JP2937634B2 - 文書作成装置 - Google Patents

文書作成装置

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JP2937634B2
JP2937634B2 JP4208833A JP20883392A JP2937634B2 JP 2937634 B2 JP2937634 B2 JP 2937634B2 JP 4208833 A JP4208833 A JP 4208833A JP 20883392 A JP20883392 A JP 20883392A JP 2937634 B2 JP2937634 B2 JP 2937634B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文書作成装置に係り,詳
しくは仮名漢字変換機能を有する文書作成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来の文書作成装置A0 の一例
における概略構成を示すブロック図である。従来の文書
作成装置A0 は複数の文節モードを有し,又図11に示
すように仮名文字の入力や変換作業の指示を行うキーボ
ード等の入力部1と,ユーザが単語を登録するためのユ
ーザ辞書2と,書き換え不可能な登録された単語及びこ
の単語毎に予め指定された文節モードを格納するメーカ
辞書3と,一時記憶用のバッファメモリ4と,入力部1
から入力された仮名文字を,ユーザ辞書2,メーカ辞書
3及びバッファメモリ4を参照して仮名漢字変換を行う
制御部5と,制御部5による変換結果を表示するCRT
又はLCD等の表示部6とから構成されている。更に,
メーカ辞書3は単語の意味コードを含んだ自立語,固有
名詞,接辞書などを格納した辞書部31と文節間の共起
関係を記憶した共起関係辞書32とからなる。バッファ
メモリ4は入力部1から入力された文字を蓄えておく文
字バッファ41と,単語の学習処理を行う学習バッファ
42と,仮名漢字変換の際の同音語の候補を蓄えておく
同音語バッファ43とからなる。制御部5はマイクロプ
ロセッサ,各種プログラムやテーブル,外部記憶装置な
どからなる。以下,従来の装置A0 の作動手順について
略述する。入力部1から入力された仮名列はまず文字バ
ッファ41に蓄えられる。次にユーザが変換の指示をす
るか,あるいは変換のタイミングになった時,制御部5
は辞書部31及び共起関係辞書32,ユーザ辞書2及び
その他のテーブル等を参照して仮名漢字変換を行ない,
同音語バッファ43に変換結果を蓄える。次に,変換第
1候補が表示部6に表示される。この時,第1候補以外
の候補も同音語バッファ43に蓄えられ,入力部1の操
作により表示部6に表示させてユーザの選択に委ねる。
そして,入力部1の操作によって同音語の選択が行なわ
れると,その結果が学習バッファ42に蓄えられる。以
上の手順を繰り返すことにより,文書作成を行うことが
できた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
文書作成装置A0 では,メーカ辞書3に登録された単語
については同音語に対する出現優先順位をユーザは指定
変更はできなかった。その為,変換候補が複数あった場
合,欲しい単語をなかなか1回目で指定できないこと
や,登録単語数が増えることによって,変換処理速度が
遅くなる場合があった。一方,ユーザ辞書2に登録する
単語は,ユーザが勝手に出現優先順位も含めて自由に登
録できた。しかし,辞書をよくしようと考えながらある
単語を登録するとかえって全体の変換率が下がり,変換
処理速度が遅くなる場合があった。これはメーカ辞書3
に登録された単語についてはあらかじめ変換処理との関
係からある単語は通常の連文節以上を対象とし,他の単
語は連文節以上の変換対象にすると変換に悪影響を及ぼ
すので単文節の時に有効となるように考えられて登録さ
れてある(即ち,単語毎に使用可能な文節モードを予め
指定している)のに対し,ユーザ辞書2に登録する単語
についてはこのような文節に対する配慮が通常なされな
いためである。本発明はこのような従来の技術における
課題を解決するために,文書作成装置を改良し,仮名漢
字変換を高速で処理し得る文書作成装置の提供を目的と
するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,仮名読みと漢字表記と品詞情報とを固定的
に記憶する辞書手段と,該辞書手段を参照することで入
力された仮名読みの文節を抽出して単文節あるいは複文
節の何れかの文節モードで仮名漢字変換を行う変換手段
を有する文書作成装置において,前記辞書手段に登録さ
れた漢字表記に対応して,単文節または複文節の何れの
文節モードに有効であるかを示す優先情報を記憶する書
き換え自在な抽出辞書を設け,前記変換手段は前記抽出
辞書に記憶された優先情報と,前記文節モードに応じて
前記辞書手段に記憶されている漢字表記の出力形態を制
御するようにしたことを特徴とする文書作成装置として
構成されている。更に,前記辞書手段にも単文節または
複文節の何れの文節モードに有効であるかを示す優先情
報が記憶され,前記抽出辞書における優先情報は前記辞
書手段における優先情報より優先されるようにした文書
作成装置である。
【0005】
【作用】本発明によれば,書き換え不可能な辞書手段に
登録されている単語に対して,ユーザが上記抽出辞書に
よってその優先情報を任意に設定することが可能とな
る。これにより,従来変更することが不可能であり,ま
た直接変更できるようにすることも適当でない辞書手段
の設定内容を,直接変更することなく外部から実質的に
変更することが可能となる。また,上記変更により,入
力された仮名列に対してユーザの要求に合わない漢字を
変換候補から削除することが可能となり,変換処理速度
を向上させることができる。 尚,上記辞書手段にも上記
優先情報が記憶される場合には,上記抽出辞書における
優先情報は上記辞書手段の優先情報よりも優先される。
【0006】
【実施例】以下,添付図面を参照して本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚,以
下の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に,図1は本発明の実施例に係る文書作成装置A1 の概
略構成を示すブロック図,図2は本発明の参考例に係る
文書作成装置A2 の概略構成を示すブロック図, 図 3は
文書作成装置A1 の全体の作動手順を示すフローチャー
, 図4は登録時の手順を示すフローチャート,図5は
検索時の手順を示すフローチャート,図6は抽出辞書テ
ーブル作成時の表示を示す説明図,図7は辞書部バージ
ョンデータを示す説明図,図8は文書作成装置A2 の作
動手順を示すフローチャート,図9はユーザ辞書登録時
の表示を示す説明図,図10はユーザ辞書の記憶内容を
示す説明図である。また前記図11に示した従来の文書
作成装置A0 の一例における概略構成を示すブロック図
と共通する要素には同一符号を使用する。図1に示す如
く,本実施例に係る文書作成装置A1 は,従来例と同様
の入力部1と,ユーザ辞書2と,辞書部31及び共起関
係辞書32からなるメーカ辞書3(仮名読みと漢字表記
と品詞情報とを固定的に記憶する辞書手段の一例)と,
文字バッファ41,学習バッファ42及び同音語バッフ
ァ43からなるバッファメモリ4と,制御部5と,表示
部6とに加え,新たにメーカ辞書3の辞書部31に登録
された単語に優先度(優先情報に相当)を付加すると共
にこの優先度を記憶する書き換え自在な抽出辞書テーブ
ル7(抽出辞書に相当)が設けられている。上記メーカ
辞書3にも,もちろん上記従来例と同様,単語毎に予め
指定された文節モード(上記優先度)が格納されてい
る。そして,仮名漢字変換時には抽出辞書テーブル7に
記憶された優先度に基づいて辞書部31に登録された単
語を呼び出す機能を有する。このとき,当然に上記メー
カ辞書3に予め設定されている優先度よりも上記抽出辞
書テーブル7に記憶された優先度が優先される。ここ
で,優先度とは例えば辞書部31に登録した単語に対し
て複合文節変換の時に有効な単語か,単文節変換の時し
か有効にならない単語か,全然変換に効かせない単語か
の情報をいう。以下,この装置A1 の全体の作動手順に
ついて略述する。入力部1から入力された仮名列はまず
文字バッファ41に蓄えられる。次に,ユーザが変換の
指示をするか,あるいは変換のタイミングになった時,
制御部5は,辞書部31及び共起関係辞書32及びその
他のテーブル等を参照して仮名漢字変換を行ない,同音
語バッファ43に変換結果を蓄える。その場合抽出辞書
テーブル7に格納してある優先度情報に従い,変換結果
がその優先度と合致する場合は,変換対象の語候補から
削除される。次に,変換第1候補が表示部6に表示され
る。この時,第1候補以外の候補も同音語バッファ43
に蓄えられ,入力部1の操作により表示部6に表示させ
てユーザの選択に委ねる。そして,入力部1の操作によ
って同音語の選択が行なわれると,その結果が学習バッ
ファ42に蓄えられる。更に,この装置A1 の仮名漢字
変換処理手順について図3を参照してステップS1,S
2,…の順に説明する。ここでは,入力される仮名列が
「いったいがたびでお」の場合を例示する。まず,仮名
漢字変換処理の前に「鋳型」を複文節以上の変換対象か
らはずすように抽出辞書テーブル7に記憶しておく。こ
の場合,装置の機種がかわれば辞書の登録内容も変更す
る場合があるので,辞書部31にあるバージョンデータ
とこの抽出辞書テーブル7のバージョンデータとのマッ
チング処理を行なう必要がある。
【0007】次に,仮名漢字変換処理に入る。「いった
いがたびでお」の仮名列を文字バッファ41に取り込む
(S1)。入力された仮名列に対して先行文節の抽出を
行う(S2)。 ここでは,「行った」「言った」「逝った」「要った」「炒った」「煎った」 「云った」「入った」 「一体」「一帯」「一隊」 「いったい* 」+(が,画) 「いったい* 」+(型,方) 「一体型」 等が先行文節として抽出される。ただし*印はひらがな
で「いったい」と書いてあるが「一体」「一帯」「一
隊」各々を示している。ステップS2で抽出された先行
文節に続く仮名文字列で始まる文節の抽出を行う(S
3)。 ここでは,「鋳型」 「旅(で)」「足袋(で)」「度(で)」「他ビデ」 「ビデオ」 等が後続文節として抽出されるが,「鋳型」に関しては
抽出辞書テーブル7の働きにより候補より削除される。
先行文節と後続文節との2文節での処理を行ない,どこ
の位置で文節を区切った方が一番よいかを見分ける(S
4)。ここでは, 先行文節「行った」「言った」「逝った」…+後続文節「鋳型」 「一体」「一帯」「一隊」+(が)+「旅(で)」「足袋(で)」 「いったい」+(型,方) + 「ビデ」「ビデオ」 「一体型」 + 「ビデ」「ビデオ」 の中から鋳型が変換対象でなくなるので,「行った」…
との組み合わせ候補は全てカットでき,先行文節「いっ
たいがた」+後続文節「びでお」となる。ただし,この
時の「いったいがた」は(いったい+型,方)か(いっ
たいがた)かは決めていない。
【0008】文が終了したかどうかを判断して,終了し
ていなければ後続文節を先行文節にしてステップS3
へ,終了していれば次のステップS6の同音語選択を行
なう(S5)。ステップS3〜S5からなるLooplの処
理を繰り返すことにより入力された仮名列の文節の区切
り位置を決めていく。文節にわけられた候補は,各文節
毎にその結果を同音語バッファ43に蓄える。同音語バ
ッファ43は各文節毎に個別バッファを有する。各文節
毎に分けられた同音語候補の絞り込みを行なう(S
6)。この場合「いったいがた」は表記として「一体
型」が選択される。そしてステップS1〜S6の処理を
文章の終りまで続ける(S7)。以上のようにユーザの
使用しない単語を変換の対象にしないことにより,候補
数の削減による処理速度の向上と変換の正解率の向上と
を図ることができる(もし「鋳型」を変換対象単語にす
れば「鋳型」自身の優先頻度は低いと思われるが,それ
に結びつく「言った」「行った」…は非常によく使用さ
れる単語なので,「言った」(…)+「鋳型」「ビデ
オ」とでてくる可能性が非常に大きい)。次に,抽出辞
書テーブル7の作成例について図4〜図7を参照してス
テップS101,102,…の順に説明する。ここで
は,登録される単語が「こうてい」の場合を例示する。
まず,抽出テーブル作成モードに切り換えると図6
(1)の画面がでてくる(S101)。次に見出し語を
入力すると図6(2)の画面となり(S102),メー
カ辞書3の辞書部31に登録された単語が検索され(S
201〜S210),候補単語が表示される(S10
3)。次に,この単語に情報を付加する。例えば図6
(3)に示すように,複文節を対象としない単語とする
場合は,単語の先頭に‘*’マークをつける。単文節変
換でも使用しない単語には,該当単語にカーソルを移動
し,削除キーを押すとその単語は反転表示される(もう
一度削除キーを押すと反転が解除される)(S10
4)。内部的には,初めてこの抽出辞書テーブル7が作
成される場合,辞書部31のバージョン情報が抽出辞書
テーブル7の先頭に書き込まれる(S105〜S10
8)。以後,そのバージョン辞書だけが変換対象の影響
を受ける。実際のデータの格納方法は,例えば図7に示
すように,登録変更される単語の実行番号(3Byte中2
Byte+2bit )と上記2種情報(2bit )とを覚えてい
く方法がある。図7のテーブルは文章ファイルと同様に
フロッピーディスクを通じて他の機種にも使用すること
が可能であるが,実際に使用できるのは,辞書のバージ
ョンデータが同じものに限られる。以上のように,本実
施例によれば,従来変更することが不可能であり,また
直接変更できるようにすることも適当でないメーカ辞書
3の設定内容を,直接変更することなく外部から実質的
に変更することが可能となる。また,上記変更により,
入力された仮名列に対してユーザの要求に合わない漢字
を変換候補から削除することが可能となり,変換処理速
度を向上させることができる。
【0009】続いて,本発明の参考例について説明す
る。本参考例に係る文書作成装置A2 は従来例及び上記
実施例と同様,複数の文節モードを有し,図2に示すよ
うに,入力部1と,ユーザ辞書2と,辞書部31及び共
起関係辞書32からなるメーカ辞書3と,文字バッファ
41,学習バッファ42及び同音語バッファ43からな
るバッファメモリ4と,制御部5と,表示部6とに加
え,新たにユーザ辞書2に,複数の文節モードの中のあ
る文節モードにて単語を登録する際に該単語が他の文節
モードを指定されたものであれば,上記ある文節モード
への指定替えを認めるか否かをユーザに問う文節モード
確認部8を備え,指定替えをしない時には上記単語に所
定の条件(例えば低い優先度とすること,接辞語のつき
にくい形とすること,又は単文節にのみ使用可能とする
ことなど)を付けて登録するように構成されている。こ
の装置A2 によりユーザ辞書2に単語を登録する手順に
ついて,図8を参照してステップS301,S302,
…の順に以下説明する。ここでは,文節モードが「複文
節モード」の場合について説明し,「単文節モード」の
場合は単語をそのまま登録しても特に問題を生じないた
め説明は省略する。まず,ユーザ辞書登録モードにモー
ドを指定する(S301)。次に,ユーザが登録したい
単語の見出し語と登録文字列とを入力する(S30
2)。ステップS302で入力した文字情報が既存辞書
にあるかどうかのチェックを行なう(S303)。ここ
で,読み,表記共に一致しない場合は,従来と同じよう
にユーザ辞書2に単語を登録する(S304)。ステッ
プS303で無条件に読み,表記が一致する場合には,
既存辞書に登録してある単語が単文節変換用の単語かど
うかをチェックする(S305)。そして,単文節変換
用の単語でなければすでにある単語の頻度より優先順位
を上げて登録する(S309)が,単文節変換用の単語
であれば警告情報(ブザー,表示等)をユーザに伝える
(S306)。ユーザは,それでもユーザ辞書2に単語
を登録したいかどうかを判断する(S307)。ユーザ
が登録したくないと判断したならば処理は終了するが,
もし登録したいと判断したならば,システム自体その単
語が悪影響を及ぼすと解っているので接辞語がつきにく
い形で,又頻度も複文節対象では最低頻度で登録する
(S308)。又,ステップS303で読みが一致して
表記が一致しない場合には,その単語すべてが単文節変
換用の単語であればステップS306の処理に移行する
が,同音読み,異表記の中に単文節変換専用以外の単語
があればユーザ辞書にこの単語を登録する(S30
4)。この場合,品詞情報(名詞,動詞,…)が同じ場
合と違う場合とで細かく分ける例も考えられる。又,ス
テップS306に移行した後,更に登録続行(S30
7)の場合には,この単語は単文節変換のみに使用可能
であると指定することもできる。
【0010】ここで具体例として「衣鉢(いはつ)」を
登録する場合について略述する。「衣鉢」が登録される
時,「衣鉢」という単語はないが「遺髪」という単語が
あり,それが単文節変換のみの場合は,図8中,ステッ
プS301→S302→S303→S305→S306
→S307の処理手順となる。何故ならば装置A2 によ
って「遺髪」は,例えば「再開発」→「採火」+「遺
髪」,「新開発」→「進化」+「遺髪」等と変換に悪影
響を及ぼすことが判明しており,又「遺髪」は単文節変
換となっている為,同類の「衣鉢」が登録されようとし
ている場合には警告表示されるのである。そして,ステ
ップS307の処理で「衣鉢」を単文節変換専用と指定
し直してもよいし(図10の登録例参照),又はステ
ップS308の処理で「衣鉢」を接辞語がつきにくくか
つ低頻度にて指定することもできる。ここで,接辞語を
つきにくくする理由は次の通りである。即ち,図10の
登録例に示すように,「対句」(ついく)という単語
を登録する場合接辞語をつきやすく登録をすると,つい
くちをすべらす→対句を滑べらすついくじょうをいう
→対句を言う( 印は接尾語を示す)と誤変換の可能
性が高まる。このようにユーザ辞書2に単語を登録する
場合,ある程度その単語が誤変換の可能性が高くなると
いうことがわかっていたならばそれをユーザに知らせる
ことによって誤変換の可能性をできるだけ少なくするこ
とができる。以上のように,本参考例によれば,ユーザ
辞書2に登録する単語について文節モードの誤指定等の
変換時に悪影響を及ぼす要素を取り除いて,変換率を向
上させることができる。その結果,仮名漢字変換を高速
で処理し得る文書作成装置を得ることができる。 尚,
記実施例では抽出辞書テーブル7をユーザ辞書2とは別
個に設けたが,実使用に際しては両者を一体化しても良
い。その場合はよりコンパクトな装置とすることができ
る。尚,上記参考例では,文節モード確認部8を制御部
5とは別個に設けたが,実使用に際しては文節モード確
認部8を制御部5内に設けても良い。その場合はよりコ
ンパクトな装置とすることができる。
【0011】
【発明の効果】このように,本発明によれば,従来変更
することが不可能であり,また直接変更できるようにす
ることも適当でない辞書手段の設定内容を,直接変更す
ることなく外部から実質的に変更することが可能とな
る。また,上記変更により,入力された仮名列に対して
ユーザの要求に合わない漢字を変換候補から削除するこ
とが可能となり,変換処理速度を向上させることができ
る。その結果,仮名漢字変換を高速で処理し得る文書作
成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る文書作成装置A1 の概
略構成を示すブロック図。
【図2】 本発明の参考例に係る文書作成装置A2 の概
略構成を示すブロック図。
【図3】 文書作成装置A1 の全体の作動手順を示すフ
ローチャート。
【図4】 登録時の手順を示すフローチャート。
【図5】 検索時の手順を示すフローチャート。
【図6】 抽出辞書テーブル作成時の表示を示す説明
図。
【図7】 辞書部バージョンデータを示す説明図。
【図8】 文書作成装置A2 の作動手順を示すフローチ
ャート。
【図9】 ユーザ辞書登録時の表示を示す説明図。
【図10】 ユーザ辞書の記憶内容を示す説明図。
【図11】 従来の文書作成装置A0 の一例における概
略構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 ,A2 …文書作成装置 2…ユーザ辞書 3…メーカ辞書(辞書手段に相当) 7…抽出辞書テーブル(抽出辞書に相当) 8…文節モード確認部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仮名読みと漢字表記と品詞情報とを固定
    的に記憶する辞書手段と,該辞書手段を参照することで
    入力された仮名読みの文節を抽出して単文節あるいは複
    文節の何れかの文節モードで仮名漢字変換を行う変換手
    段を有する文書作成装置において, 前記辞書手段に登録された漢字表記に対応して,単文節
    または複文節の何れの文節モードに有効であるかを示す
    優先情報を記憶する書き換え自在な抽出辞書を設け, 前記変換手段は前記抽出辞書に記憶された優先情報と,
    前記文節モードに応じて前記辞書手段に記憶されている
    漢字表記の出力形態を制御するようにしたことを特徴と
    する文書作成装置。
  2. 【請求項2】 前記辞書手段にも単文節または複文節の
    何れの文節モードに有効であるかを示す優先情報が記憶
    され,前記抽出辞書における優先情報は前記辞書手段に
    おける優先情報より優先されることを特徴とする請求項
    1記載の文書作成装置。
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