0030】また、経時安定性は、各試料を30μm厚
のポリエチレンフィルムにより包装し、これを37℃の
温度条件下に1ケ月間放置した後の状態を次の基準に従
って判断した。○は外観が全く変化しないとき、△は僅
かに亀裂あるいは発粉が生じたとき、×は著しい亀裂あ
るいは発粉が生じたとき、である。
【0031】また、割れ強度は各試料を20mmφ、10
mm厚のものとして成形し、これを試験片として圧縮し、
この際の割れが生じる直前の強度をを測定したものであ
る。
【0032】崩壊性は、各試料を30名のパネラーガ通
常の方法で1ケ月間に亘って使用した場合の各試料の状
態を次の基準に従って判断した。○は崩壊が全く生じ
ず、かつ減量状態が均一であるとき、×は著しい亀裂あ
るいは崩壊が生じたとき、である。
【0033】溶出率は、予め重量を測定した糸付き試料
を40℃の温水中に浸漬し、これを1時間後に取り出し
てその重量を測定して次の計算式により求めた。
【数1】 なお、計算式中、W1は浸漬前の試料重量、W2は浸漬後
の試料重量である。またこの求めた溶出率は溶崩性の評
価基準となる。
【0034】ベタつき感及び制汗防臭効果は、強い腋臭
の発生が認められるパネラー30名(男15名、女15
名)がそれぞれ、入浴後に布製の包袋内に収納した試料
を40℃の温水中に浸し、これをパネラーの一方の腋下
に擦り付けた。なお、包袋のみを同温水中に浸して擦り
付けた場合をコントロールとした。このコントロールと
比較して制汗防息効果があったとするパネラーの数の割
合でその効果の評価とした。またベタつき感は次の基準
によった。○はベタつき感が全く生じないとき、△は僅
かにベタつき感が生じたとき、×はベタつき感が著しい
とき、である。
【0035】表1の結果によれば、POE(25)−P
OP(30)ブロックポリマーの配合により、均一性、
経時安定性、割れ強度、使用途中の崩壊性及び溶崩性に
つき、顕著な向上が認められる。またその配合量を一定
の範囲に制限することにより透明性について良好で、ま
たベタつき感が少なく使用性が優れ、しかも有効な制汗
防臭効果を保持していることが認められる。
【0036】アンモニウムミョウバン(12水塩)1
0kgを、テフロン加工を施した内面を有する反応釜内で
加熱して約110℃の温度下で融解させた。さらにこの
融解物を煮沸し、その際の水分蒸発量を測定し、この水
分蒸発量からその9水塩(表No.11)、6水塩(表No.
12)、4水塩(表No.13)、3水塩(表No.14)、
2水塩(表No.15)及び1水塩(表No.16)を推定し
た。
【0037】これらの推定したアンモニウムミョウバン
の水和物を成分として、この融解物に対し、エチレンジ
アミンテトラポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレ
ンブロックポリマー(以下、EDTPOE−POPブロ
ックポリマーという。)を、重量比で、95対5の割合
で混合した。
【0038】次いで、これらの混合融解物をそれぞれポ
リプロピレン製の冷却パイプ(40mmφ、長さ60cm)
内に流し込んで、常温(25℃)下に24時間放置する
ことによって冷却固化させた。次いで、これらの棒状の
固化物を取り出して、それぞれ2cmの長さの柱状物とし
て切断し、さらに成形加工を施して100g/個の柱状
製品をそれぞれ得た。
【0039】上記した各柱状製品を試料として試験して
得られた各種の特性を次表2に掲げた。
【表2】
【0040】なお表2中、製造性は、製造過程における
前記混合融解物の前記した冷却パイプ内への流し込み工
程での流動性を次の基準によって評価したものである。
○は冷却パイプ内に容易に流し込みができる流動性を有
するとき、△は流し込みは可能であるが比較的長い時間
を要するとき、×は流し込みがほとんど不可能なとき、
である。また均一性、透明性及び経時安定性についての
評価方法は、前記の場合と同様である。
【0041】表2の結果によれば、経時安定性について
の特性から、アンモニウムミョウバンの水和物によって
もカリウムミョウバンの水和物による場合と同様の特性
が得られることが判る。また製造性についての結果か
ら、製造性を良好にするには結晶水2(n=2)以上で
あることが必要であることも判る。また均一性について
の特性から結晶水6未満の場合が最適であることも判
る。
【0042】カリウムミョウバン(推定6水塩)とア
ンモニウムミョウバン(推定4水塩)とをそれぞれ融解
状態で、重量比で、1対1の割合で混合し、これにPO
E(25)−POP(30)ブロックポリマーを上記混
合ミョウバンに対し、重量比で、95対5の割合で混合
した。この混合融解物を前記同様に冷却パイプ内に流し
込んで、冷却固化物を得てこれを切断し、100g/個
の柱状製品を得た。
【0043】上記の冷却固化物については、そのほぼ1
00%を柱状製品として利用することができた。また透
明性、崩壊性、経時安定性につき良好で、ベタつき感も
生じず、また有効な制汗防臭効果も得られた。
【0044】アルミニウムナトリウムミョウバン(1
2水塩)を受器に給入し、これをマイクロウェーブ加熱
装置(5KW)によって加熱し、約110℃の温度下で融
解した。次いで、この融解物中にPOE(30)−POP
(33)ブロックポリマーと硫酸アンモニウムを次表3に
示す割合でそれぞれ混合溶解した。
【表3】
【0045】次いで、これらの混合溶解物をシリコンゴ
ム製カップ(10cmφ)内に100g充填し、40℃の
温水中下にて3時間に亘って冷却硬化させた。その後、
硬化物をカップ内から取り出してこれを温水(40℃)
中で磨き処理を施して90g/個の円板形(厚約1cm)
の制汗防臭剤の製品をそれぞれ得た。
【0046】これらの製品に関して、前記同様の方法に
よる製造性等の特性を表3に掲げたが、この特性によれ
ばPOE−POPブロックポリマーの配合量が少ない場
合において、硫酸アンモニウム等の硫酸塩を適宜配合す
ることによって、均一性の向上を図れることを確認でき
る。
【0047】
【発明の効果】上述のように本発明は構成されることか
ら、次のような効果が発揮される。先ず、固形制汗防臭
剤につき、均一性に優れたものが得られることから、そ
のほぼ全体を製品として利用することが可能である、従
って、良品でかつ安価なものとして市場に提供すること
ができる。また透明性の点で優れたものが得られること
から、外観上も多様なものとして提供できる。
【0048】また、経時安定性に優れ、また使用途中の
崩壊も生じないことから、使用の開始前後において外観
が一定に保たれると共に、これによって常時ほぼ安定し
た量の成分を水中への溶解させることができる。従っ
て、安全かつ経済的な利用が可能である。
【0049】また、使用時にベタつき感等の弊害を伴う
こともなく、有効な制汗防臭効果が発揮される。従っ
て、固形状組成物であることと相俟って、身体の一部の
みならず全身に渡って有効に使用することができる。
【0050】また、硫酸塩が必須成分として配合される
場合には、POE−POPブロックポリマーの配合を少
なくでき、また均一性の向上を図ることができる。従っ
て、製品化の際の処理工程を省略できるから、迅速な製
造が可能となり、しかも質の高い製品を得ることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三 浦 睦 也 大阪市西淀川区姫島2丁目13番26号株式 会社ピーアンドピーエフ内 (72)発明者 斉 藤 吉 信 大阪市西淀川区姫島2丁目13番26号株式 会社ピーアンドピーエフ内 (72)発明者 新 谷 誠 之 大阪市西淀川区姫島2丁目13番26号株式 会社ピーアンドピーエフ内 (72)発明者 仁 科 哲 夫 大阪市西淀川区姫島2丁目13番26号株式 会社ピーアンドピーエフ内 (56)参考文献 特開 平3−220118(JP,A) 特開 平4−217620(JP,A) 特開 昭58−57313(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 - 7/50

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の一般式 【化1】 (式中、nは、2〜12)、 【化2】 (式中、nは、2〜12)、 【化3】 (式中、nは、2〜12)及び 【化4】 (式中、nは、2〜12)で示される群から選ばれる少
    なくとも一種のミョウバン類と、及びポリオキシエチレ
    ン−ポリオキシプロピレンブロックポリマーとを必須成
    分として含有することを特徴とする制汗剤組成物。
  2. 【請求項2】前記ミョウバン類とポリオキシエチレン−
    ポリオキシプロピレンブロックポリマーとの配合量が、
    重量比で99対1乃至86対14の割合であることを特
    徴とする請求項1の固形制汗防臭剤。
  3. 【請求項3】次の一般式 【化1】(式中、nは、2〜12)、 【化2】(式中、nは、2〜12)、 【化3】(式中、nは、2〜12)及び 【化4】(式中、nは、2〜12)で示される群から選
    ばれる少なくとも一種のミョウバン類と、ポリオキシエ
    チレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマーと、及
    び硫酸塩とを必須成分として含有することを特徴とする
    固形制汗防臭剤。
  4. 【請求項4】硫酸塩が、硫酸アンモニウム、硫酸カリウ
    ム及び硫酸ナトリウムから選ばれる一又は二以上である
    ことを特徴とする請求項3の固形制汗防臭剤。
  5. 【請求項5】硫酸塩が、25重量%未満の配合量である
    ことを特徴とする請求項3又は4の固形制汗防臭剤。
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