JP2937754B2 - 光量制御装置 - Google Patents

光量制御装置

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JP2937754B2 JP11703294A JP11703294A JP2937754B2 JP 2937754 B2 JP2937754 B2 JP 2937754B2 JP 11703294 A JP11703294 A JP 11703294A JP 11703294 A JP11703294 A JP 11703294A JP 2937754 B2 JP2937754 B2 JP 2937754B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビデオカメラ等の撮影
機器に搭載される光量制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラ等の撮影機器に搭載される
光量制御装置は、例えば図23(a)に示すように、永
久磁石で構成される例えば2極着磁されたロータマグネ
ット82の外周にロータマグネット82と磁気回路を構
成するヨーク83を設けるとともに、ロータマグネット
82とヨーク83との空隙に駆動コイル81と、ロータ
マグネットの回転速度を検出する制動コイル85とを設
置した内磁型の駆動源89であるモータにより、遮光部
材からなる光量制御部材86を駆動するようにしてい
る。84はロータマグネット82の回転位置を該ロータ
マグネット82の磁束から検出するホール素子、87は
光量制御部材86を閉方向に付勢する戻しバネである。
【0003】図23(b),(c)は従来例をカメラに
装備した状態を示し、Lは光学スペース、Dはレンズ鏡
筒スペース、h1はカメラデッキ幅、V1はカメラデッ
キ高さとレンズ鏡筒スペースを加えた高さ、であり、h
2は、従来例の光量制御部材86が駆動源89に回動駆
動されるために、レンズ鏡筒スペースD外にレンズを移
動自在に支持するガイドバー23,24を設置すること
により大きくなったカメラ幅、V2は円筒形の内磁型モ
ータを使用したために大きくなったカメラの高さを示
す。
【0004】図23(d)はホール素子84がホール素
子用プリント基板89に実装されている状態を示し、プ
リント基板89とカメラ本体との導通をとるためのプリ
ント基板88は不図示のリード線等により結線されてい
る。また、プリント基板89と88は実開平5−551
31号公報のように一体のフレキシブルプリント基板で
ある場合もある。
【0005】図24はこの内磁型のモータ駆動源とする
光量制御装置のブロック図を示し、Aはビデオカメラの
レンズ部、Bはカメラの制御回路部で、レンズ部Aには
ズームモータ100、光量制御装置の駆動源102と一
体の制動コイル101および位置検出手段103の検出
装置(ホール素子84)103a、オートフォーカスモ
ータ104、撮影光学系を通過した被写体の光量を検出
する光量検出装置105で構成され、またカメラの制御
回路Bは光量検出装置105からの信号を映像信号に処
理してビデオ信号として出力する映像信号処理回路10
6、該光量検出装置105からの信号を基に、合焦のた
めにオートフォーカスモータ104を駆動制御する制御
回路107、絞りを開閉駆動させるための駆動量を設定
するための駆動量設定手段108を有し、また制動コイ
ル101からの速度情報を増幅する増幅器110、該増
幅器110からの速度情報と該駆動量設定手段108か
らの情報の比較に基づいて光量制御部材86を駆動する
モータの駆動コイルへの通電を制御する比較手段111
を有し、さらに検出手段103の検出装置(ホール素子
34)103aで検出した位置情報を増幅器103bを
有し、増幅器103bからの位置情報は駆動量設定手段
108に入力される。
【0006】このような構成の従来の光量制御装置は、
光量制御部材86を緩やかに、しかもスムーズに開閉動
作させるために、制動コイル101でロータマグネット
82の回転速度を検出し、最適な光量となる位置まで速
度制御を行っており、閉方向へは戻しバネ87の付勢力
で光量制御部材86を駆動させている。
【0007】一方、光量制御装置を構成する機械的な駆
動機構と、電気的な制御回路とは別々に離れて配置さ
れ、制御回路はカメラの制御回路部へ、駆動機構はレン
ズ部へと夫々設けられ、その間をホール素子84やコネ
クターが実装されたインターフェースであるプリン
板88と、該プリント基板とカメラ制御回路を接続する
不図示のフレキシブルプリント基板等により接続してい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の光量制御装置は、光量制御部材の駆動源が内磁型のモ
ータを使用しているため、以下のような問題が指摘され
ている。
【0009】(1)内磁型のモータは、構造状円筒形に
形成されるため、装着されるレンズ鏡筒から飛び出し、
レンズ鏡筒の小型化、ひいてはカメラのカメラ全体の小
型化を阻害していた。
【0010】(2)オートフォーカスやズームモータ駆
動時の振動により、レンズ鏡筒が振動するとともに光量
制御装置が共振し発音していた。このため従来では、防
振部材を光量制御装置に貼り付ける等の対策をとってい
た。
【0011】(3)上記(2)の問題に起因し、コネク
タによる接続不良が生ずる場合があった。
【0012】(4)ホール素子の取り付けは、ヨークや
コイルボビン等にホール素子用プリント基板を接着して
あるいはテープで固定していたが、上記振動や環境条件
下で貼り付け位置がずれ、検出信号の信頼性をなくし、
装置の誤動作を招いていた。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、光軸に対し直交する平面内を直進移動可能な光量制
御部材を有する光量制御部材保持部と、前記光量制御部
材を開き位置と閉じ位置との間で駆動する駆動源とを有
し、前記光量制御部材保持部と前記駆動源とが連結され
て光軸に対して直交する前記平面内において平面略L字
形状に形成され、前記駆動源は、光軸方向に沿って回転
軸を有する永久磁石よりなるロータマグネットに対向し
て、巻回される駆動コイルへの通電により励磁トルクを
発生するステータヨークの磁極を配置すると共に、前記
ステータヨークにディテントトルクを磁気的に調整する
ディテントトルク調整手段を設けたことを特徴としてい
【0017】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載した発明において、ロータマグネットの回転中心を光
軸の中心よりも前記駆動源の長手方向にずらして配置す
ることを特徴としている
【0018】請求項3に記載した発明は、永久磁石より
なるロータマグネットと、前記ロータマグネットを通電
により駆動するための駆動コイルと、前記ロータマグネ
ットの磁気を検知するためのホール素子とを有する駆動
源と、前記駆動源により開位置と閉位置との間を駆動さ
れる光量制御部材と、前記駆動源の前記駆動コイルと前
記ホール素子の端子が接続されるプリント基板とを有
し、前記プリント基板の一端側の接続部はくし歯状のラ
ンドが形成されていることを特徴としている
【0019】請求項4に記載した発明は、請求項3に記
載した発明において、前記プリント基板が駆動源と同じ
直線部に形成された係合爪により係止されると共に、前
記駆動部の端より前記プリント基板の接続部をなすくし
歯状のランドが突出することを特徴としている
【0020】請求項5に記載した発明は、永久磁石より
なるロータマグネットと、前記ロータマグネットを通電
により駆動するための駆動コイルと、前記ロータマグネ
ットの磁気を検知するためのホール素子とを有する駆動
源と、前記駆動源により開位置と閉位置との間を駆動さ
れる光量制御部材と、前記駆動源の前記駆動コイルと前
記ホール素子の端子が接続されるプリント基板とを有
し、前記プリント基板のランド穴にさし込まれる前記ホ
ール素子の端子の少なくとも一本は前記プリント基板と
平行に折曲している部分が形成され、前記ホール素子は
前記プリント基板に対して起立して実装配置することを
特徴としている
【0021】請求項6に記載した発明は、請求項5に記
載した発明において、前記ホール素子は、前記光量制御
部材と前記ロータマグネットを含む駆動源及び前記プリ
ント基板を支持する地板に係止されていることを特徴と
している
【0022】請求項7に記載した発明は、請求項6に記
載した発明において、前記プリント基板は請求項3にお
けるプリント基板であることを特徴としている
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【実施例】
(第1の実施例)図1ないし図5は本発明の特徴を最も
よく表す図面であり、同図に示す光量制御装置はいわゆ
る外磁型のモータを駆動源とする光量制御装置を示す。
【0030】3−1,3−2はステータヨークで、光軸
12に対して直交する方向に配置されていて、コイル1
が巻き回されるコイルボビン1aがヨーク3−1に装着
されている。2はステータヨーク3−1,3−2の先端
部に形成された円周部内に空隙を有して配置されたロー
タマグネットで、方向に2極に着磁されている。ステ
ータヨーク3−1の該円周部には、磁極3aが形成さ
れ、ステータヨーク3−2の該円周部には開角が該磁極
3aよりも小さく90度以上である磁極3bが、該磁極
3aの対向する位置からずらして配置されるように形成
され、該磁極3bのずらした方向と反対側の側面3c
は、該磁極3a側へ傾けるように形成されている。
【0031】本実施例では、この磁極3aと3bの開角
の大きさと対向角度位置、さらには、磁極の側面3cに
よって、ロータマグネット2に対して一方向の最適なデ
ィテントトルクを発生させ、本実施例ではこのディテン
トトルクによって光量制御部材6,7が閉じる方向にロ
ータマグネット2を付勢し、このため、従来のように戻
しバネを用いる必要がない。
【0032】9は回転軸9cに一対のアーム部9a,9
bを一体的に形成した伝達部材で、ロータマグネット2
の軸穴に該回転軸9cが固定され、該一対のアーム部9
a,9bの先端にそれぞれ形成した作動ピンが光量制御
部材6,7の各係合穴に係合し、ロータマグネット2の
回転により光量制御部材6,7が互いに向かい合う方向
に移動させて開口径を小さくさせ、また互いに離れあう
方向に移動させることにより開口径を大きくさせるよう
にしており、これによりレンズ入射光の光量を調節す
る。
【0033】8は地板で、開口部8a、ステータヨーク
3−1,3−2を係合保持する係合爪8h,8i,8
j,8K,8L、ロータマグネット2に固定された回転
軸9cの一方の軸端を軸支する軸受8b、ホール素子4
が臨むホール素子用開口8d、ホール素子4を係合保持
する係合爪8e,8f、光量制御部材6,7に形成され
た支持案内用の長溝が嵌合する案内ピン8u,8x、該
光量制御部材6,7を光軸方向に光量制御部材ごとに段
差を設けて支持する支持レール8y,8z,8w、該回
転軸9cの他方の軸端を軸支する軸受キャップ13を係
合支持する係合爪8c,8g、プリント基板11を係合
支持する支持部8m,8p,8nが地板8の裏側に形成
され、モータ部が光軸のラジアル方向に垂直な直線部に
はめ込まれ、また光量制御部材6,7も該モータ部と同
じ方向から装着される。そして、開口部10a、光量制
御部材6,7を光量制御部材ごと光軸方向に段差を設け
て支持する支持レール10b,10c,10dを有する
と共に光量制御部材6,7の保持や外部からのゴミ等の
侵入を防ぐケース10により地板8の表側の開口が塞が
れている。
【0034】プリント基板11には、ホール素子が起立
して実装され、コイル1の端子がハンダ付けされ、カメ
ラの制御回路部と信号の授受を行うためのランド部11
a,11bがくし歯形状に形成され、カメラの制御回路
のプリント基板の穴20aにさし込まれ、図4(a)の
ようにハンダ付けされて導通をとるとともに固定され
る。特にランド部11bは上記目的の他、テストパター
ンとして特性動作等のチェックランドとしての役割をか
ねる。
【0035】このプリント基板では、コネクタや中間イ
ンターフェース部材が必要なく、接触不良やノイズ源が
なくなり、信頼性の高い接続が可能となっただけでな
く、オートフォーカスモータやズームモータ駆動時に発
生する振動による共振を防止する効果もある。特に本実
施例のホール出力を微分する速度制御方式では、ホール
出力にノイズがのらない事が重要である。該プリント基
板11に実装されるホール素子4の端子は、直線でのば
した端子と折り曲げた端子を有し、端子のランド間を広
げるとともに、ホール素子4をプリント基板11に離し
て起立させた場合の倒れを防止し、安定した位置で検知
する役割をもつ。
【0036】図7はレンズ鏡筒部22をカメラデッキ部
21に取り付けた場合のデッドスペースを表わしたもの
で、Lは光学スペース、Dはレンズ鏡筒スペースh1
は、カメラデッキ幅、V1はデッキ高さとレンズ鏡筒ス
ペースを合わせた高さである。斜線で示すようにデッド
スペースは、レンズ鏡筒スペースDから光学スペースL
を除いたレンズ鏡筒デッドスペースに、カメラデッキ部
とレンズ鏡筒スペースのデッドスペースを加えたもので
ある。
【0037】図6は、上記デッドスペース内に本実施例
の光量制御装置を装備した状態を示し、23,24はレ
ンズを移動可能に支持するガイドバーである。このよう
に光量制御部材6,7が互いに向かい合う方向に直進移
動するので、ガイドバーをレンズ鏡筒内のスペース内に
設けることができ、図2に示すように駆動部を光量制御
部材6,7の直進移動方向に直角に配置するとともに、
ロータマグネット2の回転中心を光軸中心から寸法Sの
分だけずらすことで略L字型の光量制御装置とすること
ができ、上記デッドスペース内に収納可能とした。
【0038】すなわち、カメラ全体のコンパクト化が可
能であるとともにレンズ鏡筒への組込みを後から差し込
んで行うことができ、上記プリント基板11の接続及び
固定に適した構成で、保守、修正、交換、組み立て作業
等も容易にすることができる。
【0039】次に、上記した構成の光量制御装置を装備
したビデオカメラを図9に示すブロック図を用いて説明
する。なお、図24のブロック図と同一の手段には同一
の符号を付してその説明を省略する。
【0040】撮影レンズへの入射光が光量制御部材6,
7で形成される開口部を通り、CCDからなる光量検出
装置105上で結像し、光信号を電気信号に変換して映
像信号YSを出力する。
【0041】この映像信号YSを受けて、駆動量設定手
段108は、検出手段200の動作量情報と合わせてメ
モリ109に設定されたテーブルに基づいて光量制御部
材6,7の駆動量情報VPを入射光量が適正値になるよ
うに設定し、比較手段202に出力する。
【0042】比較手段202では、駆動量情報VPに基
づいて駆動源201の駆動コイル1を励磁し、ステータ
ヨーク3を通してロータマグネット2の吸着作用や反発
作用によりロータマグネット2を回転駆動させる。ロー
タマグネット2が回転すると、伝達部材9を介して光量
制御部材6,7が互いに向かい合う方向に直進移動し、
レンズ入射光を調整して適正露光量となるように動作す
る。伝達部材9は地板8により回転範囲が規制されてお
り、ロータマグネット2が360度/P(Pは極数:2
以上の整数)以下の範囲、本実施例ではロータマグネッ
ト2が2極に着磁されていることから、180度の範囲
内での回転が許容される。
【0043】ロータマグネット2が回転すると、ホール
素子4からなる検出手段200がその出力変化からロー
タマグネット2の回転位置を検出する。
【0044】検出手段200からの位置情報VFは、位
置情報であり、このままではロータマグネット2の回転
範囲を制御するのに供することができるだけで、光量制
御のためにロータマグネット2をビデオカメラにおいて
要求されるゆっくりした速度で回転させるのに供するこ
とはできない。そこで、本実施例では、位置情報VFを
修正手段203に入力し、修正手段203の微分回路に
より駆動速度情報VSに修正し、比較手段202に出力
する。
【0045】比較手段202では、位置情報VFの入力
によって駆動量設定手段108から出力された駆動量情
報VPに対してロータマグネット2の回転速度に比例し
た駆動速度情報VSをフィードバックし、その差分であ
る駆動制御情報VDを駆動源201の駆動コイル1に出
力する。なお、検出手段200の出力は、ロータマグネ
ット2が2極着磁されていて、180度の角度範囲内で
回転することから、例えば正弦波のピークとピークの間
での略リニアな信号に変化する。
【0046】図8は、図9に示す比較手段202、駆動
源201、検出手段200、修正手段203の具体的な
駆動回路の構成を示している。
【0047】この駆動回路は、負帰還のフィードバック
制御を行うもので、検出手段200はホール素子4の出
力を増幅調整して位置情報でもある動作量情報VFを出
力する増幅器を有し、修正手段203は動作量情報VF
を微分して駆動速度情報VSに変換する微分回路を有し
ており、VRは参照電圧である。比較手段202は、駆
動速度情報VSと駆動量情報VPとを比較してその差分
を駆動制御情報VDとして駆動コイル1に出力する積分
回路を有している。
【0048】この駆動回路の動作を各回路の信号の変化
を相関的に表した図10に基づいて説明する。
【0049】図10の(A)は駆動量情報VPを示し、
光量の変化に応じて、光量YSを設定した目標値に常に
近づけるように、あるいは動作量情報VFを目標値に近
づけるように、参照電圧VRの値を中心に駆動量情報V
Pを変化させる。ここで、参照電圧VRのレベルで光量
制御部材の停止、参照電圧VR以上では光量制御部材を
閉じるクローズ信号を、また参照電圧VR以下では光量
制御部材を開くオープン信号を出力する。したがって、
光量YS等の制御量と目標値の差が大きいほど参照電圧
VRと駆動量情報VPとのレベル差が大きくなる。
【0050】図10の(B)は駆動制御情報VDを示
し、駆動量情報VPと駆動速度情報VSの差分を積分し
た駆動制御情報VDが駆動コイル1に印加される。L0
はディテントトルクによる戻しトルクに相当する電圧レ
ベルを示し、駆動制御情報VDがL0 と一致すれば停
止、越えればオープン側に、また下がればクローズ方向
に光量制御部材を駆動する。
【0051】図10の(C)は、動作量情報VFを示
し、駆動制御情報VDに従ってロータマグネット2が動
作した量をホール素子4でリニアにかつ直接的に検出し
たもので、増幅器により例えば絞り制御部材の開放端で
1ボルト(V)に、閉鎖端で3Vに調節されており、そ
の電圧レベルはロータマグネット2の回転位置と光量制
御部材の開口径(絞り値)に対応している。
【0052】図10の(D)は、修正手段から出力され
る駆動速度情報VSを示し、この駆動速度情報VSは、
動作情報VFを微分した信号で、動作情報VFの変化速
度が速いほど(動作情報VFの傾きが大きいほど)大き
な出力となり、したがってロータマグネット2の回転速
度に比例した信号となる。ここで、駆動速度情報VSが
参照信号VRと一致しているときは速度0、参照信号V
Rより大きいときは開放方向の速度を、参照信号VRよ
りも小さいレベルのときはクローズ方向の速度を検出し
ている。
【0053】このような駆動回路において、駆動量情報
VPのオープン信号に従って駆動制御情報VDが立ち上
がり、電圧レベルL0 を越えるところから、ロータマグ
ネット2が回転を初め、加速される。このままでは、わ
ずかな回転範囲である開放端まで一気に数mSで達し、
目標値を通り過ぎてしまう。一方、駆動量情報VPのク
ローズ信号で、逆にクローズ端までといったように目標
値に近づけられないステップ動作となる。
【0054】そこで、動作量情報VFの変化速度に比例
した駆動速度情報VSを駆動量情報VPに負帰還させ、
その差分を駆動制御情報VDとしている。
【0055】ロータマグネット2が回転をはじめて加速
していくと、それにしたがって、動作量情報VFが急激
に変化し、そのため駆動速度情報VSが急激に立ち上が
る。そして、この駆動速度情報VSと動作量情報VPを
比較した結果、駆動量情報VDの降下が始まり、駆動量
情報VDのレベルをL0 より下げてクローズ方向のトル
クを発生させる。このため、ロータマグネット2の回転
速度が遅くなり停止しようとするが、動作量情報VFの
変化速度も緩やかになるため、駆動速度情報VSも参照
信号VRに近づく。
【0056】しかし、この駆動速度情報VSと駆動量情
報VPとを比較した結果、駆動制御情報VDが上昇し、
レベルL0 より上り、またロータマグネット2が加速を
はじめる。
【0057】このようなネガティブフィードバック動作
により、ステップ動作を招く一相励磁型モータを微速で
安定に制御することができる。
【0058】したがって、本実施例の動作によりロータ
マグネット2は、僅かな回転範囲でも低速かつなめらか
に動作でき、ハンチング等の光量制御の不安定な動作が
改善される。その結果、微細でなめらかな光量制御が可
能となる外磁型の光量制御装置が得られる。
【0059】また本実施例はロータマグネット2はステ
ータヨーク3−1,3−2の磁極の相殺手段及び調整手
段で設定された適正なディテントトルクによって光量制
御部材6,7が閉じる方向に付勢されており、駆動コイ
ル1に通電しない状態ではこの付勢力で光量制御部材は
自動的に閉位置に戻るオートクローズド方式を採用して
いる。勿論この方式に限定されるものではなく、ディテ
ントトルクを略完全に相殺する方式等であっても良い。
【0060】次に本実施例に利用したディテントトルク
の相殺・調整手段について図11,12を用いて説明す
る。
【0061】図11は磁極の開角と対向角度位置によっ
てディテントトルクが相殺されることを示しており、ロ
ータマグネットMgに2極着磁されている場合、ロータ
マグネットと均一な空隙を形成する磁極A,Bの開角θ
a とθb がθa =θb90°でθa とθb が対称に対
向していれば、図11の(a)に示すようにロータマグ
ネットのSNの磁極がヨークの対向部分に対して直交す
る方向の極性にディテントトルクが作用する。
【0062】これに対して、図11の(b)に示すよう
に、磁極Bの開角θb を θa >θb90° の範囲に調整し、磁極Aの開角の中心の対向位置a−
a’に対して磁極Bの開角の中心の位置bを角度γずら
す事で、磁極Bに流れていた磁束Fが対向する磁極Aに
流入して逆位相のディテントトルクを発生させる。(磁
極がズレていなければ、両側で、この成分が発生して、
逆位相のディテントトルクは、相殺されて、開角が90
°以上であれば結果図11(a)とディテントトルクは
あまりかわらない。)この非対称部分によって発生する
逆位相のディテントトルクにより、磁極A(及び磁極
B)で発生するディテントトルクを略完全に相殺可能と
なる。なおxは安定点、Oは不安定点を示している。
【0063】図12は、図11(b)に示す実施例の変
形例を示し、本実施例は図11の(b)に示す実施例に
対して磁極Bの側面で、磁極Aの対向位置からずらした
回転方向と逆側の側面Cを対向磁極A側に傾けて近接さ
せ、磁極Aと磁極Bの最小空隙の中心とロータマグネッ
トの回転中心を通る平面f−f’に平行な角度よりもσ
傾けており、これにより前記もれ磁束Fの磁極Aへの流
入量を調整して最適なディテントトルクを得ている。
【0064】このディテントトルクで、ロータマグネッ
トMgを閉じ方向(−の回転方向)に付勢しており、こ
の場合上記ずれ角γを開き方向(+の回転方向)に90
°以内の角度で設置している。
【0065】図13は本発明の第2の実施例を示し、上
記した図1に示す第1の実施例の構成と異なるところの
み説明し、他の部分については説明を省略する。
【0066】43は主磁極43b,43cを有する2分
割構造のステータヨーク部43−1と43−2と、補極
49b,49cを有する補極ヨーク部49とからなるス
テータヨークで、ステータヨーク部43−1と43−2
が光軸方向において係合する部分に駆動コイル41が巻
かれているボビンが装着され、これらの磁極、補極の中
に一定の空隙を有してロータマグネット42が配置さ
れ、ステータヨーク部43−2と補極ヨーク部49にロ
ータマグネットの軸部を軸支する軸受け穴43a,49
aが形成されている。
【0067】44はホール素子で、図1に示すような駆
動回路を実装した基板51に光軸方向に延びるようにし
て取り付けられている。
【0068】なお、ロータマグネット42は、伝達部材
42aと回転軸42bとを一体的に形成したプラスチッ
クマグネットから構成され、方向に2極に着磁されて
いる。
【0069】ここで、主磁極43b,43cと補極49
b,49cの開角は90°以上であり、主磁極と補極の
なす角は90°の角度位置から、ロータマグネット42
の閉じ回転方向へ90°以内ずらすことで、ディテント
トルクを相殺して調整し、適性な戻し力でロータマグネ
ット42を閉じ方向に付勢している。
【0070】以下に、上記したディテントトルクの設
定、相殺手段の原理について14,15,16,17,
21,22を用いて説明する。
【0071】図14は、磁極の開角によってディテント
トルクの極性が相反するものとなることを示しており、
ロータマグネットMgに方向に2極着磁されている場
合、磁極の開角の大きさθが、θ190°であれば、
図14の(a)に示すように、SNの磁極がヨークに対
向する極性にディテントトルクが作用し、また、θ2
90°であれば、図14の(b)に示すように、SNの
磁極がヨークに対向部位に対して直交する方向の極性に
ディテントトルクが作用する。なおxは安定点、Oは不
安定点を示している。
【0072】図21は、このトルク特性を回転角に対し
て示したもので、図14の(a)のトルク特性を図21
の(a)に、図14の(b)のトルク特性を図21の
(b)に夫々示し、反時計回りを正(オープン方向)、
図14のロータマグネットのN・Sの位置を0°とす
る。図21の(a),(b),(c)において、a,,
c,eはディテントトルクを示し、b,d,fはコイル
電流Iによる励磁トルクを示す。
【0073】このディテントトルクの特性を利用して、
ディテントトルクを相殺する方式を図15に示す。
【0074】図15の(a)は磁極Bの開角θb90
°以下に、磁極Aの開角θa90°以上にした例で、
夫々のディテントトルクは磁極Bについては図21の
(a)に示すa、磁極Aは図21の(b)に示すcの極
性となり、相反する極性の合力となるため、図15の
(a)のディテントトルクは図21の(c)に示すeと
なって略相殺され得る。このとき図21のb,dで示す
ような僅かな励磁トルクでは、a,cで示すようなディ
テントトルクに逆らって駆動させ得る範囲は斜線で示す
ごく僅かな範囲であるが、図21の(c)ではfで示す
同じ用にごく僅かな励磁トルクで、180°の範囲で駆
動できるようになる。図15の(b)は、主磁極Mに対
して角度α=90°の磁極の角度をずらした90°以下
の同じ開角の補極を設けることにより、図15の(a)
と同等の効果を得ているもので、主磁極Mによるディテ
ントトルクは図21の(a)における極性aとなり、補
極cは図21の(b)の極性cとなり、結果として図2
1の(c)におけるeのディテントトルクとなって略完
全に相殺することが可能となる。
【0075】図15の(c)は磁極Aの開角θa90
°より大にし、磁極Bの開角θb90°より大とする
とともに磁極Aの対向位置a−a’から角度γずらして
おり、開角θa ,θb90°より大であるので、図2
1の(b)のCのディテントトルクの極性となり、この
磁極の対向位置をずらすことで、非対称部によるディテ
ントトルクは図21の(a)のaの極性となって結果と
して図21の(c)におけるeのディテントトルクとな
って略完全に相殺することが可能となる。
【0076】図15の(d)は、主磁極Mに対して角度
α=90°の磁極の角度ずらした90°より大の同じ開
角の補極をスラスト方向にずらして設けることにより、
図15の(b)と同等の効果を得ているもので、主磁極
Mによるディテントトルクは図21の(b)におけるc
の極性となり、補極Cは図21の(a)におけるaの極
性となり、結果として図21の(c)におけるeのデッ
トントトルクとなって略完全に相殺することが可能とな
る。
【0077】以上の4つの相殺手段を利用してディテン
トトルクを調整する方式を図16に示す。
【0078】図16の(a)は、図15の(a)におい
て、図22の(a)に示すgのディテントトルクの極性
を有する磁極Aに対向する位置から磁極Bを+の回転方
向側へ角度γずらすことで、磁極Bにおけるディテント
トルクの位相が図22の(b)のhに示すように+の回
転方向側にずれ、この2つの合力は図22の(c)に示
す曲線となり、ディテントトルクを相殺して曲線g,
hの1/3程度の大きさでかつ励磁トルクjのピークと
ディテントトルクiの逆極性のピークが略一致するよう
に位相をずらしている。なお+の回転方向は、ロータマ
グネットMgの開き回転方向に、逆は閉じ回転方向に対
向している。
【0079】同様に、図16の(b)は図15の(b)
において、主磁極Mと補極Cのなす角をα=90°の位
置から、閉じ回転方向に角度βを90°以内ずらしてデ
ィテントトルクの相殺・調整を行う。
【0080】また図16の(c)は図15の(c)にお
いて、角度γをさらに大きくして90° >γ>0° の範囲で、ディテントトルクを相殺調整する。
【0081】図16の(d)は図15の(d)におい
て、主磁極Mと補極Cのなす角をα=90°の位置か
ら、閉じ回転方向に角度βを90°以内ずらしてディテ
ントトルクの相殺・調整を行う。
【0082】このようなモータの図22に示すような使
用可能範囲は、ディテントトルクiを戻しトルクに利用
し、励磁トルクjによってディテントトルクiに打ち勝
って駆動できる範囲を示したもので、ディテントトルク
iと励磁トルクjの合力Kがオープントルク、iがクロ
ーズトルクとなる。この場合、ディテントトルクiは励
磁トルクjの1/2程度に調整する事が望ましい。
【0083】図17は、磁極に切り欠きを設けたもの
で、図17(a),(c),(d)は、図16(a),
(c),(d)の磁極Aに切り欠きを設けて、その切り
欠きを含めた励磁極Aの開角θを90°より大とするこ
とで、Aのディテントトルク成分を増大させて前記相殺
・調整手段と合わせて所望のディテントトルクを得てい
る。
【0084】図17(b)は、図16(a)と16
(b)の応用例で、同一ステータに開角が90°より大
なる主磁極M1(M2)と、90°以下の補極C1(C
2)のなす角δが90°より大であるように戻し方向に
形成されており、角度δによってディテントトルクを相
殺・調整する。
【0085】図18は、図17(b)に対し、さらに、
補極C1,C2とロータマグネット2の空隙GC をひ
ろげることと切り欠きの深さLを調整することで、ディ
テントトルクの相殺量を調整するステータヨーク形状の
実施例であり、図18(a)は平面図を図18(b)に
図のf−f’断面図を示し、ロータマグネット2と主磁
極M1,M2の均一空隙Gm に対しGC はここで
は、
【0086】
【外1】 2×Gmc に設定しているが、この調整量に3×Gmc>Gm
効果的で、好しくは2×Gmc1.5×Gm程度が
よい。
【0087】また図18(b)に示すようにステータ厚
みts に対してロータマグネット厚みLM の有効率Vが
V=Ts /LM <0.5程度の場合、ロータマグネット
の側面部からステータ上・下面への漏れ磁束F1,F
2,F3,F4の影響が顕著で上述の手段だけでは調整
困難となるがこれを利用して、ロータマグネットの漏れ
磁束のでる部分のスラスト方向の無効長さを略表すLf
が、 Lf =(LM −ts −2Gm )/2>>2×Gm のとき、Lf >L>Gm 、さらに好ましくはLf /2>
L>2×Gm の範囲で切り欠きの深さLを調整すること
で、ディテントトルクを微細に設定できる。
【0088】図19に示す実施例は図15(c)に示す
実施例のディテントトルク相殺手段により、ディテント
トルクを角度λの範囲で略完全に相殺するステータヨー
クの実施例を示す。
【0089】図19において、90°よりより大きい開
角θa の磁極AをユウスルステータヨークSt3に励磁
用の駆動コイル1が巻回され、90°より大きい開角θ
b の中心が該磁極Aの対向位置a−a’から角度γずら
して配置された磁極Bと、該磁極Bの該ずれ角度γ方向
と反対の側面を対向磁極A側に向けて近接させて磁極A
と磁極Bの最小空隙の中心とロータマグネットの回転位
置を通る平面f−f’に平行な角度よりもσ傾けた磁極
の側面Cを有すると共に、該ステータヨークSt3と接
続されているステータヨークSt4と、該ステータヨー
クSt3の磁極Aと該ステータヨークSt4の磁極Bと
に均一空隙で対向配置された、P=2極に方向に2極
着磁されたロータマグネット2とから構成されている。
【0090】従来例のようなロータマグネットに対して
均一な空隙を形成する円筒形のヨークも理想的には、デ
ィテントトルクのないモータとなるが、実際には、ヨー
クの真円度・同軸度等の問題があってディテントトルク
が発生しており、これがモータの作動に悪影響を及ぼし
ている。これを防ぐためには、高精度の部品と組立が必
要で、従来例の欠点であった。
【0091】これに対して、本実施例では、従来例より
さらに良好にかつ安定にディテントトルクを相殺できる
が、これは、粗悪部品でも安定していれば、調整可能で
あり、やじろべえに重りをつけて安定にするのに似てい
る。
【0092】図20は、図17(a)の実施例であり、
コの字型ステータSt5を利用可能にしている。
【0093】図20において、切欠きDを含んだ開角θ
a90°より大きい磁極Aと、90°以下の開角θb
の中心が該磁極Aの対向位置a−a’から角度γずらし
て配置された磁極Bと、該磁極Bの該ずれ角度γ方向と
反対の側面を対向磁極A側に傾けて近接させて磁極Aと
磁極Bの最小空隙の中心とロータマグネットの回転位置
を通る平面f−f’に平行な角度よりもσ傾けた磁極の
側面Cを有するステータヨークSt5に励磁用駆動コイ
ル1が巻回され、該磁極Aと磁極Bとに均一空隙で対向
配置された、P=2極に方向に着磁されたロータマグ
ネット2とから構成されている。
【0094】なお上述した実施例において、主磁極と
は、駆動コイルが巻かれているステータヨーク磁極のう
ち、開角の大きいものを指し、補極とは駆動コイルが巻
かれていないステータヨークの磁極、又は駆動コイルが
巻かれているステータヨークの磁極の内、開角の小さい
ものを指す。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
駆動手段として外励型駆動源である一相励磁型モータに
より微細で滑らかな光量制御を行う事が可能となり、光
量制御装置の駆動源として外磁型モータを動画用の撮影
装置であるビデオカメラ等に利用することができ、特
に、ステータヨークにディテントトルクを減じる手段を
設けることで、小型軽量の駆動源にでき、この駆動源に
より光量制御部材を直進移動させて、光量制御装置を略
L字型にすることが可能となったことで、カメラのデッ
ドスペースの有効利用が図れ、カメラ装置全体の小型化
に寄与できる。
【0096】また、プリント基板の一端をくし歯状にす
る事で、防振効果と接続の信頼性アップとなる。
【0097】さらにホール素子の端子を折曲させて基板
に起立させる事で、ホール素子のたおれを防止でき、安
定な位置出しが可能となり、信頼性の高い検出信号とな
りくわえて、駆動部・プリント基板・光量制御部材を支
持する地板にホール素子を係止することで、高精度の位
置出しを可能とし、信号の信頼性やバラツキを向上させ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す光量制御装置の分
解斜視図。
【図2】図1の光量制御装置の平面図。
【図3】図1の光量制御装置の背面図。
【図4】図1の光量制御装置のプリント基板に対する接
続状態を示す図。
【図5】図1の光量制御装置におけるホール素子の取り
付け状態を示す図。
【図6】図1の光量制御装置をビデオカメラに組込んだ
状態の外形寸法を示す図。
【図7】ビデオカメラのレンズ鏡筒とデッキ部との組合
せ状態での外形寸法を示す図。
【図8】図1に示す光量制御装置の駆動回路の詳細を示
す図。
【図9】図8の駆動回路を搭載したビデオカメラのブロ
ック図。
【図10】図8の回路図における各信号の出力波形を示
す図。
【図11】第1の実施例におけるディテントトルク相殺
・調整手段を示す平面図。
【図12】図11の(b)に示す実施例の変形例を示す
平面図。
【図13】本発明の第2の実施例を示す分解斜視図。
【図14】ディテントトルクの発生原理を示す図。
【図15】(a)〜(d)は夫々ディテントトルクの相
殺方式を示す。
【図16】(a)〜(d)は夫々ディテントトルクの調
整方式を示す。
【図17】(a)〜(d)は夫々ディテントトルクの他
の相殺・調整方式を示す。
【図18】図17の(b)に示すディテントトルク相殺
・調整手段の変形例を示し、(a)は平面図、(b)は
(a)のf−f’線断面図。
【図19】図15の(c)に示すディテントトルク相殺
・調整手段を実現したステータヨークの平面図。
【図20】図17の(a)に示すディテントトルク相殺
・調整手段を実現したステータヨークの平面図。
【図21】回転角とディテントトルクとの関係を示し、
(a)は図14の(a)に対応し、(b)は図14の
(b)に対応し、(c)は(a)と(b)との合成され
た状態での回転角とディテントトルクとの関係を示す。
【図22】ィテントトルク相殺・調整手段の回転角と
トルクとの関係を示す図。
【図23】(a)は従来の内磁型モータにより駆動され
る光量制御装置、(b),(c)は(a)に示す光量制
御装置を組込んだビデオカメラの外形寸法を示す図。
【図24】図23(c)のビデオカメラのブロック図。
【符号の説明】
1…コイル 2…ロータマグ
ネット 3−1,3−2…ステータヨーク 3a,3b…磁
極 3c…側面 4…ホール素子 6,7…光量制御部材 8…地板 9…伝達部材 10…ケース 11…プリント基板

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸に対し直交する平面内を直進移動可
    能な光量制御部材を有する光量制御部材保持部と、前記
    光量制御部材を開き位置と閉じ位置との間で駆動する駆
    動源とを有し、前記光量制御部材保持部と前記駆動源と
    が連結されて光軸に対して直交する前記平面内において
    平面略L字形状に形成され、前記駆動源は、光軸方向に
    沿って回転軸を有する永久磁石よりなるロータマグネッ
    トに対向して、巻回される駆動コイルへの通電により励
    磁トルクを発生するステータヨークの磁極を配置すると
    共に、前記ステータヨークにディテントトルクを磁気的
    に調整するディテントトルク調整手段を設けたことを特
    徴とする光量制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ータマグネットの
    回転中心を光軸の中心よりも前記駆動源の長手方向にず
    らして配置することを特徴とする光量制御装置。
  3. 【請求項3】 永久磁石よりなるロータマグネットと、
    前記ロータマグネットを通電により駆動するための駆動
    コイルと、前記ロータマグネットの磁気を検知するため
    のホール素子とを有する駆動源と、前記駆動源により開
    位置と閉位置との間を駆動される光量制御部材と、前記
    駆動源の前記駆動コイルと前記ホール素子の端子が接続
    されるプリント基板とを有し、前記プリント基板の一端
    側の接続部はくし歯状のランドが形成されていることを
    特徴とする光量制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記プリント基板が
    駆動源と同じ直線部に形成された係合爪により係止され
    ると共に、前記駆動部の端より前記プリント基板の接続
    部をなすくし歯状のランドが突出することを特徴とする
    光量制御装置。
  5. 【請求項5】 永久磁石よりなるロータマグネットと、
    前記ロータマグネットを通電により駆動するための駆動
    コイルと、前記ロータマグネットの磁気を検知するため
    のホール素子とを有する駆動源と、前記駆動源により開
    位置と閉位置との間を駆動される光量制御部材と、前記
    駆動源の前記駆動コイルと前記ホール素子の端子が接続
    されるプリント基板とを有し、前記プリント基板のラン
    ド穴にさし込まれる前記ホール素子の端子の少なくとも
    一本は前記プリント基板と平行に折曲している部分が形
    成され前記ホール素子は前記プリント基板に対して
    立して実装配置することを特徴とする光量制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記ホール素子は、
    前記光量制御部材と前記ロータマグネットを含む駆動源
    及び前記プリント基板を支持する地板に係止されている
    ことを特徴とする光量制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記プリント基板は
    請求項3におけるプリント基板であることを特徴とする
    光量制御装置。
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