JPH0538191Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0538191Y2 JPH0538191Y2 JP18568987U JP18568987U JPH0538191Y2 JP H0538191 Y2 JPH0538191 Y2 JP H0538191Y2 JP 18568987 U JP18568987 U JP 18568987U JP 18568987 U JP18568987 U JP 18568987U JP H0538191 Y2 JPH0538191 Y2 JP H0538191Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- locking piece
- thickness
- bent
- enamel
- panel board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 210000003298 dental enamel Anatomy 0.000 claims description 11
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 12
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004534 enameling Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 229910052573 porcelain Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は建築物の外装等に用いられる折曲部を
有するほうろうパネルに関するものである。
有するほうろうパネルに関するものである。
(従来の技術)
ほうろうパネルの製造においては、ハンガーに
パネル板の上端を吊るした状態でほうろうの焼成
を行わせる工程がある。ところがパネル板10が
第2図に示されるようにくの字状に屈曲した異形
パネルである場合には、その上端の折返し部11
をフツク12に係合させて焼成を行わせると焼成
時の高温により剛性の低下したパネル板10が第
2図に破線で示すように変形し、屈曲角度が変わ
つてしまうという問題があつた。そしてこのよう
に変形した折曲部を有するほうろうパネルは建築
物の外壁への取付けに無理が生ずるので、その解
決策が求められていた。
パネル板の上端を吊るした状態でほうろうの焼成
を行わせる工程がある。ところがパネル板10が
第2図に示されるようにくの字状に屈曲した異形
パネルである場合には、その上端の折返し部11
をフツク12に係合させて焼成を行わせると焼成
時の高温により剛性の低下したパネル板10が第
2図に破線で示すように変形し、屈曲角度が変わ
つてしまうという問題があつた。そしてこのよう
に変形した折曲部を有するほうろうパネルは建築
物の外壁への取付けに無理が生ずるので、その解
決策が求められていた。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案はこのような従来の問題点を解決して、
焼成時に屈曲角度が変化することのない折曲部を
有するほうろうパネルを目的として完成されたも
のである。
焼成時に屈曲角度が変化することのない折曲部を
有するほうろうパネルを目的として完成されたも
のである。
(問題点を解決するための手段)
本考案はくの字状に屈曲したほうろう用のパネ
ル板1の折曲部より上方20mm以内の位置に、板厚
の1〜5倍の太さの係止片2を複数個溶接したこ
とを特徴とするものである。
ル板1の折曲部より上方20mm以内の位置に、板厚
の1〜5倍の太さの係止片2を複数個溶接したこ
とを特徴とするものである。
(実施例)
次に本考案を第1図の実施例とともに更に詳細
に説明すると、1は断面がくの字状に屈曲したほ
うろう用のパネル板、2はその折曲部3より上方
20mm以内の位置に溶接された丸棒状の係止片、4
はフツクである。係止片2はパネル板1の板厚の
1〜5倍の範囲内の太さのものとする。またその
長さは20〜250mm程度とすることが好ましい。こ
こで係止片2の取付位置を折曲部3より上方20mm
以内に限定したのは、自重によりパネル板1の折
曲部3に作用する屈曲角度を開かせる方向のモー
メントをできるだけ小さくするためであつて、ほ
うろう用パネル板1として多く用いられている肉
厚1.6mm程度のほうろう用鋼板の場合には係止片
2の取付位置が折曲部3より20mm以上上方へ離れ
ると焼成中に屈曲角度が拡大する傾向を示す。ま
た係止片2の取付位置が折曲部3よりも下がると
フツク4が係合しにくくなる。一方、係止片2の
太さをパネル板1の板厚1〜5倍としたのは、板
厚未満ではフツク4が係合しにくく、5倍を越え
ると係止片2の熱容量が大きくなつて焼成時に熱
的なアンバランスが生じ、パネル板1の表面に焼
成むらを生ずるおそれがあるためである。更にま
た係止片2の長さの好ましい範囲を20〜250mmと
したのは、20mm未満ではフツク4が外れることが
あり、250mmを越えると上記と同様に焼成むらを
生じ易いためである。なお係止片2はパネル板1
と同材質からなるものとすることが好ましいが必
ずしもこれに限定されるものではない。係止片2
の個数はパネル板1の幅にもよるが、移送中の横
振れを防止するためにも少なくとも2個を同一高
さに取付けるものとする。
に説明すると、1は断面がくの字状に屈曲したほ
うろう用のパネル板、2はその折曲部3より上方
20mm以内の位置に溶接された丸棒状の係止片、4
はフツクである。係止片2はパネル板1の板厚の
1〜5倍の範囲内の太さのものとする。またその
長さは20〜250mm程度とすることが好ましい。こ
こで係止片2の取付位置を折曲部3より上方20mm
以内に限定したのは、自重によりパネル板1の折
曲部3に作用する屈曲角度を開かせる方向のモー
メントをできるだけ小さくするためであつて、ほ
うろう用パネル板1として多く用いられている肉
厚1.6mm程度のほうろう用鋼板の場合には係止片
2の取付位置が折曲部3より20mm以上上方へ離れ
ると焼成中に屈曲角度が拡大する傾向を示す。ま
た係止片2の取付位置が折曲部3よりも下がると
フツク4が係合しにくくなる。一方、係止片2の
太さをパネル板1の板厚1〜5倍としたのは、板
厚未満ではフツク4が係合しにくく、5倍を越え
ると係止片2の熱容量が大きくなつて焼成時に熱
的なアンバランスが生じ、パネル板1の表面に焼
成むらを生ずるおそれがあるためである。更にま
た係止片2の長さの好ましい範囲を20〜250mmと
したのは、20mm未満ではフツク4が外れることが
あり、250mmを越えると上記と同様に焼成むらを
生じ易いためである。なお係止片2はパネル板1
と同材質からなるものとすることが好ましいが必
ずしもこれに限定されるものではない。係止片2
の個数はパネル板1の幅にもよるが、移送中の横
振れを防止するためにも少なくとも2個を同一高
さに取付けるものとする。
(作用)
このように構成されたものは、第1図に示され
るように係止片2を利用してフツク4に吊下げ、
その表面にほうろうを施釉したうえで焼成炉内を
通過させて焼付けを行うものであるが、係止片2
の位置が折曲部3より上方20mm以内の近接位置に
あるため、自重により折曲部3に作用する曲げモ
ーメントは極めて小さい値となる。従つて焼成炉
内でパネル板1の剛性が低下した場合にも屈曲角
度が開くことはなく、焼成品を建築物に取付ける
場合にも無理が生ずることがない。なお係止片2
の太さは板厚1〜5倍の範囲内にあるものとされ
ているのでフツク4への係合作業が容易であり、
しかも焼成むらを生ずることもない。
るように係止片2を利用してフツク4に吊下げ、
その表面にほうろうを施釉したうえで焼成炉内を
通過させて焼付けを行うものであるが、係止片2
の位置が折曲部3より上方20mm以内の近接位置に
あるため、自重により折曲部3に作用する曲げモ
ーメントは極めて小さい値となる。従つて焼成炉
内でパネル板1の剛性が低下した場合にも屈曲角
度が開くことはなく、焼成品を建築物に取付ける
場合にも無理が生ずることがない。なお係止片2
の太さは板厚1〜5倍の範囲内にあるものとされ
ているのでフツク4への係合作業が容易であり、
しかも焼成むらを生ずることもない。
(考案の効果)
本考案は以上の説明からも明らかなように、極
めて簡単な構造により焼成中における屈曲角度の
変化を防止したものであり、しかもフツクへの係
合作業が容易であること、焼成むらを生ずるおそ
れのないこと、コスト上昇がほとんどないこと等
の多くの利点を有するものであるから、従来の問
題点を一掃した折曲部を有するほうろうパネルと
して、実用的価値は極めて大である。
めて簡単な構造により焼成中における屈曲角度の
変化を防止したものであり、しかもフツクへの係
合作業が容易であること、焼成むらを生ずるおそ
れのないこと、コスト上昇がほとんどないこと等
の多くの利点を有するものであるから、従来の問
題点を一掃した折曲部を有するほうろうパネルと
して、実用的価値は極めて大である。
第1図は本考案の実施例を示す側面図、第2図
は従来例を示す側面図である。 1……パネル板、2……係止片、3……折曲
部。
は従来例を示す側面図である。 1……パネル板、2……係止片、3……折曲
部。
Claims (1)
- くの字状に屈曲したほうろう用のパネル板1の
折曲部3より上方20mm以内の位置に、板厚の1〜
5倍の太さの係止片2を複数個溶接したことを特
徴とする折曲部を有するほうろうパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18568987U JPH0538191Y2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18568987U JPH0538191Y2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0189508U JPH0189508U (ja) | 1989-06-13 |
JPH0538191Y2 true JPH0538191Y2 (ja) | 1993-09-28 |
Family
ID=31476962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18568987U Expired - Lifetime JPH0538191Y2 (ja) | 1987-12-04 | 1987-12-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0538191Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-04 JP JP18568987U patent/JPH0538191Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0189508U (ja) | 1989-06-13 |
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