JPH06268616A - ラジオ受信装置 - Google Patents

ラジオ受信装置

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Publication number
JPH06268616A
JPH06268616A JP5053740A JP5374093A JPH06268616A JP H06268616 A JPH06268616 A JP H06268616A JP 5053740 A JP5053740 A JP 5053740A JP 5374093 A JP5374093 A JP 5374093A JP H06268616 A JPH06268616 A JP H06268616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stereo
electric field
circuit
sound field
separation
Prior art date
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Pending
Application number
JP5053740A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Koizumi
浩之 古泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5053740A priority Critical patent/JPH06268616A/ja
Publication of JPH06268616A publication Critical patent/JPH06268616A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車載用ラジオ等においてステレオ放送を音場
調整装置を通して聴く場合、電界の強弱により聴きずら
くなる為に電界の強弱に応じて音場調整装置の動作効果
量を変える。 【構成】 ステレオ放送受信時に、電界強度に応じて直
流電圧を発生するシグナルメ−タ−回路によりステレオ
放送の分離度を弱電界時は少なくし、電界が強い時は分
離度を多くする。このシグナルメ−タ−回路の直流電圧
をマイコンへ取りり込んで、疑似的な音場空間を作り拡
がり感を与える音場調整装置の効果量を制御するもので
ある。強電界時つまりステレオ放送の分離度が大きい時
に設定した音場調整装置の効果量で、弱電界時つまりス
テレオ放送の分離度が少ない時に聴くと聴きずらい為
に、弱電界時に音場調整装置の効果量を低減させるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、音場調整機能を備え
たラジオ受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ラジオ放送受信時、特にステレオ放送受
信時に、疑似的な音場効果を付与する音場調整装置を使
用して聴く場合、拡がり感のある音場を感じることが出
来る。しかし、ステレオ放送受信時に電界が弱くなり、
ステレオ信号の分離度が小さくなった場合に、この音場
調整装置を使用して聴くと音場調整装置の効果である時
間遅れによる音の残響により聴きにくくなる。
【0003】図7は、音場調整機能を有する従来のラジ
オ受信機のブロック回路図を示すもので、1はラジオ放
送を受信するアンテナ、2はアンテナ1からの受信信号
を高周波増幅するRF回路、3は増幅・検波に便利な周
波数へ変換するIF回路、4はIF回路3の信号を検波
するDET回路、5は受信局の電界強度に応じてステレ
オ信号の左右の分離度を制御するSRC回路、6はステ
レオ信号を分離するMPX回路、7は疑似的な音場効果
を付与する音場調整部、8はスピ−カ−9を駆動する電
力を作る増幅器、10は音場調整部7を通す場合と通さ
ない場合とを切り換えるスイッチである。
【0004】図7において、アンテナ1より入った信号
はRF回路2、IF回路3、検波回路4により同調及び
検波される。そしてステレオ放送受信時、その電界強度
に応じてSRC回路5が制御され、電界が弱い時は分離
度が小さいステレオ信号が、また電界が強い時は分離度
が大きいステレオ信号がMPX回路6から導出され、増
幅器8を通じてスピーカー9に供給される。このような
状態において、音場調整部7は手動操作されるスイッチ
10によりMPX回路6の後段に挿入されたり、挿入さ
れなかったりされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の音場調整機能を
有するラジオ受信機は以上に様に構成されているので、
ステレオ放送受信時に電界が弱くなりステレオ分離度が
小さくなった時、又はモノ−ラルになった時に音場調整
部を通して聴くと、聴きずらい為に、音場調整部を通さ
ない様に、手動にてスイッチ操作しなくてはならない。
【0006】この発明は、上記のような手動操作するわ
ずらわしさを解消する為になされたもので、電界が弱く
なりステレオ信号の分離度が小さくなった時に、自動的
に音場調整部による音場効果を低減するようにしたラジ
オ受信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るラジオ受
信装置は、ラジオ放送を受信し検波する受信回路部と、
この受信回路部の後段に設けられ、ステレオ放送受信
時、受信局の電界強度に応じて分離度が制御されたステ
レオ信号を導出するステレオ信号導出部と、このステレ
オ信号導出部の後段に設けられ、上記ステレオ信号に対
して疑似的な音場効果を付与するように設定された音場
調整部と、上記電界強度に応じて上記音場調整部の音場
効果量を制御する制御部を備えている。また、電界強度
が基準値より小さい時は、音場効果量を低減するように
したものである。
【0008】
【作用】この発明においては、ステレオ放送受信時電界
が弱くなりステレオ信号の分離度が小さくなると、これ
に応じて音場効果を低減するように音場調整部が自動的
に制御される。
【0009】
【実施例】実施例1.図1は、この発明の一実施例を示
すブロック回路図で、1〜9は前述の図7と同じもので
ある。11は受信局の電界強度に応じた直流電圧を発生
するシグナルメ−タ−回路、12はシグナルメ−タ−回
路11の直流電圧により音場調整部7の効果量を制御す
るマイコン(マイクロコンピュータ)である。
【0010】図1において、アンテナ1より入った信号
はRF回路2、IF回路3、検波回路4により同調及び
検波される。そして、シグナルメ−タ−回路11からの
直流電圧によりSRC回路5が制御され、MPX回路6
を通じて電界強度に応じて左右の分離度を制御されたス
テレオ信号が導出される。この結果、ステレオ信号はス
テレオ放送受信時、受信局の電界が弱い時は分離度が小
さくなり、電界が強い時は分離度が大きくなる。この場
合、音場調整部7は電界が強いステレオ放送受信時に適
応した疑似的な音場を付与するように設定されているの
で、電界が弱くなりステレオ信号の分離度が小さい時に
使用すると、かえって聴きにくくなる。この為に音場調
整部7のの効果量を低減させる手段としてシグナルメ−
タ−回路11の直流電圧をマイコン12に取り込む。
【0011】図2は、マイコン12の動作を示すフロ−
チャ−トである。ステップ12aのイニシャライズ状態
よりステップ12bにおいて音場効果を付けるかどうか
を決定し、音場効果を付ける場合、ステップ12cにお
いてその音場効果量Kを設定する。次に、ステップ12
dでシグナルメ−タ−回路11の直流電圧を取り込み、
ステップ12eにおいてその電圧が音場調整部7の音場
効果量を決定させる基準電圧よりも高いかどうか判断
し、基準電圧よりも高い場合、すなわち、ステレオ信号
の分離度が大きい場合は、12cにて設定した音場効果
量Kにて音場調整部7を動作させ(ステップ12f)、
増幅器8を通してスピ−カ−9より出力する。シグナル
メ−タ−回路11の直流電圧が基準電圧よりも低い場
合、つまりステレオ信号の分離度が小さい場合は、12
cにて設定した音場効果量Kより小さい効果量にて音場
調整部7を動作させ(ステップ12g)、増幅器8を通
してスピ−カ−9より出力する。
【0012】図3は、図1のラジオ受信装置を車に搭載
した場合の使用例であり、50はラジオ受信装置であ
り、FMステレオ放送受信機20、電界強度検出器3
0、音場調整装置40を含んでいる。すなわち図4に示
すFMステレオ受信機20のステレオ信号L、Rは図5
に示す電界強度検出器30の制御による音場調整装置4
0によって音場効果量が調整され、増幅器8a、8b、
8c、8dを介して4チャンネルすなわちフロントLチ
ャンネルLR、フロントRチャンネルFR、リアLチャ
ンネルRL、リアRチャンネルRRの各スピ−カ−9
a,9b,9c,9dを駆動させる。
【0013】音場調整装置40での音場調整の方法はた
とえば、図6に示すような信号フロ−で表わされる。音
楽ソ−スの録音時に含まれる間接音成分をL、Rの差成
分として抽出し、この間接音成分を制御信号に応じて前
後左右のチャンネル成分に音場効果の度合いに応じた比
率で混合し、効果の度合いをその混合量や遅延時間を変
化させることにより調整する手段が取られる。この様な
方法から理解できるように、FMステレオ出力が弱電界
においてステレオの分離度が少なくなると、左右信号の
差を抽出しても録音時の間接音が含まれなくなり、また
その反面電気的ノイズ成分がかえって多く抽出されるこ
とになり音質の劣下をもたらす。
【0014】
【発明の効果】以上の様に、この発明によれば電界の強
弱によるステレオ分離度の変化に従い、自動的に音場効
果を制御できるので、スイッチ等の手動操作を行なうこ
となくステレオ放送受信時の音場調整による聴取困難の
問題が解決できるとともに、ステレオ信号に対して効果
的に音場調整を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック回路図であ
る。
【図2】この発明の一実施例におけるマイコンのフロ−
チャ−トである。
【図3】この発明によるラジオ受信装置を車に搭載した
場合の使用例を示すブロック回路図である。
【図4】図3におけるFMステレオ受信機のブロック回
路図である。
【図5】図3における電界強度検出器のブロック構成図
である。
【図6】図3における音場調整装置の信号フロ−図であ
る。
【図7】従来装置の一例を示すのブロック回路図であ
る。
【符号の説明】
1・・・アンテナ 2・・・RF回路 3・・・IF回路 4・・・検波回路 5・・・SRC回路 6・・・MPX回路 7・・・音場調整部 8・・・増幅器 9・・・スピ−カ− 11・・シグナルメ−タ−回路 12・・マイコン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の音場調整機能を
有するラジオ受信機は以上様に構成されているので、
ステレオ放送受信時に電界が弱くなりステレオ分離度が
小さくなった時、又はモノ−ラルになった時に音場調整
部を通して聴くと、聴きずらい為に、音場調整部を通さ
ない様に、手動にてスイッチ操作しなくてはならない。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図1において、アンテナ1より入った信号
はRF回路2、IF回路3、検波回路4により同調及び
検波される。そして、シグナルメ−タ−回路11からの
直流電圧によりSRC回路5が制御され、MPX回路6
を通じて電界強度に応じて左右の分離度を制御されたス
テレオ信号が導出される。この結果、ステレオ信号はス
テレオ放送受信時、受信局の電界が弱い時は分離度が小
さくなり、電界が強い時は分離度が大きくなる。この場
合、音場調整部7は電界が強いステレオ放送受信時に適
応した疑似的な音場を付与するように設定されているの
で、電界が弱くなりステレオ信号の分離度が小さい時に
使用すると、かえって聴きにくくなる。この為に音場調
整部7の効果量を低減させる手段としてシグナルメ−タ
−回路11の直流電圧をマイコン12に取り込む。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】図3は、図1のラジオ受信装置を車に搭載
した場合の使用例であり、50はラジオ受信装置であ
り、FMステレオ放送受信機20、電界強度検出器3
0、音場調整装置40を含んでいる。すなわち図4に示
すFMステレオ受信機20のステレオ信号L、Rは図5
に示す電界強度検出器30の制御による音場調整装置4
0によって音場効果量が調整され、増幅器8a、8b、
8c、8dを介して4チャンネルすなわちフロントLチ
ャンネルFL、フロントRチャンネルFR、リアLチャ
ンネルRL、リアRチャンネルRRの各スピ−カ−9
a,9b,9c,9dを駆動させる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラジオ放送を受信し検波する受信回路部
    と、この受信回路部の後段に設けられ、ステレオ放送受
    信時、受信局の電界強度に応じて分離度が制御されたス
    テレオ信号を導出するステレオ信号導出部と、このステ
    レオ信号導出部の後段に設けられ、上記ステレオ信号に
    対して疑似的な音場効果を付与するように設定された音
    場調整部と、上記電界強度に応じて上記音場調整部の音
    場効果量を制御する制御部を備えたことを特徴とするラ
    ジオ受信装置。
  2. 【請求項2】 ラジオ放送を受信し検波する受信回路部
    と、受信局の電界強度に応じた出力電圧を発生する電界
    強度信号発生部と、上記受信回路部の後段に設けられス
    テレオ放送受信時、上記電界強度信号発生部の出力電圧
    に応じて分離度が制御されたステレオ信号を導出するス
    テレオ信号導出部と、このステレオ信号導出部の後段に
    設けられ上記電界強度が大きい状態のステレオ信号に適
    応した疑似的な音場効果を付与するように設定された音
    場調整部と、上記電界強度信号発生部の出力電圧が基準
    値より小さい時上記音場調整部の音場効果量を低減する
    制御部を備えたことを特徴とするラジオ受信装置。
JP5053740A 1993-03-15 1993-03-15 ラジオ受信装置 Pending JPH06268616A (ja)

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JP5053740A JPH06268616A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 ラジオ受信装置

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JP5053740A JPH06268616A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 ラジオ受信装置

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ID=12951222

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JP (1) JPH06268616A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004364240A (ja) * 2003-10-15 2004-12-24 Fujitsu Ten Ltd 音場調整装置
JP2004363690A (ja) * 2003-06-02 2004-12-24 Fujitsu Ten Ltd サラウンド回路
JP2009194506A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Pioneer Electronic Corp 受信装置、音声再生方法、音声再生プログラム及びその記録媒体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004363690A (ja) * 2003-06-02 2004-12-24 Fujitsu Ten Ltd サラウンド回路
JP2004364240A (ja) * 2003-10-15 2004-12-24 Fujitsu Ten Ltd 音場調整装置
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