JPH0716192Y2 - 文章処理装置 - Google Patents
文章処理装置Info
- Publication number
- JPH0716192Y2 JPH0716192Y2 JP1987060575U JP6057587U JPH0716192Y2 JP H0716192 Y2 JPH0716192 Y2 JP H0716192Y2 JP 1987060575 U JP1987060575 U JP 1987060575U JP 6057587 U JP6057587 U JP 6057587U JP H0716192 Y2 JPH0716192 Y2 JP H0716192Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- character string
- conversion
- string data
- kana
- confirmed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、入力仮名文字、漢字変換候補文字等の未確定
の文字列を確定して、確定済みの文章データとして記憶
させることができる文章処理装置に関する。
の文字列を確定して、確定済みの文章データとして記憶
させることができる文章処理装置に関する。
[従来の技術] 従来、ワードプロセッサにおいては、かな文字列データ
をべた入力した後、変換キーを操作すると、かな文字列
データは漢字混じりの変換候補文字列データに変換表示
される。そして、この表示内容を全てチェックした後、
確定キーを操作すると、変換候補文字列データが全て確
定されてテキストメモリにストアされる。
をべた入力した後、変換キーを操作すると、かな文字列
データは漢字混じりの変換候補文字列データに変換表示
される。そして、この表示内容を全てチェックした後、
確定キーを操作すると、変換候補文字列データが全て確
定されてテキストメモリにストアされる。
[考案が解決しようとする問題点] このように表示されている変換候補文字列データを全て
チェックしなければならない為、候補文字列が長い場
合、これを先頭から全てチェックすることは間違いが起
こり易く面倒なものとなる。
チェックしなければならない為、候補文字列が長い場
合、これを先頭から全てチェックすることは間違いが起
こり易く面倒なものとなる。
また、連続的に入力することができる文字数が制限され
ているような場合、換言すれば、一度にかな漢字変換を
行うことができる文字数が制限されている場合におい
て、入力文字数が制限文字数(例えば78文字)に達した
際、最後に入力したデータが1文節の途中で1文節分の
データを完全に入力することができないままかな漢字変
換を行うと、その文節の変換が誤認識される。この場
合、文節の区切りと思われる部分以降のかな文字を削除
してから変換キーを操作しなければならず、変換操作が
極めて面倒なものとなる。
ているような場合、換言すれば、一度にかな漢字変換を
行うことができる文字数が制限されている場合におい
て、入力文字数が制限文字数(例えば78文字)に達した
際、最後に入力したデータが1文節の途中で1文節分の
データを完全に入力することができないままかな漢字変
換を行うと、その文節の変換が誤認識される。この場
合、文節の区切りと思われる部分以降のかな文字を削除
してから変換キーを操作しなければならず、変換操作が
極めて面倒なものとなる。
この考案は上述した事情を背景になされたもので、その
目的とするところは、かな漢字変換時の作業を効率良
く、しかも確実に行うことができる文章変換処理装置を
提供することにある。
目的とするところは、かな漢字変換時の作業を効率良
く、しかも確実に行うことができる文章変換処理装置を
提供することにある。
この考案の課題は、未確定の文字列のうち所望位置まで
の文字列のみを簡易に確定して文章データとして記憶さ
せることができるようにすることである。
の文字列のみを簡易に確定して文章データとして記憶さ
せることができるようにすることである。
[課題を解決するための手段] 本考案の手段は次の通りである。
確定済みの文字列を複数組合せて文章データとして記憶
する文章記憶手段と、この文章記憶手段に記憶される前
の未確定の文字列データを記憶する未確定文字列記憶手
段と、この未確定文字列記憶手段に記憶された上記未確
定文字列データを表示する表示手段と、上記未確定文字
列データ上の途中における任意の文字表示位置が指定さ
れている状態において、上記未確定文字列の確定指示操
作が行われた際に、上記指定位置よりも後側の表示位置
に位置する第1の未確定文字列については確定対象外と
し、上記指定位置よりも前側の表示位置に位置する第2
の未確定文字列を新たな確定文字列として確定し、この
新たに確定された確定文字列を上記文章記憶手段に新た
に記憶させると共に、上記第2の未確定文字列を上記未
確定文字列記憶手段内から削除する確定制御手段と、を
有する。
する文章記憶手段と、この文章記憶手段に記憶される前
の未確定の文字列データを記憶する未確定文字列記憶手
段と、この未確定文字列記憶手段に記憶された上記未確
定文字列データを表示する表示手段と、上記未確定文字
列データ上の途中における任意の文字表示位置が指定さ
れている状態において、上記未確定文字列の確定指示操
作が行われた際に、上記指定位置よりも後側の表示位置
に位置する第1の未確定文字列については確定対象外と
し、上記指定位置よりも前側の表示位置に位置する第2
の未確定文字列を新たな確定文字列として確定し、この
新たに確定された確定文字列を上記文章記憶手段に新た
に記憶させると共に、上記第2の未確定文字列を上記未
確定文字列記憶手段内から削除する確定制御手段と、を
有する。
[作用] 本発明の手段は次の通りである。
未確定文字列データ上の途中における任意の文字表示位
置が指定されている状態において、未確定文字列の確定
指示操作が行われると、上記指定位置よりも後側の表示
位置に位置する第1の未確定文字列については確定対象
外とされ、上記指定位置よりも前側の表示位置に位置す
る第2の未確定文字列が新たな確定文字列として確定さ
れ、この新たに確定された確定文字列は文章記憶手段に
文章データとして新たに記憶させられる。そして、この
際、上記第2の未確定文字列は未確定文字列記憶手段内
から削除される。
置が指定されている状態において、未確定文字列の確定
指示操作が行われると、上記指定位置よりも後側の表示
位置に位置する第1の未確定文字列については確定対象
外とされ、上記指定位置よりも前側の表示位置に位置す
る第2の未確定文字列が新たな確定文字列として確定さ
れ、この新たに確定された確定文字列は文章記憶手段に
文章データとして新たに記憶させられる。そして、この
際、上記第2の未確定文字列は未確定文字列記憶手段内
から削除される。
従って、未確定文字列データを文章データとして確定す
る際は、この未確定文字列全てを確定するのではなく、
オペレータの所望する文字位置単位で順次確認しながら
確定操作が可能となる。
る際は、この未確定文字列全てを確定するのではなく、
オペレータの所望する文字位置単位で順次確認しながら
確定操作が可能となる。
[実施例] 以下、この考案を第1図〜第7図に示す一実施例に基づ
いて具体的に説明する。なお、本実施例はワードプロセ
ッサに適用した例を示している。
いて具体的に説明する。なお、本実施例はワードプロセ
ッサに適用した例を示している。
構成 第1図はこのワードプロセッサの基本的な構成を示すブ
ロック回路図である。図中11はキー入力部で、このキー
ボード上には文字キー等の他にかな漢字変換を指定する
変換キーKA、かな漢字変換を行なわずにかな文字を確定
する無変換キーKB、漢字候補を後述するテキストメモリ
に転送して確定する確定キーKC、現在実行中の機能を解
除する解除キーKD、カーソル位置を左方向に移動させる
左カーソルキーKE、カーソル位置を右方向に移動させる
右カーソルキーKFが設けられている。このテキストメモ
リ1から操作キーに対応して出力されるキーコードは、
CPU(中央演算処理回路)12に入力される。
ロック回路図である。図中11はキー入力部で、このキー
ボード上には文字キー等の他にかな漢字変換を指定する
変換キーKA、かな漢字変換を行なわずにかな文字を確定
する無変換キーKB、漢字候補を後述するテキストメモリ
に転送して確定する確定キーKC、現在実行中の機能を解
除する解除キーKD、カーソル位置を左方向に移動させる
左カーソルキーKE、カーソル位置を右方向に移動させる
右カーソルキーKFが設けられている。このテキストメモ
リ1から操作キーに対応して出力されるキーコードは、
CPU(中央演算処理回路)12に入力される。
CPU12は、予め記憶されているマイクロプログラムにし
たがって文章作成処理、編集処理、表示・印字処理等の
実行を制御する。即ち、CPU12は入力されたかな文字列
データを入力バッファ13に格納すると共に、この入力バ
ッファ13内の文字列データを表示部14に表示させる。こ
の場合、入力バッファ13は例えば78文字分の未変換かな
文字列データを記憶可能なもので、この文字列データは
表示部14に設けられた1行分の入力表示エリアIDAに表
示される。また、CPU12は変換キーKAの操作に応答して
入力バッファ13内のかな文字列データを変換辞書15を用
いて1文節毎にかな漢字変換を行って候補バッファ16に
格納すると共に、表示部14の入力表示エリアIDAに表示
させる。この場合、かな漢字変換された文節を管理する
為の文節管理データが文節管理バッファ17に格納され
る。また、CPU12は確定キーKCの操作に応答して候補バ
ッファ16内の変換候補文字列データを確定しテキストメ
モリ18に格納すると共に、確定データを候補バッファ16
から削除する。テキストメモリ18はランダムアクセスメ
モリによって構成され、複数ページ分の確定文章を記憶
し、キー入力部11からの印字指令に応答してCPU12の制
御下でその内容が読み出され、サーマルプリンタ等の印
字部19にセットされている記録紙Pに印字される。
たがって文章作成処理、編集処理、表示・印字処理等の
実行を制御する。即ち、CPU12は入力されたかな文字列
データを入力バッファ13に格納すると共に、この入力バ
ッファ13内の文字列データを表示部14に表示させる。こ
の場合、入力バッファ13は例えば78文字分の未変換かな
文字列データを記憶可能なもので、この文字列データは
表示部14に設けられた1行分の入力表示エリアIDAに表
示される。また、CPU12は変換キーKAの操作に応答して
入力バッファ13内のかな文字列データを変換辞書15を用
いて1文節毎にかな漢字変換を行って候補バッファ16に
格納すると共に、表示部14の入力表示エリアIDAに表示
させる。この場合、かな漢字変換された文節を管理する
為の文節管理データが文節管理バッファ17に格納され
る。また、CPU12は確定キーKCの操作に応答して候補バ
ッファ16内の変換候補文字列データを確定しテキストメ
モリ18に格納すると共に、確定データを候補バッファ16
から削除する。テキストメモリ18はランダムアクセスメ
モリによって構成され、複数ページ分の確定文章を記憶
し、キー入力部11からの印字指令に応答してCPU12の制
御下でその内容が読み出され、サーマルプリンタ等の印
字部19にセットされている記録紙Pに印字される。
入力バッファ13、候補バッファ16、文節管理バッファ17
の内容は、対応するポインタN1、E1、N2、E2、N3、E3の
値にしたがって文節単位で処理される。なお、ポインタ
N1、N2、N3は対応する入力バッファ13、候補バッファ1
6、文節管理バッファ17における指定文節の先頭位置を
示すポインタ、ポインタE1、E2、E3は対応する入力バッ
ファ13、候補バッファ16、文節管理バッファ17に記憶さ
れているデータの最終位置を示すポインタである。ま
た、カーソルポインタ20は入力バッファ13に対しては1
文字毎に、候補バッファ16に対しては1文節毎に指定す
る為のポインタ、未変換ポインタ21は入力バッファ13内
のデータのうち未変換かな文字列データの先頭位置を示
すポインタである。文節管理バッファ17にはYレジスタ
およびKレジスタの値が文節毎に格納される。Yレジス
タ、Kレジスタは文節管理データを求める為の演算用レ
ジスタである。
の内容は、対応するポインタN1、E1、N2、E2、N3、E3の
値にしたがって文節単位で処理される。なお、ポインタ
N1、N2、N3は対応する入力バッファ13、候補バッファ1
6、文節管理バッファ17における指定文節の先頭位置を
示すポインタ、ポインタE1、E2、E3は対応する入力バッ
ファ13、候補バッファ16、文節管理バッファ17に記憶さ
れているデータの最終位置を示すポインタである。ま
た、カーソルポインタ20は入力バッファ13に対しては1
文字毎に、候補バッファ16に対しては1文節毎に指定す
る為のポインタ、未変換ポインタ21は入力バッファ13内
のデータのうち未変換かな文字列データの先頭位置を示
すポインタである。文節管理バッファ17にはYレジスタ
およびKレジスタの値が文節毎に格納される。Yレジス
タ、Kレジスタは文節管理データを求める為の演算用レ
ジスタである。
次に、文節管理バッファ17の記憶内容を第2図を参照し
て具体的に説明する。この文節管理バッファ17は1文節
3バイト構成で、その1バイト目には入力バッファ13の
対応文節内の文字列データに含まれる文字数(よみ
長)、2バイト目には候補バッファ16の対応文節内の文
字列データに含まれる文字数(候補長)、3バイト目に
は属性コードが格納される。この場合、属性コードとし
てかな漢字変換済を示す属性(※)、あるいはかな漢字
変換時に解除キーKDが操作された際に、変換候補がその
変換前の状態に戻され、かな入力可能状態にセットされ
たことを示す入力可能属性(?)がある。
て具体的に説明する。この文節管理バッファ17は1文節
3バイト構成で、その1バイト目には入力バッファ13の
対応文節内の文字列データに含まれる文字数(よみ
長)、2バイト目には候補バッファ16の対応文節内の文
字列データに含まれる文字数(候補長)、3バイト目に
は属性コードが格納される。この場合、属性コードとし
てかな漢字変換済を示す属性(※)、あるいはかな漢字
変換時に解除キーKDが操作された際に、変換候補がその
変換前の状態に戻され、かな入力可能状態にセットされ
たことを示す入力可能属性(?)がある。
動作 いま、本実施例の動作を第3図に示すキー操作に対応す
る表示内容を参照して具体的に説明する。
る表示内容を参照して具体的に説明する。
第3図(A)は入力バッファ13に格納されている入力か
な文字列データがIDAに表示されている状態を示してい
る。この状態において変換キーKAが操作されるとかな漢
字変換が行なわれ、第3図(B)に示すような変換候補
文字列データが入力表示エリアIDAに表示される。
な文字列データがIDAに表示されている状態を示してい
る。この状態において変換キーKAが操作されるとかな漢
字変換が行なわれ、第3図(B)に示すような変換候補
文字列データが入力表示エリアIDAに表示される。
〈かな漢字変換処理〉 変換キーKAが操作されると、第4図に示すフローにした
がった動作が実行される。即ち、未変換ポインタ21で指
定される入力バッファ13内の未変換先頭文字より最長一
致法に基づいて1文節分の文字列データを切り出してか
な漢字変換を行う(ステップA1)。これによって変換さ
れた1文節分の候補文字列を候補バッファ16に格納する
(ステップA2)。そして、1文節分のかな漢字変換を行
うと、入力バッファ13、候補バッファ16、文節管理バッ
ファ17に対応するポインタN1、N2、N3の値をインクリメ
ントする(ステップA3)。即ち、ポインタE1、E2、E3の
値(最初は“0")に「1」を加算し、その結果を対応す
るポインタN1、N2、N3にセットすることによって文節の
先頭位置が更新される。これによって、最初は各ポイン
タN1、N2、N3に「1」がセットされる。そして、かな漢
字変換を行った文節のかな文字列データに含まれる文字
数(よみ数)をYレジスタに、また、変換候補文字列デ
ータに含まれる文字数(候補長)をKレジスタにセット
する(ステップA4)。いま、最初の1文節のかな文字列
データ「ふくぶんせつの」の“よみ数”は7文字、ま
た、この変換候補文字列データ「複文節の」の“候補
長”は4文字であるから、Yレジスタには「7」、Kレ
ジスタには「4」がセットされる。そして、入力バッフ
ァ13、候補バッファ16、文節管理バッファ17に対応する
ポインタE1、E2、E3の値をインクリメントする(ステッ
プA5)。この場合、ポインタE1にYレジスタの値を、ポ
インタE2にKレジスタの値、ポインタE3に「3」を加算
することによってそれらの更新を行なう。この結果、ポ
インタE1の値は「7」、ポインタE2の値は「4」、ポイ
ンタE3の値は「3」となる。そして、Yレジスタ内の
“よみ数”(7)とKレジスタ内の候補長(4)をポイ
ンタN3で示される位置から文節管理バッファ17に順次セ
ットし(ステップA6)、そして、属性コード(※)をポ
インタE3で示される文節管理バッファ17の位置にセット
する(ステップA7)。このようにして文節管理データを
文節管理バッファ17にセットしたら、未変換ポインタ21
の値が入力バッファ13内の未変換かな文字列データの先
頭位置となるように未変換ポインタ21の値を更新する
(ステップA8)。これによって、未変換ポインタ21の値
は「0」から「8」に更新される。そして、入力バッフ
ァ13内に未変換かな文字列データが残っているかを調べ
(ステップA9)、有れば、ステップA1に戻り、次の1文
節分の未変換かな文字列データを切り出してかな漢字変
換を行う。以下、上述の動作を1文節毎に繰り返し実行
してゆき、そして、入力バッファ13の内容全ての変換が
終ると、次のステップA10に進み、表示部14の入力表示
エリアIDAに表示されている候補バッファ16内の変換候
補文字列データのうち、ポインタN2の値で示される位置
からKレジスタ内の文字数分(3文字分)の文字列デー
タを特にあみかけ表示する。第3図(B)はこの状態を
示し、最後の文節の「変換の」があみかけ表示されると
共に、表示されている全ての変換候補文字列データの下
にアンダラインが付加され、そのデータが変換候補であ
ることが示される。
がった動作が実行される。即ち、未変換ポインタ21で指
定される入力バッファ13内の未変換先頭文字より最長一
致法に基づいて1文節分の文字列データを切り出してか
な漢字変換を行う(ステップA1)。これによって変換さ
れた1文節分の候補文字列を候補バッファ16に格納する
(ステップA2)。そして、1文節分のかな漢字変換を行
うと、入力バッファ13、候補バッファ16、文節管理バッ
ファ17に対応するポインタN1、N2、N3の値をインクリメ
ントする(ステップA3)。即ち、ポインタE1、E2、E3の
値(最初は“0")に「1」を加算し、その結果を対応す
るポインタN1、N2、N3にセットすることによって文節の
先頭位置が更新される。これによって、最初は各ポイン
タN1、N2、N3に「1」がセットされる。そして、かな漢
字変換を行った文節のかな文字列データに含まれる文字
数(よみ数)をYレジスタに、また、変換候補文字列デ
ータに含まれる文字数(候補長)をKレジスタにセット
する(ステップA4)。いま、最初の1文節のかな文字列
データ「ふくぶんせつの」の“よみ数”は7文字、ま
た、この変換候補文字列データ「複文節の」の“候補
長”は4文字であるから、Yレジスタには「7」、Kレ
ジスタには「4」がセットされる。そして、入力バッフ
ァ13、候補バッファ16、文節管理バッファ17に対応する
ポインタE1、E2、E3の値をインクリメントする(ステッ
プA5)。この場合、ポインタE1にYレジスタの値を、ポ
インタE2にKレジスタの値、ポインタE3に「3」を加算
することによってそれらの更新を行なう。この結果、ポ
インタE1の値は「7」、ポインタE2の値は「4」、ポイ
ンタE3の値は「3」となる。そして、Yレジスタ内の
“よみ数”(7)とKレジスタ内の候補長(4)をポイ
ンタN3で示される位置から文節管理バッファ17に順次セ
ットし(ステップA6)、そして、属性コード(※)をポ
インタE3で示される文節管理バッファ17の位置にセット
する(ステップA7)。このようにして文節管理データを
文節管理バッファ17にセットしたら、未変換ポインタ21
の値が入力バッファ13内の未変換かな文字列データの先
頭位置となるように未変換ポインタ21の値を更新する
(ステップA8)。これによって、未変換ポインタ21の値
は「0」から「8」に更新される。そして、入力バッフ
ァ13内に未変換かな文字列データが残っているかを調べ
(ステップA9)、有れば、ステップA1に戻り、次の1文
節分の未変換かな文字列データを切り出してかな漢字変
換を行う。以下、上述の動作を1文節毎に繰り返し実行
してゆき、そして、入力バッファ13の内容全ての変換が
終ると、次のステップA10に進み、表示部14の入力表示
エリアIDAに表示されている候補バッファ16内の変換候
補文字列データのうち、ポインタN2の値で示される位置
からKレジスタ内の文字数分(3文字分)の文字列デー
タを特にあみかけ表示する。第3図(B)はこの状態を
示し、最後の文節の「変換の」があみかけ表示されると
共に、表示されている全ての変換候補文字列データの下
にアンダラインが付加され、そのデータが変換候補であ
ることが示される。
〈中間処理〉 いま、解除キーKDを操作することによって「複文節の仮
名漢字混じり変換の」という変換候補文字列データを
「複文節の仮名漢字」に修正するものとする。この場
合、解除キーKDを連続して4回操作することにより変換
候補文字列データは第3図(B)から(F)に示す如く
変化し、所望する修正が可能となる。
名漢字混じり変換の」という変換候補文字列データを
「複文節の仮名漢字」に修正するものとする。この場
合、解除キーKDを連続して4回操作することにより変換
候補文字列データは第3図(B)から(F)に示す如く
変化し、所望する修正が可能となる。
即ち、解除キーKDを操作すると、第5図のフローにした
がった動作が実行され、この第5図のフローに従った動
作が4回繰り返し行なわれると候補バッファ16、文節管
理バッファ17の内容は第6図(A)及び(B)に示す如
く変化する。
がった動作が実行され、この第5図のフローに従った動
作が4回繰り返し行なわれると候補バッファ16、文節管
理バッファ17の内容は第6図(A)及び(B)に示す如
く変化する。
次に、第3図(F)に示す「複文節の仮名漢字」を「複
文節のかな漢字変換」と修正する場合、先ず第3図
(F)に示す表示状態において、それに続くかな文字列
を入力すると第3図(G)に示すように、入力された文
字列が反転表示される。
文節のかな漢字変換」と修正する場合、先ず第3図
(F)に示す表示状態において、それに続くかな文字列
を入力すると第3図(G)に示すように、入力された文
字列が反転表示される。
この状態で、左カーソルキーKEを数回操作すると、第3
図(K)に示す表示状態となる。この後、無変換キーKB
を操作すると、その指定文節はかな文字列に戻され、第
3図(L)に示す如くとなる。なお、この時の候補バッ
ファ16、文節管理バッファ17の内容を第6図(C)及び
(D)に示す。
図(K)に示す表示状態となる。この後、無変換キーKB
を操作すると、その指定文節はかな文字列に戻され、第
3図(L)に示す如くとなる。なお、この時の候補バッ
ファ16、文節管理バッファ17の内容を第6図(C)及び
(D)に示す。
〈確定処理〉 この状態において、変換候補文字列データの先頭から途
中までの文字列を確定する為に、確定キーKCを操作する
と、第7図のフローにしたがった動作が実行される。先
ず、候補バッファ16内の変換候補文字列データの先頭位
置から指定文節までの文字列データを読み出してテキス
トメモリ18に格納する。(ステップD1)。この場合、指
定文節の最終文字位置は、次の如くして求められる。い
ま、指定文節は第3図(L)に示す如く、あみかけ表示
されている「かな」、またN2位置はその指定文節の先頭
文字「か」にあるので、このポインタN2の値にその文節
内の文字数(Kレジスタの値)を加算する。すると、N2
位置は次の文節の先頭位置となる。したがって、この加
算結果から「1」を減算することによってN2位置は指定
文節の最終文字位置となる。
中までの文字列を確定する為に、確定キーKCを操作する
と、第7図のフローにしたがった動作が実行される。先
ず、候補バッファ16内の変換候補文字列データの先頭位
置から指定文節までの文字列データを読み出してテキス
トメモリ18に格納する。(ステップD1)。この場合、指
定文節の最終文字位置は、次の如くして求められる。い
ま、指定文節は第3図(L)に示す如く、あみかけ表示
されている「かな」、またN2位置はその指定文節の先頭
文字「か」にあるので、このポインタN2の値にその文節
内の文字数(Kレジスタの値)を加算する。すると、N2
位置は次の文節の先頭位置となる。したがって、この加
算結果から「1」を減算することによってN2位置は指定
文節の最終文字位置となる。
このようにして変換候補文字列データの先頭位置から指
定文節までの文字列データをテキストメモリ18に格納し
たら、(カーソルポインタ+Y−1)までのよみ文字列
を入力バッファ13から削除する(ステップD2)。この場
合、カーソルポインタ20の値(N2位置)にY文字分の値
を加算し、この加算結果から「1」を減算することによ
って得られた文字位置までのかな文字列データを入力バ
ッファ13から削除する。そして、上述の如く候補バッフ
ァ16からテキストメモリ18に格納した変換候補文字列デ
ータを候補バッファ16から削除する(ステップD3)。次
に、ポインタE2の値を削除した文字数分ディクリメント
し(ステップD4)、そして文節管理バッファ17の内容も
その先頭から指定文節まで、即ちポインタN3の値に
「2」を加算した(N3+2)バイト目までを削除する
(ステップD5)。そして、ポインタE3の値を削除したバ
イト数分ディクリメントし(ステップD6)、次でポイン
タN2、N3に「1」をセットする(ステップD7)。
定文節までの文字列データをテキストメモリ18に格納し
たら、(カーソルポインタ+Y−1)までのよみ文字列
を入力バッファ13から削除する(ステップD2)。この場
合、カーソルポインタ20の値(N2位置)にY文字分の値
を加算し、この加算結果から「1」を減算することによ
って得られた文字位置までのかな文字列データを入力バ
ッファ13から削除する。そして、上述の如く候補バッフ
ァ16からテキストメモリ18に格納した変換候補文字列デ
ータを候補バッファ16から削除する(ステップD3)。次
に、ポインタE2の値を削除した文字数分ディクリメント
し(ステップD4)、そして文節管理バッファ17の内容も
その先頭から指定文節まで、即ちポインタN3の値に
「2」を加算した(N3+2)バイト目までを削除する
(ステップD5)。そして、ポインタE3の値を削除したバ
イト数分ディクリメントし(ステップD6)、次でポイン
タN2、N3に「1」をセットする(ステップD7)。
このように確定キーKCを操作すると、変換候補文字列デ
ータの先頭から指定文節までの文字列データが確定し、
テキストメモリ18に格納されると共に、その確定文字列
データが候補バッファ16から削除され、しかもそれに対
応して入力バッファ13内の未変換かな文字列データが削
除される。第3図(M)はこの場合の表示状態を示して
いる。
ータの先頭から指定文節までの文字列データが確定し、
テキストメモリ18に格納されると共に、その確定文字列
データが候補バッファ16から削除され、しかもそれに対
応して入力バッファ13内の未変換かな文字列データが削
除される。第3図(M)はこの場合の表示状態を示して
いる。
〈その他の処理〉 第3図(M)の状態において、右カーソルキーKFを1回
操作すると、第3図(N)に示す表示状態となり、カー
ソルが未変換かな文字列データの先頭位置にセットされ
る。即ち、カーソルは上述した左カーソルキーKEと同様
に、変換候補文字列データ上では1文節単位で、未変換
かな文字列データ上では1文字単位で移動するため、右
カーソルキーKFを1回操作するだけで第3図(N)に示
す如くとなる。
操作すると、第3図(N)に示す表示状態となり、カー
ソルが未変換かな文字列データの先頭位置にセットされ
る。即ち、カーソルは上述した左カーソルキーKEと同様
に、変換候補文字列データ上では1文節単位で、未変換
かな文字列データ上では1文字単位で移動するため、右
カーソルキーKFを1回操作するだけで第3図(N)に示
す如くとなる。
このように、カーソルを未変換かな文字列データの先頭
位置にセットした状態で変換キーKAを操作すると、第4
図のフローにしたがった動作が実行される結果、未変換
かな文字列データが漢字混じりの候補文字列データに変
換されて第3図(O)に示す如くとなり、所望の修正内
容となる。
位置にセットした状態で変換キーKAを操作すると、第4
図のフローにしたがった動作が実行される結果、未変換
かな文字列データが漢字混じりの候補文字列データに変
換されて第3図(O)に示す如くとなり、所望の修正内
容となる。
このようにして修正を行った後、以降それに続くかな文
字列を入力する(第3図(P)参照)。
字列を入力する(第3図(P)参照)。
そして、変換キーKAを操作すると、入力したかな文字デ
ータが漢字混じりの候補文字列データに変換されて第3
図(Q)に示す如くとなる。
ータが漢字混じりの候補文字列データに変換されて第3
図(Q)に示す如くとなる。
この表示候補が正しければ、確定キーKCを操作する。す
ると、第7図のフローにしたがった動作が実行される結
果、変換候補文字列データが確定し、テキストメモリ18
に格納される。
ると、第7図のフローにしたがった動作が実行される結
果、変換候補文字列データが確定し、テキストメモリ18
に格納される。
このように本実施例においては、変換候補を確定する際
に、途中までの候補をチェックした段階でとりあえず、
確定キーKCを操作すると、変換候補文字列データの先頭
から指定文節までの文字列が確定される。したがって、
変換候補が長い場合、それを全てチェックすることは容
易ではないが、途中までのチェックが終った段階でとり
あえず、一切りを付くことができ、文章チェック作業を
スピーディにしかも確実におこなうことができる。ま
た、途中までのチェックが終った段階でそれまでの変換
候補を確定することができるので、1度に漢字変換でき
る文字数が制限されている場合でもそれを意識すること
なく、入力操作を行うことができる。
に、途中までの候補をチェックした段階でとりあえず、
確定キーKCを操作すると、変換候補文字列データの先頭
から指定文節までの文字列が確定される。したがって、
変換候補が長い場合、それを全てチェックすることは容
易ではないが、途中までのチェックが終った段階でとり
あえず、一切りを付くことができ、文章チェック作業を
スピーディにしかも確実におこなうことができる。ま
た、途中までのチェックが終った段階でそれまでの変換
候補を確定することができるので、1度に漢字変換でき
る文字数が制限されている場合でもそれを意識すること
なく、入力操作を行うことができる。
なお、上記実施例は変換候補文字列データ上で文節単位
で指定するようにしたが、1文字単位で指定するように
してもよい。
で指定するようにしたが、1文字単位で指定するように
してもよい。
[考案の効果] 本考案によれば、未確定文字列データを文章データとし
て確定する際は、この未確定文字列全てを確定するので
はなく、オペレータの所望する文字位置単位で順次確認
しながら確定操作が可能となる。
て確定する際は、この未確定文字列全てを確定するので
はなく、オペレータの所望する文字位置単位で順次確認
しながら確定操作が可能となる。
第1図はブロック構成図、第2図は文節管理バッファの
記憶内容を説明する図、第3図は表示状態説明図、第4
図は変換動作のフローチャート、第5図は解除動作のフ
ローチャート、第6図は候補バッファと文節管理バッフ
ァの記憶内容を説明する図、第7図は確定動作のフロー
チャートである。 11……キー入力部、12……CPU、13……入力バッファ、1
5……変換辞書、16……候補バッファ、17……文節管理
バッファ、18……テキストメモリ。
記憶内容を説明する図、第3図は表示状態説明図、第4
図は変換動作のフローチャート、第5図は解除動作のフ
ローチャート、第6図は候補バッファと文節管理バッフ
ァの記憶内容を説明する図、第7図は確定動作のフロー
チャートである。 11……キー入力部、12……CPU、13……入力バッファ、1
5……変換辞書、16……候補バッファ、17……文節管理
バッファ、18……テキストメモリ。
Claims (1)
- 【請求項1】確定済みの文字列を複数組合せて文章デー
タとして記憶する文章記憶手段と、 この文章記憶手段に記憶される前の未確定の文字列デー
タを記憶する未確定文字列記憶手段と、 この未確定文字列記憶手段に記憶された上記未確定文字
列データを表示する表示手段と、 上記未確定文字列データ上の途中における任意の文字表
示位置が指定されている状態において、上記未確定文字
列の確定指示操作が行われた際に、上記指定位置よりも
後側の表示位置に位置する第1の未確定文字列について
は確定対象外とし、上記指定位置よりも前側の表示位置
に位置する第2の未確定文字列を新たな確定文字列とし
て確定し、この新たに確定された確定文字列を上記文章
記憶手段に新たに記憶させると共に、上記第2の未確定
文字列を上記未確定文字列記憶手段内から削除する確定
制御手段と、 を具備したことを特徴とする文章処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987060575U JPH0716192Y2 (ja) | 1987-04-23 | 1987-04-23 | 文章処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987060575U JPH0716192Y2 (ja) | 1987-04-23 | 1987-04-23 | 文章処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63168560U JPS63168560U (ja) | 1988-11-02 |
JPH0716192Y2 true JPH0716192Y2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=30893105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987060575U Expired - Lifetime JPH0716192Y2 (ja) | 1987-04-23 | 1987-04-23 | 文章処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716192Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6061822A (ja) * | 1983-09-14 | 1985-04-09 | Toshiba Corp | 仮名漢字変換装置 |
JPS6242264A (ja) * | 1985-08-20 | 1987-02-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 漢字入力装置 |
-
1987
- 1987-04-23 JP JP1987060575U patent/JPH0716192Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63168560U (ja) | 1988-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11328166A (ja) | 文字入力装置及び文字入力処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
JPH0716192Y2 (ja) | 文章処理装置 | |
JPH0412866B2 (ja) | ||
JP2688651B2 (ja) | 文字列変換装置 | |
JP2621999B2 (ja) | 文書処理装置 | |
JP2819612B2 (ja) | 文字変換装置 | |
JPH0612548B2 (ja) | 文書処理装置 | |
JPS6134668A (ja) | 仮名漢字変換処理方式 | |
JP2688652B2 (ja) | 文字列変換装置 | |
JPH0656843U (ja) | 仮名漢字変換装置 | |
JPS59100941A (ja) | 仮名漢字変換装置 | |
JPH0656844U (ja) | 仮名漢字変換処理装置 | |
JPH0452500B2 (ja) | ||
JPH01136270A (ja) | ワードプロセッサ装置 | |
JP2682048B2 (ja) | 文章処理装置 | |
JP2862236B2 (ja) | 文字処理装置 | |
JPH0154742B2 (ja) | ||
JP3052339B2 (ja) | 文書データ処理装置 | |
JPH1091623A (ja) | 文字変換装置 | |
JP2713942B2 (ja) | かな漢字変換装置 | |
JPH0697455B2 (ja) | 仮名漢字変換装置 | |
JPH0410052A (ja) | 外国語電子辞書検索方法及び装置 | |
JPH0232455A (ja) | 項目抽出方式 | |
JP2937634B2 (ja) | 文書作成装置 | |
JPH0687235B2 (ja) | ユ−ザ辞書を備えた文字処理装置 |