JP2002368632A - Fm受信回路 - Google Patents

Fm受信回路

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JP2002368632A
JP2002368632A JP2001167787A JP2001167787A JP2002368632A JP 2002368632 A JP2002368632 A JP 2002368632A JP 2001167787 A JP2001167787 A JP 2001167787A JP 2001167787 A JP2001167787 A JP 2001167787A JP 2002368632 A JP2002368632 A JP 2002368632A
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JP
Japan
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circuit
broadcast
output
noise
signal
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JP2001167787A
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English (en)
Inventor
Kiyoyuki Suzuki
清之 鈴木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FM受信回路において、パルス性ノイズの低
減とノイズキャンセラ回路の動作による音声信号の歪み
低減を両立し聞き苦しさを解消する。 【解決手段】 FMラジオ放送信号の検波出力を得る検
波回路の後段にノイズキャンセラ回路を設け、検波出力
からパルス性ノイズを分離するようにしたFM受信回路
において、検波回路と上記ノイズキャンセラ回路との間
にフィルタ回路を挿入すると共に、このフィルタ回路の
周波数特性を、放送受信モードを判別する放送判別回路
の判別出力に応じて制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はFMラジオ放送を
受信するFM受信回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のFM受信回路においては、通常
音声信号に混入するパルス性ノイズは、FMラジオ放送
信号の検波出力を得る検波回路の後段にノイズキャンセ
ラ回路を設けて除去されている。ノイズキャンセラ回路
内ではハイパスフィルタを用いてパルス性ノイズを分離
すると共に、パルス性ノイズに応じてゲートパルスを生
成し、そのゲートパルスを利用してノイズが発生してい
る間のみ音声信号を遮断する一方、その際保持回路で遮
断直前の値を補完することでパルス性ノイズの除去を行
っている。
【0003】また、FM放送受信時において多重データ
を利用し番組内容を判断しその番組受信に適した音声出
力の周波数特性を得る方法は知られているが、モノラル
放送とステレオ放送においては同一の周波数特性となっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の様な従来技術で
は、次のような不都合がある。上記のようなノイズキャ
ンセラ回路によってパルス性ノイズを除去する場合、充
分除去するためゲートパルス幅を大きくとり長時間音声
信号を遮断すると、パルス性ノイズと共に必要な信号ま
で除去してしまい音声信号に歪みを生じる。逆にゲート
パルス幅を短くしたり、動作感度を低くすると、除去す
べきパルス性ノイズの除去効果が低減してしまう。ま
た、連続してノイズが混入した場合、ノイズキャンセラ
回路が連続して動作すると本来の音声信号を除去してし
まう。通常は連続性のノイズが混入した場合はノイズキ
ャンセラ回路動作が抑制される様に設定されているため
ノイズを充分除去することが難しい。
【0005】また、FM放送においてはモノラル放送時
ニュース番組等アナウンスを主体とした番組が多い。ア
ナウンスでは音楽番組に比べ周波数帯域が狭いため、音
声出力の周波数特性が音楽番組と共通であればノイズの
混入等で聞き取りにくくなる。逆にアナウンスに適した
周波数特性とすると、ステレオ放送での音楽番組での音
質が低下してしまう。
【0006】本発明の第1の目的は、上述したようなパ
ルス性ノイズの低減とノイズキャンセラ回路の動作によ
る音声信号の歪み低減を両立し聞き苦しさを解消したF
M受信回路を提供することにある。
【0007】さらに、第2の目的は、モノラル放送受信
時におけるアナウンスの聞き苦しさの解消とステレオ放
送受信時における音楽番組での音質の改善を両立させた
FM受信回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明はFMラジオ放送信号の検波出力を得る検
波回路の後段にノイズキャンセラ回路を設け、上記検波
出力からパルス性ノイズを分離するようにしたFM受信
回路において、上記検波回路と上記ノイズキャンセラ回
路との間にフィルタ回路を挿入すると共に、このフィル
タ回路の周波数特性を、放送受信モードを判別する放送
判別回路の判別出力に応じて制御するようにしたもので
ある。
【0009】また、上記に併せて、上記ノイズキャンセ
ラ回路の出力信号からステレオ放送信号を分離するMP
X回路の出力側に音声信号の周波数特性を変化させる周
波数特性制御回路を設け、上記放送判別回路の判別出力
がモノラル放送受信モードを示した場合、上記周波数特
性制御回路を用いて音声出力の周波数特性を変更するよ
うにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の一
実施形態を示すブロック回路図である。図1において1
はFMラジオ放送を受信するアンテナ、2はアンテナ1
からの受信信号を高調波増幅するRF回路、3はRF回
路2の出力を増幅、検波に有利な周波数へ変換するIF
回路、4はIF回路3の信号を入力されその検波出力を
得る検波回路、5は検波出力の周波数を判別する周波数
判別回路、6は周波数判別回路5の信号を元にモノラル
放送受信かステレオ放送受信か多重放送受信かの放送受
信モードを判別する放送判別回路、7は検波出力の周波
数特性を制御するフィルタ回路、8は検波出力からパル
ス性ノイズを分離するノイズキャンセラ回路、9はステ
レオ放送信号を分離するMPX(MULTIPLEX)回路、1
0は音声信号の周波数特性を変化させる周波数特性制御
回路、11は音声信号を増幅する増幅回路、12はスピ
ーカである。
【0011】そして、フィルタ回路7は検波回路4とノ
イズキャンセラ回路8との間に挿入されており、放送判
別回路6の判別出力に応じてその周波数特性が制御され
るように構成されている。また、周波数特性制御回路1
0は、放送判別回路6の判別出力がモノラル放送受信モ
ードであることを示した場合に、MPX回路9を通過し
た音声信号の周波数特性をモノラル放送に適応するよう
に変化させる。
【0012】図2に検波回路4によって得られた検波出
力の周波数帯域を示す。aは和信号、bはパイロット信
号、cは差信号、dは多重信号で、モノラル放送受信に
必要な信号はaのみ、ステレオ放送信号に必要な信号は
a、b、c、多重信号受信に必要な信号はdとなる。
【0013】一例としてモノラル放送受信の場合、図1
の検波回路4の出力周波数帯域分布は図2のパイロット
信号b、差信号cを含まないものとなる。これを周波数
判別回路5、放送判別回路6を用いてモノラル放送受信
モードと判別する。
【0014】従来は図3の様にモノラル放送に不必要な
帯域のパルス性ノイズfが混入した場合でもノイズキャ
ンセラ回路8にノイズが入力され、回路が動作して音声
が歪む原因となっていた。また、ノイズキャンセラ回路
8が動作しない場合はパルス性ノイズが除去されず音声
出力にノイズが混入してしまっていた。
【0015】そこで、検波回路4とノイズキャンセラ回
路8との間にフィルタ回路7を挿入しモノラル放送受信
時には不必要なパイロット信号b、差信号c、多重信号
dの帯域を減衰させるためフィルタ回路7を制御し図4
の周波数特性gとし後段の回路へと入力する。その結果
上述の帯域に存在するパルス性ノイズそのものが減衰さ
れるため、ノイズキャンセラ回路8が動作することによ
る音声の歪みが低減され、音声出力に上述のパルス性ノ
イズが混入することもなくなる。
【0016】なお、モノラル放送受信時だけでなく、多
重信号dの有無で多重放送受信モードを判別しフィルタ
回路7で多重信号dの帯域制御を行うようにすれば、ス
テレオ放送受信時にも有効である。
【0017】さらに、フィルタ回路7の周波数特性の制
御に加えて、放送判別回路6の判別出力がモノラル放送
受信モードを示した場合に、周波数特性制御回路10を
用いて音声出力の周波数特性を変更する。このことによ
り多重データを用いることなくモノラル放送受信時にお
けるアナウンスの聞き苦しさの解消と、ステレオ放送受
信時における音楽番組での音質の改善を両立することが
できる。
【0018】なお、放送判別回路6の判別出力によりフ
ィルタ回路7の周波数特性を制御するには、フィルタ回
路7にDSP(デジタルシグナルプロセッサ)を用いる
方法が有効である。検波回路4の出力をA/D変換しデ
ジタル信号処理を行えば、アナログ回路でフィルタを構
成する場合と比較して希望のフィルタ特性を容易に得る
ことが可能である。また、放送判別回路6の判別出力に
よるフィルタ特性の変更も容易である。アナログ回路で
フィルタ回路7を構成する場合も、フィルタ特性を設定
する部品やフィルタ回路そのもの等を複数用意し、放送
判別回路6の判別出力により切り換えることにより実現
可能である。
【0019】また、放送判別回路6のモノラル放送受信
を示す判別出力により音声信号の周波数特性を変化させ
る手段としては、例えばローパスフィルタ、ハイパスフ
ィルタ等のフィルタ回路、またはその組合せにより希望
の周波数特性を得る方法やDSPを利用する方法のよう
なものがある。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
FMラジオ放送信号の検波出力を得る検波回路の後段に
ノイズキャンセラ回路を設け、上記検波出力からパルス
性ノイズを分離するようにしたFM受信回路において、
上記検波回路と上記ノイズキャンセラ回路との間にフィ
ルタ回路を挿入すると共に、このフィルタ回路の周波数
特性を、放送受信モードを判別する放送判別回路の判別
出力に応じて制御するようにしたことにより、パルス性
ノイズの混入低減およびノイズキャンセラ回路動作によ
る音声信号歪みの頻度の低減を両立し聞き苦しさを解消
することができる。
【0021】また、これに加えて上記ノイズキャンセラ
回路の出力信号からステレオ放送信号を分離するMPX
回路の出力側に音声信号の周波数特性を変化させる周波
数特性制御回路を設け、上記放送判別回路の判別出力が
モノラル放送受信モードを示した場合、上記周波数特性
制御回路を用いて音声出力の周波数特性を変更するよう
にしたことにより、モノラル放送受信時におけるアナウ
ンスの聞き苦しさの解消とステレオ放送受信時における
音楽番組での音質の改善を両立することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態1を示すブロック回路構
成図。
【図2】 FM検波出力スペクトラムを示す図。
【図3】 検波出力周波数特性未制御時、モノラル放送
受信時のFM検波出力スペクトラム例を示す図。
【図4】 検波出力周波数特性制御時、モノラル放送受
信時のFM検波出力スペクトラム例を示す図。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 RF回路 3 IF回路 4 検波回路 5 周波数判別回路 6 放送判別回路 7 フィルタ回路 8 ノイズキャンセラ回路 9 MPX回路 10 周波数特性制御回路 11 増幅回路 12 スピーカ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FMラジオ放送信号の検波出力を得る検
    波回路の後段にノイズキャンセラ回路を設け、上記検波
    出力からパルス性ノイズを分離するようにしたFM受信
    回路において、上記検波回路と上記ノイズキャンセラ回
    路との間にフィルタ回路を挿入すると共に、このフィル
    タ回路の周波数特性を、放送受信モードを判別する放送
    判別回路の判別出力に応じて制御するようにしたことを
    特徴とするFM受信回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記ノイズキャンセ
    ラ回路の出力信号からステレオ放送信号を分離するMP
    X回路の出力側に音声信号の周波数特性を変化させる周
    波数特性制御回路を設け、上記放送判別回路の判別出力
    がモノラル放送受信モードを示した場合、上記周波数特
    性制御回路を用いて音声出力の周波数特性を変更するよ
    うにしたことを特徴とするFM受信回路。
JP2001167787A 2001-06-04 2001-06-04 Fm受信回路 Pending JP2002368632A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006050016A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Icom Inc 無線機、及びノイズの減衰方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4583097B2 (ja) * 2004-07-30 2010-11-17 アイコム株式会社 無線機、及びノイズの減衰方法

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