JP3069532B2 - かな漢字変換方法およびその装置並びにかな漢字変換方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

かな漢字変換方法およびその装置並びにかな漢字変換方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP3069532B2
JP3069532B2 JP9121305A JP12130597A JP3069532B2 JP 3069532 B2 JP3069532 B2 JP 3069532B2 JP 9121305 A JP9121305 A JP 9121305A JP 12130597 A JP12130597 A JP 12130597A JP 3069532 B2 JP3069532 B2 JP 3069532B2
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信英 山崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、発音通り
にキー入力された読み文字列「わたしわ・・・」の
「わ」を自動的に「は」に変換することにより、正しい
表記のかな漢字混じり文字列「私は・・・」に変換可能
とするかな漢字変換方法およびその装置並びにかな漢字
変換方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、「私は、お土産を持って田舎へ
行く。」という文章中の助詞「は」,「を」および
「へ」には、それぞれ「WA」と「HA」,「WO」と
「O」および「E」と「HE」という2つの発音方法が
存在する。これらの文字(助詞)は、発音と実際の表記
とが異なることから、ここでは『表音不一致文字』と定
義することにする。また、この表音不一致文字の発音の
一つと同一の発音を有する文字、即ち、「は」に対する
「わ」,「を」に対する「お」および「へ」に対する
「え」をそれぞれ『表音不一致候補文字』と定義するこ
とにする。
【0003】ところで、従来のワードプロセッサ等の文
書処理装置において、上記表音不一致文字をローマ字入
力モードを用いて入力する際には、発音に従った表記を
用いて入力することは不可能であって、「は」について
は「WA」ではなく「HA」と、「を」については
「O」ではなく「WO」と、「へ」については「E」で
はなく「HE」と入力しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、文章を
考えつつ文字入力を行う際においては、例えば「私は・
・・」という文章を入力する場合、通常「ワタシワ・・
・」と考え又は発音(実際に音に出さないとしても)し
つつ文字入力を行うことが通常であるため、上記従来技
術のように「WA」と発音される「は」を「HA」と読
み替えて入力しなければならないとすると、文書作成者
の思考という観点からは非常に不自然な操作を行わなけ
ればならないという問題があった。
【0005】また、ローマ字入力モードで文字入力を行
う場合において、特に、「を」や「へ」を発音に従って
入力できるとすると、それぞれ「O」,「E」という1
回のキー操作で入力できるにも拘わらず、上記従来技術
においては「を」については「W」および「O」,
「へ」については「H」および「E」という2回のキー
操作を行う必要があるため、文字入力の速度が低下する
という問題があった。なお、かな入力モードの場合にお
いても、「を」を入力する際にシフトキーの押し下げが
さらに必要となる点で、上記ローマ字入力モードの場合
と同様の問題があった。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、表記と発音とが異なる文字(例:「は」について発
音「WA」)を発音通りの文字(例:「は」に対して
「わ」)を用いて入力可能とすると共に、入力後に正し
い表記に自動的に変換可能にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のかな漢字変換方法は、キーボード等の入
力装置からかな漢字変換対象となる読み文字列を入力
し、入力した読み文字列をかな漢字混じり文字列に変換
するかな漢字変換方法において、表記文字「は」,
「へ」および「を」のようにそれぞれ「HA」と「W
A」,「HE」と「E」および「WO」と「O」という
2つの発音方法が存在する文字を表音不一致文字と定義
すると共に、前記表音不一致文字の発音方法の一つと同
一の発音方法を有する表記文字「わ」,「え」および
「お」を表音不一致候補文字と定義し、前記表音不一致
文字だけでなく、前記表音不一致文字と同一の発音方法
を有する前記表音不一致候補文字についても、前記表音
不一致文字と同様の助詞としての機能を有するという情
報を登録した辞書を用いて、前記入力した文字列を複数
の文節に区切る文節区切工程と、を含んだことを特徴と
する。
【0008】この請求項1のかな漢字変換方法を用いる
ことにより、例えば「おみあげをもって」の「を」が
「お」と入力された場合であっても、文節の区切り位置
をより正確に認識することができる。
【0009】また、請求項2のかな漢字変換方法は、請
求項1に記載の発明において、さらに、前記文節区切工
程により区切られた各文節の最後の文字が前記表音不一
致候補文字であるか否かを判定し、前記表音不一致候補
文字であると判定した場合に、前記読み文字列中の前記
表音不一致候補文字を該不一致候補文字と同一の発音方
法を有する前記表音不一致文字に変換する変更工程を含
んだことを特徴とする。
【0010】この請求項2のかな漢字変換方法を用いる
ことにより、例えば「おみあげをもって」の「を」が
「お」と入力された場合であっても、文節の区切り位置
をより正確に認識し、かつ、入力された「お」を正しい
文字「を」に変換することができる。
【0011】また、請求項3のかな漢字変換方法は、請
求項2に記載の発明において、さらに、前記変換工程で
前記表音不一致候補文字を前記表音不一致文字に変換し
た場合に、該変換した旨を通知する変換通知工程を含ん
だことを特徴とする。
【0012】この請求項3のかな漢字変換方法を用いる
ことにより、例えば「おみあげをもって」の「を」が
「お」と入力された場合であっても、文節の区切り位置
をより正確に認識し、入力された「お」を正しい文字
「を」に変換し、かつ、誤って文字が変換されて確定さ
れることがないように、文字を変換した旨をユーザに通
知することができる。
【0013】また、請求項4のかな漢字変換装置は、キ
ーボード等の入力装置からかな漢字変換対象となる読み
文字列を入力し、入力した読み文字列をかな漢字混じり
文字列に変換するかな漢字変換装置において、表記文字
「は」,「へ」および「を」のようにそれぞれ「HA」
と「WA」,「HE」と「E」および「WO」と「O」
という2つの発音方法が存在する文字を表音不一致文字
と定義すると共に、前記表音不一致文字の発音方法の一
つと同一の発音方法を有する表記文字「わ」,「え」お
よび「お」を表音不一致候補文字と定義し、前記表音不
一致文字だけでなく、前記表音不一致文字と同一の発音
方法を有する前記表音不一致候補文字についても、前記
表音不一致文字と同様の助詞としての機能を有するとい
う情報を登録した辞書と、前記辞書を用いて、前記入力
した文字列を複数の文節に区切る文節区切手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0014】この請求項4のかな漢字変換装置を用いる
ことにより、例えば「おみあげをもって」の「を」が
「お」と入力された場合であっても、文節の区切り位置
をより正確に認識することができる。
【0015】また、請求項5のかな漢字変換装置は、請
求項4に記載の発明において、さらに、前記文節区切手
段により区切られた各文節の最後の文字が前記表音不一
致候補文字であるか否かを判定し、前記表音不一致候補
文字であると判定した場合に、前記読み文字列中の前記
表音不一致候補文字を該不一致候補文字と同一の発音方
法を有する前記表音不一致文字に変換する変更手段を備
えたことを特徴とする。
【0016】この請求項5のかな漢字変換装置を用いる
ことにより、例えば「おみあげをもって」の「を」が
「お」と入力された場合であっても、文節の区切り位置
をより正確に認識し、かつ、入力された「お」を正しい
文字「を」に変換することができる。
【0017】また、請求項6のかな漢字変換装置は、請
求項5に記載の発明において、さらに、前記変換手段で
前記表音不一致候補文字が前記表音不一致文字に変換さ
れた場合に、該変換した旨を通知する変換通知手段を備
えたことを特徴とする。
【0018】この請求項5のかな漢字変換装置を用いる
ことにより、例えば「おみあげをもって」の「を」が
「お」と入力された場合であっても、文節の区切り位置
をより正確に認識し、入力された「お」を正しい文字
「を」に変換し、かつ、誤って文字が変換されて確定さ
れることがないように、文字を変換した旨をユーザに通
知することができる。
【0019】さらに、請求項7のコンピュータ読み取り
可能な記録媒体は、前記請求項1〜3のいずれか一つに
記載のかな漢字変換方法をコンピュータに実行させるプ
ログラムを記録したものである。
【0020】この請求項7の発明にかかる記録媒体は、
請求項1〜3に記載された方法をコンピュータに実行さ
せるプログラムを記録したため、これによって、請求項
1〜3の処理をコンピュータに実行させることが可能と
なる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明のかな漢字変換方法
およびその装置並びにかな漢字変換方法をコンピュータ
に実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な記録媒体の一実施の形態について、添付の図面
を参照しつつ詳細に説明する。
【0022】図1は、本実施の形態のかな漢字変換方法
およびその装置を実現するためのパーソナルコンピュー
タ等のハードウェア構成を示すブロック図である。図1
において、101はCPUを、102はCPU101の
制御プログラムを記憶したROMを、103はCPU1
01のワークエリア等に使用されるRAMを、104は
読み文字列,変換指示,変換候補の確定指示等を入力す
るためのキーボードを、105は入力された文字列や変
換候補を表示するCRT等のディスプレイを、106は
キーボード104から入力された読み文字列をかな漢字
混じり文字列に変換するかな漢字変換部107およびか
な漢字変換部107によって参照される辞書部108等
が格納されたハードディスク装置を、109は上記各部
を接続するバスをそれぞれ示している。
【0023】図2は、かな漢字変換部107および辞書
部108の構成を示すブロック図である。まず、かな漢
字変換部107の構成について説明する。かな漢字変換
部107は、インターフェイス部201と変換エンジン
部205とを有している。
【0024】インターフェイス部201は、キーボード
104からのキー入力が読み文字列の入力か、入力され
た読み文字列の変換指示の入力か、変換候補の確定指示
の入力か等の判定を行う判定部202と、キーボード1
04から入力した読み文字列や後述する変換エンジン部
205から入力した変換候補を格納する格納部203
と、格納部203に格納された読み文字列や変換候補を
ディスプレイ105に表示する際の表示処理を制御する
表示制御部204と、を有している。
【0025】また、変換エンジン部205は、後述する
辞書部108中の文法情報,単語情報,共起情報,学習
情報,漢字情報等を参照して、入力した読み文字列を文
節に区切る処理を行うと共に、読み文字列に該当する漢
字を選択する文節区切・漢字選択部206と、例えば、
表音不一致文字である「私は」の「は」に該当する文字
として、表音不一致候補文字「わ」が用いられている場
合に、入力された「わ」を正しい文字「は」に変換する
表記変換部207と、を有している。
【0026】続いて、辞書部108の構成について説明
する。辞書部108は、単語間の文法的結びつきの正否
に関する情報やその結びつきの強さに関する情報等
(例:「名詞(助詞なし)+接尾語は結びつきが強い」
等の情報)からなる文法情報208と、各単語の品詞情
報および活用情報等からなる単語情報209と、意味的
な結びつきの強い単語間の2項関係情報(例:「暑い−
夏」,「厚い−本」等の情報)からなる共起用例情報2
10と、最近に使用された表記を優先して採用するため
の情報からなる学習情報211と、漢字情報を格納した
辞書212と、を有している。
【0027】なお、上記かな漢字変換部107は、通
常、図示しないワードプロセッサ等のアプリケーション
プログラムやユーザの指示によって起動され、RAM1
03に読み込まれて各種処理を実行可能な状態となる。
一方、辞書部108は、一般に、ハードディスク装置1
06に格納されたままで使用される。
【0028】次に、上述したかな漢字変換部107によ
るかな漢字変換処理について説明する。図3は、かな漢
字変換処理の概略を示すフローチャートである。
【0029】キーボード104から何らかのキー入力が
あると、判定部202は、キー入力が文字入力であるか
否かを判定する(S301)。ステップS301で文字
入力であると判定した場合、判定部202は、入力した
文字(読み文字列)を格納部203に格納する(S30
2)。一方、文字入力ではないと判定した場合、ステッ
プS303に進む。
【0030】続いて、判定部202は、ステップS30
3において、キーボード104からのキー入力が変換指
示であるか否かを判定する。変換指示ではないと判定し
た場合には、ステップS301に戻って上述した処理を
繰り返し実行する。
【0031】一方、ステップS303において変換指示
であると判定した場合、判定部202は、格納部203
に格納された読み文字列を変換エンジン部205に出力
する。変換エンジン部205は、格納部203から読み
文字列を入力し、入力した読み文字列を辞書108を参
照してかな漢字混じり文字列に変換する処理を実行する
(S304)。
【0032】続いて、変換エンジン部205が変換処理
で得た変換候補を格納部203に格納した後、表示制御
部204は、ディスプレイ105に変換候補を表示する
処理を実行する(S305)。
【0033】その後、判定部202は、キーボード10
4から変換候補を確定するための指示の入力があったか
否かを判定し、確定指示の入力がないと判定した場合
は、ステップS304に戻る(S306)。一方、確定
指示の入力があったと判定した場合は、確定指示によっ
て指定された変換候補を変換結果として出力する(S3
07)。
【0034】なお、図3には図示を省略したが、ステッ
プS305で表示された変換候補が所望のものではない
場合、ステップS304で次候補を獲得したり、文節の
区切り直し等を実行して再変換処理が行われる。
【0035】次に、図3に示すステップS304の変換
処理を詳細に説明する。本実施の形態のかな漢字変換方
法およびその装置は、例えば、「私は」の「は」のよう
に、表記と発音とが異なる表音不一致文字について、表
音不一致候補文字(「わ」)を用いて文字入力を可能と
すると共に、入力後に正しい文字(「は」)に自動的に
変換可能にするものである(以下、この処理を「表記変
換処理」という)。そこで、以下では、表記変換処理に
関する複数の例を挙げてステップS304の変換処理を
説明することにするが、かな漢字変換処理の詳細につい
ては既に良く知られた技術であるため、詳細な説明を省
略する。
【0036】(表記変換処理の第1の例) 表記変換処理の第1の例は、変換対象となる読み文字列
の最後の文字が表音不一致候補文字「わ」,「え」また
は「お」である場合に、表音不一致候補文字を該表音不
一致候補文字と同一の発音方法を有する表音不一致文字
「は」,「へ」または「を」に変換するというものであ
る。このような処理を行うのは、表音不一致文字が助詞
であることと、ユーザが助詞までを一区切りとする文節
毎に変換指示を入力してかな漢字変換処理を行うことが
通常であることを利用するためのである。
【0037】図4は、表記変換処理の第1の例に基づく
処理を示すフローチャートである。ここでは、読み文字
列として「わたしわ」が入力されているものとする。
【0038】図3のステップS303において、読み文
字列「わたしわ」に対して変換指示を入力した場合、変
換エンジン部205は、格納部203から読み文字列
「わたしわ」を入力する。そして、表記変換部207
は、読み文字列の最後の文字が表音不一致候補文字
「わ」,「え」または「お」であるか否かを判定する
(S401)。
【0039】表記変換部207が読み文字列の最後の文
字が表音不一致候補文字「わ」,「え」または「お」で
はないと判定した場合、ステップS403の処理に進
む。一方、読み文字列の最後の文字が表音不一致候補文
字「わ」,「え」または「お」であると判定した場合、
読み文字列の最後の文字「わ」,「え」または「お」を
対応する正しい表記の文字「は」,「へ」または「を」
に変換する(S402)。
【0040】表記変換部207は、図5に示すように、
表音不一致候補文字「わ」,「え」または「お」を対応
する正しい表記の表音一致文字「は」,「へ」または
「を」に変換するための対応テーブル501を有してお
り、この対応テーブル501に従って表記を変換する。
【0041】上記読み文字列「わたしわ」の場合は、最
後の文字が「わ」であるため、対応テーブル501に基
づいて、文字「わ」が「は」に変換され、その結果、読
み文字列「わたしわ」は「わたしは」に変換される。
【0042】その後、文節区切・漢字選択部206は、
変換後の読み文字列「わたしは」を例えば「私は」のか
な漢字混じり文字列に変換する処理を実行する(S40
3)。
【0043】ステップS402で変換されたかな漢字混
じり文字列「私は」は、その後、図3のステップS30
5において、変換候補としてディスプレイ105に画面
表示される。ここで、表示制御部204は、変換候補を
画面表示する際に、変換エンジン部205から表記変換
通知命令を入力し、図6に示すように表音不一致候補文
字を表音一致文字に変換した旨を画面表示する。なお、
変換した旨の通知は、図6に示すものに限らず、変換し
た文字の表示色を変えたり、装飾を施したりしても良
く、また、音声による通知であっても良い。
【0044】なお、図6のように変換候補を画面表示し
た後、ユーザから再変換の指示を入力した場合、変換し
た文字「は」を「わ」に戻す処理を行って、再度変換候
補を表示する処理を行うようにしても良い。
【0045】また、図4に示すフローチャートにおいて
は、表音不一致候補文字を表音不一致文字に変換した後
にかな漢字変換処理を行っているが、この逆の順序で処
理を行うことにしても良い。また、表音不一致候補文字
を表音不一致文字に変換する際に、図5に示す変換テー
ブル501を用いることにしたが、これに限定されるも
のではなく、例えば「わたしわ」を「私は」に変換する
ための用例を辞書部108に登録しておくことにしても
良い。
【0046】(表記変換処理の第2の例) 表記変換処理の第2の例は、変換対象となる読み文字列
中の句点および/または読点の直前に位置する文字が表
音不一致候補文字「わ」,「え」または「お」である場
合に、その表音不一致候補文字を該表音不一致候補文字
と同一の発音方法を有する表音不一致文字「は」,
「へ」または「を」に変換するというものである。この
ような処理を行うのは、表音不一致文字が助詞であるこ
とと、句点および読点の前は助詞であることを利用する
ためである。なお、句点を含めたのは、体言止めの場合
があることを想定したものであるが、句点を含めず読点
のみにしても良い。
【0047】図7は、表記変換処理の第2の例に基づく
処理を示すフローチャートである。ここでは、読み文字
列として「わたしわ、わたなべです。」が入力されてい
るものとする。
【0048】図3のステップS303において、読み文
字列「わたしわ、わたなべです。」に対して変換指示を
入力した場合、変換エンジン部205は、格納部203
から読み文字列「わたしわ、わたなべです。」を入力す
る。そして、表記変換部207は、句点および/または
読点の直前の文字が表音不一致候補文字「わ」,「え」
または「お」であるか否かを判定する(S701)。
【0049】表記変換部207は、句点および/または
読点の直前の文字が表音不一致候補文字ではないと判定
した場合、ステップS703の処理に進む。一方、句点
および/または読点の直前の文字が表音不一致候補文字
であると判定した場合、表音不一致候補文字「わ」,
「え」または「お」を対応する表音不一致文字「は」,
「へ」または「を」に変換する(S702)。この表記
の変換を行う際、第1の例で説明した図5に示す対応テ
ーブル501を用いることができる。
【0050】したがって、上記読み文字列「わたしわ、
わたなべです。」の場合は、読点の直前の文字が「わ」
であるため、文字「わ」が「は」に変換され、その結
果、読み文字列「わたしは、わたなべです。」に変換さ
れる。
【0051】その後、文節区切・漢字選択部206は、
変換後の読み文字列「わたしは、わたなべです。」を例
えば「私は、渡辺です。」等のかな漢字混じり文字列に
変換する処理を実行する(S703)。
【0052】なお、図4に示すフローチャートにおいて
は、最初に句点および/または読点の直前の文字が
「わ」等であるかを判定して表記変換処理を行うことに
したが、文節区切・漢字選択部206が変換対象の読み
文字列の文節区切り処理を行った後に、表記変換処理を
行うことにしても良い(第3の例参照)。また、変換候
補の表示方法等、その他の事項については、上述した第
1の例の場合と同様であるため、ここではそれらの説明
を省略する。
【0053】(表記変換処理の第3の例) 表記変換処理の第3の例は、文節区切・漢字選択部20
6によって文節に区分された読み文字列のうち、文節の
最後の文字が表音不一致候補文字「わ」,「え」または
「お」である場合に、その表音不一致候補文字を該表音
不一致候補文字と同一の発音方法を有する表音不一致文
字「は」,「へ」または「を」に変換するというもので
ある。このようにするのは、表音不一致文字が助詞であ
ることと、文節区切り処理が助詞の直前で行われること
を利用するためである。
【0054】図8は、表記変換処理の第3の例に基づく
処理を示すフローチャートである。ここでは、読み文字
列として「わたしわ、おみやげおもっていなかえい
く。」が入力されているものとする。
【0055】図3のステップS303において、変換指
示を入力した場合、変換エンジン部205は、格納部2
03から読み文字列「わたしわ、おみやげおもっていな
かえいく。」を入力する。
【0056】ここで、辞書部108には、表音不一致文
字「は」,「へ」および「を」だけではなく、対応する
表音不一致候補文字「わ」,「え」および「お」につい
ても、「は」,「を」および「へ」と同様の助詞として
の機能を有するという情報が登録されているものとす
る。そこで、文節区切・漢字選択部206は、入力した
文字列に対し、例えば以下のような文節区切り処理を実
行する(S801)。なお、文節の区切り位置はあくま
でも一例である。「わたしわ、/おみやげお/もって/
いなかえ/いく。」
【0057】そして、表記変換部207は、文節区切・
漢字選択部206によって区切られた各文節の最後の文
字が表音不一致候補文字「わ」,「え」または「お」で
あるか否かを判定する(S802)。
【0058】表記変換部207は、各文節の最後の文字
の全てが表音不一致候補文字「わ」,「え」または
「お」ではないと判定した場合、ステップS804の処
理に進む。一方、各文節の最後の文字のいずれかが表音
不一致候補文字「わ」,「え」または「お」であると判
定した場合、その文字「わ」,「え」または「お」を対
応する表音不一致文字「は」,「へ」または「を」に変
換する(S803)。この表記の変換を行う際、第1の
例で説明した図5に示す対応テーブル501を用いるこ
とができる。
【0059】したがって、上記読み文字列の場合、文節
「わたしわ、」の「わ」が「は」に、文節「おみやげ
お」の「お」が「を」に、さらに、「いなかえ」の
「え」が「へ」に変換され、その結果、読み文字列は、
「わたしは、/おみやげを/もって/いなかへ/い
く。」に変換される。
【0060】その後、文節区切・漢字選択部206は、
変換後の読み文字列をかな漢字混じり文字列に変換する
処理を実行する(S804)。
【0061】なお、図8に示すフローチャートにおいて
は、文節区切り処理をし、表記の変換処理を行った後、
かな漢字混じり文に変換することにしたが、文節区切・
漢字選択部206が入力した読み文字列の文節区切り処
理を行った後、表記の変換処理の前にかな漢字混じり文
に変換することにしても良い。また、変換候補の表示方
法等、その他の事項については、上述した第1の例の場
合と同様であるため、ここではそれらの説明を省略す
る。また、上記例の読み文字列のうち文節「わたし
は、」については、上述した第2の例を適用することが
できる。さらに、この第3の例では、文節区切り処理を
行った後に表記の変換処理を行うため、変換指示を入力
する必要のない自動変換モードに容易に適用することが
できる。
【0062】(表記変換処理の第4の例) 表記変換処理の第4の例は、再変換処理における表記変
換処理に関するものであり、基本的には上述した第1の
例〜第3の例を用いたものである。
【0063】例えば、読み文字列として以下の文字列が
入力されているものとする。「わたしわたなべです」
【0064】この読み文字列は、文節区切・漢字選択部
206によって、例えば「わたし/わたなべです」とい
う文節に区切られることがある。
【0065】そして、この読み文字列をかな漢字混じり
文字列に変換すると、例えば、「私渡辺です」に変換さ
れる。しかしながら、変換結果が所望のものでない場
合、ユーザは例えば、カーソルを操作して自ら文節区切
り処理を実行して再変換させることができる。例えば、
カーソルを操作することにより、「わたしわ/たなべで
す」に文節の区切り位置を変更し、かな漢字混じり文字
列に変換すると、上述した第3の例の処理を利用して、
「私は田辺です」に再変換することができる。
【0066】このように、本実施の形態のかな漢字変換
方法および装置によれば、表音不一致文字「は」,
「へ」および「を」に代えて、表音不一致候補文字
「わ」,「え」および「お」を用いて読み文字列を入力
した場合であっても、表音不一致候補文字「わ」,
「え」または「お」を対応する表音不一致文字「は」,
「へ」または「を」に変換することにしたため、発音通
りに文字入力を行うことができ、高速な文字入力が可能
な文字入力環境を提供することができる。また、日本語
を母国語としない者がワードプロセッサ等を用いて日本
語文書を作成する場合の文書作成支援としても利用する
ことができる。
【0067】また、表音不一致候補文字から表音不一致
文字に変換した場合に、変換した旨の表示を行うことに
したため、誤って変換された文字を含む変換候補が確定
されてしまうことを防止することができる。
【0068】例えば、上述した第1〜第4の例に従え
ば、入力した読み文字列「そうじゃないわ。」の「わ」
は「は」と変換されることになるが、表記の変換を行っ
た旨の表示を行うことにより、誤って「そうじゃない
は」に確定されてしまうことを防止することができる。
【0069】ただし、変換操作を行い、辞書部108の
学習情報211中に、「そうじゃないわ」の「わ」は
「わ」のままで良いという情報を登録することができる
ようにすることにより、次回から「わ」が「は」に変換
されるということを防止することができる。同様に、例
えば、読み文字列「わたしわ」を「私は」に変換したよ
うな場合は、この情報を辞書部108の学習情報211
中に登録することにより、次回から読み文字列「わたし
わ」が入力された場合に、容易に「私は」に変換するこ
とができる。
【0070】なお、本実施の形態のかな漢字変換方法お
よび装置において、表記変換部207で表音不一致候補
文字を表音不一致文字に変換した場合に、該変換後の文
字の品詞を助詞とみなしてその品詞情報を格納部203
(またはRAM103の任意の領域)に保持しておくこ
ともできる。このようにすることにより、後に文書解析
処理や音声合成処理等を行う場合に、保持した品詞情報
を利用することができるという利点がある。
【0071】また、インターフェイス部201を介して
変換エンジン部205に対し、上述した表記変換処理を
行うか、行わないかの設定を行うことができるようにす
ることができる。
【0072】また、上述したかな漢字変換部107や辞
書部108の構成や、これらによるかな漢字変換処理は
あくまでも一例であって、任意の条件の下、表音不一致
候補文字「わ」,「え」および「お」を表音一致文字
「は」,「へ」および「を」に変換することができれ
ば、いかなる構成や処理方法を用いても良い。
【0073】さらに、上述したかな漢字変換処理や表記
変換処理をプログラム化し、図1に示すハードディスク
装置106以外のフロッピーディスク,CD−ROM,
DVD等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録
することもでき、これらからプログラムを読み出してコ
ンピュータに実行させることもできると共に、これらを
介してプログラムを配布することもできる。さらに、ネ
ットワーク等を介してプログラムを配布しまたは実行す
ることもできる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のかな漢字
変換方法(請求項1)によれば、表記文字「は」,
「へ」および「を」のようにそれぞれ「HA」と「W
A」,「HE」と「E」および「WO」と「O」という
2つの発音方法が存在する文字を表音不一致文字と定義
すると共に、前記表音不一致文字の発音方法の一つと同
一の発音方法を有する表記文字「わ」,「え」および
「お」を表音不一致候補文字と定義し、前記表音不一致
文字だけでなく、前記表音不一致文字と同一の発音方法
を有する前記表音不一致候補文字についても、前記表音
不一致文字と同様の助詞としての機能を有するという情
報を登録した辞書を用いて、前記入力した文字列を複数
の文節に区切る文節区切工程と、を含むため、発音通り
に文字入力を行うことが可能となると共に、文節の区切
り位置をより正確に認識することができる(例:「おみ
あげお/もって」)。したがって、自然な形で文字入力
が可能となり、より高速な文字入力処理を行うことがで
きる環境を提供することができる。
【0075】また、本発明のかな漢字変換方法(請求項
2)によれば、請求項1に記載の発明において、さら
に、前記文節区切工程により区切られた各文節の最後の
文字が前記表音不一致候補文字であるか否かを判定し、
前記表音不一致候補文字であると判定した場合に、前記
読み文字列中の前記表音不一致候補文字を該不一致候補
文字と同一の発音方法を有する前記表音不一致文字に変
換する変更工程を含むため、発音通りに文字入力を行う
ことが可能となると共に、文節の区切り位置をより正確
に認識し、表音通りに文字入力された文字を自動的に正
しい文字に変換することができる(例:「おみあげおも
って」の「お」を「を」に変換)。したがって、自然な
形で文字入力が可能となり、より高速な文字入力処理を
行うことができる環境を提供することができる。
【0076】また、本発明のかな漢字変換方法(請求項
3)によれば、請求項2に記載の発明において、さら
に、前記変換工程で前記表音不一致候補文字を前記表音
不一致文字に変換した場合に、該変換した旨を通知する
変換通知工程を含むため、発音通りに文字入力を行うこ
とが可能となると共に、文節の区切り位置をより正確に
認識し、表音通りに文字入力された文字を自動的に正し
い文字に変換することができる(例:「おみあげおもっ
て」の「お」を「を」に変換)。したがって、自然な形
で文字入力が可能となり、より高速な文字入力処理を行
うことができる環境を提供することができる。また、表
音不一致候補文字から表音不一致文字に変換した場合
に、変換した旨の表示を行うことにしたため、誤って変
換された文字を含む変換候補が確定されてしまうことを
防止することができる。
【0077】また、本発明のかな漢字変換装置(請求項
4)によれば、表記文字「は」,「へ」および「を」の
ようにそれぞれ「HA」と「WA」,「HE」と「E」
および「WO」と「O」という2つの発音方法が存在す
る文字を表音不一致文字と定義すると共に、前記表音不
一致文字の発音方法の一つと同一の発音方法を有する表
記文字「わ」,「え」および「お」を表音不一致候補文
字と定義し、前記表音不一致文字だけでなく、前記表音
不一致文字と同一の発音方法を有する前記表音不一致候
補文字についても、前記表音不一致文字と同様の助詞と
しての機能を有するという情報を登録した辞書と、前記
辞書を用いて、前記入力した文字列を複数の文節に区切
る文節区切手段と、を備えるため、発音通りに文字入力
を行うことが可能となると共に、文節の区切り位置をよ
り正確に認識することができる(例:「おみあげお/も
って」)。したがって、自然な形で文字入力が可能とな
り、より高速な文字入力処理を行うことができる環境を
提供することができる。
【0078】また、本発明のかな漢字変換装置(請求項
5)によれば、請求項4に記載の発明において、さら
に、前記文節区切手段により区切られた各文節の最後の
文字が前記表音不一致候補文字であるか否かを判定し、
前記表音不一致候補文字であると判定した場合に、前記
読み文字列中の前記表音不一致候補文字を該不一致候補
文字と同一の発音方法を有する前記表音不一致文字に変
換する変更手段を備えるため、発音通りに文字入力を行
うことが可能となると共に、文節の区切り位置をより正
確に認識し、表音通りに文字入力された文字を自動的に
正しい文字に変換することができる(例:「おみあげお
もって」の「お」を「を」に変換)。したがって、自然
な形で文字入力が可能となり、より高速な文字入力処理
を行うことができる環境を提供することができる。
【0079】また、本発明のかな漢字変換装置(請求項
6)によれば、請求項5に記載の発明において、さら
に、前記変換手段で前記表音不一致候補文字が前記表音
不一致文字に変換された場合に、該変換した旨を通知す
る変換通知手段を備えるため、発音通りに文字入力を行
うことが可能となると共に、文節の区切り位置をより正
確に認識し、表音通りに文字入力された文字を自動的に
正しい文字に変換することができる(例:「おみあげお
もって」の「お」を「を」に変換)。したがって、自然
な形で文字入力が可能となり、より高速な文字入力処理
を行うことができる環境を提供することができる。ま
た、表音不一致候補文字から表音不一致文字に変換した
場合に、変換した旨の表示を行うことにしたため、誤っ
て変換された文字を含む変換候補が確定されてしまうこ
とを防止することができる。
【0080】さらに、請求項7のコンピュータ読み取り
可能な記録媒体は、前記請求項1〜3のいずれか一つに
記載のかな漢字変換方法をコンピュータに実行させるプ
ログラムを記録したため、これによって、請求項1〜3
の処理をコンピュータに実行させることが可能となる。
したがって、自然な形で文字入力が可能となり、より高
速な文字入力処理を行うことができる環境を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のかな漢字変換方法およびその装
置を実現するためのパーソナルコンピュータ等のハード
ウェア構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態のかな漢字変換方法およびその装
置において用いられるかな漢字変換部および辞書の構成
を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態のかな漢字変換方法およびその装
置におけるかな漢字変換処理の概略を示すフローチャー
トである。
【図4】本実施の形態のかな漢字変換方法およびその装
置において、表記変換処理の第1の例に基づく処理を示
すフローチャートである。
【図5】本実施の形態のかな漢字変換方法およびその装
置において、表音不一致文字の表記を変換する際に用い
る変換テーブルの例を示す説明図である。
【図6】本実施の形態のかな漢字変換方法およびその装
置において、表音不一致文字の表記を変換した場合の変
換候補の画面表示例を示す説明図である。
【図7】本実施の形態のかな漢字変換方法およびその装
置において、表記変換処理の第2の例に基づく処理を示
すフローチャートである。
【図8】本実施の形態のかな漢字変換方法およびその装
置において、表記変換処理の第3の例に基づく処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 キーボード 105 ディスプレイ 106 ハードディスク装置 107 かな漢字変換部 108 辞書部 109 バス 201 インターフェイス部 202 判定部 203 格納部 204 表示制御部 205 変換エンジン部 206 文節区切・漢字選択部 207 表記変換部 208 文法情報 209 単語情報 210 共起用例情報 211 学習情報 212 辞書 501 対応テーブル

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キーボード等の入力装置からかな漢字変
    換対象となる読み文字列を入力し、入力した読み文字列
    をかな漢字混じり文字列に変換するかな漢字変換方法に
    おいて、 表記文字「は」,「へ」および「を」のようにそれぞれ
    「HA」と「WA」,「HE」と「E」および「WO」
    と「O」という2つの発音方法が存在する文字を表音不
    一致文字と定義すると共に、前記表音不一致文字の発音
    方法の一つと同一の発音方法を有する表記文字「わ」,
    「え」および「お」を表音不一致候補文字と定義し、 前記表音不一致文字だけでなく、前記表音不一致文字と
    同一の発音方法を有する前記表音不一致候補文字につい
    ても、前記表音不一致文字と同様の助詞としての機能を
    有するという情報を登録した辞書を用いて、前記入力し
    た文字列を複数の文節に区切る文節区切工程と、 を含んだことを特徴とするかな漢字変換方法。
  2. 【請求項2】 さらに、前記文節区切工程により区切ら
    れた各文節の最後の文字が前記表音不一致候補文字であ
    るか否かを判定し、前記表音不一致候補文字であると判
    定した場合に、前記読み文字列中の前記表音不一致候補
    文字を該不一致候補文字と同一の発音方法を有する前記
    表音不一致文字に変換する変更工程を含んだことを特徴
    とする請求項1に記載のかな漢字変換方法。
  3. 【請求項3】 さらに、前記変換工程で前記表音不一致
    候補文字を前記表音不一致文字に変換した場合に、該変
    換した旨を通知する変換通知工程を含んだことを特徴と
    する請求項2に記載のかな漢字変換方法。
  4. 【請求項4】 キーボード等の入力装置からかな漢字変
    換対象となる読み文字列を入力し、入力した読み文字列
    をかな漢字混じり文字列に変換するかな漢字変換装置に
    おいて、 表記文字「は」,「へ」および「を」のようにそれぞれ
    「HA」と「WA」,「HE」と「E」および「WO」
    と「O」という2つの発音方法が存在する文字を表音不
    一致文字と定義すると共に、前記表音不一致文字の発音
    方法の一つと同一の発音方法を有する表記文字「わ」,
    「え」および「お」を表音不一致候補文字と定義し、 前記表音不一致文字だけでなく、前記表音不一致文字と
    同一の発音方法を有する前記表音不一致候補文字につい
    ても、前記表音不一致文字と同様の助詞としての機能を
    有するという情報を登録した辞書と、 前記辞書を用いて、前記入力した文字列を複数の文節に
    区切る文節区切手段と、 を備えたことを特徴とするかな漢字変換装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記文節区切手段により区切ら
    れた各文節の最後の文字が前記表音不一致候補文字であ
    るか否かを判定し、前記表音不一致候補文字であると判
    定した場合に、前記読み文字列中の前記表音不一致候補
    文字を該不一致候補文字と同一の発音方法を有する前記
    表音不一致文字に変換する変更手段を備えたことを特徴
    とする請求項4に記載のかな漢字変換装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記変換手段で前記表音不一致
    候補文字が前記表音不一致文字に変換された場合に、該
    変換した旨を通知する変換通知手段を備えたことを特徴
    とする請求項5に記載のかな漢字変換装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1〜3のいずれか一つに記載
    のかな漢字変換方法をコンピュータに実行させるプログ
    ラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り
    可能な記録媒体。
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