JP2935556B2 - 電子燃料制御装置 - Google Patents

電子燃料制御装置

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JP2935556B2 JP28664390A JP28664390A JP2935556B2 JP 2935556 B2 JP2935556 B2 JP 2935556B2 JP 28664390 A JP28664390 A JP 28664390A JP 28664390 A JP28664390 A JP 28664390A JP 2935556 B2 JP2935556 B2 JP 2935556B2
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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 本発明はエンジンの状態を検出する検出手段により燃
料噴射量を設定し、始動状態から非始動状態になったと
判断すると燃料噴射量を減衰させる電子燃料制御装置に
関し、 上記検出手段により、エンジンが手動状態から非始動
状態になった後、不安定な状態になったことを検出する
と少なくとも燃料噴射量の急な減衰を禁止するようにし
た禁止手段を設けることにより、エンジンが始動状態を
抜けたあとのエンジンの回転の落込を防止するようにし
たものである。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、エンジンの燃料噴射量を制御する電子燃料
制御装置に係り、特に始動後における燃料噴射量を好適
に制御する電子燃料制御装置に関する。
〔従来の技術〕
電子燃料制御装置とはエンジンの動力性能改善、排出
ガス浄化などを目的として各検出器の信号からエンジン
に必要な燃料量を演算し、好適な空燃比となるように燃
料噴射量を制御するものである。この噴射量は燃料噴射
器等の開弁時間、すなわち噴射時間によって定められ
る。
この噴射時間は電子燃料制御装置内にあるコンピュー
タ等により計算式で求められ、また計算式は始動時と始
動後においてそれぞれ異なるものが多く、例えば、始動
時の基本噴射時間はエンジンの冷却水温に基づいて定め
られ、冷却水温が近い程その時間は長く設定される。
そして、電子燃料制御装置はエンジン回転数に基づ
き、エンジン回転数が所定値を越え、始動を抜けた状
態、すなわち始動状態から非始動状態になったと判断す
ると、始動後における計算式に切り換える。
始動後の基本噴射時間は例えばエンジンの吸入空気量
及びエンジン回転数に基づいて算出される。また電子燃
料制御装置はエンジンの各状態に対応するために、始動
時及び始動後の基本噴射時間に各々の検出器に基づいた
補正係数を積算して適切な噴射量を制御している。
特に始動後においてはより適切な噴射量を制御するた
めに始動後増量補正係数が用いられている。この始動後
増量補正係数はエンジン始動時の水温検出器に基づいた
冷却水温で初期値が定められ、以後時間の経過とともに
減衰してゆくものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
理論的には上記噴射時間の動きに対してエンジンの回
転は安定するが、実際にはエンジンによってそれぞれ特
有のばらつきがあり、噴射時間の動きに対して最適なエ
ンジンの回転を制御できなくなることがある。
第5図は従来の電子燃料制御装置における問題点の一
例を説明するためのタイミングチャートであり、一例と
して経年劣化したエンジン特性を示す。第5図(1)は
イグニションスイッチによるスタータ信号の出力変化、
第5図(2)はエンジン回転数の変化、第5図(3)は
始動後増量補正係数の変化、第5図(4)は噴射時間の
変化をそれぞれ示す。
第5図(1)に示すように時刻t1においてイグニショ
ンスイッチを“始動”位置にするとスタータ信号が“L"
から“H"に変わり、始動時制御が開始される。即ち、冷
却水温に応じた燃料が噴射されると共に第5図(2)の
ようにエンジン回転数が微小に変動しながら上昇する。
そして第5図(4)に示すようにその上昇に応じて噴射
時間は減衰する。そして時刻t2においてエンジン回転数
が始動を抜けたと判断される目標回転数l1(例えば400r
pm)を越えると始動後の計算式に変わり、第5図(3)
に示すように前記始動後増量補正係数は初期値から時間
の経過と共に減衰してゆく。従って、第5図(4)に示
すように噴射時間の値も時間の経過とともに減衰してゆ
く。
そしてエンジン回転数が400rpm以下、すなわちこのエ
ンジンが不安定な状態におちいったとすると、それにも
かかわらず上述した始動後増量補正係数はなおも減衰
し、それに伴い第5図(4)に示すように噴射時間も減
衰しているので、この経年劣化したエンジンにおいては
エンジンの回転が安定するのに必要な噴射量を下回るこ
とになり、時刻t3以降エンジン回転数は復帰できない場
合が生じ、第5図(2)に示すように始動に戻ったと判
断される目標回転数l2(例えば200rpm)まで落ちこむ
と、始動中の噴射時間に計算が戻るが、回転の落ち込み
がひどい場合はエンジンストールを引き起こしてしま
う。
また、時刻t1から時刻t4までの時間は非常に短く、エ
ンジンの各状態を示す吸気温や冷却水温などはほぼ一定
である。従って、これらに対応するその他の補正係数も
ほぼ一定であり、上述した問題を生ずる主な原因はこの
始動後増量補正係数の減衰にある。
このように、従来の電子燃料制御装置はエンジンの始
動後において始動後増量補正係数が時間の経過と共に減
衰してゆくため、噴射時間も減衰することになる。従っ
て例えば経年劣化したエンジンにおいてエンジンが不安
定な状態になるとこのエンジンが安定するのに必要な燃
料噴射量を下回っているのでエンジン回転数が落ち込ん
でしまう可能性が大きくなる。
そこで本発明の目的はエンジンの始動後、すなわち始
動状態から非始動状態になってから、エンジンが不安定
な状態になってもエンジン回転数の落込みを防止するよ
うにした電子燃料制御装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明は第1図に示すよう
に、 エンジン回転数を検出する検出手段101と、 該検出手段101に基づきエンジンの状態に応じて燃料
噴射量を設定し、エンジンが始動状態から非始動状態に
なったとき、始動後増量補正係数を減量させて前記燃料
噴射量を該始動後増量補正係数によって減衰させる燃料
噴射量制御手段102とを有する電子燃料制御装置におい
て、 前記燃料噴射量の減衰時に、前記検出手段により検出
されたエンジン回転数に基づき、該エンジン回転数が第
1の所定回転数よりも小さいときには現在の始動後増量
補正係数の値を保持して燃料噴射量の急な減衰を禁止す
るようにした禁止手段103を設け、該エンジン回転数が
該第1の所定回転数よりも大きいときに現在の始動後増
量補正係数を減量させることを特徴とする電子燃料制御
装置であり、また、前記禁止手段103には、前記第1の
所定回転数よりも小さい第2の所定回転数が設定され、
前記エンジン回転数が該第1の所定回転数よりも小さく
且つ該第2の所定回転数よりも大きいときは現在の始動
後増量補正係数の値を保持し、該エンジン回転数が該第
2の所定回転数よりも小さいときには現在の始動後増量
補正係数を増加さえるものであることを特徴とする電子
燃料制御装置である。
〔作 用〕
禁止手段は検出手段によりエンジンの始動後、不安定
な状態にあることを検知すると燃料噴射時間の減衰を禁
止するよう燃料噴射量制御手段へ指示する。
燃料噴射量制御手段は前記補正手段からの指示を受
け、噴射時間の急な減衰を停止させるので、エンジンの
回転が不安定な状態におちいって、そのまま低下してし
まうことを防止できる。
〔発明の実施例〕
第2図は本発明における電子燃料制御装置1の一実施
例を示すブロック図である。
エンジン2は吸気管7からの空気とインジェクタ8か
ら噴射された燃料との混合気の爆発により動力を発生す
る。
吸気管7には吸気管圧力を検出するための圧力検出器
12が設けられ、更にこの上流には吸入空気量を調節する
スロットル弁13が設けられ、そのスロットル弁13の開度
は弁開度検出器14によって検出される。またスロットル
弁13のさらに上流には吸入空気の温度を検出するための
温度検出器15が取付けられている。
酸素濃度検出器17は、排気管11に取付けられ、排気ガ
ス中の空気と燃料との比を検出する。更にシリンダ3付
近にはエンジン2の冷却水の温度を検出するための水温
検出器18が取付けられており、またシリンダ3の上部に
取つけられている点火プラグ9へ点火信号を供給する配
電器19によりエンジン2の回転速度を検出している。
マイクロコンピュータなどで実現される制御回路16は
各検出器からの出力信号を入力するための入力インタフ
ェース161と処理回路162、及び出力インタフェース163
とを含む。この制御回路16は、検出器12、15、17、18と
更に配電器19によって定められる、1工程毎の燃料噴射
量を制御する。そして、処理回路162内には燃料噴射量
制御手段と禁止手段が設けられている。
上述した燃料噴射量すなわち噴射時間は始動時と始動
後に対し、それぞれ異なった計算式により求められる。
またこの始動時と始動後は処理回路162によりエンジン
回転数に基づき判断される。
第3図は本実施例の動作を説明するためのタイミング
チャート図であり、第5図と同一部分には同一符号を付
した。
第3図(1)に示すようにイグニションスイッチを
“始動”位置にするとスタータ信号が“L"から“H"に変
わり、制御回路16はこれを検出し、始動時における噴射
量を計算式により算出し始める。そして始動時はエンジ
ン回転数が目標回転数l1、例えば400rpmを越えるまでと
し、この始動時における、噴射時間を求める計算式は次
のように表わされる。
始動時噴射時間TAU=始動時基本噴射時間TAUSTA*吸
気温補正係数FTHA*各種補正係数 ・・・・(1) 始動時基本噴射時間TAUSTAは水温検出器18に基づき冷
却水の温度THWに応じて設定されるものであり、水温THW
が低い程燃料が霧化しにくくなるため、特に始動直後に
おいては第3図(4)に示すようにその値が長く設定さ
れている。
しかしながらこれだけ噴射量を決定するとこの噴射量
は吸気温などエンジンの各状態の変化に対応することが
できない。従って、各エンジンの状態に対応して補正係
数を用いて始動時基本噴射時間TAUSTAを補正している。
そして、吸気温補正係数FTHAは温度検出器15に基づき、
吸入空気の温度THAに応じて変化するものであり、吸気
温THAが低い程大きくまた吸気温THAが標準温度(例えば
20℃)では1.0で一定とされる。従って、この補正係数F
THAを基本噴射時間TAUSTAに積算することにより、エン
ジン2は吸入空気の温度に対応することができる。また
各種補正係数には上述した補正係数FTHAの他、エンジン
回転数の上昇に伴い低下する補正係数KNEST等が含ま
れ、この補正係数により第3図(4)に示すように、エ
ンジン回転数の上昇とともに噴射時間は減衰してゆく。
そして第3図(2)に示すように時刻t2でエンジン回
転数が400rpmを越えると処理回路162は始動を抜けた状
態、すなわち始動状態から非始動状態になったと判断す
る。そしてその非始動状態すなわち始動後における噴射
時間を求める計算式に変わり、その計算式は次のように
表される。
噴射時間TAU=基本噴射時間TP*始動後増量補正係数F
ASE*各種補正係数 ・・・・(2) 基本噴射時間TPは圧力検出器12の出力に応じたエンジ
ンの吸入空気量及び配電器19によるエンジン回転数に基
づき、理論空燃比となるような噴射量に相当する噴射時
間として求められる。
始動後増量補正係数FASEはあらかじめエンジン始動時
の水温検出器18により検出された冷却水温THWに基づき
初期値が定められる。そして第3図(2)に示すように
エンジン2が始動を抜けた状態になると基本噴射時間TP
にこの補正係数FASEを積算する。また各種補正係数には
上述した吸気温補正係数FTHAなどが含まれる。そうして
この時補正係数FASEは第3図(3)に示すように時間の
経過と共に減衰し、第3図(4)に示すように噴射時間
TAUも減衰する。
そして時刻t3において第3図(2)に示すようにエン
ジン回転数が400rpm以下になりエンジン2が不安定な状
態になると処理回路162内にある補正手段は(1)式に
おける増量補正係数FASEを一定に保持する。これにより
(2)式に従って計算すると、第3図(4)に示すよう
に噴射時間TAUの急な減衰ななくなり、この噴射時間TAU
に応じて燃料がインジェクタ8より噴射される。従って
この時混合気中の燃料濃度は従来より大きくなるのでエ
ンジンは活性化し、第3図(2)に示すようにエンジン
回転数の落込はなくなる。そして時刻t4において第3図
(2)に示すように400rpmを越えると処理回路162は第
3図(3)に示すように上記補正係数FASEを再び減衰さ
せる。従って第3図(4)に示すように噴射時間TAUも
減衰し、第3図(2)に示すようにエンジン回転数が安
定するようになる。以後エンジン回転数はアイドル回転
数に安定して近づいてゆくことになる。
以上により始動後すなわち始動を抜けたあとの燃料噴
射量の急な減衰はなくなり、エンジン2が不安定な状態
(例えば第3図における時刻t3〜t4の間)にあるときの
エンジン回転数の落込を防止することができる。
第4図は本実施例における処理回路162の噴射時間TAU
を算出するための動作を示すフローチャートであり、エ
ンジン2の一工程毎に割込み処理にて実行される。
ステップS2はエンジン2が安定状態になったか否かを
判断するためのものであり、別のメインルーチンの初期
化において例えば400rpmに設定されている設定値とエン
ジン回転数NEとを比較し、エンジン回転数NEが400rpm以
下であれば今だ始動状態を抜けてないと判断し、ステッ
プS3で(1)式における始動時基本噴射時間TAUSTAが算
出される。そしてステップS4において吸気温補正係数FT
HAを算出し、この補正係数FTHAと始動時基本噴射量FAUS
TAとを積算する。更にステップS5において各種補正係数
を算出し、ステップS4で求めた値とこの各種補正係数と
を積算することにより(1)式における噴射時間TAUが
求まる。そしてステップS6において初期設定値を400rpm
に保持したままステップS7へ移る。そしてステップS7に
おいて処理回路162は(2)式における始動後増量補正
係数FASEを算出しておき、その値を処理回路162内にあ
るメモリに保持させておく。そしてステップS16におい
て処理回路162はステップS3〜S5で求められた噴射時間T
AUの値を出力インタフェース163へ送出し、インジェク
タ8はこの噴射時間TAUに応じて燃料を噴射する。
ステップS2においてエンジン回転数NEが初期設定値40
0rpmを越えると始動を抜けたと判断し、次のステップS8
で始動判定用の設定値を初期設定値400rpmから例えば20
0rpmに変更し次のステップS9へ進む。これにより以後エ
ンジン回転数が200rpm以下になるまではエンジンが始動
後であると判断される。
ステップS9はエンジン2が始動を抜けてから安定状態
を保持しているか否かを判断するものであり、エンジン
回転数NEと設定回転数NT1(例えば400rpm)とを比較
し、エンジン回転数NEが400rpmを越えているエンジン2
が安定状態であると判断し、次のステップS10において
あらかじめステップS7で算出された始動後増量補正係数
FASEに1より小さい定数Kを積算しこの補正係数FASEを
減衰させ、その減衰した値をメモリ算に保持しておく。
次にステップS11で基本噴射量TPを算出し、ステップS12
においてステップS10で求められた始動後増量補正係数F
ASEの減衰した値と基本噴射量TPとを積算する。更にス
テップS13において(2)式における各種補正係数を算
出しステップS12で求められた値とこの各種補正係数と
を積算することにより(2)式における噴射時間TAUが
求められる。そしてステップS16で処理回路162はステッ
プS11〜S13で求められた噴射時間TAUの値を出力インタ
フェース163へ送出し、インジェクタ8は前記噴射時間T
AUに応じて燃料を噴射する。
ステップS9においてエンジン回転数NEが400rpm以下に
なるとエンジン2が不安定な状態であると判断し、次の
ステップS14に進む。
ステップS14はエンジン2がさらに不安定な状態であ
るか否かを判断するものであり、エンジン回転数NEと設
定回転数NT2(例えば300rpm)とを比較し、エンジン回
転数NEが300rpmを越えていると不安定な状態であると判
断する。そして前回のルーチンで求められた始動後増量
補正係数FASEの値を保持したまま次のステップS11〜S13
によって(2)式における噴射時間TAUが求められ、次
のステップS16へ移る。
ステップS14においてエンジン回転数NEが300rpm以下
と判断されると、エンジン2がさらに不安定な状態であ
ると判断し、次のステップS15において前回のルーチン
で求められた始動後増量補正係数FASEに1より大きい定
数K′を積算することにより上記補正係数FASEを増加さ
せ、増加した補正係数FASEをメモリ等に保持しておく。
そして次のステップS11〜S13によって(2)式における
噴射時間TAUが求められ次のステップS16へ移る。
従ってエンジン回転数NEが300rpmから400rpmの範囲に
ある不安定な状態では噴射時間TAUの急な減衰はなくな
り、300rpm以下という落ち込みのはげしい非常に不安定
な状態では逆にFASEを増加させ、噴射時間TAUをほぼ一
定値に維持あるいは増加させることでエンジン回転数NE
は安定状態に戻ろうとする。従ってエンジン回転数の始
動後の落込みはなくなる。
またステップS14でYESの場合に始動後増量補正係数FA
SEに1より大きい係数K″を積算することで始動後増量
補正係数FASEを若干増加させるようにしてもよい。尚、
係数K″の値はステップS15の係数K′よりも小さい。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、エンジンが始動
状態から非始動状態なってから不安定な状態になると燃
料噴射量の急な減衰を防止するので、エンジンのばらつ
きに関係なくエンジンが始動を抜けたあとのエンジン回
転数の急な落込を防止することができ、エンジンストー
ルを未然に防止できる。更に、始動後において燃料が無
駄に増えてしまうのを抑えることができ、またエンジン
回転数の低下時には補正係数を保持するだけで良いので
特別な演算処理を必要とせず、ソフト負担を軽減できる
効果もある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明を説明するための原理図、第2図は本発
明における電子燃料制御装置の一実施例を示すブロック
図、第3図は本実施例を説明するためのタイミングチャ
ート、第4図は本実施例の処理回路162を説明するため
のフローチャート、第5図は従来の電子燃料制御装置に
おける問題点の一例を説明するためのタイミングチャー
トである。 図中、1:電子燃料制御装置、101:検出手段、102燃料噴
射量制御手段、103:禁止手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F02D 41/04 F02D 41/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン回転数を検出する検出手段と、 該検出手段に基づきエンジンの状態に応じて燃料噴射量
    を設定し、エンジンが始動状態から非始動状態になった
    とき、始動後増量補正係数を減量させて前記燃料噴射量
    を該始動後増量補正係数によって減衰させる燃料噴射量
    制御手段とを有する電子燃料制御装置において、 前記燃料噴射量の減衰時に、前記検出手段により検出さ
    れたエンジン回転数に基づき、該エンジン回転数が第1
    の所定回転数よりも小さいときには現在の始動後増量補
    正係数の値を保持して燃料噴射量の急な減衰を禁止する
    ようにした禁止手段を設け、該エンジン回転数が該第1
    の所定回転数よりも大きいときに現在の始動後増量補正
    係数を減量させることを特徴とする電子燃料制御装置。
  2. 【請求項2】前記禁止手段には、前記第1の所定回転数
    よりも小さい第2の所定回転数が設定され、前記エンジ
    ン回転数が該第1の所定回転数よりも小さく且つ該第2
    の所定回転数よりも大きいときは現在の始動後増量補正
    係数の値を保持し、該エンジン回転数が該第2の所定回
    転数よりも小さいときには現在の始動後増量補正係数を
    増加させるものであることを特徴とする請求項第1項記
    載の電子燃料制御装置。
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