JP2936473B1 - エンジン遠隔始動装置 - Google Patents

エンジン遠隔始動装置

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JP2936473B1
JP2936473B1 JP10028275A JP2827598A JP2936473B1 JP 2936473 B1 JP2936473 B1 JP 2936473B1 JP 10028275 A JP10028275 A JP 10028275A JP 2827598 A JP2827598 A JP 2827598A JP 2936473 B1 JP2936473 B1 JP 2936473B1
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Abstract

【要約】 【課題】 リモコンに備えられているエンジン始動、停
止スイッチにより、車両のエンジンを遠隔操作で始動、
停止させるエンジン遠隔始動装置を含む複数の後付け機
器を車両に取り付ける場合に、当該エンジン遠隔始動装
置のリモコンの有効利用を図る。 【解決手段】 エンジン遠隔始動装置のリモコン50に
は、エンジンを始動、停止させるスイッチ51a,b の他、
第二の負荷25の動作を開始、停止するスイッチ52a,b を
設ける。第二負荷動作開始スイッチ52a が操作される
と、リモコン50からその旨の信号が送信され、第二負荷
制御回路21が復調回路22を介しこれを受信すると、当該
第二負荷制御回路21は第二負荷25の動作を開始させる。
第二負荷停止スイッチ52b が操作されたことの信号を受
信した場合、第二負荷制御回路21は第二負荷25の動作を
停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リモートコントロ
ーラから無線周波に載せて発信されたエンジン始動信号
を受信したときに車両のエンジンを自動的に始動させ、
少なくとも所定時間に亙りアイドリング状態にするエン
ジン遠隔始動装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンを予め暖気運転しておくためと
いうよりも、むしろ車内に乗り込んだ直後の運転者の不
快感を解消し、予め暖房ないし冷房が程好く利いた頃に
車内に乗り込めば良いようにするため、従来からも「リ
モコンスタータ」等と呼ばれる商品が開発されてきた。
これは、無線周波を利用し、車両から離れた所、例えば
家の中から等でもリモートコントローラ(以下、リモコ
ンと略称)に備え付けのエンジン始動スイッチを使用者
が操作することでエンジン始動信号を発し、受信部を介
してこの信号を受けた制御部がやはり車両搭載のバッテ
リからの稼働電力をスタータ駆動回路に与え、これを自
動的かつ強制的に稼働させ、車両搭載のエンジンを始動
させる装置である。
【0003】このような装置ではまた、スタータ駆動回
路によりエンジンが駆動したことを確認すると、メーカ
側で固定設定した所定の時間か、例えば20分まで等、上
限はあるが、使用者が予め設定した所定の時間を経過す
るまで、点火回路にバッテリ電力を供給し続け、エンジ
ンをアイドリング状態に保つのが一般的である。そのた
め逆に、リモコンにはエンジン停止スイッチも設けられ
るのが普通で、誤ってエンジンを始動させた時とか、使
用者の予定が変わった時等、この停止スイッチを操作す
ると、自動始動してアイドリング中にあるエンジンも直
ぐに止め得るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、そもそもこ
うしたエンジン遠隔始動装置は、車両を購入した使用者
が後から自分の好みで取り付ける、いわゆる「後付け機
器」である。そして、いわゆるカーショップ等で売られ
ているこの種の後付け機器は、他にも結構多い。例えば
フォグランプ等の補助灯類は、その代表的な機種であ
る。
【0005】ところが、ある意味では当然のことではあ
るが、こうした後付け機器には、それぞれにその機器自
体を制御するためのスイッチ類、代表的にはその機器の
動作をオンオフするスイッチが個別に付属しており、機
器を購入した使用者や販売店員は、それら機器ごとのス
イッチを例えば運転室内のダッシュボード近く等、適当
な場所に設置せねばならない。
【0006】しかし、こうしたスイッチを設置するに
も、そもそも車室内に適当な部位がないことも多く、仕
方なくアダプタ金具等を用いて設置すると、車室内の美
観を損なうという問題がある。そうでなくても後付け機
器に付属のスイッチ類は車両搭載の標準スイッチ類のデ
ザインと違和感があり、好まれないことも多い。また、
機器本体とスイッチまでの長い引き回し配線作業が面倒
で、特に補助灯類に代表されるように、機器が車外に設
けられる時、車内スイッチへの配線引き込みに手間がか
かったり、シーリングに気を使わねばならなかったり
し、誤作業による短絡故障の恐れもあった。
【0007】そうかと言って、エンジン遠隔始動装置と
同様、無線伝送を利用し、例えば各機器にも専用のリモ
コンを設けて、各機器本体の近くに受信部を設けること
により、長い有線配線を省略可能にするという手段は、
考え得るとは言え、現実には採用しかねる。そのように
すると、使用者は幾つものリモコンを使い分けたり携帯
せねばならないことになり、却って不便である。
【0008】本発明はこのような状況に鑑み、エンジン
遠隔始動装置以外にも取り付けられ得る他の後付け機
器、すなわち他の電気的負荷の動作を制御するスイッチ
を、その配置や個数等に関し、整理、合理化せんとする
もので、実質的には上述したエンジン遠隔始動装置に付
属のリモコンの有効利用を考えるものである。さらにま
た、エンジン遠隔始動装置に付属のリモコン側送信部、
本体側受信部は、従来、共に高価な割には機能が単純
で、単にエンジンの始動、停止信号を伝送するだけにし
か使われておらず、勿体無いため、本発明ではこの点の
改善にも努めた。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、リモコンに設けられている始動スイッ
チが操作されると当該リモコンからエンジン始動信号が
無線周波で発信され、車両に搭載されているエンジン制
御回路がこのエンジン始動信号を受信すると車両に備え
られているスタータ駆動回路を稼働させてエンジンを始
動させた後、始動したエンジンをアイドリング状態にす
る一方、リモコンに設けられているエンジン停止スイッ
チが操作されるとリモコンからエンジン停止信号が無線
周波で発信され、エンジン制御回路がエンジン停止信号
を受信するとアイドリング状態にあるエンジンを停止さ
せるエンジン遠隔始動装置を改良の対象とする。
【0010】すなわち、このようなエンジン遠隔始動装
置において、本発明ではまず、車両には、当該車両に搭
載された他の電気的負荷を制御する負荷制御回路を設け
る。この負荷制御回路はエンジンが運転しているか否か
の弁別機能を有するように構成し、エンジンが運転して
いる時に、この種のエンジン遠隔始動装置の本来の機能
を達成するべく、リモコン付属の始動スイッチの操作に
基づき発信されたエンジン始動信号を受信すると、この
エンジン始動信号を当該他の電気的負荷の動作開始信号
としてその電気的負荷の動作を開始させ、エンジンが停
止しているか、エンジン制御回路によるエンジン始動後
のアイドリング状態以外の時に時にエンジン停止信号を
受信すると、これを他の電気的負荷の動作停止信号とし
てその電気的負荷の動作を停止するように構成する。こ
こで、エンジンが運転しているか否かの弁別は、好まし
くは、車両搭載のバッテリからの電源ラインにエンジン
により駆動される発電機から生ずるリップル成分が重畳
しているか否かに基づいてなすことができる。
【0011】さらに、この態様の改変として、本発明で
は、他の電気的負荷を制御する負荷制御回路は、エンジ
ン停止信号に関する限り、これを受信すると、エンジン
が如何なる状態にあっても、当該エンジン停止信号を他
の電気的負荷の停止信号として看做し、他の電気的負荷
の動作を停止することも提案する。
【0012】さらに、上記したいずれの態様に従う場合
にも、本発明の下位態様によると、他の電気的負荷を制
御する負荷制御回路はエンジン遠隔始動装置の有するエ
ンジン制御回路の一部として一体に組まれている装置
や、逆に、それらがそれぞれ別体の回路装置として組ま
れている装置も提案する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1には、本発明に従って構成さ
れたエンジン遠隔始動装置の一実施形態が示されてい
る。しかし、予め述べておくと、エンジン遠隔始動装置
としての本来の機能やその操作手法、あるいはまたエン
ジン自動始動後のアイドリング時間の設定等は、これま
でに提供されている、あるいは将来提供されるであろう
エンジン遠隔始動装置におけると同様であって良く、特
に本発明により改変を施す必要はない。
【0014】そこで、基本的な動作についてのみ簡単に
触れるが、例えば図示の場合、リモコン50に備えられて
いるスイッチ類の中、図中で「オン」と表記されている
エンジン始動スイッチ51a を使用者が操作すると、図示
しないが内蔵の送信回路がその旨の信号を適当なる変調
手法で変調し、適当なる周波数に載せてアンテナ53を介
し無線送信する。一方で、エンジン遠隔始動装置の方に
設けられているエンジン制御回路11は、アンテナ16から
仮想線で示すように受信部である内蔵の復調回路12を介
し、この信号を受信、復調する。エンジン制御回路11
は、昨今ではマイクロコンピュータ(以下、マイコン)
を利用して構成されることが多いが、いずれにしてもこ
のエンジン始動信号を受信すると、当該制御回路11は一
般にリレー接点等で構成し得る開閉器14を閉成し、通常
は使用者の手動操作によってオンとされるキースイッチ
に付属のスタータ接点13が開放になっていてもこれをバ
イパスして、車両搭載のバッテリ10からの稼働電力を車
両搭載のスタータ駆動回路15に与え、エンジンの自動始
動を図る。この際、図示していないが点火回路にバッテ
リ電力を供給するためのスイッチ接点や、冷暖房機器そ
の他、いわゆるアクセサリ機器類へバッテリ電力を与え
るためのいわゆるアクセサリ接点等も専用のバイパス接
点でバイパスし、それら回路、機器にもバッテリ10から
稼働電力を供給し得る状態にする。
【0015】エンジンの始動に成功したか否かは、任意
のセンサにより検出することもできるし、現にそのよう
になっているエンジン遠隔始動装置もあるが、昨今では
バッテリ10からの電源ラインに脈流成分(リップル成
分)が重畳しているか否かにより、エンジンの状態を弁
別するものがある。周知のように、エンジンは発電機を
も駆動し、その発電整流電力は、平滑されてもリップル
成分を含んでバッテリ10を充電するように供給されるた
め、開閉器14を所定の時間に亙り閉成してから開放した
時に、なおかつバッテリラインにリップル成分が乗って
いる場合には、エンジンが始動したと判断することがで
きる。
【0016】エンジンの始動を確認すると、エンジン制
御回路11は、予めメーカ側で、あるいは使用者により固
定設定されている設定時間の間、図示しない点火回路駆
動接点やアクセサリ接点をバイパスする接点を閉成し続
け、冷暖房機器等を稼働させ続けて、使用者が乗り込む
前に快適な車室内環境を実現するべく図る。
【0017】所定のアイドリング時間が経過すると、そ
こでエンジン制御回路11は点火回路への給電を止めるべ
く動作するが、エンジンが自動始動した後、所定のアイ
ドリング継続時間を経過する前に、使用者の都合によ
り、直ちにエンジンを止めたい場合も起こり得る。そこ
で、リモコン50には「オフ」と表記されているエンジン
停止スイッチ51b も設けられ、使用者がこれを操作する
とリモコン50から内蔵の送信回路とアンテナ53を介し、
その旨の信号が適当なる変調手法で変調、送信される。
アンテナ16と内蔵の復調回路12を介し、エンジン制御回
路11がこの信号を受信、復調すると、当該制御回路11は
図示していないが点火回路にバッテリ電力を供給するた
めのリレー接点やアクセサリ機器にバッテリ電力を供給
しているリレー接点等をそこで強制開放し、装置を動作
開始前の状態に戻す。
【0018】もちろん、エンジンが既に運転している時
に、リモコン50に備え付けのエンジン始動スイッチ51a
を操作しても、エンジン制御回路11は送信されてきたこ
の信号を実質的に無効化し、何等エンジン始動動作を生
起しないし、逆にエンジンが停止している時にリモコン
50に設けられているエンジン停止スイッチ51b が操作さ
れてこの信号が送信されてきても、エンジン制御回路11
はこの信号を実質的に無効化する。エンジンが運転して
いるか否かは、既述したようにバッテリラインにリップ
ルが重畳しているか否かで判断することができる。実は
本発明では、後に述べる特定の態様において、この始
動、停止スイッチの操作に関する選択的な有効、無効の
判断技術を有効に利用している。
【0019】さらに、エンジン遠隔始動装置によって始
動されたのではなく、使用者の通常のキースイッチの操
作により始動された場合、ないし所定のアイドリング継
続時間を途過した後にあっては、例えアイドリング中に
使用者がキースイッチをオンにし、所定のアイドリング
時間を経過してもエンジンが回っている状態が続いてい
ても、エンジン制御回路11はリモコン50に付属の停止ス
イッチ52b が操作されてもこれに基づいて受信したエン
ジン停止信号を実質的に無効化し、エンジンを停止させ
ない。これは当然に要求される機能で、車両の運転中に
誤ってリモコンの停止スイッチを押したためにエンジン
がそこで停止するようなことがあっては重大な危険に繋
がる。
【0020】このようなエンジン遠隔始動装置に対して
は、車両に搭載された他の電気的負荷25の動作を制御す
るための制御スイッチを設けることもできる。ここでは
他の電気的負荷25は簡単のため一つしか示していないの
で、「第二負荷」と呼ぶことにするが、この制御スイッ
チはまた、代表的には当該第二負荷25の動作の開始、停
止を選択的に指示するためのスイッチ52a,b を含むこと
ができる。図中ではこれらスイッチを都合により、仮想
線で示してある。
【0021】こうした場合、第二負荷25にはそれを直接
に制御する制御手段24を制御する第二負荷専用の制御回
路21が設けられ、これは車両の適当なる個所に搭載され
る。リモコン50に付属の制御スイッチ52a,b が操作され
ると、当該リモコン50から図示しない内蔵送信回路とア
ンテナ53を介し、それらスイッチの操作に応じた内容の
制御信号が無線周波で発信され、第二負荷制御回路21が
内蔵の復調回路22を介しこの信号を受信、復調すると、
当該第二負荷制御回路21は制御手段24に働きかけて、第
二負荷25を対応する内容で制御する。
【0022】どのような制御をなすのか、制御の態様自
体は任意であって、その負荷ごとに適当なるものであっ
て良いが、例えば第二負荷25がフォグランプ等、補助灯
類に代表されるように、動作の開始と停止を指示する必
要のある場合には、先述のように制御スイッチを動作開
始スイッチ52a と停止スイッチ52b とから構成し、制御
手段24をリレー接点等、開閉器として、リモコン50の第
二負荷動作開始スイッチ52a が操作された時には、その
旨を表す信号を受信、復調した結果、第二負荷制御回路
21は開閉器である制御手段24を閉じ、第二負荷25に車両
搭載のバッテリ10からの稼働電力を供給するようにし、
動作停止スイッチ52b が操作された時には、その旨を表
す信号を受信、復調した結果、第二負荷制御回路21は開
閉器である制御手段24を開き、第二負荷25へのバッテリ
電力の供給を断つように構成することができる。
【0023】他の電気的負荷の種類、数は任意であっ
て、それぞれに上述した構成に従い専用の制御スイッチ
と制御回路を設けることができるが、一応、こうした配
慮により、他の電気的負荷のための操作スイッチを車室
内に設けずとも良くなり、美観を損なうこともないし、
配線作業も簡単化する。また、エンジン制御回路11と第
二負荷25の制御回路21とを別個な回路装置として組む
と、負荷制御回路21は当該第二負荷25の直近に置いた
り、あるいは第二負荷25の種類によってはその機器筺体
内に入れることもでき、配線が極めて短くなったり、な
いしは電源配線以外、特別な配線作業が不要となり、極
めて便利である。誤配線に伴う短絡事故等も未然に防ぐ
ことができる。
【0024】これとは逆に、全く独立な受信回路を含む
制御回路を負荷ごとに設けるのを止め、他の電気的負荷
の制御回路をエンジン制御回路11の一部として一体に組
むこともできる。すなわち、図2に示すように、復調回
路12などを含め、負荷制御回路と共用できる部分は共用
することにより、エンジン制御回路11に第二負荷25の制
御用の出力端子17を設け、第二負荷用の制御スイッチ52
a,b が操作された時にはそのスイッチの操作に対応する
制御信号をこの出力端子17に出力するように構成する。
【0025】こうすると、第二負荷25を使用しない使用
者にとっては当該制御信号の出力端子17は単に空き端子
となるが、後からでもこのエンジン遠隔始動装置に対応
する第二負荷を購入した使用者にしてみれば、単にこの
出力端子17への配線作業だけで済むことになり、取り付
け作業も著しく簡単化する。場合によっては第二負荷の
電源ラインもこの出力端子17の構成如何によってはそこ
から取り出すことができる。特に、受信、復調回路を含
む制御回路が一般に高価なことを考えると、コスト的に
も極めて有利である。なお、図2において他の構成要素
はその構成、動作共々、図1に即して説明したと同一で
あって良く、改めての説明は省略する。またもちろん、
出力端子17の個数、すなわちエンジン制御回路11が制御
可能な負荷数も本来的には任意、設計的事項である。た
だ、先に少し述べたように、昨今ではマイコンを利用し
て各種の制御回路を組むことが多いので、そうした場
合、このようにエンジン始動制御と第二負荷制御とを一
つの制御回路11で実現することは、大方ソフト的な処理
で済み、製作も容易である。
【0026】してみるに、こうした工夫とはまた別に、
本発明によると、第二負荷25の制御手段24が例えばリレ
ー接点等の開閉器であって、要は第二負荷25を遠隔操作
でオンオフできる機能があれば良いのであるなら、エン
ジンの始動、停止のための始動スイッチ51a と停止スイ
ッチ51b をこの第二負荷25の動作開始スイッチ、動作停
止スイッチとして利用することができる。つまり、第二
負荷25の動作開始スイッチ、動作停止スイッチとしてだ
けに用いるのならば、仮想線で示した別途なスイッチ52
a,b は不要にし得る。
【0027】すなわち、既存の技術によっても、前述の
ように、エンジン制御回路11はエンジンが現在回ってい
るか否かを、特殊なセンサ等を用いずとも、例えばバッ
テリラインにリップル成分が重畳しているか否かにより
弁別することができる。そこで、検出手法自体は限定的
ではないが、このようなエンジン状態検出機能を本発明
にも有効に利用し、図1の構成におけるように第二負荷
制御回路21を別個に設ける時にも、この回路21に同じよ
うにリップル成分の重畳の有無を判断することでエンジ
ンが運転中にあるか否かの判断をなし得る機能を搭載す
ると、次のような動作が可能になる。
【0028】リモコン50に備えられているエンジン始動
スイッチ51a が操作され、これに伴うリモコン50からの
始動信号を図1中の第二負荷制御回路21が復調回路22を
介して受信するか、図2におけるエンジン制御回路兼第
二負荷制御回路11が復調回路12を介して受信した時、エ
ンジンが運転中にあるのならば、その信号は本来無効な
信号である。しかし、このような条件が成立した時に
は、この受信したエンジン始動信号を第二負荷25の動作
開始信号と看做し、図1の場合には独立の第二負荷制御
回路21により、また図2の場合には第二負荷制御回路を
兼ねるエンジン制御回路11により、当該第二負荷25の動
作を開始させることができる。
【0029】同様に、リモコン付属のエンジン停止スイ
ッチ51b の操作に基づき、エンジン停止信号を受信した
時、エンジンが既に停止しているであるならば、このエ
ンジン停止信号を第二負荷25の動作停止信号と看做し、
その動作を停止することができる。ただ、エンジンが運
転中にあっても、それがエンジン制御回路11による自動
始動の後のアイドリング継続中におけるものではなく、
使用者がキースイッチを操作してエンジンを運転継続で
きるスイッチ位置に付けている結果であって、エンジン
遠隔始動装置による所定時間のアイドリング経過後であ
るならば、そのことをエンジン制御回路11から情報とし
て受け取ることができる外、キースイッチ状態を取り込
む既存の回路により、そうした状態を知ることができる
ので、この場合にはリモコン50から発せられたエンジン
停止信号を第二負荷25の停止信号と看做し、第二負荷25
の動作を停止させて構わない。
【0030】さらに、本発明のこうした態様の改変とし
て、ことエンジン停止信号に関する限り、これを受信す
ると、エンジンが如何なる状態にあっても、当該エンジ
ン停止信号を無条件に第二負荷25の停止信号として看做
し、当該第二負荷25の動作を停止するように組んでも良
い。エンジンが停止している時はもとより、エンジン遠
隔始動装置により始動され、アイドリング状態にあるエ
ンジンを使用者の都合により停止させる時には、一般に
他の電気的負荷の動作を切っても構わないことも多いか
らである。もちろん、エンジン遠隔始動装置の動作によ
ってではなく、使用者のキースイッチ操作に基づいてエ
ンジンが運転中にある時には、上述のようにこの時のエ
ンジン停止信号ではエンジンは停止しないが、このよう
な状況下でも、当然、当該エンジン停止信号を他の電気
的負荷の停止信号としてのみ機能させて何等問題はな
く、むしろ本発明の目的に適っている。
【0031】いずれにしても、本発明に従う場合、使用
者の誤用を避ける意味から、第二負荷25の制御をそのオ
ンオフ制御に限定した方が良いという制約があるが、リ
モコン50に別途なスイッチを設ける必要がなくなり、そ
の意味で合理的である。
【0032】ただし、少なくとも上述した本発明の構成
が採用されている以上、リモコン50にはさらに、第三の
電気的負荷以降、他の電気的負荷の制御に専用のスイッ
チ類を備えさせても良い。
【0033】
【発明の効果】本発明によると、エンジン遠隔始動装置
以外の他の後付け機器の制御スイッチを車室内に個別に
設ける必要が減り、配線作業が簡単化する上に、車室内
の美観を損なうこともない。使用者も一つのリモコンを
使えば良く、混乱することもない。
【0034】特に、エンジン始動、停止のためのスイッ
チを他の機器の動作の開始、停止に安全に利用できるた
め、リモコン自体に備えるスイッチ類の数を低減でき、
使用者による操作性も向上する。
【0035】さらに、本発明の特定の下位態様に従い、
エンジン制御回路が他の電気的負荷の制御回路も兼ねる
ように構成すると、高価な受信、復調回路の多くの部分
を共用化でき、コスト的に有利になるのみならず、配線
作業も著しく簡単化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成されたエンジン遠隔始動装
置の一実施形態における概略構成図である。
【図2】図1に示したエンジン遠隔始動装置の改変例の
概略構成図である。
【符号の説明】
10 車両搭載のバッテリ 11 エンジン制御回路 12 復調回路 13 スタータ接点 14 開閉器 15 スタータ駆動回路 21 第二負荷制御回路 22 復調回路 24 第二負荷制御手段 25 第二負荷 50 リモコン 51a エンジン始動スイッチ 51b エンジン停止スイッチ 52a 第二負荷動作開始スイッチ 52b 第二負荷動作停止スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02N 11/08 F02D 29/02 F02D 29/02 321 B60Q 1/00 - 1/56

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リモートコントローラに設けられている
    始動スイッチが操作されると該リモートコントローラか
    らエンジン始動信号が無線周波で発信され、車両に搭載
    されているエンジン制御回路がこのエンジン始動信号を
    受信すると該車両に備えられているスタータ駆動回路を
    稼働させてエンジンを始動させた後、始動したエンジン
    をアイドリング状態にする一方、該リモートコントロー
    ラに設けられているエンジン停止スイッチが操作される
    と該リモートコントローラからエンジン停止信号が無線
    周波で発信され、上記エンジン制御回路が該エンジン停
    止信号を受信すると上記アイドリング状態にあるエンジ
    ンを停止させるエンジン遠隔始動装置であって; 上記車両には、該車両に搭載された他の電気的負荷を制
    御する負荷制御回路も設けられ; 該負荷制御回路は上記エンジンが運転しているか否かの
    弁別機能を有し、該エンジンが運転している時に上記エ
    ンジン始動信号を受信すると該エンジン始動信号を上記
    他の電気的負荷の動作開始信号として該他の電気的負荷
    の動作を開始させ、該エンジンが停止しているか、上記
    エンジン制御回路によるエンジン始動後のアイドリング
    状態以外の時に上記エンジン停止信号を受信すると該エ
    ンジン停止信号を該他の電気的負荷の動作停止信号とし
    て該他の電気的負荷の動作を停止すること; を特徴とするエンジン遠隔始動装置。
  2. 【請求項2】 リモートコントローラに設けられている
    始動スイッチが操作されると該リモートコントローラか
    らエンジン始動信号が無線周波で発信され、車両に搭載
    されているエンジン制御回路がこのエンジン始動信号を
    受信すると該車両に備えられているスタータ駆動回路を
    稼働させてエンジンを始動させた後、始動したエンジン
    をアイドリング状態にする一方、該リモートコントロー
    ラに設けられているエンジン停止スイッチが操作される
    と該リモートコントローラからエンジン停止信号が無線
    周波で発信され、上記エンジン制御回路が該エンジン停
    止信号を受信すると上記アイドリング状態にあるエンジ
    ンを停止させるエンジン遠隔始動装置であって; 上記車両には、該車両に搭載された他の電気的負荷を制
    御する負荷制御回路も設けられ; 該負荷制御回路は上記エンジンが運転しているか否かの
    弁別機能を有し、該エンジンが運転している時に上記エ
    ンジン始動信号を受信すると該エンジン始動信号を上記
    他の電気的負荷の動作開始信号として該他の電気的負荷
    の動作を開始させる一方、上記エンジン停止信号を受信
    した時には該エンジン停止信号を該他の電気的負荷の動
    作停止信号として該他の電気的負荷の動作を停止するこ
    と; を特徴とするエンジン遠隔始動装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のエンジン遠隔始
    動装置であって; 上記エンジンが運転しているか否かの弁別は、車両搭載
    のバッテリからの電源ラインに、該エンジンにより駆動
    される発電機から生ずるリップル成分が重畳しているか
    否かに基づきなすこと; を特徴とするエンジン遠隔始動装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載のエンジン遠
    隔始動装置であって; 上記他の電気的負荷を制御する負荷制御回路は、上記エ
    ンジン制御回路の一部として一体に組まれていること; を特徴とするエンジン遠隔始動装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載のエンジ
    ン遠隔始動装置であって; 上記他の電気的負荷を制御する負荷制御回路と上記エン
    ジン制御回路とは、それぞれ別体の回路装置として組ま
    れていること; を特徴とするエンジン遠隔始動装置。
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