JPH0830465A - メッセージ駆動型のマルチタスクシステム - Google Patents

メッセージ駆動型のマルチタスクシステム

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JPH0830465A
JPH0830465A JP6159996A JP15999694A JPH0830465A JP H0830465 A JPH0830465 A JP H0830465A JP 6159996 A JP6159996 A JP 6159996A JP 15999694 A JP15999694 A JP 15999694A JP H0830465 A JPH0830465 A JP H0830465A
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JP
Japan
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message
application program
data
processing
driver
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Application number
JP6159996A
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Satoshi Tanaka
敏 田中
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Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Fuji Facom Corp
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Publication date
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Publication of JPH0830465A publication Critical patent/JPH0830465A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 デバイスドライバでのデータ送信処理の終了
をタイムラグが生じることなく、アプリケーションプロ
グラムに認識させる。 【構成】 上位プログラムからのデバイスドライバアク
セス要求メッセージに基づき、メッセージ駆動型のアプ
リケーションプログラムがデバイスドライバのデバイス
リクエスト処理DR1を起動してメッセージ待ち状態と
なり、デバイスリクエスト処理に基づき指定されたデー
タ領域のロック及びリクエストデータの設定等を実行し
てデバイスを起動し、デバイスからの割り込み指令によ
りデバイスドライバの割込み処理を実行してデータ領域
の所定量のデータ転送を行い、所定のデータ転送が完了
したときアプリケーションプログラムに転送終了メッセ
ージを送信することにより、アプリケーションプログラ
ムが起動されてデータ転送の完了を認識し、デバイスド
ライバ終了処理を起動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチタスク環境下
で、メッセージ駆動型のアプリケーションプログラムに
よりデバイスドライバを駆動し所望のデバイスとのデー
タ入出力を行う、メッセージ駆動型のマルチタスクシス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、メッセージ駆動型の疑似
マルチタスクシステムでは、例えば上位プログラムがデ
バイスとアクセスする場合等には、上位プログラムがア
プリケーションプログラムに対しデバイスドライバアク
セス要求のメッセージを送信し、これをアプリケーショ
ンプログラムで受信して指定されたデバイスドライバの
デバイスリクエスト処理を呼び出し、このデバイスリク
エスト処理を実行してデバイスを起動し、デバイス側の
起動処理が終了したとき、デバイス側からのデータ送信
要求等の割り込み指令等に基づいて、上位プログラムで
指定されたメインメモリに形成されたデータ領域とこの
デバイスとの間でデータ転送を行うようになされてい
る。
【0003】そして、このとき、アプリケーションプロ
グラムでは、デバイスと指定データ領域との間でのデー
タ転送が終了したか否かのチェックを、例えば、タイマ
メッセージ駆動等によって定周期でデバイスドライバの
ステータスをチェックすることによってデバイスとデー
タ領域との間でのデータ転送処理の終了を認識し、所定
の終了処理を行うようデバイスドライバのデバイスリク
エスト終了処理を呼び出してこれを実行するようになさ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように、アプリケーションプログラムでタイマメッセー
ジ駆動等によって、定期的にデバイスとデータ領域間と
のデータ転送処理の終了をチェックする方式では、実際
にデバイスとデータ領域との間でのデータ転送処理が終
了した時刻と、アプリケーションプログラムでデータ転
送処理の終了を認識する時刻とに時間差が生じてしまう
という未解決の課題がある。
【0005】この問題を回避するために、デバイスとデ
ータ領域間とのデータ転送処理の終了チェックを行う周
期を短くして時間差を短縮させる方法も考えられるが、
この場合には、システム負荷が増大してしまうという問
題がある。そこで、この発明は、上記従来の未解決の課
題に着目してなされたものであり、システム負荷を増大
させることなく、実際にデータ転送終了時刻とアプリケ
ーションプログラムでデータ転送処理の終了を認識した
時刻との間に時間差が生じることなくアプリケーション
プログラムでデータ転送終了を認識することのできるメ
ッセージ駆動型のマルチタスクシステムを提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係わるメッセージ駆動型のマルチタスクシ
ステムにおいては、図1の基本構成図に示すように、メ
ッセージ駆動型のアプリケーションプログラムによりデ
バイスドライバを駆動し、所望のデバイスとアクセスを
行うメッセージ駆動型のマルチタスクシステムにおい
て、前記デバイスドライバは、所定の入出力の前処理を
行う前処理手段と、当該前処理後に前記デバイスとのデ
ータ転送処理を行うデータ転送手段と、該データ転送手
段で所定のデータ転送が終了したとき前記アプリケーシ
ョンプログラムに転送終了メッセージを送信する終了通
知手段と、所定の入出力の後処理を行う後処理手段とを
備え、前記アプリケーションプログラムは、上位プログ
ラムからアクセス要求メッセージが送信されたとき前記
前処理手段を起動するドライバ起動手段と、前記終了通
知手段から転送終了メッセージが送信されたとき前記後
処理手段を起動するドライバ終了手段とを備えることを
特徴としている。
【0007】
【作用】本発明においては、上位プログラムからアクセ
ス要求メッセージが送信されたときアプリケーションプ
ログラムではドライバ起動手段によってデバイスドライ
バの前処理手段を起動させてデバイスとの入出力の前処
理を行い、データ転送手段によって所定のデバイスとの
データ転送を行い、データ転送終了時に終了通知手段に
よって転送終了メッセージをアプリケーションプログラ
ムに送信することにより、アプリケーションプログラム
がドライバ終了手段によってデバイスドライバの後処理
手段を起動することにより、データ転送手段によるデー
タ転送の終了時にアプリケーションプログラムではデー
タ転送の終了を認識し実際のデータ転送終了時刻とアプ
リケーションプログラムでのデータ転送終了認識時刻と
の間のタイムラグを解消する。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。図2
は、本発明によるデバイスドライバ駆動方式を適用した
計算機の構成を示すブロック図である。この計算機10
は、例えば、パーソナルコンピュータ等の演算処理装置
11と、メインメモリ12と、キーボード13、CRT
ディスプレイ等の表示装置14、例えばレーザプリンタ
等のプリンタ15と、これら外部装置との入出力処理を
行うインタフェース回路16とを備えて構成されてい
る。
【0009】そして、メインメモリ12には、オペレー
ティングシステム等のプログラム、キーボード13、表
示装置14等のデバイスを駆動制御するデバイスドライ
バ、プリンタ15を駆動制御するプリンタドライバ、こ
れらデバイスを使用するメッセージ駆動型のアプリケー
ションプログラム、疑似マルチタスクオペレーティング
システムを実現するためのプロセス管理、メモリ管理等
の処理を行うカーネル等、その他必要な情報が格納され
ている。
【0010】そして、この疑似マルチタスクオペレーテ
ィングシステムでは、カーネルでの制御によって、メッ
セージバッファにメッセージを書き込む又は読み出すこ
とによって、上位プログラム、アプリケ−ションプログ
ラム及びデバイスドライバ間の同期をとっており、例え
ば、上位プログラムがメインメモリ12に形成したメッ
セージバッファにアプリケーションプログラムAPに対
するメッセージを書き込むことによって、カーネルによ
って、メッセージ待ち状態であるアプリケーションプロ
グラムAPがレディ状態となり、アプリケーションプロ
グラムAPが実行されてメッセージバッファのメッセー
ジを読み出してメッセージで指定された処理を実行する
ようになされている。
【0011】そして、演算処理装置11は、カーネルの
制御に基づいて、メインメモリ12に記憶されている上
位プログラムを実行し、上位プログラムからのメッセー
ジに基づいて各アプリケーションプログラムAPを起動
し、アプリケーションプログラムAPから指定されたデ
バイスドライバのデバイスリクエスト処理を呼び出すこ
とによって、指定されたデバイスドライバを起動し、デ
バイスドライバによって所定のデバイスを駆動する。そ
して、アプリケーションプログラムAPによってメイン
メモリ12に形成されたデータ領域DAに格納された所
定データを、例えば、表示装置14、プリンタ15等の
所定のデバイスにデータ転送すると共に、キーボード1
3からの入力データをデータ領域DAに転送する。
【0012】そして、このアプリケーションプログラム
APは、上位プログラムからデバイスドライバDRとの
アクセス要求等のメッセージを受信したときメッセージ
待ち状態からレディ状態となり、メッセージで指定され
た所定の処理を実行した後、メッセージ待ち状態とな
り、このメッセージ待ち状態の間は演算処理装置11の
使用権を放棄し、このとき、他のアプリケーションプロ
グラムに例えば上位プログラムからメッセージが送信さ
れた場合には、そのアプリケーションプログラムで演算
処理装置11を使用し、処理を実行することができる。
【0013】図3は、メッセージ駆動型のアプリケーシ
ョンプログラムAPの、デバイスドライバDR起動時の
処理手順を示すフローチャートであり、今、上位プログ
ラムからデバイスドライバDRとのアクセス要求のメッ
セージが送信されたことによって、メッセージ待ち状態
であったアプリケーションプログラムAPがレディ状態
となり、アプリケーションプログラムAPが実行され
て、メッセージバッファに書き込まれた上位プログラム
からのメッセージを受信する。
【0014】そして、アプリケーションプログラムAP
では、まず、ステップS1において、受信したメッセー
ジがデバイスドライバアクセス要求であるか否かを判定
し、デバイスドライバアクセス要求である場合には、ス
テップS2に移行して、デバイスドライバDRのデバイ
スリクエスト処理を呼び出す。そして、所定のデバイス
リクエスト処理を実行した後、ステップS3に移行し、
ウェイト・シグナルをカーネルに送信する等所定の処理
を実行してメッセージ待ち状態となる。
【0015】これによって、アプリケーションプログラ
ムAPでは、演算処理装置11の使用権を放棄する。一
方、ステップS1で、デバイスドライバアクセス要求で
ない場合には、ステップS4に移行し、デバイスドライ
バDRが送信した転送終了メッセージであるか否かを判
定し、転送終了メッセージである場合には、ステップS
5に移行して、デバイスドライバDRの終了処理を呼び
出す。
【0016】そして、所定の終了処理を実行した後、ス
テップS3に移行し、メッセージ待ち状態となり、次の
メッセージを受信するまで、演算処理装置11の使用権
を放棄する。一方、ステップS4で受信したメッセージ
がデバイスドライバDRが送信した転送終了メッセージ
でない場合には、ステップS6に移行し、メッセージで
指定された所定の処理を実行した後、ステップS3に移
行する。
【0017】図4〜図6は、デバイスドライバDRの処
理手順を示すフローチャートであり、デバイスドライバ
DRは、デバイスリクエスト処理DR1、割り込み処理
DR2、デバイスリクエスト終了処理DR3とから形成
されている。図4は、デバイスリクエスト処理DR1の
処理手順を示したものであり、このデバイスリクエスト
処理DR1は、アプリケーションプログラムAPによっ
て起動され、まず、ステップS11で、例えば、上位プ
ログラム等によってメインメモリ12に形成された指定
されたデータ領域DAをロックする。この処理は、他の
アプリケーションプログラムAPがこのデータ領域DA
をアクセスしデータ領域DAが物理的に移動されること
等によって、デバイスドライバDRがデータアクセス不
能とならないようにするために行うものである。
【0018】次いで、ステップS12に移行し、駆動制
御するデバイスとの通信モード等、初期設定に必要な所
定のリクエストデータを設定し、次いでステップS13
で、設定したリクエストデータに基づいて対応するデバ
イスを起動し、アプリケーションプログラムAPに戻
る。図5は、割り込み処理DR2の処理手順を示すフロ
ーチャートであり、この割り込み処理DR2は、対応す
るデバイスからの準備完了通知、送信要求等の割り込み
指令を入力したとき起動され、これら割り込み指令を入
力した場合には、ステップS21で、対応するデバイス
とメインメモリ12に形成されたデータ領域DAとの間
でデータ転送処理を行い、ステップS22に移行する。
【0019】そして、ステップS22では、デバイスか
らデータ領域DAに転送する所定のデータの転送が完了
したか、又は、データ領域DAからデバイスに転送する
所定のデータの転送が完了したか否かを判定し、所定の
データ転送が完了していない場合には処理を中断したア
プリケーションプログラムに戻り、所定のデータ転送が
完了した場合にはステップS23に移行し、デバイスリ
クエスト処理DR1を起動したアプリケーションプログ
ラムAPに対する転送終了メッセージをメッセージバッ
ファに書き込み、割り込みによって処理を中断したアプ
リケーションプログラムに戻る。
【0020】図6は、デバイスリクエスト終了処理DR
3の処理手順を示すフローチャートであり、このデバイ
スリクエスト終了処理DR3は、アプリケーションプロ
グラムAPによって起動され、まず、ステップS31
で、デバイスリクエスト処理DR1でロックした所定の
データ領域DAのロックを解除し、次いで、ステップS
32で、データ送信が正常に行われたか否か等のデバイ
スリクエストに対する処理の完了状況を終了情報として
関数値を設定しアプリケーションプログラムに通知し、
アプリケーションプログラムAPに戻る。
【0021】ここで、ステップS2がドライバ起動手段
に対応し、ステップS5がドライバ終了手段に対応し、
ステップS21がデータ転送手段に対応し、ステップS
23が終了通知手段に対応し、デバイスリクエスト処理
DR1が前処理手段に対応し、デバイスリクエスト終了
処理DR3が後処理手段に対応している。次に、上記実
施例の動作を説明する。今、例えば、上位プログラムP
M から、所定のメッセージを送信することによって、メ
ッセージ駆動型アプリケーションプログラムAP1及び
AP2を駆動し、例えば、所定の演算処理を行った演算
結果をプリンタ15に出力するものとする。そして、こ
のとき、演算処理装置11では、疑似マルチタスクシス
テムの環境下でこれらのアプリケーションプログラムを
実行するものとする。
【0022】この状態で、演算処理装置11を起動する
と、まず、上位プログラムPM が実行され、例えば、上
位プログラムPM で所定の演算処理等を行い、その演算
結果をメインメモリ12に形成したデータ領域DAに記
憶し、この演算結果をプリンタ15に送信するものとす
る。まず、上位プログラムPM は、アプリケーションプ
ログラムAP1に対してプリンタ15とのデバイスドラ
イバアクセス要求のメッセージを送信する。
【0023】このとき、アプリケーションプログラムA
P1及びAP2はメッセージ待ち状態であり、上位プロ
グラムPM からプリンタ15に対するデバイスドライバ
アクセス要求のメッセージが送信されることによって起
動され、図3のステップS1からS2を実行し、この場
合、プリンタドライバDRPRのデバイスリクエスト処理
DR1を呼び出す。
【0024】そして、アプリケーションプログラムAP
1がプリンタドライバDRPRのデバイスリクエスト処理
DR1を呼び出すことによって、図4のステップS11
が実行され、上位プログラムPM によってメインメモリ
12に形成された指定されたデータ領域DAをロック
し、次いで、プリンタ15に対する通信モード等所定の
リクエストデータを設定し、これに基づいてプリンタ1
5を起動し、アプリケーションプログラムAP1に戻
る。
【0025】これによって、プリンタ15が起動され、
プリンタドライバDRPRからのリクエストデータに基づ
いて初期設定等、所定の起動処理を実行し、データを受
信可能となったとき準備完了信号、データ送信要求等所
定の信号を割り込み信号として演算処理装置11に出力
する。演算処理装置11では、プリンタ15から割り込
みでデータ送信要求を入力した場合には、プリンタドラ
イバDRPRの割り込み処理DR2を実行し、例えば、1
ページ分等所定量のデータをメインメモリ12のデータ
領域DAから読み出し、これをプリンタ15に転送し、
データ領域DAのプリンタ15に転送すべき全てのデー
タを転送していない場合には、そのまま割り込み処理を
終了して、割り込みによって中断したプログラムの処理
を続けて実行する。
【0026】そして、プリンタ15では、演算処理装置
11からデータ転送されたデータについて所定の処理を
実行すると、再度割り込み信号を演算処理装置11に出
力し、演算処理装置11では割り込み信号を入力する
と、上記と同様に、所定量のデータをデータ領域DAか
ら読み出してプリンタ15に転送し、この操作をデータ
領域DAの所定のデータを全てプリンタ15に転送する
まで繰り返し行う。
【0027】そして、所定データを全てプリンタ15に
送信したとき、アプリケーションプログラムAP1に対
して転送終了メッセージを送信する。これによって、メ
ッセージ待ち状態であったアプリケーションプログラム
AP1がレディ状態になって実行され、図3のステップ
S1からステップS4、ステップS5に移行し、プリン
タドライバDRPRでのデータ転送が終了したことを認識
し、ステップS5で、プリンタドライバDRPRの終了処
理DR3を呼び出す。
【0028】そして、図6のステップS31でデータ領
域DAのロックを解除し、このとき、プリンタ15への
データ転送が正常に終了したものとすると、ステップS
32で、データ転送が正常に終了したものとして、アプ
リケーションプログラムAP1に対し正常終了時の所定
の関数値を終了情報として通知し、アプリケーションプ
ログラムAP1に戻る。
【0029】これによって、アプリケーションプログラ
ムAP1では、プリンタ15へのデータ出力が正常に終
了したことを認識しステップS3に移行してメッセージ
待ち状態となる。このとき、演算処理装置11は疑似マ
ルチタスクシステムの環境下にあるので、プリンタドラ
イバDRPRが例えば、1ページ分のデータをデータ領域
DAからプリンタ15にデータ転送し、その後プリンタ
15から割り込み指令を入力するまでの間は、アプリケ
ーションプログラムAP1は、演算処理装置11を使用
しないので、この間、アプリケーションプログラムAP
2に対しメッセージが送信された場合には、このアプリ
ケーションプログラムAP2の処理を実行することがで
き、また、このとき、上位プログラムPM からアプリケ
ーションプログラムAP1にメッセージが送信された場
合には、アプリケーションプログラムAP1はレディ状
態となり、メッセージで指定された所定の処理を実行す
ることができる。
【0030】したがって、データ領域DAとプリンタ1
5との間で、所定のデータ転送が終了した時点でプリン
タドライバDRPRからアプリケーションプログラムAP
1に対し転送終了メッセージを送信することによって、
アプリケーションプログラムAP1は、この時点でプリ
ンタ15へのデータ領域DAの所定データのデータ転送
の終了を認識することができるので、従来のように、実
際のデータ転送終了時刻とアプリケーションプログラム
AP1でのデータ転送終了認識時刻との間にタイムラグ
が生じることはない。
【0031】また、プリンタドライバDRPRの割り込み
処理DR2によるデータ転送終了に同期してアプリケー
ションプログラムAP1を駆動することができるので、
データ転送処理の終了に同期してプリンタドライバDR
PRの終了処理DR1を呼び出すことができ、終了処理D
R1を呼び出すまでのタイムラグを解消することができ
る。
【0032】また、アプリケーションプログラムAP1
では、プリンタドライバDRPRが転送終了メッセージを
送信することによって、プリンタドライバDRPRのプリ
ンタ15へのデータ転送終了を容易に認識することがで
き、従来のように、定周期でプリンタドライバDRPR
送信終了をチェックする必要がなく、システム負荷を軽
減させることができる。
【0033】また、疑似マルチタスクオペレーティング
システムにおいては、各デバイスドライバ駆動時のタイ
ムラグを解消することによって、システム全体としての
処理効率を一層向上させる効果が得られる。なお、上記
実施例においては、アプリケーションプログラムAP1
では、プリンタドライバDRPRのみを駆動するようにな
されているが、これに限らず、ディスクドライバ、RS
−232Cドライバ等、その他デバイスドライバを駆動
することも可能である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わるメ
ッセージ駆動型のマルチタスクシステムによれば、上位
プログラムからアクセス要求メッセージが送信されたと
きアプリケーションプログラムではドライバ起動手段に
よってデバイスドライバの前処理手段を起動し、これに
よってデバイスドライバが起動してデータ転送手段によ
って所定のデバイスとのデータ転送を行い、データ転送
終了時に終了通知手段によって転送終了メッセージをア
プリケーションプログラムに送信することによって、ア
プリケーションプログラムがドライバ終了手段によって
デバイスドライバの後処理行う後処理手段を起動するこ
とにより、データ転送手段によるデータ転送の終了時に
アプリケーションプログラムではデータ転送の終了を認
識することができ、タイムラグを解消することができる
と共に、データ転送終了に同期してアプリケーションプ
ログラムを駆動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるデバイスドライバ駆動方式の概
略構成を示す基本構成図である。
【図2】本発明を適用した計算機の構成図である。
【図3】本実施例におけるアプリケーションプログラム
に基づく処理の概要を示すフローチャートである。
【図4】デバイスドライバのデバイスリクエスト処理の
処理手順を示すフローチャートである。
【図5】デバイスドライバの割り込み処理の処理手順を
示すフローチャートである。
【図6】デバイスドライバのデバイスリクエスト終了処
理の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 計算機 11 演算処理装置 12 メインメモリ 13 キーボード 14 表示装置 15 プリンタ 16 インタフェース回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッセージ駆動型のアプリケーションプ
    ログラムによりデバイスドライバを駆動し、所望のデバ
    イスとアクセスを行うメッセージ駆動型のマルチタスク
    システムにおいて、前記デバイスドライバは、所定の入
    出力の前処理を行う前処理手段と、当該前処理後に前記
    デバイスとのデータ転送処理を行うデータ転送手段と、
    該データ転送手段で所定のデータ転送が終了したとき前
    記アプリケーションプログラムに転送終了メッセージを
    送信する終了通知手段と、所定の入出力の後処理を行う
    後処理手段とを備え、前記アプリケーションプログラム
    は、上位プログラムからアクセス要求メッセージが送信
    されたとき前記前処理手段を起動するドライバ起動手段
    と、前記終了通知手段から転送終了メッセージが送信さ
    れたとき前記後処理手段を起動するドライバ終了手段と
    を備えることを特徴とするメッセージ駆動型のマルチタ
    スクシステム。
JP6159996A 1994-07-12 1994-07-12 メッセージ駆動型のマルチタスクシステム Pending JPH0830465A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005309783A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Ntt Docomo Inc データ処理装置およびデータ処理方法

Cited By (2)

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JP2005309783A (ja) * 2004-04-21 2005-11-04 Ntt Docomo Inc データ処理装置およびデータ処理方法
US8161499B2 (en) 2004-04-21 2012-04-17 Ntt Docomo, Inc. Data processing device and data processing method

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