JP2931027B2 - ハングアップ検出装置 - Google Patents
ハングアップ検出装置Info
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- JP2931027B2 JP2931027B2 JP2067344A JP6734490A JP2931027B2 JP 2931027 B2 JP2931027 B2 JP 2931027B2 JP 2067344 A JP2067344 A JP 2067344A JP 6734490 A JP6734490 A JP 6734490A JP 2931027 B2 JP2931027 B2 JP 2931027B2
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- hardware
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Description
〔概 要〕 モニタ形式のプログラムで動作するプロセッサによっ
てファクシミリ装置などのハードウェアを制御するため
のファームウェアのハングアップを検出する方式に関
し、 システム全体をリセットすることなく、ハングアップ
が発生したタスクに対してハングアップの発生あるいは
その発生状態などを通知し得るようにすることを目的と
し、 モニタ形式のプログラムで動作するプロセッサのハー
ドウェア制御テーブルにソフトウェアタイマ格納領域を
設け、このソフトウェアタイマがタイムアウトすること
によってハングアップを検出するように構成した。 〔産業上の利用分野〕 本発明はモニタ形式のプログラムで動作するプロセッ
サによってファクシミリ装置などのハードウェアを制御
するためのファームウェアのハングアップを検出する方
式に関する。 〔従来の技術〕 従来のプロセッサシステムにおける一般的なハングア
ップ検出方式としては、ハードウェアとしてウォッチド
ックタイマを設け、プログラムが入出力ポートなどのあ
るエリアへ書込みなどでアクセスした際に、このウォッ
チドックタイマをリセットスタートさせるようにしてお
き、このタイマが予め定められた時間を計時しても予定
の処理が終了しないときにはハングアップと判断して強
制的にリセットするなどの処理を行っていた。 モニタ形式のプログラムを使用することによってタス
クやハードウェアの制御をモニタ内で一括して行なうよ
うにすることができ、このモニタ形式のプログラムで
は、タスクがモニタにマクロを発行した後にはプロセッ
サは他の処理を行なうことが可能であるが、ハードウェ
アの異常などによってハードウェアなどでの処理が終了
したことの通知が割込みなどによって到来しない場合に
はこの通知の到来を待機するポスト待ち状態のままハン
グアップしてしまうケースが発生する。 第2図はこのモニタ形式のプログラムにおける処理の
概念を示したもので、ファクシミリ装置に適用した場合
を例にとれば、例えば読取りあるいはプリントなどの作
業を行うための関連した処理を制御するためのプログラ
ムのパッケージであるタスクT1,T2,……を統括するモニ
タMがあり、このモニタは、ハードウェアおよびタスク
の制御を行う。 このモニタは、それぞれ1種のサブルーチンである読
取り、プリントあるいはDMA転送などの機能をそれぞれ
行うための制御情報などを格納したハードウェア制御モ
ジュールC1,C2,……を含む複数のマクロが予め設定され
ており、上記タスクTはマクロコールによってこのマク
ロを読出してハードウェアH1,H2,……の制御を実行す
る。なお、ハードウェアからの割込みの処理もこのハー
ドウェア制御モジュールが行う。 タスクT1が例えばファクシミリ原稿を読取るために読
取機構H1を動作させる場合には、読取りのマクロをモニ
タMに発行して読取機構に原稿の1頁読取りをスタート
させた後、このタスクT1は1頁の読取りを終了したとき
に次のプログラムステップから動作を開始させるために
この読取機構からの処理終了を知らせるモニタMからの
「ポスト」を待つ「ウエイト状態」に入る。 そして、この読取機構における読取りが終了して読取
機構H1から処理終了がモニタMに通知されると、モニタ
MはタスクT1に対してポストを出して読取機構H1での読
取りが終了したことを知らせる。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、何らかの原因でポストがマスクされて
いたり、ハードウェアの異常などによってポストが到来
しない場合にはタスクT1は次の処理に移ることができ
ず、このタスクT1はハングアップ状態となってしまうの
で、このような場合にはタスクをポスト待ちの状態から
開放して次の処理を行い得るようにする必要がある。 従来のプロセッサシステムにおいては、前述のように
ウォッチドックタイマを用いて例えばシステムリセット
をかけるようにしているが、このようにシステムリセッ
トをしてしまうと処理を最初から繰返えして行う必要が
あり、実質的にシステムが停止してしまうことがある。 本発明はシステム全体をリセットすることなく、ハン
グアップが発生したタスクに対してハングアップの発生
あるいはその発生状態などを通知し得るようにすること
を目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 タスクの制御を行うモニタ形式のプログラムで動作す
るプロセッサのためのハングアップ処理装置であって、 タスクからモニタに対する処理依頼時に該タスクによ
り設定されるハングアップ検出時間を記憶する手段と、 前記設定されたハングアップ検出時間の経過を検出す
る手段と、 前記ハングアップ検出時間の経過を検出した場合、該
ハングアップ検出時間を設定したタスクにその旨を通知
する手段と、 を備える。 〔作 用〕 第1図の本発明の原理を示すフローチャートを用いて
説明すると、タスクがモニタを介してハードウェアを起
動する際には、プロセッサのRAMの一部領域に設定され
るハードウェア制御テーブルに当該ハードウェアの動作
詳細情報などに加えてステップ〔1〕で本発明によるソ
フトウェアタイマとしてハングアップ検出時間Tを書込
む。 この書込みが終了すると、ステップ〔2〕でハードウ
ェアの動作を開始させ、直ちにステップ〔3〕でタイマ
をリセットスタートさせ、次のステップ〔4〕ではその
計形時間tを上記ハングアップ検出時間Tと比較する。 このタイマの計時時間tがハングアップ検出時間Tを
超えないt<Tの期間内にハードウェアにおける処理が
終了したことの通知があったことがステップ〔5〕で判
断されれば、ステップ〔6〕でハードウェア停止処理を
行ってからタスクに終了を知らせるポストを発行する。 しかしながら、ステップ〔4〕でt≧Tと判断される
までハードウェアから終了の通知がない場合には、ステ
ップ〔5〕からステップ〔8〕に移ってハードウェアを
強制的に停止させ、ステップ
てファクシミリ装置などのハードウェアを制御するため
のファームウェアのハングアップを検出する方式に関
し、 システム全体をリセットすることなく、ハングアップ
が発生したタスクに対してハングアップの発生あるいは
その発生状態などを通知し得るようにすることを目的と
し、 モニタ形式のプログラムで動作するプロセッサのハー
ドウェア制御テーブルにソフトウェアタイマ格納領域を
設け、このソフトウェアタイマがタイムアウトすること
によってハングアップを検出するように構成した。 〔産業上の利用分野〕 本発明はモニタ形式のプログラムで動作するプロセッ
サによってファクシミリ装置などのハードウェアを制御
するためのファームウェアのハングアップを検出する方
式に関する。 〔従来の技術〕 従来のプロセッサシステムにおける一般的なハングア
ップ検出方式としては、ハードウェアとしてウォッチド
ックタイマを設け、プログラムが入出力ポートなどのあ
るエリアへ書込みなどでアクセスした際に、このウォッ
チドックタイマをリセットスタートさせるようにしてお
き、このタイマが予め定められた時間を計時しても予定
の処理が終了しないときにはハングアップと判断して強
制的にリセットするなどの処理を行っていた。 モニタ形式のプログラムを使用することによってタス
クやハードウェアの制御をモニタ内で一括して行なうよ
うにすることができ、このモニタ形式のプログラムで
は、タスクがモニタにマクロを発行した後にはプロセッ
サは他の処理を行なうことが可能であるが、ハードウェ
アの異常などによってハードウェアなどでの処理が終了
したことの通知が割込みなどによって到来しない場合に
はこの通知の到来を待機するポスト待ち状態のままハン
グアップしてしまうケースが発生する。 第2図はこのモニタ形式のプログラムにおける処理の
概念を示したもので、ファクシミリ装置に適用した場合
を例にとれば、例えば読取りあるいはプリントなどの作
業を行うための関連した処理を制御するためのプログラ
ムのパッケージであるタスクT1,T2,……を統括するモニ
タMがあり、このモニタは、ハードウェアおよびタスク
の制御を行う。 このモニタは、それぞれ1種のサブルーチンである読
取り、プリントあるいはDMA転送などの機能をそれぞれ
行うための制御情報などを格納したハードウェア制御モ
ジュールC1,C2,……を含む複数のマクロが予め設定され
ており、上記タスクTはマクロコールによってこのマク
ロを読出してハードウェアH1,H2,……の制御を実行す
る。なお、ハードウェアからの割込みの処理もこのハー
ドウェア制御モジュールが行う。 タスクT1が例えばファクシミリ原稿を読取るために読
取機構H1を動作させる場合には、読取りのマクロをモニ
タMに発行して読取機構に原稿の1頁読取りをスタート
させた後、このタスクT1は1頁の読取りを終了したとき
に次のプログラムステップから動作を開始させるために
この読取機構からの処理終了を知らせるモニタMからの
「ポスト」を待つ「ウエイト状態」に入る。 そして、この読取機構における読取りが終了して読取
機構H1から処理終了がモニタMに通知されると、モニタ
MはタスクT1に対してポストを出して読取機構H1での読
取りが終了したことを知らせる。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、何らかの原因でポストがマスクされて
いたり、ハードウェアの異常などによってポストが到来
しない場合にはタスクT1は次の処理に移ることができ
ず、このタスクT1はハングアップ状態となってしまうの
で、このような場合にはタスクをポスト待ちの状態から
開放して次の処理を行い得るようにする必要がある。 従来のプロセッサシステムにおいては、前述のように
ウォッチドックタイマを用いて例えばシステムリセット
をかけるようにしているが、このようにシステムリセッ
トをしてしまうと処理を最初から繰返えして行う必要が
あり、実質的にシステムが停止してしまうことがある。 本発明はシステム全体をリセットすることなく、ハン
グアップが発生したタスクに対してハングアップの発生
あるいはその発生状態などを通知し得るようにすること
を目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 タスクの制御を行うモニタ形式のプログラムで動作す
るプロセッサのためのハングアップ処理装置であって、 タスクからモニタに対する処理依頼時に該タスクによ
り設定されるハングアップ検出時間を記憶する手段と、 前記設定されたハングアップ検出時間の経過を検出す
る手段と、 前記ハングアップ検出時間の経過を検出した場合、該
ハングアップ検出時間を設定したタスクにその旨を通知
する手段と、 を備える。 〔作 用〕 第1図の本発明の原理を示すフローチャートを用いて
説明すると、タスクがモニタを介してハードウェアを起
動する際には、プロセッサのRAMの一部領域に設定され
るハードウェア制御テーブルに当該ハードウェアの動作
詳細情報などに加えてステップ〔1〕で本発明によるソ
フトウェアタイマとしてハングアップ検出時間Tを書込
む。 この書込みが終了すると、ステップ〔2〕でハードウ
ェアの動作を開始させ、直ちにステップ〔3〕でタイマ
をリセットスタートさせ、次のステップ〔4〕ではその
計形時間tを上記ハングアップ検出時間Tと比較する。 このタイマの計時時間tがハングアップ検出時間Tを
超えないt<Tの期間内にハードウェアにおける処理が
終了したことの通知があったことがステップ〔5〕で判
断されれば、ステップ〔6〕でハードウェア停止処理を
行ってからタスクに終了を知らせるポストを発行する。 しかしながら、ステップ〔4〕でt≧Tと判断される
までハードウェアから終了の通知がない場合には、ステ
ップ〔5〕からステップ〔8〕に移ってハードウェアを
強制的に停止させ、ステップ
〔9〕ではタスクをアウェ
イクして続くステップ〔10〕でモニタに当該ハードウェ
アの動作状況などを通知する。 モニタではこの通知の内容に応じて、例えばステップ
〔1〕あるいは〔2〕に戻ってこのハードウェアを再起
動し、再読取りあるいは再プリントなどの再処理を行わ
せることによって所定の処理を完了させ、あるいはこの
ような再処理が不可能な場合にはタスクにその旨を通知
する。 したがって、上記のように再処理が可能な場合には異
常が発生したことをタスクに通知する必要がなく、ま
た、オペレータなどにも知らせる必要もない。 〔実施例〕 第3図は本発明をファクシミリ装置などの制御に用い
た実施例を示すブロック図であって、CPU1、制御プログ
ラムおよびデータなどを一時的に格納するRAM2、起動プ
ログラムなどを格納したROM3、ダイレクトメモリアクセ
スコントローラ(DMAC)4などがデータ/アドレスバス
10を介して互いに接続されている。 上記DMAC4は、応答信号線11および転送要求信号線12
を介して入出力装置5と接続されるとともにアドレスバ
ス13および書込/読取制御線14を介して画像データを格
納するフレームメモリ7と接続され、この入出力装置5
とフレームメモリ6との間でデータバス15を介するダイ
レクトメモリアクセス転送(DMA)の制御を行うもので
ある。 また、上記RAM2の一部領域には、第1図について説明
したようなハングアップ検出時間Tを書込んだソフトウ
ェアタイマを含むハードウェア制御テーブルが格納され
るが、このテーブルの例を第4図に示す。 この制御テーブルの初めには、ハードウェアの動作待
ち行列の中でこの制御テーブルの次に位置する制御テー
ブルの先頭アドレスが格納されており、次にこのハード
ウェアが動作しあるいは停止しているなどの状態を示す
ステータス情報、ハードウェアの動作の詳細を指示する
情報および本発明によって設けられるソフトウェアタイ
マとして上記のようなハングアップ検出時間Tが格納さ
れる。 このハングアップ検出時間Tの設定について例えば第
5図に示すようにファクシミリ装置で複写を行う場合を
例にとって説明すると、この複写を実行するためには入
出力装置(第3図5)の1つである読取機構においてイ
メージセンサによって原稿を読取った直列データを直並
列変換器によって直並列変換し、これによって得られた
8ビットパラレルのデータを#1DAMCの制御のもとにダ
イレクトメモリアクセスによってフレームメモリ(第3
図6)に格納する。 そして、このフレームメモリから#2DMACの制御のも
とにダイレクトメモリアクセスによって8ビットパラレ
ルのデータを並直列変換器に送って並直列変換を行い、
得られた直列信号をプリンタに転送してプリントを行わ
せる。 このとき、例えば1000本の走査線によってA4サイズの
原稿を読取る場合に1本の走査線を読取る時間が仮に0.
1秒であるとすれば、A4サイズの原稿の読取りが終了す
るまでの時間は1000×0.1秒=100秒として予測すること
ができるので、ソフトウェアタイマの時限としては多少
の余裕を見て例えば150秒のように設定すればよい。 第6図は本発明の実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートであって、タスクがモニタを介してハードウ
ェアを起動する際には、マクロコールによってステップ
〔11〕でハードウェア制御テーブルに当該ハードウェア
の動作詳細情報、ハードウェアステータスなどの内容を
書込み、続くステップ〔12〕で本発明によって設けられ
たソフトウェアタイマとしてハングアップ検出時間を書
込む。 そしてこのハードウェア制御テーブルを当該ハードウ
ェアの動作待ち行列を指定するキューターミナルにチェ
ーンし、前位の処理が終了して当該ハードウェアによる
処理が実行されるのを待機する。 ステップ〔14〕で当該ハードウェアの動作が開始され
ると、上記のハードウェアの動作期間中例えば10msごと
に発生するハードウェアからのインターバル割込みが10
回あるたびに、ステップ〔15〕で上記ハードウェア制御
テーブルのハングアップ検出時間Tから100msずつモニ
タ内のタイマ用モジュールが減算し、その時間Tをこの
減算した値によって更新して時間tとする。 ステップ〔16〕では上記のように減算されるハードウ
ェア制御テーブルの検出時間tが“0"になるのを監視し
ており、t=0となる以前に当該ハードウェアから終了
通知が到来するとステップ〔17〕からステップ〔18〕に
移って次に連続して行うべき動作、例えば2頁目の読取
りなどがあるか否かを判断する。 もし連続して行うべき動作、例えば2頁目の読取りな
どがあれば、タスクに対してポストは発行せずにステッ
プ〔12〕に戻り、上記ハングアップ検出時間Tを書込ん
でからキューターミナルにチェーンするが、このときに
は待ち行列の先頭にチェーンしてもよい。 連続して行うべき動作がない場合にはステップ〔18〕
からステップ〔19〕に移ってハードウェアを停止させた
後、ステップ〔20〕で処理が異常なく完了したことを示
すためにハードウェア制御テーブルにハードウェアステ
ータスとしてポスト発行をセットし、タスクに対してポ
ストを発行することによってタスクをリード状態に戻し
て終了する。 ところで前記のステップ〔16〕でハードウェア制御テ
ーブルの更新されたハングアップ検出時間tが“0"ある
いはそれ以下になったと判断されるとハードウェア制御
モジュールはハングアップ発生とみなしてステップ〔2
1〕に移ってハードウェアを停止させ、ステップ〔22〕
でタスクをアウェイクした後、ステップ〔23〕でモニタ
に対してハングアップの発生状況、すなわちタイムアウ
トしたハードウェアおよびその動作状態などを通知す
る。 モニタはこの通知内容からハードウェアの再起動が可
能か否かを判断し、再起動不可能であればステップ〔2
5〕でタスクに異常発生を通知して終了するが、再起動
可能であれば前記ステップ〔12〕に戻って上記ハングア
ップ検出時間Tを再度書込んでからキューターミナルに
例えば待ち行列の先頭としてチェーンする。 したがって、ステップ〔24〕で再起動可能と判断され
たときには、異常が発生したことをタスクに通知した
り、オペレータなどに知らせる必要もないから、処理の
異常を装置内部でカバーすることができる。 〔発明の効果〕 本発明によれば、ウォッチドックタイマを設ける必要
がないので装置の価格を低下させることができるばかり
でなく、このウォッチドックタイマを用いた場合のよう
に装置全体をリセットするのではなく、異常の生じた処
理についてだけリセットすればよいので再処理の時間を
短縮することができ、また、再処理可能な場合であれば
装置内部でカバーすることができるという格別の効果が
達成できる。
イクして続くステップ〔10〕でモニタに当該ハードウェ
アの動作状況などを通知する。 モニタではこの通知の内容に応じて、例えばステップ
〔1〕あるいは〔2〕に戻ってこのハードウェアを再起
動し、再読取りあるいは再プリントなどの再処理を行わ
せることによって所定の処理を完了させ、あるいはこの
ような再処理が不可能な場合にはタスクにその旨を通知
する。 したがって、上記のように再処理が可能な場合には異
常が発生したことをタスクに通知する必要がなく、ま
た、オペレータなどにも知らせる必要もない。 〔実施例〕 第3図は本発明をファクシミリ装置などの制御に用い
た実施例を示すブロック図であって、CPU1、制御プログ
ラムおよびデータなどを一時的に格納するRAM2、起動プ
ログラムなどを格納したROM3、ダイレクトメモリアクセ
スコントローラ(DMAC)4などがデータ/アドレスバス
10を介して互いに接続されている。 上記DMAC4は、応答信号線11および転送要求信号線12
を介して入出力装置5と接続されるとともにアドレスバ
ス13および書込/読取制御線14を介して画像データを格
納するフレームメモリ7と接続され、この入出力装置5
とフレームメモリ6との間でデータバス15を介するダイ
レクトメモリアクセス転送(DMA)の制御を行うもので
ある。 また、上記RAM2の一部領域には、第1図について説明
したようなハングアップ検出時間Tを書込んだソフトウ
ェアタイマを含むハードウェア制御テーブルが格納され
るが、このテーブルの例を第4図に示す。 この制御テーブルの初めには、ハードウェアの動作待
ち行列の中でこの制御テーブルの次に位置する制御テー
ブルの先頭アドレスが格納されており、次にこのハード
ウェアが動作しあるいは停止しているなどの状態を示す
ステータス情報、ハードウェアの動作の詳細を指示する
情報および本発明によって設けられるソフトウェアタイ
マとして上記のようなハングアップ検出時間Tが格納さ
れる。 このハングアップ検出時間Tの設定について例えば第
5図に示すようにファクシミリ装置で複写を行う場合を
例にとって説明すると、この複写を実行するためには入
出力装置(第3図5)の1つである読取機構においてイ
メージセンサによって原稿を読取った直列データを直並
列変換器によって直並列変換し、これによって得られた
8ビットパラレルのデータを#1DAMCの制御のもとにダ
イレクトメモリアクセスによってフレームメモリ(第3
図6)に格納する。 そして、このフレームメモリから#2DMACの制御のも
とにダイレクトメモリアクセスによって8ビットパラレ
ルのデータを並直列変換器に送って並直列変換を行い、
得られた直列信号をプリンタに転送してプリントを行わ
せる。 このとき、例えば1000本の走査線によってA4サイズの
原稿を読取る場合に1本の走査線を読取る時間が仮に0.
1秒であるとすれば、A4サイズの原稿の読取りが終了す
るまでの時間は1000×0.1秒=100秒として予測すること
ができるので、ソフトウェアタイマの時限としては多少
の余裕を見て例えば150秒のように設定すればよい。 第6図は本発明の実施例の動作を説明するためのフロ
ーチャートであって、タスクがモニタを介してハードウ
ェアを起動する際には、マクロコールによってステップ
〔11〕でハードウェア制御テーブルに当該ハードウェア
の動作詳細情報、ハードウェアステータスなどの内容を
書込み、続くステップ〔12〕で本発明によって設けられ
たソフトウェアタイマとしてハングアップ検出時間を書
込む。 そしてこのハードウェア制御テーブルを当該ハードウ
ェアの動作待ち行列を指定するキューターミナルにチェ
ーンし、前位の処理が終了して当該ハードウェアによる
処理が実行されるのを待機する。 ステップ〔14〕で当該ハードウェアの動作が開始され
ると、上記のハードウェアの動作期間中例えば10msごと
に発生するハードウェアからのインターバル割込みが10
回あるたびに、ステップ〔15〕で上記ハードウェア制御
テーブルのハングアップ検出時間Tから100msずつモニ
タ内のタイマ用モジュールが減算し、その時間Tをこの
減算した値によって更新して時間tとする。 ステップ〔16〕では上記のように減算されるハードウ
ェア制御テーブルの検出時間tが“0"になるのを監視し
ており、t=0となる以前に当該ハードウェアから終了
通知が到来するとステップ〔17〕からステップ〔18〕に
移って次に連続して行うべき動作、例えば2頁目の読取
りなどがあるか否かを判断する。 もし連続して行うべき動作、例えば2頁目の読取りな
どがあれば、タスクに対してポストは発行せずにステッ
プ〔12〕に戻り、上記ハングアップ検出時間Tを書込ん
でからキューターミナルにチェーンするが、このときに
は待ち行列の先頭にチェーンしてもよい。 連続して行うべき動作がない場合にはステップ〔18〕
からステップ〔19〕に移ってハードウェアを停止させた
後、ステップ〔20〕で処理が異常なく完了したことを示
すためにハードウェア制御テーブルにハードウェアステ
ータスとしてポスト発行をセットし、タスクに対してポ
ストを発行することによってタスクをリード状態に戻し
て終了する。 ところで前記のステップ〔16〕でハードウェア制御テ
ーブルの更新されたハングアップ検出時間tが“0"ある
いはそれ以下になったと判断されるとハードウェア制御
モジュールはハングアップ発生とみなしてステップ〔2
1〕に移ってハードウェアを停止させ、ステップ〔22〕
でタスクをアウェイクした後、ステップ〔23〕でモニタ
に対してハングアップの発生状況、すなわちタイムアウ
トしたハードウェアおよびその動作状態などを通知す
る。 モニタはこの通知内容からハードウェアの再起動が可
能か否かを判断し、再起動不可能であればステップ〔2
5〕でタスクに異常発生を通知して終了するが、再起動
可能であれば前記ステップ〔12〕に戻って上記ハングア
ップ検出時間Tを再度書込んでからキューターミナルに
例えば待ち行列の先頭としてチェーンする。 したがって、ステップ〔24〕で再起動可能と判断され
たときには、異常が発生したことをタスクに通知した
り、オペレータなどに知らせる必要もないから、処理の
異常を装置内部でカバーすることができる。 〔発明の効果〕 本発明によれば、ウォッチドックタイマを設ける必要
がないので装置の価格を低下させることができるばかり
でなく、このウォッチドックタイマを用いた場合のよう
に装置全体をリセットするのではなく、異常の生じた処
理についてだけリセットすればよいので再処理の時間を
短縮することができ、また、再処理可能な場合であれば
装置内部でカバーすることができるという格別の効果が
達成できる。
第1図は本発明の原理を示すフローチャート、 第2図はモニタ形式のプログラムにおける処理の概念を
示す図、 第3図はファクシミリ装置などの制御に適用した実施例
を示すブロック図 第4図はハードウェア制御テーブルの例を示す図、 第5図はファクシミリ装置で複写を行う場合の説明図、 第6図は本発明の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
示す図、 第3図はファクシミリ装置などの制御に適用した実施例
を示すブロック図 第4図はハードウェア制御テーブルの例を示す図、 第5図はファクシミリ装置で複写を行う場合の説明図、 第6図は本発明の実施例の動作を説明するためのフロー
チャートである。
Claims (1)
- 【請求項1】タスクの制御を行うモニタ形式のプログラ
ムで動作するプロセッサのためのハングアップ処理装置
であって、 タスクからモニタに対する処理依頼時に該タスクにより
設定されるハングアップ検出時間を記憶する手段と、 前記設定されたハングアップ検出時間の経過を検出する
手段と、 前記ハウジングアップ検出時間の経過を検出した場合、
該ハングアップ検出時間を設定したタスクにその旨を通
知する手段と、 を備えることを特徴とするハングアップ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2067344A JP2931027B2 (ja) | 1990-03-19 | 1990-03-19 | ハングアップ検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2067344A JP2931027B2 (ja) | 1990-03-19 | 1990-03-19 | ハングアップ検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03268143A JPH03268143A (ja) | 1991-11-28 |
JP2931027B2 true JP2931027B2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=13342312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2067344A Expired - Fee Related JP2931027B2 (ja) | 1990-03-19 | 1990-03-19 | ハングアップ検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2931027B2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-19 JP JP2067344A patent/JP2931027B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03268143A (ja) | 1991-11-28 |
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