JP2765665B2 - タイポグラフィカル情報付き文書の翻訳装置 - Google Patents

タイポグラフィカル情報付き文書の翻訳装置

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JP2765665B2
JP2765665B2 JP3192897A JP19289791A JP2765665B2 JP 2765665 B2 JP2765665 B2 JP 2765665B2 JP 3192897 A JP3192897 A JP 3192897A JP 19289791 A JP19289791 A JP 19289791A JP 2765665 B2 JP2765665 B2 JP 2765665B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイポグラフィカルな情
報を有する文書を翻訳し、その翻訳結果に対して原文に
施されていたタイポグラフィカルな情報を反映するタイ
ポグラフィカル情報付き文書の翻訳装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ワードプロセッサやDTP(デス
クトップ出版)技術の発展に伴い、多くの文書が単なる
文字情報だけではなく、フォント(中ゴシック、細明朝
など)、フォントサイズ、フォントスタイル(標準、斜
体、下線、袋文字、影文字など)、色などのタイポグラ
フィカルな情報を同時に保持していることが多くなっ
た。これらは、その文書の著者の何らからの意図を表現
するもであり、翻訳結果にもこのタイポグラフィカル情
報を反映させることが、正確な情報伝達あるいは見栄え
などの面から要求される。
【0003】しかし、翻訳結果に対して原文に付されて
いたタイポグラフィカル情報を人手によって付与するこ
とはきわめて繁雑な作業であるため、翻訳結果に自動的
に原文に付されていたタイポグラフィカル情報を付与す
ることが必要となる。
【0004】これを実現するには、タイポグラフィカル
情報付きの文書が入力されると、まずタイポグラフィカ
ル情報と原文とを分離して、原文を翻訳したのち、その
翻訳結果に対してタイポグラフィカル情報を付与すると
いう手段が考えられる。
【0005】従来、この種の技術として、入力文書中に
おける強調部分を検出して、翻訳する際に、その翻訳結
果において入力文書の強調部分に対応する部分も強調表
現を施そうとする試みは以前からあった。(公開特許公
報昭63-220361)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術は
原文に付与されているタイポグラフィカル情報をそのま
ま翻訳結果のタイポグラフィカル情報として付与するも
のである。しかし、2つの言語間において、タイポグラ
フィカル情報は必ず対応しているとは限らないため、原
文に付与されているタイポグラフィカル情報を、そのま
ま翻訳結果に利用できない場合もある。
【0007】例えば、英語でHelvetica, Times, Couri
erといったフォント名は、日本語ではそのまま適用する
ことはできず、また、出力しようとするハードウェアの
制限から、英語では6point のサイズで出力できても日
本語の漢字を出力するには6point では小さすぎると
か、あるいは利用者が意図的にあるタイポグラフィカル
情報を別のタイポグラフィカル情報に変換したいという
場合もある。さらにまた、文書入力の装置あるいは文書
出力の装置が、一切のタイポグラフィカル情報を受け付
けない場合もある。
【0008】本発明は、タイポグラフィカル情報を保存
した状態で形態素解析を可能とするとともに、この形態
素解析手段を利用することにより、原文に付されていた
タイポグラフィカル情報を、利用者が指定した任意のタ
イポグラフィカル情報に変換して原文の翻訳結果に付す
ことを可能とし、原文のタイポグラフィカル情報を翻訳
結果に的確に反映させることができ、これにより、翻訳
の質の向上に寄与できるタイポグラフィカル情報付き文
書の翻訳装置を実現することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。同図において、1はタイポグラフィカル情報
判定部であり、タイポグラフィカル情報付き文書2を入
力して、形態素解析するとともに、各形態素にどのよう
なタイポグラフィカル情報が付与されていたかを判定し
たのち、原文とタイポグラフィカル情報とに分離して出
力するものである。
【0010】このタイポグラフィカル情報判定部1で分
離された原文は翻訳部3で翻訳され、一方、タイポグラ
フィカル情報はタイポグラフィカル情報変換部4に入力
されるようになっている。
【0011】上記タイポグラフィカル情報変換部4は、
原文に付されていたタイポグラフィカル情報を変換し
て、変換済みタイポグラフィカル情報として出力するも
のである。
【0012】そして、上記翻訳部5で翻訳された翻訳結
果と上記変換済みタイポグラフィカル情報はタイポグラ
フィカル情報付与部5に送られ、タイポグラフィカル情
報付き翻訳結果文書6として出力される。
【0013】
【作用】上記のような構成において、利用者がタイポグ
ラフィカル情報付きの文書2を入力すると、この文書2
はタイポグラフィカル情報判定部1に入力される。タイ
ポグラフィカル情報判定部1では、文書2中のタイポグ
ラフィカル情報を認識して、各形態素に解析し、各形態
素にどのようなタイポグラフィカル情報が付加されてい
るかを判定する。そして、原文とタイポグラフィカル情
報とを分離して出力し、タイポグラフィカル情報が除去
された原文は翻訳部3に送られて翻訳され、原文から切
り離されたタイポグラフィカル情報は、タイポグラフィ
カル情報変換部4に入力される。このタイポグラフィカ
ル情報変換部4では、原文に付されていたタイポグラフ
ィカル情報を必要に応じて利用者が指定した任意のタイ
ポグラフィカル情報に変換し、変換済みタイポグラフィ
カル情報として出力する。
【0014】この変換内容は、例えば日本語から英語に
翻訳する際、その翻訳対象の日本語の、ある部分がタイ
ポグラフィカル情報として明朝体の書体で書かれていた
ような場合、英語を明朝体で書くことができないため、
その部分に例えばアンダラインを施すような処理を行
う。この指示は予め利用者が設定しておく。
【0015】このようにして変換された変換済みタイポ
グラフィカル情報と、上記翻訳部3で翻訳された翻訳結
果は、タイポグラフィカル情報付与部5に送られ、翻訳
結果に変換済みタイポグラフィカル情報が付与されて、
タイポグラフィカル情報付き翻訳結果文書6として出力
される。
【0016】このように本発明では、入力文書中に付与
されているタイポグラフィカル情報を認識し、入力文書
をタイポグラフィカル情報を保存した状態で形態素解析
して、各形態素にどのようなタイポグラフィカル情報が
付されているかを判定し、そのタイポグラフィカル情報
を、利用者が指定した任意のタイポグラフィカル情報あ
るいは使用するハードウェアや言語に応じた適切なタイ
ポグラフィカル情報に変換して、その変換したタイポグ
ラフィカル情報を翻訳結果に付与して出力することがで
きる。従って、原文に付与されていたタイポグラフィカ
ル情報を、そのまま翻訳結果に使用できない場合におい
ても、翻訳結果には、予め指定された他のタイポグラフ
ィカル情報を付与することができ、その原文の著者の意
図を翻訳結果に的確に反映することができる。
【0017】
【実施例】図2は本発明の実施例の全体的な構成を示す
ものである。同図において、図1と同一部分には同一符
号を付してある。タイポグラフィカル情報判定部1にて
分離された原文7は翻訳部3で翻訳され、その翻訳結果
8はタイポグラフィカル情報付与部5に送られる。一
方、タイポグラフィカル情報判定部1にて分離されたタ
イポグラフィカル情報9はタイポグラフィカル情報変換
部4に入力される。このタイポグラフィカル情報変換部
4には、タイポグラフィカル情報変換規則10が接続さ
れ、入力されたタイポグラフィカル情報9は、必要に応
じてこのタイポグラフィカル情報変換規則10に予め設
定されている変換規則に基づいて変換されるようになっ
ている。この変換内容は前記したように、例えば明朝体
をアンダラインに、あるいはボールド体をゴシック体に
というように、翻訳結果に適合するようなタイポグラフ
ィカル情報を予め設定しておくものである。
【0018】このようにして変換されたタイポグラフィ
カル情報は、変換済みタイポグラフィカル情報11とし
て出力され、翻訳結果8とともにタイポグラフィカル情
報付与部5に送られ、タイポグラフィカル情報付きの翻
訳結果6として出力されるようになっている。
【0019】図3は上記タイポグラフィカル情報判定部
1において、タイポグラフィカル情報付き入力文書2に
付与されているタイポグラフィカル情報を認識し、この
タイポグラフィカル情報を保存した状態で形態素解析を
行う手段の構成を示すものである。以下、図3を参照し
て説明する。図3において、21は入力文書のタイポグ
ラフィカル情報を保存した状態で形態素解析を行い、形
態素リスト22として出力する形態素解析装置であり、
入力文書として、ここでは文字間にタイポグラフィカル
情報を持つ文書23と文字上にタイポグラフィカル属性
を持つ文書24の2種類の文書が入力される場合を示し
ている。
【0020】上記文字間にタイポグラフィカル情報を持
つ文書23は、形態素解析部25で形態素解析され、一
方、文字上にタイポグラフィカル属性を持つ文は形態素
解析部26で形態素解析される。
【0021】上記形態素解析部25は、タイポグラフィ
カル情報形態素辞書27と通常の言語の形態素辞書28
とを併せて利用して形態素解析を行うものである。ま
た、この形態素解析部25は、形態素解析時に、辞書か
ら取り出した形態素情報がタイポグラフィカル情報であ
るかを判定するためにタイポグラフィカル形態素判定部
29を用い、また、タイポグラフィカル情報の隣接情報
を、その前後の形態素の隣接情報を透過させて利用する
場合には、前後の隣接情報を保存するために隣接情報保
存部30を用いる。
【0022】図中、31はタイポグラフィカル情報の文
字上への展開部であり、これは文字間にタイポグラフィ
カル情報を持つ文書23のタイポグラフィカル情報を、
それが作用する文字へ展開し、文字上に属性として与え
ることにより、文字上にタイポグラフィカル属性を持つ
文24と特価な形式とするものである。
【0023】一方、文字上にタイポグラフィカル属性を
持つ文24の形態素解析を行う形態素解析部26は、文
字に形態素の属性を持ったまま形態素解析を行うもの
で、この場合、辞書は通常の形態素辞書28を用いる。
この形態素解析部26の出力は、形態素の並びとしての
文であるが、各形態素の各文字には入力文書24にて持
っていたタイポグラフィカル情報が残っている。このた
め、形態素のタイポグラフィカル情報決定部32を設
け、この形態素のタイポグラフィカル情報決定部32に
て、タイポグラフィカル情報を決定する。すなわち、タ
イポグラフィカル情報決定部32では、各形態素の構成
文字が持っているタイポグラフィカル情報が一定でない
ときに、形態素辞書28のエントリが持つタイポグラフ
ィカル情報代表文字によって、あるいはタイポグラフィ
カル情報合成規則33を用いて、あるいは形態素情報パ
ターン・タイポグラフィカル代表文字テーブル34を検
索することにより、形態素としてのタイポグラフィカル
情報を決定するようにしている。
【0024】このような構成において、文字上にタイポ
グラフィカル属性を持つ文24を形態素解析する場合
は、形態素解析部26にて、一般的に行われている通常
の形態素解析を形態素辞書28を参照しながら行う。そ
の後、個々の形態素に付与されているタイポグラフィカ
ル情報がどのうなタイポグラフィカル情報であったか
を、形態素のタイポグラフィカル情報決定部32で決定
する。
【0025】このタイポグラフィカル情報決定部32で
の決定手段としては、表記中のいずれかの文字のタイポ
グラフィカル情報を形態素のタイポグラフィカル情報と
して採用する手段と、表記中のタイポグラフィカル情報
の組み合わせにより関数的に決定する方法がある。表記
中の特定の文字で代表させる場合の手段としては、形態
素辞書28に予め代表させる文字を記述しておく方法、
あるいは形態素が持つ各種属性値(読み、隣接情報な
ど)から代表する文字を関数的な方法を形態素パターン
・タイポグラフィカル代表文字テーブル34で検索して
決定する方法がある。また、表記中のタイポグラフィカ
ル情報の組み合わせによりタイポグラフィカル情報を決
定する方法では、タイポグラフィカル情報指定合成規則
33を用いて表記上のタイポグラフィカル情報をまとめ
る。このようにして、タイポグラフィカル情報を決定し
て形態素解析を行い、形態素リスト22として出力す
る。
【0026】一方、文字間にタイポグラフィカル情報を
持つ文23を形態素解析する場合は、形態素解析部25
において形態素解析する際、通常の形態素辞書28の他
にタイポグラフィカル指定形態辞書27を用いて行う。
この2種類の辞書を用いて形態素解析を行うことによ
り、文中のすべての文字を形態素解析の対象とすること
ができる。
【0027】形態素解析において形態素の隣接性の判定
では、タイポグラフィカル形態素判定部29により文を
解析して得た形態素がタイポグラフィカル形態素である
と判定し、その場合は、その形態素はすべての隣接する
形態素と接続可能であるとみなすか、あるいは隣接情報
保存部30によりタイポグラフィカル形態素の一方に隣
接する形態素の隣接条件を、他方の形態素との隣接可能
性判定に利用する。これによって、タイポグラフィカル
情報を文中に制御文字列として含む文を形態素解析し
て、タイポグラフィカル情報形態素をも含む形態素解析
結果を得ることができる。
【0028】これによる、形態素解析の具体例を図4〜
図6を参照して説明する。図4において、形態素解析部
25に入力される文として、ここでは「鶏が\下線飛
ぶ」というものであるとする。この文中「\下線」はタ
イポグラフィカル情報として「下線表示の開始」を表わ
す制御文字列である。なお、この例において、「\下
線」を用いて指定したタイポグラフィカル情報は、その
作用終了を示すタイポグラフィカル情報がその後の文中
に現われないので、文末まで有効であると解釈される。
【0029】この「鶏が\下線飛ぶ」という文は、形態
素解析部25に設けられた接続判定部41に入力され、
この接続判定部41において、上記入力文の内容を形態
素のエントリの並びに分解する際の形態素間の接続可能
性が判定される。この判定には、タイポグラフィカル形
態素判定部29と隣接情報保存部30を利用する。
【0030】ここで、タイポグラフィカル指定形態辞書
27において、属性がタイポグラフィカル情報(TG)
であるエントリは、タイポグラフィカル情報形態素であ
ることを示している。なお、タイポグラフィカル情報形
態素であることを示すには属性を用いる他に、隣接情報
(左隣接や右隣接)に通常の文字列が持たない値を持た
せることなども可能である。また、このタイポグラフィ
カル指定形態辞書27において、接続可能なタイポグラ
フィカル情報以外の形態素エントリは前後の単語のそれ
ぞれの右隣接の値と左隣接の値が一致するようになって
いる。つまり、「鶏が飛ぶ」という文において、「鶏」
の右接続を示す値と、「が」の左接続を示す値はともに
「2」で一致している。
【0031】このような構成において、その動作を説明
する。この例の形態素解析では、文を左から順に形態素
として分割していくものとする。このとき、直前の形態
素の右隣接情報は、隣接情報保存部30に格納され、そ
の値が次の形態素の左隣接情報と比較される。
【0032】図5は隣接情報保存部30に格納された右
接続値の変化を示すものである。なお、隣接情報保存部
30の初期値は1とし、これは文の先頭の形態素の左隣
接情報と一致するものである。
【0033】入力文は通常の形態素解析と同様に、形態
素解析され、それを用いて辞書が検索される。この「鶏
が\下線飛ぶ」の文において、「鶏が」までの部分は通
常の形態素が並んでいるので、タイポグラフィカル形態
素判定部29が形態素エントリの属性を調べることによ
り、「鶏」、「が」はタイポグラフィカル形態素でない
と判定され、通常通り、前後の形態素の右接続および左
接続を直接比較することによって接続が確認される。
【0034】次に「が」の次の「\下線」が辞書から取
り出されると、タイポグラフィカル形態素判定部29は
その属性値により「\下線」がタイポグラフィカル形態
素であることを判定する。この場合、隣接情報保存部3
0に格納された右接続の値は、「\下線」との接続判定
には使われず、そのまま隣接情報保存部30に再度保存
される。そして、「\下線」は接続可能として処理さ
れ、形態素解析は先に進む。このとき「\下線」の右接
続は次の形態素の接続に使用されないことになる。そし
て、次の形態素候補「飛」の左接続は隣接情報保存部3
0から取り出された左接続値と比較される。この例で
は、「が」の右接続値「3」と、「飛」の左接続値
「3」が比較されたことになる。この両者の値が一致し
たことにより、接続成功として形態素解析は継続する。
【0035】このように、形態素解析して、形態素間の
接続関係の判定を行って形態素リスト22として出力す
る。上記接続判定部41の処理の流れを図6のフローチ
ャートに示す。この図6により上記した接続判定処理動
作を再度、要約して説明する。まず、次の文があるか否
かを判断して(処理S1)、文があれば文頭の単語用の
右隣接を設定する(処理S2)。そして、1つの文が終
わったか否かを判定(処理S3)し、1つの文が終われ
ば1文終了時の処理を行い(処理S4)、文が終わって
なければ、次の形態素候補があるか否かの判断を行う
(処理S5)。形態素候補がない場合は、接続失敗時の
処理を行う(処理S6)。そして、次の形態素候補があ
れば、その形態素候補はタイポグラフィカル形態素であ
るか否かを判定し(処理S7)、タイポグラフィカル形
態素でない場合は、現在の右接続の値と接続候補の左接
続の値を比較し(処理S8)、両者の値が等しい(処理
S9)場合に接続成功時の処理を行う(処理S10)。
両者の値が等しくないときは処理S5に戻る。
【0036】上記処理S7において、次の形態素候補が
タイポグラフィカル形態素であると判定された場合は、
現在の右接続値を接続情報保存部30へ格納し(処理S
11)、接続成功時の処理を行った(処理S12)の
ち、接続情報保存部30より取り出した値を右接続値に
する処理を行う(処理S13)。この処理を順次繰り返
すことにより、接続判定が行われ、そして、形態素解析
リスト22として出力される。
【0037】図7は文字間にタイポグラフィカル情報を
持つ文23を、タイポグラフィカル情報の文字への展開
部31を通すことにより、文字上にタイポグラフィカル
属性を持つ文24の形式と等価なものとして、形態素解
析する場合の処理を示すものである。
【0038】ここでは、文字間にタイポグラフィカル情
報を持つ文として、「鶏が\下線開始飛\下線終了ぶ」
という文が入力されたとする。この場合、文中の「\下
線開始」と「\下線終了」は文字間に入れられたタイポ
グラフィカル情報であり、「\下線開始」の直後から
「\下線終了」の直前までの文字、つまり「飛」という
文字に下線を付与するということを指示したものであ
る。
【0039】このような入力文書23がタイポグラフィ
カル情報の文字への展開部31に入力されると、その入
力文書23中に入っているタイポグラフィカル情報が図
8(a) の如く認識・展開される。図8(a) は文字を
「鶏」、「が」、「飛」、「ぶ」というように展開し、
その文字に指定されたタイポグラフィカル情報を示した
ものであり、ここでは「飛」という文字に下線を施すよ
う指定され、他の文字には何の指定もないことを示して
いる。
【0040】このタイポグラフィカル情報の文字への展
開部31からの出力は、形態素解析部26に入力されて
形態素解析される。形態素解析部26で形態素解析され
た結果を図8(b) に示す。この形態素解析部26の結果
には、形態素解析した出力の各形態素、この場合、
「鶏」、「が」、「飛ぶ」のそれぞれに対し、これら各
形態素を構成していた文字「鶏」、「が」、「飛」、
「ぶ」が持っていたタイポグラフィカル情報の有・無が
記入される。この図8(b) によれば、形態素「鶏」と
「が」はそれを構成する文字に下線指定はないが、形態
素「飛ぶ」には、1文字目の「飛」に下線指定があり、
2文字目の「ぶ」には下線指定がないことを示してい
る。なお、図8(b) の形態素属性とは各形態素の種類を
示すもので、Nは名詞、J0は助詞、Vは動詞を意味し
ている。
【0041】上記形態素解析部26による形態素解析出
力は、形態素のタイポグラフィカル情報決定部32に送
られる。この形態素タイポグラフィカル情報決定部32
では、図8(b) で示した形態素解析出力をもとに、形態
素情報パターン・タイポグラフィカル代表文字テーブル
34を利用して形態素としてのタイポグラフィカル情報
を決定する。
【0042】上記形態素情報パターン・タイポグラフィ
カル代表文字テーブル34の内容は、図8(c) のように
各形態素の属性N,J0,Vに対して、これら各形態素
属性ごとに各形態素中のどの文字(「鶏」、「が」、
「飛」、「ぶ」)のタイポグラフィカル情報を、形態素
としてのタイポグラフィカル情報として採用するかを規
定している。すなわち、ここでは形態素属性Nに対して
は1文字目、J0に対しては最終文字がそれぞれ代表す
ることが指定されているので、この場合、形態素属性N
である「鶏」は同図(a) より下線指定なし、形態素属性
J0である「が」も同図(a) より下線指定なしとする。
これに対し、形態素属性Vである「飛ぶ」は1文字目が
代表することが指定されており、同図(a) より、1文字
目の「飛」が下線指定となっているので、形態素「飛
ぶ」は下線指定となる。これを示したものが図8(d) で
ある。同図(d) は形態素リスト22を示している。
【0043】このようにして、文字間にタイポグラフィ
カル情報を持つ文13を、タイポグラフィカル情報の文
字への展開部31を通すことによって、文字上にタイポ
グラフィカル属性を持つ文と等価な形として形態素解析
を行い、図8(d) のようなタイポグラフィカル情報を保
存した形態素解析リストを得ることができる。
【0044】次に上記したように、タイポグラフィカル
情報を持った文書を、タイポグラフィカル情報を保存し
た形態素解析を行い、これを用いてタイポグラフィカル
情報と原文とを分けて、原文を翻訳してその翻訳結果に
タイポグラフィカル情報を何らかの形に変換した形で反
映させる処理動作について説明する。
【0045】この場合、図2における入力文書、つま
り、翻訳すべきタイポグラフィカル情報付き文書2とし
て、図9(a) のような「The power of a
SUN」という文書が入力されたとする。この図9
(a) の文書において、「power」は2ポイント大き
なフォントサイズで書かれ「SUN」はボールド体で書
かれているものとする。このような入力文書を、troff
システムを用いれば、同図(b) のような形式として表現
できる。同図(b) において、バックスラッシュ記号
「\」は制御用文字であり、「\s+2」はフォントサ
イズを2ポイント大きなものとし「\s0」はフォント
サイズを元に戻し、「\fB」は書体をボールド体と
し、「\fP」はフォントを平体に戻すことを指示して
いる。つまり、図9(b) によれば、「power」の前
に「\s+2」があるため、「power」は2ポイン
ト大きなフォントサイズとされ、その後「\s0」があ
るため、フォントサイズが元に戻されて「of」は普通の
フォントサイズとなり、次に「SUN」の前に「\f
B」があるため、「SUN」はボールド体の書体とな
り、その後の「\fP」でボールド体が終わりというこ
とを示している。
【0046】このようなタイポグラフィカル情報を持っ
た文書2がタイポグラフィカル情報判定部1に入力され
ると、図3〜図8を参照して説明したような手段により
タイポグラフィカル情報を保存した形態素解析が行われ
る。すなわち、図9(b) のような文書が入力されると、
図10のように「The」, 「power」, 「o
f」, 「a」, 「SUN」と形態素解析されるととも
に、どの形態素にどのようなタイポグラフィカル情報が
付与されていたかが判定され、この場合、「powe
r」という形態素に対して「\s+2」,「SUN」と
いう形態素に対して「\fB」のタイポグラフィカル情
報が付与されていたことを示している。
【0047】このようにタイポグラフィカル情報を保存
した状態で形態素解析された後、図2において、原文7
とタイポグラフィカル情報9とに分離して、原文7は翻
訳部3で翻訳されて翻訳結果8として出力される。この
翻訳結果を示したものが図11である。この図11にお
いて、形態素解析された入力文書の翻訳結果は「SU
N」,「の」,「力」であり、ここで原文のタイポグラ
フィカル情報は、原文の各形態素に対応する翻訳結果の
タイポグラフィカル情報として保存される。
【0048】一方、タイポグラフィカル情報変換部4に
入力されたタイポグラフィカル情報9は、タイポグラフ
ィカル情報変換規則10に基づいて、タイポグラフィカ
ル情報変換部4で変換される。
【0049】図12はタイポグラフィカル情報変換規則
10の内容、つまり変換規則の例を示すもので、ここで
は「\fB」のタイポグラフィカル情報を「.u1」の
タイポグラフィカル情報に変換するという規則例を示し
ている。この変換規則は予め設定しておくものであり、
例えば使用する機器によっては、ボールド体が使えない
といったような場合、「\fB」のタイポグラフィカル
情報は「.u1」に変換するという規則を設けておく。
これはボールド体に限られることなく、例えば明朝体の
タイポグラフィカル情報をもった日本語を英語に翻訳す
る場合、英語に明朝体は存在しないため、他のタイポグ
ラフィカル情報に変換するというような場合も、予め変
換規則を設定しておく。ところで、上記タイポグラフィ
カル情報「.u1」は、このタイポグラフィカル情報の
次に来る形態素にアンダラインを施すことを指示するも
のである。
【0050】図13は上記タイポグラフィカル情報変換
部4の処理を示すフローチャートであり、その処理とし
ては、まず、タイポグラフィカル情報を1つ読み込み
(処理S21)、タイポグラフィカル情報変換規則10
を検索する(処理S22)。そして、タイポグラフィカ
ル情報変換規則10内に、読み込んだタイポグラフィカ
ル情報に対応する変換規則があれば、タイポグラフィカ
ル情報を変換規則に従って置き換える(処理S23)。
そして次のタイポグラフィカル情報の読み込みを行う。
以下、この処理を順次繰り返して行う。
【0051】このようにしてタイポグラフィカル情報変
換部4で変換されたタイポグラフィカル情報は、図14
に示すようになる。この図14は翻訳結果を保持した例
を示したものである。
【0052】この図からも明らかなように、「力」に対
するタイポグラフィカル情報は、変換されずに「\s+
2」そのままであるが、「SUN」に対するタイポグラ
フィカル情報は、「\fB」から「.u1」に変換され
たものとなっている。つまり、翻訳結果においては、
「SUN」という形態素に対してはボールド体でなく、
アンダラインを施すことを指示している。この指示を示
すものが図15である。この図15はtroff によるタイ
ポグラフィカル情報付き翻訳結果文書6であり、翻訳結
果8と変換済みタイポグラフィカル情報11とをタイポ
グラフィカル情報付与部5に入力することにより出力さ
れる。
【0053】なお、この実施例では英語から日本語の機
械翻訳を例として説明したが、これに限られることな
く、日本語から英語、その他の言語ペアでも同様に実施
できるものである。また、翻訳は同一言語における書き
換え、あるいは単なる文字列の変換などの適当な規則に
よる文字列の任意の写像であっても良い。また、上記実
施例ではタイポグラフィカル情報として、troff を例に
とって説明したが、他のタイポグラフィカル情報を与え
るシステムやWYSIWYG な機種依存のシステムでも同様で
ある。さらに音声のイントネーションなどの情報もタイ
ポグラフィカル情報と同様に取り扱うことができる。ま
た、例えば強調を示す手段として、タイポグラフィカル
情報の代わりに“ ”や《 》で囲むとか、大文字で示
すなどのような一般的な記号や「〜こそ」のような単語
のような本文情報で示すことも可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明はタイポグラフィカル情報付き文
書の翻訳装置において、形態素解析を行う文書中にタイ
ポグラフィカル情報を示す記号文字列が挟み込まれてい
る場合や、文書中の文字にタイポグラフィカル情報を示
す属性が与えられている場合においても、タイポグラフ
ィカル情報を失うことなく、形態素解析が行え、これに
より、タイポグラフィカル情報を持った形態素解析結果
が得られ、形態素解析を利用した音声合成や機械翻訳シ
ステムにおいて、その処理結果に原文が持っていたタイ
ポグラフィカル情報を反映させることができる。
【0055】また、このタイポグラフィカル情報を保存
した形態素解析結果を利用し、原文に付与されていたタ
イポグラフィカル情報を利用者の指定した任意のタイポ
グラフィカル情報に変換できるようにしたことにより、
原文に付与されていたタイポグラフィカル情報を翻訳結
果にそのまま使用できないような場合に、他のタイポグ
ラフィカル情報に変換して付与することができ、原文の
意図を翻訳結果に的確に反映することが可能となり、翻
訳の質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための構成図である。
【図2】本発明の実施例の全体的な構成図である。
【図3】同実施例において形態素解析を行う手段の構成
図である。
【図4】同実施例における形態素解析の第1の具体例を
説明するために図3で示した構成の要部を取り出して示
す図である。
【図5】図4における隣接情報保存部に格納された右隣
接値の内容を示す図である。
【図6】図4における接続判定部の処理を示すフローチ
ャートである。
【図7】同実施例における形態素解析の第2の具体例を
説明するために図3で示した構成の要部を取り出して示
す図である。
【図8】図7における具体例を説明するための図で、同
図(a) は入力文書を展開した図、同図(b) は形態素解析
の結果を示す図、同図(c)は形態素情報パターン・タイ
ポグラフィカル代表テーブルの内容を示す図、同図(d)
は形態素リストの出力を示す図である。
【図9】同実施例においてタイポグラフィカル情報の変
換処理手段に関する図で、同図(a) はタイポグラフィカ
ル情報付き入力文書例を示す図、同図(b) はこの入力文
書をtroff システムを用いて表現した図である。
【図10】タイポグラフィカル情報変換処理手段におい
てタイポグラフィカル情報を保存した形態素解析例を示
す図である。
【図11】図10の翻訳結果を示す図である。
【図12】タイポグラフィカル情報変換規則の一例を示
す図である。
【図13】タイポグラフィカル情報変換部の処理を示す
フローチャートである。
【図14】変換済みタイポグラフィカル情報付き翻訳結
果を示す図である。
【図15】troff システムを用いたタイポグラフィカル
情報付き翻訳結果文書例を示す図である。
【符号の説明】
1 タイポグラフィカル情報判定部 2 タイポグラフィカル情報付き文書 3 翻訳部 4 タイポグラフィカル情報変換部 5 タイポグラフィカル情報付与部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−139666(JP,A) 特開 昭64−78372(JP,A) 特開 平1−217570(JP,A) 特開 平3−9472(JP,A) 特開 昭62−44873(JP,A) 特開 平3−164975(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/20 - 17/28

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォントサイズ、フォントスタイルなど
    のタイポグラフィカル情報を持ったを翻訳する翻訳装
    置において、 タイポグラフィカル情報を持った文書を入力し、タイポ
    グラフィカル情報を認識してそのタイポグラフィカル情
    報を保存した状態で形態素解析を行う形態素解析手段を
    有し、タイポグラフィカル情報と原文とを分離して出力
    するタイポグラフィカル情報判定部と前記 原文を翻訳してその翻訳結果を出力する翻訳部と前記 タイポグラフィカル情報を必要に応じて他のタイポ
    グラフィカル情報に変換するタイポグラフィカル情報変
    部と前記 翻訳部から出力される翻訳結果とタイポグラフィカ
    ル情報変換部からの出力を受けて翻訳結果にタイポグラ
    フィカル情報変換部からのタイポグラフィカル情報を付
    与するタイポグラフィカル情報付与部と、 を有し、 前記タイポグラフィカル情報判定部の形態素解析手段
    は、形態素解析して得られた各形態素を構成する文字の
    タイポグラフィカル情報が、文字の間で一定でないとき
    に、形態素としてのタイポグラフィカル情報を決定する
    ために、タイポグラフィカル情報の合成規則を用いてタ
    イポグラフィカル情報の組み合わせによりタイポグラフ
    ィカル情報を決定して形態素解析を行う ことを特徴とす
    るタイポグラフィカル情報付き文書の翻訳装置。
  2. 【請求項2】 フォントサイズ、フォントスタイルなど
    のタイポグラフィカル情報を持った文を翻訳する翻訳装
    置において、 タイポグラフィカル情報を持った文書を入力し、タイポ
    グラフィカル情報を認識してそのタイポグラフィカル情
    報を保存した状態で形態素解析を行う形態素解析手段を
    有し、タイポグラフィカル情報と原文とを分離して出力
    するタイポグラフィカル情報判定部と、 前記原文を翻訳してその翻訳結果を出力する翻訳部と、 前記タイポグラフィカル情報を必要に応じて他のタイポ
    グラフィカル情報に変換するタイポグラフィカル情報変
    換部と、 前記翻訳部から出力される翻訳結果とタイポグラフィカ
    ル情報変換部からの出力を受けて翻訳結果にタイポグラ
    フィカル情報変換部からのタイポグラフィカル情報を付
    与するタイポグラフィカル情報付与部と、 を有し、 前記 タイポグラフィカル情報判定部の形態素解析手段
    は、形態素解析して得られた各形態素を構成する文字の
    タイポグラフィカル情報が文字の間で一定でないとき
    に、形態素としてタイポグラフィカル情報を決定する
    ために、形態素情報パターン、タイポグラフィカル代表
    文字テーブルを用いて形態素を構成する文字のうちの特
    定の文字のタイポグラフィカル情報を代表させて、形態
    素のタイポグラフィカル情報を決定して形態素解析を行
    うことを特徴とする請求項1記載のタイポグラフィカル
    情報付き文書の翻訳装置。
  3. 【請求項3】 フォントサイズ、フォントスタイルなど
    のタイポグラフィカル情報を持った文を翻訳する翻訳装
    置において、 タイポグラフィカル情報を持った文書を入力し、タイポ
    グラフィカル情報を認識してそのタイポグラフィカル情
    報を保存した状態で形態素解析を行う形態素解析手段を
    有し、タイポグラフィカル情報と原文とを分離して出力
    するタイポグラフィカル情報判定部と、 前記原文を翻訳してその翻訳結果を出力する翻訳部と、 前記タイポグラフィカル情報を必要に応じて他のタイポ
    グラフィカル情報に変換するタイポグラフィカル情報変
    換部と、 前記翻訳部から出力される翻訳結果とタイポグラフィカ
    ル情報変換部からの出力を受けて翻訳結果にタイポグラ
    フィカル情報変換部からのタイポグラフィカル情報を付
    与するタイポグラフィカル情報付与部と、 を有し、 前記 タイポグラフィカル情報判定部の形態素解析手段
    は、文の形態素間のタイポグラフィカル情報を形態素と
    して扱い、タイポグラフィカル情報を含む形態素解析す
    るために、形態素解析時にタイポグラフィカル情報の形
    態素をタイポグラフィカル形態素判定部で判定し、その
    形態素の隣接する形態素に接続可能とみなして形態素解
    析を行うことを特徴とする請求項1記載のタイポグラフ
    ィカル情報付き文書の翻訳装置。
  4. 【請求項4】 フォントサイズ、フォントスタイルなど
    のタイポグラフィカル情報を持った文を翻訳する翻訳装
    置において、 タイポグラフィカル情報を持った文書を入力し、タイポ
    グラフィカル情報を認識してそのタイポグラフィカル情
    報を保存した状態で形態素解析を行う形態素解析手段を
    有し、タイポグラフィカル情報と原文とを分離して出力
    するタイポグラフィカル情報判定部と、 前記原文を翻訳してその翻訳結果を出力する翻訳部と、 前記タイポグラフィカル情報を必要に応じて他のタイポ
    グラフィカル情報に変換するタイポグラフィカル情報変
    換部と、 前記翻訳部から出力される翻訳結果とタイポグラフィカ
    ル情報変換部からの出力を受けて翻訳結果にタイポグラ
    フィカル情報変換部からのタイポグラフィカル情報を付
    与するタイポグラフィカル情報付与部と、 を有し、 前記 タイポグラフィカル情報判定部の形態素解析手段
    は、文の形態素間のタイポグラフィカル情報を形態素と
    して扱い、タイポグラフィカル情報を含む形態素解析す
    るために、隣接情報保存部により、タイポグラフィカル
    形態素の一方の側に隣接する形態素をタイポグラフィカ
    ル形態素判定部で判定し、その形態素の隣接する形態素
    の隣接条件をこのタイポグラフィカル形態素の他方の側
    に隣接する形態素との隣接可能判定に利用して形態素解
    析を行うことを特徴とする請求項1記載のタイポグラフ
    ィカル情報付き文書の翻訳装置。
  5. 【請求項5】 フォントサイズ、フォントスタイルなど
    のタイポグラフィカル情報を持った文を翻訳する翻訳装
    置において、 文字間にタイポグラフィカル情報を持つ文を入力して、
    一般言語用の形態素辞書とタイポグラフィカル情報用の
    タイポグラフィカル指定形態素辞書とを用い、タイポグ
    ラフィカル形態素を一般言語と同様の形態素として扱っ
    て形態素解析を行う第1の形態素解析部と、 文字そのものにタイポグラフィカル情報を持つ文を入力
    して、前記一般言語用の形態素辞書を用いて文字にタイ
    ポグラフィカル情報を持った状態で形態素解析を行う第
    2の形態素解析部と、 この第2の形態素解析部で形態素解析された各々の形態
    素を構成するいくつかの文字間でタイポグラフィカル情
    報が異なる場合に1つの形態素としてのタイポグラフィ
    カル情報を決定する機能を有した形態素のタイポグラフ
    ィカル情報決定部と を有することを特徴とするタイポグラフィカル情報付き
    文書の翻訳装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の形態素解析手段は、タイポグ
    ラフィカル指定形態素辞書と一般言語用の形態素辞書を
    参照して得られた各形態素の属性から、その形態素がタ
    イポグラフィカル情報の形態素であるか否かの判定を行
    うことを特徴とする請求項5記載のタイポグラフィカル
    情報付き文書の翻訳装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の形態素解析手段は、タイポグ
    ラフィカル情報の形態素が、すべての隣接する形態素に
    接続可能として隣接接続処理を行うことを特徴とする
    求項5記載のタイポグラフィカル情報付き文書の翻訳装
    置。
  8. 【請求項8】 前記第1の形態素解析手段は、タイポグ
    ラフィカル情報の形態素の両隣りに存在する各形態素が
    互いに接続可能か否かのチェックを、これら両隣りに存
    在する各形態素の持つ接続情報を比較することにより行
    うことを特徴とする請求項5記載のタイポグラフィカル
    情報付き文書の翻訳装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の形態素解析手段で形態素解析
    されたタイポグラフィカル情報を決定する手段は、ある
    1つの形態素を構成するいくつかの文字のうちの特定の
    文字のタイポグラフィカル情報を、その形態素のタイポ
    グラフィカル情報として採用することを特徴とする請求
    項5記載のタイポグラフィカル情報付き文書の翻訳装
    置。
  10. 【請求項10】 前記特定の文字を決定する手段は、そ
    の形態素を構成するいくつかの文字のうちどの位置に
    存在する文字とするかをあらかじめ設定しておくことを
    特徴とする請求項9記載のタイポグラフィカル情報付き
    文書の翻訳装置。
  11. 【請求項11】 前記特定の文字決定する手段は、一
    般言語用の形態素辞書に格納されている各形態素に対し
    て、その形態素を構成するいくつかの文字のうちのどの
    文字とするかをあらかじめ設定しておくことを特徴とす
    請求項9記 のタイポグラフィカル情報付き文書の翻
    訳装置。
  12. 【請求項12】 前記特定の文字決定する手段は、そ
    の形態素を構成するいくつかの文字のうちのどの文字と
    するかを、その形態素の持つ名詞や動詞などの各種属性
    によってあらかじめ設定しておくことを特徴とする請求
    項9記載のタイポグラフィカル情報付き文書の翻訳装
    置。
  13. 【請求項13】 前記第2の形態素解析手段で形態素解
    析されたタイポグラフィカル情報を決定する手段は、あ
    る1つの形態素を構成するいくつかの文字が持っている
    各種タイポグラフィカル情報の組み合わせからその形
    態素のタイポグラフィカル情報を決定することを特徴と
    する請求項5記載のタイポグラフィカル情報付き文書の
    翻訳装置。
  14. 【請求項14】 前記タイポグラフィカル情報の組み合
    わせからその形態素のタイポグラフィカル情報を決定す
    る手段は、タイポグラフィカル情報に優先度を定めてお
    き、優先度の高いタイポグラフィカル情報を採用するこ
    とを特徴とする請求項13記載のタイポグラフィカル情
    報付き文書の翻訳装置。
  15. 【請求項15】 前記タイポグラフィカル情報の組み合
    わせからその形態素のタイポグラフィカル情報を決定す
    る手段は、複数のタイポグラフィカル情報のそれぞれの
    組み合わせに応じて、どのタイポグラフィカル情報とす
    るかのタイポグラフィカルの合成規則をあらかじめ設定
    しておき、この合成規則によりタイポグラフィカル情報
    を決定することを特徴とする請求項13記載のタイポグ
    ラフィカル情報付き文書の翻訳装置。
  16. 【請求項16】 前記文字間にタイポグラフィカル情報
    を持つ文を、文字上にタイポグラフィカル情報を持つ文
    と等価なものとするために、タイポグラフィカル情報を
    文字そのものに展開する手段を設けたことを特徴とする
    請求項5記載のタイポグラフィカル情報付き文書の翻訳
    装置。
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