JPS5856282Y2 - 建築用パネルの支持体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建築用パネルの支持体に関する。

従来、脚部に凹部を設け、その凹部に突出して形成した
突起などの取付部にパネルの折曲縁を張着して取付ける
ようにした支持体が使用されているが、パネルが支持体
に取付けられた状態で風圧を受けて支持体が撓み、四部
の底部の縁部にひびが入り、それが原因となって支持体
が折れ支持体やパネルが落下するおそれがあり、危険で
ある。

本考案は前述のように支持体が撓んでも凹部の底部の縁
部にひびが入らないようにした、建築用パネルの支持体
である。

すなわち、本考案は、脚部の凹部に突出して形成した取
付部に、パネルをその折曲縁を張着して取付ける支持体
において、凹部の底部どうしを結ぶ線と基部との間の脚
部の部分の肉厚を、線と脚部の縁部との間の脚部の部分
の肉厚より厚くした、建築用パネルの支持体である。

本考案の特徴は、凹部の底部どうしを結ぶ線と基部との
間の個所の肉厚を厚くして強度を強くしたことである。

パネルが支持体に取付けられた状態で風圧を受けて支持
体が撓んでも凹部の底部の縁部にひびが入ることがない
。

この肉厚を厚くする個所は凹部の底部どうしを結ぶ線よ
りわずか基部よりの個所でもよいし、基部にいたるまで
にわたってもよい。

支持体の横断面の形状は基部より折曲げられた一つの脚
部を有するＬ字状でもよいし、基部より対向して折曲げ
られた二つの脚部を有するコ字状でもよい。

本考案の実施例を図面において説明する。

第１図および第２図の実施例では、支持体は横断面の形
状がコ字状で、基部７より対向して折曲げられた二つの
脚部１を有し、脚部１に、一定間隔で、かつ互いに対向
した凹部２が設けられ、凹部２には、取付部３が対向し
て突出して形成されている。

両端部を折曲縁４としたパネル５は折曲縁４を取付部３
に張着して取付けられる。

凹部２の底部２、どうしを結ぶ長平方向の線ｌと基部７
との間の部分ａにおいて、線ｌよりわずか基部７よりの
個所より基部７にいたるまでの膨出部８の肉厚を、線ｌ
と縁部６との間の部分すの肉厚より厚くしである。

第３図の実施例では、支持体は横断面の形状がコ字状で
、基部１７より対向して折曲げられた２つの脚部１１を
有し、脚部１１に、前述の実施例と同様に、一定間隔で
、かつ互いに対向した凹部１２が設けられ、凹部１２に
は、取付部１３が対向して突出して形状されている。

凹部１２の底部１２１どうしを結ぶ長手方向の線ｌと基
部１７との間の部分ａにおいて、線ｌよりやや基部１７
よりの個所に断面が円形の膨出部１８を設け、その肉厚
を線ｌと縁部１６との間の部分すの肉厚より厚くしであ
る。

本考案はパネルが取付けられた状態で風圧を受けて支持
体が撓んでも、脚部に肉厚が厚く強度の強い個所がある
ため、四部の底部の縁部にひびが入るのを防止でき、し
かも、脚部の全体の肉厚を厚くすることなく必要な個所
の肉厚を厚くすればよく材料の節約になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の支持体の一部正面図、第２図は第１図
の２−２線の横断面図、第３図は第２図に相当する本考
案の他の実施例の支持体の横断面図である。 １．１１・・・・・・脚部、２，１２・・・・・・凹部
、２□、１２□・・・・・・底部、５・・・・・・パネ
ル、６，１６・・・・・・縁部、７，１７・・・・・・
基部、８゜１８・・・・・・膨出部、ａ、ｌ）・・・・
・・部分、ｌ・・・・・・線。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 脚部の凹部に突出して形成した取付部に、パネルをその
   折曲縁を張着して取付ける支持体において、凹部２，１
   ２の底部２．．１２□どうしを結ぶ線ｌと基部７，１７
   との間の脚部１．］１の部分ａの肉厚を、線ｌと脚部１
   ，１１の縁部６，１６との間の脚部１，１１の部分すの
   肉厚より厚くした、建築用パネルの支持体。