JP2933143B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2933143B2
JP2933143B2 JP6273791A JP6273791A JP2933143B2 JP 2933143 B2 JP2933143 B2 JP 2933143B2 JP 6273791 A JP6273791 A JP 6273791A JP 6273791 A JP6273791 A JP 6273791A JP 2933143 B2 JP2933143 B2 JP 2933143B2
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克己 飯田
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Diesel Kiki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日射方向に応じて車室
内左右方向への配風比を変化させる車両用空調装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両への日射方向を検出し、その
検出結果に応じて車室内への左右配風量を調節して、日
射による空調のアンバランスを是正する技術が、特公昭
58ー50884号公報等において知られている。この
場合、従来の装置では、日射の方向が変化すると、一定
のタイミングで配風量を変化させる信号が発生して自動
的に配風比を調節するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、乗員は日射
方向が同じように変化した場合でも、日射の強さによっ
て異なった体感を抱く。例えば、弱い日射のときに車両
の向きが変わり日射の方向が変化しても、あまり日射方
向の変化を強烈に体感することはなく、空調のアンバラ
ンスも急激には生じない。しかし、同じように日射方向
が変化した場合でも、日射が強いときには、日射の変化
を強烈に体感し、空調のアンバランスも急激に生じるこ
とになる。
【0004】従来では、日射の強弱に拘わらず、日射方
向変化を検出してから一定のタイミングで配風比制御を
実行していたから、配風比変化が体感変化に適合しない
ことがあった。本発明は、上記事情を考慮し、体感変化
に適合した配風制御を行うことのできる車両用空調装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の車両用空調装置
は、上記目的を達成するため、図1に示すように構成さ
れている。すなわち、本発明の装置は、車両の左右の日
射量をそれぞれ検出する日射量検出手段1と、この日射
量検出手段1の出力に基づいて日射方向を演算する日射
方向演算手段2と、車室内左右への空調空気の吹出風量
比を調節する配風比調節手段3と、上記日射方向演算手
段3の演算した日射方向に基づいて上記配風比調節手段
3を制御する制御手段4と、上記日射量検出手段1の検
出した日射量が大きいほど日射方向に基づく上記配風比
制御のタイミングを速める制御タイミング調整手段5
と、からなることを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明の空調装置によれば、日射が弱いときに
は、日射方向が変化してから実際に配風比が変化するま
での時間が長くなる。また、日射が強いときには、日射
方向が変化してから実際に配風比が変化するまでの時間
が短くなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図3は実施例の車両用空調装置の概略構成を示
す。この空調装置においては、空調ダクト10の最上流
部に、内気入口10Aと外気入口10Bとが2股に分れ
る形で形成され、その分かれた部分にインテークドア1
1が設けられている。そして、このインテークドア11
を開閉制御することにより、空調ダクト10内に導入す
べき内気と外気の割合を調節することができるようにな
っている。
【0008】空調ダクト10には、下流側に向かって順
に、送風ファン12、エバポレータ13、エアミックス
ドア14、ヒータ15が設けられている。エバポレータ
13は、コンプレッサ16、コンデンサ17、レシーバ
タンク18及びエキスパンションバルブ19と共に配管
結合されて、冷凍サイクルを構成している。コンプレッ
サ16は、エンジンから伝達される力で駆動され、電磁
クラッチを断続することにより駆動制御される。
【0009】エアミックスドア14は、開度に応じて、
ヒータ15を通過する空気とヒータ15を通過しない空
気との割合を調節する。そして、ヒータ15を通過した
空気と通過しない空気は、ヒータ15の下流側で混合さ
れて温度調節され、吹出口から車内に吹き出される。
【0010】空調ダクト10の後端部は、デフロスト吹
出口21、ベント吹出口22、及びヒート吹出口23に
分かれて車室内に開口しており、各吹出口21、22、
23にはそれぞれモードドア24、25、26が設けら
れている。そして、これらモードドア24、25、26
を選択的に開閉することで、吹出モードを変えることが
できるようになっている。
【0011】また、ベント吹出口22はさらに左右のベ
ント吹出口22R、22Lに分かれている。そして、配
風ドア27を開閉することにより、左右のベント吹出口
22R、22Lからの配風バランスを調節することがで
きるようになっている。
【0012】上述したインテークドア11、エアミック
スドア14、モードドア24〜26、配風ドア27はそ
れぞれアクチュエータ30、31、32、33により開
閉制御される。これら各アクチュエータ30、31、3
2、33、及び送風ファン12並びにコンプレッサ16
は、それぞれコントロールユニット50により制御され
る。
【0013】コントロールユニット50は、上記アクチ
ュエータや送風ファン等を駆動する駆動回路と、各駆動
回路に制御信号を供給するマイクロコンピュータと、マ
イクロコンピュータに接続されたA/D変換器と、マル
チプレクサとを含むものである。そして、このコントロ
ールユニット50内のA/D変換器には、エアミックス
ドア14の開度を検出するポテンショメータ51、車室
内に入る日射量を検出する日射センサ52、外気温度を
検出する外気温度センサ53、車室内の代表温度を検出
する内気温度センサ54、車室内の温度を設定する温度
設定器55等が接続されている。
【0014】上記日射センサ52は、左側日射センサ5
2Lと右側日射センサ52Rとからなるものであり、両
センサ52L、52Rは屋根状のセンサ台の左右の斜面
にそれぞれ固定されている。この日射センサ52は、車
のインストルメントパネルの上面の略中央位置に取り付
けられており、左側日射センサ52Lは車両の左側に向
け、右側日射センサ52Rは車両の右側に向けて配置さ
れ、車両の直進方向に対して左右対称となっている。そ
して、ここでは車両の直進方向を基準として、左右方向
の日射方位角がそれぞれ設定されている。
【0015】次に、上記コントロールユニット50によ
る制御動作の例を説明する。なお、送風制御、コンプレ
ッサ制御、エアミックスドア制御、モードドア制御につ
いては、従来のものと同様であるので、ここではそれら
の説明は省略し、日射方向に基づいた配風制御について
のみ説明する。図4は、配風制御のメインルーチンを示
している。このルーチンは、空調制御のメインルーチン
を構成する1つのサブルーチンとして定義されており、
空調制御のメインルーチンの処理周期に従って繰り返し
処理される。
【0016】この制御例においては、まず最初のステッ
プ101で左側日射センサ52Lの検出値SL と、右側
日射センサ52Rの検出値SRを読み込む。ついで、ス
テップ102で各検出値SL 、SRについて第1のフィ
ルタ演算処理を行う。このフィルタ演算処理は、検出値
L 、SR を1次遅延処理して遅延処理後の信号SL'、
R'を算出するものであり、その演算式としては、次の
1次遅れデジタルフィルタ演算式が用いられている。 St’=(1−K)St-1’+K・St ……(1)式 ただし、 St’ ……時刻tにおける(今回の)フィルタ演算処
理後の値 St-1’……時刻(t−1)における(前回の)フィル
タ演算処理後の値 St ……時刻tにおけるフィルタ演算処理前の値 K ……1次遅れフィルタ定数 〔K=(T/τ)÷(1+T/τ)〕 T ……サンプリング周期 τ ……時定数 である。
【0017】この第1のフィルタ演算処理は、日射信号
の急変時(林の中やビル街を走行しているとき、あるい
は急な雲の流れで光が遮られたとき等)の出力機器の頻
繁な作動を防ぐ目的で行われるもので、時定数τ=4s
ec程度のフィルタの役目を果す。また、この実施例で
は、サンプリング周期Tは、0.1sec程度に設定さ
れており、よって1次遅れフィルタ定数Kは0.024
4程度の値となっている。
【0018】このように第1のフィルタ演算処理(ステ
ップ102)を行った場合、フィルタ演算前の信号S
L 、SR とフィルタ演算後の信号SL'、SR'の関係は、
例えば図7の(a)、(b)に示すようになる。実線が
フィルタ前の信号を示し、破線がフィルタ後の信号を示
す。
【0019】上記ステップ102の次は、ステップ10
3に進む。このステップ103ではフィルタ演算処理後
の左右日射信号SL'、SR'に基づいて、総合信号(空調
熱負荷)の演算に用いる合成日射量SD を算出する。こ
のステップ103の内容の詳細を図5に示す。この内容
を説明すると、最初のステップ201において、演算式
(SL'+SR')/K2 により合成日射量SD を求める。
ここでK2 は定数である。
【0020】ついで、ステップ202で左側日射量SL'
と右側日射量SR'の大きさを比較して、SR'の方が大き
い場合(YESの場合)はステップ203に進み、そう
でない場合(NOの場合)はステップ204に進む。ス
テップ203ではさらに、演算した合成日射量SD と右
側日射量SR'の大きさを比較し、SD の方が大きければ
D の値はそのままとし、そうでない場合はSR'の値を
D とする(ステップ205)。また、ステップ204
ではさらに、演算した合成日射量SD と左側日射量SL'
の大きさを比較し、SD の方が大きければSD の値はそ
のままとし、そうでなければSL'の値をSD とする(ス
テップ206)。すなわち、ここでの処理では、3種類
の日射量信号SD、SL'、 SR'のうちの一番大きいもの
を、合成日射量SD とするのである。図7の(c)に、
同図(a)、(b)に示すような日射量変化を検出した
場合の合成日射量SD の変化を示す。
【0021】上の要領で合成日射量SD を求めたら、図
4のルーチンに戻り、ステップ104に進む。そして、
このステップ104にて第2のフィルタ演算処理を行っ
て合成日射量補正値SD'を求める。この第2のフィルタ
演算処理は、エアミックスドアやブロワー等を制御する
際の体感変化(フィーリング変化)を考慮して温調上の
補正を行うもので、単純な1次遅延処理ではなく、例え
ば次のように演算する。すなわち、図7の(c)に破線
で示すように、日射量上昇時にはなだらかに上昇するよ
う補正し、下降時には所定時間下降開始点の値を持続さ
せた後、なだらかに下降するよう補正する。そして、こ
のようにして合成日射量補正値SD'を求めた後、ステッ
プ105に進んで日射方向を演算する。ステップ105
の内容は図6に示す。
【0022】この内容を説明すると、まず最初にステッ
プ301で左側日射量SL'と右側日射量SR'の大小関係
を判断する。SR'の方が大きい場合(YESの場合)
は、ステップ302に進んで、演算式 DR=K1(SR'−SL')/SR' に従って日射方向値DR を演算する。ただし、K1 は定
数である。一方、SR'の方が大きくない場合(ステップ
301でNOの場合)は、ステップ105に進んで、演
算式 DL=K1(SL'−SR')/SL' に従って日射方向値DL を演算する。
【0023】そして、次のステップ304で、演算した
日射方向値DL またはDR に基づいて、日射方向DD
求める。図7の(d)に、日射量変化が同図(a)、
(b)のようになった場合の日射方向DD の変化を示
す。このように日射方向DD を求めた後は、ステップ3
05にて日射量が大きいか小さいかを判断する。具体的
には、ヒステリシスを持たせた日射大判定値と日射小判
定値とを基準にして、合成日射量補正値SD'の大小関係
を判断する。つまり日射量上昇時には、日射大判定値β
に対して合成日射量補正値SD'が大きいか否かを判断
し、日射量下降時には、日射小判定値αに対して合成日
射量補正値SD'が大きいか否かを判断する。A側にある
場合は日射量が小さいと判断し、B側にある場合は日射
量が大きいと判断する。
【0024】判断の結果B側にある場合、つまり日射量
が大きい場合は、そのまま図4のフローチャートのステ
ップ106に進む。一方、判断の結果A側にある場合、
つまり日射量が小さい場合は、ステップ306に進ん
で、第3のフィルタ演算処理を実行する。この第3のフ
ィルタ演算処理は、日射方向信号DDを1次遅延処理し
て、日射方向信号DD'を算出するものであり、その演算
式としては、上記(1)式の1次遅れデジタルフィルタ
演算式が用いられている。ただし、第3のフィルタ演算
処理では、時定数τが20sec程度の長い値に設定さ
れ、それにより、1次遅れフィルタ定数Kは0.005
程度の値になっている。このように第3のフィルタ演算
処理(ステップ306)を行った場合、フィルタ演算前
の信号DD とフィルタ演算後の信号DD'の関係は、例え
ば図7の(d)に示すようになる。実線がフィルタ前の
信号DD を示し、破線がフィルタ後の信号DD'を示す。
【0025】そして、日射方向DD 、DD'を演算した後
は、図4のフローチャートのステップ106に戻り、配
風オート領域の演算を行う。この演算は、車室内温度と
日射量とに基づいて行う。次にステップ107でVEN
Tモードかどうかを判断し、VENTモードでない場合
(NOの場合)はステップ108に進んで配風ドアの駆
動を停止し、VENTモードの場合(YESの場合)は
ステップ109に進み配風オートかどうかを判断する。
配風オートでない場合(NOの場合)はステップ111
に進み、コントロールレバーの位置に従って配風ドアを
マニュアル制御する。
【0026】また、配風オート制御の場合(ステップ1
09でYESの場合)は、ステップ110に進んで所定
のマップに従って配風ドアの位置をオート制御する。こ
の場合、配風ドアの位置は日射方向に基づいて決定され
るが、日射方向の信号は、日射量が大きいときDD であ
り、日射量が小さいときDD'である。したがって、日射
量が大きいときは、実際の日射方向変化に即座に応答し
て配風ドアが位置制御され、一方日射量が小さいとき
は、実際の日射方向変化からある程度の遅れをもって配
風ドア位置が制御される。
【0027】図7の(e)に日射量の大きさの判断結果
を示す。同図(c)の破線で示すように日射量信号SD'
が変化した場合、日射量大小の判断結果は、同図(e)
の実線で示すようになる。したがって、日射量が大のと
きには直接日射方向信号DDに基づいて配風ドアが制御
され、同図(f)の実線で示すように配風ドア位置が変
化する。一方、日射方向の変化が同図(d)と同じ場合
であっても、そのときの日射量が小さいと判断されたと
きには、つまり日射量大小の判断結果が、もし同図
(e)の二点鎖線で示すようになった場合は、第3のフ
ィルタ演算処理で求めた日射方向信号DD'〔図7(c)
の破線で示す信号DD'〕に基づいて配風ドアが制御さ
れ、同図(f)の破線で示すように配風ドア位置が変化
する。よって、日射量に大小による体感変化に追従した
配風制御が実現されることになる。
【0028】そして、以上のような配風ドア制御の最終
ステップの処理が終了したら、空調制御のメインルーチ
ンの所定のステップに戻る。
【0029】次に、上述した制御動作を行う実施例の空
調装置の構成を、機能ブロック図を用いて補足説明す
る。この空調装置は、左右日射センサ52L、52Rか
らなる日射量検出手段101と、同手段101の出力に
基づいて合成日射量を演算する手段102と、日射量検
出手段101の出力に基づいて日射方向を演算する手段
103と、日射方向演算手段103の演算結果に基づい
て配風ドア104を位置制御する配風ドア駆動制御手段
105と、日射量演算手段102の出力により日射量が
大きいか小さいかを比較判断する日射量比較手段106
とを有している。
【0030】日射量検出手段101の出力信号SL 、S
R は第1のフィルタ(上記第1のフィルタ演算処理に相
当)107で遅延処理されて、フィルタ通過後の信号S
L'、SR'が日射方向演算手段103及び日射量演算手段
102に入力される。また、日射量演算手段102の出
力SD は第2のフィルタ(上記第2のフィルタ演算処理
に相当)108で遅延処理されて、フィルタ通過後の信
号SD'が日射量比較手段106に入力される。なお、第
2のフィルタ108通過後の信号SD'は、温調制御に用
いる入力信号の一つであり、この信号に基づいて空調熱
負荷を演算して、エアミックスドアやブロワー等を制御
する。
【0031】また、日射方向演算手段103の出力信号
D は、切換回路109を介して、直接配風ドア駆動制
御手段105に入力されたり、第3のフィルタ110を
経由して配風ドア駆動制御手段105に入力されたりす
る。第3のフィルタ110を経由する場合は、日射方向
信号DD がフィルタ110により遅延処理され、遅延処
理された信号DD'が配風ドア駆動制御手段105に入力
される。切換手段109は、日射量比較手段106の出
力SP に応答して切換制御され、日射量が大きいと日射
方向信号DD を直接配風ドア駆動制御手段105に入力
する側に切換わり、日射量が小さいとフィルタ110で
遅延させた信号DD'を配風ドア駆動制御手段105に入
力する側に切換わる。そして、配風ドア駆動制御手段1
05は、入力される日射方向信号DD またはDD'に基づ
いて配風ドア104の位置を制御する。なお、この実施
例では、第3のフィルタ110と、切換手段109と、
日射量比較手段106とが、制御タイミング調整手段を
構成している。
【0032】なお、上記実施例においては、配風ドアを
制御するタイミングを2通り設定して、日射が強いか弱
いかによりいずれかのタイミングに切り替えているが、
タイミングを3通り以上設定し、日射の強さも3段階以
上に分けて判別し、日射の強さの段階に応じて多段階的
にタイミングを切り替えるようにしてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用空
調装置によれば、日射方向の変化があってから実際に配
風比が変化するまでの時間が、日射の強さによって変わ
る。すなわち、日射が強いときには配風比が速く変化
し、日射が弱いときは配風比がゆっくり変化する。した
がって、体感変化と実際の配風比変化とを適合させるこ
とができ、快適な空調環境を作り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の機能ブロック図である。
【図3】同実施例の概略構成を示す図である。
【図4】同実施例の制御動作を示すフローチャートであ
る。
【図5】図4のフローチャートのステップ103の詳細
を示すフローチャートである。
【図6】図4のフローチャートのステップ105の詳細
を示すフローチャートである。
【図7】図2のブロック図における各信号の状態の一例
を示す図である。
【符号の説明】
1 日射量検出手段 2 日射方向演算手段 3 配風比調節手段 4 制御手段 5 制御タイミング調整手段 27 配風ドア 33 配風ドアアクチュエータ 50 コントロールユニット 52L 左側日射センサ 52R 右側日射センサ 305 日射量の大きさを判断するステップ 306 日射量が小さいとき日射方向信号を遅延処理
するステップ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の左右の日射量をそれぞれ検出する
    日射量検出手段と、この日射量検出手段の出力に基づい
    て日射方向を演算する日射方向演算手段と、車室内左右
    への空調空気の吹出風量比を調節する配風比調節手段
    と、上記日射方向演算手段の演算した日射方向に基づい
    て上記配風比調節手段を制御する制御手段と、を有した
    車両用空調装置において、上記日射量検出手段の検出し
    た日射量が大きいほど日射方向に基づく上記配風比制御
    のタイミングを速める制御タイミング調整手段を設けた
    ことを特徴とする車両用空調装置。
JP6273791A 1991-03-04 1991-03-04 車両用空調装置 Expired - Lifetime JP2933143B2 (ja)

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