JP2932513B2 - インクカートリッジ - Google Patents

インクカートリッジ

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JP2932513B2 JP21441889A JP21441889A JP2932513B2 JP 2932513 B2 JP2932513 B2 JP 2932513B2 JP 21441889 A JP21441889 A JP 21441889A JP 21441889 A JP21441889 A JP 21441889A JP 2932513 B2 JP2932513 B2 JP 2932513B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はインクジェットプリンタにおけるインクカー
トリッジに関する。
〔従来の技術〕
従来、インクジェットプリンタにおけるインクカート
リッジの廃インク回収部Hは、第4図の如くインクカー
トリッジ内の上部に吸収材62を有して位置し、インク袋
61のあるインク袋収納室Gと中蓋51によって仕切られ、
別々の収納室に分けられていた。また、特開昭58−1081
53号公報には、インク袋と廃インク吸収用の多孔質のイ
ンク吸収部材とが同一インクカートリッジの同一室内に
収納されたものが開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、前述の従来技術において、インク袋収納室と
廃インク収納室とが別々に設けられている場合は、廃イ
ンク収納室にインク袋内のインクを全て回収できる容量
の吸収材を入れておく必要があるため、インクカートリ
ッジ全体の容積が大きなものになってしまっていた。ま
た、特開昭58−108153号公報の場合においても、多孔質
の吸収材はインク吸収前とインク吸収後とで容積が変化
しないため、最初からインク袋内のインクを全て吸収で
きる容量の吸収材をカートリッジ内に設置しなければな
らず、インク袋収納室と廃インク収納室とが別々に設け
られている場合と同様にインクカートリッジ全体の容積
が大きなものになってしまっていた。
そこで本発明はこのような問題点を解決するものであ
り、その目的とするところは、簡単な方法で大幅に小型
化されたインクカートリッジを提供するところにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のインクカートリッジは、次の如くである。
(1)未使用のインクを収容したインク袋と、使用済み
の廃インクを収容する廃インク袋とを単一の収容室に収
納したインクジェット記録装置用のインクカートリッジ
であって、前記インク袋と前記廃インク袋とをカートリ
ッジケースもしくは上蓋のいずれかに別々に固設し、前
記廃インク袋内にインク吸収手段を装填したインクカー
トリッジ。
(2)前記廃インク袋には高分子吸収材を収容させ、一
端を通気孔により外部に開放し、他端を廃液口から十分
離れた側の廃インク袋内に開口させたチューブを前記廃
インク袋に装入した前記(1)記載のインクカートリッ
ジ。
(3)前記廃インク袋には不織布を収容させ、廃液口か
ら遠隔の廃インク袋に通気孔を開設した前記(1)記載
のインクカートリッジ。
〔実 施 例〕
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はカートリッジケース10、インク袋1、廃インク
袋3等で構成されたインクカートリッジ20を示した本発
明の一実施例である。取出口1aが熱シールによって溶着
され、ラミネートフィルム等のシート体によって形成さ
れたインク袋1は接着あるいは両面粘着テープによりカ
ートリッジケース10に固着されており、取出口1aもカー
トリッジケース10に固定されている。
インクカートリッジ20の上部には、フィルム等のシー
ト体より形成された廃インク袋3が、熱カシメ、熱シー
ルあるいは両面粘着テープ等によって上蓋11のA部で固
着されている。さらに、熱シールによって廃インク袋3
に溶着された廃液口3aもカートリッジケース10に固定さ
れている。廃インク袋3の内部には、高分子吸収材(吸
収性ポリマー)4が入っている。高分子吸収材の具体例
としては、澱粉系アクリル酸グラフト重合化物(三洋化
成工業(株)サンウエット、日澱化学(株)WAS,ダイセ
ル化学ジェルファイン)、ポリアクリル酸塩系ポリマー
(製鉄化学(株)アクアキープ、日本触媒化学工業
(株)アクアリックCA、荒川化学(株)クリスパー、花
王(株)ターファイン、日本エクスラン(株)エクスラ
ーナ)、ビニルアルコールアクリル酸塩系ポリマー(住
友化学工業(株)スミカゲル)、PVA系ポリマー(日本
合成化学工業(株)GP)、イソブチレン無水マレイン酸
系ポリマー(クラレ・イソプレンケミカル(株)KIゲ
ル)などがあり、そのうちの一種以上を用いる。
高分子吸収材4は、インク袋1内のインク全てを吸収
可能な重量(1〜10g)であるが、膨張性があるため、
初期においては、インク袋1内のインク重量に比べて1/
20〜1/100程度の重量であり、大きな場所をとらない。
更に、高分子吸収材の中には強アルカリ性のインクに
対する吸収性が無いものもあるが、高分子吸収材4に澱
粉系アクリル酸グラフト重合化端から成る吸収材(具体
例として、三洋化成工業(株)サンウェットIM・300、I
M・1000、IM−2200、IM−5000G)を用いれば、インク袋
1内のインクが強いアルカリであっても、十分吸収可能
である。
廃インク袋3内には、チューブ5が挿入されており一
端5aは、廃液口3aより十分離れた側に位置し、もう一端
Bは、廃インク袋3を突き破って外に通じている。この
ため、廃インク袋3は、通気孔Bによって外部と通じて
いる。廃液針6から、廃インク袋3に回収されるインク
には、空気が含まれており、通気孔がなければ廃インク
袋の体積が増大してしまうが、通気孔Bを設けたことに
より回収した空気を外部に流出できる。
通気孔Bからインクも流出するおそれのある場合に
は、気体のみを通過させ、液体を通過させない性質をも
った溌水性気体透過膜を通気孔Bに取り付けておくこと
も可能ある。
上記の如く構成されたインクカートリッジ20は使用
時、図示しないカートリッジホルダーに挿入され、取出
口1aよりインクが供給され、廃液口3aを通して廃インク
が回収される。廃インクの量が多くなるにしたがって、
廃インク袋3も膨れ、その分インク袋1が収縮してい
く。
次に本発明の第2の実施例を説明する。
第2図、第3図はそれぞれ本発明の第2の実施例の平
面図及び断面図である。
第2図、第3図において、廃インク袋30には高分子吸
収材を均一に含んで不織布40が封入されていて、不織布
40には通気孔41が設けられており、廃インク袋30には、
廃インク袋通気孔30bが設けられている。この実施例に
おける廃インク袋通気孔30bと通気孔41は第2図におけ
る位置において同一場所に位置する。すなわち、高分子
吸収材を含んだ不織布40の長手方向寸法Lに対して、廃
液口3aのある側から2/3Lの距離に通気孔41及び廃インク
袋通気孔30bが位置する。その理由は、廃インクの不織
布への浸透が瞬間的に、一番最後になる位置が通気孔の
ある位置であることによる。
以上により、廃インクは高分子吸収材を含んだ不織布
40に吸収され、空気だけが通気孔から外部へ流出するこ
とが可能となる。
〔発明の効果〕
以上の説明のように、本発明によるインクカートリッ
ジは極めて簡単な方法で小型化、低価格化することがで
きた。すなわち、廃インク吸収手段が高分子吸収材を有
する不織布を含むため、廃インク回収部に海綿体のよう
な多孔質部材を収容させた場合と比較して、多孔質部材
の半分から1/10程度の容積でインク袋の全てのインクを
吸収できる。従って、廃インク袋は初期的には、少量の
高分子吸収材を含むだけでよい。多くの容積を必要とし
たい廃インク吸収手段は、廃インク回収するにしたがっ
て膨張していくが、インク袋内のインクも減少するた
め、インク袋が占有していたスペースを利用できること
により、あらかじめ、廃インク回収のためのスペースを
有していたものより、大幅な小型化が可能となる。従っ
て、プリンタ全体も小型化が可能となる。
さらに、従来の様な、大容量の吸収材が不要となり、
カートリッジケース自体も小型になるため大幅なコスト
ダウンが可能となる。
廃インク袋内にインク吸収手段が設けられているため
廃インクが漏れ出し、汚損されるおそれがなく、加えて
インク袋と廃インク袋とが別々にカートリッジケースも
しくは上蓋に固設されているため廃インクによってイン
ク袋が加圧されてインク供給が不安定になるという不具
合が発生しない。
更に、通気手段が廃液口から隔離された廃インク袋内
に開口されているため、廃インク袋内の空気のみを有効
に排出されることが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のインクカートリッジの実施例を示した
断面図。第2図は第2の実施例の平面図。第3図はその
断面図。第4図は、従来のインクカートリッジを示した
断面図。 1……インク袋 3……廃インク袋 4……高分子吸収材 5……チューブ B……通気孔 10……カートリッジケース

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】未使用のインクを収容したインク袋と、使
    用済みの廃インクを収容する廃インク袋とを単一の収容
    室に収納したインクジェット記録装置用のインクカート
    リッジであって、前記インク袋と前記廃インク袋とをカ
    ートリッジケースもしくは上蓋のいずれかに別々に固設
    し、前記廃インク袋内にインク吸収手段を装填したイン
    クカートリッジ。
  2. 【請求項2】前記廃インク袋には高分子吸収材を収容さ
    せ、一端を通気孔により外部に開放し、他端を廃液口か
    ら十分離れた側の廃インク袋内に開口させたチューブを
    前記廃インク袋に装入した請求項1記載のインクカート
    リッジ。
  3. 【請求項3】前記廃インク袋には不織布を収容させ、廃
    液口から遠隔の廃インク袋に通気孔を開設した請求項1
    記載のインクカートリッジ。
JP21441889A 1988-10-14 1989-08-21 インクカートリッジ Expired - Lifetime JP2932513B2 (ja)

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