JPH0877159A - 学習方法 - Google Patents

学習方法

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JPH0877159A
JPH0877159A JP6213329A JP21332994A JPH0877159A JP H0877159 A JPH0877159 A JP H0877159A JP 6213329 A JP6213329 A JP 6213329A JP 21332994 A JP21332994 A JP 21332994A JP H0877159 A JPH0877159 A JP H0877159A
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JP
Japan
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word
adjunct
kana
connection
character
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Pending
Application number
JP6213329A
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English (en)
Inventor
Yumi Mizutani
由美 水谷
Yoshimi Saito
佳美 齋藤
Hiroyasu Nogami
宏康 野上
Tatsuya Uehara
龍也 上原
Tatsuya Dewa
達也 出羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 予め禁止されている付属語間の接続関係がユ
ーザの指示する文書中に含まれている場合に、禁止され
ている付属語間の接続を可能にし、たとえばユーザの望
むかな漢字変換を行えるなど、ユーザの使い勝手のよい
日本語処理方式を提供することにある。 【構成】 形態素解析に用いられる、自立語と付属語も
しくは付属語と付属語の接続関係を記憶した付属語接続
情報表の学習において、学習用の漢字かな混じり文を入
力し、連接文字列が接続可能であるかどうかを判定し、
その結果、接続不可能であると判定された場合に、接続
が禁止されている自立語と付属語もしくは付属語と付属
語の接続関係を学習することを特徴とする付属語学習方
法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、かな漢字変
換方式などの日本語処理方式における学習方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、たとえば、日本語ワードプロセッ
サ等に用いられているかな漢字変換方式においては、入
力したひらがな文字列を漢字かな混じり文に変換した結
果がユーザの望むものではなく、しかも文節区切り位置
が誤っている場合には、文節の切り直しを行っても文節
区切り位置を変更するという方法がある。
【0003】しかし、付属語間の接続関係を記述してあ
る付属語接続情報表において禁止されている接続関係に
関しては、文節の切り直しを行っても文節区切りを変更
することができない場合がある。この問題点に関して
は、ユーザが文節を指示する際に、その文節中に付属語
接続情報表において禁止されている付属語間の接続が存
在する場合には、対応する付属語間の接続関係を学習す
るという方法が提案されている。(特開平4−2561
59号公報)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、変換結
果がユーザの望むものではなく、かつ文節区切り位置が
誤っている場合、ユーザが常に文節の切り直しを行って
修正するとは限らない。意図する結果を得るために、単
漢字変換やひらがな変換等の他の方法を用いる場合もあ
る。また、変換操作の最中に学習するのではなく、編集
を終了した後、たとえば保存時等に学習したい場合もあ
る。このような場合、上記特開平4−256159号公
報による方法では、文節の切り直しを指示した場合以外
は学習されない。また、変換操作時以外に学習すること
も不可能である。このような状況においては、意図した
変換結果を得るためのユーザの負担は無視できないもの
がある。してみれば、ユーザがどのような方法を用いて
修正したかに関わらず、たとえば、ユーザが指定する既
存の文書の中に付属語接続情報表で禁止されている接続
関係が含まれている場合にも、その付属語間の接続を可
能とするような方式を提案すれば、上記の問題点を解決
できることは明らかである。
【0005】本発明は、上記の点を鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、予め禁止されている付属
語間の接続関係がユーザの指示する文書中に含まれてい
る場合に、禁止されている付属語間の接続を可能にし、
たとえばユーザの望むかな漢字変換を行えるなど、ユー
ザの使い勝手のよい日本語処理方式における学習方法を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、形態素解析に
用いられる、自立語と付属語もしくは付属語と付属語の
接続関係を記憶した付属語接続情報表の学習において、
学習用の漢字かな混じり文を入力し、連接文字列が接続
可能であるかどうかを判定し、その結果、接続不可能で
あると判定された場合に、接続が禁止されている自立語
と付属語もしくは付属語と付属語の接続関係を学習する
ことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記のごとく構成すれば、予め禁止されている
付属語間の接続関係がユーザの指示する文書中に含まれ
ている場合にも、その付属語間の接続を可能にし、たと
えば上記学習方式を用いたかな漢字変換方式では、ユー
ザの望むかな漢字変換を行えるようになる。
【0008】
【実施例】以下、本学習方法を用いたかな漢字変換装置
を例に取り、本発明の一実施例を図面に従い説明する。
図1は、本実施例の概略構成を示すブロック図である。
【0009】図1において、入力手段としての入力部1
は、かな漢字変換の対象となるかな文字列の入力、もし
くは、カーソルの移動・挿入・削除などの編集指示、文
書の読み込み・保存の指示などのコマンド入力を行うた
めのキーボードからなっている。
【0010】編集制御部2は、変換結果メモリ3の内容
を参照して利用者に提示する情報を決定し出力部9へ送
る。また、カーソルの移動、文字列の削除・挿入などの
編集コマンドを受け取り、それぞれのコマンドにしたが
って予め決められた動作を行う。また、その編集結果を
変換結果メモリ3に書き込むものである。
【0011】かな漢字変換部4は、編集制御部2を介し
て上記入力部1から受け取ったかな文字列を、形態素解
析部5に送り、その結果を受けて、自立語辞書6を用い
て漢字かな混じり文に変換し、その結果を変換結果メモ
リ3に書き込むものである。
【0012】図2は、自立語辞書6に記憶される情報の
一例である。見出し番号、読み、見出し、品詞が記憶さ
れている。形態素解析部5は、自立語辞書6、付属語辞
書7、付属語接続情報表8を用いて形態素解析を行い、
その結果をかな漢字変換部4に送るものである。
【0013】図3は、付属語辞書7に記憶される情報の
一例である。付属語辞書7には、付属語ごとに付与され
る番号、読み、活用、その付属語が文節末になれるかど
うかを示す情報が記憶されている。たとえば、番号00
1は形容動詞語尾連用形「で」で、その語が文節末にな
れることを示している。
【0014】図4は、付属語接続情報表8に記憶される
情報の一例である。図4によれば、たとえば番号001
の形容動詞語尾連用形「で」は、番号011の係助詞
「は」と接続可能であり、番号010の推量助動詞
「う」とは接続不可能であることが分かる。
【0015】付属語学習部12は、付属語接続判定部1
0と付属語情報記憶部11からなる。付属語情報判定部
10は、編集制御部2を介して、変換結果メモリ3に記
憶されている変換結果を受け取り、形態素解析部5に送
り、付属語間の接続が可能であるかどうかを判定するも
のである。
【0016】付属語情報記憶部11は、上記付属語接続
判定部10によって接続不可能と判定された付属語の情
報を記憶するものである。ここに記憶される情報は、形
態素解析部5によって利用されるものである。
【0017】出力部9は、かな漢字変換処理された変換
結果、ユーザが編集を行った修正結果などを表示するも
のである。図5は、図1における付属語学習部12を説
明するフローチャートである。
【0018】ステップ501において、編集制御部3を
介して学習対象の漢字かな混じり文をバッファBにセッ
トし、解析始点を示す変数sに0をセットする。つぎ
に、ステップ502において、バッファBのs文字目以
降にひらがな文字が出現するかどうかを判断する。ひら
がな文字が出現しない場合は処理を終了し、出現する場
合はステップ503に進み処理を続行する。
【0019】ステップ503において、s文字目以降で
最初にひらがな文字が出現する位置をsにセットし、解
析終点を示す変数eにsをセットする。つぎに、ステッ
プ504において、e文字目以降にひらがな以外の文字
が出現するかどうかを判断する。ひらがな以外の文字が
出現する場合はステップ505に進み、出現しない場合
はステップ506に進む。
【0020】ステップ505において、e文字目以降で
最初にひらがな以外の文字が出現する位置−1をeにセ
ットする。ステップ506において、文末文字位置をe
にセットする。
【0021】つぎに、ステップ507において、s文字
目からe文字目までの文字列をバッファHにセットす
る。ステップ508において、バッファHの文字列を形
態素解析部5に送る。
【0022】ステップ509において、付属語辞書7お
よび付属語接続情報表8を用いて、一方方向から文字列
Hの解析を行い、解析に失敗する箇所があったかどうか
を判断する。ここでは、付属語辞書7に該当付属語があ
り、付属語接続情報表8においてそれら付属語の接続が
認められていれば、「解析に成功した」ということにす
る。漢字表記されている自立語との接続関係は問わな
い。
【0023】解析に失敗する箇所がなかった場合はステ
ップ511に進む。解析に失敗する箇所があった場合に
はステップ510に進む。ステップ510において、バ
ッファHに記憶されている文字列を、付属語列として付
属語情報記憶部11に記憶する。付属語情報記憶部11
に記憶される情報の一例を図11Aに示す。
【0024】ステップ511において、バッファHの内
容をクリアし、ステップ502に戻る。つぎに、上記実
施例における実際の処理例を、図5にしたがって示す。
【0025】たとえば、図6に示すようなかな入力があ
ったとする。このとき、かな漢字変換部4によって、図
7のような変換結果を得たとする。ここで、ユーザがた
とえば単漢字変換や削除・挿入などの手段を用いて、図
8のように訂正したとする。ユーザの編集作業が終了し
たと判断する場合、付属語学習部12を起動する。ここ
で、ユーザの編集作業が終了したと判断する場合とは、
たとえば、ユーザが文書保存を指示した場合や、既存の
文書を呼び出した場合、学習起動キーなどによって指示
を与えた場合などである。また、付属語学習の対象とな
る箇所としては、たとえば、ユーザが指示した部分や、
現在表示されている文書全体などが考えられる。どの部
分を対象に学習するか、いつ付属語学習部12を起動す
るかは、本発明を限定するものではない。
【0026】付属語学習部12が起動されると、図9の
文字列がバッファBにセットされる。s=0とする。s
(=0)文字目以降で最初にひらがな文字が出現するの
は、2文字目の「で」であるので、s=2がセットされ
る。e=2とする。e(=2)文字目以降で最初にひら
がな以外の文字が出現するのは、3文字目の「集」であ
るので、e=3−1=2がセットされる。したがって2
文字目の文字がバッファHにセットされる。文字列Hを
付属語辞書7と付属語接続情報表8を用いて前方から解
析する。図3を見ると、001、002、003、00
4、005、006に「で」という付属語があり、文字
列Hは1文字なので、接続判定の必要はなく、文字列H
に解析に失敗する箇所なはい。バッファHの内容をクリ
アする。
【0027】つぎに、ふたたびステップ502に戻る。
s(=2)文字目以降で最初にひらがなが出現するのは
4文字目の「つ」であるので、s=4がセットされ、e
=4とする。e(=4)文字目以降で最初にひらがな以
外の文字が出現するのは6文字目の「行」であるので、
e=6−1=5がセットされる。したがって、4文字目
と5文字目の文字が、バッファHにセットされる。文字
列Hを付属語辞書7と付属語情報表8を用いて前方から
解析する。図3を見ると、015に「っ」、016
「て」があり、さらに、図4を見ると、015と016
は接続可能である。したがって、文字列Hに解析に失敗
する箇所はない。バッファHの内容をクリアする。
【0028】つぎに、ふたたびステップ502に戻る。
s(=4)文字目以降で最初にひらがなが出現するのは
7文字目の「こ」であるので、s=7がセットされ、e
=7とする。e(=7)文字目以降でひらがな以外の文
字が最初に出現するのは、14文字目の句点「。」であ
るので、e=14−1=13がセットされる。したがっ
て、7文字目から1文字目までの文字列「こうではない
か」がバッファHにセットされる。文字列Hを付属語辞
書7と付属語接続情報表8を用いて前方から解析する。
図3を見ると、007と008に「こ」、009と01
0に「う」がある。図4を見ると、007と009、0
07と010は接続可能である。一方、008と009
は接続不可能である。つぎに、001、002、00
3、004、005、006に「で」がある。しかし、
「こ」と接続可能であった009「う」と010「う」
は、読みが「で」である付属語のどれにも接続しない。
また、読みが「こう」「こうで」である付属語はない。
したがって、ここで文字列Hは解析に失敗する。
【0029】そこで、文字列H「こうではないか」を新
たな付属語列として、付属語情報記憶部11に記憶す
る。この情報は、次回の形態素解析時に、自立語辞書
6、付属語辞書7、付属語接続情報表8とともに参照さ
れ、付属語情報記憶部11に記憶されている読みと一致
するかな文字列の入力があった場合には、その文字列を
付属語列として認める。
【0030】適用方法としては、付属語接続情報表8で
接続が許されている付属語間の接続関係よりも、優先度
を落して接続を認める方法、逆に優先度を高くして接続
を認める方法、優先度に差をつけずに接続を認める方法
などが可能である。なお、上記実施例では、前方から解
析を行ったが、後方から行ってもよい。
【0031】これにより、次回以降「行こうではない
か」「書こうではないか」などが1度で変換できるよう
になる。つぎに、上記方法とは異なる学習方法の一例を
示す。
【0032】図10は、図1における付属語学習部12
の働きを説明するフローチャートである。ステップ10
01において、編集制御部3を介して、漢字かな混じり
文をバッファBにセットし、解析始点を示す変数sに0
をセットする。
【0033】つぎに、ステップ1002において、s文
字目以降にひらがな文字が出現するかどうかを判断す
る。ひらがな文字が出現しない場合は処理を終了し、出
現する場合はステップ1003に進み、処理を続行す
る。
【0034】ステップ1003において、バッファBの
中でs文字目以降で最初にひらがな文字が出現する位置
をsにセットし、解析終点を示す変数eにsをセットす
る。つぎに、ステップ1004において、e文字目以降
でひらがな以外の文字が出現するかどうかを判断する。
ひらがな以外の文字が出現する場合はステップ1005
に進み、出現しない場合はステップ1006に進む。
【0035】ステップ1005において、e文字目以降
で最初にひらがな以外の文字が出現する位置−1をeに
セットする。ステップ1006において、文末文字位置
をeにセットする。
【0036】つぎに、ステップ1007において、s文
字目からe文字目までの文字列をバッファHにセットす
る。ステップ1008において、文字列Hを形態素解析
部5に送る。
【0037】ステップ1009において、付属語辞書7
および付属語接続情報表8を用いて、前方から文字列H
の解析を行い、解析に失敗する箇所があったかどうかを
判断する。ここでは、付属語辞書7に該当付属語があ
り、付属語テーブル8においてそれら付属語の接続が認
められていれば、「解析に成功した」ということにす
る。漢字表記されている自立語との接続関係は問わな
い。
【0038】解析に失敗する箇所があった場合はステッ
プ1010に進み、失敗する箇所がなかった場合はステ
ップ1014に進む。ステップ1010において、解析
に失敗する箇所の文字位置をfsにセットする。
【0039】つぎに、ステップ1011において、後方
から文字列Hの解析を行い、解析に失敗する箇所の文字
位置をfeにセットする。ステップ1011において、
fs文字目からfe文字目までの文字列をバッファFに
セットする。
【0040】ステップ1013において、バッファFに
記憶されている文字列を、付属語列として付属語情報記
憶部11に記憶する。付属語情報記憶部に記憶される情
報の一例を図11Bに示す。
【0041】ステップ1014において、バッファH、
バッファFの内容をクリアし、ステップ1002に戻
る。つぎに、上記実施例における実際の処理例を、図1
0にしたがって示す。
【0042】たとえば、図8のような文に対して付属語
学習部12が起動されたとする。付属語学習部12の起
動については、先に説明した例と同様に行えるので、説
明を省略する。
【0043】付属語学習部12が起動されると、図9の
文字列がバッファBにセットされる。s=0とする。s
(=0)文字目以降で最初にひらがなが出現するのは、
2文字目の「で」であるので、s=2がセットされる。
e=2とする。e(=2)文字目以降で最初にひらがな
以外の文字が出現するのは、3文字目の「集」であるの
で、e=3−1=2がセットされる。したがって2文字
目の文字がバッファHにセットされる。文字列Hを付属
語辞書7と付属語接続情報表8を用いて前方から解析す
る。図3を見ると、001、002、003、004、
005、006に「で」という付属語があり、文字列H
は1文字なので、接続判定の必要はなく、文字列Hに解
析に失敗する箇所はない。バッファH、バッファFの内
容をクリアする。
【0044】つぎに、ふたたびステップ1002に戻
る。s(=2)文字目以降で最初にひらがなが出現する
のは4文字目の「っ」であるので、s=4がセットさ
れ、e=4とする。e(=4)文字目以降で最初にひら
がな以外の文字が出現するのは6文字目の「行」である
ので、e=6−1=5がセットされる。したがって、4
文字目と5文字目の文字が、バッファHにセットされ
る。文字列Hを付属語辞書7と付属語接続情報表8を用
いて前方から解析する。図3を見ると、015に
「っ」、016「て」であり、さらに、図4を見ると、
015と016は接続可能である。したがって、文字列
Hに解析に失敗する箇所はない。バッファH、バッファ
Fの内容をクリアする。
【0045】つぎに、ふたたびステップ1002に戻
る。s(=4)文字目以降で最初にひらがなが出現する
のは7文字目の「こ」であるので、s=7がセットさ
れ、e=7とする。e(=7)文字目以降でひらがな以
外の文字が最初に出現するのは、14文字目の句
点「。」であるので、e=14−1=13がセットされ
る。したがって、7文字目から1文字目までの文字列
「こうではないか」がバッファHにセットされる。
【0046】文字列Hを付属語辞書7と付属語接続情報
表8を用いて前方から解析する。図3を見ると、007
と008に「こ」、009と010に「う」がある。図
4を見ると、007と009、007と010は接続可
能である。一方、008、と009は接続不可能であ
る。つぎに、001、002、003、004、00
5、006に「で」がある。しかし、「こ」と接続可能
であった009「う」と010「う」は、読みが「で」
である付属語のどれにも接続しない。また、読みが「こ
う」「こうで」である付属語はない。したがって、「う
+で」の部分で解析に失敗するので、fs=8がセット
される。つぎに、文字列Hを後方から解析する。図3、
図4より、014「か」と012「ない」、014
「か」と013「ない」は接続可能である。012「な
い」と011「は」、013「ない」と011「は」は
接続可能である。011「は」は、001「で」、00
2「で」、003「で」と各々接続可能である。しか
し、001、002、003のどれも、009「う」お
よび010「う」とは接続可能ではない。したがって、
「う+で」の部分で解析に失敗するので、fe=9がセ
ットされる。8文字目から9文字目までの文字列「う
で」をバッファFにセットし、文字列Fを新たな付属語
列として、付属語情報記憶部11に記憶する。
【0047】この情報は、次回の形態素解析時に利用で
きる。適用方法については、先に説明した例と同様に行
えるので、説明を省略する。これにより、次回以降「行
こうではないか」「書こうではないか」などが1度で変
換できるようになる。
【0048】なお、本発明は、上記実施例に限定され
ず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施可能であ
る。上記実施例では、付属語接続情報表8の値は、
「1」「0」の2値であったが、3つ以上の値をとるよ
うにしてもよい。また、表の形で記述されている必要な
く、接続関係を記述した規則を集めたものでもよい。
【0049】また、上記実施例では、付属語学習部12
で、付属語辞書7、付属語接続情報表8を用いて、ひら
がな列のみの解析を行っているが、ここで、自立語辞書
6を用いて、漢字部分も含めて解析を行うことも可能で
ある。
【0050】その場合、付属語情報記憶部11に記憶す
る情報としては、付属語列とともに、直前の漢字、ある
いは、直後の漢字、もしくは直前・直後の漢字を、1字
もしくは2字以上記憶することも可能である。また、付
属語列とともに、直前の自立語単語、あるいは、直後の
自立語単語、もしくは直前・直後の自立語単語を、1単
語もしくは2単語以上記憶することも可能である。また
は、付属語列とともに、直前の自立語品詞、あるいは、
直後の自立語品詞、もしくは直前・直後の自立語品詞
を、1品詞もしくは2品詞以上記憶することも可能であ
る。付属語情報記憶部に記憶される情報の例を図11に
示す。
【0051】さらにまた、ひらがな列にはひらがな表記
される自立語が含まれている可能性もあるので、別途ひ
らがな自立語辞書を用意し、付属語学習部12において
取り出した連続部分文字列の解析を行う際に、ひらがな
自立語辞書を参照して、ひらがな表記される自立語を除
き、その残りのひらがな文字列を対象として解析を行う
ことも可能である。ひらがな自立語辞書に記憶される情
報の例を図12に示す。 上記実施例は、本発明をかな
漢字変換方式に用いた例を取りあげて説明したが、本発
明は、かな漢字変換方式における利用に制限されるもの
ではない。その他の利用方法としては、たとえば、文書
校正支援方式などがある。文書校正支援方式において、
たとえば、付属語接続情報表に基づいて解析を行い、誤
りと思われる箇所を指摘する場合を考える。そのとき、
ユーザが本来意図する表現が、誤りとして無駄な指摘を
受ける可能性があるが、本発明を用いれば、付属語接続
情報表において接続が禁止されている付属語を含むよう
な文書を一度学習すれば、無駄な指摘がなされるのを防
ぐことができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、予め禁
止されている付属語間の接続関係がユーザの指示する文
書中に含まれている場合にも、禁止されている付属語間
の接続を可能にし、たとえば、本発明を用いた漢字変換
方式では、ユーザの望むかな漢字変換を一度で行えるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る一実施例の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図2】 自立語辞書に記憶される情報の一例である。
【図3】 付属語辞書に記憶される情報の一例である。
【図4】 付属接続情報表に記憶される情報の一例であ
る。
【図5】 付属語学習部の処理の一例を示すフローチャ
ートである。
【図6】 入力部から入力されるかな文字列の一例であ
る。
【図7】 図4に示す変換結果の一例である。
【図8】 図4に示す変換結果をユーザが修正した結果
の一例である。
【図9】 付属語学習部に渡される漢字かな文字列の一
例である。
【図10】 付属語学習部の処理の一例を示すフローチ
ャートである。
【図11】 付属語情報記憶部に記憶される情報の一例
である。
【図12】 ひらがな自立語辞書に記憶される情報の一
例である。
【符号の説明】
1…入力部 2…編集制御部 3…変換結果メモリ 4…かな漢字変換部 5…形態素解析部 6…自立語辞書 7…付属語辞書 8…付属語接続情報表 9…出力部 10…付属語接続判定部 11…付属語情報記憶部 12…付属語学習部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上原 龍也 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 出羽 達也 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたかな文字列を自立語と付属語も
    しくは付属語と付属語の接続関係を記憶した付属語接続
    情報等を用いて漢字かな混じり文に変換し、変換された
    漢字かな混じり文に修正が施された場合に、修正された
    漢字かな混じり文の自立語と付属語もしくは付属語と付
    属語の接続関係を学習し、前記付属語接続情報を修正す
    ることを特徴とする学習方法。
  2. 【請求項2】漢字かな混じり文を入力し、入力された漢
    字かな混じり文から、連接文字列が接続可能であるかど
    うかを判定し、判定の結果、接続不可能であると判定さ
    れた場合に、接続が禁止されている自立語と付属語もし
    くは付属語と付属語の接続関係を可能とする学習を行う
    ことを特徴とする学習方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の学習方法において、入力さ
    れた漢字かな混じり文から、ひらがな表記されている連
    続な部分文字列を順次取り出し、各部分文字列に対して
    一方方向から、連接する自立語と付属語、もしくは連接
    する付属語と付属語が接続可能であるかどうかを判定
    し、その結果、接続不可能な部分があると判定された場
    合に、該部分文字列を付属語列として記憶することを特
    徴とする学習方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載の付属語学習方法において、
    入力された漢字かな混じり文から、ひらがな表記されて
    いる連続な部分文字列を順次取り出し、各部分文字列の
    前方から、連接する自立語と付属語、もしくは連接する
    付属語と付属語が接続可能であるかどうかを判定し、そ
    の結果、接続不可能な部分があると判定された場合に、
    該部分文字列の後方から、連接する自立語と付属語、も
    しくは連接する付属語と付属語が接続可能であるかどう
    かを判定し、その結果、接続不可能な部分があると判定
    された場合に、該部分文字列のうち、ひらがな文字列が
    連接しないと判定された箇所を付属語列として記憶する
    ことを特徴とする学習方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006302068A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Kataoka Design Works:Kk 文字処理装置

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JP2006302068A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Kataoka Design Works:Kk 文字処理装置

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