JPH0736885A - 文書作成装置の文字情報変換制御方法及び同装置 - Google Patents
文書作成装置の文字情報変換制御方法及び同装置Info
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- JPH0736885A JPH0736885A JP5182608A JP18260893A JPH0736885A JP H0736885 A JPH0736885 A JP H0736885A JP 5182608 A JP5182608 A JP 5182608A JP 18260893 A JP18260893 A JP 18260893A JP H0736885 A JPH0736885 A JP H0736885A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 読み情報に応じて日本語及び英語からなる語
句を出力情報とする文字情報変換辞書を入力読み情報に
より検索し、取出した語句からなる仮変換候補情報を生
成し変換バッファに格納する(S1)。仮変換候補情報
のうち同一言語同士の単語列に関し、該当言語の文法チ
ェックを行い、その単語列が文法的に誤りのときこれを
変換バッファから消去し、仮変換候補情報のうち文法的
に正しい本変換候補情報を生成する。まず、S2でその
処理を行い、続いてS3〜S8で英語についての処理を
行う。そして適格情報として残った各本変換候補情報を
その言語に応じた表記形態に整理して出力する。特に、
英語の場合、その主語をなす単語の先頭文字を大文字に
し、文の最後尾にピリオドを付加する。 【効果】 読みによる英語フレーズの出力が可能とな
る。
句を出力情報とする文字情報変換辞書を入力読み情報に
より検索し、取出した語句からなる仮変換候補情報を生
成し変換バッファに格納する(S1)。仮変換候補情報
のうち同一言語同士の単語列に関し、該当言語の文法チ
ェックを行い、その単語列が文法的に誤りのときこれを
変換バッファから消去し、仮変換候補情報のうち文法的
に正しい本変換候補情報を生成する。まず、S2でその
処理を行い、続いてS3〜S8で英語についての処理を
行う。そして適格情報として残った各本変換候補情報を
その言語に応じた表記形態に整理して出力する。特に、
英語の場合、その主語をなす単語の先頭文字を大文字に
し、文の最後尾にピリオドを付加する。 【効果】 読みによる英語フレーズの出力が可能とな
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は文書作成装置の文字情報
変換制御方法及び同装置に関するもので、特に英文出力
の新規な一形態を実現するものである。
変換制御方法及び同装置に関するもので、特に英文出力
の新規な一形態を実現するものである。
【0002】
【従来の技術】日本語の文章を作成中に1文だけ、また
は、『お店の名前は<big wednesday>です。』のように
数単語だけ英語のフレーズを入力したい場合がある。こ
の場合には、かな入力状態から英数字入力状態に変えて
直接そのスペルを入力するか、或いは訳文に相当する和
文を入力することによって和英翻訳機能を働かせること
となる。
は、『お店の名前は<big wednesday>です。』のように
数単語だけ英語のフレーズを入力したい場合がある。こ
の場合には、かな入力状態から英数字入力状態に変えて
直接そのスペルを入力するか、或いは訳文に相当する和
文を入力することによって和英翻訳機能を働かせること
となる。
【0003】しかし、スペルを直接入力する方式の場
合、スペルがわからないと辞典などを用いて調べる必要
があり、ワープロの操作とは別の面倒な作業が伴う。ま
た、スペルがわかっていても英数シフトに変えて入力す
るのが面倒であることも指摘されている。
合、スペルがわからないと辞典などを用いて調べる必要
があり、ワープロの操作とは別の面倒な作業が伴う。ま
た、スペルがわかっていても英数シフトに変えて入力す
るのが面倒であることも指摘されている。
【0004】また、和英翻訳機能を使う場合、上記<big
wednesday> の場合、『大きな水曜日』と入力すること
になるが、このように敢えて訳文を作って入力しなけれ
ばならないのはユーザの思考に対し妨げになる。店の名
前を入力するのに『大きな水曜日』という訳文は意味を
なさず、余計な思考作業が伴うこととなるのである。さ
らに、この和英翻訳機能を使う場合もモードの切替え操
作が伴う。
wednesday> の場合、『大きな水曜日』と入力すること
になるが、このように敢えて訳文を作って入力しなけれ
ばならないのはユーザの思考に対し妨げになる。店の名
前を入力するのに『大きな水曜日』という訳文は意味を
なさず、余計な思考作業が伴うこととなるのである。さ
らに、この和英翻訳機能を使う場合もモードの切替え操
作が伴う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
文書作成装置にあっては、英文入力のための文字情報変
換機能が不十分で、特に日本語文章の作成中に、一部英
語のフレーズを加入するような場合、面倒な操作を必要
としている。
文書作成装置にあっては、英文入力のための文字情報変
換機能が不十分で、特に日本語文章の作成中に、一部英
語のフレーズを加入するような場合、面倒な操作を必要
としている。
【0006】なお、従来、英単語をその読みの入力で出
力させることができるようにしたシステムが考えられた
が、日本語と英語との間で読みが偶然に一致するような
場合でも英単語に変換され、全く英文をなさないものま
で出力されることが多く、次候補選択操作が繁雑で、複
数の英単語からなるフレーズの出力まで意識したときに
は実用化し難いものであった。
力させることができるようにしたシステムが考えられた
が、日本語と英語との間で読みが偶然に一致するような
場合でも英単語に変換され、全く英文をなさないものま
で出力されることが多く、次候補選択操作が繁雑で、複
数の英単語からなるフレーズの出力まで意識したときに
は実用化し難いものであった。
【0007】本発明は上記従来技術の有する問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは読みによ
る日本語以外のフレーズの出力を可能とする文書作成装
置の文字情報変換制御方法及び同装置を提供することに
ある。
みてなされたもので、その目的とするところは読みによ
る日本語以外のフレーズの出力を可能とする文書作成装
置の文字情報変換制御方法及び同装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の文書作成装置の
文字情報変換制御方法は、読み情報を入力するステップ
と、読み情報に応じて複数種の言語表記からなる語句が
出力情報として格納された文字情報変換辞書を入力読み
情報に基づいて検索し、取出した語句によって構成され
る仮変換候補情報を生成して変換バッファに格納するス
テップと、上記仮変換候補情報のうち同一言語同士の単
語列からなるものについてこの当言語の文法解析を行
い、この単語列が文法的に誤っているときこの単語列を
上記変換バッファから消去し、上記仮変換候補情報のう
ち文法的に正しいものだけからなる本変換候補情報を生
成するステップと、この本変換候補情報を出力するステ
ップとを含むことを特徴とする。
文字情報変換制御方法は、読み情報を入力するステップ
と、読み情報に応じて複数種の言語表記からなる語句が
出力情報として格納された文字情報変換辞書を入力読み
情報に基づいて検索し、取出した語句によって構成され
る仮変換候補情報を生成して変換バッファに格納するス
テップと、上記仮変換候補情報のうち同一言語同士の単
語列からなるものについてこの当言語の文法解析を行
い、この単語列が文法的に誤っているときこの単語列を
上記変換バッファから消去し、上記仮変換候補情報のう
ち文法的に正しいものだけからなる本変換候補情報を生
成するステップと、この本変換候補情報を出力するステ
ップとを含むことを特徴とする。
【0009】また、本発明の文書作成装置の文字情報変
換制御装置は、読み情報に応じて1または複数種の言語
表記からなる1または複数の語句が出力情報として格納
された変換文字情報格納辞書を記憶する辞書記憶手段
と、変換バッファと、読み情報を入力する入力手段と、
入力読み情報に基づいて上記文字情報変換辞書を入力読
み情報に基づいて検索し、取出した語句によって構成さ
れる仮変換候補情報を生成して上記変換バッファに格納
する仮変換候補生成手段と、上記仮変換候補情報のうち
同一言語同士の単語列からなるものについてこの当言語
の文法解析を行い、この単語列が文法的に誤っていると
きこの単語列を不適出力情報として上記変換バッファか
ら消去し、上記仮変換候補情報のうち文法的に正しい適
格出力情報だけからなる本変換候補情報を生成する本変
換候補生成手段と、この本変換候補情報を出力する本変
換候補出力手段とを備えることを特徴とする。
換制御装置は、読み情報に応じて1または複数種の言語
表記からなる1または複数の語句が出力情報として格納
された変換文字情報格納辞書を記憶する辞書記憶手段
と、変換バッファと、読み情報を入力する入力手段と、
入力読み情報に基づいて上記文字情報変換辞書を入力読
み情報に基づいて検索し、取出した語句によって構成さ
れる仮変換候補情報を生成して上記変換バッファに格納
する仮変換候補生成手段と、上記仮変換候補情報のうち
同一言語同士の単語列からなるものについてこの当言語
の文法解析を行い、この単語列が文法的に誤っていると
きこの単語列を不適出力情報として上記変換バッファか
ら消去し、上記仮変換候補情報のうち文法的に正しい適
格出力情報だけからなる本変換候補情報を生成する本変
換候補生成手段と、この本変換候補情報を出力する本変
換候補出力手段とを備えることを特徴とする。
【0010】更に、本発明の文字情報変換制御装置は、
出力情報の各語句についての品詞情報が格納された品詞
情報格納辞書を記憶する第2の辞書記憶手段と、品詞同
士の可能な接続形態を示す品詞接続情報が格納された品
詞接続情報格納辞書を記憶する第3の辞書記憶手段と、
単語列からなる語句の各単語についての品詞を割出し、
この単語列が品詞同士の接続として可能か否かをチェッ
クし、この単語列が接続不可能な単語の繋がりからなっ
ているとき、この単語列を不適出力情報として決定する
品詞接続チェック手段とを備える構成とすることができ
る。
出力情報の各語句についての品詞情報が格納された品詞
情報格納辞書を記憶する第2の辞書記憶手段と、品詞同
士の可能な接続形態を示す品詞接続情報が格納された品
詞接続情報格納辞書を記憶する第3の辞書記憶手段と、
単語列からなる語句の各単語についての品詞を割出し、
この単語列が品詞同士の接続として可能か否かをチェッ
クし、この単語列が接続不可能な単語の繋がりからなっ
ているとき、この単語列を不適出力情報として決定する
品詞接続チェック手段とを備える構成とすることができ
る。
【0011】また、本発明の文字情報変換制御装置は、
各出力情報の成り得る構文要素を示す構文要素情報が格
納された構文要素情報格納辞書を記憶する第4の辞書記
憶手段と、単語または単語列について上記第4の辞書記
憶手段を参照し、この単語または単語列が文を成すか否
かをチェックし、この単語または単語列が構文上誤りで
あるときこの単語または単語列を不適出力情報として決
定する構文チェック手段とを設けることも可能である。
各出力情報の成り得る構文要素を示す構文要素情報が格
納された構文要素情報格納辞書を記憶する第4の辞書記
憶手段と、単語または単語列について上記第4の辞書記
憶手段を参照し、この単語または単語列が文を成すか否
かをチェックし、この単語または単語列が構文上誤りで
あるときこの単語または単語列を不適出力情報として決
定する構文チェック手段とを設けることも可能である。
【0012】さらに、本発明の文字情報変換制御装置
は、第2の変換バッファと、適格出力情報の言語の種類
をこの第2の変換バッファに記録する言語種記録手段
と、本変換候補情報を成す各適格出力情報がその言語特
有の表記形態になって出力されるように本変換情報出力
手段を制御する出力制御手段とを設けても良い。
は、第2の変換バッファと、適格出力情報の言語の種類
をこの第2の変換バッファに記録する言語種記録手段
と、本変換候補情報を成す各適格出力情報がその言語特
有の表記形態になって出力されるように本変換情報出力
手段を制御する出力制御手段とを設けても良い。
【0013】そして、本発明の文字情報変換制御装置
は、各出力情報の使用頻度を示す頻度情報が格納された
頻度情報格納辞書を記憶する第5の辞書記憶手段と、本
変換候補情報が2以上存在するとき、この2以上の本変
換候補情報のうち上記頻度情報の高いものから優先的に
出力されるように本変換情報出力手段を制御する第2の
出力制御手段とを備えることが望ましい。
は、各出力情報の使用頻度を示す頻度情報が格納された
頻度情報格納辞書を記憶する第5の辞書記憶手段と、本
変換候補情報が2以上存在するとき、この2以上の本変
換候補情報のうち上記頻度情報の高いものから優先的に
出力されるように本変換情報出力手段を制御する第2の
出力制御手段とを備えることが望ましい。
【0014】より望ましくは、本発明の文字情報変換制
御装置が、出力情報の各語句と共に発生して意味をなす
語句を示す共起情報が格納された共起情報格納辞書を記
憶する第5の辞書記憶手段と、本変換候補情報が2以上
存在するとき、この2以上の本変換候補情報のうち上記
共起情報を持つものが優先的に出力されるように本変換
情報出力手段を制御する第3の出力制御手段とを備える
のが良い。
御装置が、出力情報の各語句と共に発生して意味をなす
語句を示す共起情報が格納された共起情報格納辞書を記
憶する第5の辞書記憶手段と、本変換候補情報が2以上
存在するとき、この2以上の本変換候補情報のうち上記
共起情報を持つものが優先的に出力されるように本変換
情報出力手段を制御する第3の出力制御手段とを備える
のが良い。
【0015】
【作用】本発明によれば、読みにより取出された出力情
報の組合わせからなる変換候補情報(仮変換候補情報)
について文法解析を行い、文法的に正しいものだけを本
変換候補情報として出力するようになっているので、日
本語以外の言語であっても読みによるフレーズの出力が
可能となる。
報の組合わせからなる変換候補情報(仮変換候補情報)
について文法解析を行い、文法的に正しいものだけを本
変換候補情報として出力するようになっているので、日
本語以外の言語であっても読みによるフレーズの出力が
可能となる。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
つつ説明する。
つつ説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例に係る文書作成装
置のハードウエア構成を示すものである。
置のハードウエア構成を示すものである。
【0018】この図において、CPU1は文書作成を行
うマイクロプロセッサであり、このCPU1には、キー
ボード2、かな漢字変換処理部3、変換バッファ4、出
力処理部5がバスによって接続されている。キーボード
2は、かなキー、数字キー、変換/次候補キー、選択キ
ーを含むものであり、読み情報や各種指示情報を入力す
るためのものである。かな漢字変換処理部3には、辞書
31、品詞接続テーブル32、文接続テーブル33が接
続されている。
うマイクロプロセッサであり、このCPU1には、キー
ボード2、かな漢字変換処理部3、変換バッファ4、出
力処理部5がバスによって接続されている。キーボード
2は、かなキー、数字キー、変換/次候補キー、選択キ
ーを含むものであり、読み情報や各種指示情報を入力す
るためのものである。かな漢字変換処理部3には、辞書
31、品詞接続テーブル32、文接続テーブル33が接
続されている。
【0019】図3は辞書31の構造を示すものであり、
この図に示すように、辞書31は、読み情報と、各読み
情報に対応する見出しまたはスペル情報、品詞情報、頻
度情報、意味情報とを持つものとして構成されている。
見出し情報は当該読み情報に対応するカタカナやひらが
な漢字まじりの単語情報が格納され、スペル情報として
は読み情報に対応する英単語情報が格納されている。品
詞情報としては各見出しまたはスペル情報の品詞を示す
情報として品詞名が格納され、頻度情報としては各見出
しまたはスペル情報の使用頻度を示す情報として最大1
00とした数値情報が格納されている。
この図に示すように、辞書31は、読み情報と、各読み
情報に対応する見出しまたはスペル情報、品詞情報、頻
度情報、意味情報とを持つものとして構成されている。
見出し情報は当該読み情報に対応するカタカナやひらが
な漢字まじりの単語情報が格納され、スペル情報として
は読み情報に対応する英単語情報が格納されている。品
詞情報としては各見出しまたはスペル情報の品詞を示す
情報として品詞名が格納され、頻度情報としては各見出
しまたはスペル情報の使用頻度を示す情報として最大1
00とした数値情報が格納されている。
【0020】図4は品詞接続テーブル32の構造を示す
もので、この品詞接続テーブル32は、英単語の品詞間
の接続情報や、それらが英文において、S、V、O、C
などのうち、いずれの構文要素をなすのかを示す情報を
格納している。
もので、この品詞接続テーブル32は、英単語の品詞間
の接続情報や、それらが英文において、S、V、O、C
などのうち、いずれの構文要素をなすのかを示す情報を
格納している。
【0021】図5は文接続テーブル33の構造を示すも
ので、この文接続テーブル33は、S、S+V、S+V
+C、…というように英文の文型を格納している。
ので、この文接続テーブル33は、S、S+V、S+V
+C、…というように英文の文型を格納している。
【0022】かな漢字変換処理部3は、上記辞書31を
検索して、各読みに対応する見出しまたはスペルを引出
して変換バッファ4に格納し、これをワークエリアとし
て活用し、英単語間の接続のチェックや、英文と成り得
るかのチェックも行うもので、その処理内容の詳細につ
いては後述する。
検索して、各読みに対応する見出しまたはスペルを引出
して変換バッファ4に格納し、これをワークエリアとし
て活用し、英単語間の接続のチェックや、英文と成り得
るかのチェックも行うもので、その処理内容の詳細につ
いては後述する。
【0023】図6は変換バッファ4の構造を示すもの
で、この変換バッファ4には1または2以上の出力候補
文及び英文情報が格納される。英文情報は、対応する出
力候補文が英文か否かを示すものである。
で、この変換バッファ4には1または2以上の出力候補
文及び英文情報が格納される。英文情報は、対応する出
力候補文が英文か否かを示すものである。
【0024】出力処理部5は変換バッファ4に格納され
ている文を優先順位に従って表示部51に出力する処理
を行う。このとき特に英文表示の際、この出力処理部5
は、2つ以上の英単語が連続している文から優先して出
力するとともに、英文の記述方法に合うように文を整形
して出力するようになっており、英単語と英単語の間に
は全角のスペースを挟み、文の構成要素のSの先頭文
字、(上記の例では、『I』と『e』)を大文字にし、
文末(上記の例では『umbrella』の後ろ)にピ
リオド『.』を付加して表示するようになっている。
ている文を優先順位に従って表示部51に出力する処理
を行う。このとき特に英文表示の際、この出力処理部5
は、2つ以上の英単語が連続している文から優先して出
力するとともに、英文の記述方法に合うように文を整形
して出力するようになっており、英単語と英単語の間に
は全角のスペースを挟み、文の構成要素のSの先頭文
字、(上記の例では、『I』と『e』)を大文字にし、
文末(上記の例では『umbrella』の後ろ)にピ
リオド『.』を付加して表示するようになっている。
【0025】図2はかな漢字変換処理部3の処理内容の
詳細を示すものである。
詳細を示すものである。
【0026】この図において、S1では辞書31を検索
し、各読みに対応する見出しまたはスペルを結合した文
を1または2以上作成し、変換バッファ4に格納する。
例えば、ユーザがキーボード2上から、読み列『あいは
ぶあんあんぶれら。』と入力し、変換キーを押下したと
する。すると、かな漢字変換処理部3は辞書31より所
定の文節で区切ったときの各読み『あい』、『はぶ』、
『あん』、『あんぶれら』と対応する見出しまたはスペ
ルを検索し、図6に示すように、それらを結合した複数
の文を変換バッファ4に格納することとなる。
し、各読みに対応する見出しまたはスペルを結合した文
を1または2以上作成し、変換バッファ4に格納する。
例えば、ユーザがキーボード2上から、読み列『あいは
ぶあんあんぶれら。』と入力し、変換キーを押下したと
する。すると、かな漢字変換処理部3は辞書31より所
定の文節で区切ったときの各読み『あい』、『はぶ』、
『あん』、『あんぶれら』と対応する見出しまたはスペ
ルを検索し、図6に示すように、それらを結合した複数
の文を変換バッファ4に格納することとなる。
【0027】次に、S2では変換バッファ4内の文につ
いて日本語文法解析を行って接続が許されない文を変換
バッファ4から外す。すなわち、変換バッファ4内の日
本語文、つまり英文情報が空欄になっている文について
形態素解析、構文解析、意味解析を行って日本語として
成立たないものを変換バッファ4から削除することとな
る。
いて日本語文法解析を行って接続が許されない文を変換
バッファ4から外す。すなわち、変換バッファ4内の日
本語文、つまり英文情報が空欄になっている文について
形態素解析、構文解析、意味解析を行って日本語として
成立たないものを変換バッファ4から削除することとな
る。
【0028】その後、英語についての処理が始まる。ま
ず、S3では二つ以上の英単語が連続する文の有無を判
定する。図6に示す例では、『I have an umbrella.』
及び『eye have an umbrella.』の存在により、S3の
判断がYESとなる。
ず、S3では二つ以上の英単語が連続する文の有無を判
定する。図6に示す例では、『I have an umbrella.』
及び『eye have an umbrella.』の存在により、S3の
判断がYESとなる。
【0029】S3の判定結果がYESの場合には、S4
において品詞接続テーブル32を検索し、2単語間の品
詞の接続が許されているか否か、及び、英単語が単独で
または複数接続して英文の構成要素のうちどの要素を成
すかのチェックを行う処理を示す。手順としては、まず
文を構成する英単語単独でチェックを行い、その文の要
素についての情報が空欄となっている場合には後続する
英単語との組合わせでチェックを行う。『I have an um
brella.』を例として説明すると、最初に、『I』につ
いて単独でチェックする。辞書31の情報からその品詞
が英名詞と判明しているから、この英名詞をキーにして
品詞接続テーブル32を検索する。すると、英名詞単独
でS、C、Oとなり得ることがわかるため、『I−英名
詞−S、C、O』の関連付け情報を保持しておく。続い
て、『have』の場合には辞書31の情報から自動詞及び
他動詞になり得ることが判明しているため、それら両品
詞について品詞接続テーブル32を検索する。すると、
自動詞でV(目的語を伴う。)、他動詞でVO(目的語
を伴う。)となることがわかり、『have−自動詞−V/
have−他動詞−VO』の関連付け情報を保持しておく。
そして、『an』についてチェックすると、これは辞書3
1の情報から不定冠詞であるため、この不定冠詞につい
て品詞接続テーブル32を参照すると、文の要素につい
ての情報が空欄となっているのがわかる。そこで、『a
n』単独ではなく、『an umbrella』で品詞接続テーブ
ル32を検索し、不定冠詞+英名詞でS、C、Oとなり
得ることが判明するため、『an umbrella −不定冠詞+
英名詞−S、C、O』の関連付け情報を保持することと
なる。
において品詞接続テーブル32を検索し、2単語間の品
詞の接続が許されているか否か、及び、英単語が単独で
または複数接続して英文の構成要素のうちどの要素を成
すかのチェックを行う処理を示す。手順としては、まず
文を構成する英単語単独でチェックを行い、その文の要
素についての情報が空欄となっている場合には後続する
英単語との組合わせでチェックを行う。『I have an um
brella.』を例として説明すると、最初に、『I』につ
いて単独でチェックする。辞書31の情報からその品詞
が英名詞と判明しているから、この英名詞をキーにして
品詞接続テーブル32を検索する。すると、英名詞単独
でS、C、Oとなり得ることがわかるため、『I−英名
詞−S、C、O』の関連付け情報を保持しておく。続い
て、『have』の場合には辞書31の情報から自動詞及び
他動詞になり得ることが判明しているため、それら両品
詞について品詞接続テーブル32を検索する。すると、
自動詞でV(目的語を伴う。)、他動詞でVO(目的語
を伴う。)となることがわかり、『have−自動詞−V/
have−他動詞−VO』の関連付け情報を保持しておく。
そして、『an』についてチェックすると、これは辞書3
1の情報から不定冠詞であるため、この不定冠詞につい
て品詞接続テーブル32を参照すると、文の要素につい
ての情報が空欄となっているのがわかる。そこで、『a
n』単独ではなく、『an umbrella』で品詞接続テーブ
ル32を検索し、不定冠詞+英名詞でS、C、Oとなり
得ることが判明するため、『an umbrella −不定冠詞+
英名詞−S、C、O』の関連付け情報を保持することと
なる。
【0030】また、S4で『I have umbrella an』とい
う文が処理対象となったとすると、『I』、『have』、
『umbrella』については品詞接続テーブル32でそれぞ
れ文の要素についての情報が得られるため問題ないが、
『an』については不定冠詞で単独では文の要素となら
ず、また、後続する単語がないからそれでも文の要素と
しての情報が獲得できない。そのため、品詞接続テーブ
ル32でのチェック結果はNGの情報を保持することと
なる。
う文が処理対象となったとすると、『I』、『have』、
『umbrella』については品詞接続テーブル32でそれぞ
れ文の要素についての情報が得られるため問題ないが、
『an』については不定冠詞で単独では文の要素となら
ず、また、後続する単語がないからそれでも文の要素と
しての情報が獲得できない。そのため、品詞接続テーブ
ル32でのチェック結果はNGの情報を保持することと
なる。
【0031】次に、S5では、S4でNGとなったもの
以外の英単語列による文の要素の各種組合わせについて
文接続テーブル33を検索して英文をなすかをチェック
することとなる。
以外の英単語列による文の要素の各種組合わせについて
文接続テーブル33を検索して英文をなすかをチェック
することとなる。
【0032】つまり、『I have an umbrella.』の場
合、『S+V+S』、『S+V+C』、『S+V+
O』、『C+V+S』、『C+V+C』、『C+V+
O』、『O+V+S』、『O+V+C』、『O+V+
O』について文接続テーブル33を検索する。その結
果、『S+V+O』が当該テーブル33に存在するた
め、英文として成立する、という情報を保持することと
なる。
合、『S+V+S』、『S+V+C』、『S+V+
O』、『C+V+S』、『C+V+C』、『C+V+
O』、『O+V+S』、『O+V+C』、『O+V+
O』について文接続テーブル33を検索する。その結
果、『S+V+O』が当該テーブル33に存在するた
め、英文として成立する、という情報を保持することと
なる。
【0033】そして、S6では、S5でのチェック結果
の情報に基づいて英文を構成するか否かを判定する。そ
の判定結果がYESの場合、S7において、当該英単語
列が英文であるという情報を変換バッファ4内に持たせ
る。、また、S6での判定の結果がNOの場合には、S
8で変換バッファ4から当該英単語列を消去し、変換候
補から外すこととなる。
の情報に基づいて英文を構成するか否かを判定する。そ
の判定結果がYESの場合、S7において、当該英単語
列が英文であるという情報を変換バッファ4内に持たせ
る。、また、S6での判定の結果がNOの場合には、S
8で変換バッファ4から当該英単語列を消去し、変換候
補から外すこととなる。
【0034】なお、辞書31内の英単語の意味情報とし
て、共に使用されることで特定の意味をなす単語を示す
共起情報を持たせるようにしても良い。例えば、『おー
る−all−形容詞』の意味情報に、<『らいと−ri
ght−形容詞』の直前に付く>というような情報を持
たせておくことにより、『おーるらいと』と入力された
時に、『all right』、『all ligh
t』、『oar light』、『oar righ
t』のうち、『all right』を優先して出力さ
せるものである。
て、共に使用されることで特定の意味をなす単語を示す
共起情報を持たせるようにしても良い。例えば、『おー
る−all−形容詞』の意味情報に、<『らいと−ri
ght−形容詞』の直前に付く>というような情報を持
たせておくことにより、『おーるらいと』と入力された
時に、『all right』、『all ligh
t』、『oar light』、『oar righ
t』のうち、『all right』を優先して出力さ
せるものである。
【0035】また、英文出力モードと英文非出力モード
とを切替え可能に設け、英文出力モードのときのみ読み
による英語フレーズの出力も行うようにすることが可能
である。
とを切替え可能に設け、英文出力モードのときのみ読み
による英語フレーズの出力も行うようにすることが可能
である。
【0036】さらに、日本語以外の言語は、英語の他、
ドイツ語、フランス語、ロシア語等の各種の言語を対象
とすることができる。
ドイツ語、フランス語、ロシア語等の各種の言語を対象
とすることができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、読
みにより取出された出力情報の組合わせからなる変換候
補情報(仮変換候補情報)について文法解析を行い、文
法的に正しいものだけを本変換候補情報として出力する
ようになっているので、日本語以外の言語であっても読
みによるフレーズの出力が可能となる。
みにより取出された出力情報の組合わせからなる変換候
補情報(仮変換候補情報)について文法解析を行い、文
法的に正しいものだけを本変換候補情報として出力する
ようになっているので、日本語以外の言語であっても読
みによるフレーズの出力が可能となる。
【図1】本発明の一実施例に係る文書作成装置のハード
ウエアを示すブロック図。
ウエアを示すブロック図。
【図2】図1に示すかな漢字変換処理部の処理内容を示
すフローチャート。
すフローチャート。
【図3】図1に示すかな漢字変換辞書の内容を示す説明
図。
図。
【図4】図1に示す品詞接続テーブルの内容を示す説明
図。
図。
【図5】図1に示す文接続テーブルの内容を示す説明
図。
図。
【図6】図1に示す変換バッファへの変換候補の記録内
容の一例を示す説明図。
容の一例を示す説明図。
1 CPU 2 キーボード 3 かな漢字変換処理部 31 辞書 32 品詞接続テーブル 33 文接続テーブル 4 変換バッファ 5 出力処理部 51 表示部 S1 仮変換候補情報生成処理 S2 日本語についての本変換候補情報生成処理 S3〜S8 英語についての本変換候補情報生成処理
Claims (7)
- 【請求項1】読み情報を入力するステップと、 読み情報に応じて複数種の言語表記からなる語句が出力
情報として格納された文字情報変換辞書を入力読み情報
に基づいて検索し、取出した語句によって構成される仮
変換候補情報を生成して変換バッファに格納するステッ
プと、 前記仮変換候補情報のうち同一言語同士の単語列からな
るものについて該当言語の文法解析を行い、該単語列が
文法的に誤っているとき該単語列を前記変換バッファか
ら消去し、前記仮変換候補情報のうち文法的に正しいも
のだけからなる本変換候補情報を生成するステップと、 該本変換候補情報を出力するステップとを含むことを特
徴とする文書作成装置の文字情報変換制御方法。 - 【請求項2】読み情報に応じて1または複数種の言語表
記からなる1または複数の語句が出力情報として格納さ
れた変換文字情報格納辞書を記憶する辞書記憶手段と、 変換バッファと、 読み情報を入力する入力手段と、 入力読み情報に基づいて前記文字情報変換辞書を入力読
み情報に基づいて検索し、取出した語句によって構成さ
れる仮変換候補情報を生成して前記変換バッファに格納
する仮変換候補生成手段と、 前記仮変換候補情報のうち同一言語同士の単語列からな
るものについて該当言語の文法解析を行い、該単語列が
文法的に誤っているとき該単語列を不適出力情報として
前記変換バッファから消去し、前記仮変換候補情報のう
ち文法的に正しい適格出力情報だけからなる本変換候補
情報を生成する本変換候補生成手段と、 該本変換候補情報を出力する本変換候補出力手段とを備
えることを特徴とする文書作成装置の文字情報変換制御
装置。 - 【請求項3】出力情報の各語句についての品詞情報が格
納された品詞情報格納辞書を記憶する第2の辞書記憶手
段と、 品詞同士の可能な接続形態を示す品詞接続情報が格納さ
れた品詞接続情報格納辞書を記憶する第3の辞書記憶手
段と、 単語列からなる語句の各単語についての品詞を割出し、
該単語列が品詞同士の接続として可能か否かをチェック
し、該単語列が接続不可能な単語の繋がりからなってい
るとき、該単語列を不適出力情報として決定する品詞接
続チェック手段とを備えることを特徴とする請求項2項
記載の文書作成装置の文字情報変換制御装置。 - 【請求項4】各出力情報の成り得る構文要素を示す構文
要素情報が格納された構文要素情報格納辞書を記憶する
第4の辞書記憶手段と、 単語または単語列について前記構文要素情報格納辞書を
参照し、該単語または単語列が文を成すか否かをチェッ
クし、該単語または単語列が構文上誤りであるとき該単
語または単語列を不適出力情報として決定する構文チェ
ック手段とを備えることを特徴とする請求項2、3のう
ちいずれか1項記載の文書作成装置の文字情報変換制御
装置。 - 【請求項5】第2の変換バッファと、 適格出力情報の言語の種類を該第2の変換バッファに記
録する言語種記録手段と、 本変換候補情報を成す各適格出力情報がその言語特有の
表記形態になって出力されるように本変換情報出力手段
を制御する出力制御手段とを備えることを特徴とする請
求項2〜4のうちいずれか1項記載の文書作成装置の文
字情報変換制御装置。 - 【請求項6】各出力情報の使用頻度を示す頻度情報が格
納された頻度情報格納辞書を記憶する第5の辞書記憶手
段と、 本変換候補情報が2以上存在するとき、該2以上の本変
換候補情報のうち前記頻度情報の高いものから優先的に
出力されるように本変換情報出力手段を制御する第2の
出力制御手段とを備えることを特徴とする請求項2〜5
のうちいずれか1項記載の文書作成装置の文字情報変換
制御装置。 - 【請求項7】出力情報の各語句と共に発生して意味をな
す語句を示す共起情報が格納された共起情報格納辞書を
記憶する第6の辞書記憶手段と、 本変換候補情報が2以上存在するとき、該2以上の本変
換候補情報のうち前記共起情報を持つものが優先的に出
力されるように本変換情報出力手段を制御する第3の出
力制御手段とを備えることを特徴とする請求項2〜6の
うちいずれか1項記載の文書作成装置の文字情報変換制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5182608A JPH0736885A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 文書作成装置の文字情報変換制御方法及び同装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5182608A JPH0736885A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 文書作成装置の文字情報変換制御方法及び同装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736885A true JPH0736885A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16121269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5182608A Pending JPH0736885A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 文書作成装置の文字情報変換制御方法及び同装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736885A (ja) |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP5182608A patent/JPH0736885A/ja active Pending
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