JP2930884B2 - 発熱床材 - Google Patents

発熱床材

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JP2930884B2
JP2930884B2 JP33932994A JP33932994A JP2930884B2 JP 2930884 B2 JP2930884 B2 JP 2930884B2 JP 33932994 A JP33932994 A JP 33932994A JP 33932994 A JP33932994 A JP 33932994A JP 2930884 B2 JP2930884 B2 JP 2930884B2
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plate
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heating
heat equalizing
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和雅 吉田
安祐 福満
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発熱床材の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】発熱床材は、通常、互いに対向する底板
及び表面板と、これらの縁部に配される枠体と、上記底
板上に順次積層される発熱体ユニット及び均熱板とから
主として構成されている。上記均熱板は発熱体ユニット
の温度を表面部にて均一にするためのもので、熱伝導性
の良いアルミ箔やアルミ板、ステンレス板等から構成さ
れている。ところで、均熱板と表面板又は均熱板と発熱
体ユニットとは熱膨張に差があり、一体化すれば使用時
に反りを生じるという欠点があった。そこで、少なくと
も均熱板の片面は接着一体化せずに、拘束しない構成が
知られている(例えば実公平5−30313号公報参
照)。
【0003】しかし、均熱板の伸縮によりその表裏面に
わずかな隙間が生じ、歩行時には、均熱板と絶縁材との
接触や表面板裏面(とくに合板や中比重繊維板、パーテ
ィクルボード等の木質板やケイカル板のような多孔質材
は毛羽立ちにより摩擦抵抗が大きいものには接触音が大
きい)と均熱板間の接触により、均熱板と絶縁材料や、
均熱板と表面板とが擦れ合う音が生じるという欠点があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、均熱板の伸
縮によりその表裏面にわずかな隙間が生じても、歩行時
に音が発生しない発熱床材を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かくして本願『請求項
1』にかかる発明によれば、『2枚の対向する上板
(1)・下板(6)間に、上面に発熱体(5)が配され
かつ該発熱体が絶縁材料によって被覆された発熱体ユニ
ット(4)とその上方に配される均熱板(2)とを内添
する発熱床材において、前記発熱体ユニット(4)と均
熱板(2)とが非接着状態に配されているとともに、該
発熱体ユニット(4)と均熱板(2)との間に、不織
布、織布、樹脂シート、紙から選択される滑り性を有す
るシート材(3)を介してなる発熱床材(A1)』が提
供される。
【0006】また、本願『請求項2』にかかる発明によ
れば、『2枚の対向する上板(1)・下板(6)間に、
上面に発熱体(5)が配されかつ該発熱体が絶縁材料に
よって被覆された発熱体ユニット(4)とその上方に配
される均熱板(2)とを内添する発熱床材において、前
記上板(1)と均熱板(2)との間及び発熱体ユニット
(4)と均熱板(2)との間に、不織布、織布、樹脂シ
ート、紙から選択される滑り性を有するシート材(3
a)(3b)を介してなる発熱床材(A3)』が提供さ
れる。
【0007】
【0008】上記の本願各請求項にかかる発明におい
て、滑り性を有するシート材(3)(3a)(3b)には、約70
℃以上でも粘性が生じないものが好ましい。
【0009】
【作用】本願『請求項1』にかかる発明によれば、発熱
体ユニット(4)の表面の絶縁材料と均熱板(2)との間に滑
り性を上げるシート材(3)を介しているので、均熱板(2)
の伸縮により均熱板(2)と発熱体ユニット(4)との間に隙
間が生じたとしても歩行時に均熱板(2)と発熱体ユニッ
ト(4)表面とが擦れ合う事はなく、歩行音(床鳴り)を
生じることは無い。
【0010】
【0011】本願『請求項』にかかる発明によれば、
発熱体ユニット(4)と均熱板(2)との間及び木質上
板(1)と均熱板(2)との間にそれぞれ滑り性を上げ
るシート材(3a)(3b)を介しているので、均熱板
(2)の伸縮によりこの均熱板(2)の表裏いずれの側
に間隙が生じてもシート材(3a)(3b)が介在し、
歩行時に均熱板(2)と発熱体ユニット(4)表面及び
均熱板(2)と木質上板(1)裏面のいずれもが擦れ合
う事はなく、歩行音(床鳴り)を生じることは無い。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳述する
が、これにより本発明は限定されるものではない。図1
は、本願『請求項1』にかかる発熱床材の一例の分解斜
視図、図2は図1の断面概略図、図3は図1の発熱床材
の作用を説明する断面概略図、図4は従来例の図3相当
図である。図1〜3において、本発明の発熱床材(A1)
は、長尺の木質下板(6)と、これと対向配置される長尺
の木質上板(1)と、上記木質下板(6)の上面周縁部に配さ
れる木質枠体(7)(8)〔なお、図1では手前の縁部とその
対向縁部とに配される枠体は省略されている〕と、発熱
体ニユット(4)と、滑り性を有するシート材(3)と、均熱
板(2)とから主として構成されており、上記木質下板(6)
の上に発熱体ユニット(4)、滑り性を有するシート材(3)
及び均熱板(2)が順次重ねて配されて、木質上板(1)、木
質下板(6)及び枠体(7)(8)が接着剤若しくは釘又はこれ
らを併用して固着一体化されている。
【0013】上記発熱ユニット(4)は、表面に発熱線(5)
及び過熱防止センサ(9)が配されており、この上から耐
水絶縁材料(図示せず)が被覆されている。滑り性を有
するシート材(3)は、不織布、織布、軟質合成樹脂シー
ト、和紙等のうち、滑り性が良好でかつ約70℃以上で
も粘性が生じないものが選択されている。均熱板(2)
は、アルミ板、アルミ箔、金網等から構成されている。
木質枠体(7)及び(8)は互いに雌雄実結合できるように構
成されている。
【0014】上記発熱床材(A1)は上記のように構成され
ているので、従来では使用中に均熱板(2)の伸縮によ
り、木質上板(1)が反って上に凸に撓み、均熱板(2)と発
熱体ユニット(4)との間には反り等に基づく間隙(k')が
生じたのであるが(図4参照)、本例のものではこのよ
うに撓んでも滑り性を有するシート材(3)が介装されて
いるので均熱板(2)と発熱体ユニット(4)との間に間隙が
生じてもこのシート材(3)が滑り性を発揮しながらかつ
緩衝作用をも示すので、歩行時に均熱板(2)と発熱体ユ
ニット(4)表面の耐水絶縁材料とが擦れ合う事はなく、
歩行音(床鳴り)を生じることは無い。
【0015】
【0016】実施例 本例の発熱床材(A3)は図6及び図7に示すように、
実施例1における滑り性を有するシート材を2枚(3
a)(3b)用意し、均熱板(2)と木質上板(1)と
の間及び均熱板(2)と発熱体ユニット(4)との間に
介装する以外は実施例1と同様の構成である。従って、
本例の発熱床材(A3)は上記のように構成されている
ので、使用中に均熱板(2)の伸縮により、木質上板
(1)がどのように撓んでも、均熱板(2)と木質上板
(1)との間又は均熱板(2)と発熱体ユニット(4)
との間の何れにも間隙は生じず、しかもこれらのシート
材(3a)(3b)が滑り性を発揮しながらかつ緩衝作
用をも示すので、歩行時に均熱板(2)と木質上板
(1)裏面とが擦れ合う事はなく、歩行音(床鳴り)を
生じることは無い。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、施工後均熱板の伸縮に
基づく撓みが生じても、撓みにより生ずる間隙には滑り
性を有するシート材が介装されているので、歩行時荷重
がかけられても上記シート材により擦れ合う音が生じな
いので床鳴りが発生せず、しかもこのシート材により荷
重が緩衝・吸収されるので、耐久性も増加されることと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願『請求項1』にかかる発熱床材の一例の分
解斜視図
【図2】図1の発熱床材の断面概略図
【図3】図1の発熱床材の使用時の状態を説明する断面
概略図
【図4】従来例の図3相当図
【図5】従来例の図3相当図
【図6】本願『請求項2』にかかる発熱床材の一例の図
1相当図
【図7】図6の発熱床材の図2相当図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05B 3/20 - 3/38 F24D 13/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の対向する上板・下板間に、上面に発
    熱体が配されかつ該発熱体が絶縁材料によって被覆され
    た発熱体ユニットとその上方に配される均熱板とを内添
    する発熱床材において、前記発熱体ユニットと均熱板と
    が非接着状態に配されているとともに、該発熱体ユニッ
    トと均熱板との間に、不織布、織布、樹脂シート、紙か
    ら選択される滑り性を有するシート材を介してなる発熱
    床材。
  2. 【請求項2】2枚の対向する上板・下板間に、上面に発
    熱体が配されかつ該発熱体が絶縁材料によって被覆され
    た発熱体ユニットとその上方に配される均熱板とを内添
    する発熱床材において、前記上板と均熱板との間及び発
    熱体ユニットと均熱板との間に、不織布、織布、樹脂シ
    ート、紙から選択される滑り性を有するシート材を介し
    てなる発熱床材。
JP33932994A 1994-12-28 1994-12-28 発熱床材 Expired - Lifetime JP2930884B2 (ja)

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JPH08185958A JPH08185958A (ja) 1996-07-16
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