JP4270383B2 - 横桟取付金具及び防護柵 - Google Patents

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Description

本発明は、支柱と横桟から形成されて、車道と歩道との境界等に設置される防護柵の支柱頂部に横桟を取り付ける金具及びこの取付金具を用いた防護柵に関するものである。
車道と歩道との境界等に設置される防護柵は、長尺の鋼管などからなる横桟の複数本が隣接する支柱の間に取り付けられることにより、車両の走行から歩行者等を保護している。
従来の防護柵は、横桟取付金具によって支柱の車道側の側面に複数段の横桟を取り付けるため、設置される防護柵は支柱の頂部が最上段の横桟のレベルよりも上に突出した形状となる点で、景観として好ましくないという問題点がある。
また、従来の防護柵は、支柱の車道側の側面に横桟を取り付けるための横桟取付金具を固定するためのボルト等が、道路とは反対側の支柱の歩道側に突き出ており、歩行者の衣服などを引っかけるおそれがあり、歩行者の視点からの外観を悪くしている。
したがって、支柱の頂部が最上段の横桟のレベルよりも上に突出しない形状とするために、防護柵を形成する複数の横桟のうち、最上段の横桟を支柱の頂部に取り付けることができる横桟取付金具が、次の(i)〜(x)に示すように、種々提案されている。
(i) 特許文献1には、支柱の頂部にビームジョイントを設置し、ビームジョイントを上下2つの軸受け部材で回動自在に支持し、軸受け部材にスライド部材と首振り自在のビーム受け部材を設けることによって、ビームの連結を支柱上で行うとともにビームの連結を湾曲、屈曲、傾斜等の地形に合わせて3次元的になしえるビーム手摺が記載されている。
(ii) 特許文献2には、支柱頂部と横桟との間に固定側継手と角度調整継手を設けて両者を連結することにより、支柱の軸線を含む垂直面内において角度を調整し、前記垂直面と直交する水平面内においても角度を調整することのできるガードパイプ用継手が記載されている。
(iii) 特許文献3には、支柱頂部に挿入され上面に二股状雌継手を有するキャップと、ビームを固定し角度調整自在に結合される雄継手とを水平ボルトで結合した受け金具によって支柱とビームを結合することによって、支柱の軸線を含む垂直面内において傾斜角度を調整することができるガードパイプ用継手が記載されている。
(iv) 特許文献4には、支柱の上端に固定されるキャップ、キャップに取り付けられる下部継手金具、下部継手金具に重ねて取り付けられる上部継手金具を水平ボルトおよび垂直ボルトによって結合して支柱の頂部に手摺を取り付けることにより、一対の手摺を支柱の軸線を含む垂直面内において回動自在に取り付けることができ、支柱と直交する水平面内における開き角度を自在に調整することができる防護柵の手摺用自在継手が記載されている。
(v) 特許文献5には、支柱の上端に固定されるキャップ、キャップに取り付けられ下半部が半球状の連結金具および手摺を固定し上下動を可能とした手摺固定金具によって支柱と手摺を連結することにより、支柱に対する取り付け角度を自在に変えることができる防護柵の手摺用自在継手が記載されている。
(vi) 特許文献6には、支柱の上端面に接続され両端に手摺ビームを固定する下側カバーおよび板バネを手摺ビームの大孔に挿入系止する上側カバーからなり、手摺ビームには大孔と小孔が設けられており、大孔と小孔からビスを挿入し下側カバーに手摺を取り付け、大孔に上側カバーの板バネを挿入して上側カバーを取り付けることにより、外部にビスを出さないようにした防護柵のビーム取付構造が記載されている。
(vii) 特許文献7には、両端に手摺端部の下半部を収容し長手方向中央部に円形状バカ孔を有する半円筒状の下部継手部材、貫通孔を有しバカ孔の内径よりも大きい直径を有する球状部材、支柱の頂部に嵌め込まれるキャップおよびキャップと下部継手部材との間隔を調整する円筒状台座がボルトによって支柱に結合され、両端に手摺端部の上半部を収容し長手方向中央下面に球状部材の上部を受け入れる半球状凹部を有する半円筒状の上部継手部材を第2ボルトによって連結することにより、支柱に対する手摺の取り付け角度を自在に変えることができる防護柵の手摺用自在継手が記載されている。
(viii) 特許文献8には、支柱上端に挿入される支柱上端面、横桟の一端を固定するための固定金物、固定金物をキャップに固定するボルトおよびボルト頭部と固定金物のボルト挿通孔との間に挟まれる座金によって横桟を支柱に接続する継手であり、固定金物の下面および座金の下面はいずれも球状に膨らみ、支柱の上端面は球面状に凹んでおり、固定金物の挿通孔はボルト径よりも大きくなつていることによって、支柱に対する横桟の取り付け角度を自在に変えることのできる防護柵用自在継ぎ手構造が記載されている。
(ix) 特許文献9には、支柱の上端に取り付けられる取付部、円弧状の受け面を有し左右に手摺を固定できる手摺受け部を備え、手摺受け部の受け面の棚正面から見て中央位置に、一端側が手摺の外周に接する湾曲形状で棚の前面側または背面側に突出するとともに端側が前記受け面に形成した溝に嵌合する手摺受け補助部材を設けることにより、受け面の円弧の中心角が小さくしても手摺を安定して支持することができ、良好な外観を得ることのできる棚の手摺受け金具が記載されている。
(x) 特許文献10には、円筒を斜めに切断した形状のキャップを支柱の上端に取り付け、この円筒状のキャップの側面に、横桟の保持部材に接合された板状のブラケットをボルトで固定してなる横桟取付金具が記載されており、ここでは、最上段の横桟は支柱の頂部の直上から道路側に偏位して取り付けられている。
このように、支柱の頂部が最上段の横桟のレベルよりも上に突出した形状とならないように、支柱の頂部に横桟を取り付けることができる横桟取付金具が提案されている。
特開2003−307004号公報 特開平10−18253号公報 特開平10−18252号公報 特開平9−151429号公報 特開平9−151428号公報 特開平8−193311号公報 特開平8−158333号公報 実用新案登録第2605007号公報 特許第3147283号公報 特開2003−176513号公報
本発明の課題は、横桟取付金具の固定用ボルト等が支柱の歩道側に突き出ることがないため、歩行者の衣服などを引っかけるおそれがなく、また、歩行者の視点からの外観も良好であるとともに、車両が衝突しても変形しにくい横桟取付金具と防護柵を提供することにある。さらに、支柱の頂部が最上段の横桟のレベルよりも上に突出しない形状にして景観に優れた防護柵を形成することができる横桟取付金具、そしてこの横桟取付金具を用いた防護柵を提供することにある。
上記の従来技術のうち、(i)〜(ix)に記載された防護柵の横桟取付金具は、取り付けボルトの頭部を突出させないように皿ビスなどを使用して頭部を沈ませているが、いずれも横桟を保持する部材が上下または前後方向に二分割されているので、部品数が多く複雑な構造となるだけでなく、車両が防護柵に衝突したときに横桟取り付け金具が変形又は破損するおそれが強い。
そして、上記の従来技術(x)は、最上段の横桟を保持する部材は分割されていないので、部品数が少なく、シンプルな構造とはなっている。しかしながら、その最上段の横桟の保持部材は支柱の頂部より上方の道路側に偏位した状態で板状のブラケットを介して円筒状のキャップの側面に取り付けられているので、車両が防護柵に衝突したときに取付ボルトに引張力が作用する。したがって、取付ボルトが破壊するおそれが強く、また、それに伴い、横桟取付金具のブラケット部分が変形または破損し、周囲に飛散するおそれが強い。
さらに、道路に勾配のある場合には、支柱上部に設置されたキャップに横桟取付金具のブラケット部分を取り付けるときの角度を変更する必要があるが、変更した場合には、そのブラケットとキャップの間で形状に違いが生じることになり、すっきりした外観が得られないという問題点がある。この問題点を回避するためには、勾配角度毎にブラケットを取り替えればよいが、この場合は、勾配角度毎に形状を変化させたブラケットを別途用意する必要がある。
上記の課題を解決するために、本発明者は、最上段の横桟の保持部材を支柱の頂部の直上から道路側に偏位した状態で取り付けることができる横桟取付金具に着目した。
そして、前記の従来技術(x)の問題点を解消するために、種々検討を行った結果、最上段の横桟を垂直壁面を有する曲管状のキャップを介して支柱の頂部の直上から道路側に偏位した状態に取り付けると外観と景観に優れた防護柵を形成することができるとの知見を得た。
また、横桟を支柱の頂部の直上から道路側に偏位した状態に取り付けても、円筒状の保持部材を筒状のブラケットを介して、曲管状のキャップの設けられた垂直壁面の外面に当接させて、水平方向にボルトで固定すれば車両が防護柵に衝突したときに横桟取付金具が変形または破損するおそれが小さいとの知見を得た。
本発明は、これらの新たな知見に基づいて完成したものである。
本発明は、具体的には、次の(1)から(6)に示す防護柵の横桟取付金具と、次の(7)に示す防護柵に関する発明である。以下、(1)〜(7)の発明を総称して本発明ということがある。
(1) 円筒状の保持部材と筒状のブラケットと垂直壁面を有する曲管状のキャップからなる横桟取付金具であって、保持部材はその中央部を水平かつ長手方向に対して直角に貫通する工具挿入孔を有し、かつ中央部の底部及び/又は長手方向の両端部の底部にボルト挿入孔を有するとともに、ブラケットはキャップ固定ボルトを水平方向に通す貫通孔を壁面に有し、かつキャップはその垂直壁面にキャップ固定ボルトを通す貫通孔又はねじ穴を有することを特徴とする支柱への取付角度の調整が可能な防護柵の横桟取付金具。
(2) 保持部材の内面に円筒状のインナースリーブを内蔵していることを特徴とする、上記(1)の支柱への取付角度の調整が可能な防護柵の横桟取付金具。
(3) 保持部材とブラケットが一体に形成されていることを特徴とする、上記(1)又は(2)の支柱への取付角度の調整が可能な防護柵の横桟取付金具。
(4) ブラケットの壁面の形状がキャップの垂直壁面の形状と適合していることを特徴とする、上記(1)〜(3)のいずれかの支柱への取付角度の調整が可能な防護柵の横桟取付金具。
(5) ブラケットがキャップ固定ボルトを通す貫通孔を回転軸として回転可能に嵌合されることを特徴とする、上記(1)〜(4)のいずれかの支柱への取付角度の調整が可能な防護柵の横桟取付金具。
(6) キャップの底部に、キャップを支柱頂部に固定するためのボルトの貫通孔又はねじ穴を有することを特徴とする、上記(1)〜(5)のいずれかの支柱への取付角度の調整が可能な防護柵の横桟取付金具。
(7)隣接する支柱の間に複数段の横桟を取り付けて形成される防護柵であって、上記(1)〜(6)のいずれかの支柱への取付角度の調整が可能な横桟取付金具によって最上段の横桟が支柱頂部に取り付けられていることを特徴とする防護柵。

本発明によれば、横桟取付金具の固定用ボルト等が支柱の歩道側に突き出ることがないため、歩行者の衣服などを引っかけるおそれがなく、また、歩行者の視点からの外観も良好であるとともに、車両が衝突しても変形しにくい防護柵の横桟取付金具と、この横桟取付金具を用いた防護柵を提供することができる。
また、支柱の頂部が最上段の横桟のレベルよりも上に突出しない形状であるため、見栄えの良い景観の防護柵を形成することができる横桟取付金具と、そしてこの横桟取付金具を用いた防護柵を提供することができる。
さらに、道路の勾配にあわせて支柱への取付角度を調整することができるので、支柱への取付作業が容易な横桟取付金具と防護柵を提供することができる。
本発明に係る横桟取付金具及びそれを用いた防護柵について、以下に、図面を用いて、説明する。
本発明にかかる横桟取付金具は、円筒状の保持部材と筒状のブラケットと垂直壁面を有する曲管状のキャップからなる。まず、そのうち、保持部材とブラケットについて説明する。
図1は、本発明にかかる横桟取付金具のうちの、保持部材とブラケットの一例である。(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。
円筒状の保持部材11は、その中央部を水平かつ長手方向に対して直角に貫通する工具挿入孔15、15’を有するとともに、長手方向の両端部の底部にボルト挿入孔21、21’を有している。
筒状のブラケット12は、保持部材11を曲管状のキャップ(図示せず)を介して、支柱(図示せず)に取り付けるための部材であり、その壁面33にキャップ固定ボルト(図示せず)を通す貫通孔23を有している。ブラケット12は、保持部材11をキャップに接続する部材であり、車両が防護柵に衝突してブラケットに応力がかかっても変形しにくくするために筒状体となっている。
図1に示すブラケット12は、上下2枚の水平板31、31’及び左右2枚の側板32、32’並びにキャップ固定ボルトを通す貫通孔23を有する壁板33からなる筒状体である。壁板33は、キャップ固定ボルトを通す貫通孔23を中央部に有する矩形状の平面形状であって、図3に示すキャップの垂直壁面に壁板の外側で当接する。なお、ブラケットを形成する水平板31、31’及び側板32、32’並びに壁板33の厚みを増すことによって、車両が防護柵に衝突してブラケット12に応力がかかっても、より変形しにくい構造とすることができる。
保持部材及びブラケットの材質は、特に限定されるものではないが、アルミニウム、炭素鋼、ステンレス鋼等を用いることができる。また、保持部材11とブラケット12は、ここでは、保持部材11とブラケットを溶接Wによる接合によって一体に形成する例を示したが、溶接による接合でなくても、鋳造によって一体に形成されていてもよい。さらに、例えば、ボルトナット等により固定してもよい。保持部材とブラケットを一体に形成すると、車両が防護柵に衝突して保持部材とブラケットに応力がかかっても変形しにくくなるという利点がある。
図2は、本発明にかかる横桟取付金具のうちの、保持部材とブラケットの他の例である。(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。
円筒状の保持部材11が、その中央部を水平かつ長手方向に対して直角に貫通する工具挿入孔15、15’を有するとともに、長手方向の両端部の底部にボルト挿入孔21、21’を有していることは、図1に示す保持部材と同じである。
ブラケット12は、薄肉の円管39と円板状の壁板33からなる。壁板33は、キャップ固定ボルト(図示せず)を通す貫通孔23を中央部に有しており、図3に示すキャップの垂直壁面に壁板の外側で当接する。なお、ブラケットを形成する円管39と壁板33の厚みを増すことによって、車両が防護柵に衝突してブラケットに応力がかかっても、変形しにくい構造とすることができる。
次に、円筒状の保持部材と筒状のブラケットを、支柱の頂部に取り付けるための垂直壁面を有する曲管状のキャップについて説明する
図3に、本発明にかかる横桟取付金具のうちのキャップの一例を示す。(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は底面図である。
曲管状のキャップ14は、支柱(図示せず)の頂部に挿入する円筒形の底部62とベンド部63からなり、ベンド部の側端面は円板部64を有していて、垂直壁面を形成している。
底部62の側面には、キャップをボルトで支柱に固定するための雌ネジ65が設けられ、そして、底部とベンド部の間には支柱の頂部を係止する段差部66が設けられている。
ベンド部63と底部62は接合されており、そして、ベンド部の側端面は円板部64の外周に接合された形状となっている。ベンド部の側端面に設けられた円板部64の外側面は、筒状のブラケットの壁板の外面に当接できるように垂直の壁面となっており、円板部64の中央部にはキャップ固定ボルト(図示せず)を螺入する雌ネジ67が設けられている。
キャップの材質は、特に限定されるものではないが、アルミニウム、炭素鋼、ステンレス鋼等を用いることができる。また、キャップの底部とベンド部と円板部は、ここでは、鋳造によって一体に形成されているが、個々に形成してから、溶接によって一体に形成しても良い。
なお、ここでは、キャップを支柱に固定するためのボルトと、ブラケットをキャップに固定するためボルトを、それぞれ螺入するために、キャップには雌ネジ65、67が切ってあるが、雌ネジに限定されることはない。雌ネジを設ける代わりに、ボルト貫通孔を設けて、ナットで締め付けることができる。あるいは、雌ネジとナットを併用することも可能である。
図4に、本発明にかかる横桟取付金具を構成するキャップの他の例を示す。(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は底面図である。
曲管状のキャップ14は、支柱(図示せず)の頂部に挿入する円筒形の底部62と切り欠き部分を有するベンド部63からなっている。そして、キャップの底部62の円筒の中心線を含む垂直面を上方に延長した位置でベンド部63の一部を切り欠き、また、底部62とベンド部63の間も半円弧状に切り欠き、これらの切り欠き部分に、それぞれ、長円形状の垂直壁面60と半円弧状の水平壁面61を設けている。
底部62の側面には、キャップをボルトで支柱に固定するための雌ネジ65が設けられ、そして、底部とベンド部の間には支柱の頂部を係止する段差部66が設けられている。
キャップの底部62と、切り欠き部分を有するベンド部63と、それに、垂直壁面60と半円弧状の壁面61は一体に形成されている。垂直壁面60の外側面は、筒状のブラケットの壁板の外面に当接できる形状となっており、垂直壁面60の中央部にはキャップ固定ボルト(図示せず)を螺入する雌ネジ67が設けられている。
次に、このような円筒状の保持部材と筒状のブラケットと垂直壁面を有する曲管状のキャップからなる横桟取付金具を用いて、横桟を支柱に取り付けて防護柵を形成するときの手順を説明する。
図5に、図2に示す筒状のブラケットを取り付けた円筒状の保持部材を、図3に示す曲管状のキャップを用いて、横桟3を支柱2に取り付けたときの状態を示す。(a)は車道側からみた正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。
まず、支柱2の頂部に、図3に示されるキャップ14の底部を挿入する。支柱の側面には、キャップを支柱に固定するためのボルト70を通す貫通孔が設けられており、この支柱に設けられた貫通孔71の位置と、キャップ14の底部に設けられた雌ネジ65の位置を合わせたのち、支柱の外側からボルト70を通して締め付けることで、キャップを支柱に固定することができる。
このようにして支柱2に固定されたキャップの側端面に設けられた垂直壁面に、図2で示されるブラケット12の壁板を当接させ、キャップの側端面の垂直壁面に設けられた雌ネジ67とブラケット12の壁板の貫通孔とを合わせた後、保持部材の工具挿入孔15、15’から、キャップ固定ボルト4の先をブラケット12の壁板の貫通孔に挿入し、さらにキャップ14の雌ネジ67に螺入して、締め付けることによって、保持部材11とブラケット12がキャップ14に固定される。
保持部材11への横桟3の取付は、次の手順のいずれかで行うことができる。すなわち、予め横桟3の端部を保持部材11の長手方向の片端部に挿入し横桟固定用ボルト6又は6’で固定しておいてから、保持部材11に取り付けられたブラケット12を支柱2の頂部に挿入されたキャップ14の側端面の垂直壁面にキャップ固定ボルト4で固定しても良い。若しくは、予め横桟3の端部を保持部材11の長手方向の両端部に挿入し横桟固定用ボルト6、6’で固定しておいてから、キャップ14の側端面の垂直壁面にキャップ固定ボルト4で固定しても良い。又は、保持部材11に取り付けられたブラケット12を支柱2の頂部に挿入されたキャップ14の側端面の垂直壁面にキャップ固定ボルト4で固定してから、横桟3の端部を保持部材11の長手方向の片端部又は両端部に挿入し横桟固定用ボルト6、6’で固定してもよい。
なお、ブラケット12をキャップの側端面の垂直壁面に固定するためのキャップ固定ボルト4は、ここでは、円頭ボルトが用いられている。ボルトは、円頭ボルトに制限されるものではなく、六角ボルトを用いても良い。工具挿入孔の径を小さくしたい場合には、円筒ボルトを用いるのが好ましい。
図6は、図2に示すブラケットを取り付けた保持部材と、図3に示すキャップを用いて、最上段の横桟を取り付けて形成された防護柵(支柱の一部は地中に埋められている)を車道側から眺めた図である。支柱2の頂部が最上段の横桟の横桟3のレベルよりも上に突出していないので、好ましい外観が得られ、見栄えの良い景観となることが分かる。ここでは、垂直壁面を有する曲管状のキャップとして図3に示すものを用いたが、代わりに、図4に示すキャップを用いても良い。
なお、最上段以外の横桟は円筒状のものを用いても良く、そして、支柱への取付金具は、特に限定されるものでなく、横桟を支柱の道路側に固定できるものであればよい。
以上は、横桟を保持部材に内挿して固定する例を示したが、保持部材の外面形状を工夫することによって、横桟を保持部材に外挿して固定することもできる。
図7は、本発明にかかる横桟取付金具1の別の例を示す。(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。
円筒状の保持部材11が、その中央部を水平かつ長手方向に対して直角に貫通する工具挿入孔15、15’を有するとともに、長手方向の両端部の底部にボルト挿入孔21、21’を有していることは、図2に示す保持部材と同じである。
ただし、円筒状の保持部材11の壁厚は、保持部材の中央部と両端部の間に段差22がついていて、中央部が厚く、そして、両端部では薄くなっている。図2に示す保持部材においては保持部材の内径は横桟の外径とほぼ同じであったが、図7に示す保持部材においては保持部材の両端部の外径が横桟の内径とほぼ同じに形成されている。したがって、横桟を保持部材に外挿して固定することができる。
図8は、図7に示す保持部材を用いて横桟を取り付けて形成された防護柵(支柱の一部は地中に埋められている)を車道側から眺めた図である。横桟3と保持部材11の外径が同じであることから、見栄えの良いすっきりした景観が得られることが分かる。
本発明にかかる横桟取付金具は、横桟取付金具の保持部材の内面に円筒状のインナースリーブを内蔵することもできる。
図9に、横桟取付金具の保持部材の内面に内蔵される円筒状のインナースリーブの一例を示す。(a)はインナースリーブの断面図(正面図)であり、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)である。
インナースリーブ8には、その中央部を水平かつ長手方向に対して直角に貫通する工具挿入孔18、18’が設けられ、同じく中央部にはインナースリーブ8を横桟取付金具の保持部材(図示せず)に固定するための雌ネジ19が設けられている。そして、インナースリーブ8の長手方向の両端部には横桟(図示せず)の端部を外挿した後に固定するための雌ネジ16が設けられている。
インナースリーブに設けられた雌ネジ19及び雌ネジ16には、それぞれ、保持部材及び横桟を固定するためのボルトが挿入されるが、そのために、保持部材及び横桟には雌ネジ19及び雌ネジ16に対応する個所に、ボルト挿入孔がそれぞれ穿たれている。
また、インナースリーブ8の長手方向の長さは、保持部材の長手方向の長さよりも長く、そのため、保持部材に内蔵された状態でインナースリーブの両端とも、保持部材の両端から、いずれもはみ出ることになる。このはみ出た部分は、後述するように、横桟の端部を外挿する部分となる。
なお、インナースリーブ8を保持部材に固定する雌ネジ19は、ここでは、インナースリーブの中央部に1個所だけ設けられているが、1個所に限定されることはなく、複数設けて、インナースリーブを保持部材に固定しても良い。また、インナースリーブ8に横桟を固定する雌ネジ16は、ここでは、インナースリーブの両端部に、それぞれ2個所設けられているが、それぞれ1個所でも構わない。
そして長手方向の両端部に横桟の端部を外挿した後に、雌ネジ16を用いて固定したが、これらの雌ネジに代えて、ナットを用いて保持部材に固定し、あるいは横桟3の端部を外挿した後に固定してもよい。
図10に、インナースリーブを内蔵した保持部材を用いて、横桟3を支柱2に取り付けるときの手順の一例を示す。(a)は車道側からみた正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。
円筒状の保持部材11は、その中央部を水平かつ長手方向に対して直角に貫通する工具挿入孔15、15’を有することは、図2に示す保持部材と同じであるが、ボルト挿入孔21の設置位置は保持部材の中央部の底部の1個所だけである。
ブラケット12は図2に示すブラケットと同じであり、薄肉の円管39と円板状の壁板33からなる筒状であって、壁板33はキャップ固定ボルト(図示せず)を通す貫通孔を中央部に有する。
曲管状のキャップ14は、図5に示すキャップと同じであって、支柱2の頂部の中に挿入する円筒形の底部62と垂直壁面を有するベンド部63からなり、ベンド部の側端面は垂直壁面64を形成している。
まず、支柱2の頂部に、キャップ14の底部62を挿入する。支柱2の上部側面には、キャップを支柱に固定するためのボルトを通す貫通孔71が設けられており、この支柱に設けられた貫通孔71の位置と、キャップ14の底部に設けられた雌ネジ65の位置を合わせたのち、支柱の外側からボルト70を通して締め付けることで、キャップ14を支柱2に固定することができる。
このようにして支柱2に固定されたキャップ14の垂直壁面を形成する側端面の円板部64垂直壁面に、ブラケット12の壁板を当接させ、キャップ14の円板部64垂直壁面に設けられた雌ネジとブラケット12の壁板の貫通孔とを合わせた後、保持部材の工具挿入孔15、15’から、キャップ固定ボルト4の先をブラケット12の壁板の貫通孔に挿入し、さらにキャップ14の雌ネジに螺入して、締め付けることによって、保持部材11とブラケット12がキャップ14に固定される。
保持部材へのインナースリーブの取付の手順は、次のとおりである。インナースリーブを保持部材に内挿させ、保持部材の工具挿入孔とインナースリーブの工具挿入孔の位置が合致させた後、インナースリーブ8を保持部材11に固定するためのボルト26を、保持部材のボルト挿入孔21及びインナースリーブの雌ネジ19に挿入して、締め付けることによって、インナースリーブ8は保持部材11に固定される。
インナースリーブ8を内蔵した保持部材への横桟の取付は次の手順のいずれかで行うことができる。すなわち、予め横桟の端部をインナースリーブ8の片端部に外挿し横桟固定用ボルト27で固定しておいてから、インナースリーブ8を内蔵した保持部材をブラケットを介してキャップの垂直壁面を形成する側端面の円板部64に固定しても良いし、若しくは、予めインナースリーブ8の両端部に外挿し固定しておいてからキャップの円板部64に固定しても良い。又は、インナースリーブ8を内蔵した保持部材をブラケットを介してキャップの円板部64に固定してから、横桟の端部をインナースリーブ8の片端部又は両端部に外挿し横桟固定用ボルトで固定してもよい。
図9及び図10においては、1本の円筒からなるインナースリーブを1個の保持部材の内面に内蔵させた例を示したが、2本の円筒を1個の保持部材の内面に左右から挿入することによってもインナースリーブを内蔵させることもできる。2本の円筒からなるインナースリーブを内蔵させるときは、インナースリーブ8を横桟取付金具の保持部材に固定する雌ネジ19が少なくとの2個所は必要となる。 インナースリーブ8を保持部材11に固定する個所が少なくとも2つは必要となるため、保持部材のボルト挿入孔21及びインナースリーブの雌ネジ19並びにインナースリーブ8を保持部材11に固定するためのボルト26も、それぞれ、少なくとも2つ必要となる。
図11は、インナースリーブ8を内蔵した保持部材11を用いて、横桟3を支柱2に取り付けて形成された防護柵(支柱の一部は地中に埋められている)を車道側から眺めた図である。支柱2の頂部が最上段の横桟の横桟3のレベルよりも上に突出していないので、好ましい外観が得られることが分かる。また、横桟および横桟取付金具の外径がほぼ同一となるので、見栄えの良いすっきりした景観の防護柵となることが分かる。ここでは、垂直壁面を有する曲管状のキャップとして図3に示すものを用いたが、代わりに、図4に示すキャップを用いても良い。
本発明にかかる横桟取付金具が、円筒状の保持部材と筒状のブラケットと垂直壁面を有する曲管状のキャップから形成されることは上述のとおりである。
そして、支柱2に固定されたキャップ14の垂直壁面に、ブラケット12の壁板を当接させ、ブラケット12を介して保持部材11をキャップ14に固定することも、上述したとおりであるが、キャップ14の垂直壁面とブラケット12の壁板の当接の際に、ブラケットの壁板の外面とキャップの垂直壁面が、円柱状と円筒状の組合せ又は円錐台状と円錐面状の組合せ等により嵌合されて、ブラケットが回転可能となることが好ましい。
図12及び図13並びに図14によって、ブラケットの壁板の外面がキャップの垂直壁面に対して回転可能に嵌合されている状態を説明する。
図12は、嵌合部を有するブラケット12を保持部材11に取り付けた図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。
円筒状の保持部材11が、その中央部を水平かつ長手方向に対して直角に貫通する工具挿入孔15、15’を有するとともに、長手方向の両端部の底部にボルト挿入孔21、21’を有していることは、図2に示す保持部材と同じである。
そして、ブラケット12はキャップ固定ボルトを通す貫通孔23を有するとともに、薄肉の円管39と円板状の壁板33からなることも、図2に示すブラケットと同じである。しかしながら、壁板33は、円板状ではなく、壁板の外面は円柱状の突起41を有している。そして、壁板の外側はキャップの側端面と当接するとともに、この突起41の部分において図14に示すキャップの垂直壁面の円筒状の窪みと嵌合する。なお、壁板の形状は、図12においては、円形であるが、円形に限定されず、矩形でも良い。
また、このような嵌合部を有するブラケットであっても、ブラケットを形成する円管39と壁板33の厚みを増すことによって、車両が防護柵に衝突してブラケットに応力がかかっても、より変形しにくい構造とすることができる。
図13は、嵌合部を有するブラケット12を構成する円管39と壁板33の厚みを増して保持部材11に取り付けた図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。
図14は、図12に示すブラケットの壁板の外面に設けられた円柱状の突起41に嵌合する円筒状の窪み42を垂直壁面に有しているキャップ14である。(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。
キャップ14は、その垂直壁面にキャップ固定ボルト(図示せず)を螺入する雌ネジ67を中央部に有することは、図3に示すキャップとおなじである。
しかしながら、ブラケット12の壁板33に当接する垂直壁面の形状は、円板状ではなく、円筒状の窪み42を有している。そして、キャップ14の垂直壁面はブラケットの壁板の外側と当接するとともに、この円筒状の窪み42の部分においてブラケットの壁板の外側の円柱状の突起41と嵌合する。したがって、ブラケットはキャップ固定ボルトを回転軸として垂直方向に回転可能となる。
なお、ここでは、ブラケットの壁板に円柱状の突起を、そしてキャップの垂直壁面に円筒状の窪みを、それぞれ形成して嵌合する例を示したが、これを逆にして、ブラケットの壁板に円筒状の窪みを、そしてキャップの垂直壁面に円柱状の突起を、それぞれ形成して嵌合してもよいことは言うまでもない。さらに、嵌合を形成する形状は、円柱状と円筒状の組合せに代えて、円錐台状と円錐面状の組合せでもよい。
次に、このように嵌合部分を有するブラケット12とキャップ14を用いて、横桟を支柱の頂部に取り付けて防護柵を形成するときの手順を説明する。
図15に、図13に示すブラケット12と、図14に示すキャップ14を用いて、横桟3を支柱2に取り付けるときの手順の一例を示す。(a)は車道側からみた正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。
支柱2の上部にキャップを挿入してから、キャップを支柱に固定するためのボルト70を通して締め付けることで、キャップ14を支柱2に固定することができることは、図5と同じである。
そして、ブラケット12をキャップの垂直壁面に固定する際には、キャップ14の垂直壁面にブラケット12の壁板を当接させるのであるが、ブラケットの壁板の突起とキャップの垂直壁面の窪みを嵌合させることによって、ブラケット12の左右及び上下の方向への移動を拘束することができる。したがって、横桟3がキャップ14に堅固に取り付けられることになる。
このように、ブラケット12はキャップ固定ボルト4を回転軸として垂直方向に回転可能となるので、勾配のある道路において横桟3を支柱2に取り付けるときには、キャップ固定ボルト4を回転軸として垂直方向に回転可能となるので、当接角度を調整することができる。
以上は、垂直壁面を有する曲管状のキャップとして図14に示すもの、すなわち、図3に示すキャップの垂直壁面に嵌合部を設けたものを用いて説明したが、図4に示すキャップの垂直壁面に嵌合部を形成したキャップを用いても良いことは、言うまでもない。
図16は、勾配のある道路において、図15に示す横桟取付金具を用いて、横桟3を支柱2に取り付けて形成された防護柵(支柱の一部は地中に埋められている)を車道側から眺めた図である。支柱2の頂部が最上段の横桟の横桟3のレベルよりも上に突出していないので、好ましい景観が得られることが分かる。また、ブラケットの壁板とキャップの側端部の当接角度を調整することができるので、勾配のある道路においても、支柱への取付作業が容易であるとともに、すっきりした外観の防護柵が得られることが分かる。
さらに、筒状のブラケットとして、特に円筒状のものを用いる場合には、キャップの垂直壁面との当接角度の大小にかかわらず、ブラケットの壁板とキャップの垂直壁面の当接部分において、ブラケットの壁板とキャップの垂直壁面はいずれも円形にすることができるので、これらの間で形状の違いが生じない。したがって、そのままですっきりした外観の防護柵が得られる。勾配角度毎に形状を変化させたブラケットを別途用意する必要もない。
なお、ブラケットの壁板とキャップの垂直壁面の当接角度の調整は、嵌合部分を有さないブラケットとキャップの組合せでも可能であるが、嵌合部分を有する組合せの場合は、ブラケットの壁板とキャップの垂直壁面が嵌合した状態で当接角度を調整することができるという利点を有する。
本発明は、車道と歩道との境界に設置される防護柵の支柱に横桟を取り付ける金具及びそれを用いた防護柵に関し、横桟取付金具の固定用ボルト等が支柱の歩道側に突き出ることがないため、歩行者の衣服などを引っかけるおそれがなく、また、歩行者の視点からの外観も良好であるとともに、車両が衝突しても変形しにくい防護柵を設置することができる。
支柱の頂部が最上段の横桟のレベルよりも上に突出しない形状であり、また、道路の勾配にあわせて支柱への取付角度を調整することができるので、支柱への取付作業が容易となる。
本発明にかかる横桟取付金具のうちの、保持部材とブラケットの一例である。(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。 本発明にかかる横桟取付金具のうちの、保持部材とブラケットの他の例である。(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。 本発明にかかる横桟取付金具のうちのキャップの一例を示す。(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は底面図である。 本発明にかかる横桟取付金具のうちのキャップの他の例を示す。(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は底面図である。 図2に示す筒状のブラケットを取り付けた円筒状の保持部材を、図3に示す曲管状のキャップを用いて、横桟3を支柱2に取り付けたときの状態を示す。(a)は車道側からみた正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。 図2に示すブラケットを取り付けた保持部材と、図3に示すキャップを用いて、横桟を取り付けて形成された防護柵を車道側から眺めた図である。 本発明にかかる横桟取付金具の別の例を示す。(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。 図7に示す横桟取付金具を用いて横桟を取り付けて形成された防護柵を車道側から眺めた図である。 横桟取付金具の保持部材の内面に内蔵される円筒状のインナースリーブの一例を示す。(a)はインナースリーブの断面図(正面図)であり、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)である。 インナースリーブを内蔵した保持部材を用いて、横桟3を支柱2に取り付けるときの手順の一例を示す。(a)は車道側からみた正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。 インナースリーブを内蔵した保持部材を用いて、横桟3を支柱2に取り付けて形成された防護柵を車道側から眺めた図である。 嵌合部を有するブラケット12を保持部材11に取り付けた図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。 嵌合部を有するブラケット12を構成する円管39と壁板33の厚みを増して保持部材11に取り付けた図であり、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。 図12に示すブラケットの壁板の外面に設けられた円柱状の突起41に嵌合する円筒状の窪みを有しているキャップ14である。(a)は正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。 図12に示すブラケット12と、図14に示すキャップ14を用いて、横桟3を支柱2に取り付けるときの手順の一例を示す。(a)は車道側からみた正面図、(b)は(a)のA−A断面図(右側面図)、(c)は(a)のB−B断面図(上面図)である。 勾配のある道路において、図15に示す横桟取付金具を用いて、横桟3を支柱2に取り付けて形成された防護柵を車道側から眺めた図である。
符号の説明
1 横桟取付金具
2 支柱
3 横桟
4 キャップ固定ボルト
6 横桟固定用ボルト
8 インナースリーブ
11 保持部材
12 ブラケット
14 キャップ
15 保持部材の工具挿入孔
16 インナースリーブの雌ネジ(横桟端部固定用)
18 インナースリーブの工具挿入孔
19 インナースリーブの雌ネジ(保持部材固定用)
21 保持部材のボルト挿入孔
22 保持部材の段差
23 ブラケットの壁板の貫通孔
26 インナースリーブを保持部材に固定するためのボルト
27 横桟をインナースリーブに固定するためのボルト
31 ブラケットの水平板
32 ブラケットの側板
33 ブラケットの壁板
38 ブラケットの平面部
39 ブラケットの円管
41 ブラケットの壁板の突起
42 キャップの垂直壁面の窪み
60 キャップの垂直壁面
61 キャップの半円弧状壁面
62 キャップの底部
63 キャップのベンド部
64 キャップの円板部
65 キャップの雌ネジ(支柱固定ボルト用)
66 キャップの段差部
67 キャップの雌ネジ(キャップ固定ボルト用)
70 キャップの支柱固定用ボルト
71 支柱固定用ボルトの貫通孔
W 溶接

Claims (7)

  1. 円筒状の保持部材と筒状のブラケットと垂直壁面を有する曲管状のキャップからなる横桟取付金具であって、保持部材はその中央部を水平かつ長手方向に対して直角に貫通する工具挿入孔を有し、かつ中央部の底部及び/又は長手方向の両端部の底部にボルト挿入孔を有するとともに、ブラケットはキャップ固定ボルトを水平方向に通す貫通孔を壁面に有し、かつキャップはその垂直壁面にキャップ固定ボルトを通す貫通孔又はねじ穴を有することを特徴とする支柱への取付角度の調整が可能な防護柵の横桟取付金具。
  2. 保持部材の内面に円筒状のインナースリーブを内蔵していることを特徴とする、請求項1に記載の支柱への取付角度の調整が可能な防護柵の横桟取付金具。
  3. 保持部材とブラケットが一体に形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の支柱への取付角度の調整が可能な防護柵の横桟取付金具。
  4. ブラケットの壁面の形状がキャップの垂直壁面の形状と適合していることを特徴とする、請求項1から3までのいずれかに記載の支柱への取付角度の調整が可能な防護柵の横桟取付金具。
  5. ブラケットがキャップ固定ボルトを通す貫通孔を回転軸として回転可能に嵌合されることを特徴とする、請求項1から4までのいずれかに記載の支柱への取付角度の調整が可能な防護柵の横桟取付金具。
  6. キャップの底部に、キャップを支柱頂部に固定するためのボルトの貫通孔又はねじ穴を有することを特徴とする、請求項1から5までのいずれかに記載の支柱への取付角度の調整が可能な防護柵の横桟取付金具。
  7. 隣接する支柱の間に複数段の横桟を取り付けて形成される防護柵であって、請求項1から6までのいずれかに記載の支柱への取付角度の調整が可能な横桟取付金具によって最上段の横桟が支柱頂部に取り付けられていることを特徴とする防護柵。
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