JP2935098B2 - 手提げ袋 - Google Patents
手提げ袋Info
- Publication number
- JP2935098B2 JP2935098B2 JP581796A JP581796A JP2935098B2 JP 2935098 B2 JP2935098 B2 JP 2935098B2 JP 581796 A JP581796 A JP 581796A JP 581796 A JP581796 A JP 581796A JP 2935098 B2 JP2935098 B2 JP 2935098B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag
- hole
- upper edge
- hand
- welded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bag Frames (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は手提げ袋に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来よ
り、手提げ袋として、プラスチックフィルムよりなる表
裏シートにより形成した袋の上端の近くにおいて表裏シ
ートを貫通した手提げ用の孔を設けたものが知られてい
る。
り、手提げ袋として、プラスチックフィルムよりなる表
裏シートにより形成した袋の上端の近くにおいて表裏シ
ートを貫通した手提げ用の孔を設けたものが知られてい
る。
【0003】このような手提げ袋の手提げ用の孔は、通
常、長円形などに形成されており、その上縁は直線状な
いし上方に湾入した形状である。この孔に手の指を挿入
して袋を手で提げた状態においては、孔の上縁が手の指
の腹に当接して、若干くい込む。これにより、袋を提げ
る人は手に痛さを感じる。特に最近においては、袋に強
度を持たせるために、袋表裏を形成する各シートとして
複数枚のプラスチックフィルムを重合したものを用いる
とともに、手提げ用孔の周縁を熱溶着しているので、袋
素材は全体として厚みと若干の剛性を備えており、痛さ
はさらに大きいものとなっている。
常、長円形などに形成されており、その上縁は直線状な
いし上方に湾入した形状である。この孔に手の指を挿入
して袋を手で提げた状態においては、孔の上縁が手の指
の腹に当接して、若干くい込む。これにより、袋を提げ
る人は手に痛さを感じる。特に最近においては、袋に強
度を持たせるために、袋表裏を形成する各シートとして
複数枚のプラスチックフィルムを重合したものを用いる
とともに、手提げ用孔の周縁を熱溶着しているので、袋
素材は全体として厚みと若干の剛性を備えており、痛さ
はさらに大きいものとなっている。
【0004】この発明はこのような問題点を解消しよう
とするものである。
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の手提げ袋は、プラスチックフィルムよりなる表裏シー
トにより形成した袋の上端の近くにおいて表裏シートを
貫通した手提げ用の孔を設け、前記の孔はその上縁が全
体的または部分的に下方に膨出した袋において、前記上
縁の上方において表裏シートを部分的に溶着したもので
ある。
の手提げ袋は、プラスチックフィルムよりなる表裏シー
トにより形成した袋の上端の近くにおいて表裏シートを
貫通した手提げ用の孔を設け、前記の孔はその上縁が全
体的または部分的に下方に膨出した袋において、前記上
縁の上方において表裏シートを部分的に溶着したもので
ある。
【0006】本発明の請求項2に記載の手提げ袋は、請
求項1に記載の袋において、前記上縁の上方において表
裏シートを部分的に溶着したものである。
求項1に記載の袋において、前記上縁の上方において表
裏シートを部分的に溶着したものである。
【0007】
【作 用】請求項1の袋においては、手提げ用孔の上縁
が下方へ膨出しているので、人の手がこの孔に挿入され
て孔の上縁に当接する場合には、前記の膨出部が折返さ
れることになり、人の手は折返し湾曲部に触れることに
なる。このようにフィルムの切断縁が直接人の手に当接
しないので、人は痛さを全く感じない。
が下方へ膨出しているので、人の手がこの孔に挿入され
て孔の上縁に当接する場合には、前記の膨出部が折返さ
れることになり、人の手は折返し湾曲部に触れることに
なる。このようにフィルムの切断縁が直接人の手に当接
しないので、人は痛さを全く感じない。
【0008】また、従来より袋を構成する表裏シートを
手提げ用孔の個所において切り起こしたものはあって
も、体裁がよくなかったが、請求項1の袋では孔の個所
に相当するフィルムが完全に切除されているので体裁が
よい。
手提げ用孔の個所において切り起こしたものはあって
も、体裁がよくなかったが、請求項1の袋では孔の個所
に相当するフィルムが完全に切除されているので体裁が
よい。
【0009】しかも、手提げ用の孔の上縁より若干上方
において表裏シートが、前記孔上縁の一部において溶着
されているので、表裏シートが別々に独立しておらず全
体的にまとまっている。したがって、人が手提げ用の孔
に手を挿入して袋を提げた状態においては前記膨出部が
上方に折れ曲っていても、人が手をこの孔から取り外し
て手提げ状態でなくなった場合には、このように折曲し
た個所がもとの平面的な状態に復元しやすい。
において表裏シートが、前記孔上縁の一部において溶着
されているので、表裏シートが別々に独立しておらず全
体的にまとまっている。したがって、人が手提げ用の孔
に手を挿入して袋を提げた状態においては前記膨出部が
上方に折れ曲っていても、人が手をこの孔から取り外し
て手提げ状態でなくなった場合には、このように折曲し
た個所がもとの平面的な状態に復元しやすい。
【0010】また、袋の表裏シートが手提げ用孔の上縁
の全長に渡って一体に溶着されるわけではなく、部分的
な溶着であるので、手提げ用孔の上縁の近傍において、
袋を構成する表裏シートが相対的に移動し、これによ
り、表裏シートは全体としての柔軟性が失われず、格別
に手に軟らで復元もしやすいものである。
の全長に渡って一体に溶着されるわけではなく、部分的
な溶着であるので、手提げ用孔の上縁の近傍において、
袋を構成する表裏シートが相対的に移動し、これによ
り、表裏シートは全体としての柔軟性が失われず、格別
に手に軟らで復元もしやすいものである。
【0011】このことは、請求項2における各シートを
構成する複数のフィルムにつきそのまま妥当する。
構成する複数のフィルムにつきそのまま妥当する。
【0012】
【実施例】図1〜図3はこの発明の一実施例を示す。
【0013】符号10は袋の全体を示す。この袋10は
表裏それぞれ2枚ずつの柔軟で薄いプラスチックフィル
ムをその下縁(不図示)と左右両側縁12,14におい
て熱溶着して構成したものである。袋10の上縁開口部
においては、表側の2枚のシート16,18が相互に熱
溶着され、また、裏側の2枚のシート20,22が互い
に熱溶着されている。袋の上縁15の近傍においては、
袋の幅方向中央部において、4枚のシート16,18,
20,22を貫通して手提げ用の孔24が設けられてい
る。この孔24は横長のいわゆるハート形をしており、
その下縁は下方に膨出しており、その上縁26は中央部
28が下方に膨出している。そして、詳細な図示を省略
するが、符号30は点溶着部であり、これにより、表裏
の2枚のプラスチックフィルム16,18が相互に溶着
され、また裏側の2枚のフィルム20,22も相互に溶
着されている。この袋10を手で提げる場合には、人が
その指を手提げ孔24に挿入する。このとき、人の指の
腹は手提げ孔24の上縁26に当接しこれを上方に押し
上げる結果となる。これにより、下方への膨出部28は
図3に示すように上方にまくれ上がる形となる。このた
め、人の指は湾曲状の屈曲部32に当接する。したがっ
て、手提げ孔24の下縁26が直接に指に当接しくい込
むことはないので、人は痛さを感じない。
表裏それぞれ2枚ずつの柔軟で薄いプラスチックフィル
ムをその下縁(不図示)と左右両側縁12,14におい
て熱溶着して構成したものである。袋10の上縁開口部
においては、表側の2枚のシート16,18が相互に熱
溶着され、また、裏側の2枚のシート20,22が互い
に熱溶着されている。袋の上縁15の近傍においては、
袋の幅方向中央部において、4枚のシート16,18,
20,22を貫通して手提げ用の孔24が設けられてい
る。この孔24は横長のいわゆるハート形をしており、
その下縁は下方に膨出しており、その上縁26は中央部
28が下方に膨出している。そして、詳細な図示を省略
するが、符号30は点溶着部であり、これにより、表裏
の2枚のプラスチックフィルム16,18が相互に溶着
され、また裏側の2枚のフィルム20,22も相互に溶
着されている。この袋10を手で提げる場合には、人が
その指を手提げ孔24に挿入する。このとき、人の指の
腹は手提げ孔24の上縁26に当接しこれを上方に押し
上げる結果となる。これにより、下方への膨出部28は
図3に示すように上方にまくれ上がる形となる。このた
め、人の指は湾曲状の屈曲部32に当接する。したがっ
て、手提げ孔24の下縁26が直接に指に当接しくい込
むことはないので、人は痛さを感じない。
【0014】上記のようにフィルム16,18と、フィ
ルム20,22は点溶着部30において溶着されてい
る。したがって、4枚のフィルムがそれぞればらばらに
なっているのではなく、図3に示すように、2枚ずつま
とまって湾曲することになる。したがって、人の指が手
提げ孔24から外された状態においては、膨出部28が
図3の状態から図1ないし図2の状態に復元しやすい。
また、孔の上縁26の全長に渡って溶接されるわけでは
ないので、2枚ずつのフィルムは相互に移動しやすく、
したがって、孔上縁26において柔軟性が失われず、手
に柔らかな感じを与える。
ルム20,22は点溶着部30において溶着されてい
る。したがって、4枚のフィルムがそれぞればらばらに
なっているのではなく、図3に示すように、2枚ずつま
とまって湾曲することになる。したがって、人の指が手
提げ孔24から外された状態においては、膨出部28が
図3の状態から図1ないし図2の状態に復元しやすい。
また、孔の上縁26の全長に渡って溶接されるわけでは
ないので、2枚ずつのフィルムは相互に移動しやすく、
したがって、孔上縁26において柔軟性が失われず、手
に柔らかな感じを与える。
【0015】上記の実施例において述べたのは、表側の
シートを構成する2枚のフィルム16,18の相互間に
おいて、また、裏側のシートを構成する2枚のフィルム
20,22の相互間において、それぞれ、点溶接部30
により溶着したものである。これに対して、例えば、袋
10がその上縁15,15においても閉塞されている場
合には、4枚のフィルム16,18,20,22をまと
めて溶着することもできる。このことは、袋を構成する
表シートおよび裏シートがそれぞれ1枚のみのフィルム
より構成されている場合にも同様であって、これら表裏
フィルム2枚を溶着部30において溶着してもよい。
シートを構成する2枚のフィルム16,18の相互間に
おいて、また、裏側のシートを構成する2枚のフィルム
20,22の相互間において、それぞれ、点溶接部30
により溶着したものである。これに対して、例えば、袋
10がその上縁15,15においても閉塞されている場
合には、4枚のフィルム16,18,20,22をまと
めて溶着することもできる。このことは、袋を構成する
表シートおよび裏シートがそれぞれ1枚のみのフィルム
より構成されている場合にも同様であって、これら表裏
フィルム2枚を溶着部30において溶着してもよい。
【0016】手提げ孔は前記の実施例の形状に限定され
ず、図4に示す任意の形状のものを採用することができ
る。いずれも、手提げ孔の上縁26はその中央部ないし
複数の部分28において下方に膨出している。したがっ
て、手を挿入して袋を提げるときには、この膨出部が上
方に湾曲することになり、人の手はこの湾曲状の屈曲部
を支持することになるので、人は痛さを感じない。
ず、図4に示す任意の形状のものを採用することができ
る。いずれも、手提げ孔の上縁26はその中央部ないし
複数の部分28において下方に膨出している。したがっ
て、手を挿入して袋を提げるときには、この膨出部が上
方に湾曲することになり、人の手はこの湾曲状の屈曲部
を支持することになるので、人は痛さを感じない。
【0017】
【発明の効果】請求項1の袋によれば、この手提げ用の
孔に指を挿入してこの袋を把持しても痛くなく、しか
も、手提げ用の孔は完全に切除されており見栄えがよ
い。
孔に指を挿入してこの袋を把持しても痛くなく、しか
も、手提げ用の孔は完全に切除されており見栄えがよ
い。
【0018】さらに、表裏シートが部分的に溶着されて
いるので、全体としてまとまりやすく、手を手提げ用孔
から除いたときに手提げ用孔の下方への膨出部が元の平
面状の状態に復元しやすい。また、部分的な溶着である
ので、手提げ用孔の近傍において複数のプラスチックフ
ィルムの相対移動が可能であり、全体としての柔軟性が
失われず手に柔らかな感じを与え復元もしやすい。
いるので、全体としてまとまりやすく、手を手提げ用孔
から除いたときに手提げ用孔の下方への膨出部が元の平
面状の状態に復元しやすい。また、部分的な溶着である
ので、手提げ用孔の近傍において複数のプラスチックフ
ィルムの相対移動が可能であり、全体としての柔軟性が
失われず手に柔らかな感じを与え復元もしやすい。
【0019】請求項2の場合も、請求項1と同じ効果が
ある。
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すやや上方から見た斜
視図。
視図。
【図2】前図のやや下方から見た斜視図。
【図3】この袋の手提げ用孔に指を挿入して袋を提げた
状態における、手提げ用孔上縁の状態を示す斜視図。
状態における、手提げ用孔上縁の状態を示す斜視図。
【図4】手提げ用孔の変更例を複数示す概略図。
10 袋 16,18,20,22 プラスチックフィルム 24 手提げ用孔 26 前記孔24の上縁 28 膨出部 30 溶着部
Claims (2)
- 【請求項1】 プラスチックフィルムよりなる表裏シー
トにより形成した袋の上端の近くにおいて表裏シートを
貫通した手提げ用の孔を設け、 前記の孔はその上縁が全体的または部分的に下方に膨出
した袋において、 前記上縁の上方において表裏シートを部分的に溶着 した
ことを特徴とする袋。 - 【請求項2】 請求項1に記載の袋において、表裏各シ
ートは複数のフィルムよりなり、各シートに属する複数
のフィルムを、前記上縁の上方において部分的に溶着し
たことを特徴とする袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP581796A JP2935098B2 (ja) | 1995-12-22 | 1996-01-17 | 手提げ袋 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33518095 | 1995-12-22 | ||
JP581796A JP2935098B2 (ja) | 1995-12-22 | 1996-01-17 | 手提げ袋 |
JP7-335180 | 1996-03-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09226782A JPH09226782A (ja) | 1997-09-02 |
JP2935098B2 true JP2935098B2 (ja) | 1999-08-16 |
Family
ID=26339822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP581796A Expired - Lifetime JP2935098B2 (ja) | 1995-12-22 | 1996-01-17 | 手提げ袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2935098B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5017807B2 (ja) * | 2005-06-29 | 2012-09-05 | 川上産業株式会社 | プラスチック気泡シート袋状製品の製造方法 |
JP2007246119A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Kuruu:Kk | 袋体 |
KR101478382B1 (ko) | 2007-10-24 | 2014-12-31 | 와르도워타박구 가부시키가이샤 | 유체 수납용 백 |
JP5584059B2 (ja) * | 2010-08-31 | 2014-09-03 | 大王製紙株式会社 | 包装袋 |
CN104220337B (zh) * | 2012-03-30 | 2016-10-05 | 宝洁公司 | 具有抗撕裂柄部的袋 |
-
1996
- 1996-01-17 JP JP581796A patent/JP2935098B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09226782A (ja) | 1997-09-02 |
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