JP2937103B2 - 音声番組伝送制御装置 - Google Patents

音声番組伝送制御装置

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JP2937103B2 JP984396A JP984396A JP2937103B2 JP 2937103 B2 JP2937103 B2 JP 2937103B2 JP 984396 A JP984396 A JP 984396A JP 984396 A JP984396 A JP 984396A JP 2937103 B2 JP2937103 B2 JP 2937103B2
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元 子野日
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は音声番組伝送制御装
置に関し、特に放送用音声信号の周波数帯域内に予め狭
い周波数帯域を設定しこの狭い周波数帯域内に人間の耳
には聞こえない程度の低レベルの複数のトーン(単一周
波数)信号を伝送することにより各種制御信号を送受信
する音声番組伝送制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、番組音声帯域内にトーン信号を送
信することにより制御信号を送受信し、ラジオやテレビ
の番組の各種コントロールを行う音声番組伝送制御装置
においては、番組音声(プログラム)帯域の一部の狭い
周波数帯域の信号を除去し、その除去された周波数帯域
内に数波の単一周波数を制御項目毎に挿入し、その周波
数の有無により制御を行っている。この制御はプログラ
ムの周波数帯域内で行っているので、制御用の周波数成
分は番組の聴取者が気にならないような低レベルで送信
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
の音声番組伝送制御装置では、プログラム帯域の一部の
狭い周波数帯域の信号を除去する帯域除去フィルタ(B
EF)をこのプログラム帯域中に挿入し、その除去され
た周波数帯域内に数波の単一周波数を制御項目毎に挿入
し、その周波数の有無により制御を行っている。そのた
めプログラムの一部の周波数帯域には音声信号が存在し
ないことになり、それが音質劣化になるという欠点があ
る。
【0004】本発明の目的は、プログラムの音質劣化を
最小にするようにした音声番組伝送制御装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、プログ
ラム音声帯域の一部周波数帯域の信号を除去しこの除去
周波数帯域内に複数の単一周波数の制御信号を制御項目
毎に挿入し、前記制御信号の有無に応じて各種の制御を
行うようにした音声番組伝送制御装置であって、送信側
において、前記一部周波数帯域を除去するための第1帯
域除去フィルタと、前記制御信号の送信時にこの送信を
受信側へ通知するための単一周波数の通知信号を生成し
て、この通知信号の周波数に相当する帯域を前記プログ
ラム音声帯域から除去してこの除去帯域に挿入して送出
する通知信号送出手段と、前記制御信号の送信時のみ、
前記第1帯域除去フィルタを前記プログラム音声帯域に
挿入してこの除去帯域に前記制御信号を挿入する手段と
を設けたことを特徴とする音声番組伝送制御装置が得ら
れる。
【0006】本発明によれば、更に、受信側において、
前記通知信号を検出する通知信号検出手段と、前記制御
信号を検出する制御信号検出手段と、前記通知信号検出
手段により前記通知信号が検出されたとき前記制御信号
検出手段を前記プログラム音声帯域に挿入する手段とを
設けたことを特徴とする音声番組伝送制御装置が得られ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の作用について述べる。制
御用の単一周波数の制御信号を送出するときのみ、この
制御信号の周波数帯域をプログラム帯域から除去する帯
域除去フィルタを挿入し、この除去帯域に制御信号を挿
入して送出するようにしている。一般に、制御信号の送
受信は放送番組の内容の切替え時に主に行われるので、
通常の番組送出時には、帯域除去フィルタを挿入する必
要がなく、よって音質劣化は極めて少なくなる。
【0008】以下に本発明について図面を用いて詳述す
る。
【0009】図1は本発明の実施例の送信側のブロック
図であり、図2は同じく受信側のブロック図である。先
ず、図1の送信側について説明する。
【0010】放送装置(図示せず)からの音声プログラ
ム入力はスイッチ1,2を介したスルールートによりB
EF(帯域除去フィルタ)5へ入力されると共に、スイ
ッチ1,BEF4及びスイッチ2を介したBEFルート
によりBEF5へ入力される。
【0011】ここで、BEF4は図3に示す損失特性を
有し、BEF5は図4に示す損失特性を有している。図
3,4において、f1〜f3は各種制御のための制御信
号用の単一周波数を夫々示しており、f0はこれ等制御
信号f1〜f3を送信する旨を、受信側(図2)へ通知
するための通知信号用の単一周波数であるものとする。
【0012】BEF5の出力は加算器6の一入力とな
り、その他の入力には、通知信号用の単一周波数f0を
生成する発振器9の出力が印加されている。この加算出
力は加算器7の一入力となっており、その他入力にはス
イッチ3の出力が印加されている。この加算器7の出力
がプログラム出力となる。
【0013】一方、各種制御信号用の単一周波数f1〜
f3を生成する発振器10〜12が設けられており、こ
れ等各出力は加算器13にて加えられてスイッチ3へ供
給されている。
【0014】論理回路8は各種番組制御信号を入力とし
て、これ等入力に応じて発振器10〜12を選択的に活
性化すると共に、スイッチ1〜3を図示の状態から他方
の各接点に切替え制御し、同時に通知信号用発振器9を
活性化する。
【0015】図2の受信側においては、プログラム入力
は通知信号用周波数f0を選択的に抽出するBPF(帯
域通過フィルタ)21を介して通知信号検出器22へ入
力される。この検出出力によりスイッチ23が制御され
るようになっている。
【0016】プログラム入力はこのスイッチ23を介し
て各種制御信号用単一周波数f1〜f3を夫々選択的に
抽出するBPF24〜26へ入力されている。これ等各
BPF24〜26の各出力は制御信号検出器27〜29
夫々印加され、これ等各検出出力は論理回路30へ供給
されることにより、これ等検出出力の組合わせに応じて
各種番組制御信号が再生されることになる。
【0017】通常時においては、スイッチ1〜3(図
1)及びスイッチ23(図2)は図示の接点に接続され
ている。従って、送信側では、BEF5へプログラム入
力が直接印加されている。よって、この状態では、BE
F5のみがプログラムの音声帯域に挿入されているの
で、受信側入力では、図5に示す如きスペクトル特性を
有している。
【0018】この状態において、番組制御信号を送出す
る場合、論理回路8によりスイッチ1〜3が切替えられ
る。従って、プログラム音声帯域にBEF4が挿入さ
れ、図3に示す如くf1〜f3の帯域が除去されること
になる。
【0019】そして、発振器9が活性化されて通知信号
周波数f0が加算器6へ入力されてプログラム音声帯域
へ挿入される。同時に、送出すべき番組制御信号の組合
わせに応じて発振器10〜12が選択的に活性化され
る。本例では、発振器10と12とが活性化されて制御
信号用周波数f1とf3とが出力されるものとする。
【0020】この制御信号用周波数f1とf3とがスイ
ッチ3を介して加算器7へ入力され、プログラム音声帯
域へ挿入される。従って、受信側では図6に示す如きス
ペクトル特性のプログラム入力が得られる。
【0021】受信側では、プログラム音声帯域中の通知
信号用周波数f0がBPF21及び検出器22により検
出されるので、スイッチ23がオンとなり、プログラム
入力がBPF24〜26へ夫々印加されている。その結
果、f1及びf3の各検出器27及び29より検出出力
が生成されて、論理回路30においてこの検出出力に応
じた番組制御信号が再生されることになる。
【0022】制御信号の伝送が終了すると、通知信号用
周波数f0は断となり、スイッチ1,2は図示の状態に
復帰するので、BEF4はプログラム音声帯域から取除
かれる。
【0023】受信側では、通知信号用周波数f0が検出
器22で検出されなくなるので、スイッチ23がオフと
なり、プログラム入力は放送装置(図示せず)のみへ供
給される。このときの放送プログラムの音声帯域は、B
EF4が切離されていることから、図5に示したスペク
トル特性となっており、制御信号の伝送のための周波数
帯域除去による影響が小となっている。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御信号を送受信する時のみこの制御信号のための周波
数帯域の全てのスペクトラムを除去する帯域除去フィル
タが挿入されるので、通常(制御信号を送受信していな
いとき)は通知信号に関する周波数部分f0のみの削除
とすることで、音質劣化を最小限にすることができると
いう効果がある。また制御信号の送受信は放送番組の内
容が切替るときに主に使用されるため、番組聴取上音質
劣化はほとんど気にならないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の送信側ブロック図である。
【図2】本発明の実施例の受信側ブロック図である。
【図3】図1のBEF4の損失特性を示す図である。
【図4】図1のBEF5の損失特性を示す図である。
【図5】通常時のプログラム音声帯域のスペクトル図で
ある。
【図6】制御信号送信時のプログラム音声帯域のスペク
トル図である。
【符号の説明】
1〜3,23 スイッチ 4,5 BEF 6,7,13 加算器 8,30 論理回路 9〜12 発振器 21,24〜26 BPF 22,27〜29 検出器

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラム音声帯域の一部周波数帯域の
    信号を除去しこの除去周波数帯域内に複数の単一周波数
    の制御信号を制御項目毎に挿入し、前記制御信号の有無
    に応じて各種の制御を行うようにした音声番組伝送制御
    装置であって、送信側において、前記一部周波数帯域を
    除去するための第1帯域除去フィルタと、前記制御信号
    の送信時にこの送信を受信側へ通知するための単一周波
    数の通知信号を生成して、この通知信号の周波数に相当
    する帯域を前記プログラム音声帯域から除去してこの除
    去帯域に挿入して送出する通知信号送出手段と、前記制
    御信号の送信時のみ、前記第1帯域除去フィルタを前記
    プログラム音声帯域に挿入してこの除去帯域に前記制御
    信号を挿入する手段とを設けたことを特徴とする音声番
    組伝送制御装置。
  2. 【請求項2】 前記通知信号送出手段は、前記通知信号
    のための単一周波数を生成する周波数発振器と、この単
    一周波数に相当する帯域を前記プログラム音声帯域から
    除去する第2帯域除去フィルタとを有し、この第2帯域
    除去フィルタによる除去帯域に前記通知信号を挿入する
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の音声番組伝
    送制御装置。
  3. 【請求項3】 受信側において、前記通知信号を検出す
    る通知信号検出手段と、前記制御信号を検出する制御信
    号検出手段と、前記通知信号検出手段により前記通知信
    号が検出されたとき前記制御信号検出手段を前記プログ
    ラム音声帯域に挿入する手段とを設けたことを特徴とす
    る請求項1または2記載の音声番組伝送制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御信号検出手段は、前記制御信号
    の各周波数に夫々対応した帯域フィルタであることを特
    徴とする請求項3記載の音声番組伝送制御装置。
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JPH09200161A JPH09200161A (ja) 1997-07-31
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