JP3104015U - 手提げバック - Google Patents
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Abstract
【課題】 芯材の保護構造を簡素化してデザインの自由度を高める。
【解決手段】 芯材3の少なくとも外側面3aを薄膜4で被覆して一体化することにより、芯材3の外側面3aが薄膜4で保護されると共に、そのまま袋部1に取り付け可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】 芯材3の少なくとも外側面3aを薄膜4で被覆して一体化することにより、芯材3の外側面3aが薄膜4で保護されると共に、そのまま袋部1に取り付け可能となる。
【選択図】 図1
Description
本考案は、内容物として商品などを収納するための手提げバッグ(手提げ袋)で、特に商品販売時に使用する商品収納用手提げバックに関する。
詳しくは、合成樹脂シートで一端が開口した袋状に形成された袋部と、この袋部の開口部分に取り付けられて手提げ孔を開口した手提げ部と、この手提げ部に備えたシート状の芯材とからなる手提げバックに関する。
詳しくは、合成樹脂シートで一端が開口した袋状に形成された袋部と、この袋部の開口部分に取り付けられて手提げ孔を開口した手提げ部と、この手提げ部に備えたシート状の芯材とからなる手提げバックに関する。
従来、この種の手提げバックとして、合成樹脂シートからなる袋部(袋シート)の上縁部を折り返して折込片が形成され、これらシート上縁部と折込片との間に芯材(軟質発泡シートからなる柔軟シート又は紙等)を挟み込んでから、その周辺部分を熱溶着して移動不能に保持すると共に、これらシート上縁部と折込片と芯材からなる手提げ部に手提げ孔(提手孔)を開穿したものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、手提げ孔(手提げ用の孔)が開穿された手提げ部(手提げ部分)を、透明な合成樹脂シート2枚よりなり、これら両シートの間に、同一形状の芯材(紙片からなるカード)を挟んだ上で、それらの周辺部分を一体に縫い合わせるか熱溶着により接合して保持し、この芯材の表面に商品の情報等として文字又は色彩や図柄の着色等を印刷等にて表示することにより、この表示された芯材自体が汚れたり破損する恐れがなく、また袋部(袋状部分)に入れた内容物(商品)全体または一部が見えなくならないようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
また、手提げ孔(手提げ用の孔)が開穿された手提げ部(手提げ部分)を、透明な合成樹脂シート2枚よりなり、これら両シートの間に、同一形状の芯材(紙片からなるカード)を挟んだ上で、それらの周辺部分を一体に縫い合わせるか熱溶着により接合して保持し、この芯材の表面に商品の情報等として文字又は色彩や図柄の着色等を印刷等にて表示することにより、この表示された芯材自体が汚れたり破損する恐れがなく、また袋部(袋状部分)に入れた内容物(商品)全体または一部が見えなくならないようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。
しかし乍ら、このような従来の手提げバックでは、芯材を汚れや破損から保護する構造が、2枚のシート間に芯材を挟み込んでからその周辺部分を熱溶着か又は縫い合わせて保持するため、この芯材の保護構造が複雑になって製造に手間がかかり、コスト高になるだけでなく、手提げ部のデザインを変更するには不向きであって、デザインの自由度に劣るという問題があった。
また、手提げ部に開穿された手提げ孔の孔縁には、手提げ孔を打ち抜いた際の切れ目か又はシートの熱溶着部分やシートの縫い合わせ部分などの接合部が露出するため、この手提げ孔に指を通して吊り下げると、その荷重で手提げ孔の上縁部が変形し易いだけでなく、指に切れ目や熱溶着部分や縫い合わせ部分に直接当たって、特に内容物が重い場合には、これらが指に食い込んで痛みを感じ、長い時間に亘って手に提げて持ち続けられないというという問題もあった。
また、手提げ部に開穿された手提げ孔の孔縁には、手提げ孔を打ち抜いた際の切れ目か又はシートの熱溶着部分やシートの縫い合わせ部分などの接合部が露出するため、この手提げ孔に指を通して吊り下げると、その荷重で手提げ孔の上縁部が変形し易いだけでなく、指に切れ目や熱溶着部分や縫い合わせ部分に直接当たって、特に内容物が重い場合には、これらが指に食い込んで痛みを感じ、長い時間に亘って手に提げて持ち続けられないというという問題もあった。
本考案のうち請求項1記載の考案は、芯材の保護構造を簡素化してデザインの自由度を高めることを目的としたものである。
請求項2記載の考案は、請求項1に記載の考案の目的に加えて、手提げ孔の変形防止を図りながら重い内容物を手に提げて持ち歩いても痛みを感じないようにすることを目的としたものである。
請求項2記載の考案は、請求項1に記載の考案の目的に加えて、手提げ孔の変形防止を図りながら重い内容物を手に提げて持ち歩いても痛みを感じないようにすることを目的としたものである。
前述した目的を達成するために、本考案のうち請求項1記載の考案は、芯材の少なくとも外側面を薄膜で被覆して一体化したことを特徴とするものである。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案の構成に、前記薄膜で被覆した芯材に、その手提げ孔内に突出する揺動片を、その上縁部に沿って折り曲げ自在に形成した構成を加えたことを特徴とする。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案の構成に、前記薄膜で被覆した芯材に、その手提げ孔内に突出する揺動片を、その上縁部に沿って折り曲げ自在に形成した構成を加えたことを特徴とする。
本考案のうち請求項1記載の考案は、芯材の少なくとも外側面を薄膜で被覆して一体化することにより、芯材の外側面が薄膜で保護されると共に、そのまま袋部に取り付け可能となる。
従って、芯材の保護構造を簡素化してデザインの自由度を高めることができる。
その結果、芯材の保護構造が2枚のシート間に芯材を挟み込んでからその周辺部分を熱溶着か又は縫い合わせて保持する従来のものに比べ、製造に手間がかからず、コストを低減できると共に、手提げ部のデザインを変更する際には芯材と共に薄膜を一緒に裁断すれば良いからデザインの自由度に優れる。
従って、芯材の保護構造を簡素化してデザインの自由度を高めることができる。
その結果、芯材の保護構造が2枚のシート間に芯材を挟み込んでからその周辺部分を熱溶着か又は縫い合わせて保持する従来のものに比べ、製造に手間がかからず、コストを低減できると共に、手提げ部のデザインを変更する際には芯材と共に薄膜を一緒に裁断すれば良いからデザインの自由度に優れる。
請求項2の考案は、請求項1の考案の効果に加えて、芯材に形成された揺動片を上縁部に沿って折り曲げることにより、手提げ孔の強度がアップすると共に、それに挿入した指が揺動片と面接触して、指に食い込まない。
従って、手提げ孔の変形防止を図りながら重い内容物を手に提げて持ち歩いても痛みを感じない。
その結果、手提げ部に開穿された手提げ孔に指を通すと、その荷重で手提げ孔の上縁部が変形し易いと共に切れ目や熱溶着部分や縫い合わせ部分に当接する従来のものに比べ、耐久性に優れ、しかも長い時間に亘って持ち運ぶことができる。
従って、手提げ孔の変形防止を図りながら重い内容物を手に提げて持ち歩いても痛みを感じない。
その結果、手提げ部に開穿された手提げ孔に指を通すと、その荷重で手提げ孔の上縁部が変形し易いと共に切れ目や熱溶着部分や縫い合わせ部分に当接する従来のものに比べ、耐久性に優れ、しかも長い時間に亘って持ち運ぶことができる。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例は、図1及び図2(a)(b)に示す如く、手提げバックAが、複数枚の合成樹脂シートを縫い合わせて上端面が開口した袋部1を形成し、この袋部1の長手方向開口縁1a,1aに、一対の手提げ部2,2を縫い合わせて取り付けると共に、これら手提げ部2,2に手提げ孔2a,2a′を開穿した商品収納用手提げバックである場合を示すものである。
この実施例は、図1及び図2(a)(b)に示す如く、手提げバックAが、複数枚の合成樹脂シートを縫い合わせて上端面が開口した袋部1を形成し、この袋部1の長手方向開口縁1a,1aに、一対の手提げ部2,2を縫い合わせて取り付けると共に、これら手提げ部2,2に手提げ孔2a,2a′を開穿した商品収納用手提げバックである場合を示すものである。
各手提げ部2は、例えば厚紙などの紙製又は硬質の合成樹脂などからなるシート状の芯材3を有し、この芯材3の外側面3aのみか又は図示例のように内側面3bをも含めて薄膜4が被覆(ラミネート)されることにより、これら芯材3と薄膜4とを一体化している。
この薄膜4は、例えばポリエチレンなどの合成樹脂で成形した無色透明フィルム又は有色透明フィルムであり、熱溶融して芯材3の表面に貼着するか、或いは接着剤を使って芯材3の表面に貼着する。
更に、上記芯材3の少なくとも外側面3aには、商品の情報などに対応する例えば文字又は色彩や図柄の着色などの表示部Bが印刷などで予め描かれ、この表示部4を保護するために薄膜4で覆っている。
そして、これら芯材3及び薄膜4の適宜位置には、手提げ部2の手提げ孔2aを開穿するが、本実施例の場合には、上記両手提げ部2,2のどちらか一方のみを環状に打ち抜き加工して手提げ孔2aが開穿され、他方には切り込み線5aを入れて折り曲げ自在な揺動片5を形成している。
この切り込み線5aは、一方の手提げ孔2aの輪郭線と略同形状でその上縁部を除いて連なる形状、図示例では略コの字形に形成され、薄膜4で覆われた芯材3を所望の大きさやデザインなどの外形状に裁断するのと同時に打ち抜き加工して形成し、この切り込み線5aに沿って揺動片5を切り抜いてから、この揺動片5をその上縁部5bが折り目となるように内方向へ折り畳むことにより、一方の手提げ孔2aと対向する位置に手提げ孔2a′が開口して、一方の手提げ孔2aの打ち抜かれた上縁切れ目5cを覆っている。
また、前記両手提げ部2,2には、袋部1の上端開口を開閉自在に閉じるための止め具6を設けている。
次に、斯かる手提げバックAの作用効果について説明する。
先ず、芯材3の外側面3aのみ又は内側面3bを含め透明な薄膜4で被覆して一体化したから、芯材3の外側面3aや内側面3bが透明な薄膜4で保護されると共に、この被覆した芯材3がそのまま袋部1に取り付け可能となる。
先ず、芯材3の外側面3aのみ又は内側面3bを含め透明な薄膜4で被覆して一体化したから、芯材3の外側面3aや内側面3bが透明な薄膜4で保護されると共に、この被覆した芯材3がそのまま袋部1に取り付け可能となる。
その結果、芯材3自体及びその表面の表示部Bを汚れや破損から保護でき、袋部1に入れた内容物(図示せず)全体または一部が見えなくならないという機能を持ちながら手提げ部2の構造を簡素化してデザインの自由度を高めることができる。
更に、本実施例の場合には、一方の手提げ孔2aへ向け、他方の手提げ孔2a′内に突出揺動片5を上縁部5bに沿って折り曲げると、一方の手提げ孔2aの上縁切れ目5cが覆われて、これら手提げ孔2a′,2aが強度アップすると共に、この折り畳み状態で指を挿入すれば、折り畳んだ揺動片5と面接触するだけで、一方の手提げ孔2aが上縁切れ目5cに接触せず、指に食い込まないから、重い商品を手に提げて持ち歩いても痛みを感じないという利点がある。
更にまた、薄膜4で被覆した芯材3を裁断するのと同時に、揺動片5の切り込み線5aを打ち抜いたから、簡単に揺動片5を作製できるという利点がある。
尚、前示実施例では、手提げバックAが、複数枚の合成樹脂シートを縫い合わせた袋部1と、この袋部1の長手方向開口縁1a,1aに取り付けた一対の手提げ部2,2とからなる商品収納用手提げバックである場合を示したが、これに限定されず、上述した手提げ部2と同じ薄膜4で被覆された芯材3を1枚だけ袋部1の上縁に取り付け、例えば実公昭52−22545号公報に記載される如く店頭に吊り下げて陳列し、該芯材3に入れたミシン目を抜いて手提げ孔を開口させることにより、商品収納用手提げバックとして利用可能にしても良い。
更に、芯材3の外側面3aのみ又は内外両側面3a,3bを薄膜4で被覆した場合を示したが、これに限定されず、芯材3の上下両端を含めて2枚の薄膜4で被覆しても良い。
また、前記袋部1、手提げ部2、手提げ孔2a,2a′、芯材3、表示部B、揺動片4の大きさやデザイン形状は、図示例に限定されず、上述した作用効果が得られれば、図示例以外の大きさやデザイン形状であっても良い。
また、前記袋部1、手提げ部2、手提げ孔2a,2a′、芯材3、表示部B、揺動片4の大きさやデザイン形状は、図示例に限定されず、上述した作用効果が得られれば、図示例以外の大きさやデザイン形状であっても良い。
A 手提げバック B 表示部
1 袋部 1a 長手方向開口縁
2 手提げ部 2a 手提げ孔
3 芯材 3a 外側面
3b 内側面 4 薄膜
5 揺動片 5a 切り込み線
5b 上縁部 5c 上縁切れ目
6 止め具
1 袋部 1a 長手方向開口縁
2 手提げ部 2a 手提げ孔
3 芯材 3a 外側面
3b 内側面 4 薄膜
5 揺動片 5a 切り込み線
5b 上縁部 5c 上縁切れ目
6 止め具
Claims (2)
- 合成樹脂シートで一端が開口する袋状に形成された袋部(1)と、この袋部(1)の開口部分に取り付けられて手提げ孔(2a)を開口した手提げ部(2)と、この手提げ部(2)に備えたシート状の芯材(3)とからなる手提げバックにおいて、
前記芯材(3)の少なくとも外側面(3a)を薄膜(4)で被覆して一体化したことを特徴とする手提げバック。 - 前記薄膜(4)で被覆した芯材(3)に、その手提げ孔(2a′)内に突出する揺動片(5)を、その上縁部(5b)に沿って折り曲げ自在に形成した請求項1記載の手提げバック。
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JP2004001291U JP3104015U (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | 手提げバック |
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2004
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