JP2931945B2 - 防護柵に於けるガードパイプ取付構造 - Google Patents

防護柵に於けるガードパイプ取付構造

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JP2931945B2 JP13810494A JP13810494A JP2931945B2 JP 2931945 B2 JP2931945 B2 JP 2931945B2 JP 13810494 A JP13810494 A JP 13810494A JP 13810494 A JP13810494 A JP 13810494A JP 2931945 B2 JP2931945 B2 JP 2931945B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防護柵に於けるガード
パイプ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防護柵は、図6に示すように鋼管
支柱20間の前面に、複数本のガードパイプ21を一定
間隔に水平に取付けたものが一般的である。ガードパイ
プ21を鋼管支柱20に取付けるには、図7,図8に示
すように側面から見てコ字形材の上下両辺先端部22を
ガードパイプ21に合わせて円弧状に曲成し、上下両辺
基端部23の左右両側を対称に中央寄りに切除すると共
に垂直辺24を細くして、その垂直辺24を鋼管支柱2
0に合わせて円弧状に曲成してなるブラケット25を、
垂直辺24の部分で鋼管支柱20の前面にボルト26,
ナット27にて締付け固定し、ブラケット25の左右両
側に夫々ガードパイプ21の端部を差し込み、ブラケッ
ト25の上下方向からボルト28,ナット29にて締付
け固定している。
【0003】ところで、このようなガードパイプ21の
取付手段では、鋼管支柱20の前面にブラケット25,
ガードパイプ21が位置するので、防護柵の厚さ寸法が
大きく、車道の幅員がそれだけ狭くなる。また、防護柵
の前後両面にボルト26,28が露出し、ブラケット2
5へのガードパイプ21の取付状態も露出するので、通
行人が手を引っかけて怪我することがあり、しかも見栄
えが悪く、景観上好ましくない。
【0004】一方、ガードパイプ21を鋼管支柱20の
前面に位置させない取付手段としては、図9,図10に
示すように鋼管支柱20の左右両側面に明けた穴30に
ガードパイプ21の端部を差込み、鋼管支柱20の上端
のキャップ31を外して上方より抜け止めピン32をガ
ードパイプ21の端部のピン穴33に順次挿通して、ガ
ードパイプ21を鋼管支柱20に取付ける手段がある。
【0005】然し、この取付手段はガードパイプ21が
鋼管支柱20に剛固に接続されていない為、強度不足で
車両がガードパイプ21に沿って衝突した際、ガードパ
イプ21が曲がり易く且つ鋼管支柱20に当るので、車
両を誘導しにくい。また、ガードパイプ21の取替作業
が面倒で、メンテナンス性が悪い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、防護
柵の厚さ寸法を小さくでき、また防護柵の前後両面にボ
ルト等が露出せず、見栄えが良く、さらにガードパイプ
が剛固に接続されて車両が衝突した際誘導し易く、その
上ガードパイプの取替作業の容易な防護柵に於けるガー
ドパイプ取付構造を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の防護柵に於けるガードパイプ取付構造は、防
護柵の支柱の左右両側面にボルト挿通穴が穿設され、前
記支柱の前面側に嵌着する凹部が中間後面に設けられ左
右両側にガードパイプ端部を挿入する有底筒部が設けら
れた接合ブラケットが上下に水平に2分割され、この2
分割された下部接合ブラケットの凹部が前記支柱の前面
側に嵌着され且つその凹部の左右両端縁より後方に突設
せる取付板に穿設されたボルト挿通穴が前記支柱の左右
両側面のボルト挿通穴と合致せしめられて、これらボル
ト挿通穴にボルトが挿通され袋ナットにて締付けられて
下部接合ブラケットが支柱に固定され、前記2分割され
た上部接合ブラケットの左右両側の2分された有底筒部
内側上面に設けられた係止凹部に頭部が係合されてボル
トが垂直に懸吊され、このボルトに対応してボルト挿通
穴が穿設された下部接合ブラケットの左右両側の2分さ
れた有底筒部にガードパイプ端部が載置されて、そのガ
ードパイプ端部に穿設されたボルト挿通穴が下部接合ブ
ラケットのボルト挿通穴と合致の上、前記上部接合ブラ
ケットに懸吊されたボルトが挿通されて上部接合ブラケ
ットの2分された有底筒部がガードパイプ端部に嵌着さ
れ且つ中間の凹部が支柱の前面側に嵌着され、下部接合
ブラケットのボルト挿通穴に挿通された懸吊ボルトが下
部接合ブラケットの左右両側下面に形成された上向き凹
部内でナットにて締付けられて、ガードパイプが支柱に
接続されてなるものである。
【0008】
【作用】上記のように構成された本発明の防護柵に於け
るガードパイプ取付構造は、上下2分割の接合ブラケッ
トが中間後面に設けられた凹部にて支柱の前面側に嵌着
され、その接合ブラケットの左右両側の有底筒部にガー
ドパイプ端部が嵌着され固定されているので、防護柵の
厚さ寸法が小さくなり、車道の幅員がそれだけ広くな
り、道路幅を有効に利用できるようになる。
【0009】また、防護柵の前後にボルトが露出せず、
しかもガードパイプ端部の接合ブラケットの取付状態が
露出しないので、見栄えが良く、景観の良い防護柵を実
現できる。
【0010】さらに、ガードパイプが剛固に支柱に接続
されるので、強度が向上し、車両がガードパイプに沿っ
て衝突した際、ガードパイプは曲がりにくく且つ支柱に
は当りにくいので、車両を誘導し易い。
【0011】また、ガードパイプの取替作業は、上部接
合ブラケットを外すだけで簡単にできるので、メンテナ
ンス性が良くなる。
【0012】
【実施例】本発明の防護柵に於けるガードパイプ取付構
造の一実施例を図によって説明する。図1に示すように
防護柵の支柱1のガードパイプを取付ける高さ位置で左
右両側面に、ボルト挿通穴2が穿設されている。この支
柱1の前面側に図2に示すように取付けられる接合ブラ
ケット3は、中間後面に支柱1の前面側に嵌着する凹部
4が設けられ、左右両側にガードパイプ5の端部を挿入
する有底筒部6が設けられていて、図1に示すように上
下に水平に2分割されている。この2分割された下部接
合ブラケット3aの凹部4aの左右両端縁より後方に取
付板7が突設され、これに支柱1のボルト挿通穴2と合
致させてボルト8を挿通するボルト挿通穴9が穿設され
ている。また下部接合ブラケット3aの2分割された有
底筒部6aの内側下面にボルト挿通穴10が穿設され、
このボルト挿通穴10の裏側開口は、下部接合ブラケッ
ト3aの左右両側下面に形成された図3に示す上向き凹
部11内にある。2分割された上部接合ブラケット3b
は、左右両側の2分された有底筒部6bの内側上面にボ
ルト12の頭部より若干広い面積で、且つボルト12の
頭部の厚さよりも深い凹部13aが設けられ、その凹部
13aに連続して上部接合ブラケット3bの外側端方向
に、ボルト12の頭部を係合して懸吊する係止凹部13
bが設けられている。尚、ガードパイプ5の端部にはボ
ルト12が挿通されるボルト挿通穴14が穿設されてい
る。図1中の15はボルト8に螺合する袋ナット、16
はボルト12に螺合するナットである。
【0013】上記構成の接合ブラケット3を用いて支柱
1にガードパイプを取付ける手順を説明すると、先ず下
部接合ブラケット3aの凹部4aを支柱1の前面側に嵌
着し且つ凹部4aの左右両端縁より後方に突設された取
付板7のボルト挿通穴9を支柱1の左右両側面のボルト
挿通穴2と合致させ、これらにボルト8を挿通し、袋ナ
ット15を螺締して下部接合ブラケット3aを支柱1に
固定する。次にこの下部接合ブラケット3aの左右両側
の2分された有底筒部6aにガードパイプ5の端部を載
置すると共に、ガードパイプ5の端部のボルト挿通穴1
4を有底筒部6aの内側下面のボルト挿通穴10と合致
させる。次いで上部接合ブラケット3bの左右両側の2
分された有底筒部6bの内側上面の係止凹部13bに懸
吊されたボルト12を、図3に示すようにガードパイプ
5の端部のボルト挿通穴14と下部接合ブラケット3a
の有底筒部6aのボルト挿通穴10とに挿通して、上部
接合ブラケット3bの凹部4bを支柱1の前面側に嵌着
し、且つ左右両側の2分された有底筒部6bをガードパ
イプ5の端部に嵌着する。そしてボルト12に、下部接
合ブラケット3aの左右両側下面に形成された上向き凹
部11内で、ナット16を螺締する。かくしてガードパ
イプ5は、図2に示すように接合ブラケット3を介して
支柱1に接続されることになる。
【0014】図4は支柱1間にガードパイプ5が接合ブ
ラケット3を介して水平に一定間隔に3本取付けられた
状態を示す正面図、図5はそのA−A線矢視側断面で、
これらの図で判るように防護柵の前後にボルトが露出せ
ず、支柱1の左右両側面で且つガードパイプ5や接合ブ
ラケット3でかくれる部分にボルト8の頭部と袋ナット
15が有するだけで、しかもガードパイプ5の端部が接
合ブラケット3に被われて取付状態が露出しないので、
見栄えが良く、景観の良い防護柵が実現する。
【0015】また、図5に示されるように図7の従来の
防護柵と比較すると、その厚さ寸法が著しく小さくな
り、車道の幅員がそれだけ広くなり、道路幅を有効に利
用できるようになる。さらに、ガードパイプ5が接合ブ
ラケット3を介して剛固に支柱1に接続されるので、強
度が向上し、車両がガードパイプ5に沿って衝突した
際、ガードパイプ5は曲がりにくく、また支柱1には当
りにくく、車両を誘導し易い。その上、ガードパイプ5
の取替作業は、上部接合ブラケット3bを外すだけで簡
単にできるので、メンテナンス性が良い。
【0016】尚、上記実施例に示される接合ブラケット
3は、防護柵の中間の支柱1に取付けられるもので、防
護柵の端末の支柱1に取付けられる接合金具は片側の有
底筒部を無くし半球状端部とする。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で判るように本発明の防護柵
に於けるガードパイプ取付構造によれば、防護柵の厚さ
寸法を小さくでき、それだけ道路の幅員が広くなり、道
路幅を有効に利用できるようになる。また、防護柵の前
後両面にボルト等が露出しないので、通行人が手を引っ
かけて怪我をするようなことが無く、しかも見栄えが良
くて、景観の良い防護柵となる。さらにガードパイプが
接合ブラケットを介して剛固に支柱に接続されているの
で、強度が向上し、車両がガードパイプに衝突しても曲
がりにくく、また支柱には当りにくく、車両を誘導し易
くなる。その上、ガードパイプの取替作業は、上部接合
ブラケットを外すだけで簡単にできるので、メンテナン
ス性が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防護柵に於けるガードパイプ取付構造
の一実施例の分解斜視図である。
【図2】図1の組立斜視図である。
【図3】図2の縦断面図である。
【図4】本発明のガードパイプ取付構造を採用した防護
柵の正面図である。
【図5】図4の右側面図である。
【図6】従来の防護柵を示す正面図である。
【図7】図6の右側面図である。
【図8】従来の防護柵に於けるガードパイプ取付構造を
示す斜視図である。
【図9】従来の他のガードパイプ取付構造を示す正面図
である。
【図10】図9のA−A線横断面図である。
【符号の説明】
1 支柱 2,9,10,14 ボルト挿通穴 3 接合ブラケット 3a 下部接合ブラケット 3b 上部接合ブラケット 4 凹部 4a 下部接合ブラケットの凹部 4b 上部接合ブラケットの凹部 5 ガードパイプ 6 有底筒部 6a 下部接合ブラケットの有底筒部 6b 上部接合ブラケットの有底筒部 7 取付板 8,12 ボルト 11 上向き凹部 13a 凹部 13b 係止凹部 15 袋ナット 16 ナット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防護柵の支柱の左右両側面にボルト挿通
    穴が穿設され、前記支柱の前面側に嵌着する凹部が中間
    後面に設けられ左右両側にガードパイプ端部を挿入する
    有底筒部が設けられた接合ブラケットが上下に水平に2
    分割され、この2分割された下部接合ブラケットの凹部
    が前記支柱の前面側に嵌着され且つその凹部の左右両端
    縁より後方に突設せる取付板に穿設されたボルト挿通穴
    が前記支柱の左右両側面のボルト挿通穴と合致せしめら
    れて、これらボルト挿通穴にボルトが挿通され袋ナット
    にて締付けられて下部接合ブラケットが支柱に固定さ
    れ、前記2分割された上部接合ブラケットの左右両側の
    2分された有底筒部内側上面に設けられた係止凹部に頭
    部が係合されてボルトが垂直に懸吊され、このボルトに
    対応してボルト挿通穴が穿設された下部接合ブラケット
    の左右両側の2分された有底筒部にガードパイプ端部が
    載置されて、そのガードパイプ端部に穿設されたボルト
    挿通穴が下部接合ブラケットのボルト挿通穴と合致の
    上、前記上部接合ブラケットに懸吊されたボルトが挿通
    されて上部接合ブラケットの2分された有底筒部がガー
    ドパイプ端部に嵌着され且つ中間の凹部が支柱の前面側
    に嵌着され、下部接合ブラケットのボルト挿通穴に挿通
    された懸吊ボルトが下部接合ブラケットの左右両側下面
    に形成された上向き凹部内でナットにて締付けられて、
    ガードパイプが支柱に接続されてなる防護柵に於けるガ
    ードパイプ取付構造。
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