JP2930797B2 - ホーロー製壁板の製造方法 - Google Patents
ホーロー製壁板の製造方法Info
- Publication number
- JP2930797B2 JP2930797B2 JP4013319A JP1331992A JP2930797B2 JP 2930797 B2 JP2930797 B2 JP 2930797B2 JP 4013319 A JP4013319 A JP 4013319A JP 1331992 A JP1331992 A JP 1331992A JP 2930797 B2 JP2930797 B2 JP 2930797B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- window
- base metal
- firing
- enameled
- wall plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は窓を有するホーロー製壁
板の製造方法に関する。
板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に側壁や天井壁等の壁板は種々の材
料で構成されるが、例えば鋼板等で製作した場合、荷物
の搬入出時に衝突によつて表面が容易に傷ついてしま
う。そこで、表面にホーロー処理を施したホーロー板を
用いることが特公昭62−61503号公報等で紹介さ
れたり、また肉厚0.5mm〜1.2mm程度の素地金
属薄板の表面にホーロー処理を施した化粧パネルを、従
来の金属製側壁板の表面に接着して用いることも考慮さ
れている。
料で構成されるが、例えば鋼板等で製作した場合、荷物
の搬入出時に衝突によつて表面が容易に傷ついてしま
う。そこで、表面にホーロー処理を施したホーロー板を
用いることが特公昭62−61503号公報等で紹介さ
れたり、また肉厚0.5mm〜1.2mm程度の素地金
属薄板の表面にホーロー処理を施した化粧パネルを、従
来の金属製側壁板の表面に接着して用いることも考慮さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、表面を
ホーロー処理する場合、焼成時における760℃〜85
0℃の温度によつて、その素地金属薄板が変形してしま
う。特に、図2に示すように窓を有する素地金属板2を
ホーロー処理する場合、この素地金属薄板2の表面にう
わ薬を塗布し、乾燥後760℃〜850℃の温度で焼成
してホーロー膜3を形成するが、窓1aの両側に位置す
る素地金属薄板2の幅が比較的狭いため、図3に示す如
く変形してしまう。
ホーロー処理する場合、焼成時における760℃〜85
0℃の温度によつて、その素地金属薄板が変形してしま
う。特に、図2に示すように窓を有する素地金属板2を
ホーロー処理する場合、この素地金属薄板2の表面にう
わ薬を塗布し、乾燥後760℃〜850℃の温度で焼成
してホーロー膜3を形成するが、窓1aの両側に位置す
る素地金属薄板2の幅が比較的狭いため、図3に示す如
く変形してしまう。
【0004】本発明の目的は、窓を有していても焼成時
における変形を防止して平坦にすることができるホーロ
ー製壁板の製造方法を提供することにある。
における変形を防止して平坦にすることができるホーロ
ー製壁板の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、素地金属薄板の窓を挾む両端部に、それぞ
れ補強用の折り曲げ部を形成した状態でホーロー焼成
し、その後、上記両折り曲げ部を切断して所定寸法に成
したことを特徴とする。
するために、素地金属薄板の窓を挾む両端部に、それぞ
れ補強用の折り曲げ部を形成した状態でホーロー焼成
し、その後、上記両折り曲げ部を切断して所定寸法に成
したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によるホーロー製壁板は、上述の如く窓
と補強用の折り曲げ部を形成してから焼成するため、窓
の形成によつて幅が狭くなつても折り曲げ部によつて補
強されて焼成時に変形を生ずることがなく、しかも焼成
後、折り曲げ部を切断して所定寸法に仕上げるようにし
ているので、正確に所定の位置に窓を有すると共に平坦
なホーロー製壁板を得ることができる。
と補強用の折り曲げ部を形成してから焼成するため、窓
の形成によつて幅が狭くなつても折り曲げ部によつて補
強されて焼成時に変形を生ずることがなく、しかも焼成
後、折り曲げ部を切断して所定寸法に仕上げるようにし
ているので、正確に所定の位置に窓を有すると共に平坦
なホーロー製壁板を得ることができる。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によつて説明す
る。図1は焼成前の素地金属薄板2を示しており、その
肉厚は0.5mm〜1.2mm程度である。素地金属薄
板2には所定の位置に窓1aが形成され、また窓1aを
挾む両端部には折り曲げ部1bがそれぞれ形成されてい
る。仮想上の切断線4は、仕上りの幅寸法Lによつて決
定され、この仮想の切断線4よりも端側に吊り孔5が複
数形成されている。
る。図1は焼成前の素地金属薄板2を示しており、その
肉厚は0.5mm〜1.2mm程度である。素地金属薄
板2には所定の位置に窓1aが形成され、また窓1aを
挾む両端部には折り曲げ部1bがそれぞれ形成されてい
る。仮想上の切断線4は、仕上りの幅寸法Lによつて決
定され、この仮想の切断線4よりも端側に吊り孔5が複
数形成されている。
【0008】このような素地金属薄板2の表面にうわ薬
を塗布し、その乾燥後、吊り孔5へ図示しない吊り金具
を係合させて炉内に入れ、760℃〜850℃の温度で
焼成することにより、表面にホーロー膜3が得られる。
この焼成時の熱によつて素地金属薄板は、特に窓1aの
両側における幅の狭い部分で変形しようとするが、折り
曲げ部1bによつて補強されているので、この変形を阻
止することができる。焼成後は、仮想の切断線4に沿つ
て切断することにより、所定の幅寸法Lを有する平坦な
ホーロー製壁板1を得ることができる。
を塗布し、その乾燥後、吊り孔5へ図示しない吊り金具
を係合させて炉内に入れ、760℃〜850℃の温度で
焼成することにより、表面にホーロー膜3が得られる。
この焼成時の熱によつて素地金属薄板は、特に窓1aの
両側における幅の狭い部分で変形しようとするが、折り
曲げ部1bによつて補強されているので、この変形を阻
止することができる。焼成後は、仮想の切断線4に沿つ
て切断することにより、所定の幅寸法Lを有する平坦な
ホーロー製壁板1を得ることができる。
【0009】尚、上記の実施例では縦長の窓1aを有す
る素地金属薄板2であるため、その両側に折り曲げ部1
bを形成したが、窓1aの形状および位置によつて折り
曲げ部1bを上下に形成したり、四方に形成したりする
ことができる。
る素地金属薄板2であるため、その両側に折り曲げ部1
bを形成したが、窓1aの形状および位置によつて折り
曲げ部1bを上下に形成したり、四方に形成したりする
ことができる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、焼成前の
素地金属薄板2に折り曲げ部1bによつて補強部を形成
しておき、この補強部で焼成時の変形を阻止し、焼成後
は切断するようにしたため、窓を有するにも拘らず熱変
形のない平坦なホーロー製壁板を得ることができる。
素地金属薄板2に折り曲げ部1bによつて補強部を形成
しておき、この補強部で焼成時の変形を阻止し、焼成後
は切断するようにしたため、窓を有するにも拘らず熱変
形のない平坦なホーロー製壁板を得ることができる。
【図1】本発明の製造方法による焼成前の素地金属薄板
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】本発明の製造方法による焼成後のホーロー製壁
板の斜視図である。
板の斜視図である。
【図3】従来の製造方法による焼成後のホーロー製壁板
の斜視図である。
の斜視図である。
1 側板 1a 窓 1b 折り曲げ部 2 素地金属薄板 3 ホーロー 4 切断線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花村 光夫 東京都江東区北砂三丁目14番8号 花村 ホーロー工業株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C23D 5/00
Claims (1)
- 【請求項1】 窓を有する素地金属薄板の表面をホーロ
ー処理して成るホーロー製壁板の製造方法において、上
記素地金属薄板は、上記窓を挾む両端部にそれぞれ補強
用の折り曲げ部を形成した状態でホーロー焼成し、この
焼成後、上記折り曲げ部を切断して所定寸法に成したこ
とを特徴とするホーロー製壁板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4013319A JP2930797B2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | ホーロー製壁板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4013319A JP2930797B2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | ホーロー製壁板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05202489A JPH05202489A (ja) | 1993-08-10 |
JP2930797B2 true JP2930797B2 (ja) | 1999-08-03 |
Family
ID=11829850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4013319A Expired - Fee Related JP2930797B2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | ホーロー製壁板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2930797B2 (ja) |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP4013319A patent/JP2930797B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05202489A (ja) | 1993-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2930797B2 (ja) | ホーロー製壁板の製造方法 | |
US3881338A (en) | Method of bending a metal sheet and a corner produced thereby | |
JP2665053B2 (ja) | エレベータ用乗かご側板の製造方法 | |
KR0138797B1 (ko) | 후가공 금속판넬의 코너링 절곡방법 | |
JPH0455560A (ja) | 複合板の折曲げ加工方法 | |
JP2930796B2 (ja) | ホーロー製壁板の製造方法 | |
AU5621386A (en) | Metal pile planks cold formed by metal sheet shaping or bending and walls built from said planks | |
JP7006134B2 (ja) | 成形品の製造方法 | |
JPS5989773A (ja) | ほうろう製品 | |
KR0125118B1 (ko) | 법랑판넬의 제조방법 | |
RU1809854C (ru) | Способ изготовлени V-образного профил дл удержани уплотнений | |
US2053412A (en) | Multiple unit facing wall | |
JP2776671B2 (ja) | ホーロー製壁板の製造方法 | |
JPH0538191Y2 (ja) | ||
IT1080210B (it) | Procedimento per il rivestimento di manufatti planari di supporto,in particolare di una lastra di vetro,con un sottile strato di ossido metallico,ed applicazione | |
JP2519274B2 (ja) | 役物ほうろうパネルの製造方法 | |
JP2871071B2 (ja) | 薄肉外装仕上げ材裏面における蟻型溝の加工方法 | |
JPS6050564B2 (ja) | 角タイルの製造方法 | |
JPS60262786A (ja) | 金属化粧板の表面処理方法 | |
JPH0234259B2 (ja) | ||
JP3083627B2 (ja) | 低膨張セラミックス成形板の製造方法 | |
JPS5823931U (ja) | 建築用パネルの板金製コ−ナ−カバ− | |
JP2598212Y2 (ja) | レンガ・タイル調外装材 | |
JPH02293588A (ja) | 移動トチを設けた外装曲がりタイル用h型匣鉢と外装曲がりタイルの焼成方法 | |
JPS63159276A (ja) | 施釉焼成処理した無機質硬化体及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080521 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090521 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110521 Year of fee payment: 12 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |